JPH0638611B2 - デ−タ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数を補正する方法及びこの方法を用いる受信機 - Google Patents

デ−タ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数を補正する方法及びこの方法を用いる受信機

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JPH0638611B2
JPH0638611B2 JP58061574A JP6157483A JPH0638611B2 JP H0638611 B2 JPH0638611 B2 JP H0638611B2 JP 58061574 A JP58061574 A JP 58061574A JP 6157483 A JP6157483 A JP 6157483A JP H0638611 B2 JPH0638611 B2 JP H0638611B2
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アレン・デコンシユ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデータが搬送波変調により伝送され、このデー
タの前に受信機の同期ワードが伝送され、この受信機が
局部搬送波と同相の信号及び直角な信号を用いて受信さ
れた信号を復調する手段と、変調速度に等しいサンプリ
ング周波数で同相復調信号と直角復調信号とをサンプリ
ングする手段とを具え、こうして形成された同相サンプ
ルと直角サンプルの各々の新しい対を受信信号メモリに
書き込み、受信機が更に伝送されてきた同期ワードと同
一の局部同期ワードの同相サンプル及び直角サンプルを
蓄わえる同期ワードメモリを具えるデータ伝送系の受信
機で局部搬送波の周波数を補正する方法に関するもので
ある。
本発明はまた上記方法を用いる、データ伝送系で使用さ
れる受信機に関するものである。
搬送波変調を用いるデータ伝送系ではデータを正しく再
生するために受信機でいくつかの同期をとる必要があ
る。即ち、局部搬送波の同期をとつて受信信号をコヒー
レントに復調し、局部クロツクの同期(ビツト同期とも
称する)をとつて復調された信号の最適サンプリングを
行ない、最後にフレーム同期(ワード同期とも称する)
をとつて通信の開始をマーキングする。通信を開始する
前にこれらの種々の同期をとるための従来の方法は、各
通信に先立つて、例えば局部搬送波の同期のための純粋
な搬送波と、局部クロツクの同期のための「1」と
「0」ビツトの交番系列と、最後にワード同期のための
既知のワードとを具えるプレアンブルを送ることであ
る。この獲得方法は搬送波同期とクロツク同期のための
位相又は周波数制御ループを具え、非常に低速で、通信
の持続時間を非常に短く、例えば1秒のオーダーの程度
であるデータパケツトを利用する現在のデイジタル通信
技術には不向きである。
受信機の高速同期を必要とするこれらの伝送系では、制
御ループを用いず、伝送されてきて受信機には既知の同
期ワードを用いるだけで受信機の初期同期をとると好適
である。M.H.MeyersとL.E.Francsの「Joint Carrier Ph
ase and Symbol Timing Recovery for PAM Systems」と
題する論文(IEEE Transactions,第COM-28巻第8号,1
980年8月,第1121〜1129項所収)には、送信されてき
た同期ワードと同一の局部同期ワードと、同期ワードの
持続時間に等しい時間窓中に観察される受信された復調
信号との相の相関関数を計算することに基づくこのタイ
プの方法が記載されている。而してこの方法によればこ
の相関関数を最大にする局部搬送波と局部クロツクとの
位相値を計算することにより同期に局部搬送波同期と局
部クロツク同期とが得られる。これらの最適位相値は最
適値に合理的に近い評価された値に基づいて外挿するこ
とにより得られる。この既知の方法によれば、局部搬送
波の位相の決定が、局部クロツクの位相の決定に緊密に
関係しており、この方法を用いることは相当にむずかし
い。
本発明も通信の前にプレアンプルとして送られてきた同
期ワードだけを用いることにより受信機の同期の高速な
獲得を許すが、局部搬送波の同期の点で全く異なる方法
を用いて同期の高速な獲得を許す。このような本発明は
局部搬送波と受信された搬送波との間の周波数偏移を測
定し、搬送波、クロツク同期及びフレーム同期とを一サ
ンプリン期間内に獲得できるようにすることに基づいて
局部搬送波の周波数を補正する方法を提供する。
本発明によれば、冒頭に記載した方法において、各サン
プリング期間において、同期ワードメモリに蓄えられて
いるn対のサンプルと、受信信号メモリに最近に書き込
まれたn対のサンプルとを少なくとも一回同期をとつて
読み出し、P段階(p1)において局部搬送波に施す
べき周波数補正の大きさを求め、 −各段階において、前記読み出されたサンプルから少な
くとも一対の同相部分相関C(k-1),C(k)と、少な
くとも一対の直角部分相関C(k-1),C(k)とを計算
し、各段階において順序(k-1)と(k)の部分相関が局部同
期ワードの同一長さの2個の順次の部分を用い、p>1
の順序の段階の部分相関は順序p−1の先行する段階時
に用いられた部分の長さを越える長さの同期ワードの部
分を用い、順序Pの段階の部分相関を先行する段階p−
1の終りにおいて計算された周波数補正を考慮しつつ計
算し、−各段階において、少なくとも1個の量E=C
(k-1)・C(k)−C(k-1)・C(k)を計算し、これを
受信信号のレベルの関数として補正し、同期ワードの前
記部分の長さを形成するビツト数bに対応する時間間隔
中に局部搬送波と受信信号との間の周波数偏移Δによ
り作られた位相偏移Δの予じめ定められた関数である である補正された量Eを供給し、 −p1の場合の各段階の終りにおいて、当該段階中に
形成され且つこの段階で使用された同期ワードの部分と
同じ長さの少なくとも1個の補正された量Eから周波
数偏移Δを計算し、その後で和 を計算し、この和が周波数補正の大きさを評価し、段階
pの終りにおけるこの補正が局部搬送波に施すべき周波
数補正の大きさとして維持すべき最終値となることを特
徴とする。
本発明方法の一段階中に周波数偏移Δを計算するこ
とは、この段階中に計算された各量Eをこの量EをEの
計算時に使用される同相部分相関の2乗と直角部分相関
の2乗の和に等しい項により除算することにより補正
し、補正された量Eが位相偏移Δの関数E=sinΔ
とすれば簡単になる。
本発明方法を用いる受信機では最後の周波数補正計算段
階の後でフレーム同期を求めると有利である。この場合
は受信機内に設けられ、最後の段階Pまで部分相関を形
成する手段が、就中段階Pの終りにおいて計算される最
終周波数補正を考慮に入れて制御され、同期ワードの全
長に関係する完全な同相相関と直角相関とを形成し、他
の手段を設けて前記同相分と直角分の完全な相関の2乗
の和を形成し、この和をしきい値と比較し、このしきい
値を越えることが同時にフレーム同期の獲得と、このフ
レームの同期の獲得に続くデータの伝送のために局部搬
送波に施すべき周波数補正を表わす。
このタイプの受信機では受信され、復調された信号が変
調速度1/Tの倍数であるサンプリング周波数j/Tでサンプ
リングされ、期間Tを有し、インターリーブされたれj
個のサンプリングされた信号を形成するデータ伝送系用
の受信機において、受信機内に設けられ、周波数補正の
大きさを形成する手段を設け、その後で完全な同相及び
直角相関の2乗の和を前記j個のインタ−リーブされた
信号の各一つ毎に時分割で使用し、こうして一変調期間
中に形成された相関の2乗のj個の和をしきい値と比較
し、このしきい値を越えることが同時にフレーム同期の
獲得と、局部搬送波に施すべき周波数補正と、フレーム
同期の獲得後に続くデータの伝送に使用さるべきサンプ
リング瞬時が最適位置になつたことを表示すると有利で
ある。
例として図面につきなされる下記の説明を読めばどのよ
うにして本発明が実現されるのかよく判かるであろう。
図面につき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る周波数補正法を採用するデータ伝
送系の受信機の略図である。遠方にある送信機(図示せ
ず)では搬送波が送信すべきデータ信号により位相変調
及び/又は振幅変調又は周波数変調され、これにより形
成された変調された搬送波信号は帯域幅が限られている
伝送路を通つて受信機に送信されてくる。この伝送は、
例えば、無線通信路を介して行なわれる。
第1図に示した受信機の入力端子1で受信された変調さ
れた信号は2個のミクサ2及び3に送られ、そこで位相
が互に90°ずれている2個の局部搬送波信号により復
調される。局部搬送波発生器4から直接与えられる同相
局部搬送波信号はミクサ2に加えられ、局部搬送波発生
器4から取り出され、90°移送回路5を通した直角搬
送波信号はミクサ3に加えられる。夫々ミクサ2及び3
の出力端子に接続されている低域フイルタ6及び7は伝
送に使用された帯域の上側に位置する周波数成分を取り
