JPH0638659Y2 - 多層押出成形機の積層装置 - Google Patents
多層押出成形機の積層装置Info
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- JPH0638659Y2 JPH0638659Y2 JP1990122401U JP12240190U JPH0638659Y2 JP H0638659 Y2 JPH0638659 Y2 JP H0638659Y2 JP 1990122401 U JP1990122401 U JP 1990122401U JP 12240190 U JP12240190 U JP 12240190U JP H0638659 Y2 JPH0638659 Y2 JP H0638659Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多層押出成形機の積層装置に関し、特に、中
間層の樹脂通過断面を変化させることにより、厚さをそ
の幅方向において一定とし、他の層の厚さも一定とする
ための新規な改良に関する。
間層の樹脂通過断面を変化させることにより、厚さをそ
の幅方向において一定とし、他の層の厚さも一定とする
ための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の積層装置としては種々あ
るが、その中で代表的なものについて述べると、まず最
初に、第11図および第12図にて示される実開昭63−6827
号公報に開示された構成を挙げることができる。
るが、その中で代表的なものについて述べると、まず最
初に、第11図および第12図にて示される実開昭63−6827
号公報に開示された構成を挙げることができる。
すなわち、第11図において符号2で示されるものは本体
であり、この本体2に形成された第1入り口流路2a、第
2入り口流路2bおよび第3入り口流路2cは、積層室2dに
連通して形成され、前記各流路2b,2cには、ボルト100に
よって進退自在な流量調整駒101が設けられ、その樹脂
の流量調整が行われるように構成されている。
であり、この本体2に形成された第1入り口流路2a、第
2入り口流路2bおよび第3入り口流路2cは、積層室2dに
連通して形成され、前記各流路2b,2cには、ボルト100に
よって進退自在な流量調整駒101が設けられ、その樹脂
の流量調整が行われるように構成されている。
また、他の従来例としては、第13図に示すように、第1
入り口流路2aとの他の各流路2b,2c間に矢印で示す方向
に往復移動できるベイン200が設けられると共に、積層
室2dの入口側には、一対のディストリビュータ300が設
けられ、各流路2b,2cを流れる樹脂の流路間隙を調整す
るようにしていた。
入り口流路2aとの他の各流路2b,2c間に矢印で示す方向
に往復移動できるベイン200が設けられると共に、積層
室2dの入口側には、一対のディストリビュータ300が設
けられ、各流路2b,2cを流れる樹脂の流路間隙を調整す
るようにしていた。
従来の積層装置は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。
次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の構成において各種粘度の相違する樹
脂、例えば、樹脂BをMI(メルトインデツクス)=5、
樹脂AをMI=1のものを使用し、多層フィルムシートの
内、外層を組合せて各層の厚さ構成とすると、中間層の
制御をしていないために、第12A図および第12B図とな
り、中間層が凸形または凹形となっていた。
脂、例えば、樹脂BをMI(メルトインデツクス)=5、
樹脂AをMI=1のものを使用し、多層フィルムシートの
内、外層を組合せて各層の厚さ構成とすると、中間層の
制御をしていないために、第12A図および第12B図とな
り、中間層が凸形または凹形となっていた。
前述の状態で外層を流量調整駒やディストリビユーショ
ンピンで調整したり、ベインで各層の流路間隙を調整し
ても、各層の厚膜調整が充分には達成できず、均一な厚
さの多層シートフィルムを得ることは極めて困難であっ
た。
ンピンで調整したり、ベインで各層の流路間隙を調整し
