JPH0638261B2 - 文字処理装置及びその方法 - Google Patents

文字処理装置及びその方法

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JPH0638261B2
JPH0638261B2 JP1255497A JP25549789A JPH0638261B2 JP H0638261 B2 JPH0638261 B2 JP H0638261B2 JP 1255497 A JP1255497 A JP 1255497A JP 25549789 A JP25549789 A JP 25549789A JP H0638261 B2 JPH0638261 B2 JP H0638261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は仮名漢字変換により漢字仮名混り文を入力する
文字処理装置に関する。
[従来の技術] 現在、日本ワードプロセッサなどの文字処理装置は漢字
仮名混り文の入力を仮名漢字変換を使って行なうことが
一般的である。
仮名漢字変換は辞書を参照することにより、入力された
読み列を漢字に変換するものである。辞書においては各
単語に対して名詞、サ変名詞、副詞、形容詞、形容動詞
等の品詞情報が記述されており、仮名漢字変換は読み列
を解析して可能な文節候補を作成し、それらを組み合わ
せて変換候補を決定し、尤もらしい順に提示する。提示
された変換候補の中からオペレータが望む候補を選択す
る。
例えば、読み列「しちょうでたずねた」に対しては
「市」「市長」「市庁」「市長で」「市庁で」「腸」
「腸で」「出た」「尋ね」「尋ねた」などの文節候補が
作成され、これらを組み合わせた「市長で尋ねた」「市
庁で尋ねた」がこの順で変換候補として出力表示され
る。
「市長で」という表記は「市庁で」という表記に比べる
と不自然な表記に見えるが、辞書中では「市長」も「市
庁」も単なる名詞であり、形態素として間違っているわ
けではない。現実に「彼は市長で知事ではない」などの
例文では「市長で」は正しい文節である。また「市長で
尋ねた」も構文としては間違っているわけではない。こ
の様に「しちょうで」と入力されたときは「市庁で」と
変換する方が自然であるが、現実には、「市長」の方が
「市庁」よりも頻度が高いので「市長で尋ねる」が第1
候補として変換される可能性が高い。
このままでは望む候補が第1候補として変換されないの
で、変換率を高めるために用例変換という手法が提案さ
れている。用例変換は、共起する単語のペア(用例)を
予め用例辞書中に登録しておき、変換時に用例辞書を参
照し、第1候補を用例辞書中の用例に従って変更する手
法である。例えば、「市庁で/尋ねる」というパターン
を用例辞書に記憶しておき、「しちょうでたずねる」と
いう入力に対しては「市庁で尋ねる」が第1候補として
変換される様にする。
[発明が解決しようとしている問題点] ところが、用例変換の手法では「市庁で〜」を正しく変
換するためは「市庁」と共起する単語を網羅しなければ
完璧な変換とはならない。例えば、「市庁で打ち合わせ
る」「市庁で待ち合わせる」「市庁で出会う」「市庁で
散歩する」などと用例辞書に登録しなければならない。
このため用例辞書の記憶に膨大なメモリが必要であっ
た。また、そのような用例を網羅することは人間の労力
から考えて事実上不可能であった。
また、「しちょうで」と単文節で入力されたときは回り
の状況を見ることができないため、用例変換を適用する
ことができず、妥当な変換を行なうことができなかっ
た。
[問題点を解決するための手段(及び作用)] 本発明の文字処理装置は、仮名文字列を入力する入力手
段と、単語の読みを、表記及び単語尤度と対応づけて記
憶し、更に、該単語が自立語である場合には、該自立語
が他の任意の自立語に先行あるいは後続して接続する際
の接続尤度と対応づけて記憶した辞書手段と、該辞書手
段を参照して、前記入力手段により入力された仮名文字
列を表記候補に変換する変換手段と、該変換手段により
変換された表記候補中に複合語を含む時、該複合語の表
記候補の優先順位を、前記辞書手段を参照して、各表記
候補中の各自立語の単語尤度及び接続尤度に基づいて決
定する決定手段と、該決定手段により決定された優先順
位に従って、前記複合語の表記候補を表示する表示制御