除き、夫々同相復調信号s及び直角復調信号sを供
給する。これらの信号s及びsは夫々遠方の送信機
で搬送波を変調するのに使用したデータ信号を表わすベ
ースバンド信号の実数分及び虚数分である。この後で回
路8及び9でサンプリング周波数Hで夫々信号s及び
をサンプリングする。但し、ここではサンプリング
周波数HはTを変調期間として送信機内での変調速度1/
Tに等しいものとみなす。このサンプリング周波数Hは
低周波局部クロツクを出力する発生器10から供給され
るが、この低周波局部クロツクは周波数がずつと高い時
間軸発生器11ら導びかれる。受信機内での以后の処理
操作をデイジタル形式で行なう場合(これは本発明方法
を用いる受信機での場合である)は、回路8及び9で得
られたサンプルを更にデイジタル形式に変換する。受信
機の同期がとられているものとすると、同相サンプルS
と直角サンプルSとを直接(又は等化器を介して受
信機の識別回路に加えることができる。この識別回路
(図示せず)の目的はデータを再生するにある。
しかし、データを正しく再生することは先ず受信機での
復調に使用される局部搬送波の周波数及び位相が受信さ
れた信号の搬送波の周波数及び位相と厳格に同期がとれ
ていることを意味する。これらの2個の搬送波の周波数
間の許し得る差の最大値の代表的値は1Hzであり、これ
は例えば30MHzのRF搬送波周波数との関係で3×1
-8の精度に対応する。種々の理由、例えば車輌間の通
信の場合のドツプラー効果により、受信される搬送波の
周波数が1Hz以上ずれることがあり、各通信の前に局部
復調用搬送波の周波数を補正し、この局部搬送波の周波
数と受信された搬送波の周波数との間の差が許容限度を
越えないようにする必要がある。
データを正しく再生するにはまた局部サンプリングクロ
ツク発生器10の周波数と位相を受信信号内に含まれる
クロツク情報の周波数と位相とに同期させ、回路8及び
9での信号s及びsのサンプリングが変調速度1/T
及び最適位相で行なわれるようにする必要がある。
最后に、データを正しく再生するためには各通信の開始
のマーキングを許すフレーム同期をとることが必要であ
る。このフレーム同期は受信機側で各データメツセージ
の前に送られてくるフレーム同期ワードを認識すること
により通常の態様で得られる。この認識は受信機内で局
部的に発生させられるフレーム同期ワードと、同相サン
プルS及び直角サンプルSの助けを借りて形成され
る受信され復調された信号のサンプルとの間の相関関数
を計算することにより行なわれる。局部搬送波と局部ク
ロツク同期とを迅速に獲得するために、前述したMeyers
とFranksの論文は同時に復調用搬送波の位相とサンプリ
ングクロツクの位相とに働きかけ、フレーム同期を得る
ために計算された相関関数を最大にすることを提案して
いる。
本発明は、フレーム同期シーケンスを用いるが、異なつ
た態様で動作し、1サンプリング期間内で完全に実行さ
れ、このサンプリング期間の終りにおいて搬送波同期
と、フレーム同期と、サンプリングクロツク同期とを獲
得できる局部搬送波に対する周波数補正方法を提供す
る。
本発明に係る方法の記述を簡明ならしめるため、本発明
方法が拠つて立ち原理を先ず説明する。この方法は任意
のタイプの変調方法を用いる伝送系に適用できるもので
あるが、説明を簡明するため二状態(二進)位相変調を
用いる伝送系に適用されるものとする。
このような場合、遠方の送信機により送られてきた変調
された信号は次のように書ける。
但し、 Aは搬送波の振幅であり、 ωは搬送波の角周波数であり、 θ=±1はKT<t≦(k+1)Tの時間tの期間中に送
られてくるデータビットであり、こゝでTは変調期間で
あり、Kは期間を特徴づける整数である。
受信された信号とこの受信された信号の搬送波と同じ周
波数で位相も同じの局部搬送波とのビートをとることに
より受信機内で受信された信号のコヒーレントな復調を
得ることができる。このビートをとる処理はミクサ2で
行なわれるが、受信された信号が送信された信号a(t)
と正確に同じ波形を有すると仮定すると、これは次式に
対応する。
低域フイルタ6によりビート信号の2倍の周波数を有す
る成分を除去した後次式の復調された信号が得られる。
これはθのとり得る2個の値±1に対して次式の形を
とる。
復調に使用される局部搬送波の周波数がΔだけ受信さ
れた信号の搬送波の周波数と異なる場合は、復調された
信号は次式のように書ける。
但し、Δω=2πΔは2個の搬送波間の角周波数の差
である。
それ故、復調された信号は周波数偏移Δの速度で振幅
変調により影響される。そしてこの振幅変調は受信機の
識別回路でデータを正しく再生するのをひどく混乱させ
るおそれがある。
受信機では、各データメツセージの前に送られてくるフ
レーム同期ワードの検出も局部搬送波と受信された信号
の搬送波との間の周波数差により行なわれる。同期ワー
ドがnビツトを具える場合は、この検出は通常の態様で
局部同期ワードと復調信号との間の相関関数Gを計算す
ることにより行なわれる。
局部同期ワードのnビツトの系列をθ (は0からn
−1迄変わる整数)で表わし、受信された信号に含まれ
るnデータビツトの系列をθ()で表わし、1ビツ
トの持続時間を変調期間Tとすると、相関関数Gは式
(1)を用いて次のように書ける。
受信された信号の系列θ()と局部同期ワードの系
列θ()とが同一である時、簡単のため振幅因子A/2
を1に等しいとすると相関関数Gは となる。そしてこのGは次式のように書けることを示
すことができる。
このように相関関数Gが2個の同一な系列θ 及びθ
()に対してとる値Gは最大値でもなく、1に等し
くもなく、受信された搬送波と局部搬送波との間の周波
数偏移に依存する。これは同期ワードの検出をひどく混
乱させる。このようにして式(2)から周波数偏移Δ
(但し、nは0でない整数) の時相関関数の値Gがゼロとなることを簡単に導びく
ことができる。それ故、同期ワードを正しく検出するた
めには周波数偏移Δが1/nTより小さいことが必要であ
る。
本発明方法の目的はこの周波数偏移Δを正し、第1に
フレーム同期ワードを正しく検出できるようにし、次に
フレーム同期がとられた後送信されてきたデータを正し
く復調できるようにするにある。この方法は周波数偏移
に起因し、同期ワードの2個の等しい順次の部分間に存
在する平均位相偏移の評価に基づいている。第1にこれ
らの2個の部分が同期ワードの2個の半部である場合を
考察する。同期ワードがnビツトから成る場合はこの同
期ワードの2個の半部を形成する2個のブロック間の位
相偏移は次式のようになる。
Δ=N・Δω・T は各ブロックのビツトの数である。
この位相偏移Δの評価のため、復調された受信信号の
同相サンプル及び直角サンプル並びに局部同期ワードの
同相サンプル及び直角サンプルを用いて4個の相関関数
を計算する。これらの相関関数を以后部分相関と称する
が、それはこれらが各々同期ワードの一部に関係するか
らである。
−同期ワードの同相サンプルの第1の半部と同相復調信
号の第1のN個のサンプル系列との間の部分相関▲C1 r
▼。
−同期ワードの同相サンプルの第2の半部と同相復調信
号の第2のN個のサンプル系列との間の部分相関▲C2 r
▼。この第2の系列は第1の系列に続くものである。
−部分相関▲C1 r▼に類似するが、直角サンプルを用い
る部分相関▲C1 i▼。
−部分相関▲C2 r▼に類似するが、直角サンプルを用い
る部分相関▲C2 i▼。
Δ′=(N-1)・Δω・Tとおくことにより同期ワード
のサンプルと復調された信号のサンプルが同一である
時、相関関数▲C1 r▼,▲C2 r▼,▲C1 i▼,▲C2 i
が次の値をとることを示すことができる。
式(3)から計算された値▲C1 r▼,▲C2 r▼,▲C
1 i▼,▲C2 i▼に対して量E=▲C1 r▼・▲C2 i▼−▲
2 r▼・▲C1 i▼は次の値をとる。
この量Eはしばしば「誤差」と称されるが、それはこれ
が位相偏移Δを表わし、究局的には受信された搬送波
と局部搬送波との間の周波数偏移を表わすからである。
部分相関は受信信号のレベルに依存するからこうして計
算された誤差Eも受信信号のレベルに依存する。受信信
号のレベルに存在する可能性のある変動を取り除くため
に、誤差Eはこの誤差Eを復調された受信信号の同相サ
ンプルの2乗と直角サンプルの2乗との和に等しい補正
項で割ることにより補正することができる。このように
して位相偏移Δだけに依存する補正された誤差E
得られるが、これは下記の通りである。
位相偏移がπ/2に対して非常に小さい場合は、因子 が1に非常に近く、補正された誤差EはほぼsinΔ
に等しくなる。
しかし、部分相関(▲C1 r▼,▲C1 i▼)又は(▲C2 r
▼,▲C2 i▼)を用い、誤差Eを量(▲C1 r▼)
(▲C1 i▼)又は(▲C2 r▼)+(▲C2 i▼)
より割ることにより誤差Eを補正すると好適である。こ
れらの量は次のようなものであることを容易に示すこと
ができる。
Kは受信信号の振幅を表わす。従つて、このようにして
誤差Eの補正を行なうことにより厳密に次式が得られ
る。
=sinΔ 位相偏移Δは補正された信号Eから一つの方法又は
他の形態で求められるが、この位相偏移をひきおこした
周波数偏移Δを求めることもできる。蓋し、Δ=N