ても、各層の厚膜調整が充分には達成できず、均一な厚
さの多層シートフィルムを得ることは極めて困難であっ
た。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、中間層の樹脂通過断面を変化させること
により、厚さをその幅方向において一定とし、他の層の
厚さも一定とするようにした多層押出成形機の積層装置
を提供することを目的とする。
もので、特に、中間層の樹脂通過断面を変化させること
により、厚さをその幅方向において一定とし、他の層の
厚さも一定とするようにした多層押出成形機の積層装置
を提供することを目的とする。
本考案による多層押出成形機の積層装置は、複数の樹脂
材料を重ね合わせて多層樹脂シート又は多層樹脂フィル
ムとして押し出す多層押出成形機に設けられ、複数の樹
脂材料が別々に供給される少なくとも第1,第2,第3入り
口流路を有する本体と、前記本体に設けられ前記樹脂材
料を重ね合わせる積層室とを有する多層押出成形機の積
層装置において、前記第1入り口流路に設けられ全体形
状が長手の角柱でかつその長手方向に進退自在な一対の
進退部材を有する一対の進退装置と、前記本体に設けら
れ前記第2入り口流路に供給される樹脂材料を所定幅に
するため溝を有する軸部材からなる第1幅調整装置と、
前記本体に設けられ前記第3入り口流路に供給される樹
脂材料を所定幅にするため溝を有する軸部材からなる第
2幅調整装置と、前記各進退部材の対向面に形成され前
記樹脂材料が流れる方向と同一方向に開放されて形成さ
れた切欠凹部とを備え、前記各進退部材の前記長手方向
に沿う進退によって、前記各対向面が離間、やや接近及
び当接した状態による全開、やや閉めた状態及び全閉の
何れかとすることにより、前記各切欠凹部を介して前記
第1入り口流路の樹脂通過断面を連続的に変化させるよ
うにした構成である。
材料を重ね合わせて多層樹脂シート又は多層樹脂フィル
ムとして押し出す多層押出成形機に設けられ、複数の樹
脂材料が別々に供給される少なくとも第1,第2,第3入り
口流路を有する本体と、前記本体に設けられ前記樹脂材
料を重ね合わせる積層室とを有する多層押出成形機の積
層装置において、前記第1入り口流路に設けられ全体形
状が長手の角柱でかつその長手方向に進退自在な一対の
進退部材を有する一対の進退装置と、前記本体に設けら
れ前記第2入り口流路に供給される樹脂材料を所定幅に
するため溝を有する軸部材からなる第1幅調整装置と、
前記本体に設けられ前記第3入り口流路に供給される樹
脂材料を所定幅にするため溝を有する軸部材からなる第
2幅調整装置と、前記各進退部材の対向面に形成され前
記樹脂材料が流れる方向と同一方向に開放されて形成さ
れた切欠凹部とを備え、前記各進退部材の前記長手方向
に沿う進退によって、前記各対向面が離間、やや接近及
び当接した状態による全開、やや閉めた状態及び全閉の
何れかとすることにより、前記各切欠凹部を介して前記
第1入り口流路の樹脂通過断面を連続的に変化させるよ
うにした構成である。
本考案による多層押出成形機の積層装置においては、中
間層の第1入り口流路に設けられた一対の進退装置の各
進退部材の対向面に切欠凹部が形成されているため、こ
の各進退部材の進退具合により、各切欠凹部によって形
成される樹脂通過断面の形状を種々変化させることがで
き、樹脂流量を制御して中間層の厚さの均一化を計るこ
とができる。
間層の第1入り口流路に設けられた一対の進退装置の各
進退部材の対向面に切欠凹部が形成されているため、こ
の各進退部材の進退具合により、各切欠凹部によって形
成される樹脂通過断面の形状を種々変化させることがで
き、樹脂流量を制御して中間層の厚さの均一化を計るこ
とができる。
以下、本考案による多層押出成形機の積層装置の好適な
実施例について詳細に説明する。
実施例について詳細に説明する。
第1図ないし第10図は本考案の第1実施例の3層シート
製造用の積層装置を示す。本体2は、ほぼ箱形をしてお
り、これに合計3個の中間層、上部層、下部層用の第
1、第2、第3入り口流路2a,2c及び2bと、出口流路で
ある積層室2dが設けられている。前記本体2の両側面に
は、円板形の第1側板4及び第2側板6が取り付けられ
ている。各流路2a,2b,2cと連通する積層室2dは、本体
2、第1側板4及び第2側板6によって形成されてい