手段とを具える。
また、本発明の文字処理方法は、単語の読みを、表記及
び単語尤度と対応づけて記憶し、更に、該単語が自立語
である場合には、該自立語が他の任意の自立語に先行あ
るいは後続して接続する際の接続尤度と対応づけて記憶
した辞書を参照して、前記入力部より入力された仮名文
字列を表記候補に変換する変換工程と、該変換工程によ
り変換された表記候補中に複合語を含む時、該複合語の
表記候補の優先順位を、前記辞書を参照して、各表記候
補中の各自立語の単語尤度及び接続尤度に基づいて決定
する決定工程と、該決定工程により決定された優先順位
に従って、前記複合語の表記候補を表示する表示工程と
を具える。
これにより、本願各発明によれば、複合語の表記とし
て、より適切な表記を優先させることが出来るという作
用効果を奏するものです。
[実施例] 以下図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の全体構成の一例である。
図示の構成において、CPUは、マイクロプロセッサで
あり、文字処理のための演算、論理判断等を行ない、ア
ドレスバスAB、コントロールバスCB、データバスD
Bを介して、それらのバスに接続された各構成要素を制
御する。
アドレスバスABはマイクロプロセッサCPUの制御の
対象とする構成要素を指示するアドレス信号を転送す
る。コントロールバスCBはマイクロプロセッサCPU
の制御の対象とする各構成要素のコントロール信号を転
送して印加する。データバスDBは各構成機器相互間の
データの転送を行なう。
つぎにROMは、読出し専用の固定メモリであり、第1
2図〜第15図につき後述するマイクロプロセッサCP
Uによる制御の手順を記憶させておく。
また、RAMは、1ワード16ビットの構成の書込み可
能のランダムアクセスメモリであって、各構成要素から
の各種データの一時記憶に用いる。IBUFはキー入力
されたキーデータを記憶する入力バッファであり、OB
UFは仮名漢字変換された結果を一時的に記憶する出力
バッファである。BCTBLは変換途中の文節候補を記
憶する文節候補テーブルである。DICは仮名漢字変換
を行なうための辞書である。FTBLは付属語を付属語
尤度、連番と対応付けて記憶した付属語テーブルであ
る。CTBLは付属語間の接続関係を記述した付属語接
続テーブルである。
KBはキーボードであって、アルファベットキー、ひら
かなキー、カタカナキー等の文字記号入力キー、及び、
変換キー、次候補キー、候補表示キー、確定キー等の本
文字処理装置に対する各種機能を指示するための各種の
ファンクションキーを備えている。
DISKは文書データを記憶するための外部メモリであ
り、テキストバッファTBUF上に作成された文書の保
管を行ない、保管された文書はキーボードの指示によ
り、必要な時呼び出される。
CRはカーソルレジスタである。CPUにより、カーソ
ルレジスタの内容を読み書きできる。後述するCRTコ
ントローラCRTCは、ここに蓄えられたアドレスに対
応する表示装置CRT上の位置にカーソルを表示する。
DBUFは表示用バッファメモリで、表示すべきデータ
を蓄える。
CRTCはカーソルレジスタCR及びバッファDBUF
に蓄えられた内容を表示器CRTに表示する役割を担
う。
またCRTは陰極線管等を用いた表示装置であり、その
表示装置CRTにおけるドット構成の表示パターンおよ
びカーソルの表示をCRTコントローラで制御する。さ
らに、CGはキャラクタジェネレータであって、表示装
置CRTに表示する文字、記号のパターンを記憶するも
のである。
かかる各構成要素からなる本発明文字処理装置において
は、キーボードKBからの各種の入力に応じて作動する
ものであって、キーボードKBからの入力が供給される
と、まず、インタラプト信号がマイクロプロセッサCP
Uに送られ、そのマイクロプロセッサCPUがROM内
に記憶してある各種の制御信号を読出し、それらの制御
信号に従って各種の制御が行なわれる。
第2図は本発明装置による変換例を示した図である。図
中「」はそこで変換キーを打鍵するという意味であ
る。
「さいきん」と入力した場合は、第1候補として「最
近」、第2候補として「細菌」が変換されるが、「さい
きんを」と入力した場合は「細菌を」が第1候補とな
る。「最近を」は変換されないので第2候補以下が存在
しない。
