JPH0638771A - ヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ遺伝子の発現方法および該遺伝子との共発現によるポリペプチドの製造方法 - Google Patents

ヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ遺伝子の発現方法および該遺伝子との共発現によるポリペプチドの製造方法

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JPH0638771A
JPH0638771A JP3114074A JP11407491A JPH0638771A JP H0638771 A JPH0638771 A JP H0638771A JP 3114074 A JP3114074 A JP 3114074A JP 11407491 A JP11407491 A JP 11407491A JP H0638771 A JPH0638771 A JP H0638771A
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leu
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Toshiya Hayano
俊哉 早野
Setsuko Katou
世都子 加藤
Nobuhiro Takahashi
信弘 高橋
Masanori Suzuki
正則 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PD
I)遺伝子の発現、及び該遺伝子と有用ポリペプチドを
コードする外来遺伝子との共発現を提供する。 【構成】この発明は、ヒト血清アルブミンプレプロ配列
をコードするDNAとヒトPDI遺伝子とから成る新規
の連結遺伝子を発現ベクターに組み込み、宿主細胞を形
質転換させ、発現させることによるPDIの製造方法、
並びに、共発現可能な該連結遺伝子と有用ポリペプチド
をコードする外来遺伝子とを含む形質転換体を共発現さ
せることによる該ポリペプチドの製造方法を特徴とす
る。 【効果】ヒトPDIの大量生産法が確立され、及び同一
細胞内でのヒトPDI遺伝子との共発現により有用ポリ
ペプチドの産生効率の向上が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリペプチド中のジス
ルフィド結合の交換反応を触媒することによりポリペプ
チドの高次構造形成を促進する酵素プロテインジスルフ
ィドイソメラーゼをコードする遺伝子の発現に関する。
さらに本発明は、該遺伝子と有用ポリペプチドをコード
する外来遺伝子との共発現に関する。
【0002】
【従来の技術】in vitro での変性蛋白質の再構成(Ref
olding)実験の結果より、ポリペプチドのフォールディ
ング速度を律速する反応として、ジスルフィルド結合の
異性化とプロリンペプチドの異性化反応があることが知
られ(Freedman, Cell 57, 1069-1072, 1989;Fisher &
Schmid,Biochemistry 29, 2205-2212,1990)、フォー
ルディング反応におけるこれらの遅い反応を触媒する酵
素として、後者には、ペプチジルプロリルシストランス
イソメラーゼ(PPI)が、前者にはプロテインジスル
フィドイソメラーゼ(PDI)とチオレドキシンなどが
見い出されている。In vitro の実験では、これらの酵
素が、変性蛋白質の再構成の速度を促進することが示さ
れ、遺伝子工学的に生産された不活性蛋白質のin vitr
o での再構成への利用が考えられている(Schein, Bio
Technology 7, 1141-1148,1989;鵜高重三、日本農
芸化学会誌 64, 1035-1038, 1990)。
【0003】PDIは、可溶性で、哺乳類の肝臓から比
較的容易に単離され、その触媒としての性質が詳細に調
べられている。PDIは、チオール/ジスルフィド結合
の交換反応を触媒し、蛋白質基質のジスルフィド結合の
形成・異性化・あるいは還元を行うことができる(Free
dman, Cell 57,1069-1072, 1989)。PDIはIn vitr
o では RNaseなどの単一ドメインからなる蛋白質や、血
清アルブミンなどの多重ドメインからなる蛋白質などの
分子内でのジスルフィド結合の形成や交換反応を促進し
たり、又は免疫グロブリンやプロコラーゲンなどのよう
なサブユニット構造を持つ蛋白質の分子間でのジスルフ
ィド結合の形成などの反応を促進することが知られてい
る(Freedman, Nature 329, 196, 1987)。
【0004】哺乳類由来のPDIは、通常分子量約5万
7千からなるポリペプチドのホモダイマーとして存在
し、きわめて酸性度の高いpI値(pI 4.2〜4.3 )を持
っている。
【0005】ラットの肝臓由来のPDIについて、その
遺伝子が単離され、その遺伝子の塩基配列よりPDIの
アミノ酸配列が推定され、PDIが2種類の相同性単位
からなる分子内重複構造を持つことが示されている。2
種の相同性単位のうち一種については、チオレドキシン
のアミノ酸配列と相同性があることが見い出され、類似
の活性部位アミノ酸配列を持つと考えられている(Edma
n et al., Nature 317, 267-270, 1985)。チオレドキ
シンは、in vivoでインシュリンのジスルフィド結合を
還元したり、RNase のジスルフィド結合の交換反応を促
進することができ、in vivoでの蛋白質のフォールディ
ング過程でPDIと同様の働きをすることが示唆されて
いる(Pigict & Schuster, Proc. Natl. AcadSci .
USA 83, 7643-7647, 1986)。
【0006】PDIの生体内での存在量は、組織の種類
や細胞の分化段階の違いによって異なるが、このこと
と、分泌するある特定の蛋白質の存在との間に相関性が
あること、そして、蛋白質の分泌の際に通過することが
知られている小胞体内部にPDIが豊富に局在化してい
ることなどから、細胞内においてもPDIが、新しく合
成される分泌蛋白質のジスルフィド結合の形成に関与し
ていると推定されている。このことは、無細胞蛋白質合
成系を用い、モデル系としてγ−グリアジンの生合成を
行い、この時、PDIを洗い流した小胞体分画だけでは
γ−グリアジンの翻訳に共役したジスルフィド結合の形
成はほとんど起らないが、PDIを加えると、ジスルフ
ィド結合の形成能が回復するという結果によって支持さ
れている(Bulleid & Freedman, Nature, 335 649-65
1, 1988)。
【0007】PDIについては、ジスルフィド結合の形
成への関与以外に、蛋白質の翻訳後の他の修飾反応にも
関わっている証拠が得られている。例えば、PDIは、
プロコラーゲンのプロリン残基を水酸化するプロリル−
4 −ハイドロキシラーゼの触媒ユニットであるβサブユ
ニットや、合成蛋白質のN−グリコシル化の過程で、糖
鎖を付加されるペプチドのシグナル配列 Asn-X-Ser/Thr
を認識するグリコシル化部位結合蛋白質(Pihlajaniemi
et al., EMBO J. 6, 643-649 1987;Geetha-Habib e
t al., Cell 54, 1053-1060 1988)、さらにまた、甲
状腺ホルモン結合蛋白質(triiodo-L-thyronine binding
protein)(Cheng et al. J.Biol. Chem. 262, 11221-
11227, 1987)などとの同一性が示され、PDI分子の蛋
白質の修飾反応における多機能性が示唆されている。こ
れらの事実に加え、PDI分子とは異なる分子種である
が、アミノ酸配列上において相同性がある分子種も見い
出されている。それらの例としてはPDIの活性部位と
考えられているアミノ酸配列と相同性がある配列を持
ち、ジスルフィド結合の異性化を触媒することが見い出
されたフォリトロピン(Follitropin) やルトロピン(Lu
tropin)などの性腺刺激ホルモンや(Boniface & Reiche
rt et al., Science 247, 61-64, 1990)、ホスファ
チジルイノシトール4,5-ビスホスフェイトを1,2-ジアシ
ルグリセロールとイノシトール1,4,5-トリホスフェート
に加水分解する酵素でありその分子内にPDIと相同性
を持つ領域が存在するホスホリパーゼCなども知られ
(Bennettet al., Nature 334, 268-270, 1988 )、
PDIやPDI様分子の細胞内外でのきわめて広範な生
命現象への関りが考えられている。
【0008】以上のように広範な働きが示唆されている
が、PDIの主な効果は分子内及び分子間のジスルフィ
ド結合の異性化を触媒し、天然の高次構造を持った蛋白
質(及び集合体)を生じさせることと考えられている。
しかししばしば、ほとんど化学量論的な量のPDIが最
適な反応速度を実現するために必要とされる。従って、
ジスルフィドイソメラーゼ活性が低い場合には、蛋白質
分子内及び分子間でのジスルフィド異性化速度が低く、
従って適切なジスルフィド結合を有する蛋白質の形成の
効率が低いことが予想される。種々の真核生物由来の蛋
白質(特に分泌蛋白質類)が、大腸菌内で不溶化分子集
合体を形成する原因の1つがこのジスルフィドイソメラ
ーゼ活性の低さにあると考えることも可能である。大腸
菌では、ジスルフィド還元酵素としてチオレドキシシン
を含むが、チオレドキシンはジスルフィド還元酵素とし
てはPDIよりも強力であるが、イソメラーゼとしての
効率はよくない。一方、分子内ジスルフィド結合は、分
泌蛋白質に高頻度にみられることから、分泌能の高い細
胞あるいは組織においてジスルフィド異性化を介したジ
スルフィド結合活性が高いことが予想されるが、実際に
ラットの種々の組織の相対的なPDI mRNA含量の比
較(肝臓>膵臓、腎臓>肺>精巣、脾臓>心臓>脳の
順)からこのことが強く示唆されている(Edman ら、 N
ature 314,267-270, 1985)。
【0009】また、還元された状態の環境が蛋白質合成
の場として与えられた場合には、適切なフォールディン
グのために必要とされるジスルフィド結合の形成は阻害
されるであろう。このような環境は、例えば、コンパー
トメントがないような原核生物の細胞内で生じる。この
ような点を考えると、原核生物細胞と真核生物細胞で
は、ジスルフィド結合形成に関わる因子とそれを可能に
させる環境とが異なるのかもしれない。組換えDNA技
術を用いて、有用な蛋白質(その多くは分泌性の蛋白質
である)を産生させようとするとき、その蛋白質に適し
た条件でジスルフィド結合の形成をおこなわせる必要が
ある。そのためには、宿主細胞内の環境(適切なコンパ
ートメント)が実現しなければならないであろうし、そ
の環境(コンパートメント)に親和性の高いジスルフィ
ド形成(ジスルフィド異性化)酵素が多量に存在しなけ
ればならないであろう。
【0010】これら二つの点は組換えDNA技術を用い
て、ジスルフィド結合を有する蛋白質を効率よく産生さ
せる際に最も注意しなければならない点と考えられる。
【0011】しかしながら、いままでin vivoの系でプ
ロテインジスルフィドイソメラーゼを適切なコンパート
メントで多量にそして、目的とする有用蛋白質と共存さ
せつつそれに働かせる系は存在していない。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】in vitro での変性
蛋白質の再構成への利用又は、細胞内での分泌蛋白質の
産生率向上への利用等が考えられているにもかかわら
ず、該酵素の入手は臓器からの直接的精製に限られてい
た。各種細胞での他種由来のPDIの発現はいまだなさ
れておらず、遺伝子工学的に産生する手段、他の有用ポ
リペプチドの遺伝子と共役させることによってその産生
効率を挙げる手段等は確立されていなかった。
【0013】本発明は、ヒトPDI発現用のヒト血清ア
ルブミンプレプロ配列をコードするDNAとヒトPDI
遺伝子とから成る連結遺伝子、該連結遺伝子を宿主内で
発現させ得る発現ベクター、該ベクターで宿主が形質転
換された形質転換体、該形質転換体内で該連結遺伝子を
発現させることによる組換えヒトPDIの製造方法及び
組換えPDIを提供することを目的とする。
【0014】さらにまた、本発明は、共発現可能な該連
結遺伝子と生産を目的とするポリペプチドをコードする
外来遺伝子とを含む形質転換体、及び該形質転換体内で
ヒトPDI及び該外来遺伝子を共発現させることによる
該ポリペプチドの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0015】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、上記目
