JPH0638497Y2 - 大電力放送機のプレート変調回路 - Google Patents
大電力放送機のプレート変調回路Info
- Publication number
- JPH0638497Y2 JPH0638497Y2 JP1989065765U JP6576589U JPH0638497Y2 JP H0638497 Y2 JPH0638497 Y2 JP H0638497Y2 JP 1989065765 U JP1989065765 U JP 1989065765U JP 6576589 U JP6576589 U JP 6576589U JP H0638497 Y2 JPH0638497 Y2 JP H0638497Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (考案の属する技術分野) 本考案は、出力50kW以上の大電力ラジオ放送機の終段電
力増幅部におけるプレート変調回路に関し、特に、4極
真空管のプレートに供給する直流電圧に低周波変調信号
を重畳させる回路に発生するサージ電圧を抑圧した大電
力放送機のプレート変調回路に関するものである。
力増幅部におけるプレート変調回路に関し、特に、4極
真空管のプレートに供給する直流電圧に低周波変調信号
を重畳させる回路に発生するサージ電圧を抑圧した大電
力放送機のプレート変調回路に関するものである。
(従来技術とその問題点) 中波や短波の大電力ラジオ放送機の変調方式として、回
路構成が簡単で高能率が得られ保全性に優れている理由
から終段プレート変調方式が多く用いられている。この
方式の励振段は、4極真空管のプレートに大容量の高圧
直流電源部からチョークコイルを通して直流電圧を供給
し、その直流電圧に低周波変調信号(50Hz〜10kHz)を
重畳し、グリッドから入力される搬送波を変調して高周
波出力負荷に供給する回路である。このプレート変調回
路において、定常状態では、4極真空管のプレートに低
周波変調信号が重畳された直流電圧が供給され、スクリ
ーングリッドに所定の電圧が印加され、コントロールグ
リッドに搬送波高周波信号が入力されている。このよう
な状態で放送機の運用中に、例えば同調回路,整合回路
等の大電力高周波回路にスパークなどの異常が発生した
とき、スパークによる損傷を最小限にとどめるため、4
極真空管のコントロールグリッドに入力している搬送波
高周波信号又はスクリーングリッドに印加している電圧
を一時的に中断して、4極真空管の変調増幅動作を中断
させる。そのため、プレートに直流電圧が印加されたま
まで陽極電流が流れない無負荷の状態となる。このよう
に、定常状態の直流負荷が急激に無くなって無負荷の状
態になったとき、チョークコイルのインダクタンスによ
る負荷端に過大なサージ電圧が発生して部品が破損する
場合がある。このような部品の破損を防止するために大
容量の低周波変調信号重畳直流回路に発生するサージ電
圧の抑圧対策として、変調信号が重畳されるというその
回路の特異性からコンデンサ等が挿入できないため、耐
圧の大きい構成部品を用い、かつ、チョークコイルと並
列に抵抗を接続してサージ電圧を抑圧する方法が採られ
ていた。しかし、この方法では部品の耐圧に余裕を持た
せることが必要であり、さらに変調用低周波信号の周波
数特性がある程度犠牲になるという問題点があった。
路構成が簡単で高能率が得られ保全性に優れている理由
から終段プレート変調方式が多く用いられている。この
方式の励振段は、4極真空管のプレートに大容量の高圧
直流電源部からチョークコイルを通して直流電圧を供給
し、その直流電圧に低周波変調信号(50Hz〜10kHz)を
重畳し、グリッドから入力される搬送波を変調して高周
波出力負荷に供給する回路である。このプレート変調回
路において、定常状態では、4極真空管のプレートに低
周波変調信号が重畳された直流電圧が供給され、スクリ
ーングリッドに所定の電圧が印加され、コントロールグ
リッドに搬送波高周波信号が入力されている。このよう
な状態で放送機の運用中に、例えば同調回路,整合回路
等の大電力高周波回路にスパークなどの異常が発生した
とき、スパークによる損傷を最小限にとどめるため、4
極真空管のコントロールグリッドに入力している搬送波
高周波信号又はスクリーングリッドに印加している電圧
を一時的に中断して、4極真空管の変調増幅動作を中断
させる。そのため、プレートに直流電圧が印加されたま
まで陽極電流が流れない無負荷の状態となる。このよう
に、定常状態の直流負荷が急激に無くなって無負荷の状
態になったとき、チョークコイルのインダクタンスによ
る負荷端に過大なサージ電圧が発生して部品が破損する
場合がある。このような部品の破損を防止するために大
容量の低周波変調信号重畳直流回路に発生するサージ電
