JPH0638241A - 周波数変調電流発生回路および周波数変調方法 - Google Patents

周波数変調電流発生回路および周波数変調方法

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JPH0638241A
JPH0638241A JP4208450A JP20845092A JPH0638241A JP H0638241 A JPH0638241 A JP H0638241A JP 4208450 A JP4208450 A JP 4208450A JP 20845092 A JP20845092 A JP 20845092A JP H0638241 A JPH0638241 A JP H0638241A
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shift
carrier
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猛 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】VCOの素子ばらつきによる感度ばらつきの影
響を抑止し、精度の高いオフセット電流を発生できる周
波数変調電流発生回路およびその電流を用いた周波数変
調方法を実現する。 【構成】温度依存性のないキャリア電流ICAR を発生す
るキャリア電流発生回路2と、このキャリア電流発生回
路2からのキャリア電流を所定の減少量で減少させ、映
像信号成分に水平同期周波数の1/2のオフセットを付
加するためのハーフHシフト電流IHHS を発生するシフ
ト電流発生回路3aと、キャリア電流発生回路2からの
キャリア電流ICAR 、シフト電流発生回路3aからのハ
ーフHシフト電流IHHS および映像信号成分IDEV に基
づいて周波数変調を行う周波数変調回路6とを設け、再
生時に発生する隣接するトラックからのクロストーク成
分を、再生系に配置されるくし形フィルタにより確実に
除去させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばビデオテープ
レコーダなどの記録系に用いられる周波数変調電流発生
回路および周波数変調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダにおいて
は、記録時に映像信号を輝度信号Yと色差信号Cとに分
離し、両信号のうち輝度信号Yに対しては高周波数帯域
のS/Nを改善するため、エンファシスをかけて周波数
変調(以下、FM(Freguency Modulation)という)を行
い、FM変調後の輝度信号Yを磁気テープ上に記録して
いる。図6は、8mmビデオテープレコーダのSPモード
における信号記録パターン例を示している。図6に示す
ように、輝度信号Yは磁気テープTPの所定のトラック
TRに記録される。
【0003】このように磁気テープTPに記録された輝
度信号Yは、再生ヘッドにより再生されるが、このと
き、図7に示すように、輝度信号Yが記録された再生す
べきトラックに隣接するトラックからのクロストーク成
分CTが重なり、いわゆるビート妨害を受ける可能性が
高い。このため、従来のビデオテープレコーダでは、F
M変調回路を含むFM変調電流発生回路を設け、図8
(a) に示すように、記録時に輝度信号Yに対してスペク
トル的に、いわゆるインターリーブするように、水平同
期周波数fH (NTSC方式において15.734kHz )に対
して(1/2)fH (ハーフH)のオフセットをかけ
(以下、ハーフHシフトという)、再生時に再生系に配
設した図8(b) に示すようなくし形フィルタFLTを用
いてクロストーク成分を除去することにより、図8(c)
に示すようにビート妨害のない輝度信号Yを得ている。
【0004】図9は、ビデオテープレコーダの記録系に
おける従来のFM変調電流発生回路の構成例を示すブロ
ック図である。図9において、1は基準電流発生回路、
2はキャリア周波数設定電流発生回路、3はハーフHシ
フト電流発生回路、4は輝度信号電圧電流変換回路、5
は加算器、6はFM変調回路をそれぞれ示している。
【0005】このような構成において、外部外付け抵抗
により電流値を選定可能な電流源である基準電流発生回
路1により発生された温度依存性のない基準電流IREF
が、キャリア周波数設定電流発生回路2およびハーフH
シフト電流発生回路3に供給される。キャリア周波数設
定電流発生回路2では、基準電流IREF を受けてFM変
調回路6の素子ばらつきを吸収するように周波数が調整
されたキャリア周波数設定電流ICAR が発生され、加算
器5に出力される。ハーフHシフト電流発生回路3で
は、基準電流IREF を受けて、所定周期のスイッチング
