JPH0638723U - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

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JPH0638723U
JPH0638723U JP081320U JP8132092U JPH0638723U JP H0638723 U JPH0638723 U JP H0638723U JP 081320 U JP081320 U JP 081320U JP 8132092 U JP8132092 U JP 8132092U JP H0638723 U JPH0638723 U JP H0638723U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は構造が簡単にして安価であり、し
かも簡単な操作で高さを数段階に変えることができるベ
ッド装置を提供することにある。 【構成】 基体1に一端部が回動自在に連結された支持
リンク20と、上記基体に一端部が回動自在に連結され
た受けリンク28と、この受けリンクの側壁の長手方向
一端側から他端側に沿って形成された複数の係合部40
を有する長溝39と、上記支持リンクの他端部に設けら
れ上記長溝にスライド自在に挿入された係合ピン22
と、上記受けリンクの収容部に自重よりも大きな力を受
けたときにだけスライド可能に設けられ上記係合ピンと
の係合によってスライドさせられるとともに上記係合ピ
ンが上記長溝の一端側から他端側にスライドするときに
は上記係合部との係合を阻止し他端側から一端側へスラ
イドするときには上記係合部との係合を許容するスライ
ダ43とを具備したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は高さを変えることができるようにしたベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常ベッド装置は高さが一定であり、ベッド装置の高さは平均的な体格の利用 者が使用し易いように設定されている。 例えば、上記のようなベッド装置に利用者は毎日横臥したり腰掛けたりしてお り、その都度利用者はベッド装置に乗ったり降りたりする動作を行なっている。 そのような利用者にも様々な利用者がおり、例えば背の高い人、背の低い
人、 若い人、年寄の人、健康な人、病人等々が存在する。 上記の利用者の内例えば背の低い人がマットレス面が高く設定されたベッド装 置に腰掛ける場合、腰掛け難いということがある。 同様に年寄の人とか病人にとってマットレス面が高く設定されたベッド装置の 乗り降りがしずらいということがある。このように最適なベッド装置の高さは利 用者によってそれぞれ異なり、ベッド装置の高さを利用者の好みに応じて変える ことができるようにしたベッド装置の開発が望まれていた。
【0003】 上記の課題を解決するものとして病院等で使用されている病院用ベッド装置が ある。高さ調整できるようにした病院用ベッド装置は例えば、基体の下面に取り 付けた複雑なリンクをモ−タやハンドルの動力源で作動させ、基体を上下動させ るようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の高さを変えることができるようにしたベッド 装置は、構造か大変複雑であり、その為価格が大変高くなり購入しずらいという 課題がある。 この考案は上記事情に基づきなされたものでその目的とするところは、安価で あってしかも簡単な操作で高さを変えることができるようにしたベッド装置を提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
マットレスが載置される基体の長手方向両側にヒンジ機構が設けられてなるベ ッド装置において、上記ヒンジ機構を、基体に取着された固定具と、この固定具 の一端側に長手方向一端が回動自在に枢着され他端側に係合ピンが設けられた支 持リンクと、上記固定具の他端側に長手方向一端が回動自在に枢着され断面略コ 字状の受けリンクと、この受けリンクの側面に長手方向に沿って形成された長溝 と、この長溝の下端面に接続し長溝ニ沿って適宣間隔に形成された複数の係合部 と、上記受けリンク内にスライド自在に収容されたスライダと、このスライダに 形成された前方溝及び後方溝とで構成し、上記支持リンクの係合ピンを上記受け リンクの長溝あるいは係合部に係合させて上記基体を数段階に昇降させるように すると共に係合ピンを長溝の上端部まで移動し、この状態から係合ピンを上記係 合部に係合させることなく長溝の下端部まで移動させることができるようにした 。
【0006】
【作用】