る。この積層室2dの上流側には円柱状の溶融樹脂を平板
形状に整える整流機8が配置されている。第1幅調整装
置10は、第1側板4に取り付けられており、後述する軸
部材10aは、更に積層室2dの下流側を横切って、第2側
板6に設けられた穴6aにはめ込まれている。第1幅調整
装置10の軸部材10aには、これの円周面に、軸心と直交
する方向に溝10dが設けられている(第4図参照)。こ
の溝10dは、平行ではなく、第5図に展開図として示す
ように軸部材10aの円周上に0度からほぼ330度にわたっ
て幅W1から幅Wnまで拡大する形状をしている。軸部材10
aは、固定板10cを介してボルト10bを第1側板4にねじ
込むことにより、回らないように第1側板4に固定する
ことができる。これにより、下部層用の入り口流路2bに
供給される第2原料Bを、所定の原料幅に調整して、積
層室2dに流入させることが可能である。同様の第2幅調
整装置11が第1幅調整装置10とは逆向きに第2側板6に
取り付けられており、上部層用の入り口流路2cに供給さ
れる第2原料Cを、所定の原料幅に調整して、積層室2d
に流入させることが可能である。本体2の積層室2d側に
は、フランジ12が取り付けられており、接続管路14を経
て、ダイ側のフランジ16と接続されるようになってい
る。この積層室2d、フランジ12、接続管路14及びフラン
ジ16の流路形状は、第3図に示すように長方形状に形成
されている。本体2には、第1図中、左斜め上方及び左
斜め下方から積層室2dまで貫通する長手の角柱状をなす
一対の進退装置18及び20が設けられている。進退装置18
は、中心部に貫通穴(図示せず)が設けられていて本体
2にねじ込まれる押しボルト18aと、前記貫通穴にさし
込まれる引きボルト18bと、引きボルト18bに取り付けら
れた進退部材18cとから構成されている。進退部材18c
は、角柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をしており、
これの一面は第1図に示すように、第3幅調整装置11の
軸部材11aの円筒面と対面するようになつている。進退
部材18cの前記一面と対面する溝10dの幅寸法(W1〜Wn)
によって第3原料Cの幅寸法が決定されることになる。
同様に、進退装置20は、中心部に貫通穴を有し、本体2
にねじ込まれる押しボルト20aと、上記貫通穴にさし込
まれる引きボルト20bと、引きボルト18bに取り付けられ
た進退部材20cから構成されている。進退部材20cは、角
柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をしており、これの
一面は、第1幅調整装置10の軸部材10aの円筒面と対面
するようになつている。進退部材20cの上記一面と対面
する溝10dの幅寸法によって第2原料Bの幅寸法が決定
されることになる。進退装置18及び20は、進退部材18c
及び20cを積層室2d内において互いに近付ける方向又は
互いに遠ざける方向に進退させることにより、中間層用
の入口流路2aを経て積層室2dに導入された第1原料Aの
流速を変えることが可能である。なお、本体2、第1側
板4及び第2側板6には、ヒータ22が取り付けられてい
る。
製造用の積層装置を示す。本体2は、ほぼ箱形をしてお
り、これに合計3個の中間層、上部層、下部層用の第
1、第2、第3入り口流路2a,2c及び2bと、出口流路で
ある積層室2dが設けられている。前記本体2の両側面に
は、円板形の第1側板4及び第2側板6が取り付けられ
ている。各流路2a,2b,2cと連通する積層室2dは、本体
2、第1側板4及び第2側板6によって形成されてい
る。この積層室2dの上流側には円柱状の溶融樹脂を平板
形状に整える整流機8が配置されている。第1幅調整装
置10は、第1側板4に取り付けられており、後述する軸
部材10aは、更に積層室2dの下流側を横切って、第2側
板6に設けられた穴6aにはめ込まれている。第1幅調整
装置10の軸部材10aには、これの円周面に、軸心と直交
する方向に溝10dが設けられている(第4図参照)。こ
の溝10dは、平行ではなく、第5図に展開図として示す
ように軸部材10aの円周上に0度からほぼ330度にわたっ