パルスSWに応じたタイミングでハーフHシフト電流I
HHS が発生され、加算器5に出力される。また、輝度信
号電圧電流変換回路4では、図示しないY/C分離回路
により分離された映像信号の輝度信号Yに対して所定の
周波数偏移量を調整して、入力輝度信号Yの振幅に応じ
た周波数偏移量設定電流IDEV が生成され、加算器5に
出力される。
【0006】加算器5では、入力したキャリア周波数設
定電流ICAR 、ハーフHシフト電流IHHS および周波数
偏移量設定電流IDEV が合流され、FM変調回路6に出
力される。FM変調回路6では、入力した合流電流I
(ICAR +IHHS +IDEV )に基づいて所定のFM変調
が行われ、FM変調され1/2fH のオフセットがかけ
られた輝度信号Yが磁気テープ上に図示しない記録ヘッ
ドにより記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回路におい
て、ハーフHシフト電流発生回路3により発生されるハ
ーフHシフト電流IHHS は、外部電流源としての基準電
流発生回路1で発生された温度依存性のない基準電流I
REF に基づいて生成されているため、温度依存性はな
い。しかし、基準電流IREF は、FM変調回路6のVC
O(Voltage Control Oscillator)の素子ばらつきを吸収
するようには調整されていないため、ハーフHシフト電
流IHHS は、図10に示すようなVCOの素子ばらつき
による感度ばらつきの影響を受けてしまう。その結果、
1/2fH の絶対値がずれる可能性が大きく、このよう
に1/2fH オフセットを発生させる電流の絶対値がず
れると、再生時に発生する隣接するトラックからのクロ
ストーク成分を再生系に配置されたくし形フィルタFL
Tにより除去できなくなり、ビート妨害などのない精度
の高い映像を得ることができない。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、VCOの素子ばらつきによる感
度ばらつきの影響を抑止し、精度の高いオフセット電流
を発生できる周波数変調電流発生回路およびその電流を
用いた周波数変調方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の周波数変調電流発生回路では、温度依存性
のないキャリア電流を発生するキャリア電流発生回路
と、このキャリア電流発生回路からのキャリア電流を所
定の減少量で減少させたシフト電流を発生するシフト電
流発生回路と、上記キャリア電流発生回路からのキャリ
ア電流、シフト電流発生回路からのシフト電流および原
信号成分に基づいて周波数変調を行う周波数変調回路と
を有するようにした。
【0010】本発明の周波数変調電流発生回路では、温
度依存性のないキャリア電流を発生するキャリア電流発
生回路と、このキャリア電流発生回路からのキャリア電
流を所定の減少量で減少させ、映像信号成分に水平同期
周波数の1/2のオフセットを付加するためのハーフH
シフト電流を発生するシフト電流発生回路と、上記キャ
リア電流発生回路からのキャリア電流、シフト電流発生
回路からのハーフHシフト電流および映像信号成分に基
づいて周波数変調を行う周波数変調回路とを有するよう
にした。
【0011】本発明の周波数変調方法では、温度依存性
のないキャリア電流、キャリア電流を所定の減少量で減
少させたシフト電流および原信号成分に基づいて周波数
変調を行う。
【0012】
【作用】本発明の周波数変調電流発生回路によれば、キ
ャリア電流発生回路により温度依存性のないキャリア電
流が発生され、このキャリア電流はシフト電流発生回路
および周波数変調回路に出力される。シフト電流発生回
路では、入力したキャリア電流を所定の減少量で減少さ
せたシフト電流が発生され、このシフト電流は周波数変
調回路に出力される。周波数変調回路では、入力したキ
ャリア電流、シフト電流および原信号成分に基づいて、
所定の量だけずれた原信号に対する周波数変調が行われ
る。
【0013】本発明の周波数変調電流発生回路によれ
ば、キャリア電流発生回路により温度依存性のないキャ
リア電流が発生され、このキャリア電流はハーフHシフ
ト電流発生回路および周波数変調回路に出力される。ハ
ーフHシフト電流発生回路では、入力したキャリア電流
を所定の減少量で減少させた映像信号成分に水平同期周
波数の1/2のオフセットを付加するためのハーフHシ
フト電流が発生され、このハーフHシフト電流は周波数
変調回路に出力される。周波数変調回路では、入力した
キャリア電流、ハーフHシフト電流および映像信号成分
に基づいて、1/2fH ずれた映像信号に対する周波数
変調が行われる。
【0014】本発明の周波数変調方法によれば、温度依
存性のないキャリア電流、キャリア電流を所定の減少量