支持リンクの係合ピンを受けリンクの長溝の下端部に係合させれば、固定具と 支持リンク及び固定具に対する角度が最も小さい受けリングとで三角形状を形成 し、基体を最も低い状態に設置する。この状態から基体を持ち上げて受けリンク を回動させると係合ピンは支持リンクを回動させつつ上記スライダを押し上げな がら受けリンクの長溝に沿って上昇する。所定の位置でで基体を下方に下げ受け リンクを床面に接地させれば、係合ピンは長溝からこの地点の下方にある係合部 に移動し停止する。この時固定具に対する受けリンクの角度が大きくなり、受け リンクが立った状態となり基体は高く設置される。 更に基体を持ち上げ係合ピンを長溝の上端部まで移動させ、そして基体を下方 に下げれば、受けリンクの長溝に係合していた係合ピンは下方に移動しスライダ の前方溝に係合し、スライダを下方に押し下げながら、受けリンクの係合部に係 合することなく長溝の下端部まで移動して停止し、基体を最も低い状態に設置す る。
【0007】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図中1はマットレス2が 載置される基体である。この基体1は長尺な一対の縦桟3とこの縦桟3の長手方 向両端に設けられた一対の横桟4とで枠状に形成されている。上記一対の縦桟3 の互いに対向する内面側には、高さ方向中途部に縦桟3の長手方向に沿って受け 桟5が設けられている。 そして上記一対の縦桟3と一対の横桟4とで囲まれた部位には、上記受け桟5 上に架設されて床板6が載置され、この床板6上にマットレス2が載置されてい る。更に、上記基体1の長手方向一端側にはヘッドボード7が、他端側にはフッ トボード8が着脱自在に設けられている。 そして基体1の長手方向両側下面には一対のヒンジ機構10が取着され、この ヒンジ機構10により基体1は上下にその高さを数段階に変化できるように形成 されている。
【0008】 上記一対のヒンジ機構10は互いに向きを逆にして基体1に取着されているの で一方側のヒンジ機構10について説明する。 上記一対の受け桟5の長手方向一端側下面には所定長さの固定具11がそれぞ れ対面されて取着されている。この固定具11は、矩形状の上面12とこの上面 12の幅方向両側に下方に垂下して長手方向に延びる第1、第2の垂下片13、 14とでなり、この固定具11の上面に穿設された孔15及び上記受け桟5の上 下方向に穿設された孔16にボルト17を挿通し、上記受け桟5の上端に形成さ れた凹部18にナット体19を挿入し、上記ボルト17の先端側を螺合して上記 固定具11が受け桟5に取着されている。
【0009】 上記固定具11の第1の垂下片13の一端側には、断面略コ字状の支持リンク 20が回動自在に枢着されている。この支持リンク20の長手方向下端側側面2 1には係合ピン22が側面21に垂直に固着され、支持リンク20の長手方向上 端側の上面23は切除され、支持リンク20の上端側の両側面21間に上記第1 の垂下片13が介在し、上記第1の垂下片13に穿設された孔24と支持リンク 20の上端側側面21に穿設された孔25にピン26を挿通して第1の垂下片1 3に支持リンク20を回動自在に枢着している。又、上記第1の垂下片13と支 持リンク20の一方の側面21間のピン23に巻付き一端が上記固定具11の上 面12に当接し、他端が上記支持リンク20の側面21の上端側で折り曲げられ てこの側面21に係合されたばね体27が設けられている。このばね体27は上 記支持リンク20を図4において一点鎖線で示したように基体1の中央側に付勢 している。
【0010】 上記固定具11の他端側には受けリンク28が回動自在に枢着されている。こ の受けリンク28は底面29及び側面30、31からなる略U字状に形成されて なり、長手方向下端部よりやや上方の位置から上方側中途部まで両側面が高く形 成され、内側の側面30の上端は直角に曲成された受け部32が形成されている 。又、この受けリング28の長手方向上端側は底面29が切除され、両側面30 、31間に上記固定具11の第1の垂下片13が位置し、受けリンク28の側面 30と第1の垂下片13との間に円筒状の第1のスペ−サ33が介在し、又、受 けリンク28の側面31と第1の垂下片13との間に第2のスペ−サ34が介在 し、上記受けリンク28の側面30、31に穿設した孔35、36と上記第1の 垂下片13に穿設した孔37及び上記第1、第2のスペ−サ33、34にピン3 8を挿通し、ピン38の先端側をかしめることにより受けリンク28を固定具1 1に回動自在に枢着している。
【0011】 上記受けリンク28の側面30の高さ方向中途部には、この受けリンク28の 長手方向に沿って長溝39が形成され、この長溝39の下端側にはこの長溝39 の下端面に接続した係合部40が長溝39に沿って適宣間隔に複数形成されてい る。 上記一対の受けリンク28の長手方向下端部にはこの一対の受けリンク28に またがって下側連結部41が設けられ、一対の受けリンク28の上方側にはこの 一対の受けリンク28を連結する上側連結部42が設けられている。従って、一 対の受けリンク28は互いに連動することになる。
【0012】 そして上記受けリンク28の底面29と内側側面30及び側面30の上端に形 成された受け部32で囲まれた部位にスライダ43が受けリンク28の長手方向 に沿ってスライド自在に収容されている。 上記スライダ43は図3に示す如くデルリン等の合成樹脂からなる本体44と 、この本体44上に設けられた一対のばね体45と、このばね体45上に設けら れ、上記本体44と同様に合成樹脂からなり、本体44と平面形状が同じ大きさ に形成された上板46とで形成されている。 上記本体44の長手方向一端側には上記受けリンク28の長溝39よりも幅が 少し大きい前方溝47と、この前方溝47の後端部に接続しこの前方溝47より も下端面48aが一段下方に下がり前方溝47よりも幅が大きい後方溝48が形 成されている。このスライダ43を上記受けリンク28内に収容すると、上記ス ライダ43の前方溝47の下端面47aと上記受けリンク28の長溝39の下端 面39aと略同一面をなし、スライダ43の後方溝48の下端面48aと受けリ ンク28の係合部40の下端面40aは略同一面をなしている。
【0013】 又、上記スライダ43はばね体45の弾揆力により本体44が受けリンク28 の底面29に、上板46が受け部32にそれぞれ押し付けられているので、この スライダ43は受けリンク28がいくら傾斜をしたとしても自重により下方に下 がることがなく、ある程度の力により受けリンク28内をスライドするようにな っている。 そして上記支持リンク20の長手方向下端側側面21に設けられた係合ピン2 2は上記スライダ43の前方溝47及び受けリンク28の長溝39を挿通し外へ 突出して設けられている。
【0014】 しかして上記構成のベッド装置によれば、図4に示す如く上記支持リンク20 の下端側に設けられた係合ピン22をスライダ43の前方溝47に当接し、スラ イダ43を押し下げながら受けリンク28の長溝39に沿って下方に移動させ、 長溝39の下端部に係合させることにより固定具11と支持リンク20及び受け リンク28が係合ピン22、ピン26、ピン38を頂点とする三角形の辺を形成 することになりヒンジ機構10がこの状態で設定されベッド装置は最も低い高さ に設置される。 次に上記の状態から例えば基体1を少し上方に持ち上げると自重により上記受 けリンク28がピン38を中心として図4における時計廻り方向に回動する。こ の受けリンク28の回動に伴いこの係合ピン22は上記受けリンク28の長溝3 9を上方に移動しながら上記スライダ43の後方溝の後方端に当接し、このスラ イダ43をを一緒に受けリンク28内をスライドさせる。この時スライダ43は ばね体45の弾揆力により受けリンク28の底面29及び受け部32に押し付け られているが、この受けリンク28の自重がかなり大きいので受けリンク28の 回動によるモ−メントがばね体45の弾揆力による摩擦力より大きくなりスライ ダ43は係合ピン22と共にスライドする。
【0015】 ある程度受けリンク28を回動した時点で基体1を降下させてヒンジ機構10 を床面に接地させると、係合ピン22は長溝39内をやや下方に下がりながら受 けリンク28のすぐ下方に位置する係合部40に係合し、ヒンジ機構10を設定 してベッド装置を所定の高さに設置する。この時この係合ピン22は同時にスラ イダ43の後方溝48の位置にもある。そしてこの状態から更に基体1を持ち上 げると受けリンク28が更に回動する。これに伴い係合ピン22は係合部40か ら長溝39に移動し再び長溝39に沿って上方に移動する。図4に一点鎖線で示 した図が、係合ピン22を最上方に位置する係合部40に係合させベッド装置を 最も高い位置に設置した状態である。このように係合ピン22を種々の位置にあ る係合部40及び長溝39の下端部に係合させることにより数段階の高さにベッ ド装置を設置することができる。
【0016】 そして最も高く設置された位置から低い位置に設置するには、図5に示す様に 基体1を更に持ち上げて受けリンク22を回動させ、係合ピン22を受けリンク 28の長溝39の上端部まで移動させる。この時上記スライダ43は係合ピン2 2により受けリンク28に沿って押し上げられ、このスライダ43の前方溝47 は受けリンク28の最上端に位置する係合部40の上部の位置にあり長溝39と 同じ位置にある。それ故、基体1を降下させヒンジ機構10を床面に接地させる と、上記係合ピン22は最初受けリンク28の長溝39に係合しながら下方に移 動し、その後スライダ43の前方溝47に係合する。この時受けリンク28の係 合部40はスライダ43の前方溝47よりも下部の位置にあるので係合ピン22 はこの長溝39から前方溝47を移動し、係合部40に係合することなくスライ ダ43の前方溝47を押しながら下方に移動して図4に実線で示した位置で停止 する。 なお基体1を持ち上げるのに基体1の長手方向両側を同時に持ち上げるように しても良いし、片側づつ持ち上げるようにしても良い。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案は上記した構成であるから、ベッド装置を数段階に 高さを変えることができ、利用者は好みに合った高さを確実に設定することがで きる。又、ヒンジ機構が簡単な機構であり安価に提供できる。更に基体を少し持 ち上げるという感嘆な操作を行なうだけであるので大変便利である。