「きのう」と入力した場合は、第1候補として「昨
日」、第2候補として「機能」が変換されるが、「きの
うを」と入力した場合は、「機能を」が第1候補とな
る。
「しゅよう」と入力した場合は、第1候補として「主
要」、第2候補として「腫瘍」が変換されるが、「しゅ
ようを」と入力した場合は、「腫瘍を」が第1候補とな
る。「主要を」は変換されないので、第2候補以下は存
在しない。
「きかん」と入力した場合は、第1候補として「期
間」、第2候補として「機関」が変換されるが、「きか
んさんぎょう」と入力した場合は「きかん」は「産業」
に対して接頭的に使用されていると解釈され、第1候補
が「基幹」となる。
「しちょうを」と入力した場合は、第1候補として「市
長を」、第2候補として「市庁を」が変換されるが、
「しちょうで」と入力した場合は、「市庁で」が第1候
補となる。「市長で」は第2候補となる。
第3図は入力バッファIBUF、出力バッファOBUF
の構成を示した図である。
IBUF、OBUFともに同じ構成である。最初の2バ
イトは各バッファのサイズ情報であり、バッファに格納
されている文字数から1を減じたものを2倍した数値が
入る。入力バッファの末尾にある「」はそこで変換キ
ーが打鍵されたことを意味する。各文字は1文字2バイ
トで構成され、JIS X 0208コード等で格納される。
第4図は辞書DICの構成を示した図である。「読み」
「表記」「品詞」「単語尤度」「助詞接続尤度」から構
成される。
「読み」には単語の読み、「表記」には単語の表記、
「品詞」には単語の品詞が格納される。
「単語尤度」は頻度情報等のその単語自体の尤もらしさ
を示す情報が0〜5の値で格納される。尤度値0は最も
尤もらしいという意味であり、値が大きくなるにつれて
疑わしいと解釈される。尤度値6は全く考えられないと
いうことを意味するので単語尤度の値としては存在しな
い。助詞接続尤度については第5図に詳述する様に格納
されるが、その単語の格助詞が後続した場合、単語尤度
をどの様に補正すべきかを示す情報が格納される。
図中、「基幹」については接頭的に使用されたときは単
語尤度を−5すべきであるという意味であり、接頭的に
使用されたとき「基幹」の補正された単語尤度は0とな
る。すなわち、より尤もらしいということである。
「昨日」については助詞「を」が接続したときは単語尤
度を+4すべきであるという意味であり、「昨日を」の
補正された単語尤度は5となる。すなわち、より疑わし
いということである。
「最近」については助詞「が」が接続したときは単語尤
度を+5すべきであるという意味であり、「最近が」の
補正された単語尤度は6となり、その様な表記はもはや
有り得ないということになる。
「市庁」については助詞「で」が接続したときは単語尤
度を−3すべきであるという意味であり、「市庁で」の
補正された単語尤度は0となる。すなわち、より尤もら
しいということである。
第5図は第4図の助詞接続尤度の構成をより詳細に説明
した図である。
助詞接続尤度は先頭より4ビット単位で分割され、それ
ぞれの4ビットは特定の助詞に対応した単語尤度の補正
値が記憶される。例えば、「が」に対応する接続尤度と
いうのは、その単語に助詞「が」が後続した場合に単語
尤度に補正すべき値が格納される。
補正値は−5〜5の範囲で記憶される。それ以外の値
(−8、−7、7)は不正値である。特に単語尤度を補
正すべきでないときは値0を格納する。
複合語の接頭成分としての尤度、複合語の接尾成分とし
ての尤度は、それぞれ、その単語が接頭的、接尾的に使
用されたときに単語尤度に補正すべき値を格納する。例
えば、「基幹産業」というときの「基幹」は接頭的に使
用されており、「販売期間」というときの「期間」は接
尾的に使用されている。この様な場合に単語尤度を補正
する必要があれば記述するのである。
第6図は文節候補テーブルBCTBLの概念を示した図
である。文節候補テーブルは入力読みの解析の結果、考
えられる文節候補をバイナリートリーで表現したもので
ある。図中、横線は子ポインタを意味し、縦線は弟ポイ
ンタを意味する。弟ポインタはある読み位置から始まる
他の文節候補(通常はより短い候補)をリンクし、子ポ
インタはその文節に引き続く文節候補をリンクする。ま
た、括弧で括られた単語は同音語関係を意味する。
例えば、文節「(最近、細菌)では」は同音語関係を意
味し、「最近では」「細菌では」の2通りの解釈が可能
であることを意味する。
入力読み列「さいきんではさいきんが…」の先頭部分は
「(最近、細菌)では」「(最近、細菌)で」「(最
近、細菌)」などの解釈が存在し、これらは順に弟ポイ
ンタ(縦線)でリンクされている。
「(最近、細菌)では」に引き続く文節は「細菌が」が
考えられ、子ポインタでリンクされている。「細菌が」
に引き続く文節として「見つからない」が考えられ、や
はり子ポインタでリンクされている。
この様な文節候補テーブルができ上がると、「最近では
/細菌が/見つからない」「最近では/細菌/画/蜜か
ら/無い」などと文節候補列を作成することは容易であ
る。
第7図は文節候補テーブルBCTBLの具体的構成を示
した図である。
「自立語」は各2バイトで構成され、文節候補の自立語
(辞書上に存在する)をリンクする。
「付属語列」は2バイトで構成され、文節候補の自立語
に引き続く付属語列を特定する領域である。先頭1バイ
トが入力バッファ上の付属語列先頭文字をインデックス
し、次の1バイトが入力バッファ上の付属語列の末尾文
字をインデックスする。例えば、第3図に示す入力バッ
ファのとき、「では」を表現するには第1バイトに8、
第2バイトに10を設定する。
「文節尤度」は第10図に示す様に算出されたその文節
候補の尤度を示す値を格納する。
「同音語リンク」はその文節候補の自立語が他の同音語
に変わっただけの文節候補をリンクする。
弟リンクはその文節候補と同じ読み位置から始まる別の
文節候補をリンクする。
子リンクはその文節候補に引き続く文節候補をリンクす
る。
例えば、文節候補0の同音語リンクは1であり、文節候
補1(細菌では)をリンクしている。また、文節候補1
の同音語リンクは0であり、それ以上同音語リンクはた
どれないことが分かる。
文節候補0の弟リンクは50であり、文節候補50(最
近で)をリンクする。子リンクは100であり、文節候
補100(最近が)をリンクする。更に、文節候補10
0の子リンクは200であり、文節候補200(見つか
らない)をリンクする。その子リンクは0であり、そこ
で入力読みが終端していることが分かる。
第8図は付属語テーブルFTBLの構成を示した図であ
る。
「読み」には各付属語の読みが格納される。「付属語尤
度」には各付属語の尤もらしさを示す付属語尤度が格納
される。付属語尤度には0〜3の値が格納され、0が最
も尤もらしく、値が大きくなるほど疑わしい付属語であ
ることを意味する。各付属語は連番(先頭から何番目の
付属語であるか)で管理される。
例えば、連番10の付属語は「が」であり、その付属語
尤度は0である。連番50の付属語は「じゃ」であり、
その付属語尤度は3である。
第9図は付属語接続テーブルCTBLの構成を示した図
である。
付属語接続テーブルは付属語間の接続関係を記述したテ
ーブルである。テーブルの左部に先行する付属語を示
し、上部には後続する付属語を示す。その付属語接続が
認められるかどうかを左部に示した付属語と上部に示し
た付属語の交点に示している。
交点の値は−1、0、1、2、3のいずれかで、−1は
接続し得ないことを意味する。0〜3は接続できること
を意味し、値が付属語間尤度(接続の尤もらしさ)を示
す。0は尤もらしい接続で、値が大きくなるほど疑わし
い接続となる。
例えば、「じゃ/ない」という付属語接続が認められる
かどうかは、左部50と、上部130の交点を読み取れ
ばよい。0という値が得られるので、付属語間尤度0で
接続可能であることが分かる。
また、左部50と上部180の交点を読み取ると−1で
あるので、「じゃ/は」という接続が認められないこと
が分かる。
また、左部150と上部180の交点を読み取ると3で
あるので、「の/は」という接続が付属語間尤度3で認
められることが分かる。
第10図は文節尤度の計算例を示した図である。文節尤
度は各文節候補の尤もらしさを表現するものであり、値
が小さいほど尤もらしいことを意味する。文節尤度は自
立語尤度のα倍に付属部尤度のβ倍を加算することによ
り計算される。ここで、自立語尤度は単語尤度にその文
節の付属語列の解析(どんな助詞が後続しているか)に
従って助詞接続尤度を加算したものである。付属部尤度
はその文節の自立語に引き続く付属語列の構成付属語の
個々の付属語尤度の和と各付属語間尤度の和を加算した
ものである。文節尤度は小さな値ほど、より尤もらしい
ことを意味する。α、βの値はこの例ではα=2、β=
5である。
第10図によると、「機能を」の文節尤度は4であり、
「昨日を」の文節尤度は(「機能/を」の接続尤度が+
4であるので)10であるので、「機能を」が第1位に
変換されることが分かる。また、「昨日のは」の文節尤
度は「の/は」の付属語間尤度が3であるので、17と
なり、通常の文節より交換しにくくなることが分かる。
第11図は文尤度の計算例を示した図である。文尤度は
文節候補列である文の尤もらしさを表現するものであ
り、値が小さいほど尤もらしいことを意味する。文尤度
は文節尤度の和に(文節数−1)×文節間尤度を加える
ことにより計算される。文節間尤度はここでは20とす
る。
第11図によると、「最近では/細菌が/見つからな
い」の文尤度は50であり、「最近では/細菌が/蜜か
ら/無い」の文尤度は80であるので、「最近では/細
菌が/見つからない」が第1位に変換されることが分か
る。
また、「昨日を/高める」の文尤度は32であり、「機
能を/高める」の文尤度は26であるので、「機能を/
高める」が第1位に変換されることが分かる。
上述の実施例の動作をフローに従って説明する。
第12図はキー入力を取り込み、処理を行なう部分のフ
ローチャートである。
ステップ12−1はキーボードからのデータを取り込む
処理である。ステップ12−2で取り込まれたキーの種
別を判定し、各キーの処理ルーチンに分岐する。
変換キーであったときはステップ12−3に分岐し、ス
テップ12−3において第13図に詳述するように仮名
漢字変換の変換処理が行なわれる。その他のキーのとき
はステップ12−4に分岐し、挿入、削除等の通常の文
字処理装置において行なわれるその他の処理が行なわれ
る。
ステップ12−5においては変換結果、あるいは処理結
果の表示処理を行なう。その後ステップ12−1に分岐
する。
第13図はステップ12−3の「変換処理」を詳細化し
たフローチャートである。
ステップ13−1において、辞書サーチ、形態素解析、
構文解析等を行なって入力読み列を解析し、文節候補を
作成する。ステップ13−2において、各文節候補の尤
度を計算し、どの文節を変換するのが最も尤もらしいか
を判断し、第1候補として決定する。ステップ13−3
において、決定された第1候補に基づいて変換結果を作
成し、出力する。
第14図はステップ13−1の「変換候補作成」を詳細
化したフローチャートである。
ステップ14−1において、入力バッファインデックス
i、文節候補テーブルインデックスjを0に初期設定す
る。
ステップ14−2においてiの示す入力バッファ中の読
みに基づき、辞書をサーチし、単語候補を求める。
ステップ14−3において、見つかった単語候補に対し
て接続する付属語列を解析する。この結果、文節候補が
得られる。
ステップ14−4において得られた文節候補を文節候補
テーブルに格納する。格納する時はj+1番目のエント
リーに格納する。また、必要な情報を設定する。例え
ば、この文節候補の文節尤度を第10図に示すように算
出し、格納する。あるいは、この文節候補を子、あるい
は弟とする文節候補については、子リンク、弟リンクを
設定する。格納後jの値をカウントアップする。
ステップ14−5において文節候補テーブルからターミ
ネートしていない文節候補、すなわち、子リンクがまだ
決まっていない文節候補を見つけその次の読み位置をi
に代入する。
ステップ14−6において、全ての文節候補の子リンク
が決定しているかどうか判定し、決定していないものが
あればステップ14−2に分岐する。そうでなければリ
ターンする。
第15図はステップ13−2の「第1候補決定」を詳細
化したフローチャートである。
ステップ15−1において、最尤文尤度を処理上許され
る最大値に初期設定する。
ステップ15−2において文節候補テーブルより文節候
補列を1つ取り出す。
ステップ15−2において、取り出された文節候補列の
文尤度を第11図に示す様に算出する。
ステップ15−4において、算出された文尤度が最尤文
尤度より尤もらしいか、具体的には小さいかを判定し、
小さいときはステップ15−5において最尤文尤度を算
出された文尤度に更新する。
ステップ15−6において文節候補テーブから別の文節
候補列が取り出せるかどうかを判定し、取り出せるとき
はステップ15−2に分岐する。そうでないときはリタ
ーンする。
これにより、最尤文尤度を算出するもとになった文節候
補列が第1候補として決定される。
[他の実施例] 以上の説明において、助詞接続情報の格納形式として格
助詞ごとにあらかじめフィールドを定めて尤度情報を持
つ様にしたが、この方法では大抵の場合、0が格納され
ることになるので、必要な助詞とともに接続尤度を格納
する形式にしても良い。
また、尤度の計算は単に例を示しただけであるので、別
の計算方法であっても特に本発明の趣旨を損なうもので
はない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、自立語につい
て、該自立語が他の任意の自立語に先行あるいは後続し
て接続する際の接続尤度を記憶しておき、この接続尤度
に基づいて複合語の表記の優先順位を決定するようにし
たので、複合語を構成する自立語の組を列挙して記憶す
ることなく、複合語の表記として、より適切な表記を優
先させることができるという効果がある。そして、これ
により、候補選択におけるオペレータの負担が軽減で
き、操作性の高い文字処理装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成のブロック図、第2図は本発
明において仮名漢字変換の出力の例を示した図、第3図
は本発明における入力バッファ、出力バッファの構成を
示した図、第4図は本発明における仮名漢字変換用辞書
の構成を示した図、第5図は助詞接続尤度の詳細構成を
示した図、第6図は本発明における文節候補テーブルの
記憶内容を概念的に示した図、第7図は本発明における
文節候補テーブルの構成を示した図、第8図は本発明に
おける付属語テーブルの構成を示した図、第9図は本発
明における付属語接続テーブルの構成を示した図、第1
0図は本発明における文節尤度の計算例を示した図、第
11図は本発明における文尤度の計算例を示した図、第
12図〜第15図は本発明文字処理装置の動作を示すフ
ローチャートである。 DISK……外部メモリ CPU……マイクロプロセッサ ROM……読出し専用メモリ RAM……ランダムアクセスメモリ IBUF……入力バッファ OBUF……出力バッファ BCTBL……文節候補テーブル DIC……仮名漢字変換用辞書 FTBL……付属語テーブル CTBL……付属語接続テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮名文字列を入力する入力手段と、 単語の読みを、表記及び単語尤度と対応づけて記憶し、
    更に、該単語が自立語である場合には、該自立語が他の
    任意の自立語に先行あるいは後続して接続する際の接続
    尤度と対応づけて記憶した辞書手段と、 該辞書手段を参照して、前記入力手段により入力された
    仮名文字列を表記候補に変換する変換手段と、 該変換手段により変換された表記候補中に複合語を含む
    時、該複合語の表記候補の優先順位を、前記辞書手段を
    参照して、各表記候補中の各自立語の単語尤度及び接続
    尤度に基づいて決定する決定手段と、 該決定手段により決定された優先順位に従って、前記複
    合語の表記候補を表示する表示制御手段とを有すること
    を特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】仮名文字列を入力する入力部と、文字を表
    示する表示部とを具えた文字処理装置において、 単語の読みを、表記及び単語尤度と対応づけて記憶し、
    更に、該単語が自立語である場合には、該自立語が他の
    任意の自立語に先行あるいは後続して接続する際の接続
    尤度と対応づけて記憶した辞書を参照して、前記入力部
    より入力された仮名文字列を表記候補に変換する変換工
    程と、 該変換工程により変換された表記候補中に複合語を含む
    時、該複合語の表記候補の優先順位を、前記辞書を参照
    して、各表記候補中の各自立語の単語尤度及び接続尤度
    に基づいて決定する決定工程と、 該決定工程により決定された優先順位に従って、前記複
    合語の表記候補を表示する表示工程とを有することを特
    徴とする文字処理方法。
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