で減少させたシフト電流および原信号成分に基づいて、
所定の量だけずれた原信号に対する周波数変調が行われ
る。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る周波数変調電流発生回
路の一実施例を示す構成図であって、従来例を示す図9
と同一構成部分は同一符号をもって表す。すなわち、1
は基準電流発生回路、2はキャリア周波数設定電流発生
回路、3aはハーフHシフト電流発生回路、4は輝度信
号電圧電流変換回路、5は加算器、6はFM変調回路を
それぞれ示している。
【0016】基準電流発生回路1は、外部外付け抵抗に
より電流値を選定可能な電流源で、温度依存性のない基
準電流IREF を発生し、キャリア周波数設定電流発生回
路2およびハーフHシフト電流発生回路3aに出力す
る。
【0017】図2は、基準電流発生回路1の具体的な構
成例を示す回路図である。この基準電流発生回路1は、
バンドギャップレギュレータV101 、npn形トランジ
スタQ101 〜Q110 、pnp形トランジスタP101 〜P
106 および抵抗素子R101 〜R114 と、外付けの可変抵
抗素子Rxとから構成されている。
【0018】バンドギャップレギュレータV101 の出力
は、抵抗素子R101 とR102 で分圧されてトランジスタ
106 のベースに供給されるとともに、抵抗素子R103
を介してトランジスタQ101 のコレクタおよびトランジ
スタQ103 のベースに供給される。
【0019】トランジスタQ101,102,104 およびQ
105 のベースは直列に接続され、各トランジスタQ101,
102,104 およびQ105 のエミッタは抵抗素子R104,
105,106,107 にそれぞれ接続されており、各抵抗
素子R104,105,106,107 は抵抗素子R102 および
114 に接続されている。トランジスタQ102 のコレク
タはそのベースに接続され、トランジスタQ103のエミ
ッタに接続されている。また、トランジスタQ104 のコ
レクタはトランジスタQ106 のエミッタに接続され、ト
ランジスタQ105 のコレクタはトランジスタQ107 のエ
ミッタに接続されている。これらのトランジスタQ101,
102,104,105 および抵抗素子R104,105,106,
107 により、いわゆる定電流回路が構成されている。
【0020】トランジスタQ103 のコレクタは抵抗素子
108,109 を介してカレントミラー回路を構成するp
np形トランジスタP101,102 のエミッタに接続さ
れ、抵抗素子R110,111 を介して同じくカレントミラ
ー回路を構成するマルチエミッタpnp形トランジスタ
103,104 のエミッタに接続されている。トランジス
タP101 およびP102 のベースは互いに接続され、トラ
ンジスタP101 のベースとコレクタは接続されている。
また、トランジスタP101 のコレクタとベースとの接続
中点はトランジスタQ106 のコレクタに接続され、トラ
ンジスタP102 のコレクタはトランジスタQ107 のコレ
クタおよびトランジスタQ108 のベースに接続されてい
る。
【0021】同様に、マルチエミッタpnp形トランジ
スタP103 およびP104 のベースは互いに接続され、ト
ランジスタP104 のベースとコレクタは接続されてい
る。また、トランジスタP103 のコレクタはマルチエミ
ッタpnp形トランジスタP105 のエミッタに接続さ
れ、トランジスタP104 のコレクタとベースとの接続中
点はマルチエミッタpnp形トランジスタP106 のエミ
ッタに接続されている。これらトランジスタP105 およ
びP106 によりカレントミラー回路が構成され、両者の
ベースは接続され、トランジスタP105 のベースとコレ
クタは接続されている。
【0022】トランジスタQ106 およびQ107 のエミッ
タ同士は接続されており、これらトランジスタQ106
よびQ107 により、差動増幅器が構成されている。トラ
ンジスタQ107 のベースは抵抗素子R112,113 を介し
て外付け抵抗Rxに接続されている。また、差動増幅器
の出力、すなわちトランジスタQ107 のコレクタは上述
したようにトランジスタQ108 のベースに接続されてい
る。トランジスタQ108 のエミッタは抵抗素子R112
113 との接続中点に接続され、コレクタはトランジス
タP105 のベースとコレクタとの接続中点に接続されて
いる。
【0023】さらに、カレントミラー回路を構成するマ
ルチエミッタpnp形トランジスタP106 のコレクタ
は、同じくカレントミラー回路を構成するnpn形トラ
ンジスタQ110 のベースおよびマルチエミッタnpn形
トランジスタQ109 のコレクタに接続され、トランジス
タQ109 のエミッタは抵抗素子R114 に接続され、ベー
