JPH0639151A - 変色具 - Google Patents
変色具Info
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- JPH0639151A JPH0639151A JP21713392A JP21713392A JPH0639151A JP H0639151 A JPH0639151 A JP H0639151A JP 21713392 A JP21713392 A JP 21713392A JP 21713392 A JP21713392 A JP 21713392A JP H0639151 A JPH0639151 A JP H0639151A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱変色層が表面に形成されている、玩具、教
習材、筆記板等の、前記熱変色層に先端部材を接触させ
ることにより、接触部位を冷熱変色させる軽便な変色具
を提供する。 【構成】 ペルチェ効果を有する熱電変換素子2を冷熱
源とし、前記熱電変換素子2の吸熱側に伝熱部材4を、
発熱側に放熱器3をそれぞれ密接配置し、電源電池7と
前記熱電変換素子2の間に抵抗体6を介して直列に接続
され、通電、作動可能に構成される。 【効果】 従来の冷水、氷片等を冷熱媒体とする、冷熱
手段に対し、任意な時、任意な場所において、即座に簡
便に対象物の熱変色層を冷熱変色させることができる
習材、筆記板等の、前記熱変色層に先端部材を接触させ
ることにより、接触部位を冷熱変色させる軽便な変色具
を提供する。 【構成】 ペルチェ効果を有する熱電変換素子2を冷熱
源とし、前記熱電変換素子2の吸熱側に伝熱部材4を、
発熱側に放熱器3をそれぞれ密接配置し、電源電池7と
前記熱電変換素子2の間に抵抗体6を介して直列に接続
され、通電、作動可能に構成される。 【効果】 従来の冷水、氷片等を冷熱媒体とする、冷熱
手段に対し、任意な時、任意な場所において、即座に簡
便に対象物の熱変色層を冷熱変色させることができる
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変色具に関する。さら
に詳細には、種々の熱変色性対象物の熱変色層に当接さ
せることにより、当接個所を冷熱変色させる変色具に関
する。
に詳細には、種々の熱変色性対象物の熱変色層に当接さ
せることにより、当接個所を冷熱変色させる変色具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱変色性対象物の熱変色層を変色
させる手段として、タングステン、ニッケル等の抵抗体
発熱体を装備した通電加熱具が開示され、動物玩具等の
表面に形成した熱変色素材に接触させ、該接触部位を色
変化させる試みが実開昭62−139573号公報に開
示されている。前記した如く、熱変色層を変色させるた
めの加熱手段に関する試みは、開示されているが、熱変
色層を冷熱変色させるための有効な冷熱手段は未だ開示
されておらず、冷水、氷片等の冷熱媒体の適用や、対象
の熱変色性要素を冷蔵庫内に入れ、庫内の冷気による変
色操作を余儀なくされていた。
させる手段として、タングステン、ニッケル等の抵抗体
発熱体を装備した通電加熱具が開示され、動物玩具等の
表面に形成した熱変色素材に接触させ、該接触部位を色
変化させる試みが実開昭62−139573号公報に開
示されている。前記した如く、熱変色層を変色させるた
めの加熱手段に関する試みは、開示されているが、熱変
色層を冷熱変色させるための有効な冷熱手段は未だ開示
されておらず、冷水、氷片等の冷熱媒体の適用や、対象
の熱変色性要素を冷蔵庫内に入れ、庫内の冷気による変
色操作を余儀なくされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記冷熱手段は、家庭
等の特定場所において適用性があるとしても、必要時、
場所を選ばず即座に、対象物の熱変色層を変色させるこ
とができず、低温域に変色点を有する熱変色性要素の機
能を効果的に発現させることができなかった。又、前記
冷熱媒体の適用は、冷熱持続時間に限界があり、これら
の媒体をその都度、用意する面倒な手間を要していた。
又、非耐水性の熱変色性要素にあっては、前記冷熱媒体
による直接的な接触は勿論、冷熱媒体を容器に収容させ
て適用する間接的な接触操作に対しても、容器表面に発
生する結露層や水滴、或いは漏水等により熱変色性要素
を変質させがちであった。
等の特定場所において適用性があるとしても、必要時、
場所を選ばず即座に、対象物の熱変色層を変色させるこ
とができず、低温域に変色点を有する熱変色性要素の機
能を効果的に発現させることができなかった。又、前記
冷熱媒体の適用は、冷熱持続時間に限界があり、これら
の媒体をその都度、用意する面倒な手間を要していた。