【提出日】平成5年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は高さを変えることができるようにしたベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ベッド装置は高さが一定であり、ベッド装置の高さは平均的な体格の利 用者が使用し易いように設定されている。
【0003】 例えば、上記のようなベッド装置に利用者は毎日横臥したり腰掛けたりしてお り、その都度利用者はベッド装置に乗ったり降りたりする動作を行なっている。
【0004】 そのような利用者にも様々な利用者がおり、例えば背の高い人、背の低い人、 若い人、年寄の人、健康な人、病人等々が存在する。
【0005】 上記の利用者の内、例えば背の低い人がマットレス面が高く設定されたベッド 装置に腰掛ける場合、腰掛け難いということがある。
【0006】 同様に年寄の人とか病人にとってマットレス面が高く設定されたベッド装置の 乗り降りがしずらいということがある。このように最適なベッド装置の高さは利 用者によってそれぞれ異なり、ベッド装置の高さを利用者の好みに応じて変える ことができるようにしたベッド装置の開発が望まれていた。
【0007】 このような課題を解決するものとして病院等で使用されている病院用ベッド装 置がある。高さ調整できるようにした病院用ベッド装置は例えば、基体の下面に 取り付けた複雑なリンク機構をモータやハンドルの動力源で作動させ、基体を上 下動させるようにしたものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、駆動源によって高さを変えることができるようにした従来のベ ッド装置は、構造が大変複雑であり、その為価格が大変高くなり購入しずらいと いう問題がある。
【0009】 この考案は上記事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、構成 簡単にして安価であり、しかも高さ調整の操作を容易に行うことができるように したベッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、上面にマットレスが載置される基体の 支持高さを変えることができるベッド装置において、上記基体に一端部が回動自 在に連結された支持リンクと、長手方向に沿うとともに上記支持リンクの他端部 が回動自在に挿入される収容部を有しその一端部が上記基体の上記支持リンクの 一端部から所定間隔離間した位置に回動自在に連結された受けリンクと、この受 けリンクの少なくとも一側壁の長手方向一端側から他端側に沿って形成された複 数の係合部を有する長溝と、上記支持リンクの他端部に設けられ上記長溝にスラ イド自在に挿入された係合ピンと、上記受けリンクの収容部に自重よりも大きな 力を受けたときにだけスライド可能に設けられ上記係合ピンとの係合によってス ライドさせられるとともに上記係合ピンが上記長溝の一端側から他端側にスライ ドするときには上記係合部との係合を阻止し他端側から一端側へスライドすると きには上記係合部との係合を許容するスライダとを具備する。
【0011】
【作用】
上記構成によれば、係合ピンが長溝の他端側である、下端部に位置する状態で 基体を持ち上げ、受けリンクを自重によって起立方向へ回動させれば、その回動 によって係合ピンがスライダを連動させながら長溝の他端側から一端側へスライ ドする。適宜のスライド位置で基体を降ろして受けリングを接地させ、自重によ る回動方向と逆方向に回動させれば、係合ピンが長溝の適宜の位置の係合部に係 合して受けリンクの回動を阻止するから、そのときの受けリンクの回動角度に応 じた高さで基体が支持される。
【0012】 基体を持ち上げ続け、係合ピンを長溝の上端部までスライドさたのち、基体を 降ろして受けリンクを接地させれば、係合ピンはスライダによって係合部に係合 するのが阻止されて長溝の他端部へスライドするから、受けリンクは上記係合ピ ンが長溝の他端部に係合するまで倒伏方向へ回動し、その回動角度に応じた高さ で基体が支持される。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示されるベッド 装置はマットレス2が載置される基体1を備えている。この基体1は長尺な一対 の縦桟3と、この縦桟3の長手方向両端に設けられた一対の横桟4とで枠状に形 成されている。上記一対の縦桟3の互いに対向する内面側の高さ方向中途部には 図1と図6に示すように縦桟3の長手方向に沿って受け桟5が設けられている。
【0014】 上記一対の縦桟3と一対の横桟4とで囲まれた部位には、上記受け桟5に幅方 向両端部を係合させて床板6が架設され、この床板6上にはマットレス2が載置 されている。さらに、上記基体1の長手方向一端側にはヘッドボード7が、他端 側にはフットボード8がそれぞれ着脱自在に立設されている。
【0015】 上記基体1の長手方向両端部の下面には、幅方向においてそれぞれ対応する位 置にリンク機構10が設けられている。このリンク機構10は後述するように基 体1の支持高さを数段階に変化させることができるように構成されている。なお 、基体1の両端部に互いに向きを逆にして設けられたそれぞれのリンク機構10 は同じ構成であるので、以下、一方側のリンク機構10について説明する。
【0016】 すなわち、上記一対の受け桟5の長手方向端部下面には所定長さの固定具11 がそれぞれ対応する位置に取着されている。この固定具11は、図6と図8に示 すように矩形状の上面部12とこの上面部12の幅方向両側に下方に垂下して長 手方向に延びる第1、第2の垂下片13、14とでなり、この固定具11の上面 部12に穿設された孔15及び上記受け桟5の上下方向に沿って穿設された孔1 6にボルト17を挿通し、このボルト17を上記受け桟5の上端に形成された凹 部18に設けられたナット体19に螺合することで、上記固定具11は受け桟5 に取着されている。
【0017】 上記固定具11の第1の垂下片13の一端側には、断面略コ字状の支持リンク 20の一端部(上端部)が後述するごとく回動自在に枢着されている。この支持 リンク20の他端部には、図9に示すように係合ピン22が一端部を側面部21 から突出させて固着されている。
【0018】 上記支持リンク20の長手方向一端部の上面部23は図7に示すように切除さ れている。この支持リング20の一端部は、図6に示すようにその両側面部21 間に上記固定具11の第1の垂下片13を介装し、この第1の垂下片13に穿設 された孔24と支持リンク20の一端部両側面部21に穿設された孔25とに挿 通したピン26によって回動自在に枢着されている。
【0019】 上記ピン26には図7に示すようにばね体27が設けられている。このばね体 27の一端は上記固定具11の上面部12内面に係合し、他端はL字状に折曲げ られて上記支持リンク20の一方の側面部21の上端側縁に係止されている。こ のばね体27は上記支持リンク20を同図および図4に矢印Xで示す方向、つま り図4に一点鎖線で示す基体1の長手方向中央側に回動する時計方向に付勢して いる。
【0020】 上記固定具11の他端側には図4と図8に示すように受けリンク28の一端部 が回動自在に枢着されている。この受けリンク28は図9に示すように底面部2 9および側面部30、31からなる略コ字状に形成されてなり、基体1の幅方向 外側となる側面部31の上端部は内側に向かって直角に曲成された受け部32に 形成されている。この受け部32の先端と、一方の側面部30の上端との間には 、受けリンク28の長手方向ほぼ全長にわたる開口部28aとなっている。
【0021】 上記受けリンク28の長手方向一端部(上端部)は図8に示すよに底面部29 が切除されている。この一端部の両側面部30、31間には上記固定具11の第 1の垂下片13が位置している。受けリンク28の一方の側面部30と第1の垂 下片13との間には円筒状の第1のスペーサ33が設けられ、また他方の側面部 31と第1の垂下片13との間には円筒状の第2のスペーサ34が設けられてい る。
【0022】 上記受けリンク28の一対の側面部30、31にはそれぞれ孔35、36が穿 設され、上記これら孔35、36と第1の垂下片13に穿設された孔37および 上記第1、第2のスペーサ33、34にはピン38が挿通され、それによって受 けリンク28の一端部は固定具11に回動自在に枢着されている。なお、上記ピ ン38は、挿通後に抜出しないよう、端部がかしめられている。
【0023】 上記受けリンク28の内側の側面部31の高さ方向中途部には、図4と図5に 示すようにこの受けリンク28の長手方向に沿って長溝39が形成されている。 この長溝39の下端側となる部位には、この長溝39に連通するほぼ半円状の凹 部からなる複数の係合部40が長溝39の長手方向に沿って適宜間隔で形成され ている。受けリンク28の上端部となる上記長溝39の一端部側には、最上段の 係合部40からさらに上方へ延出した上部直線部39aが形成され、他端部には 最下段の係合部40からさらに下方へ延出した下部直線部39bが形成されてい る。
【0024】 上記基体1の幅方向における一対の受けリンク28の長手方向他端部(下端部 )には、図2に示されるように下側連結部材41の両端部が連結され、またこれ ら一対の受けリンク28の一端部(上端部)にはこの一対の受けリンク28に両 端部を連結して上側連結部材42が設けられている。したがって、左右一対の受 けリンク28は一端部を支点とする回動が連動するようになっている。
【0025】 図5および図9に示されるように、上記受けリンク28には、その底面部29 と一対の側面部30、31および外側の側面部31の上端に形成された受け部3 2で囲まれた収容部28bが長手方向ほぼ全長にわたって形成されている。この 収容部28bにはスライダ43が受けリンク28の長手方向に沿ってスライド自 在に収容されている。
【0026】 上記スライダ43は図3と図5に示すごとくデルリン等の合成樹脂からなる本 体部43aを有する。この本体部43aにはその厚さ方向に透孔51が穿設され ている。それによって、本体部43aには、その前後方向の一端側に前方端部4 4が形成され、他端側に後方端部47が形成されている。前方端部44と後方端 部47との間には前方段部45と、この前方段部45に接続し前方段部45より もさらに一段下方に切欠された後方段部46とが階段状に形成されている。
【0027】 上記本体部43aの上面には前後方向に一対の収納孔43aが形成されている 。この収納孔43aにはばね体48の一端部が収納されていて、これらばね体4 8の他端部には上記本体部43aと同じ材料で作られた上板52が弾性的に変位 自在に保持されている。
【0028】 上記スライダ43を上記受けリンク28の収容部28b内に収容すると、この スライダ43の本体部43aおよび上板52は上記ばね体48の弾発力によって 受けリンク28の底面部29および受け部32に弾性的に押し付けられる。その 状態で上記スライダ43の前方段部45の上面は、図5に示すように上記受けリ ンク28の長溝39の下側面39cと略同一面をなし、スライダ43の後方段部 46の上面は、受けリンク28の係合部40の下端面40aと略同一面をなすよ うになっている。
【0029】 上記支持リンク20の係合ピン22が設けられた下端部は、図9に示すように 上記受けリンク28の開口部28aから収容部28b内へ挿入されている。上記 係合ピン22は、その一端側22aが上記スライダ43の透孔51および受けリ ンク28の一側壁に形成された長溝22b挿通され、外部へ突出している。
【0030】 上記スライダ43は、上記ばね体48の弾揆力により受けリンク28の底面部 29と受け部32に押し付けられているので、このスライダ43は受けリンク2 8が傾斜しても、自重により下方へスライドすることがないが、スライド方向に 所定の力が加えられることで、受けリンク28内をスライドするよう設けられて いる。
【0031】 すなわち、上記ばね体48の弾揆力が大き過ぎるとスライダ43のスライドが スムースにいかず、逆に弱過ぎると自重により下方に下がることがある。したが って、上記ばね体48の弾発力は、スライダ43のスライドがスムースに行なわ れ、しかも自重で下方に下がることがないよう設定されている。
【0032】 上記受けリンク28が図4に実線で示す角度にあるとき、上記支持リンク20 の長手方向下端側となる他端部に設けられた係合ピン22の一端側22aは上記 スライダ43の前方段部45上に係止し、かつ上記受けリンク28の長溝39の 下部直線部39bを貫通して外部へ突出している。
【0033】 上記構成のベッド装置によれば、図4に示す如く上記支持リンク20の下端側 に設けられた係合ピン22の一端側22aがスライダ43の前方段部45上に係 止し、かつ長溝39の下側直線部39bの末端に係合した状態では、受けリンク 28が同図に実線で示す角度に保持される。つまり、固定具11と支持リンク2 0および受けリンク28が係合ピン22、ピン26、ピン38を頂点とする三角 形の辺を形成することになるから、基体1はリンク機構10によって図1にH1 で示す最も低い高さに保持される。
【0034】 つぎに、上記の状態から例えば基体1を少し上方に持ち上げると、自重により 上記受けリンク28がピン38を中心として図4に矢印Yで示す時計方向に回動 する。この受けリンク28の回動に伴い、係合ピン22の一端側22aが上記受 けリンク28の長溝39内を同図に矢印Zで示す上方向に移動し、それと同時に 係合ピン22の一端側22aが上記スライダ43の後方端部47の内面に当接し 、このスライダ43を押し上げて受けリンク28の収容部28a内をスライドさ せる。このとき、スライダ43はばね体48の弾揆力により受けリンク28の底 面部29に押し付けられているが、この受けリンク28の自重がかなり大きいの で、受けリンク28の回動によるモーメントがばね体48の弾揆力による摩擦力 より大きくなる。したがって、スライダ43は収容部28b内を係合ピン22と もに上方へスライドする。