て幅W1から幅Wnまで拡大する形状をしている。軸部材10
aは、固定板10cを介してボルト10bを第1側板4にねじ
込むことにより、回らないように第1側板4に固定する
ことができる。これにより、下部層用の入り口流路2bに
供給される第2原料Bを、所定の原料幅に調整して、積
層室2dに流入させることが可能である。同様の第2幅調
整装置11が第1幅調整装置10とは逆向きに第2側板6に
取り付けられており、上部層用の入り口流路2cに供給さ
れる第2原料Cを、所定の原料幅に調整して、積層室2d
に流入させることが可能である。本体2の積層室2d側に
は、フランジ12が取り付けられており、接続管路14を経
て、ダイ側のフランジ16と接続されるようになってい
る。この積層室2d、フランジ12、接続管路14及びフラン
ジ16の流路形状は、第3図に示すように長方形状に形成
されている。本体2には、第1図中、左斜め上方及び左
斜め下方から積層室2dまで貫通する長手の角柱状をなす
一対の進退装置18及び20が設けられている。進退装置18
は、中心部に貫通穴(図示せず)が設けられていて本体
2にねじ込まれる押しボルト18aと、前記貫通穴にさし
込まれる引きボルト18bと、引きボルト18bに取り付けら
れた進退部材18cとから構成されている。進退部材18c
は、角柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をしており、
これの一面は第1図に示すように、第3幅調整装置11の
軸部材11aの円筒面と対面するようになつている。進退
部材18cの前記一面と対面する溝10dの幅寸法(W1〜Wn)
によって第3原料Cの幅寸法が決定されることになる。
同様に、進退装置20は、中心部に貫通穴を有し、本体2
にねじ込まれる押しボルト20aと、上記貫通穴にさし込
まれる引きボルト20bと、引きボルト18bに取り付けられ
た進退部材20cから構成されている。進退部材20cは、角
柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をしており、これの
一面は、第1幅調整装置10の軸部材10aの円筒面と対面
するようになつている。進退部材20cの上記一面と対面
する溝10dの幅寸法によって第2原料Bの幅寸法が決定
されることになる。進退装置18及び20は、進退部材18c
及び20cを積層室2d内において互いに近付ける方向又は
互いに遠ざける方向に進退させることにより、中間層用
の入口流路2aを経て積層室2dに導入された第1原料Aの
流速を変えることが可能である。なお、本体2、第1側
板4及び第2側板6には、ヒータ22が取り付けられてい
る。
さらに、前記各進退部材18c,20cの各対向面18cA,20cAに
は、第7図で示すように、樹脂が流れる方向と同一方向
に開放される切欠凹部50が形成されており、各進退部材
18c,20cを進退させると、各対向面18cA,20cAは、第6図
の矢印B方向からみると、第8図から第10図に示すよう
に、前記各対向面(18cA,20cA)を互いに離間、やや接
近及び当接した状態とすることによる全開、やや閉めた
状態、全閉等を連続して任意に設定することができる。
は、第7図で示すように、樹脂が流れる方向と同一方向
に開放される切欠凹部50が形成されており、各進退部材
18c,20cを進退させると、各対向面18cA,20cAは、第6図
の矢印B方向からみると、第8図から第10図に示すよう
に、前記各対向面(18cA,20cA)を互いに離間、やや接
近及び当接した状態とすることによる全開、やや閉めた
状態、全閉等を連続して任意に設定することができる。
次に、前述の実施例の動作について説明する。
各入り口流路2a,2b,2cには、図示しない複数の押出機か
ら各々断面が円形の樹脂材料が溶融状態で供給されてい
る。この樹脂材料は、ヒータ22によって所定の温度に維
持されている。ここで中間層用の第1入り口流路2aに供
給される樹脂原料Aは、MIの小さいもの(たとえばPP)
であり、下部層用の入り口流路2bに供給される樹脂原料
Bは、MIの大きいもの(例えばPS)であり、上部層用の
入り口流路2cに供給される樹脂原料Cは、MIの比較的大
きいもの(たとえば接着性樹脂)であるとする。あらか
じめ第1幅調整装置10の溝10dが進退部材20cと対面する