又、非耐水性の熱変色性要素にあっては、前記冷熱媒体
による直接的な接触は勿論、冷熱媒体を容器に収容させ
て適用する間接的な接触操作に対しても、容器表面に発
生する結露層や水滴、或いは漏水等により熱変色性要素
を変質させがちであった。
【0004】本発明は前記した従来の冷熱手段の適用に
よる不具合を一挙に解消し、携帯性、即効性、冷熱持続
性、利便性等を満足させ、任意な時、任意な場所におい
て、簡便に熱変色層を冷熱変色させる変色具を提供しよ
うとするものである。
よる不具合を一挙に解消し、携帯性、即効性、冷熱持続
性、利便性等を満足させ、任意な時、任意な場所におい
て、簡便に熱変色層を冷熱変色させる変色具を提供しよ
うとするものである。
【0005】殊に、対象の熱変色性要素が、色彩記憶性
感温変色性色素(温度変化により大きなヒステリシス特
性を示して変色し、低温側変色点と高温側変色点の二つ
の変色点をもち、着色状態と無色状態又は有色〔1〕と
有色〔2〕間の互変性を呈し、前記低温側変色点以下の
冷熱又は高温側変色点以上の温度の熱の適用により、常
態と異なる様相に変化させることができ、その様相を常
温域で互変的に記憶保持させることができる機能を有す
る色素)を含む色材で彩色された熱変色層を備えた系と
組み合わせ適用することにより、前記色彩記憶性感温色
素の機能を効果的に発現させて、商品の多様化、多分野
への応用展開を可能となす変色具を提供しようとするも
のである。
感温変色性色素(温度変化により大きなヒステリシス特
性を示して変色し、低温側変色点と高温側変色点の二つ
の変色点をもち、着色状態と無色状態又は有色〔1〕と
有色〔2〕間の互変性を呈し、前記低温側変色点以下の
冷熱又は高温側変色点以上の温度の熱の適用により、常
態と異なる様相に変化させることができ、その様相を常
温域で互変的に記憶保持させることができる機能を有す
る色素)を含む色材で彩色された熱変色層を備えた系と
組み合わせ適用することにより、前記色彩記憶性感温色
素の機能を効果的に発現させて、商品の多様化、多分野
への応用展開を可能となす変色具を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明変色具1を図面に
ついて説明する。本発明は、熱変色層が形成されている
熱変色性要素に接触させることにより、接触部位を熱変
色させる変色具において、P型半導体素子21とN型半
導体素子22とを金属片23で交互に接合し、上下両面
を熱伝導性絶縁板24で挟持してユニット化した構成の
ペルチエ効果を有する熱電変換素子2を熱源として利用
した変色具であって、前記熱電変換素子2の吸熱側に伝
熱部材4を密接し、発熱側に放熱器3を密接して組立て
られており、前記熱電変換素子2には抵抗体を介して電
源電池が直列に接続されてなる変色具1を要件とする。
更には、熱変色性要素の熱変色層が温度変化により大き
なヒステリシス特性を示して、着色状態と無色状態又は
有色〔1〕と有色〔2〕状態間の互変性を呈し、常温域
で前記二状態の何れかを 選択的に記憶保持可能な色彩
記憶性感温変色性色素を含む色材で彩色されてなる系と
組合わせて適用される変色具1を要件とする。
ついて説明する。本発明は、熱変色層が形成されている
熱変色性要素に接触させることにより、接触部位を熱変
色させる変色具において、P型半導体素子21とN型半
導体素子22とを金属片23で交互に接合し、上下両面
を熱伝導性絶縁板24で挟持してユニット化した構成の
ペルチエ効果を有する熱電変換素子2を熱源として利用
した変色具であって、前記熱電変換素子2の吸熱側に伝
熱部材4を密接し、発熱側に放熱器3を密接して組立て
られており、前記熱電変換素子2には抵抗体を介して電
源電池が直列に接続されてなる変色具1を要件とする。
更には、熱変色性要素の熱変色層が温度変化により大き
なヒステリシス特性を示して、着色状態と無色状態又は
有色〔1〕と有色〔2〕状態間の互変性を呈し、常温域
で前記二状態の何れかを 選択的に記憶保持可能な色彩
記憶性感温変色性色素を含む色材で彩色されてなる系と
組合わせて適用される変色具1を要件とする。
【0007】前記において、ペルチエ効果を有する熱電
変換素子2は、従来より汎用されているものが有効であ
る。前記熱電変換素子2は、不足電子P型と、過剰電子
N型の半導体素子からなるカプルを金属片23(電極)
で交互に接合し、上面及び下面をアルミナ、セラミック
等の熱伝導性絶縁板24で挟持しユニット化してなる構
成であって、N側端子からP側端子に電流を流すとペル
チエ効果により上面で吸熱、下面で発熱する(図4、図
5参照)。
変換素子2は、従来より汎用されているものが有効であ
る。前記熱電変換素子2は、不足電子P型と、過剰電子
N型の半導体素子からなるカプルを金属片23(電極)
で交互に接合し、上面及び下面をアルミナ、セラミック
等の熱伝導性絶縁板24で挟持しユニット化してなる構