【0035】 上記基体1を所定の高さで支持したい場合には、上記受けリンク28を矢印Y 方向にある程度、回動させた時点で、基体1を降下させて下側連結部材41を床 面に接地させる。それによって、受けリンク28は自重による回動方向(Y方向 )と逆方向である、反時計方向へ回動するから、係合ピン22の一端側22aは 長溝39内を相対的にやや下方に変位しながらその下方に位置する係合部40に 係合する。したがって、その位置で受けリンク28の反時計方向の回動が阻止さ るから、リンク機構10によってベッド装置の基体1を所定の高さに保持するこ とができる。また、このとき、上記係合ピン22の一端側22aのスライダ43 に対応する部分は図4に鎖線で示すようにスライダ43の後方段部46上に位置 する。
【0036】 このように、基体1は、係合ピン22を長溝39の下側直線部39bの末端部 に係合させた最も低い位置から、所定位置の係合部40に係合させることにより 、その支持高さを種々変えることができる。
【0037】 図4に一点鎖線で示した状態は、係合ピン22の一端側22aを最上部に位置 する係合部40に係合させ、基体1が最も高い位置に支持された状態である。
【0038】 上記基体1が最も高い位置に支持された状態から、低い支持位置に変換するに は、まず、図4に鎖線で示す、係合ピン22の他端側22bが最上段の係合部4 0に係合した状態から更に基体1を持ち上げる。それによって、受けリンク28 は自重によって更に矢印Y方向へ回動する。
【0039】 受けリンク28の回動にともない係合ピン22は、その一端側22aが図4に 鎖線で示す最上段の係合部40から外れ、図5に示すように長溝39の上側直線 部39aへ移動する。また、係合ピン22の一端側22aのスライダ43に挿通 された部分は、スライダ43の後方端部47の内面に当接し、スライダ43をさ らに押し上げなら上側直線部39aの末端部に係合する位置まで移動する。
【0040】 それによって、上記スライダ43の前方段部45は、受けリンク28の最上部 に位置する係合部40よりも上方に位置する。上記前方段部45の上面は長溝3 9の下端面39aと同じレベルにある。
【0041】 したがって、その状態で基体1を下降させてリンク機構10の下側連結部41 を床面に接地させることで、受けリンク28を矢印Y方向と逆方向である、反時 計方向へ回動させると、スライダ43の後方端部47に当接していた係合ピン2 2の一端側22aがスライダ43の後方段部46の上方を通って前方段部45上 に係止し、前方端部44内面に当接する。
【0042】 また、係合ピン22の一端側22aの長溝39と対応する部分は上部直線部3 9aを下方へスライドする。このとき、スライダ42は、その前方段部45が受 けリンク28の最も上方の係合部40とほぼ対応する位置にあるから、係合ピン 22の一端側22aは最上部の係合部40に係合することなくスライドする。
【0043】 スライダ43の前方段部45へ移動してその前方端部44の内面に一端部22 aを当接させた係合ピン22は、上記受けリンク28がさらに回動させられるこ とで、上記前方段部45により、係合部40に係合するのが阻止されながら長溝 39の下側直線部39aの末端部に係合するまで、スライダ43を押圧しながら スライドする。それによって、受けリンク28は図4に実線で示す位置まで倒伏 するから、基体1は受けリンク28の倒伏角度に応じた、図1にH1 で示す最も 低い高さで支持される。
【0044】 基体1を下降させるに際し、上記スライダ43はばね体48により受けリンク 28に押し付けられ、自重では下方に下がることがないので、スライダ43と係 合ピン22との相対位置がずれることがない。つまり、係合ピン22はスライダ 43の前方端部44の内面に当接した状態が維持される。
【0045】 それ故、係合ピン22が長溝39の最上端から下方に移動し、スライダ43の 前方端部44に当接する間および当接してから下側直線部39bの末端部に係合 するまでの間に、スライダ43が自重によって下方へスライドし、係合ピン22 の一端側22aが前方段部45から外れて後方段部46に対向位置することがな い。したがって、上記スライダ43は、係合ピン22が係合部40に係合するの を確実に阻止することができる。
【0046】 仮に、上記スライダ43が自重により下方に移動しやすいものである場合には 、係合ピン22を長溝39の最上端から下方に移動させた時、それと同時にスラ イダ43が下方にスライドしてしまう。そのため、係合ピン22はスライダ43 の前方段部45上に係止することがなく受けリンク28の係合部40に係合し、 受けリンク28の倒伏方向への回動を阻止してしまうから、基体1を下方に下げ ることができないことになる。