・Δω・T=N・2π・Δ・Tであるからである。次
にこの測定された周波数偏移Δを用いて復調のために
使用される局部搬送波の周波数を補正することができ
る。
同期ワードの2個の半部の相関に基づく周波数補正法は
測定可能な周波数偏移Δの領域に関連して或る限界を
与える。実際には、今sinΔに等しいものと看做され
ている補正された誤差Eに基づく、同期ワードのこれ
らの2個の半部間の位相偏移Δを明確に求めるために
は|Δ|<π/2であることが必要である。所定のサ
ンプリング速度1/Tに対し、結果は考えられている回路
が次のような最大値Δmaxより小さい周波数偏移だけ
を測定し、従つて補正することになる。
即ち こゝで注意すべきことは E=▲C1 r▼・▲C2 i▼−▲C2 r▼・▲C1 i▼の他に量 F=▲C1 r▼・▲C2 r▼+▲C1 i▼・▲C2 i▼を計算
し、これをEと同じようにして補正した後補正された量
=cosΔを得るならば、測定可能な周波数偏移Δ
の限界を|Δ|<πのように拡大できることであ
る。
最大の測定可能な周波数偏移Δmaxも実際の周波数偏
移を補正するのに不十分なこともある。これを大きくす
るためには部分相関が関係する同期ワードの部分の長さ
を短くすればよいことであることは明らかである。例え
ば、最大の測定可能な周波数偏移を2倍にするために
は、長さn=2Nを有する同期ワードを長さがN′=N/
2の4個の等しい部分に分割する。この場合長さN′の
部分に部分相関を行なう周波数補正法は次のようなΔ
max迄の周波数偏移を測定することができる。
同期ワードを更に短い部分に分割することにより、測定
可能な周波数偏移の範囲を一層大きくすることができ
る。しかし、明らかにこの範囲の増大は周波数偏移の測
定精度を劣化させる。蓋し、この精度は測定のために使
用される部分の長さに比例して変わるからである。
この欠点を除去するため、本発明は数段階に分かれて処
理し、各段階中においては予じめ定められた長さの同期
ワードの部分を用いて周波数偏移を測定し、各段階の終
りにおいては測定された偏移に対応する周波数補正を行
なうことを提案している。各段階が次々と続く中で長さ
を大きくした部分を用いて測定を行ない、測定可能な周
波数偏移の範囲を狭くする。しかし、周波数補正は次の
測定を行なう前の各段階の終りにおいて行なうから、段
階系列で測定すべき周波数偏移も小さくなると共に測定
精度が向上する。
同期ワードの2個の半部に関係する部分相関に基づいて
周波数偏移Δを決めるための前記公式は全て任意の長
さの同期ワードの順次の部分に関係して部分相関が用い
られる任意の段階に容易に拡張することができる。
このようにして(K-1)とKとを同期ワードの同一長さの
2個の順次の部分の順序とすれば、同相部分相関C(K
-1)及びC(K)並びに直角部分相関C(K-1)及びC
(K)が求められる。
そしてこれらの部分相関から次式に従つて誤差Eを計算
することができる。
E=C(K-1)C(K) −C(K-1)C(K) (5) 受信信号のレベルに対する依存性に関して補正された誤
差E、即ち補正された誤差Eは次の値を有する。
但し、Δは同期ワードの2個の部分間の位相偏移であ
り、bはこれらの部分の各々のビツト数である。
位相偏移Δの値が小さな場合又は前述したように部分
相関の2乗の和を用いて補正を行なう時、補正された誤
差Eはほぼ次の値を有する。
=sin(Δ) (7) 1ステツプ中に使用される同期ワードの部分の数が3以
上である時は数個の誤差Eを計算し、その平均値E
とり、この平均値Eから補正された誤差Eを計算
し、周波数偏移の測定精度を改良するのが有利である。
式(6)又は実際には式(7)に基づいて位相偏移Δを得る
ことができる。2個のbビツト部分に対しこの移送偏移
Δを与える周波数偏移Δは次式を用いて得ることが
できる。
Δ=b・Δω・T =b・2πΔ・T (8) それ故p個の段階を用いる手順では各段階iの終りにお
いて周波数偏移Δを求め、その後で和 を求める。この和はこの段階に対し局部搬送波に対し施
すべき周波数補正の大きさの或る種の評価となる。最后
の段階pの終りに形成されるこの和はフレーム同期が得
られた後のデータ伝送中この周波数補正のために維持し
続けるべき値である。
同期ワードの長さ及び中断を決める(この処理は数個の
段階で行なわれる周波数補正法にとつて必要である)た
めには2個の制約を考慮に入れる必要がある。即ち、 −測定すべき最大周波数偏移 −周波数偏移測定のために必要な精度である。
最大周波数偏移は周波数偏移の測定が最も低い第1の段
階で用いられる同期ワードの最小の部分の最大の長さを
決める。必要な最后の精度は最后の段階で用いられる2
個の部分の最小の長さを決める。p個の段階を用いる方
法はnビツトの同期ワードを夫々以下の数、即ちn/2
,n/2p−1・・・n/2,n/2個のビツトを
有する単位部分に分割することにより実現される。前述
した2個の制約はn/2ビツトの最小部分が課された
最初の周波数偏移の実効的な測定を許し且つn/2ビツ
トの2個の最大部分が必要な精度での測定を与える時尊
重される。
第2図は例えば4段階で行なわれる時の本発明方法の説
明図である。第2図の部分2aは順序p=1,2,3及
び4の各段階につきn=2Nビツトの同期ワードを各段
階において同一長さのq個の部分に分割する様を示した
ものである。部分2bは各段階1,2,3又は4毎に周
波数偏移Δの関数として補正された誤差E=sinΔ
の曲線を示したものである。
段階1においては、各々がn/16ビツトの長さを有するq
=2=16個の部分に分割する。このようにして16
個の同相及び直角部分相関をとり、15個の誤差Eを作
り、その平均値をとり、最后に補正された誤差Eを求
める。この補正された誤差Eは実際にはE=sin
(Δ)であり、こゝでΔは2個の部分間の平均
位相偏移である。位相偏移Δはこの式から導びか
れ、その後で次の関係式 を用いて周波数偏移Δを導びくことができる。
部分2bではΔの関数としての補正された誤差E
の曲線は正弦波の弧の形を有する。太線で示したその有
効な部分は周波数偏移Δの最大Δ1maxで限られて
いる。そしてこれに対する位相偏移は である。容易に分かることであるが である。この段階1が終つた時局部搬送波の周波数は測
定された周波数偏移に対して補正される。これは次の段
階2で使用される同期ワードの部分と相関させられるべ
き復調された信号の位相の補正を達成する。
段階2では同期ワードが各々がn/8ビツトの長さを有す
るq=2=8個の部分に分割される。こゝにはまだ段
階1での周波数偏移の評価が不完全なために生ずる2個
の順次の部分間の位相偏移Δが存在する。しかし、
測定はこの位相偏移Δがπ/2より小さいように行
なわれる。従つて、残存する周波数偏移Δは最大周
波数偏移Δ2maxより小さく、この最大周波数偏移Δ
2maxは最大周波数偏移Δ1maxの半分であり、従って、 である(第2図の部分2b参照)。この段階2では7個
の誤差Eを計算し、その平均値をとることにより周波数
偏移Δの評価を行なうことができる。段階2の終り
において、測定された周波数偏移Δを考慮に入れて
次の段階3で同期ワードの部分と相関させるべき復調さ
れ信号の位相を補正する。
段階3では同期ワードを各々がn/4ビツトの長さを有す
るq=2=4個の部分に分割される。これらの間には
位相偏移Δが存在する。最大の測定可能な周波数偏
移は である。3個の誤差Eを計算し、その平均値をとること
により周波数偏移Δを評価することができる。この
段階の終りにおいては、測定された周波数偏移Δ
考慮に入れて次の段階4で同期ワードの部分と相関させ
られるべき復調信号の位相を補正する。
段階4では同期ワードを各々が ビツトの長さを有するq=2個の半部に分割する。そし
てこれらの間には位相偏移Δが存在する。最大の測
定可能な周波数偏移は である。周波数偏移Δは同期ワードの2個の半部か
ら誤差Eを計算することにより測定される。この段階4
の終りにおいては測定された周波数偏移を考慮に入れて
復調された信号の位相を補正する。これは、以后の段階
では周波数補正手順固有の部分ではないが、フレーム同
期及び多分サンプリングクロツク同期を得る目的で全体
の同期ワードと関連させることができる。これについて
は後述する。
周波数補正手順の最后の段階4の終りにおいて、保持す
べき局部搬送波の周波数補正は測定された4個の周波数
偏移の和、即ち、Δ+Δ+Δ+Δであ
る。フレーム同期が得られている時この周波数補正は受
信信号の復調のために有効に使用される。
今度は第1図につき本発明方法を用いる回路の構造を説
明し、第3図につき4段階手順の場合の動作モードを説
明する。
第1図に示すように、周波数補正回路はスイツチの形態
で示したゲート回路13及び14を介して回路8及び9
の出力端子に接続できるメモリ12を具える。これらの
ゲート回路はシーケンシング回路29で作られた信号
H′により制御され、メモリ12に回路8及び9で作ら
れたサンプルSとSの各対を蓄わえさせる。シーケ
ンシング回路29は時間軸発生器11から送られてくる
パルスを受け取り、装置の動作に必要な全ての他の制御
信号を供給する。メモリ12は同期ワードのビツト数n
と同数のサンプルS及びSの対を蓄えられる大きさ
とする。これらの蓄わえられるサンプルS及びS