位置において、樹脂原料BのMI値に応じた溝幅となるよ
うに、回転位置を調整した状態で、ボルト10bをねじ込
んで固定板10cにより固定しておく。同様に、他の第2
幅調整装置11も、その溝(図示せず)の幅が樹脂原料C
にMI値に応じたものとなるように、軸部材11aの回転位
置を調整して固定しておく。樹脂原料Bは下部層用の入
り口流路2bを通り、第1幅調整装置10によって所定の幅
に調整されて積層室2dに供給される。MIの小さい樹脂原
料Aは、整流器8を通って平板状に整流された後、幅寸
法を規制する必要はないので、幅調整装置を通ることな
く、積層室2dに供給される。樹脂原料Cは上部層用の入
り口流路2cを通り、第2幅調整装置11によって所定の幅
に調整されて積層室2dに供給される。各層の厚さは、単
位時間あたりの供給量によって決まるので、所定の厚み
比率となるように、それぞれの供給量を調整すればよ
い。この際、各溶融樹脂の積層室2d内における流速にあ
まり差があると、厚み精度に影響を与えるので、進退装
置18及び20を用いて流速の調整を行うが、この際、その
時の樹脂の状態、種類等に応じて、各進退部材18c,20c
の進退状態を第8図〜第10図のように任意に変化させる
ことにより、第1入り口流路2aの樹脂通過断面の形状を
変えることにより、流量が変化して中間層の厚さの均一
を計ることができる。すなわち、各進退部材18c,20cを
第8図の全開状態とした場合には、樹脂Aによる中間層
の形状が中央が膨らんでその両端が形成された形状、第
9図のやや開いた状態では中央部が膨らんでその両端が
わずかに残った形状、第10図の全閉状態では中央部の各
切欠凹部50に対応した部分のみの形状となる。従って、
この中間層に用いる樹脂原料Aを用いて三層化した時に
第12図及び第12B図に示すように中間層の厚さが不均一
とならないように、その樹脂原料AのMI特性によって予
め第8図から第10図で示すように切欠凹部50を用いて通
過する樹脂原料Aの形状を変えることによって、第12A
図及び第12B図の形状とならないような幅方向にフラッ
トで一定の厚さを有する中間層を得ることができる。例
えば、この中間層の両端の肉厚(量)を減少させる場合
は、第8図に示す切欠凹部50内の第1寸法xとその両端
間の第2寸法yの関係をy<xとすると、中間層の両端
の肉厚(量)を減少させることができる。このようにし
て、3種類の樹脂は積層室2d内において、もっとも幅の
狭い下部層用の樹脂原料B、もっとも幅の広い中間層用
の樹脂原料A及び中間の幅の上部層用の樹脂原料Cの順
序で重ね合わされることになる。この溶融状態の積層素
材は接続管路14を通って図示しないダイに導かれて均一
厚みで押される。このようにして所定の厚み比率の積層
シート又は積層フィルムを製造することができる。
ら各々断面が円形の樹脂材料が溶融状態で供給されてい
る。この樹脂材料は、ヒータ22によって所定の温度に維
持されている。ここで中間層用の第1入り口流路2aに供
給される樹脂原料Aは、MIの小さいもの(たとえばPP)
であり、下部層用の入り口流路2bに供給される樹脂原料
Bは、MIの大きいもの(例えばPS)であり、上部層用の
入り口流路2cに供給される樹脂原料Cは、MIの比較的大
きいもの(たとえば接着性樹脂)であるとする。あらか
じめ第1幅調整装置10の溝10dが進退部材20cと対面する
位置において、樹脂原料BのMI値に応じた溝幅となるよ
うに、回転位置を調整した状態で、ボルト10bをねじ込
んで固定板10cにより固定しておく。同様に、他の第2
幅調整装置11も、その溝(図示せず)の幅が樹脂原料C
にMI値に応じたものとなるように、軸部材11aの回転位
置を調整して固定しておく。樹脂原料Bは下部層用の入
り口流路2bを通り、第1幅調整装置10によって所定の幅
に調整されて積層室2dに供給される。MIの小さい樹脂原
料Aは、整流器8を通って平板状に整流された後、幅寸
法を規制する必要はないので、幅調整装置を通ることな
く、積層室2dに供給される。樹脂原料Cは上部層用の入
り口流路2cを通り、第2幅調整装置11によって所定の幅
に調整されて積層室2dに供給される。各層の厚さは、単
位時間あたりの供給量によって決まるので、所定の厚み