成であって、N側端子からP側端子に電流を流すとペル
チエ効果により上面で吸熱、下面で発熱する(図4、図
5参照)。
【0008】前記におけるP型或いはN型半導体素子2
1、22は、Bi2 Te3 、Bi2Se3 、Sb2 Te
3 等が例示できる。半導体素子の対数は、1〜511
対、より実用的には4〜127対、好ましくは4〜31
対の系が有効である。
1、22は、Bi2 Te3 、Bi2Se3 、Sb2 Te
3 等が例示できる。半導体素子の対数は、1〜511
対、より実用的には4〜127対、好ましくは4〜31
対の系が有効である。
【0009】本発明における放熱器3は、金属材からな
る放熱フィンを形成したもの、金属材からなるメッシュ
状シート材を捲回したもの、金属板片の加工体、放熱性
金属容器内に水性媒体(不凍性を付与するための適宜量
の多価アルコール類や、防錆剤等の適宜量を配合したも
の)やグリセリン、エチルアルコール、アンモニヤ水等
を充填して放熱器を構成したもの等を例示できる。
る放熱フィンを形成したもの、金属材からなるメッシュ
状シート材を捲回したもの、金属板片の加工体、放熱性
金属容器内に水性媒体(不凍性を付与するための適宜量
の多価アルコール類や、防錆剤等の適宜量を配合したも
の)やグリセリン、エチルアルコール、アンモニヤ水等
を充填して放熱器を構成したもの等を例示できる。
【0010】前記熱電変換素子2に通電する直流電源に
よる印加電圧は、0.1〜50Vであり、0.1V以下
の系では、電池による作動が困難であり、50V以上の
系では、それに応じたカプル数の増加が必要であり、玩
具、教習、筆記材等の分野等の一般商品への適用に対し
高価格となり、不向きであり、特殊な用途に制約され
る。通常、0.2〜20Vの印加電圧により機能する熱
電変換素子2との組み合わせが好ましい。
よる印加電圧は、0.1〜50Vであり、0.1V以下
の系では、電池による作動が困難であり、50V以上の
系では、それに応じたカプル数の増加が必要であり、玩
具、教習、筆記材等の分野等の一般商品への適用に対し
高価格となり、不向きであり、特殊な用途に制約され
る。通常、0.2〜20Vの印加電圧により機能する熱
電変換素子2との組み合わせが好ましい。
【0011】前記電圧を印加する電源電池7は、変色具
1を構成する軸胴5内に収容し、リード線8により熱電
変換素子2と接続して構成することができるが、電源収
容部9を別体に構成して適用できる。抵抗体6は、カー
ボン被覆抵抗体、酸化被覆抵抗体、酸化金属被覆抵抗
体、ニクロム線、ステンレス線、銅、鉄、アルミニウム
等の加工体、各種合金部材等を挙げることができる。特
に、0.1Ω〜10Ωの抵抗値のものが有効である。
1を構成する軸胴5内に収容し、リード線8により熱電
変換素子2と接続して構成することができるが、電源収
容部9を別体に構成して適用できる。抵抗体6は、カー
ボン被覆抵抗体、酸化被覆抵抗体、酸化金属被覆抵抗
体、ニクロム線、ステンレス線、銅、鉄、アルミニウム
等の加工体、各種合金部材等を挙げることができる。特
に、0.1Ω〜10Ωの抵抗値のものが有効である。
【0012】尚、熱電変換素子2の絶縁板24(吸熱
側)に密接される伝熱部材4は、金属材に限らず、肉薄
状の、熱伝導性ゴム、プラスチック、セラミック材等か
らなる加工体であってもよい。又、伝熱部材4が金属材
により形成された系では、熱変色層への接触先端となる
個所をシリコン樹脂加工或いはフッソ樹脂加工等を施
し、滑性を付与することができる。
側)に密接される伝熱部材4は、金属材に限らず、肉薄
状の、熱伝導性ゴム、プラスチック、セラミック材等か
らなる加工体であってもよい。又、伝熱部材4が金属材
により形成された系では、熱変色層への接触先端となる
個所をシリコン樹脂加工或いはフッソ樹脂加工等を施
し、滑性を付与することができる。
【0013】又、金属材による伝熱部材4の前端に、連
続気孔をもつ多孔体を装着し、該多孔体に水等を含浸さ
せて、軟質なタッチとスムーズな塗布性を付与できる。
続気孔をもつ多孔体を装着し、該多孔体に水等を含浸さ
せて、軟質なタッチとスムーズな塗布性を付与できる。
【0014】前記システムにおける吸熱側Aの温度降下
機能は、10℃〜35℃の環境温度において、前記範囲
の温度に対し、少なくとも3℃以上の降下温度、さらに
具体的には3℃〜40℃(好ましくは10〜25℃)の
降下温度を発現させる。前記3℃以内の降下温度では室
温の変動に対し、変色機能を充分発揮できない。一方、
40℃を越える降下温度では水蒸気の凍結が発生し実用
的でない。尚、本発明変色具にあっては、極性の切り換
えにより、吸熱側Aを発熱側に変換させて加熱変色具と
して機能させることができる。
機能は、10℃〜35℃の環境温度において、前記範囲
の温度に対し、少なくとも3℃以上の降下温度、さらに
具体的には3℃〜40℃(好ましくは10〜25℃)の
降下温度を発現させる。前記3℃以内の降下温度では室
温の変動に対し、変色機能を充分発揮できない。一方、
40℃を越える降下温度では水蒸気の凍結が発生し実用
的でない。尚、本発明変色具にあっては、極性の切り換
えにより、吸熱側Aを発熱側に変換させて加熱変色具と
して機能させることができる。
【0015】変色具1は、多様な形態が有効であり、例
えば、筆記具、スタンプ、玩具要素(例えば、人形玩具
の櫛、その他メイクアップ具等)等が挙げられる。次
に、本発明の変色具1と組み合わせて適用される熱変色
性要素の熱変色層を構成する感温変色性材料について説
明する。
えば、筆記具、スタンプ、玩具要素(例えば、人形玩具
の櫛、その他メイクアップ具等)等が挙げられる。次
に、本発明の変色具1と組み合わせて適用される熱変色
性要素の熱変色層を構成する感温変色性材料について説
明する。
【0016】従来より公知の感温変色性色素を含む熱変
色性材料、例えば、液晶や、電子供与性呈色性有機化合
物、前記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応を生起
させる媒体となる化合物の3成分を含む熱変色性材料又
は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の変色性を示す
熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414号公
報、特公昭51−44706号公報、特公昭52−77
64号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げる
ことができる。前記は所定の温度(変色点)を境とし
て、その前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域
では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一
方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱
が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の
適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温
度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス
幅(ΔH)を示して変色するタイプである。
色性材料、例えば、液晶や、電子供与性呈色性有機化合
物、前記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応を生起
させる媒体となる化合物の3成分を含む熱変色性材料又
は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の変色性を示す
熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414号公
報、特公昭51−44706号公報、特公昭52−77
64号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げる
ことができる。前記は所定の温度(変色点)を境とし
て、その前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域
では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一
方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱
が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の
適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温
度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス
幅(ΔH)を示して変色するタイプである。
【0017】又、本出願人が先に提案した特開昭60−
264285号公報に記載されている、大きなヒステリ
シス特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を
含む熱変色性材料で彩色された系が有効である。前記色
素は、大きなヒステリシス幅(ΔH)を示して変色す
る。即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットし
た曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から
下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色
するタイプである。
264285号公報に記載されている、大きなヒステリ
シス特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を
含む熱変色性材料で彩色された系が有効である。前記色
素は、大きなヒステリシス幅(ΔH)を示して変色す
る。即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットし
た曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から
下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色
するタイプである。
【0018】前記した感温変色性色素、色彩記憶性感温
変色性色素は、通常、微小カプセルに内包され、バイン
ダーを含む媒体中に分散されて、インキ、絵具又は塗料
などの形態の色材として適用され、支持体表面に熱変色
層が形成される。また、熱可塑性プラスチック中に前記
微小カプセル顔料を練合させて溶融成形した多様な形状
の熱変色性要素が本発明の変色具1と組み合わせて有効
に適用される。熱変色性要素は、熱変色性面状体、熱変
色性線状体、凹凸表面をもつ熱変色性成形体、その他既
述の熱変色性材料による熱変色層が表面層に形成された
もの全てを含む。筆記板、教習、学習材、絵本、その他
玩具要素等を挙げることができる。
変色性色素は、通常、微小カプセルに内包され、バイン
ダーを含む媒体中に分散されて、インキ、絵具又は塗料
などの形態の色材として適用され、支持体表面に熱変色
層が形成される。また、熱可塑性プラスチック中に前記
微小カプセル顔料を練合させて溶融成形した多様な形状
の熱変色性要素が本発明の変色具1と組み合わせて有効
に適用される。熱変色性要素は、熱変色性面状体、熱変
色性線状体、凹凸表面をもつ熱変色性成形体、その他既
述の熱変色性材料による熱変色層が表面層に形成された
もの全てを含む。筆記板、教習、学習材、絵本、その他
玩具要素等を挙げることができる。
【0019】熱変色層は、−10℃〜+100℃の範囲
(好適には−5℃〜+70℃)に変色点を有するものが
実用面よりみて有効である。
(好適には−5℃〜+70℃)に変色点を有するものが
実用面よりみて有効である。
【0020】
【作用】直流電圧(0.1〜50V)の印加により、N
側端子からP側端子に電流を流すとペルチエ効果により
上面で吸熱、下面で発熱し、上下両面の熱伝導性絶縁板
24に伝熱し、吸熱側A、発熱側Bを形成する(図4〜
図5参照)。
側端子からP側端子に電流を流すとペルチエ効果により
上面で吸熱、下面で発熱し、上下両面の熱伝導性絶縁板
24に伝熱し、吸熱側A、発熱側Bを形成する(図4〜
図5参照)。
【0021】前記発熱側B(極性の逆転により、吸熱側
に変換される)に連接配置の放熱器3の作用により、吸
熱側Aの温度を所望温度範囲に降下、維持させる。
に変換される)に連接配置の放熱器3の作用により、吸
熱側Aの温度を所望温度範囲に降下、維持させる。
【0022】次に、抵抗体6を熱電変換素子2と電源電
池7との間に直列的に介在させる作用をグラフについて
説明する(図6参照)。
池7との間に直列的に介在させる作用をグラフについて
説明する(図6参照)。
【0023】熱電変換素子2の冷却能力と駆動電流の関
係はグラフに示すとおりである。本発明における変色具
は、携帯性の小型変色具であり、従って適用される熱電
変換素子2におけるPN接合対数は少なく、適正駆動電
流は低い。このような素子2を電池で駆動すると、電池
の出力電流が素子2の適正電流範囲より高くなる場合が
ある。この場合、駆動電流の適正な領域を超えた過大な
電流(例えば、I。)が流れ、冷却能力はC。となる。
しかし、駆動電流を小さく(例えば、I1 )すれば、冷
却能力はC。より大きいC1 が得られる。ここにおい
て、抵抗体の介在により駆動電流を小さくして、大きな
冷却能力を持たせ且つ、電源電池7の寿命を長くさせる
ことができる。
係はグラフに示すとおりである。本発明における変色具
は、携帯性の小型変色具であり、従って適用される熱電
変換素子2におけるPN接合対数は少なく、適正駆動電
流は低い。このような素子2を電池で駆動すると、電池
の出力電流が素子2の適正電流範囲より高くなる場合が
ある。この場合、駆動電流の適正な領域を超えた過大な
電流(例えば、I。)が流れ、冷却能力はC。となる。
しかし、駆動電流を小さく(例えば、I1 )すれば、冷
却能力はC。より大きいC1 が得られる。ここにおい
て、抵抗体の介在により駆動電流を小さくして、大きな
冷却能力を持たせ且つ、電源電池7の寿命を長くさせる
ことができる。
【0024】本発明の変色具1の適用に際し、熱変色層
がヒステリシス幅(ΔH)の小さい熱変色特性を示す感
温色素を含む色材で形成された系では、変色点を境とし
てその前後で変色し、変化前後の両状態のうち、常温域
では特定の一方の状態を存在させ、もう一方の状態はそ
の状態が発現するのに要する熱又は冷熱の適用をなくす
と常温域で呈する状態に戻る。
がヒステリシス幅(ΔH)の小さい熱変色特性を示す感
温色素を含む色材で形成された系では、変色点を境とし
てその前後で変色し、変化前後の両状態のうち、常温域
では特定の一方の状態を存在させ、もう一方の状態はそ
の状態が発現するのに要する熱又は冷熱の適用をなくす
と常温域で呈する状態に戻る。
【0025】一方、色彩記憶性感温変色性色素を含む色
材で形成された熱変色層は、低温側変色点以下の冷熱、
或いは高温側変色点以上の熱の適用により、常態と異な
る様相に互いに変色させ、その状態が発現するのに要し
た冷熱又は熱の適用をなくしても、その状態を常温域で
記憶保持させることができ、前記記憶保持された様相
は、前記状態の発現するに要したと逆の熱的手段により
元の状態に変色させ、これを常温域で記憶保持させる。
材で形成された熱変色層は、低温側変色点以下の冷熱、
或いは高温側変色点以上の熱の適用により、常態と異な
る様相に互いに変色させ、その状態が発現するのに要し
た冷熱又は熱の適用をなくしても、その状態を常温域で
記憶保持させることができ、前記記憶保持された様相
は、前記状態の発現するに要したと逆の熱的手段により
元の状態に変色させ、これを常温域で記憶保持させる。
【0026】
【実施例】第1実施例を説明する(図1〜図2参照)。
側部に多数の放熱孔51を配設した軸胴5の前部に熱電
変換素子2(半導体の対数:11対)を装着させ、吸熱
側Aの絶縁板24に筆記先端形状の金属性伝熱部材4を
密接配置し、発熱側Bの絶縁板24には、1mm厚×8
mm幅×170mm長さのアルミニウム板片の中央部1
0mm幅を基底面とし「コ字状」に折曲形成した放熱器
3の、前記基底面を密接(熱伝導性グリースが塗布され
て密接性が保持されている)配置してなる。熱電変換素
子2にはリード線8を介して乾電池7(1.5V)と接
続され、その回路には抵抗体6(約0.3Ω)を介在さ
せて通電、作動可能に構成される。
側部に多数の放熱孔51を配設した軸胴5の前部に熱電
変換素子2(半導体の対数:11対)を装着させ、吸熱
側Aの絶縁板24に筆記先端形状の金属性伝熱部材4を
密接配置し、発熱側Bの絶縁板24には、1mm厚×8
mm幅×170mm長さのアルミニウム板片の中央部1
0mm幅を基底面とし「コ字状」に折曲形成した放熱器
3の、前記基底面を密接(熱伝導性グリースが塗布され
て密接性が保持されている)配置してなる。熱電変換素
子2にはリード線8を介して乾電池7(1.5V)と接
続され、その回路には抵抗体6(約0.3Ω)を介在さ
せて通電、作動可能に構成される。
【0027】第2実施例を図3に示す。電源収容部9を
別体として構成した変色具1であって、その他の構成は
実施例1と同様である。
別体として構成した変色具1であって、その他の構成は
実施例1と同様である。
【0028】前記変色具1の筆記先端部の温度は、室温
25℃において、通電開始20秒後で約0℃、60秒後
で−7℃を示した。
25℃において、通電開始20秒後で約0℃、60秒後
で−7℃を示した。
【0029】前記変色具1(冷熱用)を用いて、白色シ
ート材に色彩記憶性感温色素〔黒色←→無色(低温側変
色点15℃、高温側変色点35℃)を含む色材により熱
変色層が全面に形成されている熱変色性要素(室温下で
白色を呈している)に筆記したところ、筆記部分の白色
が変色し、黒色の筆跡を現出させた。前記筆跡は17℃
〜30℃の室温下で記憶保持された。前記シート材を3
5℃以上に加熱すると黒色の筆跡は消え、全面白色の筆
記面として繰り返し、実用に供される。
ート材に色彩記憶性感温色素〔黒色←→無色(低温側変
色点15℃、高温側変色点35℃)を含む色材により熱
変色層が全面に形成されている熱変色性要素(室温下で
白色を呈している)に筆記したところ、筆記部分の白色
が変色し、黒色の筆跡を現出させた。前記筆跡は17℃
〜30℃の室温下で記憶保持された。前記シート材を3
5℃以上に加熱すると黒色の筆跡は消え、全面白色の筆
記面として繰り返し、実用に供される。
【0030】尚、前記変色具1において、抵抗体6を適
用しない系にあっては、筆記先端が8℃以下の温度に持
続する時間が105分に対し、前記抵抗体6の適用系に
あっては、8℃以下の温度を約180分間、持続時間さ
せることができた。又、抵抗値約1Ωの抵抗体6を適用
すると筆記先端の温度を有効に降下させることができな
かった。
用しない系にあっては、筆記先端が8℃以下の温度に持
続する時間が105分に対し、前記抵抗体6の適用系に
あっては、8℃以下の温度を約180分間、持続時間さ
せることができた。又、抵抗値約1Ωの抵抗体6を適用
すると筆記先端の温度を有効に降下させることができな
かった。
【0031】
【発明の効果】本発明の変色具は、熱変色層を設けた熱
変色性要素と組み合わせて適用され、殊に、低温域に変
色点を有する熱変色性要素の変色機能を効果的に発現さ
せることができる冷熱変色具であって、従来の冷水、氷
片等を冷熱媒体とする冷熱手段に対し、任意な時、任意
な場所において、即座に簡便に対象物の熱変色層を冷熱
変色させる利便性、非耐水性対象物への適用性、携帯性
等を満足させる。しかも、印加電圧が低電圧で有効に機
能させることができ、漏電等の危険もない。乾電池等バ
ッテリーの取り換えにより機能を永続させることができ
る。更には、抵抗体の介在により、電源電池の出力電流
を適正に小さくして効果的に機能させ、電池寿命を長く
することができる。更には熱電変換素子より発生する熱
量が小さくなるため放熱器の放熱能力が小であっても有
効に機能させることができ、小容量の放熱器が適用で
き、小型の使い勝手の良い変色具を構成することができ
る。本発明の変色具は、前記した如く、簡便に冷熱の適
用が可能となり、低温域に変色点を有する熱変色層を配
設した構成の多様な熱変色性要素との組み合わせを可能
となす。殊に、対象の熱変色性要素が、色彩記憶性感温
変色性色素(温度変化により大きなヒステリシス特性を
示して変色し、低温側変色点と高温側変色点の二つの変
色点をもち、着色状態と無色状態または有色〔1〕と有
色〔2〕間の互変性を呈し、前記低温側変色点以下の冷
熱又は高温側変色点以上の熱の適用により、常態と異な
る様相に変化させることができ、その様相を常温域で記
憶保持させることができる機能を有する色素)を含む色
材で彩色された熱変色層を備えた系と組み合わせ適用す
ることにより、前記色彩記憶性感温変色性色素の機能を
効果的に発現させて、商品の多様化、多分野への応用展
開を可能にすることができる。
変色性要素と組み合わせて適用され、殊に、低温域に変
色点を有する熱変色性要素の変色機能を効果的に発現さ
せることができる冷熱変色具であって、従来の冷水、氷
片等を冷熱媒体とする冷熱手段に対し、任意な時、任意
な場所において、即座に簡便に対象物の熱変色層を冷熱
変色させる利便性、非耐水性対象物への適用性、携帯性
等を満足させる。しかも、印加電圧が低電圧で有効に機
能させることができ、漏電等の危険もない。乾電池等バ
ッテリーの取り換えにより機能を永続させることができ
る。更には、抵抗体の介在により、電源電池の出力電流
を適正に小さくして効果的に機能させ、電池寿命を長く
することができる。更には熱電変換素子より発生する熱
量が小さくなるため放熱器の放熱能力が小であっても有
効に機能させることができ、小容量の放熱器が適用で
き、小型の使い勝手の良い変色具を構成することができ
る。本発明の変色具は、前記した如く、簡便に冷熱の適
用が可能となり、低温域に変色点を有する熱変色層を配
設した構成の多様な熱変色性要素との組み合わせを可能
となす。殊に、対象の熱変色性要素が、色彩記憶性感温
変色性色素(温度変化により大きなヒステリシス特性を
示して変色し、低温側変色点と高温側変色点の二つの変
色点をもち、着色状態と無色状態または有色〔1〕と有
色〔2〕間の互変性を呈し、前記低温側変色点以下の冷
熱又は高温側変色点以上の熱の適用により、常態と異な
る様相に変化させることができ、その様相を常温域で記
憶保持させることができる機能を有する色素)を含む色
材で彩色された熱変色層を備えた系と組み合わせ適用す
ることにより、前記色彩記憶性感温変色性色素の機能を
効果的に発現させて、商品の多様化、多分野への応用展
開を可能にすることができる。
【図1】本発明変色具の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の変色具の回路説明図である。
【図3】本発明変色具の他の実施例の縦断面図である。
【図4】本発明変色具に適用する熱電変換素子の斜視図
である。
である。
【図5】本発明変色具に適用する熱電変換素子の作動説
明図である。
明図である。
【図6】熱電変換素子の冷却能力と駆動電流の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
1 変色具 2 熱電変換素子 21 P型半導体素子 22 N型半導体素子 23 金属片 24 絶縁板 A 吸熱側 B 発熱側 3 放熱器 4 伝熱部材 5 軸胴 6 抵抗体 7 電源電池 8 リード線 9 電源収容部 10 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 熱変色層が形成されている熱変色性要素
に接触させることにより、接触部位を熱変色させる変色
具において、P型半導体素子とN型半導体素子とを金属
片で交互に接合し、上下両面を熱伝導性絶縁板で挟持し
てユニット化した構成のペルチエ効果を有する熱電変換
素子を熱源として利用した変色具であって、前記熱電変
換素子の吸熱側に伝熱部材を密接し、発熱側に放熱器を
密接して組立てられており、前記熱電変換素子には抵抗
体を介して電源電池が直列に接続されてなる変色具。 - 【請求項2】 熱変色性要素の熱変色層が、温度変化に
より大きなヒステリシス特性を示して、着色状態と無色
状態又は有色〔1〕と有色〔2〕状態間の互変性を呈
し、常温域で前記二状態の何れかを選択的に記憶保持可
能な色彩記憶性感温変色性色素を含む色材で彩色されて
なり、前記熱変色性要素と組合わせて適用される請求項
1記載の変色具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21713392A JP3177668B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 変色具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21713392A JP3177668B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 変色具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639151A true JPH0639151A (ja) | 1994-02-15 |
| JP3177668B2 JP3177668B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16699377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21713392A Expired - Fee Related JP3177668B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 変色具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3177668B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5743185A (en) * | 1995-01-17 | 1998-04-28 | Mattel, Inc. | Flexible thermally conductive stamp and material |
| US7014525B2 (en) * | 2002-05-02 | 2006-03-21 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Movable toy and movable toy set for the same |
| WO2025204542A1 (ja) * | 2024-03-28 | 2025-10-02 | コスモ石油ルブリカンツ株式会社 | 熱伝導性グリース組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4359855B2 (ja) | 2007-07-09 | 2009-11-11 | Smc株式会社 | 電磁弁駆動回路及び電磁弁 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2909777B2 (ja) | 1991-03-28 | 1999-06-23 | パイロットインキ株式会社 | 変色装置 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP21713392A patent/JP3177668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5743185A (en) * | 1995-01-17 | 1998-04-28 | Mattel, Inc. | Flexible thermally conductive stamp and material |
| US7014525B2 (en) * | 2002-05-02 | 2006-03-21 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Movable toy and movable toy set for the same |
| WO2025204542A1 (ja) * | 2024-03-28 | 2025-10-02 | コスモ石油ルブリカンツ株式会社 | 熱伝導性グリース組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3177668B2 (ja) | 2001-06-18 |
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