スはトランジスタQ110 のエミッタに接続されている。
【0024】このような構成を有する基準電圧発生回路
1では、外付け抵抗Rxにより調整され、トランジスタ
106 および Q107 からなる差動増幅器で増幅作用を
受けた電流IR は、トランジスタQ108 のコレクタを介
し、マルチエミッタpnp形トランジスタにより構成さ
れるカレントミラー回路で折り返されてマルチエミッタ
pnp形トランジスタP106 のコレクタに温度依存性の
ない基準電流IREF として現れる。このトランジスタP
106 のコレクタに現れた基準電流IREF は、たとえばカ
レントミラー回路を構成するトランジスタQ109 のベー
スを通じて出力される。
【0025】キャリア周波数設定電流発生回路2は、基
準電流発生回路1による基準電流IREF を受けてFM変
調回路6の素子ばらつきを吸収するように周波数を調整
したキャリア周波数設定電流ICAR を発生し、このキャ
リア周波数設定電流ICAR をハーフHシフト電流発生回
路3aおよび加算器5に出力する。
【0026】図3は、キャリア周波数設定電流発生回路
2の具体的な構成例を示す回路図である。このキャリア
周波数設定電流発生回路2は、可変電圧源V201 、定電
圧源V202,203 、npn形トランジスタQ201 〜Q
215 、マルチエミッタpnp形トランジスタP201 〜P
204 および抵抗素子R201 〜R218 により構成されてい
る。
【0027】可変電圧源V201 の出力はトランジスタQ
201 のベースに供給される。トランジスタQ201 のコレ
クタはトランジスタQ202,203,204,205 の各コレ
クタに、抵抗素子R203 を介してトランジスタQ202
ベースに、抵抗素子R210 およびR211 を介してカレン
トミラー回路を構成するマルチエミッタpnp形トラン
ジスタP201,202 のエミッタにそれぞれ接続されてい
る。
【0028】トランジスタQ201 のエミッタは、トラン
ジスタQ210 のコレクタに接続され、アッテネート用の
抵抗素子R201,201 を介してトランジスタQ202 のエ
ミッタに接続されている。抵抗素子R201 とR201 との
接続中点は、トランジスタQ205 のベースに接続され、
トランジスタQ202 のエミッタと抵抗素子R202 との接
続中点はトランジスタQ211 のコレクタに接続されてい
る。
【0029】トランジスタQ202 のベースと抵抗素子R
203 との接続中点は抵抗素子R204を介してトランジス
タQ203 のベースに接続され、トランジスタQ203 のベ
ースと抵抗素子R204 との接続中点には抵抗素子R205
およびR214 が直列に接続されている。トランジスタQ
203 のエミッタは並列に接続されたインピーダンス調整
用の抵抗素子R206,207 を介してトランジスタQ204
のベースに接続され、トランジスタQ212 のコレクタに
接続されている。
【0030】トランジスタQ204 のエミッタは抵抗素子
208 を介してトランジスタQ206のコレクタおよびト
ランジスタQ208 のベースに接続されている。トランジ
スタQ206 のベースはコレクタと接続されており、エミ
ッタはトランジスタQ207 のエミッタおよびトランジス
タQ213 のコレクタにそれぞれ接続されている。トラン
ジスタQ205 のエミッタは抵抗素子R209 を介してトラ
ンジスタQ207のコレクタおよびトランジスタQ209
ベースにそれぞれ接続れている。トランジスタQ207
ベースはコレクタと接続されており、また、トランジス
タQ213 のベースは定電圧源V202 の正電位側に接続さ
れ、エミッタは抵抗素子R216 を介して定電圧源V202
およびV203 の負電位側に接続されている。また、トラ
ンジスタQ208 およびQ209 のエミッタ同士は接続さ
れ、その接続中点はトランジスタQ214 のコレクタに接
続されている。
【0031】マルチエミッタpnp形トランジスタP
201 およびP202 のベースは互いに接続され、トランジ
スタP202 のベースとコレクタは接続されている。ま
た、トランジスタP201 のコレクタはマルチエミッタp
np形トランジスタP203 のエミッタに接続され、トラ
ンジスタP202 のコレクタとベースとの接続中点はマル
チエミッタpnp形トランジスタP204 のエミッタに接
続されている。 これらマルチエミッタpnp形トラン
ジスタP203 およびP204 によりカレントミラー回路が
構成され、両者のベースは接続され、トランジスタP
203 のベースとコレクタは接続され、その接続中点はト
ランジスタQ209 のコレクタに接続されている。また、
トランジスタP204 のコレクタはトランジスタQ215
コレクタに接続されているとともに、本キャリア周波数
設定電流発生回路の出力となっており、後段のハーフH
シフト電流発生回路3aの入力端に接続されている。
【0032】また、各トランジスタQ210,211,212,
214 およびQ215 のベースは定電圧源V203 の正電位
側に対して直列に接続され、各トランジスタQ210,
211,212,214 およびQ215 のエミッタはそれぞれ抵
抗素子R212 〜R218 を介して定電圧源V202 およびV
203 の負電位側に接続されている。これらのトランジス
タQ210 〜Q215 、抵抗素子R212 〜R218 により、い
わゆる定電流回路が構成されており、上述した基準電流
発生回路1で発生された温度依存性のない基準電流I
REF は、トランジスタQ214 のベースに供給されるよう
に構成されている。
【0033】このような構成を有するキャリア周波数設
定電流発生回路2では、上述のトランジスタQ204 〜Q
209 により2段構成の差動増幅器からなる、いわゆるギ
ルバートアンプGm が構成され、ギルバートアンプGm
で所定の増幅作用を受けた電流は、ギルバートアンプG
m の出力、すなわちトランジスタQ209 のコレクタに現
れ、マルチエミッタpnp形トランジスタにより構成さ
れるカレントミラー回路で折り返されてマルチエミッタ
pnp形トランジスタP204 のコレクタに、FM変調回
路6の素子ばらつきを吸収するように周波数が調整され
たキャリア周波数設定電流ICAR として現れ、これがハ
ーフHシフト電流発生回路3aおよび加算器5に出力さ
れる。なお、FM変調回路6のVCOの素子ばらつきを
吸収するための調整は、FM変調回路6の出力をたとえ
ば周波数シンセサイザで観察しながら、調整端子CARCON
Tを介して行われる。
【0034】ハーフHシフト電流発生回路3aは、スイ
ッチングパルスSWPの入力に応じて開閉し、入力した
キャリア周波数設定電流ICAR の出力制御を行うスイッ
チ回路31と、スイッチ回路31を介して入力したキャ
リア周波数設定電流ICAR を1/Nに分流してハーフH
シフト電流IHHS を発生する電流1/N回路32とを有
しており、発生したハーフHシフト電流IHHS を加算器
5に出力する。
【0035】図4は、ハーフHシフト電流発生回路3a
の具体的な構成例を示す回路図である。このハーフHシ
フト電流発生回路3aは、npn形トランジスタQ301
〜Q305 、pnp形トランジスタP301 〜P310 および
抵抗素子R301 〜R318 により構成されている。
【0036】トランジスタQ301 のベースにキャリア周
波数設定電流発生回路2から出力されたキャリア周波数
設定電流ICAR が供給される。トランジスタQ301 のエ
ミッタは抵抗素子R302 を介して接地され、コレクタは
トランジスタP303 のコレクタに接続されている。トラ
ンジスタQ302 のベースはトランジスタQ304 のベース
に接続され、コレクタはトランジスタP304 のコレクタ
に接続され、エミッタは抵抗素子R302 を介して接地ラ
インGNDに接続されている。また、トランジスタQ
302 のベースとコレクタは接続されている。
【0037】電源電圧VCCは、抵抗素子R303,304
介してカレントミラー回路を構成するトランジスタP
301,302 のエミッタに、抵抗素子R305 を介してトラ
ンジスタP305 のエミッタに、抵抗素子R307,308
介してカレントミラー回路を構成するトランジスタP
307,308 のエミッタにそれぞれ接続され、トランジス
タQ305 のコレクタに接続されている。
【0038】トランジスタP301 およびP302 のベース
は互いに接続され、トランジスタP302 のベースとコレ
クタは接続されている。また、トランジスタP301 のコ
レクタはトランジスタP303 のエミッタに接続され、ト
ランジスタP302 のコレクタとベースとの接続中点はト
ランジスタP304 のエミッタに接続されている。これら
トランジスタP303 およびP304 によりカレントミラー
回路が構成され、両者のベースは接続され、トランジス
タP303 のベースとコレクタは接続され、その接続中点
は上述したようにトランジスタQ301 のコレクタに接続
されている。
【0039】トランジスタP305 のコレクタは抵抗素子
306 を介してトランジスタP306のエミッタに接続さ
れ、ベースにはスイッチ用の所定の信号SWPVが供給
される。トランジスタP306 のコレクタは接地ラインG
NDに接続され、ベースにはスイッチングパルスSWP
が供給される。すなわち、このトランジスタP306 がス
イッチ回路31として機能する。
【0040】トランジスタP307 およびP308 のベース
は互いに接続され、トランジスタP307 のベースとコレ
クタは接続されている。また、トランジスタP307 のコ
レクタとベースとの接続中点はトランジスタP309 のエ
ミッタに接続され、トランジスタP308 のコレクタはト
ランジスタP310 のエミッタに接続されている。これら
トランジスタP309 およびP310 によりカレントミラー
回路が構成され、両者のベースは接続され、トランジス
タP310 のベースとコレクタは接続され、その接続中点
はトランジスタQ303 のコレクタに接続されている。ま
た、トランジスタP309 のコレクタは本ハーフHシフト
電流発生回路3aの出力端に接続されている。
【0041】トランジスタQ303 のベースはトランジス
タP305 のコレクタと抵抗素子R306 との接続中点に接
続され、エミッタはトランジスタQ305 のエミッタに接
続され、両者の接続中点はトランジスタQ304 のコレク
タに接続されている。トランジスタQ304 のエミッタは
直列に接続された抵抗素子R309 〜R318 を介して接地
ラインGNDに接続されている。これらの抵抗素子R
309 〜R318 による総抵抗値は、たとえば500kΩ程
度に設定され、抵抗素子R309 〜R318 により入力され
たキャリア周波数設定電流ICAR が1/Nに分流され
る。すなわち抵抗素子R309 〜R318 により電流1/N
回路32が構成されている。また、トランジスタQ305
のベースには所定信号VGが供給される。
【0042】このような構成を有するハーフHシフト電
流発生回路3aでは、キャリア周波数設定電流発生回路
2から出力されたキャリア周波数設定電流ICAR がトラ
ンジスタQ301 のベースに入力されると、トランジスタ
301 のコレクタに現れた電流が、トランジスタP301
〜P304 からなる初段のカレントミラー回路で折り返さ
れてトランジスタP304 のコレクタに現れれる。この電
流は、トランジスタQ302 のベースを介してトランジス
タQ304 のベースに供給される。これにより、入力電流
CAR が抵抗素子R309 〜R318 からなる電流1/N回
路32により入力値の1/Nに分流されて、トランジス
タQ304のコレクタ、さらにはトランジスタQ303 のコ
レクタに現れ、この電流が、トランジスタP307 〜P
310 からなる次段のカレントミラー回路で折り返されて
トランジスタP309 のコレクタに現れ、当該回路の出力
電流IHHS として出力される。なお、ハーフHシフト電
流IHHS の出力は、スイッチ回路31を構成するトラン
ジスタP306 のベースへのスイッチングパルスSWPの
入力状態に応じて、トランジスタQ303 がオン・オフさ
れることにより、その出力タイミングが制御される。
【0043】輝度信号電圧電流変換回路4は、図示しな
いY/C分離回路により分離された映像信号の輝度信号
Yに対して所定の周波数偏移量を調整し、入力輝度信号
Yの振幅に応じた周波数偏移量設定電流IDEV を生成し
て、加算器5に出力する。
【0044】加算器5は、入力したキャリア周波数設定
電流ICAR 、ハーフHシフト電流IHHS および周波数偏
移量設定電流IDEV を合流し、合流した電流I(ICAR
+IHHS +IDEV )をFM変調回路6に出力する
【0045】FM変調回路6は、入力した合流電流I
(ICAR +IHHS +IDEV )に基づいて、1/2fH
れた輝度信号に対する周波数変調を行い、変調の結果得
られた変調電流YFMを図示しないリミッタなどに出力す
る。
【0046】図5は、FM変調回路6の具体的な構成例
を示す回路図である。このFM変調回路6は、定電圧源
601 〜V603 、npn形トランジスタQ601 〜Q613
および抵抗素子R601 〜R606 により構成されている。
【0047】トランジスタQ601 のベースおよびトラン
ジスタQ602 のコレクタに、加算器5から出力された駆
動電流I(ICAR +IHSS +IDEV )が供給される。ト
ランジスタQ601 のエミッタはトランジスタQ602 およ
びQ606 のベースに接続され、コレクタはトランジスタ
603 のコレクタ、トランジスタQ607 のコレクタおよ
びベース、トランジスタQ608 およびQ611 のコレクタ
にそれぞれ接続されている。トランジスタQ602 のベー
スはトランジスタQ606 のベースと接続されており、エ
ミッタは抵抗素子R601 を介して抵抗素子R602 および
606 に接続されている。
【0048】トランジスタQ603 のエミッタはトランジ
スタQ604 のコレクタに接続され、抵抗素子R603 を介
してトランジスタQ607 のエミッタに接続されている。
トランジスタQ604 のエミッタはトランジスタQ605
コレクタに接続され、キャパシタC601 を介してトラン
ジスタQ609 のエミッタに接続されている。また、トラ
ンジスタQ604 のベースはトランジスタQ611 のエミッ
タに接続されている。トランジスタQ605 のエミッタは
トランジスタQ610 のエミッタに接続され、両者の接続
中点はトランジスタQ606 のコレクタに接続され、ベー
スは定電圧源V601 の正電位側が接続されている。ま
た、トランジスタQ606 のエミッタは抵抗素子R602
接続されている。
【0049】トランジスタQ608 のエミッタはトランジ
スタQ609 のコレクタ、トランジスタQ611 のベースお
よび抵抗素子R604 を介してトランジスタQ607 のエミ
ッタと抵抗素子R603 との接続中点に接続されている。
トランジスタQ603 およびQ608 のベースには定電圧源
602 の正電位側が接続され、トランジスタQ609 のベ
ースには定電圧源V603 の正電位側が接続されている。
【0050】トランジスタQ611 のエミッタとトランジ
スタQ604 のベースとの接続中点はトランジスタQ612
のコレクタに接続されている。また、トランジスタQ
612 のコレクタとベースは接続され、エミッタは抵抗素
子R605 を介してトランジスタQ610 のベースに接続さ
れ、両者の接続中点はトランジスタQ613 のコレクタに
接続されている。トランジスタQ612 のエミッタは当該
回路の出力端と接続されている。トランジスタQ613
エミッタは抵抗素子R606 に接続され、ベースには定電
圧源V604 の正電位側が接続されている。
【0051】キャパシタC601 を含むVCOを主構成要
素とするFM変調回路6では、トランジスタQ601 およ
びQ602 への入力電流Iに基づいた周波数変調が行わ
れ、水平同期周波数fH の1/2の周波数のシフト作用
を受けた輝度信号YFMが、トランジスタQ612 にエミッ
タから出力される。なお、このFM変調回路6における
VCOの発振周波数fは、次式により表される。 f=I0 /4V0 601 実際には、内部容量としてのキャパシタC601 の5〜1
0%程度の容量ばらつきは避けることができない。した
がって、たとえI0 およびV0 にばらつきがない場合で
あっても、VCOの発振周波数fも5〜10%程度ばら
つく。しかし、駆動電流に含まれるハーフHシフト電流
HHS は、このFM変調回路6の出力YFMを観察しなが
ら、VCOの素子ばらつきを吸収するように調整された
キャリア周波数設定電流ICAR に基づいて発生されてい
るため、VCOの素子ばらつきの影響を受けない。その
結果、FM変調回路6の出力輝度信号YFMのシフト量は
変動せず、安定な出力が得られる。
【0052】次に、上記構成による動作を説明する。外
部外付け抵抗により電流値を選定可能な電流源である基
準電流発生回路1により発生された温度依存性のない基
準電流IREF が、キャリア周波数設定電流発生回路2に
供給される。
【0053】キャリア周波数設定電流発生回路2では、
基準電流IREF を受けてFM変調回路6のVCOの素子
ばらつきを吸収するように周波数が調整されたキャリア
周波数設定電流ICAR が発生され、ハーフHシフト電流
発生回路3aおよび加算器5に出力される。
【0054】ハーフHシフト電流発生回路3aでは、入
力キャリア周波数設定電流ICAR が、所定周期のスイッ
チングパルスSWに応じて開閉するスイッチ回路31を
介して電流1/N回路32に入力される。電流1/N回
路32では、キャリア周波数設定電流ICAR が1/Nに
分流されて、ハーフHシフト電流IHHS が生成され、こ
のハーフHシフト電流IHHS は加算器5に出力される。
なお、このハーフHシフト電流発生回路3aにより発生
されるハーフHシフト電流IHHS は、基準電流発生回路
1で発生された温度依存性のない基準電流IREF に基づ
き、FM変調回路6のVCOの素子ばらつきを吸収する
ように周波数が調整され生成されたキャリア周波数設定
電流ICAR に基づいて生成されているため、温度依存性
はないことはもとより、VCOの素子ばらつきによる感
度ばらつきの影響を受けることはない。すなわち、1/
2fH の絶対値にずれのない、FM変調回路6のVCO
の感度ばらつきに対応した精度の高いハーフHシフト電
流IHHS として出力される。
【0055】また、輝度信号電圧電流変換回路4では、
図示しないY/C分離回路により分離された映像信号の
輝度信号Yに対して所定の周波数偏移量が調整されて、
入力輝度信号Yの振幅に応じた周波数偏移量設定電流I
DEV が生成され、加算器5に出力される。
【0056】加算器5では、入力したキャリア周波数設
定電流ICAR 、ハーフHシフト電流IHHS および周波数
偏移量設定電流IDEV が合流され、合流した電流I(I
CAR+IHHS +IDEV )がFM変調回路6に出力され
る。
【0057】FM変調回路6では、入力した合流電流I
(ICAR +IHHS +IDEV )に基づいて、1/2fH
れた輝度信号に対する周波数変調が行われ、変調の結果
得られた変調輝度信号YFMが図示しないリミッタなどに
出力される。これにより、FM変調され1/2fH のオ
フセットがかけられた輝度信号Yが磁気テープ上に図示
しない記録ヘッドにより記録される。
【0058】この場合、上述したようにハーフHシフト
電流IHHS は、1/2fH の絶対値にずれのない、FM
変調回路6のVCOの感度ばらつきに対応した精度の高
い電流であるので、再生時に発生する隣接するトラック
からのクロストーク成分は、再生系に配置されたくし形
フィルタにより確実に除去される。
【0059】以上説明したように、本実施例によれば、
1/2fH の絶対値にずれのない、FM変調回路6のV
COの感度ばらつきに対応した精度の高いハーフHシフ
ト電流IHHS を得ることができ、これにより、再生時に
発生する隣接するトラックからのクロストーク成分は、
再生系に配置されたくし形フィルタにより確実に除去さ
れることになり、ビート妨害などのない精度の高い映像
を得ることができる。
【0060】なお、本実施例で示した基準電流発生回路
1、キャリア周波数設定電流発生回路2、ハーフHシフ
ト電流発生回路3aおよびFM変調回路6の回路構成
は、図2〜図5に示した回路に限定されるものでないこ
とはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VCOの素子ばらつきによる感度ばらつきの影響を抑止
し、精度の高いオフセット電流を発生でき、再生時に発
生する隣接するトラックからのクロストーク成分を、再
生系に配置されたくし形フィルタにより確実に除去で
き、ビート妨害などのない精度の高い映像を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数変調電流発生回路の一実施
例を示す構成図である。
【図2】本発明に係る基準電流発生回路の構成例を示す
回路図である。
【図3】本発明に係るキャリア周波数設定電流発生回路
の具体的な構成例を示す回路図である。
【図4】本発明に係るハーフHシフト電流発生回路の具
体的な構成例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るFM変調回路の具体的な構成例を
示す回路図である。
【図6】8mmビデオテープレコーダのSPモードにおけ
る信号記録パターン例を示す図である。
【図7】輝度信号が記録された再生すべきトラックに隣
接するトラックからのクロストーク成分についての説明
図である。
【図8】ビデオテープレコーダにおける輝度信号の基本
的な記録再生動作を説明するための図である。
【図9】ビデオテープレコーダの記録系における従来の
FM変調電流発生回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】FM変調回路におけるVCOの駆動電流に対
する発振周波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…基準電流発生回路 2…キャリア周波数設定電流発生回路 3a…ハーフHシフト電流発生回路 4…輝度信号電圧電流変換回路 5…加算器 6…FM変調回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度依存性のないキャリア電流を発生す
    るキャリア電流発生回路と、 このキャリア電流発生回路からのキャリア電流を所定の
    減少量で減少させたシフト電流を発生するシフト電流発
    生回路と、 上記キャリア電流発生回路からのキャリア電流、シフト
    電流発生回路からのシフト電流および原信号成分に基づ
    いて周波数変調を行う周波数変調回路とを有することを
    特徴とする周波数変調電流発生回路。
  2. 【請求項2】 温度依存性のないキャリア電流を発生す
    るキャリア電流発生回路と、 このキャリア電流発生回路からのキャリア電流を所定の
    減少量で減少させ、映像信号成分に水平同期周波数の1
    /2のオフセットを付加するためのハーフHシフト電流
    を発生するシフト電流発生回路と、 上記キャリア電流発生回路からのキャリア電流、シフト
    電流発生回路からのハーフHシフト電流および映像信号
    成分に基づいて周波数変調を行う周波数変調回路とを有
    することを特徴とする周波数変調電流発生回路。
  3. 【請求項3】 温度依存性のないキャリア電流、キャリ
    ア電流を所定の減少量で減少させたシフト電流および原
    信号成分に基づいて周波数変調を行うことを特徴とする
    周波数変調方法。
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