比率となるように、それぞれの供給量を調整すればよ
い。この際、各溶融樹脂の積層室2d内における流速にあ
まり差があると、厚み精度に影響を与えるので、進退装
置18及び20を用いて流速の調整を行うが、この際、その
時の樹脂の状態、種類等に応じて、各進退部材18c,20c
の進退状態を第8図〜第10図のように任意に変化させる
ことにより、第1入り口流路2aの樹脂通過断面の形状を
変えることにより、流量が変化して中間層の厚さの均一
を計ることができる。すなわち、各進退部材18c,20cを
第8図の全開状態とした場合には、樹脂Aによる中間層
の形状が中央が膨らんでその両端が形成された形状、第
9図のやや開いた状態では中央部が膨らんでその両端が
わずかに残った形状、第10図の全閉状態では中央部の各
切欠凹部50に対応した部分のみの形状となる。従って、
この中間層に用いる樹脂原料Aを用いて三層化した時に
第12図及び第12B図に示すように中間層の厚さが不均一
とならないように、その樹脂原料AのMI特性によって予
め第8図から第10図で示すように切欠凹部50を用いて通
過する樹脂原料Aの形状を変えることによって、第12A
図及び第12B図の形状とならないような幅方向にフラッ
トで一定の厚さを有する中間層を得ることができる。例
えば、この中間層の両端の肉厚(量)を減少させる場合
は、第8図に示す切欠凹部50内の第1寸法xとその両端
間の第2寸法yの関係をy<xとすると、中間層の両端
の肉厚(量)を減少させることができる。このようにし
て、3種類の樹脂は積層室2d内において、もっとも幅の
狭い下部層用の樹脂原料B、もっとも幅の広い中間層用
の樹脂原料A及び中間の幅の上部層用の樹脂原料Cの順
序で重ね合わされることになる。この溶融状態の積層素
材は接続管路14を通って図示しないダイに導かれて均一
厚みで押される。このようにして所定の厚み比率の積層
シート又は積層フィルムを製造することができる。
尚、前述の実施例では3層について述べているが、3層
以上の層の場合にも適用できることは述べるまでもない
ことである。
以上の層の場合にも適用できることは述べるまでもない
ことである。
本考案による多層押出成形機の積層装置は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得ることがで
きる。すなわち、一対の進退装置の各進退部材の対向面
に形成された切欠凹部を介して中間層の樹脂通過断面の
形状を種々変化させるため、使用される樹脂材料のMIの
値に応じてダイに供給する前の材料の幅を、中間層、上
部層、下部層にわたり自由に調整することができるの
で、積層されたシートやフィルムなどの厚み比率を一定
のものとすることができる。
に構成されているため、次のような効果を得ることがで
きる。すなわち、一対の進退装置の各進退部材の対向面
に形成された切欠凹部を介して中間層の樹脂通過断面の
形状を種々変化させるため、使用される樹脂材料のMIの
値に応じてダイに供給する前の材料の幅を、中間層、上
部層、下部層にわたり自由に調整することができるの
で、積層されたシートやフィルムなどの厚み比率を一定
のものとすることができる。
第1図は本考案の実施例の積層装置の一部を断面にして
示す正面図、第2図は第1図のII-II線に沿った断面
図、第3図は第2図のIII矢視図、第4図は軸部材の斜
視図、第5図は、溝の展開図、第6図は各流路を示す概
略構成図、第7図は進退部材を示す斜視図、第8図から
第10図は各進退部材の変化状態を示す構成図、第11図か
ら第13図迄は従来構成を示すもので、第11図は各流路を
示す概略構成図、第12図は第11図のA矢視図、第12A図
および第12B図は多層シートを示す断面図、第13図は他
の従来例を示す流路の概略構成図である。 2は本体、2aは中間層用の第1入り口流路、2bは下部層
用の第2入り口流路、2cは上部層用の第3入り口流路、
2dは積層室、10は第1幅調整装置、11は第2幅調整装
置、18,20は進退装置、18c,20cは進退部材、18cA,20cA
は対向面、50は切欠凹部である。
示す正面図、第2図は第1図のII-II線に沿った断面
図、第3図は第2図のIII矢視図、第4図は軸部材の斜
視図、第5図は、溝の展開図、第6図は各流路を示す概
略構成図、第7図は進退部材を示す斜視図、第8図から