装置で採用される技術に依存してアナログ形態にするこ
ともできるし、デイジタル形態にすることもできる。第
3図の図3aは信号H′の2個の順次のパルスを示す
が、これらの2個のパルスは回転8及び9で行なわれる
サンプリング動作の期間Tだけ隔てられている。しばら
くこの期間は変調期間Tと同じものとする。
局部搬送波の周波数を補正する全ての方法はメモリ12
に各々の新規の対のサンプルが入つた後この期間Tの間
に完全に行なわねばならない。この目的で、メモリ12
は高速の読み出しクロツク信号hを受け取るが、この信
号hは期間T中にメモリの2個の出力端子に手順の完全
なサイクルに必要な数と同数のn個のサンプルSとn
個のサンプルSの系列が現われるに十分な周波数を有
する。
メモリ12の2個の出力端子に現われる信号x及びyは
複素信号zの実部及び虚部である。これらの信号x及び
yは移送器15に加えられて複素信号zを形成するが、
この目的は複素信号zのn個のサンプルの各系列の各サ
ンプルの位相を各段階の終りにおいて周波数補正回路に
より作られる周波数補正VCOに対応する位相角VCO
けずらすにある。移送器15は次の計算を行なうことに
より複素信号Zの実部X及び虚部Yを供給する。
移相器15で使用される量sinVCO及びcosVCOは読み
出し専用メモリ(ROM)16により与えられるが、こ
のROM16は位相発生器17により高速クロツクhの
速度で作られた位相VCOによりアドレスされる。位相
発生器17は周波数補正発生器18により供給される周
波数補正VCOに基づいて位相VCOを作る。
信号X及びYのサンプルを相関計算回路19及び20に
加える。この相関計算回路19及び20には局部同期ワ
ードの実部X′及び虚部Y′も加えられる。X′及び
Y′の各シーケンスのn個のサンプルは読み出し専用メ
モリ(ROM)21に蓄わえられ、高速クロツク速度h
で読み出される。各シーケンスは手順の完全なサイクル
に必要な回数再生される。位相及び振幅変調を用いる伝
送系の場合はn個のサンプルX′及びY′は伝送される
同期ワードのn個のビツトに対応する位相状態θ及び
振幅状態を再生する。(PSKタイプの)位相変調だけ
の場合はn個のサンプルX′及びY′は単なるcosθ
及びsinθとなる。
相関計算回路19及び20では一方ではサンプルXと
X′との積及び他方ではサンプルYとY′との積を累算
する。第3b図に示すサンプリング信号Hが相関計算
回路19及び20での部分相関の結果を読み出す動作を
制御する。他方ゼロにリセツトする信号RAZ(第3
c図)が信号Hにより部分相関の結果が読み出され終
つた直后にこれらの部分相関の結果をゼロにリセツトす
る。信号H及びRAZの期間は部分相関を計算する
のに使用される同期ワード部分の長さを規定する。第3
図に示すようにこの期間は手順が段階1,2,3又は4
と進むにつれ異なつてくる。
相関計算回路19及び20は夫々部分相関C(K)及び
(K)の結果を与える。但し、Kは各段階での各部分
相関の順序を規定する。第3d図は段階1においては0
から15迄番号がつけられた16の結果C(K),C
(K)が作られ、段階2においては0から7迄番号がつ
けられた8個の結果が作られ、段階3では0から3迄番
号がつけられた4個の結合が作られ、段階4では0と1
の番号がつけられた2個の結果C(K)及びC(K)が作
られる。
部分相関の順次の結果は計算回路22に加えられ、こゝ
で速度Hで与えられる順次の部分相関の対C(K-
1),C(K)及びC(K-1),C(K)から前述した式(5)
に従つて誤差項Eが計算される。
誤差Eの各項は部分相関C(K),C(K)及びC(K-
1),C(K-1)を作るのに使用される同期ワードの2個
の順次の部分間の位相偏移Δに依存する。第3e図が
示すように、計算された誤差の項は段階1においては位
相偏移Δに対応し、段階2においては位相偏移Δ
に対応し、段階3においては位相偏移Δに対応
し、最后に段階4においては位相偏移Δに対応す
る。
このようにして計算された順次の誤差項Eは段階1にお
いては15個の値Eをとり、段階2においては7個の
値Eをとり、段階3においては3個の値Eをとり、
段階4においては1個の値Eをとるが、これらは回路
23に与えられ、この回路23で各段階1,2,3及び
4の終りにおいて平均値がとられる。この目的で、第3
f図に示すように、誤差Eは回路23で累算され、各段
階の終りにおいて累算の結果はゼロにリセツトされる。
このゼロにリセツトする動作は信号RAZにより制御
される。このゼロにリセツトする動作の直前に累算の結
果は累算された誤差項の数N(N=15,7,3又
は1)により除算され、この除算の結果が誤差項の平均
値を構成する。この誤差項の平均値E1m,E2m,E3m
4m=E4mはサンプリング信号Hの制御の下に夫々段
階1,2,3,4の終りに現われる。
第3図を完成することを目的とする第11図には、本発
明回路で使用される種々の制御信号が示されている。時
間スケールを固定することを目的とする第11a図は、
第3a図もそうしたように、サンプリング期間Tだけ離
れている信号H′の2個の順次のパルスを表わす。この
第11a図はまた段階1,2,3及び4が行なわれる期
間をも示す。第11b図及び第11c図は夫々サンプリ
ング信号Hとゼロにリセツトする信号RAZのパル
スを表わす。これらの信号は回路23に与えられ、各段
階1,2,3及び4の終りにおいて発生するパルスによ
り前述した機能を果たす。
回路23で生ずる平均誤差項は回路24に与えられ、レ
ベルを補正されて、補正された誤差項▲E* 1▼,▲E* 2
▼,▲E* 3▼,▲E* 4▼を作る。これらの補正された誤
差項は夫々ほぼsinΔ,sinΔ,sinΔ及びs
inΔに等しい。第3g図はこれらの量が段階1,
2,3及び4の終りにおいて順次に現われる様を示す。
このレベルの補正のため、回路19及び20で作られた
部分相関の結果の2乗の和を累算し、各段階の終りにお
いて信号RAZにより累算の結果をゼロにリセツトす
ると好適である。レベルを補正された誤差項は回路23
で計算された平均誤差項を今説明したように回路19及
び2和で形成された累算の結果で除算すると得られる。
補正された誤差はサンプリング信号Hの制御の下に回
路24の出力側に現われる。
補正された誤差Eは各段階の終りにおいて測定された
周波数偏移を決定することを目的とする回路25に加え
られる。この目的で、この回路は第1に補正された誤差
の関数としての位相偏移Δを決定する手段を具え
る。この目的で、量Δ=sin-1を蓄わえる読み出
し専用メモリを用いることができる。このメモリは項E
で形成されたアドレスにより読み出すことができる。
代りに関数Δ=sin-1の単純な近似を用いて計算
により位相偏移を得ることができる。各段階で決まる位
相偏移Δ,Δ,Δ,Δから回路25は
前述した式(8)を用いて対応する周波数偏移Δ,Δ
,Δ,Δを決定する。この式(8)を適用す
るためには段階1,2,3及び4に対し考慮すべきビツ
ト数bを夫々n/16,n/8,n/4,n/2とする。但し、nは
同期ワードのビツトの全数である。第3h図は段階1,
2,3及び4の後に続く期間を示すが、これらの期間に
おいて周波数偏移Δ,Δ,Δ及びΔ
得られる。
これらの測定された周波数偏移は回路18に加えられ、
そこで各期間T中累算され、各期間Tの終りにおいて第
11e図に示すゼロにリセツトする信号RAZにより
累算の結果がゼロにリセツトされる。各段階の終りにお
いてサンプリング信号Hにより累算の結果が読み出さ
れる。このようにして回路18は手順の各段階で使用さ
るべき局部搬送波の周波数補正に等しい周波数VCO
供給する発生器として働らく。第3i図が示すようにこ
の周波数VCOは順次に次の値をとる。VCO =0 期間Tの始まりから段階1中 =Δ 段階1の終りから段階2中 =Δ+Δ 段階2の終りから段階3中 =Δ+Δ+Δ 段階3の終りから段階4中 =Δ+Δ+Δ 段階4の終りから期間Tの終り迄 回路18により供給される周波数VCOは回路17に与
えられ、(メモリ12内のサンプルx及びyを読み出す
のに使用された)高速クロツクhの速度で上記複素サン
プルの成分x及びyが受けねばならない移送量VCO
作られる。上述した周波数VCOと調和して、これまた
第3i図に示されるのであるが、この移送量は段階1に
おいてはゼロであり、次いで各段階1,2,3,4の後
ゼロから出発してΔ,Δ+Δ,Δ+Δ
+Δ,Δ+Δ+Δ+Δに比例
する。回路17に加えられる信号RAZは各段階1,
2,3,4の終りにおいてVCOを十分にゼロにリセツ
トする。この信号RAZは第11f図に示す。
第4図ないし第7図は第1図に示した原理的な回路の可
能な実施例を示したものである。これらの図面では同じ
機能を有する回路及び信号に同一符号を付してある。
第4図は移送器15並びに相関計算回路19及び20の
一実施例を示したものである。移送器15は乗算回路3
0〜33並びに組み合せ回路34及び35を具え、これ
らが信号x及びy並びに量cosVCO及びsinVCOから前
記式(9)に従つて信号X及びYを計算できるように相互
に結線されている。相関計算回路19及び20は同じで
あつて、同じように動作する。相関計算回路19は、例
えば、乗算回路36を具え、これが移送器15により作
られたサンプルXと読み出し専用メモリ21からくるサ
ンプルX′との積を形成する。これらの積は加算器37
とメモリ38とにより構成される累算器で累算される。
累算の結果は累算器の出力端子に接続されているバツフ
アメモリ39に現れる。累算はサンプルX及びX′が現
れるクロツクhの速度で行なわれる。累算器は累算の結
果がバツフアメモリ39でサンプリング信号Hでサン
プリングされた直後にゼロにリセツトする信号RAZ
によりゼロにリセツトされる。バツフアメモリ39の出
力側には部分相関C(K)の結果が現れる。
第5図は誤差Eを計算する回路22と、平均誤差E
計算する回路23の一実施例を示す。回路22は部分相
関C(K)とC(K)の結果を受け取る。この回路22は
前段の結果C(K-1)とC(K-1)とを蓄わえるメモリ4
0及び41を具える。そしてサンプリング信号Hの制
御の下に、相関結果C(K)及びC(K)が現われるのと
同時に相関結果C(K-1)及びC(K-1)を出力する。こ
れらの全ての相関結果は乗算回路42及び43並びに組
み合せ回路44により処理される。これらは前記の式
(5)に従つて誤差信号Eを計算するように配置されてい
る。
平均値計算回路23は加算器45とメモリ46とにより
構成される累算器を具えるが、この累算器はサンプリン
グ信号Hの制御の下に入力端子に加えられた誤差Eの
項を累算する。この累算器は各段階の終りにおいて、信
号RAZによりゼロにリセツトされる。累算器がゼロ
にリセツトされる直前に乗算回路47で累算の結果に量
1/Nmが乗算される。Nは各段階で累算された誤差項の
数である。乗算処理の結果はメモリ48に与えられる。
そして平均誤差サンプリング信号Hにより各段階の平
均誤差項が各段階の終りの直后に現われるように読み出
される。
第6図は回路24と25の実施例を示す。回路24は、
部分相関結果C(K)及びC(K)に基づいて平均誤差E
を補正することを目的とし、2乗回路50及び51並
びに加算器52を具え、これらは量〔C(K)〕
〔C(K)〕を作るように配置されている。そしてこ
の量〔C(K)+C(K)〕は加算器53とメモリ5
4とにより構成される累算器で累算される。この累算は
部分相関サンプリング信号Hの速度で行なわれる。メ
モリ54は各段階の終りにおいて制御信号RAZによ
りゼロにリセツトされる。この累算器の出力端子は累算
器の内容の逆数値を出力する回路55に接続される。こ
の逆数値は平均誤差項Eに与えらるべき補正因子C
である。この補正因子Cはバツフアメモリ56に与え
られ、このバツフアメモリ56から制御信号Hにより
読み出され、乗算回路57に与えられる。この乗算回路
57には同じ制御信号Hによりメモリ48から読み出
された平均誤差Eも加えられる。回路24はこのよう
にして補正された誤差項Eを供給する。
回路25は各段階の終りにおいて計算された周波数偏移
を供給することを目的とするが、例えば、読み出し専用
メモリ(ROM)58を具え、このROM58から補正
された誤差Eにより形成されたアドレスに応答して移
送偏移Δが読み出される。乗算回路59により式(8)
に従つて量Δω・Tが得られるが、この乗算回路59は
位相偏移Δωと同期ワード部分のビツト数bの逆数値と
から積 を形成する。この量Δω・Tは周波数偏移Δに比例す
るから、これらの周波数偏移を計算する必要はない。
第7図は回路18と17の実施例を示す。回路18は加
算器60とメモリ61とにより構成される累算器を具
え、この累算器がサンプリング信号Hの制御の下に手
順の各段階の終りにおいて得られる量Δω・Tを累算す
る。メモリ61は各期間Tの終りにおいて信号RAZ
によりゼロにリセツトされる。従つて、次の期間の開始
時点においてはその内容はゼロとなる。このようにして
累算回路18の出力側には周波数補正VCOに比例する
量ωVCO・Tが出力される。
回路17は加算器62とメモリ63とにより構成される
累算器を具え、高速クロツクhの速度で量ωVCO・Tを
累算する。メモリ63は各段階の終りにおいて信号RA
によりゼロにリセツトされる。クロツクhはまたメ
モリ12からサンプリングx及びyを読み出す速度を与
えるが、累算器の出力側は移相量VCOをシミユレート
し、複素サンプルの成分x及びyがこの移相量を受け、
受信された搬送波に対する局部搬送波の周波数偏移を補
正する。
これから述べる本発明の一変形例によれば、各サンプリ
ング期間Tにおいて、時間の点で第1図の略図に示した
方法よりも高速な方法を使用することができる。例え
ば、前述した4段階手順に適用されるこの変形例によれ
ば、段階2,3,4についての部分相関が第1の段階時
に計算された部分相関に基づいて決められる。こゝでも
第1の段階時の部分相関はメモリ12から読み出された
n対のサンプルx及びy並びにメモリ21から読み出さ
れたn対のサンプルX′及びY′に基づいて形成され
る。このようにして、各段階2,3,4において、メモ
リ12及び21からこれらのn対のサンプルを再読み出
しする必要はなくなる。
段階2,3,4につき部分相関を得るために用いられる
方法は、夫々の前段階1,2,3中に計算された部分相
関を対のように加えることから成る。しかし、この加算
処理を行なう前に先ず評価されたばかりの周波数偏移を
用いて前段階中に計算された部分補正の位相を補正しな
ければならない。
第8図の略図は本発明方法のこの変化がどのようにして
実現できるかを示す。その動作については第3図及び第
11図につき既に述べた図に第11g図、第11h図及
び第11i図を加えて説明することができる。
第8図の略図は本発明方法のこの変形例がどのようにし
て実現されるかを示す。第1図と同じ機能を有する要素
に第8図でも同じ符号を付してある。第8図にもメモリ
12が示されているが、このメモリ12は前述したよう
に各期間Tにおいてゲート13及び140介して一対の
サンプルS及びSを受け取り、n対のサンプルの容
量を有する。高速クロツク速度hでメモリ12から読み
出されたサンプルx,yは直接相関計算回路19及び2
0に加えられる。これと同時にこれまたクロツク速度h
で読み出された局部同期ワードのn対のサンプルx′,
y′も加えられる。回路19及び20で部分相関を計算
するために、第1図の回路図で使用された制御信号と同
じで、第3b図及び第3e図に示されている制御信号H
及びRAZを使用できる。しかし、実際には、この
略図の先の部分では回路19及び20で作られた全ての
部分相関の中で段階1中に作られた部分相関だけを使用
する。この目的で、回路19及び20の出力端子をスイ
ツチ70及び71を介して段階1中でだけ誤差Eを計算
する回路22に接続する。スイツチ70及び71は第1
1g図に示す制御信号Hにより適当な位置にセツトさ
れる。回路19及び20の出力端子はまたスイツチ73
を介してメモリ72の入力端子に接続する。スイツチ7
3もメモリ72が段階1中に処理した部分相関を蓄わえ
るように制御信号Hにより制御される。
段階1のコースにおいて作られた部分相関は第1図につ
き説明したように計算に使われ、回路22で誤差E
計算し、その後で回路23が平均誤差E1mを計算する。
段階1で計算され、メモリ72に蓄わえられた16個の
部分相関は段階2において第11h図に示す制御信号H
でメモリ72から読み出される。これらの部分相関
は、第1図の補正回路24と同じ機能を有する補正回路
24で使用され、段階2でも現われる平均誤差E1mを補
正する。そして補正された誤差▲E* 1▼は回路58に加
えられ、関係式Δ=sin-1▲E* 1▼を用いて段階1
で作られた部分補正に対応する位相偏移Δを決め
る。メモリ72から読み出された段階1の16対の部分
相関は位相器74に加えられ、位相′VCOだけ補正さ
れる。移送器74に加えられる部分補正の対をc及び
で表わせば、移送器74は次の計算を行なうことに
より位相を補正された部分相関の対C及びCの系列
を出力する。
=ccos′VCO+cysin′VCO=ccos′VCO−cxsin′VCO 量sin′VCO及びcon′VCOは位相発生器75により作
られた位相′VCOにより読み出し専用メモリ(RO
M)16から読み出される。この位相発生器75は加算
器76とメモリ77とを具え、制御信号Hの速度で読
み出し専用メモリ58により作られた位相Δを累算
し、各段階の終りにおいて信号RAZによりゼロにリ
セツトされる累算器により構成される。このようにして
段階2において移送器74に加えられる16対の部分相
関はそこで位相偏移Δの累算により得られる位相
VCO1だけ位相が補正される。
位相′VCO1だけ補正された16個の部分相関の各対は
加算器78及び79に送られ、制御信号Hによりメモ
リ80及び81から読み出された先行する対の部分相関
に加えられる。加算器78及び79の出力側に出る和は
制御信号Hによりメモリ82に書き込まれる。制御信
号Hは第11i図に示してあるが、制御信号Hの速
度の半分の速度しかなく、従つて、このメモリ82は段
階1の16対の部分相関から出発して段階2で作られる
8対の部分相関を蓄わえる。
これらの段階2の8対の部分相関は制御信号Hの速度
でメモリ82から読み出され、一方ではスイツチ70及
び71を介して計算回路22に与えられ、そこで段階2
の8個の誤差Eを計算するのに使用われ、他方ではス
イツチ73を介してメモリ72に送られ、段階3のコー
スで制御信号Hにより再度このメモリから読み出され
る迄そこに蓄わえられる。
段階3では、段階2につき上述した手順が繰り返され、
次の計算が行なわれる。即ち、平均誤差E2m,補正さ
れた誤差▲E* 2▼、位相偏移Δ,位相′VCO2(こ
れはメモリ72から読み出された8個の部分相関の位相
を補正するのに使われる)及び最后に補正された部分相
関の対のような和である。これらの和の4個がメモリ8
2に書き込まれ、同じように使われる。
段階4では位相偏移Δと位相′VCO3とが求めら
れ、メモリ72から読み出された4個の部分相関の位相
を補正するのに使われる。最后に、この段階4では2対
の位相を補正された部分相関がメモリ82に書き込まれ
る。
これらの2対の部分相関は段階4の終りにおいて位相偏
移Δを決めることを可能にする。この位相偏移Δ
は位相′VCO4を計算するのに使用することができ、
この位相′VCO4はメモリ72から読み出された2個の
部分相関の位相を補正し、メモリ82で局部同期ワード
と受信され、復調された信号との間の完全に位相を補正
された相関を形成するのに使用される。前述したよう
に、この完全な相関はクロツク同期とフレーム同期とを
サンプリングするのに使用することができる。
注意すべきことは、第8図に示した実施例では、各段階
1,2,3及び4の部分相関の位相を補正するのに使用
される位相′VCO1,′VCO2,′VCO3,′VCO4
直接計算された位相偏移Δ,Δ,Δ,Δ
から得られ、他方第1図に示した実施例ではメモリ1
2から読み出されたサンプルを補正するのに使用される
位相が累算された周波数偏移、即ち、Δ,Δ
Δ,Δ+Δ+Δ,Δ+Δ+Δ
+Δから得られることである。上述した2個の
実施例ではいずれも全部の累算された周波数偏移Δ
+Δ+Δ+Δを処理することが必要で、こ
れは手順の終りにおいて局部搬送波を補正するために使
用される周波数VCOを構成するから、第8図の回路に
もこの周波数VCOを処理する手段を設ける必要があ
る。この目的で、読み出し専用メモリ58から供給され
る位相偏移Δを第6図及び第7図につき述べた態様で
処理する。位相偏移Δ=b・Δω・Tは乗算回路59
に送られ、そこで1/bが乗算される。周波数偏移Δに
比例する量Δω・Tは累算回路18で累算され、段階4
の終りにおいて周波数補正VCOに比例する量ωVCO・T
が供給される。
以下フレーム同期をサーチし、クロツク同期をサンプリ
ングするために、本発明に係る周波数サーチ装置をどの
ように使用するかを説明する。この特別な目的のため、
局部同期ワードのn個のサンプルと受信信号のn個の最
后のサンプルとの間の完全な相関を周波数補正手順の終
りにおいて計算する。前に説明したように、第1図に示
した実施例でも、第8図に示した実施例でも等しく完全
な相関を得ることができる。
フレーム同期のサーチが基づく原理を第9図の9a及び
9b図につき説明する。第9a図はクロツク同期がとれ
たとみなすことにより連続的に求められた完全な相関関
数Cを時間の関数として示す。この場合、相関相関Cは
期間Tのサンプリングクロツク瞬時の一つでピークを示
す。これは時間軸の勾配により示される。関数Cは、例
えば、同期ワードが最大長さ系列を有する場合、このピ
ークの瞬時tにおいて値1をとり、他の時間では−1/
nをとる。ピークの瞬時tは受信信号のn個の先行す
るサンプルが伝送されてきた同期ワードを構成する瞬時
を示す。相関ピークの瞬時tの近似値を得、これによ
りフレーム同期を得るためには相関関数をしきい値S
と比較すれば十分である。第9b図は本発明装置で実際
に行なわれるように、サンプリングクロツクの期間Tで
サンプリングされた信号から求められる完全な相関C
を示す。第9b図ではクロツク同期が得られているもの
と仮定しているから、相関ピークの瞬時tはサンプリ
ングされた信号から得られる相関Cをしきい値S
比較することにより明確に得られる。
ビツトクロツク同期が未だとられていない時は、受信信
号が変調速度1/Tの倍数である周波数でオーバーサンプ
リングされることを条件に、フレーム同期と同時にビツ
トクロツク同期を得ることもできる。この倍数の周波数
がj/Tである時周波数補正回路は同じようなものとなる
が、期間Tでサンプリングされ且つインタリーブされた
j個の信号を時分割で処理し、周波数補正手順の終りに
おいてj個の周波数補正値VCOに達し、最后にこれら
の夫々のj個のインタリーブされた信号に対応するj個
の完全相関に達する。第9c図は第9a図の相関関数C
の像であり、サンプリング周波数4/Tで得られる相関C
esを示す。この相関Cesをしきい値Sと比較すること
によりフレーム同期が得られ、期間T内の最大相関に先
立つサンプルの位置を検出することによりサンプリング
クロツク同期が得られる。同時に、j個の利用可能な周
波数補正VCOから、得られるサンプリングクロツクに
対応し、同期期間に続くデータ伝送中に使用される補正
が選択される。
上述したクロツク同期とフレーム同期とをサンプリング
するサーチ手順は第1図の実施例及び第8図の実施例の
相関計算手段を用いることにより実現できる。周波数サ
ーチ手順の後で得られる完全な相関の実部Cと虚部C
は、例えば、2乗回路に加えられ、得られた2乗の量
は加算器に加えられ、しきい値と比較された和を形成す
る。そしてこのしきい値を越えた瞬時がフレーム同期と
サンプリングクロツク同期とを与える。
本発明回路を用いて搬送波、サンプリングクロツク及び
フレーム同期が得られると、この回路はも早や有用では
なくなり、受信機は第10図に示すような形態となり、
これによりデータが再生される。この第10図でも第1
図の諸要素の一部が使われ、それには同一符号を付して
ある。サンプリングクロツク発生器10はこの形態の中
に設けられてあり、同期期間の終りにおいて見られる位
相を有する周波数1/Tを供給できる。サンプルs及び
はアナログ−デイジタル変換器8及び9にこの速度
1/Tで供給され、その後で直接移相器に加えられる。こ
の移相器は本発明周波数補正回路で使用されるのと同じ
移相器とすることができる。この移相器15ではサンプ
ルの成分S,Sの位相が位相発生器85により供給
される位相ΨVCOの助けを借りてメモリ16から読み出
された成分sinΨVCO及びconΨVCOを用いることにより補
正される。移相器15は式(9)により示される計算処理
と類似の計算処理の結果であるサンプルe,eを供
給する。位相ΨVCOは位相VCO又は′VCOと異なる
が、これは初期瞬時tからTの倍数だけ隔たる瞬時に
おいて、同期期間の終りにおいて見られる周波数VCO
=Δ+Δ+Δ+Δを有する発振器が有
するであろう位相に対応しなければならない。この位相
ΨVCOは、加算器86とメモリ87とにより構成される
累算器により得られる。メモリ87ではメモリ88に蓄
わえられている周波数VCO(又は比例する量)が信号
RAZにより決まる初期瞬時tから出発して累算速
度1/Tで累算される。位相器15により作られた補正さ
れたサンプルe,eは決定回路89に与えられ、デ
ータDを再生する。データ伝送時には周波数VCOが就
中制御ループにより制御されるが、これは搬送波の同期
を維持し、この同期を獲得するためにだけ使用され、本
発明回路とは一切関係ない。
前述したところでは、本発明に係る手順が使用される方
法が布線回路を用いて実現されるかのように記載されて
いる。しかし、明らかに代りにメモリと関連し、全ての
必要な機能を実行するためのプログラムにより制御され
るマイクロプロセサにより異なる形態で実現できる。こ
れらの機能は論理技術分野の当業者ならばこのようなプ
ログラムを書き上げられるだけ十分に説明しておいた。
上述したように本発明によれば、局部搬送波と受信され
た搬送波との間の周波数数偏移を測定し、搬送波、クロ
ック同期及びフレーム同期を一サンプリング周期内に得
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法がデータ伝送系の受信機内で使用で
きる様を示すブロツク図、 第2図は本発明方法の種々の段階を示す説明図(第2a
図は使用される同期ワードの部分を示し、第2b図は周
波数偏移Δの関数として補正された量Eを表わ
す)、 第3図は種々の信号と本発明方法の種々の段階時に計算
された種々の大きさを示す説明図、 第4図は本発明方法で使用する受信機内の移相回路と相
関計算回路の一実施例のブロツク図、 第5図は量E及びその平均値を計算する回路のブロツク
図、 第6図は補正された量Eと周波数偏移Δの項とを計
算する回路のブロツク図、 第7図は周波数補正VCO及び位相補正VCOの大きさを
計算する回路のブロツク図、 第8図は第1図の変形例のブロツク図、 第9図は局部同期ワードと受信され復調された信号の間
の完全な相関を表わす時間線図(これは本発明方法の最
後の段階の後受信機内でどのようにしてフレーム同期及
びクロツク同期が得られるかを示す)、 第10図は本発明方法により同期が得られた後の受信機
の形態を示すブロツク図、 第11図は第3図を補完し、制御信号も示す時間線図で
ある。 1……入力端子、2,3……ミクサ 4……局部搬送発生器、5……90°移相回路 6,7……低域フイルタ、8,9……サンプリング回路 10……局部(サンプリング)クロツク発生器 11……時間軸発生器、12……メモリ 13,14……ゲート回路、15……移相器 16……読み出し専用メモリ(ROM) 17……位相発生器 18……周波数補正発生器(累算回路) 19,20……相関計算回路 21……読み出し専用メモリ(ROM) 22……計算回路、23……平均値をとる回路 24……レベル補正回路、25……周波数偏移決定回路 30〜33……乗算回路、34,35……組み合せ回路 36……乗算回路、37……加算器 38……メモリ、39……バツフアメモリ 40,41……メモリ、42,43……乗算回路 44……組み合せ回路、45……加算器 46……メモリ、47……乗算回路 50,51……2乗回路、52……加算器 53……加算器、54……メモリ 55……逆数をとる回路、56……バツフアメモリ 57……乗算回路 58……読み出し専用メモリ(ROM) 59……乗算回路、60……加算器 61……メモリ、62……加算器 63……メモリ、70,71……スイツチ 72……メモリ、73……スイツチ 74……移相器、75……位相発生器 76……加算器、77……メモリ 78,79……加算器、80,81,82……メモリ 85……位相発生器、86……加算器 87,88……メモリ、89……決定回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データが搬送波変調により伝送され、この
    データの前に受信機の同期ワードが伝送され、この受信
    機が局部搬送波と同相の信号及び直角な信号を用いて受
    信された信号を復調する手段と、変調速度に等しいサン
    プリング周波数で同相復調信号と直角復調信号とをサン
    プリングする手段とを具え、こうして形成された同相サ
    ンプルと直角サンプルの各々の新しい対を受信信号メモ
    リに書き込み、受信機が更に伝送されてきた同期ワード
    と同一の局部同期ワードの同相サンプル及び直角サンプ
    ルを蓄える同期ワードメモリと、局部搬送波に施すべき
    周波数補正の大きさを決める手段と、この決められた大
    きさの周波数補正を行う手段とを具えるデータ伝送系の
    受信機で局部搬送波の周波数を補正する方法において、
    各サンプリング期間において、同期ワードメモリに蓄え
    られているn対のサンプルと、受信信号メモリに最近に
    書き込まれたn対のサンプルとを少なくとも一回同期を
    とって読み出し、P段階(P≧1)において局部搬送波
    に施すべき周波数補正の大きさを求め、−各段階におい
    て順序(k-1)と(k)の部分相関に局部同期ワードの同一長
    さの2個の順次の部分を用い、p>1の順序の段階の部
    分相関に順序p−1の先行する段階時に用いられた部分
    の長さを越える長さの同期ワードの部分を用い、順序p
    の段階の部分相関を先行する段階p−1の終わりにおい
    て計算された周波数補正を考慮しつつ計算し、各段階に
    おける各部分相関の順序kを用いて一対の部分相関を計
    算することにより、各段階において、前記読み出された
    サンプルから少なくとも一対の同相部分相関C(k-
    1),C(k)と、少なくとも一対の直角部分相関C(k-
    1),C(k)とを計算し、−各段階において、少なくと
    も1個の位相偏移量E=C(k-1)・C(k)−C(k-
    1)・C(k)を計算し、これを受信信号のレベルの関数と
    して補正し、同期ワードの前記部分の長さを形成するビ
    ット数bに対応する時間間隔中に局部搬送波と受信信号
    との間の周波数偏移Δにより造られた位相偏移Δの
    予め定められた関数である である補正された位相偏移量Eを供給し、−p≧1の
    場合の各段階の終わりにおいて、当該段階中に形成され
    且つこの段階で使用された同期ワードの部分と同じ長さ
    の少なくとも1個の補正された位相偏移量Eから周波
    数偏移Δを計算し、その後で和 を計算し、この和が周波数補正の大きさを評価し、段階
    Pの終わりにおけるこの補正が局部搬送波に施すべき周
    波数補正の大きさとして維持すべき最終値となることを
    特徴とするデータ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数
    を補正する方法。
  2. 【請求項2】数個の位相偏移量Eを計算するのに使用さ
    れる数対の同相部分相関と数対の直角部分相関とを計算
    する少なくとも1個の段階を含む特許請求の範囲第1項
    に記載のデータ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数を
    補正する方法において、この段階の終わりにおいて前記
    の位相偏移量Eの平均値を計算し、この平均値を受信信
    号レベルの関数として補正し、前記の補正された位相偏
    移値Eを形成し、これを用いて各段階pの終わりにお
    いて周波数偏移Δを計算することを特徴とするデー
    タ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数を補正する方
    法。
  3. 【請求項3】一つの段階で計算された各位相偏移量E
    (又はこの段階中に計算された位相偏移量Eの平均値)
    はこの位相偏移量E(又は上記平均値)をこの位相偏移
    量Eの計算に使用された同相部分相関の2乗と直角部分
    相関の2乗の和に等しい項(又は前記平均値を計算する
    のに使用された同相部分相関の2乗と直角部分相関の2
    乗との和に等しい頃)により除算して補正し、補正され
    た位相偏移量Eを位相偏移Δの関数E=sinΔ
    とし、この位相偏移量Eを用いて各段階pの終わりに
    おいて周波数偏移Δを求めることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項及び第2項のいずれか一項に記載のデ
    ータ伝送系の受信機で局部搬送波の周波数を補正する方
    法。
  4. 【請求項4】順序Pの段階で使用される同期ワード部分
    の長さを同期ワードの長さの半分とし、順序p(1<p
    ≦P)の段階で使用される同期ワード部分の長さを順序
    p−1の段階で使用される部分の長さの2倍とし、段階
    1で使用される同期ワード部分の長さを予見される最大
    周波数補正により決めることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれか一項に記載のデータ伝
    送系の受信機で局部搬送波の周波数を補正する方法。
  5. 【請求項5】各サンプリング期間中に前記2個のメモリ
    の各々に蓄えられているn対のサンプルの同期をとった
    読み出しをP回行ない、各読み出し動作が周波数補正の
    大きさを決める段階を発生し、段階pの部分相関の計算
    時に、段階pに対し受信信号メモリから読み出されたサ
    ンプルの対に基づいて、段階p−1の終わりにおいて求
    められた周波数補正 の大きさに対応する位相補正を実行することにより段階
    p−1の終わりにおいて求められた周波数補正を考慮に
    入れることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれか一項に記載のデータ伝送系の受信機で局
    部搬送波の周波数を補正する方法。
  6. 【請求項6】各サンプリング期間時に、前記2個のメモ
    リの各々に蓄えられているn対のサンプルの同期をとっ
    た読み出しを1回行ない、この読み出し動作が周波数補
    正の大きさを決める段階1を発生し、段階1の部分相関
    を前記読み出しサンプルから直接計算し、段階p>1の
    部分相関の各々を、先行する段階p−1において計算さ
    れ、段階p−1の終わりにおいて求めた周波数偏移Δ
    p-1に対応する位相補正を受けた順序(k-1)と(k)の2個
    の部分相関の和を形成することにより計算することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    一項に記載のデータ伝送系の受信機で局部搬送波の周波
    数を補正する方法。
  7. 【請求項7】−制御されつつ受信信号メモリに蓄えられ
    ているn対の同相サンプルx及び直角サンプルy並びに
    同期ワードメモリに蓄えられているn対の同相サンプル
    X′及び直角サンプルY′をP回同期をとって読み出す
    読み出しクロック手段と; −各対のサンプルx,yからvcoを上記対のサンプル
    x,yに対応する位相補正項として X=xcosvco+ysinvco Y=ycosvco−ysinvco のサンプルX,Yを形成する計算手段と; −サンプルX,X′,Y,Y′から1個又は複数個の対
    の同相部分相関と、1個又は複数個の対の直角部分相関
    とを形成する計算手段と; −前記部分相関から位相偏移量E又はいくつかの位相偏