的を達成するために鋭意研究した結果、ヒト血清アルブ
ミンプレプロ配列をコードするDNAとヒトプロテイン
ジスルフィドイソメラーゼ遺伝子とを連結した遺伝子を
作製し、これを組み込んだ発現用ベクターを見出したこ
とにより本発明を完成させた。
【0016】以下に本発明の詳細を説明する。
【0017】ヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ
(protein disulphide isomerase;「PDI」と略称す
る) cDNAをコードするクローンは、ヒト肝臓λgt11
cDNAライブラリー及びヒト胎盤λgt11 cDNAライ
ブラリー(Clontech社)から次のようにして分離され
る。
【0018】ヒト肝臓及びヒト胎盤λgt11 cDNAライ
ブラリーを大腸菌にファージ感染させ、増殖させ、ファ
ージDNAをフィルターに固定する。一方、ヒトプロリ
ン 4−水酸化酵素(PDIと同一タンパク質) cDNA
[Pihlajaniemi,T. ら(1987)EMBO J. 6, 643]の 243
番目から 282番目の塩基配列の相補鎖に対応する40 mer
の合成オリゴマーDNAをプローブとするハイブリダイ
ゼーションにより陽性クローンをスクリーニングし、そ
のファージDNAをEcoRI 消化し、得られた約150 bpの
インサートDNAをPDI cDNAスクリーニング用プローブ
とする。このプローブを用いて、フィルターに固定され
た上記ファージDNAをスクリーニングして、陽性クロ
ーンを分離する。
【0019】このようにして得られた複数の陽性クロー
ンをEcoRI 消化してEcoRI インサートDNA断片を得
て、各クローンのインサートについて制限酵素地図を作
成し、Pihlajaniemiらによる制限酵素地図と比較した結
果、肝臓由来のクローン(pHPDIl6) と胎盤由来のクロー
ン(pHPDIp4) とでヒトPDI cDNAの全長をカバーし
ていることが推測された。
【0020】両クローンのDNA塩基配列を決定した結
果、これらのクローンが配列番号1に示される全長2454
塩基対から成るヒトPDI cDNAをコードしていることが判
明した。また、その塩基配列から推定されたアミノ酸配
列は配列番号1に示すとおりであった。配列中、成熟タ
ンパク質は Asp1 から Leu491 の 491個のアミノ酸から
構成されていると考えられ、 Asp1 に先行する17個のア
ミノ酸から成るペプチドはシグナルペプチドを表わして
いると考えられる。
【0021】本発明は、PDIを発現・産生させるため
の、ヒト血清アルブミン遺伝子プレプロ配列をコードす
るDNAと前記ヒトPDI遺伝子とから成る連結遺伝子
を提供する。
【0022】該連結遺伝子は、例えば第1図Cに示すよ
うに、通常PDI遺伝子の上流に該プレプロ配列をコー
ドするDNAを配置させることによって作製され得る。
但し、ヒトPDIを適切なコンパートメント(小胞体と
考えられている)に輸送するためのリーダー配列として
はヒト血清アルブミンのプレプロ配列に限定する必要は
なく、他のシグナル配列やプレプロ配列であってもよ
い。
【0023】具体的には、前記クローン pHPDIl6及び p
HPDIp4 DNAを、夫々EcoRI/PstI、PstI/BamHIで消化し、
約490bp 及び約1.3kbpのDNA断片を得、両断片をEcoR
I/BamHI 消化プラスミドベクターpUC119に連結し (phPD
IEB)、Kunkel法[Kunkel,T.A. (1985)Proc.Natl.Acad.S
ci. USA 82, 488 ]により cDNA上のPDIシグナル
配列とPDI本体との境界部分に制限酵素NaeI切断部位
を導入し(phPDINae)、NaeI/Hind III 消化によりPDI
シグナル配列を含まない約1.7kb のPDI DNA 断片を得
る。
【0024】 一方、pUC119をEcoRI 消化し、これにXhoIリンカー: 5′-AATTCTCGAG GAGCTCTTAA-5′ を連結し、XhoI/BamHI消化し、これにヒト血清アルブミ
ン(以下「HSA」と略称する)プレプロ配列を連結し
(pUC 119 Sig) 、StuI/Hind III 消化し3.2kb のDNA
断片を得る(HSAプレプロ配列の合成法は後述の実施
例に示される)。
【0025】phPDINae由来の1.7kb DNA 断片とpUC 119
Sig 由来の3.2kb DNA 断片を連結し(phPDILy1)、EcoRI
消化、Klenow断片による平滑化、BamHI 消化を順次行っ
てHSAプレプロ配列下流にヒトPDI本体を接続した
(第2図)、リーダー配列改変型の連結遺伝子を得るこ
とができる。
【0026】本発明の連結遺伝子の作製方法及びその構
成遺伝子間の配置は、上述の方法に限定されるものでは
なく、PDIを発現させ得る能力を有するものは全て包
含される。また、該連結遺伝子の類似体は本発明の範囲
外であるが、ヒト以外の他の動物由来の対応遺伝子から
容易に作製され得ることは自明であろう。
【0027】本発明はまた、配列番号2に示される−2
4番目〜+491番目のアミノ酸配列をコードする塩基
配列から成る該連結遺伝子を提供する。この場合、この
塩基配列と実質的に同様の作用を示す遺伝子、例えば遺
伝子コードの縮重に基づく該塩基配列の誘導体は全て本
発明に包含される。例えば、本発明の実施態様により、
本発明は配列番号2に示される全塩基配列からなる該連
結遺伝子を提供する。
【0028】本発明はさらに、本発明連結遺伝子を宿主
内で発現させ得る複製可能な発現ベクターを提供する。
【0029】本発明連結遺伝子を組み込むためのベクタ
ーは、宿主内で発現可能であり且つ複製能を有するもの
である。一般的には、宿主細胞と適合し得る種から誘導
されたレプリコン及び制御配列を含むベクターが、宿主
と関連して使用される。ベクターは、通常、形質転換さ
れた細胞中での表現型選択を可能にするマーカー配列と
複製部位とを保有している。
【0030】本発明の発現ベクターを構築するためのベ
クターとしては、例えば本出願人による特開平 2−1173
84号公報に開示のプラスミド pJDB-ADH-HSA-A (第1図
−C参照)が使用される。このプラスミドはHSA cDNAを
含み、また酵母アルコールデヒドロゲナーゼI(ADH
I)プロモーター、ADHターミネーター、アンピシリ
ン耐性遺伝子(Ampr ) 、及びLeu2遺伝子を含んでいる。
そのため、このプラスミドを、XhoI消化し、Klenow断片
により平滑し、BamHI 消化してHSA cDNAを除去する。得
られた約8kb DNA 断片の5′端を脱リン酸化した後、前
述の本発明連結遺伝子を連結することにより、発現プラ
スミド(pAHhPDILy1)を得ることができる。もちろん、本
発明の連結遺伝子を発現させ得る同等の機能を果すこと
ができる別の種類のベクターを使用することもできる。
【0031】本発明はさらに、本発明の発現ベクターで
宿主を形質転換して得られる形質転換体を提供する。
【0032】宿主としては、大腸菌、枯草菌などの原核
細胞、及び酵母が挙げられ、特にプロセシングを介して
成熟型PDIを分泌し得る宿主が好ましい。好適な宿主
は酵母である。宿主酵母としては、Saccharomyces ce
revisiae等が挙げられ、本発明の形質転換体の作製にあ
たっては特に酵母AH22株が好適に使用される。本発明
の範囲外であるが、酵母以外の真核細胞(例えば、動物
細胞)も宿主として使用し得ることは自明であろう。宿
主細胞への発現ベクターの移入は慣用的方法で実施さ
れ、例えば、塩化カルシウム処理法、プロトプラスト
(又はスフェロプラスト)−ポリエチレングリコール
法、電気穿孔法などにより容易に実施され得る。目的の
形質転換体は、発現ベクターがpAHhPDILy1の場合、得ら
れた菌体をSD(-Leu)プレート上で培養することによっ
てスクリーニングし、取得される。
【0033】従って、本発明はまた、上述のようにして
作製した形質転換体内で本発明の連結遺伝子を発現させ
ることによる組換えヒトPDIの製造方法を提供する。
本発明の実施態様によれば、本発明の製造方法は以下に
示す段階を含む。
【0034】即ち、本発明連結遺伝子を宿主内で発現さ
せ得る複製可能な発現ベクターを構築する段階と、宿主
を前記発現ベクターで形質転換して形質転換体を得る段
階と、前記連結遺伝子を発現させ得る条件下で、前記形
質転換体を培養して組換えヒトPDIを分泌させる段階
と、前記組換えPDIを回収する段階と、を包含する。
【0035】宿主として酵母を用いる場合には、ヒトP
DI前駆体タンパク質がプロセシングを受けて、組換え
ヒトPDIが遺伝子産物として分泌される。もし宿主と
して酵母以外の例えば大腸菌、枯草菌等の微生物が用い
られる場合には、プロセシングを受けていないヒトPD
I前駆体タンパク質が得られるだろう。
【0036】遠心分離により細胞と培養培地とを分離
し、必要に応じて細胞を破砕し、次に例えば限外濾過に
より濃縮した濃縮液を疎水性カラムクロマクトグラフィ
ーに掛けることにより組換えヒトPDIを容易に精製単
離することができる。このクロマトグラフィーに使用し
得る疎水性カラムは特定のものに限定されるものではな
いが、例えばTSK-gel Phenyl-5PW疎水性カラム(東ソー
製)が使用され得、この場合組換えヒトPDIはKCl
含有ホウ酸緩衝液(pH 8.0)中0.85Mから 0M硫酸アン
モニウムへの直線的濃度勾配により溶出され得る(第4
図)。SDS電気泳動分析(第5図)から組換えヒトP
DIは、約55kDa の分子量を有し、またスクランブルド
リボヌクレアーゼAの再構成の程度を指標として定量す
ることにより、得られた組換えヒトPDIはPDI活性
をもつことも確認された(後述の実施例参照)。
【0037】本発明方法によって産生される組換えヒト
PDIは、天然型のヒトPDIと比較してN末端アミノ
酸が AspからGly に改変されたものであった。従って、
本発明は 491個のアミノ酸から成る配列番号3に示され
る Gly1 ………… Leu491 のアミノ酸配列から構成され
る組換えヒトPDIをも提供する。
【0038】本発明はさらに、共発現可能な、ヒトPD
I遺伝子とヒト血清アルブミンプレプロ配列をコードす
るDNAとから成る連結遺伝子と、生産を目的とするポ
リペプチドをコードする外来遺伝子とを含む形質転換体
を提供する。
【0039】形質転換体中の該連結遺伝子と該外来遺伝
子は、互いに共発現可能な状態であれば、同一ゲノム上
にあってもよく、又は異なるゲノム上にあってもよい。
宿主細胞の形質転換は、例えば、該連結遺伝子及び該外
来遺伝子を同一の又は異なるベクター内に組み込み、得
られたベクターを塩化カルシウム処理法、プロトプラス
ト(又はスフェロプラスト)−ポリエチレングリコール
法、電気穿孔法などの慣用的方法で宿主内に移入するこ
とによって実施され得る。
【0040】該外来遺伝子によってコードされるポリペ
プチドは、増幅発現されたPDIの触媒作用(即ちポリ
ペプチド中のジスルフィド結合の形成、交換反応等を促
進する)が直接的に発揮されるために、その構造中にジ
スルフィド結合を含むものであれば如何なる種類のポリ
ペプチドであってもよい。さらに、本発明は、増幅発現
されたPDI活性の効果が遺伝子発現、ポリペプチドの
フォールディング、輸送等に関与する蛋白質に対して発
揮され、それにより間接的に生産性が増大するような場
合にも適用される。本発明の実施態様により、本発明は
また該外来遺伝子としてヒト血清アルブミン(HSA)
をコードする遺伝子を提供する。
【0041】本明細書中、「ポリペプチド」なる用語
は、短鎖及び長鎖ペプチド並びに蛋白質を含むことを意
味する。
【0042】また宿主としては、大腸菌、枯草菌などの
原核細胞、酵母、動物細胞などの真核細胞が挙げられ
る。特に、翻訳後修飾やプロセシングを介して成熟ポリ
ペプチドを分泌し得る宿主、例えば真核細胞が好まし
く、特に酵母が好ましい。
【0043】本発明はさらに、上記形質転換体内で、ヒ
トPDI遺伝子と他のポリペプチドをコードする外来遺
伝子とを共発現させて該ポリペプチドを産生させ、及び
該ポリペプチドを回収することから成るポリペプチドの
製造方法を提供する。
【0044】本発明の実施態様により、ヒトPDI発現
プラスミドを用いてHSA生産酵母を形質転換して得ら
れた酵母内でHSA及びPDIを任意の培地中で共発現
させた場合には、単独に発現させた場合と比べて、HS
Aの分泌量は平均で約60%増加した(第8図)。
【0045】理論に拘束されるつもりはないが、共発現
によるHSA分泌量の増加に関しては以下のように考え
られる。
【0046】HSAは、17個のジスルフィド結合を持
つ蛋白質であり、かつ、in vitroでの変性蛋白質から
