JPH0639482U - スライド栓式筆記具 - Google Patents
スライド栓式筆記具Info
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- JPH0639482U JPH0639482U JP8166392U JP8166392U JPH0639482U JP H0639482 U JPH0639482 U JP H0639482U JP 8166392 U JP8166392 U JP 8166392U JP 8166392 U JP8166392 U JP 8166392U JP H0639482 U JPH0639482 U JP H0639482U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】圧力差による弁装置の開閉作動、及びインキ消
費によるスライド栓の前進作動が、空気の侵入によって
阻害されることがないスライド栓式筆記具を提供する。 【構成】鍔状弁部21aを備えた弁体21が、弾発体に
より前方に付勢され、インキ筒1の小径部12内壁に密
接される。ペン体6をインキ筒1の先端開口部11に、
環状シール部材3を介在させて液密摺動可能に取り付け
る。ペン体6を後方に押圧すると、弁体21は後退さ
れ、弁装置2は強制的に開口される。
費によるスライド栓の前進作動が、空気の侵入によって
阻害されることがないスライド栓式筆記具を提供する。 【構成】鍔状弁部21aを備えた弁体21が、弾発体に
より前方に付勢され、インキ筒1の小径部12内壁に密
接される。ペン体6をインキ筒1の先端開口部11に、
環状シール部材3を介在させて液密摺動可能に取り付け
る。ペン体6を後方に押圧すると、弁体21は後退さ
れ、弁装置2は強制的に開口される。
Description
【0001】
本考案はスライド栓式筆記具に関する。さらに詳細には、先端部にペン体を設 けたインキ筒内に、インキの消費につれて前進するスライド栓と、前記ペン体後 方且つ前記スライド栓前方に弁装置を配置して、主インキ室と副インキ室を区画 し、前記弁装置がペン体からのインキ消費によって生じる主インキ室と副インキ 室との圧力差により開閉作動するスライド栓式筆記具に関する。
【0002】
従来この種の筆記具において、インキ筒の先端にペン体を摺動自在に取り付け 、該ペン体の後端を弾性に富んだバルブ栓の前端面に当接させ、前記ペン体を後 退させることにより、前記バルブ栓を変形させて弁を開口させる構成が、実開平 3−70989号公報に開示されている。
【0003】
前記公報の筆記具は、ペン体が直接にインキ筒の先端開口に摺動自在に取り付 けられる構成のため、ペン体外周とインキ筒先端開口内周との間に隙間が生じが ちである。そのため、キャップ装着時、あるいはインキ消費による副インキ室内 減圧時において、前記隙間を通じて副インキ室内に、容易に空気が入り込んでし まう。この種の筆記具は、副インキ室内に空気が侵入すると、インキの消費によ る副インキ室内の減圧効果が薄れ、バルブ栓の開閉作動が不能となり、筆記具の 寿命がそこで終わってしまうが、前記公報の筆記具は、ペン体を後退させること による弁の開口で、前記副インキ室内の空気を、主インキ室内に、インキと交替 させて逃がして、バルブ栓の機能を回復させようとする構成である。しかし、主 インキ室内に、頻繁に空気を侵入させ多量の空気を貯留させることによって、今 度は主インキ室内のスライド栓のインキ消費に伴う前進作動が不能となる。つま り、インキ消費によって自動的にペン体にインキが供給されるというスライド栓 式筆記具の本来の機能がなくなり、ペン体を後方へ押圧して弁を開口させるタイ プの、従来より公知の筆記具と変わりがなくなってしまう。
【0004】 また、前記公報の筆記具は、バルブ栓の先端面中央部の窪みをペン体後端で押 圧して、バルブ栓を径方向に弾性変形させて弁を開口させる構成であるが、その ためには、ペン体によってバルブ栓を相当な強い力で押圧しなければならず、そ れにより、ペン体先端を損傷させたり、バルブ栓を装着位置より後方へ外したり する恐れがあった。
【0005】 本考案は前記従来の問題点を解決しようとするものであり、キャップ装着時、 あるいはインキ消費による副インキ室内減圧時において、副インキ室内への空気 侵入を予め抑制するとともに、仮に、副インキ室内に空気が侵入したとしても、 該空気を確実に取り除いて弁装置を圧力差による開閉作動可能状態に回復させる ことができる、スライド栓式筆記具を提供しようとするものである。
【0006】
本考案は、先端部にペン体6を設けたインキ筒1内に、インキの消費につれて 前進するスライド栓7と、前記ペン体6後方且つ前記スライド栓前方に弁装置2 を配置して、主インキ室13と副インキ室14を区画し、前記弁装置2がペン体 6からのインキ消費によって生じる主インキ室13と副インキ室14との圧力差 により開閉作動するスライド栓式筆記具であって、前記弁装置2は、前部に弾性 体からなる鍔状弁部21aを備えた弁体21と、該弁体21を前方に付勢する弾 発体よりなり、インキ筒1内に小径部12を形成し、該小径部12内壁に前記鍔 状弁部21aを密接させて前記弁体21を配設し、さらに前記ペン体6外周と前 記インキ筒1の先端開口部11内周との間に環状シール部材3を介在させ、前記 ペン体6を前記先端開口部11内に液密摺動可能に取り付けてなり、前記ペン体 6の後方への押圧操作に伴い、前記弁体21を後退させ前記弁装置2を強制的に 開口させるよう構成したことを要件とする。
【0007】 前記小径部12は、インキ筒1内に形成されればよく、例えば、インキ筒1側 部を一体に縮径してなる構成、あるいはインキ筒1内壁に筒状の別部材を取り付 ける構成等、適宜採用される。
【0008】 前記環状シール部材3は、ペン体6外周に取り付けられてインキ筒1の先端開 口部11内壁と液密摺動される構成、あるいはインキ筒1の先端開口部11内壁 に取り付けられてペン体6外周と液密摺動される構成等、いずれであってもよい 。
【0009】 さらに、前記環状部材は、ペン体6外周やインキ筒1の先端開口部11内壁と 直接に液密摺動させてもよいし、また、ペン体6外周に固着されるホルダー部材 4の外壁、あるいはインキ筒1の先端開口部11に固着されるシリンダ部材の内 壁等と液密摺動させてもよい。
【0010】
環状シール部材3は、ペン体6外周と前記インキ筒1の先端開口部11内周と の間に介在され、キャップ装着時、あるいはインキ消費による副インキ室14内 減圧時、さらにはペン体6押圧操作時において、副インキ室14内への空気侵入 を抑制する。
【0011】 仮に、副インキ室14内に空気が侵入し、弁体21が主インキ室13と副イン キ室14との圧力差により開閉作動しなくなった場合、ペン体6を後方へ押圧操 作すると、前記弁体21が後退され、弁体21の鍔状弁部21aと小径部12内 壁との密接状態が解除され、弁が開口する。弁が開口すると、副インキ室14内 の空気が主インキ室13内に取り込まれるとともに、主インキ室13より副イン キ室14にインキが供給される。ペン体6の押圧を解除すると、弾発体の前方へ の付勢により、弁体21は、前方に移動され、鍔状弁部21aが小径部12内壁 に再び密接され、弁装置2は通常の作動可能状態、すなわち、主インキ室13と 副インキ室14との圧力差により開閉作動する状態に回復される。
【0012】 また、副インキ室14への空気の侵入が予め抑制されるので、頻繁にペン体6 を押圧して、主インキ室13内に空気を多量に貯留させることがない。それによ り、スライド栓7の前進作動が長く維持される。
【0013】
本考案実施例を図面にしたがって説明する。
【0014】 図1乃至図3は本考案の第一実施例を示す。インキ筒1には、後部にインキの 消費によって前進作動するスライド栓7が配置され、先端開口部11に繊維の樹 脂加工体よりなるペン体6が軸方向に摺動可能に取り付けられている。また、前 記ペン体6と前記スライド栓7の間には弁装置2が配設され、該弁装置2によっ て前方に副インキ室14、後方に主インキ室13が区画構成される。
【0015】 前記弁装置2は、先端に鍔状弁部21aを有する弁体21と、前記弁体21が 前部に被着される押圧部材22と、前記押圧部材22を前方に付勢するバネ体2 4と、前記バネ体24の後端部が当接するバネ座部材23よりなる。
【0016】 前記押圧部材22と前記バネ座部材23は、組立時において、その間にバネ体 24を圧縮状態にして一時的に互いに係合される。そして、前記係合状態のまま 、インキ筒1の後端開口部より挿入され、前記バネ座部材23がインキ筒1内壁 に嵌着されると、押圧部材22を後方より押圧操作して、前記係合を解除させる 。そのために、前記押圧部材22後部内壁及び前記バネ座部材23前部外壁には 、係合突起22b、23aがそれぞれ設けられられている。また、前記係合が解 除されると、前記押圧部材22は、バネ体24によって前方に付勢され、前部に 形成される鍔部22aが、インキ筒1内壁に突設のリブ15に当接される。尚、 前記バネ体24の弾発力は、通常の筆圧よりは少なくとも大である。
【0017】 前記弁体21は、シリコンゴムより形成され、先端に鍔状弁部21aが、後部 に押圧部材22と組立てるための挿着孔21bが設けられている。弁装置2の非 操作時、前記鍔状弁部21aは、円滑面を有するインキ筒1の小径部12内壁に 径方向に圧接されており、インキ消費に伴う副インキ室14内の減圧により、径 方向に開口可能に構成されている。また、前記鍔状弁部21aが小径部12内壁 と径方向に圧接されることにより、不用意に弁体21が僅かに後退されても前記 鍔状弁部21aは前記小径部12内壁と液密摺動して弁は開口されない構成とな っている。
【0018】 ペン体6の後端は、前記弁体21の前部に当接され、該ペン体6の外周壁には ホルダー部材4が密嵌されている。前記ホルダー部材4の後部外周には、シリコ ンゴムよりなる環状シール部材3が嵌着されている。前記環状シール部材3は、 外周部がインキ筒1の先端開口部11内壁と液密摺動可能に取り付けられている 。前記環状シール部材3の外周部には、先端開口部11内壁と摺動抵抗をできる だけ少なくするために突起31が形成されている。さらに、前記突起31の径方 向内方且つホルダー部材4径方向外方には、隙間が設けられ、前記環状シール部 材3の径方向の変形を容易にしている。前記環状シール部材3は副インキ室14 内への空気の侵入を抑制する機能の他に、勿論、先端開口部11からのインキの 漏出も防止している。
【0019】 また、インキ筒1の先端開口部11には、ペン体6及び環状シール部材3の抜 け防止として、筒状部材5が取り付けられている。
【0020】 副インキ室14内に空気が侵入して、副インキ室14内の減圧によって弁装置 2が作動しなくなった場合、ペン体6を後方に押圧すると、ペン体6の後退とと もに、環状シール部材3がインキ筒1の先端開口部11内壁と液密摺動する。さ らに、弁体21が後方に移動され、前記鍔状弁部21aと前記小径部12内壁と の接触が解除され、弁が開口される。そして、空気が主インキ室13内に逃がさ れ、副インキ室14内はインキが充満される。前記ペン体6の押圧を解除し、弁 体21の鍔状弁部21aを小径部12内壁に密接させると、鍔状弁部21aは、 インキ消費にともなう主インキ室13と副インキ室14の圧力差によって開閉作 動する状態に回復する。
【0021】 図4は第二実施例を示す。環状シール部材3の変形例であって、弁装置2及び 他の構成は第一実施例と同様である。
【0022】 ペン体6の中間部外周壁には、円滑な外周面を有するホルダー部材4が密嵌さ れている。また、インキ筒1の先端開口部11には、筒状部材5が嵌着され、前 記ホルダー部材4の前部は、前記筒状部材5の中心孔に遊挿されている。環状シ ール部材3は、インキ筒1の先端開口部11内壁に配設され、前記ホルダー部材 4の外周面と液密摺動可能に構成されている。前記環状シール部材3の後方には ストッパー16が設けられ、前記ストッパー16と前記筒状部材5の後端部によ って、前記環状シール部材3の前後方向の移動が規制されている。
【0023】 図5は第三実施例を示す。環状シール部材3の変形例であって、弁装置2及び 他の構成は第一実施例と同様である。
【0024】 ペン体6の後部外周壁にはホルダー部材4が取り付けられ、前記ホルダー部材 4によって前記ペン体6の後端は縮径されている。また、前記ホルダー部材4の 後端部は、弁体21の前部と当接され、さらに前記ホルダー部材4の後端部には 切り欠き42が設けられ、ペン体6後端にインキを供給可能に構成している。
【0025】 また、環状シール部材3が、インキ筒1の先端開口部11内壁に取り付けられ 、ホルダー部材4の外周面と液密摺動するよう構成されている。前記環状シール 部材3の前方にはホルダー部材4の大径部が位置し、前記環状シール部材3の後 方にはストッパー16が設けられ、前記環状シール部材3の前後方向の移動が規 制されている。前記ホルダー部材4の大径部41は、インキ筒1の先端開口部1 1内壁と摺動可能に取り付けられ、さらに、前記先端開口部11内壁及び前記大 径部41後部には互いに抜け止め突起が設けられている。
【0026】
本考案は前記構成により、キャップ装着時、あるいはインキ消費による副イン キ室内減圧時において、副インキ室内への空気侵入を予め抑制するとともに、仮 に、副インキ室内に空気が侵入して弁装置が作動不能となったとしても、該空気 を確実に取り除いて弁装置を通常の作動可能状態に回復させることができる。 また、副インキ室内への空気侵入が予め抑制されるので、頻繁にペン体を押圧 して、主インキ室内に空気を多量に貯留させることがない。それにより、スライ ド栓の前進作動が長く維持できる。
【図1】本考案の第一実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の第一実施例の要部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図3】図2の作動状態を示す要部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図4】本考案の第二実施例の要部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図5】本考案の第三実施例の要部拡大縦断面図であ
る。
る。
1 インキ筒 11 先端開口部 12 小径部 13 主インキ室 14 副インキ室 15 リブ 16 ストッパー 2 弁装置 21 弁体 21a 鍔状弁部 21b 挿着孔 22 押圧部材 22a 鍔部 22b 係合突起 23 バネ座部材 23a 係合突起 24 バネ体 3 環状シール部材 31 突起 4 ホルダー部材 41 大径部 42 切り欠き 5 筒状部材 6 ペン体 7 スライド栓
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部にペン体を設けたインキ筒内に、
インキの消費につれて前進するスライド栓と、前記ペン
体後方且つ前記スライド栓前方に弁装置を配置して、主
インキ室と副インキ室を区画し、前記弁装置がペン体か
らのインキ消費によって生じる主インキ室と副インキ室
との圧力差により開閉作動するスライド栓式筆記具にお
いて、 前記弁装置2は、前部に弾性体からなる鍔状弁部21a
を備えた弁体21と、該弁体21を前方に付勢する弾発
体よりなり、インキ筒1内に小径部12を形成し、該小
径部12内壁に前記鍔状弁部21aを密接させて前記弁
体21を配設し、さらに前記ペン体6外周と前記インキ
筒1の先端開口部11内周との間に環状シール部材3を
介在させ、前記ペン体6を前記先端開口部11内に液密
摺動可能に取り付けてなり、前記ペン体6の後方への押
圧操作に伴い、前記弁体21を後退させ前記弁装置2を
強制的に開口させるよう構成したスライド栓式筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166392U JP2571123Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スライド栓式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166392U JP2571123Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スライド栓式筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639482U true JPH0639482U (ja) | 1994-05-27 |
| JP2571123Y2 JP2571123Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13752574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8166392U Expired - Fee Related JP2571123Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スライド栓式筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571123Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003031200A1 (en) * | 2001-10-08 | 2003-04-17 | Man-Hwa Baik | Writing instrument capable of controlling the supply of ink |
| KR100507047B1 (ko) * | 2002-10-07 | 2005-09-13 | (주)네오겟 | 잉크펜 구조 |
| JP2025107161A (ja) * | 2024-01-05 | 2025-07-17 | 雄獅鉛筆廠股▲ふん▼有限公司 | プラグ構造、液体カートリッジ及び筆記用具 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP8166392U patent/JP2571123Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003031200A1 (en) * | 2001-10-08 | 2003-04-17 | Man-Hwa Baik | Writing instrument capable of controlling the supply of ink |
| KR100507047B1 (ko) * | 2002-10-07 | 2005-09-13 | (주)네오겟 | 잉크펜 구조 |
| JP2025107161A (ja) * | 2024-01-05 | 2025-07-17 | 雄獅鉛筆廠股▲ふん▼有限公司 | プラグ構造、液体カートリッジ及び筆記用具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2571123Y2 (ja) | 1998-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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