    移量Eの平均値を形成する計算手段と; −位相偏移量E又はいくつかの位相偏移量Eの平均値の
    補正された値に等しい位相偏移量Eを形成する計算手
    段と; −実行された補正に従って、少なくとも次式: の一つ又はこれらの関係式の近似式を用いることにより
    位相偏移項Δを求める手段と; −位相偏移Δを考察下にある段階で使用された同期ワ
    ードの部分の長さを表わす項で除算し、このようにして
    周波数偏移項Δを得る手段と; −周波数偏移項Δを累算し、各サンプリング期間の開
    始時点でこの累算器の内容をゼロにリセットし、各段階
    pの終わりにおいて周波数補正項vcoを得、最後の段
    階Pの終わりにおいて最終周波数補正を得る第1累算手
    段と; −前記読み出しクロックhの速度に等しい累算速度で周
    波数補正項vcoを累算し、各段階pの開始時点にこの
    累算器の内容をゼロにリセットし、読み出しクロックh
    の速度で位相補正項vcoを得るための第2累算手段と を具えることを特徴とするデータ伝送系用の受信機。
  8. 【請求項8】−制御されつつ受信信号メモリに蓄えられ
    ているn対の同相サンプルx及び直角サンプルy並びに
    同期ワードメモリに蓄えられているn対の同相サンプル
    X′及び直角サンプルY′を一回同期をとって読み出す
    読み出しクロック手段と; −段階1において、前記の読み出されたサンプルx,
    X′及びy,Y′から1個又は複数個の対の同相部分相
    関と、1個又は複数個の対の直角部分相関とを形成する
    計算手段と; −位相偏移量E又はいくつかの位相偏移量Eの平均値を
    形成する手段に、段階1で形成された同相部分相関及び
    直角部分相関も、段階p>1で形成された上記2個の部
    分相関も加える第1のスイッチング手段と; −部分相関メモリに段階1で形成された同相部分相関及
    び直角部分相関も、各段階p>1で形成された上記2個
    の部分相関も加える第2のスイッチング手段と; −以下のもの、即ち a.前記部分相関メモリに蓄えられている同相部分相関
    及び直角部分相関cとをそれらがこのメモリに書
    き込まれた速度で読み出す読み出しクロック手段H5と; b.各対の部分相関c,cから′vcoを前記対の
    部分相関c,cに対応する位相補正項として C=ccos′vco+csin′vco=ccos′vco−csin′vco の部分相関C,Cを形成する計算手段と; c.クロック速度H5の半分である速度H6で順次の部分相
    関Cの対の和と順次の部分相関Cの和とを形成し、
    これらの和が次の段階でp+1で使用されるべき部分相
    関を形成し、これらを第2のスイッチング手段を介して
    前記部分相関メモリに加えると共に、第1のスイッチン
    グ手段を介して位相偏移量E又はいくつかの位相偏移量
    Eの平均値を出す前記計算手段に加える手段と を具える各段階p>1で部分相関を形成する手段と; −位相偏移量E又はいくつかの位相偏移量Eの平均値の
    補正された値に等しい位相偏移量Eを形成する計算手
    段と; −少なくとも次の関係式 の一つ又はこれらの関係式の近似式を実行される補正に
    従って、用いることにより位相偏移項Δを求める手段
    と; −前記部分相関メモリから部分相関の読み出しクロック
    速度H5に等しい累算速度で位相偏移項Δを累算し、段
    階p≧1の開始時点で累算器をゼロにリセットし、この
    累算器の出力側に前記クロックH5の速度で位相補正項
    vcoを得る第1累算手段と; −位相偏移項Δを考察下の段階時に使用される同期ワ
    ード部分の長さを表わす項により除算し、これにより周
    波数偏移項Δを得る手段と; −周波数偏移項Δを累算し、各サンプリング期間の開
    始時点において、この累算器の内容をゼロにリセット
    し、最後の段階Pの終わりにおいて局部搬送波に施すべ
    き周波数補正を得る第2累算手段と を具えることを特徴とするデータ伝送系用の受信機。
  9. 【請求項9】受信機内に設けられ、最後の段階Pまで部
    分相関を形成する手段が、特に最後の段階Pの終わりに
    おいて計算される最終周波数補正を考慮に入れて制御さ
    れ、同期ワードの全長に関係する完全な同相相関と直角
    相関とを形成し、他の手段を設けて前記完全な同相相関
    と直角相関の2乗の和を形成し、この和をしきい値と比
    較し、このしきい値を越えることがフレーム同期の獲得
    を表し、次いでデータの伝送のために局部搬送波に周波
    数補正を行う必要のあることを表わすことを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載のデータ伝送系用の受信機。
  10. 【請求項10】受信機内に設けられ、最後の段階Pまで
    部分相関を形成する手段が、特に最後の段階Pの終わり
    において計算される最終周波数補正を考慮に入れて制御
    され、同期ワードの全長に関係する完全な同相相関と直
    角相関とを形成し、他の手段を設けて前記完全な同相相
    関と直角相関の2乗の和を形成し、この和をしきい値と
    比較し、このしきい値を越えることがフレーム同期の獲
    得を表し、次いでデータの伝送のために局部搬送波に周
    波数補正を行う必要のあることを表わすことを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載のデータ伝送系用の受信
    機。
  11. 【請求項11】受信され、復調された信号が変調速度1/
    Tの倍数であるサンプリング周波数j/Tでサンプリングさ
    れ、期間Tを有し、インターリーブされたj個のサンプ
    リングされた信号を形成する特許請求の範囲第9項記載
    のデータ伝送系用の受信機において、受信機内に設けら
    れ、周波数補正の大きさを形成する手段を設け、その後
    で完全な同相相関及び直角相関の2乗の和を前記j個の
    インタリーブされた信号の各一つ毎に分割で使用し、こ
    うして一変調期間中に形成された同相相関及び直角相関
    の2乗のj個の和をしきい値と比較し、このしきい値を
    越えることが同時にフレーム同期の獲得と、局部搬送波
    に施すべき周波数補正と、フレーム同期の獲得後に続く
    データ伝送に使用されるべきサンプリング瞬時が最適位
    置になったこととを表示することを特徴とするデータ伝
    送系用の受信機。
  12. 【請求項12】受信され、復調された信号が変調速度1/
    Tの倍数であるサンプリング周波数j/Tでサンプリングさ
    れ、期間Tを有し、インターリーブされたj個のサンプ
    リングされた信号を形成する特許請求の範囲第10項記
    載のデータ伝送系用の受信機において、受信機内に設け
    られ、周波数補正の大きさを形成する手段を設け、その
    後で完全な同相相関及び直角相関の2乗の和を前記j個
    のインタリーブされた信号の各一つ毎に分割で使用し、
    こうして一変調期間中に形成された同相相関及び直角相
    関の2乗のj個の和をしきい値と比較し、このしきい値
    を越えることが同時にフレーム同期の獲得と、局部搬送
    波に施すべき周波数補正と、フレーム同期の獲得後に続
    くデータ伝送に使用されるべきサンプリング瞬時が最適
    位置になったこととを表示することを特徴とするデータ
    伝送系用の受信機。
  13. 【請求項13】フレーム同期の獲得後に働く局部搬送波
    の最終周波数補正を行なうために、この最終周波数補正
    を蓄えるメモリと、サンプリング周波数1/Tに等しい速
    度で上記最終周波数補正を累算し、これにより位相補正
    項Ψvcoを作る手段と、受信信号のサンプルS,S
    から次式 e=ScosΨvco+SsinΨvco=ScosΨvco−SsinΨvco により補正されたサンプルe,eを形成する計算手
    段とを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第7項、
    第9項、第11項のいずれか一項に記載のデータ伝送系
    用の受信機。
  14. 【請求項14】フレーム同期の獲得後に働く局部搬送波
    の最終周波数補正を行なうために、この最終周波数補正
    を蓄えるメモリと、サンプリング周波数1/Tに等しい速
    度で上記最終周波数補正を累算し、これにより位相補正
    項Ψvcoを作る手段と、受信信号のサンプルS,S
    から次式 e=ScosΨvco+SsinΨvco=ScosΨvco−SsinΨvco により補正されたサンプルe,eを形成する計算手
    段とを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第8項、
    第10項、第12項のいずれか一項に記載のデータ伝送
    系用の受信機。
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