の再構成実験において化学量論的量のPDIの存在によ
り、その高次構造形成が促進されることが知られてい
る。
【0047】酵母HIS23株によって、HSAは可溶
性分子として分泌されるが、同菌体の細胞内にもHSA
分子が検出されている。SDS電気泳動法により、細胞
内のHSAを分析すると、還元剤存在下ではゲル上で単
一バンドとして正常なHSA分子と同一の挙動を示すの
に対し、還元剤非存在下では、より分子量の大きい不連
続なバンド群として検出され、明らかに正常なHSAと
は異なる挙動を示す。これらの結果は、細胞内に存在す
るHSA分子は、分子内ジスルフィド結合が不完全に形
成されているため生じると推定される。一方、PDIを
共発現させた細胞では、細胞内のHSAの還元剤非存在
下でのSDS電気泳動では、HSA分子は外来のPDI
cDNAを共発現させていない酵母菌から得た細胞内H
SA試料と比較してよりまとまったバンドとして検出さ
れることから、PDIはHSA分子内の正常なジスルフ
ィド結合の形成を促進し、より効率的にHSA分子の高
次構造形成を補助していると推定される。このことによ
って、例えば、不安定な構造を持つHSAの細胞内での
会合や、プロテアーゼによる分解がより少なくなるため
に分泌量が増加していると思われる。
【0048】また、PDIを共発現させた場合とさせな
い場合でのHIS23株細胞内のHSAのmRNA存在
量をNorthernブロット法により比較すると、PDI遺伝
子を発現させた場合にHSAのmRNA量が増加してい
る。このことは、PDIが直接HSA分子に作用してい
る可能性だけでなく、HSA遺伝子の転写レベルにも影
響を与えている可能性をも示唆している。しかし、小胞
体への膜移行過程を介する細胞内輸送に働くヒト血清ア
ルブミンのリーダー配列の融合によってヒトPDIが多
量に酵母菌から分泌されたこととHSAの分泌量が増加
したこととが相関していることから、PDIは、小胞体
においてHSAと共存し、直接HSAに作用したことが
HSAの産生レベルを上昇させた主要因であると考えた
ほうがより単純であるようにみえる。さらに、HIS2
3株より分泌されたHSAとPDIの量をみると、PD
IはHSAの数倍分泌されており、さらに細胞内に検出
されるヒトPDIレベルも高いことから、変性HSAの
in vitro での再構成において促進効果を示すのに必要
とされるPDI量が十分に該酵母菌小胞体内でも確保さ
れているものと推定される。このこともまた、PDIが
HSAに直接作用していることを支持しているようにみ
える。
【0049】このように、HSAの例でPDIの共発現
によってその分泌量の増加効果が得られ、その効果がP
DIが直接HSAの高次構造形成に働いている可能性が
高いことから、より一般的に、ジスルフィド結合の形成
が、高次構造の形成や安定化に寄与している分泌蛋白質
全般についても同一細胞内でPDIを高度に増幅発現さ
せることにより同様の分泌量の増加効果が期待できると
考えられる。
【0050】以下の実施例により、さらに本発明を説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0051】
【実施例】ヒトPDI(protein disulphide isomerase)cDNAのクロ
ーン化 ヒト肝臓λgt11cDNAライブラリー(Clontech社)約100,
000 クローンを 0.2%のマルトースを含むLB培地(1%
バクトトリプトン、 1% NaClおよび 0.5%イーストエキ
ストラクト)で37℃一晩培養した大腸菌Y1090株培養液
500μl と混合し、これに 1M MgCl2 5μl を加え37℃
で10分間加温することによりファージを大腸菌に感染さ
せた。これを50mlのLB上層寒天培地(LB培地、 10m
M MgCl2および 0.7%アガロース)に加え混合後、23cm
×23cmプレート中のLB寒天培地上にまいた。上層寒天
培地を固めた後、37℃で一晩培養しファージを増殖させ
た。得られたファージをフィルター(Hybond-N, Amersh
am社)に移し、アルカリ溶液(0.5N NaOH および0.15M
NaCl)に浸した3MM 濾紙(Whatman 社)上に、ファージ
の付着面を上に向けて1分間置き、続いて中和溶液[1M
Tris-HCl(pH7.5)および1.5M NaCl ]に浸した同濾紙上
に1分間置いた。さらにフィルターを 2×SSC 溶液(20
×SSC =3M NaCl および 0.3Mクエン酸三ナトリウム)
で洗浄、風乾後、UV照射を2分間行うことによりファ
ージDNAをフィルターに固定した。こうして得られた
フィルターを用いて以下の手順に従ってヒトPDI cDNAの
スクリーニングを行った。
【0052】プローブには、ヒトプロリン 4−水酸化酵
素(PDIと同一タンパク質)cDNA[Pihlajaniemi,T.
et al. (1987) EMBO J., 6, 643 ]の 243番目から 2
82番目の塩基配列の相補鎖に対応する40mer のオリゴマ
ーDNA(5′-TGGCGTCCACCTTGGCCAACCTGATCTCGGAACCT
TCTGC-3′)を、自動DNA合成機(Applied Biosyste
ms社モデル380B)により合成したものを用いた。
【0053】合成DNA(20pmoles)を 50mM Tris-HCl
(pH7.5);10mM MgCl2 、 5mMジチオスレイトール、10
0 μCi[γ−32P]ATP(〜3000Ci/mmol, Amersham
社)および12単位のT4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝
酒造社)を含む溶液50μl 中で37℃60分間反応させるこ
とによりその 5′端をリン酸化標識した。上記のフィル
ターをプレハイブリダイゼーション溶液[5×デンハル
ト溶液(100×デンハルト溶液=2%ウシ血清アルブミ
ン、2%フィコール 400および2%ポリビニルピロリド
ン)、1M NaCl 、 50mM Tris-HCl(pH 7.5)、 10mM EDTA
(pH8.0)、 0.1%ドデシルザルコシン酸ナトリウムおよ
び20μg/mlの超音波処理をしたサケ精子DNA]に37
℃1時間浸したあと、ハイブリダイゼーション溶液(プ
レハイブリダイゼーション溶液に約106 cpm/mlの上記標
識DNAを含む溶液)中に37℃15時間浸した。このフィ
ルターを 2×SSC 溶液を用いて室温で洗浄し、さらに2
×SSC、0.1 %ドデシルザルコシン酸ナトリウム溶液
で42℃30分間洗浄した後X線フィルム(XAR-5、Kodak
社)に−80℃で一晩露光させた。フィルムの現像の結
果、1次スクリーニングで8つの陽性シグナルを得た。
これらのシグナルに対応する位置にあるファージを上記
プレートからゲル切片として切り取り1mlのSM緩衝液
[100mM NaCl, 10mM MgCl2 ,50mM Tris-HCl(pH7.5)
および0.01%ゼラチン]に浸し、4℃で一晩静置するこ
とにより、ゲル中のファージを溶液中に回収した。この
ようにして得られた8種の1次スクリーニング陽性ファ
ージについて、それぞれ1次スクリーニングと同様の条
件で2次スクリーニングを行った結果1つのみが陽性ク
ローンとして残った。このクローンについてさらに3次
スクリーニングを行い完全に単一の陽性クローンとして
分離した。
【0054】得られた陽性クローンのファージDNA をLe
der らの方法[Leder,P., Tiemeir,D. & Enquist L. (1
977) Science 196, 175 ]により調製した。得られた
ファージDNAの 1/5量を溶液[100mM Tris-HCl(pH7.
5) 、 100mM NaCl、6mM MgCl2 、6mM メルカプトエタ
ノール、 0.1%ゼラチン、20μg/mlリボヌクレアーゼ
Aおよび20単位の EcoRI(ニッポンジーン社)]50μl
中で37℃1時間消化後、0.8%アガロースゲルで電気泳
動を行った結果、この陽性クローンが約150 bpのインサ
ートDNAを含むことが分かった。グラスパウダー(Ge
ne CleanTM、Bio-101 社)を用いてインサートDNAを
分離・精製した。回収したDNA断片約20ngと EcoRIで
消化したpUC19 ベクター約100 ngとをDNAライゲーシ
ョンキット(宝酒造社)A液20μl 、B液4μl の混合
液中で16℃15時間反応させることにより両DNAを連結
させた組換えプラスミドを得た。この反応液10μl を用
いてMandel法[Mandel,M. & Higa,A.(1970) J.Mol.Bio
l. 53, 154 ]により大腸菌TG1株を形質転換した。
得られた形質転換体を25μg/mlアンピシリンを含むL
B培地 100mlで37℃一晩培養し、アルカリ溶菌法[Birn
boim,H.C.& Doly J. (1979) Nucleic Acids Res. 7, 15
13]によりプラスミドDNAを精製した。このプラスミ
ドDNA10μgを溶液[100mM Tris-HCl(pH7.5)、100mM
NaCl、6mM MgCl2、6mM メルカプトエタノール、 0.1%
ゼラチンおよび 100単位の EcoRI(ニッポンジーン
社)] 200 μl 中で37℃1時間消化後、フェノール抽
出、エタノール沈澱を行い濃縮し、 0.8%アガロースゲ
ル電気泳動行った。約150bp のインサートDNAをグラ
スパウダーで回収し、以下に記すPDI cDNAのスクリーニ
ングに用いるプローブとした。
【0055】ヒトPDI cDNAの全長を含むクローンを得る
ために、改めてヒト肝臓λgt11cDNAライブラリー(Clon
tech社)約50,000クローンおよびヒト胎盤λgt11cDNAラ
イブラリー(同社)約50,000クローンについてのスクリ
ーニングを行った。上記の手順と同様に両ライブラリー
のファージDNAを固定したフィルターを作製した。上
記150bp ヒトPDI cDNA断片約100 ngを[α−32P]dCTP
(>400Ci/mmol, Amersham 社)およびニックトランスレ
ーションキット(同社)を用いて放射性標識したものを
本スクリーニングに用いた。上記の両フィルターをプレ
ハイブリダイゼーション溶液に60℃1時間浸した後、ハ
イブリダイゼーション溶液(プレハイブリダイゼーショ
ン溶液に約106 cpm/mlの上記標識DNAを含む溶液)中
に60℃15時間浸した。このフィルターを 2×SSC 溶液を
用いて室温で洗浄し、さらに 0.5×SSC 、 0.1%ドデシ
ルザルコシン酸ナトリウム溶液で65℃1時間洗浄した後
X線フィルム(XAR-5, Kodak社)に−80℃で一晩露光さ
せた。フィルムの現像の結果、肝臓 cDNAライブラリ
ーより6個、胎盤 cDNAライブラリーより5個の陽性
シグナルを得た。これらをさらに2次、3次のスクリー
ニングにかけることにより最終的に肝臓 cDNAライブ
ラリーより4個、胎盤 cDNAライブラリーより3個の
陽性クローンを単離した。得られた7つのクローンの E
coRIインサートDNA断片を前述と同様の方法に従って
プラスミドベクターpUC19 のEcoRI 部位にサブクローン
化した後、7クローンのインサートについての制限酵素
地図を作成した。その結果、肝臓 cDNAの4つおよび
胎盤 cDNAの2つが互いにオーバーラップしており、
かつ、そのうちの肝臓由来のクローン1つ(pHPDIl6) と
胎盤由来のクローン1つ(pHPDIp4) の2つで目的とする
ヒトPDI cDNAの全長をカバーしていることが、これらの
クローンとPihlajaniemiらのクローンの制限酵素地図の
比較から予想された。両クローンについて M13 SEQUENC
ING KIT (東洋紡績社)、M13 Sequencing Kit(宝酒造
社)および自動DNAシークエンサー(370A, Applied
Biosystems社)によりDNA塩基配列を決定した。Pihl
ajaniemiらのデータとの比較により両クローンは全長24
54塩基対から成るヒトPDI cDNAをコードすることが明ら
かとなった(配列番号1)。
【0056】ヒトPDIの酵母発現プラスミドの構築 上記のヒトPDI cDNAをコードする2つのクローンpHPDIl
6 およびpHPDIp4 をもとにしてヒトPDIの酵母におけ
る発現用プラスミドを以下の手順で構築した(第1図
A、BおよびC)。
【0057】アルカリ溶菌法により調製したpHPDIl6 DN
A 約1μgを溶液[10mM Tris-HCl(pH7.5)、100mM NaC
l,6mM MgCl2 、6mM メルカプトエタノール、 0.1%ゼ
ラチン、10単位の EcoRI(ニッポンジーン社)および10
単位のPstI(同社)]20μl 中で37℃1時間消化後、0.
8%アガロースゲルで電気泳動を行い、PDI cDNAの5端側
EcoRIからPstI部分の約490bp の長さのDNA断片をグ
ラスパウダーにより分離・精製した。一方 pHPDIp4 DNA
約1μgを溶液[10mM Tris-HCl(pH7.5), 100mMNaCl, 6
mM MgCl2 ,6mMメルカプトエタノール、 0.1%ゼラチ
ン、10単位のPstI(ニッポンジーン社)および10単位の
BamHI(同社)]20μl 中で37℃1時間消化後同様にし
てPDI cDNAの 3′端側PstIから BamHI部分の約1.3kb の
長さのDNA断片を分離・精製した。このようにして回
収した両DNA断片それぞれ約50ngおよび EcoRIおよび
BamHI で消化し、線状にしたプラスミドベクターpUC119
DNA約20ngを宝酒造社のDNAライゲーションキットA
液25μl およびB液5μl 中で16℃15時間反応させるこ
とにより連結させた。この反応液10μl を用いてカルシ
ウム法により大腸菌MV1190株コンピテントセルを形質
転換した。大腸菌は、直径90mmのX-Gal プレート(50μ
g/ml 5−ブロモ−4 −クロロ−3 −インドリル−β−
D−ガラクトピラノシド、80μg/mlイソプロピル−β
−D−チオガラクトピラノシド、25μg/mlアンピシリ
ン、LB培地および 1.5%寒天)にまいた。37℃で一晩
培養後、得られた白色コロニーを拾い、アルカリ溶菌法
でプラスミドDNAを調製し、制限酵素を用いた解析を
行い目的とするプラスミドを保持する形質転換体を選択
した。得られたプラスミドを phPDIEBと名付けた。
【0058】phPDIEBをもとにして、Kunkel法[Kunkel,
T.A.(1985) Proc.Natl.Acad.Sci.USA.82, 488 ]によ
り、 cDNA上のPDIシグナル配列とPDIの本体と
の境界部分に制限酵素NaeI切断部位を導入した。phPDIE
B DNA を用いてカルシウム法により大腸菌BW313 株コン
ピテントセルを形質転換した。得られた形質転換体の単
コロニーを 150μg/mlのアンピシリンを含む2×YT
培地(1.6%バクトトリプトン、 0.5% NaCl および 1%
バクトイーストエキストラクト)で37℃一晩前培養を行
った。この培養液1mlを 150μg/mlのアンピシリンを
含む2×YT培地50mlに接種し37℃でさらに培養した。
濁度(OD600 )が 0.3程度に達したところで M13KO7 フ
ァージをm.o.i.=2 程度で加え37℃30分間静置し感染さ
せた。これに70μg/mlの濃度になるようにカナマイシ
ンを加え37℃20時間振盪培養を行った。培養液を遠心分
離にかけ得られた上清に1/5 容の 2.5M NaCl、20%ポリ
エチレングリコール#6000溶液を加え攪拌した後室温で
15分間静置した。遠心分離にかけ得られた沈殿を5mlの
TE緩衝液[10mM Tris-HCl 、1mM EDTA (pH8.0)]に溶
かし等容の中和フェノールを加え攪拌後遠心分離にかけ
て水層を回収した。これに等容のクロロホルムを加え攪
拌後遠心分離にかけて水層を回収した。得られた溶液に
1/10容の3M酢酸ナトリウムおよび 2.5容のエタノール
を加え攪拌後−80℃で30分間静置し遠心分離によりDN
Aを沈殿として回収した。これを70%エタノールで洗浄
し減圧乾燥後 100μl のTE緩衝液に溶解した。以上の
方法で調製したdUを含むphPDIEB 由来の一本鎖DNA
を用いて以下の手順で目的とする変異即ちNaeI部位の導
入を行った。変異導入用合成オリゴヌクレオチド(5′-C
GGGGGCGCCGGCGCGC-3′,宝酒造社)]10pmolを溶液[10
0mM Tris-HCl(pH8.0) 、10mM MgCl2 、 7mMジチオスレ
イトール、 1mM ATP および10単位のT4ポリヌクレオ
チドキナーゼ(宝酒造社)]10μl 中で37℃15分間反応
後70℃10分間加温してT4ポリヌクレオチドキナーゼを
失活させた。上記phPDIEB 由来の一本鎖DNA 0.2pmol
および1μl のアニーリング緩衝液(Site-directed mu
tagenesissystem MutanTM-K, 宝酒造社)に滅菌水を加
え最終容量を10μl とし、そのうちの1μl と上記リン
酸化変異導入用合成オリゴヌクレオチド溶液1μl を混
合し、65℃15分、37℃15分静置後、25μl の伸長緩衝液
(上記 MutanTM-K,同社)60単位の大腸菌DNAリガー
ゼ(MutanTM-K,同社)および1単位のT4 DNAポリメ
ラーゼ(MutanTM-K,同社)を加え25℃2時間反応させる
ことにより相補鎖合成を行った。この溶液に3μl の
0.2M EDTA(pH8.0) を加え、65℃で5分間加温すること
により相補鎖合成を停止させた。得られたDNA溶液3
μl を30μl の大腸菌BMH71-18mutSコンピテントセルと
混合し、氷中30分、42℃45秒さらに氷中1分間静置し
た。これに 300μl のSOC培地(2%バクトトリプト
ン、 0.5%イーストエキストラクト、 10mM NaCl、 2.5
mM KCl、 10mM MgSO4 、 10mM MgCl2および20mMグルコ
ース)を加え37℃1時間振盪した。さらに10μl のM13K
O7ファージを加え37℃で30分間静置後、 150μg/mlの
アンピシリンおよび70μg/mlのカナマイシンを含む2
×YT培地1mlを加え、37℃20時間振盪した。得られた
培養液を遠心分離し、上清20μl を回収し、大腸菌MV
1190培養液80μl と混合し、37℃10分間加温後、 150μ
g/mlのアンピシリンを含むLBプレートにまき37℃で
一晩培養した。得られた形質転換体のうち、目的とする
NaeI部位導入プラスミドを保持するものをM13 SEQUENCI
NG KIT(東洋紡績社)を用いたDNA塩基配列解析によ
り同定した。このプラスミドをphPDINaeと名付けた。
【0059】アルカリ溶菌法で調製したphPDINae DNA 2
μgを溶液[10mM Tris-HCl (pH8.0), 20mM NaCl, 7mM
MgCl2 ,7単位のNaeI(ニッポンジーン社)および10単
位のHind III(宝酒造社)]30μl 中で37℃4時間消化
後0.8%アガロースゲル電気泳動を行い約1.7kb の長さの
DNA断片をグラスパウダーにより分離・精製した。ヒ
ト血清アルブミンのプレプロ配列を酵母において使用頻
度の高いコドンによりコードするDNA断片をクローン
化したプラスミドpUC119Sig の構築を以下の手順で行っ
た(第1図A)。
【0060】プラスミドベクターpUC119 DNA 1μgを溶
液[100mM Tris ・HCl (pH7.5), 10mM MgCl2 ,50mM NaCl
および12単位の EcoRI(ニッポンジーン社)]20μl 中
で37℃1時間消化した後、70℃5分間加熱して酵素を失
活させた。次に滅菌水38μlおよびバクテリアアルカリ
性ホスファターゼ1単位(宝酒造社)を加えて37℃1時
間保温した後、フェノール抽出を行い、得られた水層を
エタノール沈殿に用いDNAを回収した。このDNA
と、 5′-AATTCTCGAG GAGCTCTTAA-5′ の配列から成るXhoI部位を含むXhoIリンカー等モルとを
溶液[66mM Tris ・HCl(pH 7.5) 、6.6mM MgCl2 、10mM
ジチオスレイトール、0.1mM ATP および 300単位のT4
DNAリガーゼ(宝酒造社)]30μl 中で16℃一晩保温
した。この溶液10μl を用いて大腸菌JM107 株コンピ
テントセルをカルシウム法に従い形質転換し、50μg/
mlのアンピシリンを含むLBプレートにまき37℃一晩保
温した。得られたコロニーについて、アルカリ溶菌法を
用いてプラスミドDNAを調製し、制限酵素解析を行う
ことにより目的とするXhoIリンカーがpUC119 EcoRI部位
に挿入されたプラスミドDNAを選択取得した。
【0061】以下の配列をもつ4種類のオリゴヌクレオ
チド: 1. 5′- TCGAGAATTCATGAAGTGGGTTACCTTCATCTCTTTGTTGTT-3′、 2. 5′- AACAAGAACAACAAAGAGATGAAGGTAACCCACTTCATGAATTC-3′、 3. 5′- CTTGTTCTCTTCTGCTTACTCTAGAGGTGTTTTCAGAAGGCCTG-3′、 4. 5′- GATCCAGGCCTTCTGAAAACACCTCTAGAGTAAGCAGAAGAG-3′ を自動DNA合成機(Applied Biosystems社、モデル38
0B)を用いて合成した。これら各々約30 pmol を、溶液
[50mM Tris ・HCl(pH7.6)、 10mM MgCl2 、5mMジチオ
スレイトール、0.2mM ATP 及び6単位のT4 ポリヌクレ
オチドキナーゼ(宝酒造社)]25μl 中で37℃1時間反
応させることにより5′端をリン酸化した。得られたオ
リゴヌクレオチドを含む溶液を混ぜ(計 100μl ) 100
℃の水浴に5分間放置した後室温で放冷しアニーリング
を行った。これに 600単位のT4 DNAリガーゼ(宝酒
造社)を加え16℃で一晩保温し、フラグメント間の連結
を行い二本鎖フラグメントにした。この二本鎖DNAを
フェノール抽出による除タンパク質後、エタノール沈殿
により回収した。
【0062】上述のXhoIリンカーを導入したベクタープ
ラスミド1μgを溶液[100mM Tris・HCl(pH7.5)、 10m
M MgCl2 、100mM NaCl、10単位の BamHI(ニッポンジー
ン社)および12単位のXhoI(宝酒造社)]20μl 中で37
℃1時間消化した後、フェノール抽出を行い、得られた
水層からエタノール沈殿によりDNAを回収した。この
DNAと上述の4つのオリゴヌクレオチドの連結により
得られた二本鎖DNAフラグメント等モルを溶液[66mM
Tris-HCl(pH7.5 )、6.6mM MgCl2 、10mMジチオスレイ
トール、0.1mM ATP および 300単位のT4 DNAリガー
ゼ(宝酒造社)]30μl 中で16℃一晩保温した。この溶
液10μl を用いて大腸菌JM107 株コンピテントセルを
カルシウム法に従い形質転換し、50μg/mlのアンピシ
リンを含むLBプレート上にまき37℃一晩保温した。得
られたコロニーについて、それらの保持するプラスミド
DNAの塩基配列解析を行うことにより目的とする組換
えプラスミドをもつ形質転換体を選択した。このプラス
ミドを pUC119Sigと名付けた。
【0063】上記の手順で作製したプラスミド pUC119S
ig DNAをアルカリ溶菌法で調製した。このDNA2μg
を溶液[10mM Tris-HCl(pH8.0)、100mM NaCl、7mM MgCl
2 、8単位のStuI(ニッポンジーン社)および10単位の
Hind III(宝酒造社)]中で37℃4時間消化後 0.8%ア
ガロースゲル電気泳動にかけ、約3.2kb の長さのDNA
断片をグラスパウダーで分離・精製した。このようにし
て得られたphPDINae由来の1.7kb DNA 断片約50ngとpUC1
19 Sig由来の3.2kb DNA 断片約50ngを宝酒造社ライゲー
ションキットA液30μl B液 6μl 中で16℃30分間反応
後、10μl を用いてカルシウム法により大腸菌株HB101
コンピテントセル(宝酒造社)を形質転換し、50μl /
mlのアンピシリンを含むLBプレートにまいた。このプ
レートを37℃一晩静置することにより得られたコロニー
について、アルカリ溶菌法を用いてプラスミドDNAを
調製し、制限酵素を用いた解析を行うことにより、ヒト
血清アルブミンのプレプロ配列下流にヒトPDI本体を
接続した形の(第2図)組換えプラスミドを選択し取得
した。このプラスミドをphPDILy1と名付けた。
【0064】以上のようにして得られたリーダー配列改
変型PDIを酵母アルコールデヒドロゲナーゼI遺伝子
のプロモーター支配下で発現させるべく、以下の手順に
よりヒトPDI発現プラスミドを構築した。アルカリ溶
菌法により調製した上記 phPDILy1 DNA 7μl を溶液
[100mM Tris・HCl (pH8.0) 、100mM NaCl、7mM MgCl2
および40単位の EcoRI(ニッポンジーン社)] 100μl
中で37℃2時間消化後、等容のフェノール/クロロホル
ム混液(飽和フェノールとクロロホルムを等容混合した
溶液)を加え攪拌し、遠心分離後水層を回収した。この
フェノール/クロロホルム抽出を繰返し、得られた水層
に1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH5.3) および 2.5容の
エタノールを加え混合し、−40℃2時間静置した。遠心
により得られた沈殿を70%エタノールで洗浄後減圧乾燥
し50μl のKlenow緩衝液(Kilo-Sequence 用Deletion K
it, 宝酒造社)に溶解し、4単位のKlenow fragment 緩
衝液(宝酒造社)を加え37℃45分間反応させることによ
りEcoRI 切断部分の平滑化を行った。この溶液について
2回のフェノール/クロロホルム抽出を行ない、得られ
た水層に1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH5.3 )および
2.5容のエタノールを加え混合し、−40℃1時間静置し
た。遠心により得られた沈殿を70%エタノールで洗浄後
減圧乾燥し、50μl のKlenow緩衝液(Kilo-Sequence 用
Deletion Kit,宝酒造社)に溶解し、4単位の Klenow f
ragment(宝酒造社)を加え37℃45分間反応させること
により EcoRI切断部分の平滑化を行った。この溶液につ
いて2回のフェノール/クロロホルム抽出を行ない、得
られた水層に1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH5.3 )お
よび 2.5容のエタノールを加え混合し、−40℃1時間静
置した。遠心により得られた沈殿を70%エタノールで洗
浄後減圧乾燥し、溶液[10mM Tris・HCl(pH8.0)、 60mM
NaCl、7mM MgCl2 および10単位のBamHI(ニッポンジーン
社)]40μl に溶かし37℃3時間反応させた。得られた
DNA溶液を 0.8%アガロースゲル電気泳動にかけ、約
1.8kb のDNA断片をグラスパウダーで分離・精製し
た。一方、アルカリ溶菌法で調製したpJDB-ADH-HSA-A
(特開平2-117384号公報)DNA5μl を溶液[10mM Tris
HCl(pH 8.0), 100mM NaCl,7mM MgCl2 および24単位のXh
oI(宝酒造社)] 100μl 中で37℃ 2時間消化後、フェ
ノール/クロロホルム抽出を 2回行い得られた水層に、
1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH5.3) および 2.5容のエ
タノールを加え混合し、−40℃ 2時間静置後遠心により
沈澱としてDNA を回収した。このDNA 沈澱を70%エタノ
ールで洗浄後減圧乾燥し、50μl のKlenow緩衝液(Kilo
-Sequence Deletion Kit. 宝酒造社)に溶解し、4単位
の Klenow fragment(宝酒造社)を加え37℃45分間反応
させることによりXhoI切断部分の平滑化を行った。この
溶液について2回のフェノール/クロロホルム抽出を行
ない、得られた水層に1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH
5.3)および 2.5容のエタノールを加え混合し、−40℃
1時間静置後、遠心により沈澱としてDNAを回収した。
得られたDNA を70% エタノールで洗浄後減圧乾燥し、溶
液[10mM Tris ・HCl(pH8.0)、60mM NaCl,7mM MgCl2
よび10単位のBamHI(ニッポンジーン社)]40μl に溶か
し、37℃75分間消化した。この溶液に10μl の 2M Tris
・HCl(pH8.0)、 110μl の滅菌水および 1単位の大腸菌
C75 株由来アルカリフォスファターゼ(宝酒造社)を加
え混合し、60℃ 1時間加温することにより酵素切断部の
5′脱リン酸化反応を行った。得られた溶液に1/10容の
3M酢酸ナトリウム(pH5.3) および 2.5容のエタノールを
加え混合し、−40℃ 1時間静置した。遠心により沈澱と
してDNA を回収し減圧乾燥後20μl のTEに溶解し 0.8%
アガロースゲル電気泳動にかけた。約8kb のDNA 断片を
グラスパウダーを用いて回収した。以上のようにして得
られたphPDILy1由来の1.8kb DNA 断片約50ngおよびpJDB
-ADH-HSA-A由来の8kbDNA断片約50ngを宝酒造社DNA ライ
ゲーションキットA液30μl 、B液 6μl と混合し、16
℃ 2.5時間反応させ両DNA を連結させた。得られたDNA
溶液10μl を用いてカルシウム法により大腸菌C600株を
形質転換し、50μl /μlのアンピシリンを含むLBプレ
ートにまき37℃で一晩培養した。得られたコロニーにつ
いてアルカリ溶菌法によりプラスミドDNA を調製し、制
限酵素解析を行なうことにより目的とするアルコールヒ
ドロゲナーゼIプロモーター下流にリーダー配列改変型
PDI を連結したプラスミドを保持する形質転換体を選択
した。このようにして構築したPDI 発現プラスミドをpA
HhPDILy1と名付けた。また、この構築の結果、成熟型PD
I のN末端アミノ酸はAsp からGly に改変された。
【0065】一方、ヒトPDI 発現実験用のコントロール
プラスミドを以下の手順で作製した。アルカリ溶菌法で
調製したpJDB-ADH-HSA-A DNA 5μl を溶液[10mM Tris-
HCl,100mM NaCl, 7mM MgCl2 , 24単位のXhoI(宝酒造
社)および29単位の BamHI(ニッポンジーン社)] 100
μl 中で37℃ 2時間消化後、フェノール/クロロホルム
抽出を 2回行い得られた水槽に1/10容の3M酢酸ナトリウ
ム(pH5.3) および 2.5容のエタノールを加え混合し、−
40℃2時間静置後遠心によりDNA を沈澱として回収し
た。このDNA を70%エタノールで洗浄後、減圧乾燥し、
50μl のKlenow緩衝液(Kilo-Sequence Deletion Kit,
宝酒造社)に溶解し、4単位の Klenow fragment(宝酒
造社)を加えて37℃45分間反応させることによりXhoIお
よびBamHI 切断部分の平滑化を行った。この溶液につい
て 2回のフェノール/クロロホルム抽出を行い得られた
水層に1/10容の3M酢酸ナトリウム(pH 5.3)および 2.5容
のエタノールを加え混合し、−40℃1時間静置後遠心に
より沈澱としてDNA を回収した。これを減圧乾燥後20μ
l のTEに溶解し、 0.8%アガロース電気泳動にかけ、約
8kb のDNA 断片をグラスパウダーで回収した。得られた
DNA 断片約50ngを宝酒造社DNA ライゲーションキットの
A液30μl 、B液 6μl と混合し、16℃一晩反応させ、
自己連結により環状化した。このDNA 溶液10μl を用い
て大腸菌 101株コンピテントセル(宝酒造社)をカルシ
ウム法により形質転換し、50μl /mlのアンピシリンを
含むLBプレートにまき37℃一晩培養した。得られたコロ
ニーについてアルカリ溶菌法によりプラスミドDNA を調
製し、制限酵素解析を行い、目的とするコントロール用
プラスミドを選択取得した。得られたプラスミドをpAH
と名付けた。
【0066】ヒトPDI の酵母による発現 上記の手順で構築したヒトPDI 発現プラスミドpAHhPDIL
y1を用いて以下に示す方法でヒトPDI の酵母による発現
を行った。
【0067】YPDプレート(2%バクトペプトン、1%イ
ーストエキストラクト、2%ブドウ糖および 1.5%寒天)
上で培養した酵母AH22株の単コロニーを 5mlのYPD培
地(2%バクトペプトン、1%イーストエキストラクトおよ
び 2%ブドウ糖)に接種し30℃24時間振盪培養した。こ
の前培養液 0.9mlを45mlのYPD培地に接種し30℃で振
盪培養し、OD600 (濁度)が約 0.5に達したところで
低速遠心にかけ沈澱として菌を回収した。得られた菌体
を 3mlの 0.2MLiSCNに懸濁し、そのうちの 1mlを遠心に
かけ沈殿として菌体を回収した。この菌体に46μl の50
% PEG#4000、10μl のLiSCN およびアルカリ溶菌法で
調製したpAHhPDILy1 DNA溶液10μl(DNA27μl 分) を加
えピペッティングにより混合し、30℃で一晩静置した。
これに 1mlの滅菌水を加え懸濁後遠心により菌体を沈澱
として回収した。この菌体を100μl の滅菌水で懸濁
し、SD(-Leu)プレート[SD(-Leu)培地(0.67%バクト
ニトロゲンベース、2%ブドウ糖、20mg/l のアデニン、
同ウラシル、同トリプトファン、同ヒスチジン、同アル
ギニン、同メチオニン、30mg/l のチロシン、同イソロ
イシン、同リジン、50mg/l のフェニルアラニン、100m
g /l のアスパラギン酸、同グルタミン酸、150mg /l
のバリン、 200mg/l のスレオニンおよび 375mg/l の
セリン(以上のアミノ酸は和光純薬製))および 1.5%
寒天]上にまき、30℃で培養した。培養 5日目に得られ
た形質転換体を 5mlのSD(-Leu)培地に接種し30℃2日
間振盪培養した。この前培養液 100μl を 5mlのYPD
培地に接種し30℃24時間振盪培養した。得られた培養液
1.5mlを遠心分離にかけ上清 500μl を回収し、これに
等容のエタノールを加え混合後氷中に1時間静置した。
これを遠心分離にかけ培地中の酵母細胞からの分泌物を
沈澱として回収し減圧乾燥した。得られた沈澱を10μl
のSDS-PAGE用サンプル緩衝液(125mM Tris−HCl(pH6.8)
、4%SDS 、20%グリセリン、10%β−メルカプトエタ
ノールおよび0.01%ブロモフェノールブルー)に溶解
し、5分間煮沸後SDS-PAG プレート10/20(第一化学薬
品)にて電気泳動を行った。このゲルを染色液(0.15%
クマシーブリリアントブルー,10%酢酸および40%メタ
ノール)で染色後、脱色液(10%酢酸および40%メタノ
ール)に浸し、発現物を視覚化した。この際コントロー
ルとして上記pAH を出発点として上述のpAHhPDILy1につ
いてと全く同様の操作により得られた培地サンプルを同
時に泳動した。分子量標準としてフォスフォリラーゼb
(分子量94.000)、ウシ血清アルブミン(67,000)、オ
ボアルブミン(43,000)、カーボニックアンヒドラーゼ
(30,000)、大豆トリプシンインヒビター(20,000)お
よびα−ラクトアルブミン(14,000)を用いた(第3
図)。その結果、分子量約55K の発現物を見出すことが
できた。この分子量は、成熟PDI の分子量と一致してお
り目的とするヒトPDI が発現分泌したものと期待され
た。そこで発現分泌物のタンパク質化学的特性を調べる
ことを目的として以下の手順で大量培養を行った。
【0068】pAHhPDILy1を保持する酵母AH22株の単コ
ロニーを80mlのSD(-Leu)培地に接種し、30℃ 2日間振
盪培養した。得られた前培養液を80mlずつ4lのYPD・
リン酸培地(YPD培地、 6g/l のNa2 HPO4
よび 3g/l のKH2 PO4、pH 7.0)に接種し、30℃2
4時間振盪培養を行った。この培養液を遠心分離にかけ
上清を回収し以下の分泌発現物の精製に用いた。
【0069】培地からの組換えヒトPDIの単離とその特性化 上記のようにして得られた形質転換酵母培養培地4l
を、ミリポア−ミリタン限外濾過器(排除分子量30,00
0)を用い、40倍濃縮を行った(100ml)後、TSK-gel Phe
nyl-5PW疎水性カラムにより、ヒトPDIを単離した。
疎水性カラムは0.85M硫安、0.05% NaN3 を含む10mMホ
ウ酸−10mM KCl緩衝液pH 8.0で平衡化したものから、 1
25分間で、硫安を含まない同緩衝液へと直線的濃度勾配
を形成させることによって溶出した。この時の流速は 2
ml/min である。この結果を第4図に示す。第5図に
は、単離されたヒトPDIのSDS電気泳動図を示す。
図に示されるように、疎水性カラムクロマトグラフィー
によってヒトPDIはほぼ単一の成分にまで分離され、
かつ、PDI活性を保持していることが明らかになっ
た。YPD培地に由来する紫外部吸収物質は、このクロ
マトグラフィーによってきわめて効率よく除去できるこ
とが分かる。
【0070】PDI活性の測定 PDI活性の測定は、還元・変性・再酸化による方法で
作製したスクランブルドリボヌクレアーゼA(RNase A)
の再構成への促進効果を見ることによって行った。リボ
ヌクレアーゼAの再構成の程度は、その酵素活性の回復
の程度を指標として定量化した。具体的方法を以下に示
す。
【0071】スクランブルドRNase A の調製:120mgのR
Nase A を6Mグアニジン塩酸、0.15Mジチオスレイトー
ルを含む3mlの0.1Mトリス塩酸緩衝液pH8.6 に溶解した
後、窒素気流下で、15時間室温で還元を行った。還元物
を0.01N HCl で平衡化させたセファデックスG-25カラム
(15mmφ×38cm)で還元剤を除去した。この脱塩物にグ
アニジン塩酸を最終濃度6Mとなるように加え、更にトリ
スを加えpHを9.0 に合せ、S−S結合の交換反応を暗
所、4℃で14日間行なわせた。この試料を−80℃で保存
したものをスクランブルドRNase A として使用した。
【0072】PDI活性の測定:窒素置換を施した55mM
リン酸緩衝液(pH 7.5)20mlに、10μl の1Mジチオスレ
イトールを加えたものを調製し、この溶液から10μl を
取り、20μl の酵素試料とまぜた55mMリン酸緩衝液(pH
7.5) 420μl に加え30℃で5分半放置する。これに上記
スクランブルドRNase 溶液50μl を加え30℃、15分半反
応させる。ここで、 1.945mlの脱気した50mMトリス塩
酸、5mM 塩化マグネシウム、25mM塩化カリウムを含む緩
衝液pH7.5 に、50μl のイーストRNA溶液(10mMトリ
ス塩酸緩衝液pH7.5/1mM EDTA,280nmの吸光度80になるよ
うに調節したもの)を1cm角石英セルに加え、攪拌しな
がら温度を45℃になるように平衡化させる。このとき26
0nm での吸光度が変化しないことを確認しておく。ジチ
オスレイトール処理したスクランブルド RNase A溶液か
ら5μl 取り、これをセル中の溶液とまぜながら、 0.2
分毎に2分間260nm での吸光度を測る。PDI活性は26
0nm での吸光変化速度の初速から求められる。
【0073】ヒトPDI発現プラスミドpAHhPDILy1によ
る酵母HIS23株の形質転換 ヒトPDI発現プラスミドpAHhPDILy1を用いて、以下の
手順に従いHSA生産酵母HIS23株[特願平2−57
885 号/微工研菌寄第11351 号(FERM P−113
8)]を形質転換した。
【0074】YPDプレート(2%バクトトリプトン、
1%バクトイーストエキストラクト、2%ブドウ糖およ
び 1.5%寒天)上で培養したHSA発現酵母HIS23
株の単一コロニーを5mlのYPD培地(2%バクトトリ
プトン、1%イーストエキストラクトおよび2%ブドウ
糖)に接種し、30℃で24時間振盪培養した。この培
養液1mlを50mlのYPD培地に接種後30℃で振盪培
養し、OD600 (濁度)が 0.5程度に達したところで菌
体を低速遠心により沈殿として回収した。集めた菌体に
46μl の50%ポリエチレングリコール#4000、10
μl のLiSCNおよびアルカリ溶菌法[Birnboim, H.
C. & Doly, J. (1979) Nucleic AcidsRes . 7, 151
3.]で調製したヒトPDI発現プラスミドpAHhPDILy1 DN
A溶液10μl (DNA約20μg分)を加えピペッテ
ィングにより混合し、30℃で一晩静置した。これに1
mlの滅菌水を加え懸濁後、遠心分離により菌体を沈殿と
して回収した。この菌体を100μl の滅菌水で懸濁
し、SD(−His、−Leu)プレート[SD(−H
is、−Leu)培地(0.67%バクトニトロゲンベー
ス、2%ブドウ糖、20mg/l のアデニン、同ウラシ
ル、同トリプトファン、同アルギニン、同メチオニン、
30mg/l のチロシン、同イソロイシン、同リジン、5
0mg/l のフェニルアラニン、100mg/l のアスパラ
ギン酸、同グルタミン酸、150mg/l のバリン、20
0mg/l のトレオニンおよび375mg/l のセリン(以
上のアミノ酸は和光純薬株式会社製))および 1.5%寒
天]上にまき30℃で培養した。培養5日目でプレート
上にコロニーとして形質転換体を得た。
【0075】得られた形質転換体(pAHhPDILy1/HIS23)
について以下の手順によりPDIの発現を調べた。この
際コントロール実験として、pAHhPDILy1からPDIcDNA 部
分を除いたコントロールプラスミドpAHを用いて得ら
れた形質転換体(pAH/HIS23)を以下使用した。プレート
上のコロニーを5mlのSD(−His、−Leu)培地
に接種し30℃で2日間振盪培養した。この前培養液1
00μl を5mlのYPD培地に接種後30℃24時間振
盪培養し、得られた培養液 1.5mlを遠心分離にかけその
上清500μl を回収し、これに等容のエタノールを加
え混合後氷中で1時間静置した。これを遠心分離にかけ
培地中の酵母からの発現分泌物を沈殿として回収し遠心
エバポレーターにより減圧乾燥した。得られた沈殿を1
0μl のSDS−PAGE用サンプル緩衝液[62.5mM T
ris-HCl(pH6.8)、2%SDS、、5%β−メルカプトエ
タノール、 0.005%ブロモフェノールブルーおよび20
%グリセリン]に溶解し、5分間煮沸後SDS−PAG
プレート4/20−1010(第一化学薬品株式会社製)で
電気泳動を行った。泳動後のゲルを染色液(0.15%クマ
シーブリリアントブルー、10%酢酸および40%メタ
ノール)で染色後、脱色液(10%酢酸および40%メ
タノール)に浸し培地中の発現分泌物を視覚化した。こ
の際、分子量標準としてフォスフォリラーゼb(分子量
94,000ダルトンよ、ウシ血清アルブミン(67,000)、オ
ボアルブミン(43,000)、カーボニックアンヒドラーゼ
(30,000)、大豆トリプシンインヒビター(20,000)お
よびα−ラクトアルブミン(14,000)を用いた(第6
図)。その結果、pAHhPDILy1によって形質転換した酵母
HIS23株で、分子量約55,000ダルトンのPDIの発
現分泌が検出された。
【0076】ヒトPDIのHSA発現分泌に対する効果 上記の酵母におけるHSAおよびPDIの共発現系を用
いて、ヒトPDIのHSA発現分泌に対する効果を以下
の手順によって調べた。
【0077】コントロールプラスミドpAHおよびヒト
PDI発現プラスミドpAHhPDILy1それぞれによって形質
転換した酵母HIS23株、即ちpAH/HIS23株
およびpAHhPDILy1/HIS23 株の独立したコロニー5つず
つを各々5mlのSD(−His、−Leu)培地に接種
し30℃で24時間前培養を行った。この前培養液10
0μl をそれぞれ5mlのYPD培地に接種し30℃で2
4時間振盪培養を行ない、各培養液から前項で述べた方
法によりSDS−PAGE用の試料を調製しSDS−P
AGEを行なった(第7図)。得られたゲルを用いて、
各株のHSA分泌量をデンシトメーター(IMAGE ANALYS
IS SYSTEM 、テフコ株式会社製)で定量化し、PDIの
共発現によるHSAの発現分泌量の変化を調べた(第8
図)。その結果、pAH/HIS23株で平均0.93mg/
l またpAHhPDILy1/HIS23 株で同じく1.50mg/l のHS
Aを分泌しており、酵母HIS23株におけるヒトPD
Iの共発現により、HSAの分泌量は平均で約60%の
増加を示した。
【0078】
【発明の効果】本発明は、ヒト血清アルブミンプレプロ
配列をコードするDNAとヒトプロテインジスルフィド
イソメラーゼ遺伝子とから成る連結遺伝子を用いること
により、ヒトPDIの大量生産法の手段を初めて確立し
たものである。これにより、この方法は、S−S結合の
掛け違い等の理由で高次構造形成が不完全な蛋白質の活
性化を促進するために大量かつ安価な手段として用いる
ことができる。主に遺伝子工学的に産生された不活性蛋
白質の活性化に効果的であると考えられ、この酵素の発
現を他の有用ポリペプチドの発現と共役させることによ
り、その有用ポリペプチドの宿主細胞による産生効率を
上昇させることが可能となった。その他、研究用試薬と
しても使用できる。
【0079】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:2454 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源:ヒト肝臓又は胎盤λgt 11 cDNAライブラリー(Cl
ontech社) 配列 GAATTCCGGG GGCGACGAGA GAAGCGCCCC GCCTGATCCG TGTCCGAC ATG CTG CGC 57 Met Leu Arg -15 CGC GCT CTG CTG TGC CTG GCC GTG GCC GCC CTG GTG CGC GCC GAC GCC 105 Arg Ala Leu Leu Cys Leu Ala Val Ala Ala Leu Val Arg Ala Asp Ala -10 -5 1 CCC GAG GAG GAG GAC CAC GTC CTG GTG CTG CGG AAA AGC AAC TTC GCG 153 Pro Glu Glu Glu Asp His Val Leu Val Leu Arg Lys Ser Asn Phe Ala 5 10 15 GAG GCG CTG GCG GCC CAC AAG TAC CTG CTG GTG GAG TTC TAT GCC CCT 201 Glu Ala Leu Ala Ala His Lys Tyr Leu Leu Val Glu Phe Tyr Ala Pro 20 25 30 TGG TGT GGC CAC TGC AAG GCT CTG GCC CCT GAG TAT GCC AAA GCC GCT 249 Trp Cys Gly His Cys Lys Ala Leu Ala Pro Glu Tyr Ala Lys Ala Ala 35 40 45 50 GGG AAG CTG AAG GCA GAA GGT TCC GAG ATC AGG TTG GCC AAG GTG GAC 297 Gly Lys Leu Lys Ala Glu Gly Ser Glu Ile Arg Leu Ala Lys Val Asp 55 60 65 GCC ACG GAG GAG TCT GAC CTG GCC CAG CAG TAC GGC GTG CGC GGC TAT 345 Ala Thr Glu Glu Ser Asp Leu Ala Gln Gln Tyr Gly Val Arg Gly Tyr 70 75 80 CCC ACC ATC AAG TTC TTC AGG AAT GGA GAC ACG GCT TCC CCC AAG GAA 393 Pro Thr Ile Lys Phe Phe Arg Asn Gly Asp Thr Ala Ser Pro Lys Glu 85 90 95 TAT ACA GCT GGC AGA GAG GCT GAT GAC ATC GTG AAC TGG CTG AAG AAG 441 Tyr Thr Ala Gly Arg Glu Ala Asp Asp Ile Val Asn Trp Leu Lys Lys 100 105 110 CGC ACG GGC CCG GCT GCC ACC ACC CTG CCT GAC GGC GCA GCT GCA GAG 489 Arg Thr Gly Pro Ala Ala Thr Thr Leu Pro Asp Gly Ala Ala Ala Glu 115 120 125 130 TCC TTG GTG GAG TCC AGC GAG GTG GCT GTC ATC GGC TTC TTC AAG GAC 537 Ser Leu Val Glu Ser Ser Glu Val Ala Val Ile Gly Phe Phe Lys Asp 135 140 145 GTG GAG TCG GAC TCT GCC AAG CAG TTT TTG CAG GCA GCA GAG GCC ATC 585 Val Glu Ser Asp Ser Ala Lys Gln Phe Leu Gln Ala Ala Glu Ala Ile 150 155 160 GAT GAC ATA CCA TTT GGG ATC ACT TCC AAC AGT GAC GTG TTC TCC AAA 633 Asp Asp Ile Pro Phe Gly Ile Thr Ser Asn Ser Asp Val Phe Ser Lys 165 170 175 TAC CAG CTC GAC AAA GAT GGG GTT GTC CTC TTT AAG AAG TTT GAT GAA 681 Tyr Gln Leu Asp Lys Asp Gly Val Val Leu Phe Lys Lys Phe Asp Glu 180 185 190 GGC CGG AAC AAC TTT GAA GGG GAG GTC ACC AAG GAG AAC CTG CTG GAC 729 Gly Arg Asn Asn Phe Glu Gly Glu Val Thr Lys Glu Asn Leu Leu Asp 195 200 205 210 TTT ATC AAA CAC AAC CAG CTG CCC CTT GTC ATC GAG TTC ACC GAG CAG 777 Phe Ile Lys His Asn Gln Leu Pro Leu Val Ile Glu Phe Thr Glu Gln 215 220 225 ACA GCC CCG AAG ATT TTT GGA GGT GAA ATC AAG ACT CAC ATC CTG CTG 825 Thr Ala Pro Lys Ile Phe Gly Gly Glu Ile Lys Thr His Ile Leu Leu 230 235 240 TTC TTG CCC AAG AGT GTG TCT GAC TAT GAC GGC AAA CTG AGC AAC TTC 873 Phe Leu Pro Lys Ser Val Ser Asp Tyr Asp Gly Lys Leu Ser Asn Phe 245 250 255 AAA ACA GCA GCC GAG AGC TTC AAG GGC AAG ATC CTG TTC ATC TTC ATC 921 Lys Thr Ala Ala Glu Ser Phe Lys Gly Lys Ile Leu Phe Ile Phe Ile 260 265 270 GAC AGC GAC CAC ACC GAC AAC CAG CGC ATC CTC GAG TTC TTT GGC CTG 969 Asp Ser Asp His Thr Asp Asn Gln Arg Ile Leu Glu Phe Phe Gly Leu 275 280 285 290 AAG AAG GAA GAG TGC CCG GCC GTG CGC CTC ATC ACC CTG GAG GAG GAG 1017 Lys Lys Glu Glu Cys Pro Ala Val Arg Leu Ile Thr Leu Glu Glu Glu 295 300 305 ATG ACC AAG TAC AAG CCC GAA TCG GAG GAG CTG ACG GCA GAG AGG ATC 1065 Met Thr Lys Tyr Lys Pro Glu Ser Glu Glu Leu Thr Ala Glu Arg Ile 310 315 320 ACA GAG TTC TGC CAC CGC TTC CTG GAG GGC AAA ATC AAG CCC CAC CTG 1113 Thr Glu Phe Cys His Arg Phe Leu Glu Gly Lys Ile Lys Pro His Leu 325 330 335 ATG AGC CAG GAG CTG CCG GAG GAC TGG GAC AAG CAG CCT GTC AAG GTG 1161 Met Ser Gln Glu Leu Pro Glu Asp Trp Asp Lys Gln Pro Val Lys Val 340 345 350 CTT GTT GGG AAG AAC TTT GAA GAC GTG GCT TTT GAT GAG AAA AAA AAC 1209 Leu Val Gly Lys Asn Phe Glu Asp Val Ala Phe Asp Glu Lys Lys Asn 355 360 365 370 GTC TTT GTG GAG TTC TAT GCC CCA TGG TGT GGT CAC TGC AAA CAG TTG 1257 Val Phe Val Glu Phe Tyr Ala Pro Trp Cys Gly His Cys Lys Gln Leu 375 380 385 GCT CCC ATT TGG GAT AAA CTG GGA GAG ACG TAC AAG GAC CAT GAG AAC 1305 Ala Pro Ile Trp Asp Lys Leu Gly Glu Thr Tyr Lys Asp His Glu Asn 390 395 400 ATC GTC ATC GCC AAG ATG GAC TCG ACT GCC AAC GAG GTG GAG GCC GTC 1353 Ile Val Ile Ala Lys Met Asp Ser Thr Ala Asn Glu Val Glu Ala Val 405 410 415 AAA GTG CAC AGC TTC CCC ACA CTC AAG TTC TTT CCT GCC AGT GCC GAC 1401 Lys Val His Ser Phe Pro Thr Leu Lys Phe Phe Pro Ala Ser Ala Asp 420 425 430 AGG ACG GTC ATT GAT TAC AAC GGG GAA CGC ACG CTG GAT GGT TTT AAG 1449 Arg Thr Val Ile Asp Tyr Asn Gly Glu Arg Thr Leu Asp Gly Phe Lys 435 440 445 450 AAA TTC CTG GAG AGC GGT GGC CAG GAT GGG GCA GGG GAT GAT GAC GAT 1497 Lys Phe Leu Glu Ser Gly Gly Gln Asp Gly Ala Gly Asp Asp Asp Asp 455 460 465 CTC GAG GAC CTG GAA GAA GCA GAG GAG CCA GAC ATG GAG GAA GAC GAT 1545 Leu Glu Asp Leu Glu Glu Ala Glu Glu Pro Asp Met Glu Glu Asp Asp 470 475 480 GAT CAG AAA GCT GTG AAA GAT GAA CTG TAA TACGCAAAGC CAGACCCGGG 1595 Asp Gln Lys Ala Val Lys Asp Glu Leu * 485 490 CGCTGCCGAG ACCCCTCGGG GGCTGCACAC CCAGCAGCAG CGCACGCCTC CGAAGCCTGC 1655 GGCCTCGCTT GAAGGAGGGC GTCGCCGGAA ACCCAGGGAA CCTCTCTGAA GTGACACCTC 1715 ACCCCTACAC ACCGTCCGTT CACCCCCGTC TCTTCCTTCT GCTTTTCGGT TTTTGGAAAG 1775 GGATCCATCT CCAGGCAGCC CACCCTGGTG GGGCTTGTTT CCTGAAACCA TGATGTACTT 1835 TTTCATACAT GAGTCTGTCC AGAGTGCTTG CTACCGTGTT CGGAGTCTCG CTGCCTCCCT 1895 CCCGCGGGAG GTTTCTCCTC TTTTTGAAAA TTCCGTCTGT GGGATTTTTA GACATTTTTC 1955 GACATCAGGG TATTTGTTCC ACCTTGGCCA GGCCTCCTCG GAGAAGCTTG TCCCCCGTGT 2015 GGGAGGGACG GAGCCGGACT GGACATGGTC ACTCAGTACC GCCTGCAGTG TCGCCATGAC 2075 TGATCATGGC TCTTGCATTT TTGGGTAAAT GGAGACTTCC GGATCCTGTC AGGGTGTCCC 2135 CCATGCCTGG AAGAGGAGCT GGTGGCTGCC AGCCCTGGGG CCCGGCACAG GCCTGGGCCT 2195 TCCCCTTCCC TCAAGCCAGG GCTCCTCCTC CTGTCGTGGG CTCATTGTGA CCACTGGCCT 2255 CTCTACAGCA CGGCCTGTGG CCTGTTCAAG GCAGAACCAC GACCCTTGAC TCCCGGGTGG 2315 GGAGGTGGCC AAGGATGCTG GAGCTGAATC AGACGCTGAC AGTTCTTCAG GCATTTCTAT 2375 TTCACAATCG AATTGAACAC ATTGGCCAAA TAAAGTTGAA ATTTTACCCA CCCAAAAAAA 2435 AAAAAAAAAA CCCGAATTC 2454 配列番号:2 配列の長さ:1545 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(半合成DNA) 配列 ATG AAG TGG GTT ACC TTC ATC TCT TTG TTG 30 Met Lys Trp Val Thr Phe Ile Ser Leu Leu -20 -15 TTC TTG TTC TCT TCT GCT TAC TCT AGA GGT GTT TTC AGA AGG GGC GCC 78 Phe Leu Phe Ser Ser Ala Tyr Ser Arg Gly Val Phe Arg Arg Gly Ala -10 -5 1 CCC GAG GAG GAG GAC CAC GTC CTG GTG CTG CGG AAA AGC AAC TTC GCG 126 Pro Glu Glu Glu Asp His Val Leu Val Leu Arg Lys Ser Asn Phe Ala 5 10 15 GAG GCG CTG GCG GCC CAC AAG TAC CTG CTG GTG GAG TTC TAT GCC CCT 174 Glu Ala Leu Ala Ala His Lys Tyr Leu Leu Val Glu Phe Tyr Ala Pro 20 25 30 TGG TGT GGC CAC TGC AAG GCT CTG GCC CCT GAG TAT GCC AAA GCC GCT 222 Trp Cys Gly His Cys Lys Ala Leu Ala Pro Glu Tyr Ala Lys Ala Ala 35 40 45 50 GGG AAG CTG AAG GCA GAA GGT TCC GAG ATC AGG TTG GCC AAG GTG GAC 270 Gly Lys Leu Lys Ala Glu Gly Ser Glu Ile Arg Leu Ala Lys Val Asp 55 60 65 GCC ACG GAG GAG TCT GAC CTG GCC CAG CAG TAC GGC GTG CGC GGC TAT 318 Ala Thr Glu Glu Ser Asp Leu Ala Gln Gln Tyr Gly Val Arg Gly Tyr 70 75 80 CCC ACC ATC AAG TTC TTC AGG AAT GGA GAC ACG GCT TCC CCC AAG GAA 366 Pro Thr Ile Lys Phe Phe Arg Asn Gly Asp Thr Ala Ser Pro Lys Glu 85 90 95 TAT ACA GCT GGC AGA GAG GCT GAT GAC ATC GTG AAC TGG CTG AAG AAG 414 Tyr Thr Ala Gly Arg Glu Ala Asp Asp Ile Val Asn Trp Leu Lys Lys 100 105 110 CGC ACG GGC CCG GCT GCC ACC ACC CTG CCT GAC GGC GCA GCT GCA GAG 462 Arg Thr Gly Pro Ala Ala Thr Thr Leu Pro Asp Gly Ala Ala Ala Glu 115 120 125 130 TCC TTG GTG GAG TCC AGC GAG GTG GCT GTC ATC GGC TTC TTC AAG GAC 510 Ser Leu Val Glu Ser Ser Glu Val Ala Val Ile Gly Phe Phe Lys Asp 135 140 145 GTG GAG TCG GAC TCT GCC AAG CAG TTT TTG CAG GCA GCA GAG GCC ATC 558 Val Glu Ser Asp Ser Ala Lys Gln Phe Leu Gln Ala Ala Glu Ala Ile 150 155 160 GAT GAC ATA CCA TTT GGG ATC ACT TCC AAC AGT GAC GTG TTC TCC AAA 606 Asp Asp Ile Pro Phe Gly Ile Thr Ser Asn Ser Asp Val Phe Ser Lys 165 170 175 TAC CAG CTC GAC AAA GAT GGG GTT GTC CTC TTT AAG AAG TTT GAT GAA 654 Tyr Gln Leu Asp Lys Asp Gly Val Val Leu Phe Lys Lys Phe Asp Glu 180 185 190 GGC CGG AAC AAC TTT GAA GGG GAG GTC ACC AAG GAG AAC CTG CTG GAC 702 Gly Arg Asn Asn Phe Glu Gly Glu Val Thr Lys Glu Asn Leu Leu Asp 195 200 205 210 TTT ATC AAA CAC AAC CAG CTG CCC CTT GTC ATC GAG TTC ACC GAG CAG 750 Phe Ile Lys His Asn Gln Leu Pro Leu Val Ile Glu Phe Thr Glu Gln 215 220 225 ACA GCC CCG AAG ATT TTT GGA GGT GAA ATC AAG ACT CAC ATC CTG CTG 798 Thr Ala Pro Lys Ile Phe Gly Gly Glu Ile Lys Thr His Ile Leu Leu 230 235 240 TTC TTG CCC AAG AGT GTG TCT GAC TAT GAC GGC AAA CTG AGC AAC TTC 846 Phe Leu Pro Lys Ser Val Ser Asp Try Asp Gly Lys Leu Ser Asn Phe 245 250 255 AAA ACA GCA GCC GAG AGC TTC AAG GGC AAG ATC CTG TTC ATC TTC ATC 894 Lys Thr Ala Ala Glu Ser Phe Lys Gly Lys Ile Leu Phe Ile Phe Ile 260 265 270 GAC AGC GAC CAC ACC GAC AAC CAG CGC ATC CTC GAG TTC TTT GGC CTG 942 Asp Ser Asp His Thr Asp Asn Gln Arg Ile Leu Glu Phe Phe Gly Leu 275 280 285 290 AAG AAG GAA GAG TGC CCG GCC GTG CGC CTC ATC ACC CTG GAG GAG GAG 990 Lys Lys Glu Glu Cys Pro Ala Val Arg Leu Ile Thr Leu Glu Glu Glu 295 300 305 ATG ACC AAG TAC AAG CCC GAA TCG GAG GAG CTG ACG GCA GAG AGG ATC 1038 Met Thr Lys Tyr Lys Pro Glu Ser Glu Glu Leu Thr Ala Glu Arg Ile 310 315 320 ACA GAG TTC TGC CAC CGC TTC CTG GAG GGC AAA ATC AAG CCC CAC CTG 1086 Thr Glu Phe Cys His Arg Phe Leu Glu Gly Lys Ile Lys Pro His Leu 325 330 335 ATG AGC CAG GAG CTG CCG GAG GAC TGG GAC AAG CAG CCT GTC AAG GTG 1134 Met Ser Gln Glu Leu Pro Glu Asp Trp Asp Lys Gln Pro Val Lys Val 340 345 350 CTT GTT GGG AAG AAC TTT GAA GAC GTG GCT TTT GAT GAG AAA AAA AAC 1182 Leu Val Gly Lys Asn Phe Glu Asp Val Ala Phe Asp Glu Lys Lys Asn 355 360 365 370 GTC TTT GTG GAG TTC TAT GCC CCA TGG TGT GGT CAC TGC AAA CAG TTG 1230 Val Phe Val Glu Phe Tyr Ala Pro Trp Cys Gly His Cys Lys Gln Leu 375 380 385 GCT CCC ATT TGG GAT AAA CTG GGA GAG ACG TAC AAG GAC CAT GAG AAC 1278 Ala Pro Ile Trp Asp Lys Leu Gly Glu Thr Tyr Lys Asp His Glu Asn 390 395 400 ATC GTC ATC GCC AAG ATG GAC TCG ACT GCC AAC GAG GTG GAG GCC GTC 1326 Ile Val Ile Ala Lys Met Asp Ser Thr Ala Asn Glu Val Glu Ala Val 405 410 415 AAA GTG CAC AGC TTC CCC ACA CTC AAG TTC TTT CCT GCC AGT GCC GAC 1374 Lys Val His Ser Phe Pro Thr Leu Lys Phe Phe Pro Ala Ser Ala Asp 420 425 430 AGG ACG GTC ATT GAT TAC AAC GGG GAA CGC ACG CTG GAT GGT TTT AAG 1422 Arg Thr Val Ile Asp Tyr Asn Gly Glu Arg