圧の抑圧対策として、変調信号が重畳されるというその
回路の特異性からコンデンサ等が挿入できないため、耐
圧の大きい構成部品を用い、かつ、チョークコイルと並
列に抵抗を接続してサージ電圧を抑圧する方法が採られ
ていた。しかし、この方法では部品の耐圧に余裕を持た
せることが必要であり、さらに変調用低周波信号の周波
数特性がある程度犠牲になるという問題点があった。
また、バリスタをサージ吸収用のサージアブソーバとし
て対接地間に用いる方法もあるが、直流が重畳する回路
でサージアブソーバを使用する場合には直流電圧による
損失を加味する必要があることから、バリスタ電圧の高
いものが必要になり、サージの抑圧が低下しかつ高価で
あった。
て対接地間に用いる方法もあるが、直流が重畳する回路
でサージアブソーバを使用する場合には直流電圧による
損失を加味する必要があることから、バリスタ電圧の高
いものが必要になり、サージの抑圧が低下しかつ高価で
あった。
(考案の目的) 本考案の目的は、このような問題点を解決し、サージ電
圧を抑圧した大電力放送機のプレート変調回路を提供す
ることにある。
圧を抑圧した大電力放送機のプレート変調回路を提供す
ることにある。
(考案の構成と作用) 本考案の大電力放送機のプレート変調回路は、大電力放
送機の終段4極真空管のプレート直流電流に低周波変調
信号(50Hz〜10kHz)を重畳する直流回路と接地との間
に、サージアブソーバとコンデンサ及び電流制限用抵抗
を直列に接続したサージ抑圧回路を挿入した構成を有
し、サージアブソーバの直流電圧に対するディレーティ
ングを考慮する必要がなく、サージを吸収することがで
きることを特徴とするものである。
送機の終段4極真空管のプレート直流電流に低周波変調
信号(50Hz〜10kHz)を重畳する直流回路と接地との間
に、サージアブソーバとコンデンサ及び電流制限用抵抗
を直列に接続したサージ抑圧回路を挿入した構成を有
し、サージアブソーバの直流電圧に対するディレーティ
ングを考慮する必要がなく、サージを吸収することがで
きることを特徴とするものである。
以下図面により本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の大電力放送機の電力増幅部における
プレート変調回路の一実施例を示す回路図である。図に
おいて、高圧の直流電圧VDCはA端子から低周波阻止用
チョークコイル1及び高周波阻止コイル8を通して4極
真空管2のプレートPに供給される。9は高周波結合コ
ンデンサであり、Dは高周波の出力端子である。また、
この直流電圧VDCに重畳する低周波変調信号VAF(50Hz〜
10kHz)は、B端子から直流電圧阻止用コンデンサ4を
通してチョークコイル1の出力側に供給される。3は本
考案により設けられたサージ抑圧回路であり、例えば酸
化亜鉛(ZnO)バリスタ等のサージアブソーバ(Z)5
とコンデンサ(C)6と電流制限用抵抗7とが直列に接
続されている。
プレート変調回路の一実施例を示す回路図である。図に
おいて、高圧の直流電圧VDCはA端子から低周波阻止用
チョークコイル1及び高周波阻止コイル8を通して4極
真空管2のプレートPに供給される。9は高周波結合コ
ンデンサであり、Dは高周波の出力端子である。また、
この直流電圧VDCに重畳する低周波変調信号VAF(50Hz〜
10kHz)は、B端子から直流電圧阻止用コンデンサ4を
通してチョークコイル1の出力側に供給される。3は本
考案により設けられたサージ抑圧回路であり、例えば酸
化亜鉛(ZnO)バリスタ等のサージアブソーバ(Z)5
とコンデンサ(C)6と電流制限用抵抗7とが直列に接
続されている。
いま、真空管2の回路が何らかの原因で開放になった場
合、本考案によるサージ抑圧回路3がない場合は第2図
に示すような過大なサージ電圧VSが真空管2の両端に発
生する。そのサージ電圧VSは一般に低周波阻止用チョー
クコイル1のインダクタンスに比例し、かつ、真空管2
に流れる電流の2乗に比例する。しかし、本考案のサー
ジ抑圧回路3がある場合、直流電圧(VDC)よりも高い
電圧VZで動作するサージアブソーバ5とコンデンサ6及
びコンデンサ6への突入電流制限用抵抗7が対接地間に
直列に接続されているため、負荷開放時のサージ電圧
は、第3図のような波形となり、サージアブソーバ有効
電圧(VS′)を超える立上がり時のピーク高周波数成分
が抑圧される。
合、本考案によるサージ抑圧回路3がない場合は第2図
に示すような過大なサージ電圧VSが真空管2の両端に発
生する。そのサージ電圧VSは一般に低周波阻止用チョー
クコイル1のインダクタンスに比例し、かつ、真空管2
に流れる電流の2乗に比例する。しかし、本考案のサー
ジ抑圧回路3がある場合、直流電圧(VDC)よりも高い