【0047】 しかしながら、この考案によれば、上述したごとくスライダ43はばね体48 の弾発力により、自重でスライドしないよう保持されているから、基体1の支持 高さを確実に下げることができる。
【0048】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案は、ベッド装置の基体の支持高さを、数段階に変え ることができるから、利用者は好みに合った高さを確実に設定することができる 。また、支持高さを変えるためのリンク機構は、駆動源を用いることのない、簡 単な機構であるから、安価に提供できる。さらに、基体を少し持ち上げるという 簡単な操作で確実に支持高さを変えることができるから、操作性に優れ、大変便 利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるベッド装置の正面図。
【図2】ヘッドボ−ドを取り除いた状態のベッド装置の
右側面図。
【図3】スライダの断面図。
【図4】図2におけるA−A線に沿う断面図。
【図5】支持リンクの係合ピンを受けリンクの長溝の上
端部に係合した次様態のヒンジ機構の断面図。
【図6】図4におけるB−B線に沿う断面図。
【図7】図6におけるE−E線に沿う断面図。
【図8】図4におけるC−C線に沿う断面図。
【図9】図4におけるD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1・・・基体、2・・・マットレス、10・・・ヒンジ機構、1
1・・・固定具 13・・・第1の垂下片、20・・・支持リンク、22・・・係
合ピン、28・・・受けリンク、39・・・長溝、40・・・係
合部、43・・・スライダ、44・・・本体、45・・・ばね
体、46・・・上板、47・・・前方溝、48・・・後方溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ベッド装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるベッド装置の正面図。
【図2】同じくベッド装置の側面図。
【図3】同じくスライダの断面図。
【図4】図2におけるA−A線に沿うリンク機構を示す
側面図。
【図5】係合ピンを受けリンクの長溝の最上端部に係合
させた状態のリンク機構の一部断面した側面図。
【図6】図4のB−B線に沿う支持リンクの一端部の断
面図。
【図7】図6におけるE−E線に沿う断面図。
【図8】図4におけるC−C線に沿う受けリンクの一端
部の断面図。
【図9】図4におけるD−D線に沿う受けリンクの他端
部の断面図。
【符号の説明】 1…基体、2…マットレス、10…リンク機構、11…
固定具、13…第1の垂下片、20…支持リンク、22
…係合ピン、28…受けリンク、28a…収容部、39
…長溝、40…係合部、43…スライダ、45…前方段
部、46…後方段部、48…ばね体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図9】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マットレスが載置される基体の長手方向
    両側にヒンジ機構が設けられてなるベッド装置におい
    て、上記ヒンジ機構は、この基体に取着された固定具
    と、この固定具の一端側に長手方向一端が回動自在に枢
    着され他端側に係合ピンが設けられた支持リンクと、上
    記固定具の他端側に長手方向一端が回動自在に枢着され
    断面略コ字状の受けリンクと、上記受けリンクの側面
    に、この受けリンクの長手方向に沿って形成された長溝
    と、この長溝の下端面に接続し長溝に沿って適宣間隔に
    形成された複数の係合部と、上記受けリンク内にスライ
    ド自在に収容されたスライダと、このスライダに形成さ
    れた前方溝及びこの前方溝に接続し前方溝よりも下方に
    広い後方溝とでなり、上記支持リンクの係合ピンを上記
    受けリンクの長溝あるいは係合部に係合させて上記基体
    を数段階に昇降させるようにすると共に上記係合ピンを
    長溝の上端部まで移動し、この状態から係合ピンを上記
    係合部に係合させることなく長溝の下端部まで移動させ
    ることができるようにしたことを特徴とするベッド装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS4732088U (ja) * 1971-05-01 1972-12-11
JPS50126504U (ja) * 1974-04-02 1975-10-17

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