Thr Leu Asp Gly Phe Lys 435 440 445 450 AAA TTC CTG GAG AGC GGT GGC CAG GAT GGG GCA GGG GAT GAT GAC GAT 1470 Lys Phe Leu Glu Ser Gly Gly Gln Asp Gly Ala Gly Asp Asp Asp Asp 455 460 465 CTC GAG GAC CTG GAA GAA GCA GAG GAG CCA GAC ATG GAG GAA GAC GAT 1518 Leu Glu Asp Leu Glu Glu Ala Glu Glu Pro Asp Met Glu Glu Asp Asp 470 475 480 GAT CAG AAA GCT GTG AAA GAT GAA CTG 1545 Asp Gln Lys Ala Val Lys Asp Glu Leu 485 490 配列番号:3 配列の長さ: 491 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Gly Ala Pro Glu Glu Glu Asp His Val Leu Val Leu Arg Lys Ser Asn 1 5 10 15 Phe Ala Glu Ala Leu Ala Ala His Lys Tyr Leu Leu Val Glu Phe Tyr 20 25 30 Ala Pro Trp Cys Gly His Cys Lys Ala Leu Ala Pro Glu Tyr Ala Lys 35 40 45 Ala Ala Gly Lys Leu Lys Ala Glu Gly Ser Glu Ile Arg Leu Ala Lys 50 55 60 Val Asp Ala Thr Glu Glu Ser Asp Leu Ala Gln Gln Tyr Gly Val Arg 65 70 75 80 Gly Tyr Pro Thr Ile Lys Phe Phe Arg Asn Gly Asp Thr Ala Ser Pro 85 90 95 Lys Glu Tyr Thr Ala Gly Arg Glu Ala Asp Asp Ile Val Asn Trp Leu 100 105 110 Lys Lys Arg Thr Gly Pro Ala Ala Thr Thr Leu Pro Asp Gly Ala Ala 115 120 125 Ala Glu Ser Leu Val Glu Ser Ser Glu Val Ala Val Ile Gly Phe Phe 130 135 140 Lys Asp Val Glu Ser Asp Ser Ala Lys Gln Phe Leu Gln Ala Ala Glu 145 150 155 160 Ala Ile Asp Asp Ile Pro Phe Gly Ile Thr Ser Asn Ser Asp Val Phe 165 170 175 Ser Lys Tyr Gln Leu Asp Lys Asp Gly Val Val Leu Phe Lys Lys Phe 180 185 190 Asp Glu Gly Arg Asn Asn Phe Glu Gly Glu Val Thr Lys Glu Asn Leu 195 200 205 Leu Asp Phe Ile Lys His Asn Gln Leu Pro Leu Val Ile Glu Phe Thr 210 215 220 Glu Gln Thr Ala Pro Lys Ile Phe Gly Gly Glu Ile Lys Thr His Ile 225 230 235 240 Leu Leu Phe Leu Pro Lys Ser Val Ser Asp Tyr Asp Gly Lys Leu Ser 245 250 255 Asn Phe Lys Thr Ala Ala Glu Ser Phe Lys Gly Lys Ile Leu Phe Ile 260 265 270 Phe Ile Asp Ser Asp His Thr Asp Asn Gln Arg Ile Leu Glu Phe Phe 275 280 285 Gly Leu Lys Lys Glu Glu Cys Pro Ala Val Arg Leu Ile Thr Leu Glu 290 295 300 Glu Glu Met Thr Lys Tyr Lys Pro Glu Ser Glu Glu Leu Thr Ala Glu 305 310 315 320 Arg Ile Thr Glu Phe Cys His Arg Phe Leu Glu Gly Lys Ile Lys Pro 325 330 335 His Leu Met Ser Gln Glu Leu Pro Glu Asp Trp Asp Lys Gln Pro Val 340 345 350 Lys Val Leu Val Gly Lys Asn Phe Glu Asp Val Ala Phe Asp Glu Lys 355 360 365 Lys Asn Val Phe Val Glu Phe Tyr Ala Pro Trp Cys Gly His Cys Lys 370 375 380 Gln Leu Ala Pro Ile Trp Asp Lys Leu Gly Glu Thr Tyr Lys Asp His 385 390 395 400 Glu Asn Ile Val Ile Ala Lys Met Asp Ser Thr Ala Asn Glu Val Glu 405 410 415 Ala Val Lys Val His Ser Phe Pro Thr Leu Lys Phe Phe Pro Ala Ser 420 425 430 Ala Asp Arg Thr Val Ile Asp Tyr Asn Gly Glu Arg Thr Leu Asp Gly 435 440 445 Phe Lys Lys Phe Leu Glu Ser Gly Gly Gln Asp Gly Ala Gly Asp Asp 450 455 460 Asp Asp Leu Glu Asp Leu Glu Glu Ala Glu Glu Pro Asp Met Glu Glu 465 470 475 480 Asp Asp Asp Gln Lys Ala Val Lys Asp Glu Leu 485 490
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図Aは、発現プラスミド pAHhPDILy1 の構
築工程図を示す。
【図2】第1図Bは、発現プラスミド pAHhPDILy1 の構
築工程図を示す。
【図3】第1図Cは、発現プラスミド pAHhPDILy1 の構
築工程図を示す。
【図4】第2図は、ヒト発現プラスミド上のHSAプレ
プロ配列とPDIの境界部を示す図である。
【図5】第3図は、発現・分泌された粗組換えヒトPD
IのSDS電気泳動結果を示す写真であり、ここでレー
ン1は分子量マーカー、レーン2はpAH/AH22(コントロ
ール)、レーン3は pAHhPDILy1/AH22を示す。
【図6】第4図は、疎水性カラムクロマトグラフィーに
よる組換えヒトPDIの分離を示す図である。
【図7】第5図は、精製組換えヒトPDIのSDS電気
泳動結果を示す図であり、図面中、下側の数字は第4図
に示す疎水性カラムクロマトグラフィーの分画番号を、
またMは分子量マーカーを示す。
【図8】第6図は、酵母HIS23におけるヒトPDI
の発現を示す電気泳動写真である。
【図9】第7図は、酵母HIS23におけるヒトPDI
とHSAとの共発現によるHSA分泌を示すSDS電気
泳動写真である。
【図10】第8図は、第7図のSDS電気泳動ゲルを用
いてHSA分泌量をデンシトメーターで定量化した結果
を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1A】 第1図Aは、発現プラスミドpAHhPD
ILylの構築工程図を示す。
【図1B】 第1図Bは、発現プラスミドpAHhPD
ILylの構築工程図を示す。
【図1C】 第1図Cは、発現プラスミドpAHhPD
ILylの構築工程図を示す。
【図2】 第2図は、ヒト発現プラスミド上のHSA
プレプロ配列とPDIの境界部を示す図である。
【図3】 第3図は、発現・分泌された粗組換えヒト
PDIのSDS電気泳動結果を示す写真であり、ここで
レーン1は分子量マーカー、レーン2はpAH/AH2
2(コントロール)、レーン3はpAHhPDILyl
/A22を示す。
【図4】 第4図は、疎水性カラムクロマトグラフィ
ーによる組換えヒトPDIの分離を示す図である。
【図5】 第5図は、精製組換えヒトPDIのSDS
電気泳動結果を示す図であり、図面中、下側の数字は第
4図に示す疎水性カラムクロマトグラフィーの分画番号
を、またMは分子量マーカーを示す。
【図6】 第6図は、酵母HIS23におけるヒトP
DIの発現を示す電気泳動写真である。
【図7】 第7図は、酵母HIS23におけるヒトP
DIとHSAとの共発現によるHSA分泌を示すSDS
電気泳動写真である。
【図8】 第8図は、第7図のSDS電気泳動ゲルを
用いてHSA分泌量をデンシトメーターで定量化した結
果を示す図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1A】
【図6】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/12 C12P 21/02 C 8214−4B // G01N 30/00 8310−2J (C12N 1/19 C12R 1:865) (C12N 9/90 C12R 1:865) (C12P 21/02 C12R 1:865) (72)発明者 鈴木 正則 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトプロテインジスルフィドイソメラー
    ゼ発現用の、ヒト血清アルブミンプレプロ配列をコード
    するDNAとヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ
    遺伝子とから成る連結遺伝子。
  2. 【請求項2】 配列番号2に示される−24番目〜+4
    91番目のアミノ酸配列をコードする塩基配列から成
    る、ヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ発現用
    の、ヒト血清アルブミンプレプロ配列をコードするDN
    Aとヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼ遺伝子と
    から成る連結遺伝子。
  3. 【請求項3】 前記塩基配列が配列番号2に示される1
    番目〜1545番目の配列から成ることを特徴とする請
    求項2記載の連結遺伝子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の連
    結遺伝子を宿主内で発現させ得る複製可能な発現ベクタ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発現ベクターで宿主を形
    質転換して得られる形質転換体。
  6. 【請求項6】 宿主が酵母である請求項5記載の形質転
    換体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の連
    結遺伝子を請求項5又は6記載の形質転換体内で発現さ
    せることを特徴とする組換えヒトプロテインジスルフィ
    ドイソメラーゼの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の連
    結遺伝子を宿主内で発現させ得る複製可能な発現ベクタ
    ーを構築し、 宿主を前記発現ベクターで形質転換して形質転換体を
    得、 前記連結遺伝子を発現させ得る条件下で、前記形質転換
    体を培養して組換えヒトプロテインジスルフィドイソメ
    ラーゼを分泌させ、 前記組換えヒトプロテインジスルフィドイソメラーゼを
    回収する、ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 分泌された前記組換えヒトプロテインジ
    スルフィドイソメラーゼを、疎水性カラムクロマトグラ
    フィーによって分離回収することを特徴とする請求項8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか一項に記載の
    方法によって得られる、配列番号3に示される1番目〜
    491番目のアミノ酸配列から成る組換えヒトプロテイ
    ンジスルフィドイソメラーゼ。
  11. 【請求項11】 共発現可能な請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の連結遺伝子と生産を目的とするポリペプチ
    ドをコードする外来遺伝子とを含む形質転換体。
  12. 【請求項12】 形質転換体が形質転換酵母である請求
    項11記載の形質転換体。
  13. 【請求項13】 外来遺伝子がヒト血清アルブミンをコ
    ードする遺伝子である請求項11記載の形質転換体。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか一項に記
    載の形質転換体内で、ヒトプロテインジスルフィドイソ
    メラーゼ遺伝子と生産を目的とするポリペプチドをコー
    ドする外来遺伝子とを共発現させて該ポリペプチドを産
    生させ、及び該ポリペプチドを回収することを特徴とす
    るポリペプチドの製造方法。
  15. 【請求項15】 ポリペプチドがヒト血清アルブミンで
    ある請求項14記載の方法。
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