電圧VZで動作するサージアブソーバ5とコンデンサ6及
びコンデンサ6への突入電流制限用抵抗7が対接地間に
直列に接続されているため、負荷開放時のサージ電圧
は、第3図のような波形となり、サージアブソーバ有効
電圧(VS′)を超える立上がり時のピーク高周波数成分
が抑圧される。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案を実施することによ
り、低周波変調出力重畳高圧直流回路にて発生するサー
ジ電圧を低く抑え、かつ、常に一定の値に抑えることが
できる。そのため、大電力放送機の異状電圧発生による
部品の破損を防止することができ、回路の信頼性が高く
なり、部品の耐圧も最小限に下げることが可能となり、
安価な回路を実現することができる。
り、低周波変調出力重畳高圧直流回路にて発生するサー
ジ電圧を低く抑え、かつ、常に一定の値に抑えることが
できる。そのため、大電力放送機の異状電圧発生による
部品の破損を防止することができ、回路の信頼性が高く
なり、部品の耐圧も最小限に下げることが可能となり、
安価な回路を実現することができる。
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図は従来の
サージ電圧波形図、第3図は本考案によるサージ電圧波
形図である。 1……チョークコイル、2……4極真空管、3……サー
ジ抑圧回路、4……直流電圧阻止コンデンサ、5……サ
ージアブソーバ、6……コンデンサ、7……抵抗、8…
…高周波阻止コイル、9……高周波結合コンデンサ。
サージ電圧波形図、第3図は本考案によるサージ電圧波
形図である。 1……チョークコイル、2……4極真空管、3……サー
ジ抑圧回路、4……直流電圧阻止コンデンサ、5……サ
ージアブソーバ、6……コンデンサ、7……抵抗、8…
…高周波阻止コイル、9……高周波結合コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】高圧直流電源からチョークコイルと高周波
阻止コイルとを介して4極真空管のプレートに供給され
る高圧直流電圧に低周波変調信号を重畳し前記4極真空
管のグリッドに供給される搬送波を変調して出力する大
電力放送機のプレート変調回路において、 前記チョークコイルの出力端と接地との間に抵抗とサー
ジアブソーバとコンデンサとを直列に接続したサージ抑
圧回路を設けたことを特徴とする大電力放送機のプレー
ト変調回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989065765U JPH0638497Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 大電力放送機のプレート変調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989065765U JPH0638497Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 大電力放送機のプレート変調回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH036332U JPH036332U (ja) | 1991-01-22 |
| JPH0638497Y2 true JPH0638497Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31597886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989065765U Expired - Fee Related JPH0638497Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 大電力放送機のプレート変調回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638497Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162483U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 |
-
1989
- 1989-06-07 JP JP1989065765U patent/JPH0638497Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH036332U (ja) | 1991-01-22 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |