JPH0637956Y2 - ヒンジ機構 - Google Patents

ヒンジ機構

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JPH0637956Y2
JPH0637956Y2 JP1988125331U JP12533188U JPH0637956Y2 JP H0637956 Y2 JPH0637956 Y2 JP H0637956Y2 JP 1988125331 U JP1988125331 U JP 1988125331U JP 12533188 U JP12533188 U JP 12533188U JP H0637956 Y2 JPH0637956 Y2 JP H0637956Y2
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恭治 松井
明敏 山脇
敏 中村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヒンジ機構の改良に関し、更に詳しくはヒン
ジ機構の回動に要する空間を少なくでき、容器の小型化
がはかれるとともに、容器デザインの自由度を高めるこ
とができるヒンジ機構に関する。
〔従来の技術〕
容器に嵌着されたキャップ本体と開閉蓋を連接するヒン
ジ機構の1つに、いわゆる三方ヒンジがある。この三方
ヒンジを用いたキャップ機構の例は第5図〜第10図で示
される。図例のキャップ機構は、第10図(イ),(ロ)
で示す如く、容器本体Eの肩部に設けられた筒状口部E1
に外嵌されるキャップ本体1と該キャップ本体1に嵌合
してキャップ本体1の注出口2を閉鎖する開閉蓋3及び
両者を連接する為の三方ヒンジ4より構成される。三方
ヒンジ4は、第5図〜第8図に示す如くキャップ本体1
と開閉蓋3の接合部周縁に間隔をあけて2ケ所に設けら
れた第1ヒンジ5,5と該第1ヒンジ5,5間に設けられた側
面視<字形の第2ヒンジ6とから構成される。キャップ
本体1と開閉蓋3とは一体成型され、両者の接続部を薄
肉にすることで第1ヒンジ5,5を形成している。他方、
第2ヒンジ6は全長にわたって同厚であり、一端をキャ
ップ本体1に薄肉となした連接部6aを介して枢着し、他
端を開閉蓋3に薄肉となした連接部6bを介して枢着する
とともに長さ方向中央に屈曲部7を形成した構成として
いる。
このようなキャップ機構において、開閉蓋3の開放動作
に伴う三方ヒンジ4の動きは次ぎの如くである。第1ヒ
ンジ5,5は開閉蓋3をキャップ本体1に回動可能に枢着
する機能を有し、他方、第2ヒンジ6は弾性復元力によ
って、開閉蓋3を閉鎖方向に押圧したり、開閉蓋3を開
放方向に引っ張ったりする役目を果たす。第2ヒンジ6
の屈曲部7の屈曲角度θは、第7図(イ)に示す如く開
閉蓋3が閉じているときと、第7図(ロ)として開閉蓋
3を180°回転させて完全に開放したときに最小とな
る。閉鎖状態から開放途上に至る途上では屈曲角度θは
拡がる傾向にあり、拡がることによって弾性復元力が作
用する。そしてこの弾性復元力は開放途上の中途まで
は、開閉蓋3を閉鎖する方向の押圧力として作用し、前
記開放途上の中間を越えた後は、開閉蓋3を完全開放す
る方向への引っ張り力として作用することで開閉蓋3の
ワッタッチ開閉を可能にしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の三方ヒンジ4は開閉蓋3の開放動
作に伴って側面視<字形の第2ヒンジ6がキャップ本体
1との連接部6aを支点として回転する為、開閉蓋3を完
全開放しようとすれば、完全開放した開閉蓋3の下部に
第2ヒンジ6を収容する空間が必要となる。そして従
来、この空間は第10図(イ)に示す如くキャップ本体1
を容器本体Eから突出させて取付け、開閉蓋3の天上面
3aと容器本体Eとの間に高さhの間隙を設けることによ
って高さ方向に設けるか、若しくは第10図(ロ)に示す
如く、キャップ本体1の側方に長さlの間隙を設けて、
これをキャップ収容空間とすることが行われている。と
ころがキャップ本体1を上方へ突出させた場合には、キ
ャップ本体1が目立ち過ぎて容器本体E全体の調和がは
かれず、又、キャップ本体1の側方に収容空間を形成し
た場合は、キャップ本体1と容器本体Eとの間に長さl
の溝が形成され、見栄えが悪い上に調和もはかれないと
いう問題がある。そしていずれの場合も、容器全体の小
型化がはかれず、デザイン設計における自由度も低いと
いう問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる現況に鑑みてなされたものであり、三方
ヒンジの第2ヒンジを収容する為の空間を必要としない
三方ヒンジを開発することで、容器の小型化や容器デザ
インの自由度を高めることを目的とする。かかる目的を
達成する方法として、本考案者は側面視<字形の第2ヒ
ンジの屈曲方向を開閉蓋の開放途上で反転させることを
着想した。上記目的を達成した本考案は次の構成を有す
る。
即ち、キャップ本体に対して開閉蓋を開閉可能にするヒ
ンジ機構であって、その構造が、 開閉蓋とキャップ本体との接合部周縁に両部材から連続
して互いに間隔をあけて並設され、開閉蓋を開閉する際
の回転中心となる薄肉となした屈曲部をそれぞれ有する
一対の第1ヒンジと、 前記一対の第1ヒンジの間にあって、一端が連接部を介
してキャップ本体に屈曲可能に連接され他端が連接部を
介して開閉蓋に屈曲可能に連接されるとともに、長さ方
向途中部には開閉蓋の開放動作途中で屈曲方向が反転す
る薄肉反転部が設けられ、当該薄肉反転部は開閉蓋閉鎖
時から回動範囲の前半においては前記第1ヒンジの屈曲
部よりも高位置にあり、回動範囲の後半においては前記
第1ヒンジの屈曲部よりも低位置となり、且つ回動範囲
の後半においてはその外側面が第1ヒンジよりも外側に
せり出すようにした側面視<字形の第2ヒンジと、 第2ヒンジの背後位置であって開閉蓋の開放動作に伴っ
て薄肉反転部の移動軌跡が描く円弧の半径内に配置さ
れ、開閉蓋の回動範囲後半において第2ヒンジの薄肉反
転部の下方部分が当接する位置に設けた壁体と、 を備えたヒンジ機構を提案する。
〔作用〕
このような構成のヒンジ機構では第1ヒンジは開閉蓋を
キャップ本体に対して回動させる際の支点としての機能
を担い、他方、第2ヒンジは開閉蓋の開放及び閉鎖動作
を弾性的に行わせる機能を担う。
第2ヒンジの動きは、開閉蓋の開放直後から開放途中迄
は従来の三方ヒンジと同様、側面視<字形を維持しなが
らキャップ本体との連接箇所を支点にして回転する。次
いで回転角度が一定の範囲を越えて回動が後半部に入る
と第2ヒンジの外側面は第1ヒンジの外側面よりも外方
へせり出した状態となり、このせり出した第2ヒンジの
外側面がキャップ本体に近接配置された壁体に衝突す
る。壁体は開閉蓋の開放動作に伴って第2ヒンジの薄肉
反転部の移動軌跡が描く円弧内に配置されている為に、
壁体には第2ヒンジにおける薄肉反転部よりもキャップ
本体側の部分が衝突することになる。
続いて第2ヒンジが壁体に当接した状態で、更に開閉蓋
を開放方向に押し続けると、第2ヒンジには押圧力が作
用し、この押圧力が一定の限界を越えた段階で、第2ヒ
ンジの薄肉反転部の反転動作が瞬時に起こり、第2ヒン
ジの屈曲方向は反転して側面視>字形となる。そして反
転後は反転状態となった第2ヒンジの弾性牽張力によっ
て開閉蓋は開放方向に引っ張られこととなり瞬時のに完
全開放されることになる。
又、閉鎖するときは、開放状態の開閉蓋を閉鎖すべく立
ち上げていけば、閉鎖途上のある段階で、第2ヒンジの
薄肉反転部の屈曲方向が一挙に反転し、反転後の第2ヒ
ンジはその弾性牽張力によって開閉蓋を自動的に閉鎖す
る。
このように本考案では第2ヒンジの回動範囲内後半部に
第2ヒンジに当接する壁体を設け、開閉蓋の開放途上で
第2ヒンジの薄肉反転部より下方部分を壁体に衝突させ
て反転させ、反転後に生ずる弾性牽張力によって開閉蓋
を完全開放することにしたから、従来の三方ヒンジのよ
うに原形状をほぼ維持した状態で回動する第2ヒンジを
収容する為の空間を設ける必要がない。
〔実施例〕
次に本考案の詳細を図示した実施例に基づき説明する。
第1図は本考案にかかるヒンジ機構用いた容器の説明用
斜視図である。又、第2図(イ)〜(ニ)は同ヒンジ機
構の拡大断面図であり、第2図(イ)が閉鎖状態、第2
図(ロ)(ハ)は開放途上の状態、第2図(ニ)が完全
に開放した状態を示している。本考案のヒンジ機構は、
前述した従来の三方ヒンジと同様、開閉蓋3とキャップ
本体1との接合部周縁に間隔をあけて2ケ所に設けた第
1ヒンジ5,5と、該第1ヒンジ5,5間に配置された側面視
<字形の第2ヒンジ6とよりなる三方ヒンジ4と、前記
第2ヒンジ6の背後に位置づけられた壁体9とから構成
される。第1ヒンジ5,5は、一体成形された開閉蓋3と
キャップ本体1の連結部を薄肉にすることで構成してい
る。第2ヒンジ6は長さ方向途中部に屈曲部7を形成し
た側面視<字形であり、一端をキャップ本体1に薄肉と
なした連接部6aを介して枢着するとともに他端を開閉蓋
3に薄肉となした連接部6bを介して枢着した構成となし
ている。屈曲部7の内面には円弧状の薄肉反転部8が形
成され第2ヒンジ6の反転を可能にしている。当該薄肉
反転部8は開閉蓋閉鎖時から回動範囲の前半においては
前記第1ヒンジ5の屈曲部よりも高位置にあり、回動範
囲の後半においては前記第1ヒンジ5の屈曲部よりも低
位置となり、且つ回動範囲の後半においてはその外側面
が第1ヒンジ5よりも外側にせり出すように構成されて
いる。
第2ヒンジ6の背後位置であって開閉蓋3の開放動作に
伴って薄肉反転部8の移動軌跡が描く円弧Cの半径内に
は、開放途上にある第2ヒンジ6の薄肉反転部8よりも
下方位置を当接させる為の壁体9が近接配置されてい
る。壁体9の配置位置を薄肉反転部8の移動軌跡が描く
円弧内としたのは、壁体9に当接する部分を薄肉反転部
8とキャップ本体1との連接部6a間に設定する為であ
る。
このような構成のヒンジ機構を用いて、開閉蓋3の開放
を行なうには、次のようにする。先ず第2図(イ)で示
した状態の開閉蓋3に指を引っ掛けて開閉蓋3を上方に
押し上げ、開閉蓋3を第1ヒンジ5,5の枢着部で回転さ
せる。次いで開閉蓋3を更に押し上げ、第2図(ロ)の
状態を経て第2図(ハ)として示す状態に至り、第2ヒ
ンジ6における屈曲部7と連接部6aとの略中間部が壁体
9の角部10に当接するまで開閉蓋3を開放する。この状
態までは開閉蓋3は第2ヒンジ6の弾性復元力により、
図中矢印で示す如く、閉鎖方向に弾性付勢されている。
そして、この段階までの動きは従来の三方ヒンジと同じ
である。
次いで、第2ヒンジ6が壁体6に当接した状態にある開
閉蓋3を第2ヒンジ6の弾性復元力に抗しながら開放方
向に押し続け、屈曲部7に外方から内方へ向かう押圧力
を作用させて屈曲方向を一挙に反転させる。第2ヒンジ
6の屈曲部7の内面には薄肉反転部8が形成されている
為、押圧力が一定の限界を超えると反転は瞬時に行わ
れ、且つ反転後は弾性付勢の方向が逆転して開閉蓋3を
開閉方向に引っ張って瞬時に第2図(ニ)として示した
完全開放状態にまで至る。第3図は第2ヒンジの屈曲状
態を理解する為に参考として示した説明図であり、該図
は壁体9を配置せず、第2ヒンジ6を反転させなかった
場合の状態を示している。
一方、開閉蓋3の閉鎖は次のようにして行なう。先ず、
第2図(ニ)として示す状態にある開閉蓋3を第1ヒン
ジの枢着部を回転中心にして押し上げる。押し上げは、
最初のうちは第2ヒンジ6の弾性復元力に抗して行われ
るが、一定距離押し上げた段階で第2ヒンジ6の屈曲部
7の屈曲方向が反転し、反転後は第2ヒンジ6の弾性復
元力によって開閉蓋3は閉鎖方向へ引っ張られて第2図
(イ)として示す閉鎖状態にまで至る。
このような構成のヒンジ機構を採用したキャップは、例
えば第4図に示す如く容器本体Eの筒状口部E1に外嵌さ
れて使用される。本考案のヒンジ機構は開閉蓋3の開放
途上で第2ヒンジ6の屈曲部7が反転するので、従来の
三方ヒンジのように、キャップ本体1と容器本体Eとの
間に側面視<字形の第2ヒンジ6が回動する為の空間を
必要としない。したがって、本考案のヒンジ機構を用い
れば高さ方向においてキャップ本体1が容器本体E上面
から突出しないとともにキャップ本体1と容器本体Eと
の間に大きな間隙を設ける必要もないデザイン的に優れ
た容器が提供できるのである。
〔考案の効果〕
本考案にかかるヒンジ機構は、開閉蓋のキャップ本体に
対する回転動作の支点機能を担う第1ヒンジと、一端が
屈曲可能な連接部を介してキャップ本体に連接され他端
が屈曲可能な連接部を介して開閉蓋に連接されるととも
に長さ方向途中部に薄肉反転部を設けた第2ヒンジと、
薄肉反転部の移動軌跡が描く円弧の半径内に配置され、
開閉蓋の回動範囲後半において第2ヒンジの薄肉反転部
の下方部分が当接する位置に設けた壁体とを設けた構成
であり、開閉蓋の開放途上で第2ヒンジの屈曲方向を側
面視<字形から側面視>字形に反転させ、反転後は反転
状態となった第2ヒンジの弾性牽張力によって一挙に開
閉蓋の開放をなすことにしたので、従来の三方ヒンジの
ようにキャップ本体と容器本体との間に側面視<字形の
第2ヒンジが回動するための空間を必要としない。した
がって、容器デザインの自由度が高まり、優れたデザイ
ンの容器を提供することができるとともに容器の小型化
もはかれる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案にかかるヒンジ機構を用いた容器の一実
施例を示す説明用斜視図、第2図(イ)〜(ニ)は本考
案にかかるヒンジ機構の構造と動きを示す断面説明図、
第3図は同ヒンジ機構において壁体を排除した場合の第
2ヒンジの動きを示す断面説明図、第4図は同ヒンジ機
構を用いた容器の一実施例の断面説明図、第5図は従来
のヒンジ機構を用いた容器の一実施例の説明用斜視図、
第6図は従来のヒンジ機構を用いたキャップの平面図、
第7図(イ)(ロ)は同キャップの断面説明図、第8図
は従来のヒンジ機構の説明用拡大断面図、第9図(イ)
〜(ニ)は従来のヒンジ機構の動きを示す断面説明図、
第10図(イ)(ロ)は従来のヒンジ機構を用いた容器の
断面説明図である。 E:容器、E1:筒状口部、 1:キャップ本体、2:注出口、 3:開閉蓋、4:三方ヒンジ、5:第1ヒンジ、 6:第2ヒンジ、7:屈曲部、8:薄肉反転部、 9:壁体、10:角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャップ本体(1)に対して開閉蓋(3)
    を開閉可能にするヒンジ機構であって、その構造が、 開閉蓋(3)とキャップ本体(1)との接合部周縁に両
    部材から連続して互いに間隔をあけて並設され、開閉蓋
    (3)を開閉する際の回転中心となる薄肉となした屈曲
    部をそれぞれ有する一対の第1ヒンジと、 前記一対の第1ヒンジ(5)の間にあって、一端が連接
    部(6a)を介してキャップ本体(1)に屈曲可能に連接
    され他端が連接部(6b)を介して開閉蓋(3)に屈曲可
    能に連接されるとともに、長さ方向途中部には開閉蓋
    (3)の開放動作途中で屈曲方向が反転する薄肉反転部
    (8)が設けられ、当該薄肉反転部(8)は開閉蓋閉鎖
    時から回動範囲の前半においては前記第1ヒンジの屈曲
    部(5)よりも高位置にあり、回動範囲の後半において
    は前記第1ヒンジの屈曲部(5)よりも低位置となり、
    且つ回動範囲の後半においてはその外側面が第1ヒンジ
    (5)よりも外側にせり出すようにした側面視<字形の
    第2ヒンジ(6)と、 第2ヒンジ(6)の背後位置であって開閉蓋(3)の開
    放動作に伴って薄肉反転部(8)の移動軌跡が描く円弧
    の半径内に配置され、開閉蓋(3)の回動範囲後半にお
    いて第2ヒンジ(6)の薄肉反転部(8)の下方部分が
    当接する位置に設けた壁体(9)と、 を備えたヒンジ機構。
JP1988125331U 1988-09-26 1988-09-26 ヒンジ機構 Expired - Lifetime JPH0637956Y2 (ja)

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JPH0245266U JPH0245266U (ja) 1990-03-28
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JPH0417503Y2 (ja) * 1985-07-10 1992-04-20

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JPH0245266U (ja) 1990-03-28

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