第10図は各進退部材の変化状態を示す構成図、第11図か
ら第13図迄は従来構成を示すもので、第11図は各流路を
示す概略構成図、第12図は第11図のA矢視図、第12A図
および第12B図は多層シートを示す断面図、第13図は他
の従来例を示す流路の概略構成図である。 2は本体、2aは中間層用の第1入り口流路、2bは下部層
用の第2入り口流路、2cは上部層用の第3入り口流路、
2dは積層室、10は第1幅調整装置、11は第2幅調整装
置、18,20は進退装置、18c,20cは進退部材、18cA,20cA
は対向面、50は切欠凹部である。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の樹脂材料(A,B及びC)を重ね合わ
せて多層樹脂シート又は多層樹脂フィルムとして押し出
す多層押出成形機に設けられ、複数の樹脂材料が別々に
供給される少なくとも第1、第2、第3入り口流路(2
a,2b,2c)を有する本体(2)と、前記本体(2)に設
けられ前記樹脂材料を重ね合わせる積層室(2d)とを有
する多層押出成形機の積層装置において、 前記第1入り口流路(2a)に設けられ全体形状が長手の
角柱でかつその長手方向に進退自在な一対の進退部材
(18c,20c)を有する一対の進退装置(18,20)と、前記
本体(2)に設けられ前記第2入り口流路(2b)に供給
される樹脂材料を所定幅にするため溝を有する軸部材
(10a)からなる第1幅調整装置(10)と、前記本体
(2)に設けられ前記第3入り口流路(2c)に供給され
る樹脂材料を所定幅にするため溝を有する軸部材(11
a)からなる第2幅調整装置(11)と、前記各進退部材
(18c,20c)の対向面(18cA,20cA)に形成され前記樹脂
材料が流れる方向と同一方向に開放されて形成された切
欠凹部(50)とを備え、前記各進退部材(18c,20c)の
前記長手方向に沿う進退によって、前記各対向面(18c
A,20cA)が離間、やや接近及び当接した状態による全
開、やや閉めた状態及び全閉の何れかとすることによ
り、前記各切欠凹部(50)を介して前記第1入り口流路
(2a)の樹脂通過断面を連続的に変化させるように構成
したことを特徴とする多層押出成形機の積層装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122401U JPH0638659Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 多層押出成形機の積層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122401U JPH0638659Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 多層押出成形機の積層装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0479624U JPH0479624U (ja) | 1992-07-10 |
| JPH0638659Y2 true JPH0638659Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31870184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990122401U Expired - Lifetime JPH0638659Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 多層押出成形機の積層装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638659Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP1990122401U patent/JPH0638659Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0479624U (ja) | 1992-07-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |