JPH063982A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH063982A
JPH063982A JP4157905A JP15790592A JPH063982A JP H063982 A JPH063982 A JP H063982A JP 4157905 A JP4157905 A JP 4157905A JP 15790592 A JP15790592 A JP 15790592A JP H063982 A JPH063982 A JP H063982A
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fixing film
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曜 遊坐
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明 黒田
Daizo Fukuzawa
福沢大三
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友行洋二
Akira Hayakawa
亮 早川
Junji Araya
荒矢順治
Koichi Okuda
奥田幸一
Toshiharu Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着フィルムが常に円滑な作動をする定着装
置を提供することにある。 【構成】 固定された発熱体と、該発熱体に内面を圧接
しつつ回転走行するエンドレス形状の耐熱性薄膜の定着
フィルムと、該定着フィルムを挟んで前記発熱体とニッ
プ部を形成してそのニップ部においてその定着フィルム
外面との間に搬送された顕画像を支持する転写媒体の画
像支持面を前記定着フィルムと一体で搬送する加圧ロー
ラと、前記発熱体を内部に支持して前記定着フィルムの
内面を長手方向全域にわたって支持するフィルム支持部
材とを有する定着装置において、少なくとも前記加熱装
置のニップ部上流側の前記フィルム支持部材の定着フィ
ルム支持部には、前記定着フィルムとフィルム支持部材
の摺動面を減少させるリブか穴のいずれかが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱体に圧接させて移
動駆動させた耐熱性の定着フィルムの加熱体側とは反対
面側に、顕画像を支持する転写媒体を導入し、密着させ
て該フィルムと一緒に加熱体位置を通過させることで加
熱体の熱をそのフィルムを介して転写媒体に与える方式
(フィルム加熱方式)の定着装置に関するものである。
【0002】この装置は、電子写真複写機、プリンタ、
ファックス等の画像形成装置における画像加熱定着装
置、すなわち、電子写真、静電記、磁気記録等の適宜の
画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等からな
るトナーを用いて転写媒体(転写材シート、エレクトロ
ファックスシート、静電記録シート、印刷紙等)に形成
したトナー画像を永久固着像として加熱定着処理する画
像加熱定着装置として活用できる。
【0003】またたとえば、画像を担持した転写紙を加
熱して表面性を改善(つや出し等)する装置、仮定着処
理する装置に使用できる。
【0004】
【従来の技術】従来、たとえば、特開昭63−3131
82号公報等に記載されているように、固定支持された
ヒーター(発熱体)と、このヒーターに内面を圧接しつ
つ搬送される耐熱性の定着フィルムと、この定着フィル
ムを介して転写紙をヒーターに密着させる加圧ローラと
を有し、該定着フィルムを介してヒーターの熱を転写紙
へ付与することで転写紙面の未定着画像を転写紙面上に
加熱定着させる方式および構成の装置が提案されてい
る。
【0005】図41には耐熱性定着フィルムとして、駆
動ローラTR1、テンションローラTR2及びヒーター
203に巻回したエンドレスベルトフィルム201を使
用したこの種の方式の画像加熱定着装置の一例を示し
た。
【0006】図41において、202は加圧ローラ、P
は転写紙である。
【0007】また出願人は、さきに、図42に示すテン
ションレス定着フィルム204の加圧ローラ202によ
る駆動方法を提案(特願平2−153602〜1536
10号、特願平2−339897〜339900号)し
ている。
【0008】図42に示す定着フィルム204は、加圧
ローラ202、ヒーター203および転写紙Pとの摩擦
力により走行し、走行中に発生する定着フィルム204
の寄りは定着フィルム204の長手方向の端部を規制部
材205で規制することで制御している。
【0009】なお206は定着フィルムガイドであり、
このガイド206の定着フィルム支持面は、長手方向全
域に渡る構成になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図42
に示した従来のテンションレス定着フィルム204と諸
部材の摩擦係数は、図43に示すように、定着フィルム
204の内面とヒーター203の間をμ1、定着フィル
ム204の外面と転写紙Pの間をμ2とした場合、加圧
ばねによる加圧力fによって f・μ1<f・μ2 であることが必須条件である。しかし、定着フィルム2
04の内面が定着フィルムガイド206および端部ガイ
ド部材(規制部材205)にガイドされる際、ガイド部
材との摩擦力(回転抵抗力)Fk により、 f・μ1+F >f・μ2 となった場合、定着フィルム204が滑りを起こし、ニ
ップ部における搬送が円滑に行われなくなり、そのた
め、転写紙Pの画像面が乱れるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
である。すなわち、本発明は、定着フィルムが滑りを起
さず、ニップ部における搬送が円滑に行われて、転写紙
の画像面に乱れが生じない定着装置を提供することを第
1の目的とするものである。
【0011】また加圧ローラ202により回転走行する
定着フィルム204は、加圧ローラ202の外径および
定着フィルム204の内径寸法精度がばらついたり、ヒ
ーター203の長手方向において温度や加圧力の不均一
な分布が生じることにより方向を限定できない寄りを生
じるが、その寄り力を限定できないために定着フィルム
204の膜厚、材質によっては、規制部材205で規制
される定着フィルム204の端部に折れ、皺、亀裂が生
じ、定着画像の劣化、定着フィルム204の走行不能等
の問題点が生じていた。本発明は、定着フィルムの走行
不能等の問題が生じない定着装置を提供することを第2
の目的とするものである。
【0012】また図41に示す従来例において、転写紙
上のトナー画像を加熱および加圧することにより定着さ
せる上記加熱装置を有する画像形成装置の使用が長時間
におよぶと、トナー溶融定着のため高温状態にあるヒー
ターに押圧を受けて接触し回転する定着フィルムは傷み
やすくなる。またオフセットしたトナーにより定着フィ
ルムおよび加圧ローラ表面は汚れ良好な画像は得られな
くなる。従って常時良好な画像を得るためには、定着フ
ィルム,加圧ローラの交換、定着フィルムの清掃、その
他の調整や交換が必要となる。このような保守作業は専
門知識を持つサービスマンが行っているが、ユーザーに
よる容易な保守作業の手法が提案されている。しかしな
がら上記従来例では前記定着フィルムを前記3部材即ち
ローラTR1、TR2、ヒーターにより懸回張設してい
るために、定着器の組立,メンテナンスおよび部品交換
に際して以下の問題があった。
【0013】前記ヒーター,駆動ローラ,およびテン
ションローラに定着フィルムを懸回張設しつつ前記3部
材を定着フレームに固定する構成は組立,メンテナンス
する上で困難であり、また組立,メンテナンスにより定
着フィルム,ヒーター等単部品間の位置精度がバラつ
き、定着フィルムが制御をこえた蛇行をするなどの走行
不良を生じていた。
【0014】上記加熱装置では定着フィルムの保護カ
バーがないため定着フィルムに付着した塵,あるいはユ
ーザーが定着フィルムに触れることによって付着した汚
れ等により定着不良を起こすことがあった。またトナー
溶融定着のため高温状態にある定着フィルム及び加熱装
置諸部材にユーザーが触った場合には、ユーザーの火
傷,負傷の原因になっていた。定着器の組立,メンテナ
ンスが容易、安全に行い得る定着装置を提供することを
第3の目的とする。
【0015】また図41に示す従来例において、転写紙
上のトナー画像を加熱および加圧することにより定着さ
せる上記加熱装置を有する画像形成装置の使用が長時間
におよぶと、トナー溶融定着のため高温状態にあるヒー
ターに押圧を受けて接触し回転する定着フィルムは傷み
やすくなる。またオフセットしたトナーにより定着フィ
ルムおよび加圧ローラ表面は汚れ良好な画像は得られな
くなる。従って常時良好な画像を得るためには、定着フ
ィルム,加圧ローラの交換、定着フィルムの清掃、その
他の調整や交換が必要となる。このような保守作業は専
門知識を持つサービスマンが行っているが、ユーザーに
よる容易な保守作業の手法が提案されている。その一例
として装置内の定着フィルム,ヒーター,定着フィルム
ガイドおよび定着フィルム保護カバー等の各構成部材を
複数組み合わせて定着上ユニットとし、これを単に新し
いものと交換する方法が考えられる。このように加熱装
置内の定着上ユニットをユーザーが取り扱うことで保守
作業の容易性,確実性あるいは加熱装置での紙ずまり等
の処理の簡便性が拡大する。
【0016】しかしながら一方で、転写紙によらず同一
の定着上ユニットを使用すること、および定着上ユニッ
トの取扱において以下の問題点が生じることになる。
【0017】・各部材間の摩擦力の関係は図21に示
す、ヒーターと定着フィルム内周面の摩擦係数μ1,定
着フィルム外周面と転写紙P面の摩擦係数μ2,定着フ
ィルム外周面と加圧ローラの摩擦係数μ3および転写紙
P面と加圧ローラの摩擦係数μ4によって μ1<μ2<μ3 μ1<4μ と表すことができるが、少なくとも定着ニップ内で転写
紙が、その幅方向端部と定着フィルムの幅方向端部が重
なりあうように搬送された場合(以下片側基準搬送と記
す)に上記従来例では定着ニップ内において通紙部と非
通紙部が生じ、転写紙が定着ニップを通過する間、定着
フィルムは幅方向で異なる搬送力で搬送される。すなわ
ち上述の摩擦係数の関係から(μ2<μ3)、定着フィ
ルムの非通紙部の方が通紙部よりも定着フィルムの搬送
力が大きく、従って定着フィルムは搬送力の大きい非通
紙側へ寄る。定着フィルムはその長手方向端部で寄り規
制を受けているため、上述の片側基準搬送の場合には定
着フィルム長手方向端部の損傷が大きく定着ユニットそ
のものの寿命が短くなっていた。
【0018】定着フィルム保護カバーを持ってユーザー
が定着上ユニットを取り扱う際、定着上ユニット内では
定着上フィルムは拘束されていないためユーザーにより
定着上ユニットが机,床に垂直に放置された場合あるい
は垂直な状態で持ち運ばれた場合、定着上ユニット内の
薄膜定着フィルムはその長手方向端部を常に寄り規制部
材に当接させられていることになり損傷が著しい。
【0019】本発明の第4の目的は、上記問題点を解決
した定着装置を提供することにある。
【0020】また、従来の画像の加熱定着等のための記
録材の加熱装置においては、所定温度に維持された加熱
ローラと、弾性層を有して前記加熱ローラに圧接する加
圧ローラによって記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ロ
ーラ方式が多用されている。またフラッシュ加熱方式、
オーブン加熱方式、熱板加熱方式など種々の方式・構成
のものが知られており、また実用されている。
【0021】例えば、米国特許第3578797号明細
書に開示のように、フィルム加熱方式のものも知られて
いる。これは、 トナー像を加熱体ウェブに接触させてその融点へ加熱
して融解し、 融解後、そのトナーを冷却して比較的高い粘性とし、 トナーの加熱体ウェブへ付着する傾向を弱めた状態で
加熱体ウェブから剥がす という過程を経ることによって、オフセットを生じさせ
ずに定着する方式である。
【0022】最近では、金属や樹脂性のホルダーに直接
固定支持された加熱体(サーマルヒーター、以下ヒータ
ーと記す)と、該ヒーターに対向圧接しつつ搬送される
耐熱性フィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介し
て記録材をヒーターに密着させる加圧部材を有し、ヒー
ターの熱をフィルムを介して記録材へ付与することで記
録材面に形成担持されている未定着画像を記録材面に加
熱定着させる方式・構成の定着装置(フィルム加熱方
式)が考案されている。本出願人の先の提案に係る前記
した特開昭63−313182号公報に開示の方式・装
置等がこれに属する。
【0023】ところで定着装置に供給される記録材の横
幅が加熱体の幅より小さい場合に発生する非通紙部昇温
の防止のために、加熱体をその途中部において分岐さ
せ、分岐電路を選択的に通電制御する方式を、本出願人
により先に出願した。(特開平3−144477)これ
らの方式においては、例えば図26に示すように、通電
発熱層132を有する加熱体131を図面左側ε基準で
各種サイズの記録材が供給される定着装置において、発
熱体への通電をそれぞれA4版で基線側端部140εか
ら反基線側端部140δに、ハガキで140εから14
0δと140αに、B5版で140εから140δと1
40βに行う。これにより、各々のシートの通紙部に対
応する領域の発熱層部分、即ち、B5サイズで140ε
から分岐点Kまで、ハガキサイズでは140εから分岐
点Jまでの発熱層部分は単位長さ当り所定の発熱量をも
って発熱し、各々のサイズのシートの画像定着は支障な
く実行される。一方、非通紙部に対応する発熱層部分即
ち、B5サイズでは分岐点Kから140δまで、ハガキ
サイズでは分岐点Jから140δまでは、各々の分岐電
路132α、132βと並列の通電回路構成となり、両
者に電流が分流するので各分岐点J,Kから140δま
での単位長さ当りの発熱量は通紙部の発熱量よりも小さ
くなる。またこの非通紙部発熱層部分分岐点J,Kから
140δと各々の分岐電路132α、132βとの単位
長さ当りの発熱量の和も通紙部140εから分岐点J,
Kの発熱層部分のそれよりも小さくなり、そのため、非
通紙部に対応する加熱体部分の過昇温を抑えることがで
きる。
【0024】しかしながら上記のような加熱体構成で
は、通電発熱層とその分岐路数本を同一平面上に存在さ
せなければならず、そのためには、ヒーターの幅Lを大
きくせざるを得なくなる。従って、ヒーター自体の大き
さが非分岐のものよりも大きくなりその分熱容量も増し
てしまうため、ヒーター通電開始時からの立ち上がりが
遅くなり、フィルム加熱方式の利点であるクイックスタ
ートが損なわれるという不都合がある。
【0025】本発明の第5の目的は、発熱体の大形化に
よる熱容量の増大等を解決した定着装置を提供すること
を目的とする。
【0026】また、前記特開昭63−313182号公
報等に示される従来例のフィルム加熱方式の装置では何
らかの不具合で紙づまり(ジャム)が発生した場合、ジ
ャム紙をジャム処理したときに、転写後と定着ニップ前
にある転写材上の未定着トナーがフィルムにつき、フィ
ルムをクリーニングする手段を設けていないため、次に
くる画像がくるまでに未定着トナーがフィルムから加圧
ローラに転移し、次にくる画像を汚すという問題があっ
た。
【0027】本発明の第6の目的は、フィルム加熱方式
の定着装置において、ジャムに基因する画像の汚れを防
止した定着装置を提供することを目的とする。
【0028】また、前記特開昭63−313182号公
報等に示される従来例のフィルム加熱方式の装置では何
らかの不具合で紙づまり(ジャム)が発生した場合、ジ
ャムの紙を強制自動排紙するときには、フィルム加熱装
置ではフィルムの熱容量が小さいため、フィルム温度は
すぐ常温まで下がり、転写装置と定着装置の間にある転
写材上の未定着トナーがフィルムにオフセットし、次に
くる画像を汚すという欠点があった。
【0029】本発明の第7の目的は、フィルム加熱方式
の定着装置において、ジャム発生の際、フィルムの温度
低下をなくして、次にくる画像の汚れを防止した定着装
置を提供することを目的とする。
【0030】また前記図31等にも示されるようなテン
ションフリーフィルム加熱方式の定着装置においては、
装置の使用を重ね、オイルのしみ出し等により、加圧ロ
ーラの径が細くなった場合、加圧ローラの駆動力をロー
ラ中心軸から与えていたため、加圧ローラの周速が以前
より遅くなり、そのため記録材は定着装置進入前工程部
と定着装置進入部との記録材搬送速度の差により、たる
みを生じ、そのたるみにより、顕画像担持面が画像形成
装置内壁面にこすれてしまうという欠点があった。
【0031】本発明の第8の目的は、上記問題点を解消
し、加圧ローラの周速を常に一定に維持し、記録材のた
るみを無くして良好な画像形成をなし得る定着装置を提
供することを目的とする。
【0032】前記実施例においては、加圧ローラの長期
使用による縮径の問題を、加圧ローラの表面に係合する
駆動手段により解決したが、本発明の第9の目的は、バ
リア層を設けることにより加圧ローラの縮径を防止して
好適な作動を行う定着装置を提供することを目的とす
る。
【0033】また、従来、画像形成装置に使用される定
着装置としては、所定の温度に維持された加熱ローラ
と、弾性層を有して前記加熱ローラに圧接する加圧ロー
ラによって、記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ
方式が多用されている。
【0034】また、米国特許第3578797号明細
書、特公昭51−29825号公報に開示のように、エ
ンドレスベルトを用いたベルト加熱方式も知られてい
る。
【0035】このような装置では定着可能となる迄のウ
オームアップ時間が長いという問題がある。
【0036】そこで出願人は先に特開昭63−3131
82号公報で、固定加熱体と、この加熱体と摺動する薄
膜のフィルムを用い、ウオームアップ時間を大幅に短縮
乃至無くした定着装置を先に提案した。
【0037】このような構成では、加熱体にフィルムを
摺動させているためフィルム内側が削れてフィルム駆動
トルクが増大する。また、フィルムを加圧部材で駆動す
るうな構成ではフィルムがスリップする。この解決策と
して加熱体のフィルムとの摺動面にフッ素樹脂層を設け
る方法が本出願人より提案されている。
【0038】しかしながら、上記従来例では、フッ素樹
脂としてピュアなPTFEをコートしているため耐久枚
数を重ねてゆくうちに加熱体のフィルム摺動面にコート
されているフッ素樹脂層が摩耗し、次のような欠点があ
った。
【0039】(1)加圧部材により駆動されるフィルム
の場合、耐久枚数が1万枚をすぎるとフィルムがスリッ
プし、転写材上のトナー画像を乱す。
【0040】(2)フィルム自体を駆動する場合でも耐
久枚数が3万枚をすぎると駆動トルク増大し、モータに
かかる負荷が増大する。
【0041】また、耐摩耗性をよくするために一般的に
よく使われる充てん剤、グラファイト、カーボンを使用
するとピユアなPTFEにくらべ電気抵抗低下し、上記
従来例では、通電発熱体層の上にコートをするとリーク
をおこすため使用できない。
【0042】本発明の第10の目的は、上記のような発
熱体とフィルムの摩擦の問題を解消した定着装置を提供
することを目的とする。
【0043】またテンションフリーフィルム加熱方式の
定着装置においては、定着フィルムの伝熱性や低熱容量
の点から、厚み100μm以下程度の薄膜でポリイミド
等の弾性率の大きい材料を用いるため、定着フィルムの
駆動軸方向の変位が生じた場合、定着フィルムに皺の発
生や破れ等の危険性がある。特に、定着装置内での紙詰
まりが生じた場合、定着フィルムと加圧部材とにはさま
れた記録材を取り除く時に定着フィルムの走行軸方向へ
の移動によって定着フィルムが変形しやすいという欠点
があった。
【0044】本発明の第11の目的は、記録材を取除く
際に、フィルムの変形を防止した定着装置を提供するこ
とを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段及び作用】上記各目的を達
成するために、本発明による解決手段は、請求項に記載
のとおりであり、その作用は次のとおりである。
【0046】第1の発明によれば、少なくとも加熱装置
の発熱体と加圧ローラの間に定着フィルムを介して形成
されるニップ部の上流側のフィルム支持部材の定着フィ
ルム支持部には、前記定着フィルムとフィルム支持部材
の摺動面を減少させるリブか穴のいずれかが設けられて
いるので、その摺動面における摩擦力が著しく小さくな
り、該定着フィルムの走行に支障が生じなく、そのニッ
プ部における搬送が円滑に行われる。
【0047】また第2の発明によれば、発熱体に内面を
圧接しつつ回転走行するエンドレス形状の定着フィルム
の内周長Lに対し、 L>L’≧0.8L なる周長L’を有して前記定着フィルムの内面をガイド
するフィルムガイド部材が設けられているので、前記定
着フィルムの端部に折れ、皺、亀裂が生じなくなり、定
着画像の劣化や定着フィルムの走行不能になることが避
けられる。
【0048】第3の発明によれば、定着フィルムの内面
を定着フィルム内周長よりやや小さな周長で長手方向全
域にわたってガイドするガイド部材,前記定着フィル
ム,前記ヒーター,ヒーター温度検知素子,安全装置お
よび前記定着フィルム保護カバーは定着上ユニットとし
て一体で構成されている。定着上ユニットはユニット単
体で加熱装置または画像形成装置本体より着脱自在であ
るためにユーザーによる加熱装置の容易なしかも安全な
メンテナンスが可能になった。
【0049】第4の発明によれば、A4,LTR,ハガ
キ等種々の転写紙に対して専用の定着上ユニットに内包
される定着フィルムの長手方向の長さはA4,LTR,
ハガキ等種々の転写紙に相当する長さであり、その他定
着フィルムガイド,ヒーター等もまた前記定着フィルム
長に合わせた構成をとっている。従って本発明による転
写紙専用定着上ユニットにおいては、従来の定着上ユニ
ットに比べて転写紙通紙時の通紙部,非通紙部の搬送力
差がないため、それによって生じる定着フィルムの寄り
を解消している。また定着上ユニットに設けた把手によ
り常に定着上ユニットが、内包する定着フィルムと平行
に取り扱われ、画像形成装置本体および加熱装置に組み
込まれた際の安定した使用を可能にするとともに定着フ
ィルムひいては定着上ユニットそのものの耐久寿命をの
ばしている。
【0050】第5の発明によれば、加熱体の長手幅より
も小さいサイズ幅の記録材が供給された時に通紙部で支
障なく画像定着を行いつつ非通紙部での過昇温を防止
し、かつ、加熱体長手方向と交差する方向である記録材
進行方向における加熱体幅を小さくし、加熱体熱容量を
小さくする事ができる。
【0051】第6の発明によれば、ジャム処理を行った
後は、フィルム定着装置を所定の定着温度に温調した上
で強制的に1枚白紙を通紙するモードを設定すること
で、ジャム処理時フィルムについたトナーをクリーニン
グすることが出来、次にくる画像の汚れを防止する。
【0052】第7の発明によれば、ジャム紙の強制自動
排紙時に、定着ヒーターをONし、通常通紙の場合と同
様な温度制御になってから定着フィルムを駆動させ、ジ
ャム紙を排出することで、トナーのフィルムへのオフセ
ットをなくし、次にくる画像の汚れをなくする。
【0053】第8の発明によれば、加圧ローラの駆動力
により定着フィルムの走行移動を行うフィルム加熱方式
の定着装置において、加圧ローラの駆動力をローラ表面
から与えることにより、ローラ径が縮んでも、ローラ周
速が常に一定となるようにする。
【0054】第9の発明によれば、加圧ローラの駆動力
により定着フィルムの移動走行を行うフィルム加熱方式
の定着装置において、耐熱弾性層として用いるシリコン
ゴム等の上層にフッ素樹脂等のバリア層を設けることに
より、含浸したオイルやシリコンゴム中の環状低分子等
のしみ出しを防止し、耐久による加圧ローラの径変化を
防止することにより、記録材の搬送スピードを常に一定
になるようにしたものである。
【0055】第10の発明によれば、加熱時固定状態で
使用される加熱体と、このフィルムと摺動し記録材と共
に移動するフィルムとを有し、このフィルムを介して加
熱体からの熱により記録材上の顕画像を加熱する加熱装
置において、上記加熱体の上記フィルムとの摺動面に、
セラミック充てん剤入フッ素樹脂コート層が被覆されて
いることを特徴とし、すべり性を維持し、耐摩耗性を向
上させフィルムのスリップや駆動トルクの増大を耐久枚
数がすすんでも発生しなくしたものである。
【0056】第11の発明によれば、定着フィルムの周
長の少なくとも一部はテンションフリーとし、フィルム
の走行移動は、加圧部材の回転駆動力から得るようにし
たフィルム加熱定着装置において、前記加圧部材の定着
フィルムへの加圧が解除された時に、前記定着フィルム
の移動を防止する押え部材を設けることにより、定着装
置内で生じた紙詰まりの処理を容易にするとともにその
後の定着フィルムの走行性の安定化をはかるものであ
る。
【0057】
【実施例】図1乃至4は、第1の発明の実施例に係り、
図1において、1は横長のステーであり、後述するフィ
ルム9の内面ガイド部材と、後述する加熱体8、断熱部
材7の支持および補強部材を兼ねる。
【0058】このステー1は板金製の横長の平らな底面
部2とこの底面部2の長手両辺からそれぞれ一連に立ち
上がらせて具備させた横断面外向き円弧カーブのリブ1
0を有する前壁板3と後壁板4と、底面部2の左右両端
部からそれぞれ外方向に吐出させた左右一対の水平ラグ
部5,6を有している。
【0059】横長の断熱部材7は低容量線状加熱体8を
支持しており、加熱体8側を下向きにして前記ステー1
の横長底面部2の下面に並行に一体に取り付け支持させ
てある。
【0060】9はエンドレスの耐熱性の定着フィルムで
あり、加熱体8、断熱部材7を含むステー1に外嵌させ
てある、この定着フィルム9の内周長と加熱体8、断熱
部材7を含むステー1の外周長は、定着フィルム9をた
とえば3mmほど大きくしてあり、したがって、定着フ
ィルム9は加熱体8、断熱部材7を含むステー1に対し
て周長が余裕を持ってルーズに外嵌している。
【0061】11は加熱体8との間で定着フィルム9を
挟んでニップ部を形成し、定着フィルム9を駆動する回
転体としてのフィルム加圧ローラ(圧接ローラ、バック
アップローラ)であり、中心軸12とこの軸に外装した
シリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性体からなるロー
ラ部13からなり、中心軸12の左右端部をそれぞれ軸
受部材14,15に回転自在に軸受支持させてある。
【0062】フィルム加圧ローラ11が所定の周速度で
図2に示す反時計方向へ回転駆動されると、ニップ部N
において、定着フィルム9に回転加圧ローラ11との摩
擦力で移動力がかかり、エンドレスの定着フィルム9が
該加圧ローラ11の回転周速度とほぼ同速度を持ってフ
ィルム内面が加熱体8面を摺動しつつ時計方向Aに回転
移動される。
【0063】この定着フィルム9の駆動状態において、
ニップ部Nよりもフィルム回動方向上流側のフィルム部
分に引き寄せ力fが作用することで、定着フィルム9は
図1に実線で示したようにニップ部よりもフィルム回動
方向上流側であって該ニップ部近傍のフィルム内面ガイ
ド部、すなわち、定着フィルム9を外嵌したステー1の
フィルム内面ガイドとしての外向き円弧カーブ前壁板3
のほぼ下半面部分のリブ10に対して接触して摺動を生
じながら回転する。
【0064】その結果、定着フィルム9とフィルム内面
ガイドとしての外向き円弧カーブ前壁板3のほぼ下半面
部分の摺動部にリブ10を入れることによって前記摺動
部での摩擦力を軽減させ、定着フィルム9の回転を円滑
にする。
【0065】なお図2において、16は送りガイド、1
7は分離ガイド、Taはトナー画像、Tbは軟化溶融
像、Tcは固化像、Pは記録シートである。
【0066】図3に示す他の実施例では、樹脂製のステ
ー1についても、フィルム内面ガイドをリブ状(リブ1
0)とすることで、第1実施例と同様な効果が得られ
た。またステー1の軽量化にもつながる。
【0067】図4に示す他の実施例は、ちょうど、図1
において、ステー1の底面部2の長手両辺からそれぞれ
一連に立ち上がらせて具備させた横断面外向き円弧カー
ブの前壁板3と後壁板4に、リブを設けずに、複数の穴
18を有している。
【0068】前記実施例と同様に、フィルム加圧ローラ
11が所定の周速度で図2に上反時計方向へ回転駆動さ
れると、定着フィルム9のフィルム内面は、該フィルム
9を外嵌したステー1のフィルム内面ガイドとしての図
4の前記穴18を有する外向き円弧カーブ前壁板3のほ
ぼ下半面部分に対して摺動を生じつつ回転する。
【0069】定着フィルム9とフィルム内面ガイドとし
ての外向き円弧カーブ前壁板3のほぼ下半面部分の摺動
面部分に穴18を設けたことによって前記摺動面が減少
され、その結果、該フィルム9とフィルム内面ガイドの
摩擦力は軽減され、該フィルム9の回転は円滑に行われ
る。またこの第3実施例も、前記第2実施例のように、
ステー1を樹脂製にすれば、該第2実施と同様な効果を
奏する。
【0070】またリブと穴を同時に設けても、該第1実
施例と第2実施例と同様な効果を奏する。
【0071】上記第1実施例ないし第3実施例で説明し
たように、定着フィルム9の内面と定着フィルムガイド
の摺動面にリブ10もしくは穴18を設けることによ
り、該摺動面の回転抵抗力を軽減して定着フィルムのス
リップを防ぎ、定着フィルム9の回転を円滑にし、該フ
ィルム9のスリップによる転写紙の画像面が乱れるのを
防ぐことができる。
【0072】図8は本発明の他の実施例を適用したレー
ザービームプリンタの一例を示す主要側面図である。
【0073】図8において、21は所定の周速度で回転
される電子写真感光体(以下、ドラムという。)であ
る。このドラム21は回転過程で一次帯電器22により
正または負の所定電位に均一に帯電をうけ、ついでレー
ザースキャナ23によるレーザー走査露光20で目的画
像情報の走査書き込みをうける。
【0074】これによりドラム21上に静電潜像が形成
される。潜像の形成されたドラム21面は、現像装置2
4によりトナーTの供給をうけてトナー画像として顕像
化される。ついでトナー画像は転写ローラ25の位置を
通過する過程で、この転写ローラ25とドラム21との
間に送られた転写紙P面に順次転写されていく。ドラム
21から転写紙P面への転写は、転写ローラ25により
転写紙P面の裏側にトナー画像の電荷極性と逆極性の帯
電がなされることにより行われる。ついで転写紙Pは、
転写ローラ5と逆極性の電圧を印加した除電針26で除
電され、ドラム21から分離し、加熱装置27へ搬送さ
れる。加熱装置7では転写紙P面上のトナーTが加熱溶
融され、永久固着像として転写紙P面に定着される。
【0075】図5および図6は第2の発明の実施例の加
熱装置27の断面図および定着フィルム28、規制部材
33、定着フィルムガイド34、端部ガイド部材34
a,34bの関係を示す斜視図である。定着フィルム2
8は耐熱性、トナー離型性、強靭性をする単層定着フィ
ルムあるいは所望の表面処理やラミネート処理をした複
合層フィルムである。たとえば、耐熱処理をした約50
μmのポリエステル(PET)やポリイミド(PI)単
層フィルム、あるいは前記フィルム面をさらに4ふっ化
エチレン(PTFE)で離型層付与処理した複合層フィ
ルムなどである。前記加熱装置27では定着フィルム2
8はエンドレスの円筒状でその周方向にはニップ部を除
いて張力が働いておらず、加圧ローラ29との摩擦力の
みで回転走行する構成をとっている。
【0076】定着フィルム28の内面を長手方向全域に
わたってガイドするフィルムガイド部材34と当接した
ヒーター31と加圧ローラ29は定着フィルム28を挟
んで加圧ばね30a,30bにより所定の当接圧(たと
えば、A4幅で総圧3〜6kg)をもって互いに圧接状
態にしてある。定着フィルムガイド34の両端部におい
て、定着フィルム内面の総ガイド周長L’は端部ガイド
部材34a,34bにより定着フィルム内周長Lに対し
て L>L’≧0.8L になるように構成されている。
【0077】ヒーター31の表面には蒸着、スパッタリ
ング、CVD、スクリーン印刷等で形成されたTaSi
2 、銀パラジウム、Ta2 N,RuO2 、ニクロム等
の線状または網帯状の薄膜発熱抵抗部がある。定着フィ
ルム28の端部を組立時にフィルムガイド部材34に取
り付けられる規制部材33で規制することにより、加熱
装置27の駆動時に生ずる定着フィルム28の寄りは規
制されている。
【0078】未定着トナー画像が転写された転写紙Pは
駆動ギア32で回転する加圧ローラ29の表面摩擦力に
より定着フィルム28とともに定着ニップ部へ搬送され
た後、少なくとも定着ニップ部内では、加圧ばね30
a,30bによる当接圧によって滑ることなく、定着フ
ィルム28、加圧ローラ29と同一速度で転写紙Pの進
行方向へ送られる。この定着ニップ部通過の過程を加熱
および加圧工程として、ヒーター31の熱が定着フィル
ム28を介して転写紙Pへ伝達され、転写紙P上の未定
着トナーTが溶融、加圧される。定着ニップ部を通過し
た後、定着フィルム28と転写紙Pは引き続き溶融、軟
化したトナーTの粘着力により密着したまま搬送され
る。この搬送過程を冷却工程として、軟化、溶融したト
ナーTの熱が放熱され、トナーTは冷却固化し、転写紙
P上に永久固着像が形成される。冷却工程後、定着フィ
ルム28と転写紙Pはトナー冷却固化により容易に分離
し、分離後に転写紙Pは加熱装置27から排出される。
【0079】図7に定着フィルム28に寄りが発生した
場合の状態を平面図で示す。
【0080】定着フィルム28の寄りは諸部材(とく
に、ヒーター31、加圧ローラ29)の位置および単品
精度がでていなかったり、ヒーター長手方向で温度分布
が生じてしまうことにより定着フィルム28の搬送力が
長手方向で均一でない場合および定着フィルム28の単
品精度(膜厚、円筒部等)がでていない場合に起こる
が、そのとき定着フィルム28に働く寄り力を図7に示
す。
【0081】すなわち、上記要因によって生じる定着フ
ィルム搬送力差が、定着フィルム内周長と定着フィルム
ガイド周長差の程度によって定着フィルム中心軸を定着
フィルムガイド、フランジに対してα°傾ける。加圧ロ
ーラの長手方向に垂直な力(摩擦力)Fによって定着フ
ィルム28は FSinα° の力で寄ることになる。しかしながら本実施例において
は、図6中の端部ガイド34b(34a)により前記α
°を制御可能であるために定着フィルムに生じる寄り力
そのものを制御できる。
【0082】したがって、本実施例によれば、以下の効
果がある。
【0083】すなわち、端部ガイド部材によって定着フ
ィルム中心軸と定着フィルムガイドのなす角α°を規制
し、定着フィルムの寄り力を制御することが可能になっ
た。したがって、定着フィルムの端部の折れ、亀裂およ
び皺がなくなり、定着フィルムの走行が安定し、定着画
像の不良が軽減される。
【0084】また定着フィルム端部をカットする際に生
じるばり、ノッチは従来は厳しく管理されてきたが、本
実施例により定着フィルムの寄り力が制御可能になり端
部のばり、ノッチ等、加工上の定着フィルム端部損傷に
ついての制約は緩和され、コストダウンの効果もまた十
分にある。
【0085】図9は本発明の他の実施例を示したもの
で、定着フィルムガイド34の断面図である。
【0086】本実施例による定着フィルムガイド34は
長手方向両端部にそのガイド周長L’が定着フィルム内
周長Lに対し、 L>L’≧0.8L なるガイド部を有しており、なおかつ、その両端部のガ
イドはリブ形状になっている。また当然のことながら本
実施例による定着フィルムガイドは耐熱性樹脂からな
り、定着フィルムの端部を規制する部材33の片側を一
体で形成している。
【0087】本実施例もまた定着フィルム両端部で定着
フィルム内周長とガイド周長の差を規制し、定着フィル
ムの寄り力を制御している。したがって、定着フィルム
端部の損傷の軽減および端部カット面の検査工程の緩和
等、前記第4実施例と同様の効果が得られる。さらに、
本実施例では以下の特有の効果がある。
【0088】すなわち、端部のガイド部材を定着フィル
ムガイドと一体で形成することにより、定着フィルム内
周長に対するガイド周長をより精度よく規制することが
可能になり、また前記図8の実施例では別体の端部ガイ
ド部材を廃止することによるコストダウンも図られる。
【0089】図10乃至15は第3の発明の実施例に係
り、図13は、本発明の一実施例を適用したレーザービ
ームプリンターの一例を示す主要側面図である。51は
所定の周速度で回転される電子写真感光体即ちドラムで
ある。ドラム51は回転過程で一次帯電器52により正
または負の所定電位に均一帯電をうけ、次いでレーザー
スキャナ53によるレーザー走査露光Lで目的画像情報
の走査書き込みをうける。これによりドラム51上に静
電潜像が形成される。潜像の形成されたドラム51面
は、現像装置54によりトナーTの供給をうけてトナー
画像として顕像化される。次いでトナー画像は転写ロー
ラ55の位置を通過する過程で、この転写ローラ55と
ドラム51との間に送られた転写紙P面に順次転写され
ていく。ドラム51から転写紙P面への転写は、転写ロ
ーラ55により転写紙P面の裏側にトナー画像の荷電極
性と逆極性の帯電がなされることにより行われる。次い
で転写紙Pは、転写ローラ55と逆極性の電圧を印加し
た除電針56で除電され、ドラム51から分離し、加熱
装置57へ導入される。加熱装置57では転写紙P面上
のトナーTが加熱溶融され、永久固着像として転写紙P
面に定着される。定着上ユニット58は画像形成装置本
体フレームに固設の回動レバー59により加圧,除圧さ
れ、画像形成装置本体フレームより単体で矢示A方向に
着脱可能である。本実施例では、着脱方向の一例として
矢示A方向を指示したが、定着上ユニットの着脱方向は
当然の事ながらこの限りではない。
【0090】図10および図11は本発明の特徴を詳細
に表す加熱装置57の定着上ユニット58の断面図であ
る。前記加熱装置57では定着フィルム60はエンドレ
スの円筒状で、その周方向にはニップ部を除いて張力が
働いておらず、加圧ローラ61との摩擦力のみで回転走
行する構成をとっている。定着フィルム60は耐熱性、
トナー離形性、強靭性を有する単層フィルムあるいは所
望の表面処理やラミネート処理をした複合層フィルムで
ある。例えば耐熱処理をした約50μmのポリエステル
(PET)やポリイミド(PI)単層フィルム、あるい
は前記フィルム面を更に4フッ化エチレン(PTFE)
で離形層付与処理した複合層フィルムなどである。61
は加圧部材としての加圧ローラである。ヒーター62を
保持し、定着フィルム60の内面を長手方向全域にわた
ってガイドするフィルムガイド部材63と加圧ローラ6
1は定着フィルム60を挟んで加圧バネ64a,64b
により所定の当接圧(例えばA4幅で総圧3〜6kg)
をもって互いに圧接状態にしてある。ヒーター62は定
着フィルムガイド部材63の図示の位置に固定されてい
る。ヒーター62は例えばセラミック基材に蒸着,スパ
ッタリング,CVD,スクリーン印刷等で形成されたT
aSiO2 ,銀パラジウム,Ta2 N,RuO2 ,ニク
ロム等の線上または細帯状の薄膜発熱抵抗体である。ま
たフィルムガイド部材63の長手方向の一端はフランジ
形状となっており、組立時に取り付けられる他端のフラ
ンジ65とともに、加熱装置57の駆動時に生ずる定着
フィルム60の蛇行を、定着フィルム60の端部を規制
することで制御している。フィルムガイド部材63の材
質としては、金属、耐熱性樹脂等が考えられるが、本実
施例では、端部フランジ形状,定着フィルムガイド形状
を容易に自由な形状にするため例えばポリイミド樹脂な
いしはポリイミド樹脂とガラス繊維・セラミック・フッ
素樹脂等との複合材からなる耐熱性,絶縁性,靭性(高
剛性,耐衝撃破壊性,高機械的強度)のある樹脂あるい
はフェノール等の熱硬化性樹脂で形成されている。未定
着トナー画像を転写された転写紙Pは駆動ギア66で回
転する加圧ローラ61の表面摩擦力により定着フィルム
60とともに定着ニップ部へ搬送された後、少なくとも
定着ニップ部内では、定着フィルムガイド部材等を内包
する定着上ユニット58を画像形成装置本体に固定の付
勢手段により押し下げることでヒーター62と加圧ロー
ラ61間に作用する加圧バネ64a,64bの当接圧に
よって滑ることなく、定着フィルム60,加圧ローラ6
1と同一速度で転写紙Pの進行方向へ送られる。この定
着ニップ部通過過程を加熱および加圧工程として、ヒー
ター62の熱が定着フィルム60を介して転写紙Pへ伝
達され、転写紙P上の未定着トナーTが溶融,加圧され
る。定着ニップ部を通過した後、定着フィルム60と転
写紙Pは引き続き溶融,軟化したトナーTの粘着力によ
り密着したまま搬送される。この搬送過程を冷却工程と
して、軟化,溶融したトナーTの熱が放熱され、トナー
Tは冷却固化し、転写紙P上に永久固着像が形成され
る。冷却工程後、定着フィルム60と転写紙Pはトナー
冷却固化により容易に分離し、分離後転写紙Pは加熱装
置57より排出される。
【0091】図11は定着上ユニット58をよく表す断
面図及び側面図である。定着フィルムガイド63はその
長手方向の両端にある加圧支持部において、加圧支持部
下方を定着フィルム保護カバーの枠体と、上方を加圧バ
ネを介して定着フィルム保護カバー67の枠体と係合し
ている。前記定着フィルム保護カバー67は定着フィル
ム60のヒーター当接部を除いて長手方向にわたり定着
フィルム60をその枠体で覆っている。またヒーター側
の定着フィルム60は転写紙通紙域外で前記カバー67
により覆われており、定着上ユニットがヒーターを下に
して机,床に置かれた際、直接定着フィルムと机面,床
面とが接しない構成をとっている。定着上ユニット58
内には不図示の固定手段で固定されたヒーター62,ヒ
ーター温度検知素子68,安全装置69,片端フランジ
65がある。
【0092】図12には、定着上ユニット58を加熱装
置57に組み込む前後を良く表す側面図を示す。定着上
ユニット58は定着フィルム保護カバー67の枠体を加
熱装置フレーム70との位置決めとし、加熱装置57に
組み込まれた後画像形成装置本体フレームに固設された
回動レバー59で定着フィルム保護カバー67を押し下
げられる。この状態において加圧バネ64a,64bは
トナー定着に必要な加圧力をヒーター62,加圧ローラ
61間に作用させる。
【0093】本実施例においては以下の効果がある。
【0094】・画像形成装置の使用が長時間に及び定着
フィルムの汚れ、傷が転写紙上で認められるようになっ
た際ユーザーによる容易でかつ安全なメンテナンスが可
能になる。即ち、定着上ユニットを加熱装置フレームに
対し位置決めして組み込めば定着上ユニット内の定着フ
ィルム,ヒーター,定着フィルムガイドおよび加圧ロー
ラ等を精度よく容易に組むことが可能になるとともに、
画像形成装置使用直後の高温状態にあるヒーター,定着
フィルムに触れることなく、定着フィルム保護カバーで
覆われた定着上ユニットを取り扱うため、ユーザーの火
傷,負傷はない。
【0095】・定着フィルムは定着フィルム保護カバー
によってほぼ覆われているために、新しい定着上ユニッ
トを組み込む際、定着フィルムにユーザーが触れて定着
フィルムを汚したり、傷つけることは軽減される。また
定着上ユニットの取扱に際し定着上ユニットがヒーター
を下にして机,床に置かれた場合も定着フィルム保護カ
バーにより定着フィルムが直接床面,机面に接しないた
め定着フィルムが汚れたり、傷ついて定着性を劣下させ
ることはなくなる。
【0096】・定着フィルム保護カバーが断熱効果をも
つ材質であるためヒーターで発生した熱量は定着フィル
ムを経て雰囲気温度を上昇させるよりも、定着フィルム
を介して加圧ローラへ伝導する割合が増し、熱効率が上
がりより低エネルギーのトナー定着が可能になる。
【0097】・定着上ユニットが画像形成装置より単体
で着脱可能であるため加熱装置前後における転写紙の紙
ずまりの除去が容易になる。
【0098】・画像形成装置本体フレームに固設の回動
レバーの定着フィルム保護カバーに対する押し下げ量を
加減することによってヒーター,加圧ローラ間の加圧力
を調整できる。従って転写紙の種類(紙厚等)に対応し
た良好なトナー定着が可能になるとともに画像形成装置
より排出される転写紙のカール量もまた紙種類に応じた
最小量にすることが可能になる。同様に複数個の回動レ
バーを設け、その押し下げ量に差をつけることにより定
着フィルムの加圧ローラによる搬送力差が変化し定着フ
ィルムの蛇行力,方向が調節可能になる。従ってフラン
ジによってその蛇行を規制される定着フィルム端部の損
傷を軽減できる。
【0099】図14は本発明の他の実施例を最も良く表
す画像形成装置本体に対する加熱装置57を示す断面図
である。定着フィルム保護カバー67に内包される定着
上ユニット58の諸部材は図10の実施例と同様である
が、本実施例においては、定着フィルムガイド63が定
着フィルム保護カバー67に固定されている。また加圧
バネ64a,64bは加圧ローラ軸受71a,71bと
加熱装置フレーム間に設けられ、図10の実施例と同様
の手段によって定着上ユニット58が押し下げられる
と、加圧ローラ61とヒーター62間に所定の加圧力が
働く。
【0100】本実施例は図10の実施例と同様の構成,
着脱法であるので図10実施例と同様の効果がある。加
えて本実施例には以下の特徴的な効果がある。
【0101】・定着フィルムガイドが定着フィルム保護
カバーに固定されているため交換に際して持ち運ばれる
定着上ユニットの内包する定着フィルム,定着フィルム
ガイドおよびヒーター間の位置精度が向上し、より安定
した定着フィルムの走行が得られる。
【0102】・定着上ユニットに加圧バネが不要になっ
たため、定着上ユニットの組立がより容易になり、また
コストダウンになる。
【0103】図15において、定着上ユニット58内に
は前記実施例同様の諸部材が一体で形成されている。本
実施例では更に加圧ローラ61および駆動ギア66もま
た定着上ユニットに内包している。加圧ローラ61はそ
の軸受71a,71bを定着フィルム保護カバーで支持
されている。本実施例の定着上ユニット58では加圧バ
ネ64a,64bは定着フィルム保護カバー67と加圧
ローラ軸受71a,71bの間に設けられており、加熱
装置フレーム70に対して前記定着上ユニットが組み込
まれる際には前記加圧ローラ軸受71a,71bが前記
加熱装置フレーム70に突き当り、その後前記実施例同
様に定着フィルム保護カバー67が画像形成装置本体に
固設された回動レバー59で押し下げられるとヒーター
62と加圧ローラ61の間に所定の加圧力が作用する。
図15の本実施例もまた図10,14の実施例同様の効
果がある。加えて本実施例には以下の特徴的な効果があ
る。
【0104】・加圧ローラを定着上ユニットに内包して
いるため、図10,14実施例では定着フィルム保護カ
バーで覆うことができなかった定着ニップ部に相当する
定着フィルムを加圧ローラで保護可能にした。従って定
着上ユニットの交換に際して、定着フィルムには直接触
れられないため付着する汚れ,塵を防ぐことが可能にな
る。
【0105】・定着上ユニットの交換は加熱装置の主要
部品を交換することになり、加熱装置のより容易かつ確
実なメンテナンスが可能になる。
【0106】また、定着上ユニット内でガイド部材,ヒ
ーターおよび定着フィルムの位置精度が決定されている
ために、定着上ユニットと加熱装置あるいは画像形成装
置の位置関係のみによって定着上ユニット内の諸部材と
加圧ローラ,加熱装置および画像形成装置との位置が決
まる。また定着フィルム保護カバーで定着フィルムをは
じめとする定着上ユニットの諸部材にユーザーが直接触
れることができないため、画像形成装置使用直後の定着
上ユニットの交換も安全に行える。
【0107】また諸部材を内包する定着フィルム保護カ
バーにより、通常使用状態以外で定着フィルムに付着す
る汚れ,傷を防ぐことが可能になった。
【0108】なお、本発明の実施態様として、定着上ユ
ニットは定着フィルム保護カバーが押圧を受けることに
よって、加圧部材とヒーター間に所定の加圧力が働くよ
うにすることができる。
【0109】図16乃至21は第4の発明の実施例に係
り、図19は、本発明の一実施例を適用したレーザービ
ームプリンターの一例を示す主要側面図である。81は
所定の周速度で回転される電子写真感光体即ちドラムで
ある。ドラム81は回転過程で一次帯電器82により正
または負の所定電位に均一帯電をうけ、次いでレーザー
スキャナ83によるレーザー走査露光Lで目的画像情報
の走査書き込みをうける。これによりドラム81上に静
電潜像が形成される。潜像の形成されたドラム81面
は、現像装置84によりトナーTの供給をうけてトナー
画像として顕像化される。次いでトナー画像は転写ロー
ラ85の位置を通過する過程で、この転写ローラ85と
ドラム81との間に送られた転写紙P面に順次転写され
ていく。ドラム81から転写紙P面への転写は、転写ロ
ーラ85により転写紙P面の裏側にトナー画像の荷電極
性と逆極性の帯電がなされることにより行われる。次い
で転写紙Pは、転写ローラ85と逆極性の電圧を印加し
た除電針86で除電され、ドラム81から分離し、加熱
装置87へ導入される。加熱装置87では転写紙P面上
のトナーTが加熱溶融され、永久固着像として転写紙P
面に定着される。定着上ユニット88は画像形成装置本
体フレームに固設の回動レバー89により加圧,除圧さ
れ、画像形成装置本体フレームより単体で図示A方向に
着脱可能である。本実施例では、着脱方向の一例として
図示A方向を指示したが、定着上ユニットの着脱方向は
当然の事ながらこの限りではない。
【0110】図16は本発明の他の実施例を表す加熱装
置87の断面図である。前記加熱装置87では定着フィ
ルム90はエンドレスの円筒状で、その周方向にはニッ
プ部を除いて張力が働いておらず加圧部材としての加圧
ローラ91との摩擦力のみで回転走行する構成をとって
いる。定着フィルム90、ローラ91、ヒーター92、
ガイド部材93、バネ94a,94bは、レバー89等
で、図10乃至図15の部材に相当するものは、これら
の部材と同様に構成されており、図13と同様に作用す
る。
【0111】図16は加熱装置87に対してA4転写紙
専用定着上ユニットを組み込んだ場合の一例を示した。
A4転写紙の幅に合わせた定着フィルムであるためA4
転写紙の搬送により定着ニップに通紙部,非通紙部の差
はなく、定着フィルムは安定に走行する。
【0112】図17は定着上ユニット88をよく表す断
面図および側面図である。定着フィルムガイド93はそ
の長手方向の両端にある加圧支持部において、加圧支持
部下方を定着フィルム保護カバーの枠体に当接し、上方
を加圧バネを介して定着フィルム保護カバー97の枠体
と係合している。前記定着フィルム保護カバー97は定
着フィルム90のヒーター当接部を除いて長手方向にわ
たり定着フィルム90をその枠体で覆っている。把手9
8は一例として定着フィルム保護カバー97上に図示の
ように設けられている。また、定着上ユニット88内に
は不図示の固定手段で固定されたヒーター92,ヒータ
ー温度検知素子99,安全装置100,片端フランジ9
5がある。
【0113】図18には、定着上ユニット88を加熱装
置87に組み込む前後を良く表す側面図を示す。定着上
ユニット88は定着フィルム保護カバー97の枠体を加
熱装置フレーム101との位置決めとし、加熱装置87
に組み込まれた後画像形成装置本体フレームに固設され
た不図示の回動レバーで定着フィルム保護カバー97を
押し下げられる。この状態において加圧バネ94a,9
4bはトナー定着に必要な加圧力をヒーター92,加圧
ローラ91間に作用させる。
【0114】本実施例においては以下の効果がある。
【0115】・定着上ユニットが転写紙幅に応じて形成
されている、即ち内包される定着フィルムが転写紙幅に
なっているため転写紙通紙によっても通紙部,非通紙部
の搬送力差がなく定着フィルムが安定して走行する。従
って定着フィルムの長手方向の端部が常に寄り規制部材
に当接していたり、大きな寄り力の規制を受けることが
なくなり定着フィルムの耐久寿命が向上した。また安定
走行に伴う良好なトナー定着画像が得られた。
【0116】・定着フィルム長に相当するヒーター長で
あるため、転写紙に応じた専用の定着上ユニットを使用
する限り常に必要最小限の消費電力で稼動する加熱装置
となる。従ってより低エネルギーで画像定着でき、また
画像形成装置本体内の昇温防止にもなる。
【0117】・定着上ユニットに設けられた把手により
定着上ユニットに内包される定着フィルムはユーザーが
この把手を持つことで常に水平に支持された安定な状態
で移動または加熱装置,画像形成装置に組み込まれ使用
される。そして上記目的を解決した把手は定着上ユニッ
ト着脱の際のための着脱ガイドとして、あるいは加熱装
置使用直後の高温時の定着上ユニット交換に際して、前
記把手に触毛,リブ等を施しておけばユーザーの火傷防
止等の手段としても効率的に利用できる。
【0118】図20は本発明の他の実施例を最も良く表
す、定着上ユニットに内包されるヒーターの発熱パター
ンを示す図である。転写紙幅に応じた種々の転写紙専用
の定着上ユニット内のヒーターは、その長手方向の長さ
のみならず転写紙に応じてその発熱パターン(抵抗値)
も変えている。即ち図20でハガキ専用定着上ユニット
内のヒーターパターンは、A4専用ユニットのヒーター
パターンに比べ、比較的硬質で厚いハガキ紙に対応して
パターン幅を細くし、定電圧に対し出力電力値を大きく
している。
【0119】図20の本実施例は図16の実施例と同様
の構成,着脱法であるので第9実施例と同様の効果があ
る。加えて本第10実施例には以下の特徴的な効果があ
る。
【0120】・転写紙専用の定着上ユニットに内包され
るヒーターの発熱パターンもまた転写紙に対応した専用
ヒーターにすることで、第9実施例同様定着フィルムの
安定した走行が得られる上に転写紙に応じた良好なトナ
ー定着画像が得られる。
【0121】図20の実施例の変形例として同実施例と
同様に転写紙専用定着上ユニットにおいて定着フィルム
の安定走行のみならずトナー画像の良好な定着性を得る
手段がある。例えば第10実施例でヒーター出力電圧を
上げる代わりにハガキ等の硬質で厚い紙質に対応するた
め定着上ユニット内の加圧バネをバネ定数の大きいバネ
に代える。第10実施例と同様に溶融し粘度の低下した
トナーが格子状の紙繊維内に入り易くなり良好なトナー
定着画像が得られる。
【0122】第4の発明の実施態様として、定着上ユニ
ットに、定着上ユニットを定着フィルムに対して平行に
支持する把手を設けることができる。
【0123】図22乃至26は第5の発明の実施例に係
り、図22は、テンションレスフィルム加熱方式定着器
の概略断面図であり、同図において111は、板金性の
横長ステーであり、後述するフィルム117の内面ガイ
ド部材と後述する加熱体115・ヒーター支持体116
の支持・補強部材を兼ねる。
【0124】このステー111は横長の平らな底面部1
12と該底面部112の長手両辺からそれぞれ一連に立
ち上がらせ具備させた横断面外向き円弧カーブの前壁板
113と後壁板114と底面部112の左右両端部から
それぞれ外方へ突出させた不図示の左右一対の水平張り
出しラグを有している。
【0125】加熱体としての線状加熱体115は定着フ
ィルム横断方向(定着フィルム117の走行方向に直角
方向)を長手とする横長の剛性・高耐熱・断熱性を有す
るヒーター支持体116の下面側に下面長手に沿って一
体に取り付け支持させてある。
【0126】117はエンドレスの耐熱性フィルムであ
り、加熱体115・ヒーター支持体116を取りつけた
ステー111に外嵌させてある。このエンドレスの耐熱
性フィルム117の内周長と加熱体115・ヒーター支
持体116を含むステー111の外周長はフィルム11
7の方を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィル
ム117は加熱体115・ヒーター支持体116を取り
つけたステー111に対して周長が余裕をもってルーズ
に外嵌している。フィルム117は熱容量を小さくして
クイックスタート性を向上させるために、フィルム11
7の膜厚は、総厚100μm以下好ましくは40μm以
下20μm以上の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあ
る単層、あるいは複合層フィルムを使用できる。
【0127】118は加熱体115との間でフィルム1
17を挟んでニップ部を形成し、フィルムを駆動する回
転体としてのフィルム加圧ローラ(圧接ローラ、バック
アップローラ)であり、芯金119とシリコンゴム等の
離型性の良いゴム弾性体120からなり、芯金119の
左右端部をそれぞれ左右不図示の軸受け部材に回転自由
に軸受け支持させてある。
【0128】図23は図22に示す加熱体115の詳細
を示す図で上から順に表面図、裏面図である。131は
基板であり、耐熱性、電気絶縁性、低熱容量、高熱伝導
性の部材である。
【0129】132は発熱体であり、基板131の表面
(定着フィルムとの接触面側)に長手方向に沿って、例
えばAg/Pd(銀パラジウム)、Ta2 NRuO2
の電気抵抗材料を厚み約10μm、幅1〜3mmの線状
もしくは細帯状にスクリーン印刷等により塗工し、その
上に表面保護層として耐熱ガラスを約10μmコートし
たものである。
【0130】133ε,133δは、発熱体132に電
力供給する為の電極部であり、発熱体132と同様にス
クリーン印刷等により基板131上に塗工され、材質は
例えばAg,Cuである。
【0131】134及び135は、分岐電路であり、そ
れぞれ基板131の表面側に印刷された発熱体132の
途中分岐位置O,Pより発熱体132と、裏面側に印刷
された電極132α又は133βとを接続する。材質は
電極133ε,133δと同じである。
【0132】136,137は基板131の表面側の分
岐電路である134a,135aと裏面側の電路134
b,135bとをそれぞれ接続する為のスルーホールで
ある。
【0133】本例の場合、発熱体132の左端εを基準
とし各種サイズの転写材シートが供給されるものとし、
この左端εから右端側電極までの距離S、即ち通電発熱
体の有効全長域は装置に供給して使用できる最大サイズ
転写材シートをA4版とし、そのシート幅に対応する長
さ寸法に設定する。また、基線εから各分岐点O,Pま
での距離t,uは夫々ハガキサイズ、B5版のシートの
幅は対応する長さに設定する。
【0134】この装置を使用する際、あらかじめ、この
加熱体を有する不図示の画像形成装置上の操作パネルで
使用転写材サイズを指定すること、あるいは転写材サイ
ズを自動検知することにより、加熱体上のどの電極間に
通電を行うかを決定する。A4版を指定した際には、電
極133ε,133δ間に通電が行われ、通電発熱体1
32の有効全長域が単位長さ当り所定の発熱量をもって
発熱し、装置に供給されたA4版転写材シートに画像定
着を行う。
【0135】ハガキに転写材シートサイズが指定された
時には、電極133εと133αの間に電圧を印加し、
通電状態にする。これにより、発熱体132におけるハ
ガキサイズのシートの通紙部に対応する領域t即ち、電
極133εから分岐点Oまでの部分は所定の発熱量によ
り発熱し、装置に供給されたハガキサイズのシート上に
画像定着が行われる。一方、非通紙部に対応する領域、
即ち発熱体132上分岐点Oから電極133δまでの部
分では一切通電が行われず、従って発熱もしない。その
ためこの非通紙部(Oから133δ)に対応する加熱体
部分の過昇温を防止することができる。
【0136】使用転写材シートとしてB5版が選択指定
された場合、電圧が印加される電極は133εと133
βの間とし、これにより発熱体132上の発熱は、B5
版のシートに対応した領域即ち、電極133εから分岐
点Pまでの間にのみ限定され、従ってB5版シートの画
像定着を確実に行い、かつ非通紙部である分岐点Pから
電極133δまでの間での過昇温を防ぐ。
【0137】このように分岐電路の導電パターンを加熱
体裏面に形成させることにより、従来分岐電路を加熱体
表面に形成したものと比べ、加熱体幅を大幅に縮めるこ
とができ、従って加熱体自体の体積を小さくすることが
できるため、熱容量を小さくし、フィルム加熱方式の利
点であるクイックスタートを低電力で容易に可能にする
ことができ、なおかつ非通紙部昇温を完全に起こさない
ようにすることができる。
【0138】図24は本発明の他の実施例を表わしてい
る。本例においては発熱体132に電力供給するための
電極部133ε,133δ’,133α’,133β’
を全て加熱体の左端部に配置してある。発熱体132の
有効全長域のA4版シート幅にサイズを選択指定した時
には、電極133εと133δ’の間に電圧が印加さ
れ、その間の通電は、発熱体132と電極133δ’を
接続する導電パターン133a,b,c及びこの導電パ
ターンの加熱体表面部138a、裏面部138bとを接
続するスルーホール139により行われる。これにより
発熱体の発熱はA4版シート幅に対応する全長域にわた
って行われ、A4版転写材シートの定着を支障なく行
う。
【0139】又、ハガキサイズの指定時には電極133
ε,133α’間に、B5版の指定時には電極133
ε,133β’間に通電がされ、それぞれのサイズの転
写材シートの通紙領域では発熱体132は発熱により画
像定着を行い、非通紙部に当る領域では、通電がないた
め一切発熱を起こさず、この領域での過昇温現象を引き
起こすことはない。
【0140】このような加熱体の長手方向の一方側の端
部で基板の表裏により電源供給を行う構成をとることに
より、加熱体の両端部に電源供給する為に必要であった
耐熱性を有する長いリード線が不要となり、加熱装置へ
の電源供給を容易に行いかつ加熱装置を用いる画像形成
装置のコストを低減することができるようになる。
【0141】又、この構成では、記録材供給時の記録材
進行方向を加熱体幅方向とする加熱体幅が前記実施例の
ものよりも大きくなってしまうが、従来の加熱体表面上
に発熱体を分岐させていたものと比べると、分岐してい
るのは導電パターンだけであるから、加熱体幅は、はる
かに小さくできる。
【0142】図25は加熱体表面の発熱体と裏面の分岐
電路の接続を加熱体側面にそのための導電パターン13
4S,135Sを設けることにより行ったものである。
【0143】図27乃至28は第6の発明の実施例に係
り、同図において144はエンドレスベルト状の定着フ
ィルムであり、左側の駆動ローラ145と、右側の従動
ローラ146と、駆動ローラ145と従動ローラ146
間の下方に配置した加熱体としての線状加熱体141の
互いに並行な該3部材141・145・146に懸回張
設してある。
【0144】回転駆動される定着フィルム144は繰り
返しトナー画像の加熱定着に供されるから、耐熱性・離
型性・耐久性に優れ、又一般的には100μm以下、好
ましくは40μm未満の薄肉のものを使用する。例え
ば、ポリイミド・ポリエーテルイミド・PES・PFA
(4フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体樹脂)などの耐熱樹脂の単層フィルム、或
いは複合フィルム例えば20μm厚フィルムの少なくと
も画像当接面側にPTFE(4フッ化エチレン樹脂)・
PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離形性コート
層を10μm厚に施したものである。本実施例では基層
にポリイミド樹脂30μm、離形コート層に10μmの
PFA樹脂層を設けたものを使用した。
【0145】従動ローラ146はエンドレスベルト状の
定着フィルム144のテンションローラを兼ねてさせて
おり、該定着フィルム144は駆動ローラ145の時計
軸方向回転駆動に伴い時計回転方向に所定の周速度、即
ち画像形成部側から搬送されてくる未定着トナー画像T
aを上面に担持した転写材シートPの搬送速度と同じ周
速度を持ってシワや蛇行、速度遅れなく回転駆動され
る。
【0146】148は加圧部材としての、シリコンゴム
等の離型性の良いゴム弾性層を有する加圧ローラであ
り、前記のエンドレスベルト状定着フィルム144の下
行側フィルム部分を挟ませて前記線状加熱体141の下
面に対して不図示の付勢手段により総圧6kg圧接を持
って対向圧接させてあり、転写材シートPの搬送方向に
順方向の反時計方向に回転する。
【0147】加熱体としての線状加熱体141は本例の
ものは、定着フィルム横断方向定着フィルム144の走
行方向に直角方向を長手とする横長の剛性・高耐熱・断
熱性を有するヒーター支持体147の下面側に下面長手
に沿って一体に取り付けし持させた、発熱体22・検温
素子143を具備させたヒーター基板141Aを有して
なる。
【0148】ヒーター支持体147は線状加熱体141
を機械全体に対し断熱するもので、例えばPPS(ポリ
フェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイ
ド),PI(ポリイミド),PEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、こ
れらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス等との複合材
料などで構成できる。
【0149】発熱体142は、基板141Aの下面の略
中央部に沿って、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等
の電気抵抗材料を厚み約10μm、幅1〜3mmにスク
リーン印刷等により塗工、その上に絶縁層としてのガラ
ス層、さらにその上に本発明の特徴であるある程度の熱
容量を持つ熱伝導率の高いAl等の金属による熱伝導部
材を0.5〜3mmの厚さで備える。さらにこの上に定
着フィルム144との摩擦を低減するためPFA・PT
FE等をコートしても良い。
【0150】本実施例のプロセス・スピードは24mm
/secであり、転写材上のトナーを定着させるべく温
度制御としては、温調回路(図示せず)により検温素子
143部で180℃に温調されるように加熱体141の
発熱体142に通電している。通電方法としては、検温
素子143部での温度リップルを小さくするために、入
力される電圧の波数を段階的に変化させるいわゆる波数
制御をおこなっている。
【0151】そして、本実施例における定着装置は、例
えばジャム検知手段によりジャムを検知し、ジャム紙を
排除した後に再起動が可能な状態を検知する手段を設
け、両手段の連係により、ジャム処理後に画像形成装置
のスタートボタンを押すと、画像形成手段を不作動とす
る等して画像を形成することなく、即ち白紙がニップ部
を通過して排出されるモード設定手段MD1される。排
出される白紙は少なくとも1枚である。
【0152】このようなフィルム加熱定着装置を採用し
ている画像形成装置において紙づまりを処理したとこ
ろ、定着ニップ部(N)と転写部(Tr)との間にある
未定着トナー(T)が、定着フィルム144についてし
まい、つづけて通紙を行うと、次の紙がトナー汚れのあ
る画像として出てきた。これは本実施例で用いている定
着装置では、フィルムの摩耗及びキズの防止また、装置
の小型化、低コスト化を達成するために、フィルムには
クリーニング機構を取りつけていないため、ジャム処理
時にフィルム24についたトナーが、次の転写材が、ニ
ップ部(N)を通過するときに、転移することで発生す
るものである。
【0153】そこで、本実施例では、紙づまり処理後、
フィルム144についているトナーをクリーニングする
ために、白紙を1枚通紙した。このとき定着温度が温調
温度180℃に達していない場合は充分なクリーニング
効果が得られなかったので定着温度が温調温度に達して
温調モードに入ってから通紙したところ、フィルム14
4と加圧ローラ148についているトナーは完全にクリ
ーニングされ、次に通紙しても転写材の汚れは発生しな
かった。
【0154】上記モード設定手段MD1は、上記のモー
ドの外に、加熱体が所定の温度に達してから白紙を自動
排出するモードとしたり、自動的に排出する白紙を1枚
としたりすることができる。
【0155】前記実施例ではフィルム駆動方法として駆
動ローラ145を用いたが、他の実施例として図28の
ようにテンションレスフィルム加熱方式の定着装置を用
いても同様の効果が得られる。テンションレス加熱定着
装置は、加熱体141を含むステーSTに余裕の周長を
もってフィルムをルーズに外嵌している。このフィルム
を加圧ローラ148とフィルム144を介して加熱体1
41との間でニップを形成し、加圧ローラ148を駆動
させることで、フィルムを駆動させる方式の定着装置で
ある。
【0156】この実施例においても、前記実施例と同様
のフィルム構成をしており、特に本実施例の場合フィル
ムはテンションフリーなため、さらにクリーニング機構
を取りつけることはむづかしく、ジャム処理後には、未
定着トナーがフィルムにつき、このまま次の転写材を通
紙すると転写材は汚れる。従ってジャム処理後に、定着
温度が温調温度に達してから、白紙を1枚強制的に通紙
するモードを設定することで、トナーで汚れたフィルム
144、加圧ローラ148はクリーニングされ、次にく
る転写材のトナー付着による汚れは防止できる。
【0157】なお本実施例においても、図27の実施例
と同様のモード設定手段MD1が設けられ、該手段によ
り、白紙が少くとも1枚排出される。
【0158】図29〜31に示す実施例は、第7の発明
に係り、図27,28に示す実施例と略同様の構成であ
り、後記するようにモード設定が相違し、同じ部分には
同一の符号を付して説明する。
【0159】図29に示す定着装置において、加熱体1
41,フィルム144が非常に熱容量が小さい定着装置
では、加熱体141、フィルム144がすぐに冷えてし
まうため、自動排紙モードを設定すると、定着ニップ
(N)と転写部(Tr)との間にある未定着トナー
(T)は、加熱溶融されずに定着フィルム144にオフ
セットし、つづけて通紙を行うと、次の紙の裏側が汚れ
て出て来、ひどい場合は次の紙が加圧ローラ側にまきつ
いてしまう恐れがある。
【0160】これは先程も述べたように本実施例で用い
ているフィルム144及び加熱体141は非常に熱容量
が小さいため、フィルム144及び加熱体141がすぐ
に冷えてしまうために発生するものであると考えられ
る。
【0161】そこで本実施例においては、前記実施例と
同様に、ジャム処理後に白紙を少なくとも1枚自動排出
するモードとするが、その際に、加熱体が所定の温度に
達してからフィルム駆動を行うモードを追加する。これ
らのモードは、モード設定手段MD2で遂行される。
【0162】モード設定手段MD2による作動の1例が
図30に示され、図30に示すタイムチャートのよう
に、自動排紙前に発熱体141に通電を行い、検温素子
143が180℃と認識し温調モードに入ってから、フ
ィルムを駆動させるという自動排紙モードを設定したと
ころ未定着トナー(T)は加熱溶融するため定着フィル
ム144にオフセットすることなく転写材は排出され
た。従って、次の紙を通紙しても転写材の裏汚れや加圧
ローラへのまきつきは発生しなかった。
【0163】前記実施例ではフィルム駆動方法として駆
動ローラを用いたが、他の実施例として図31のように
テンションレスフィルム加熱方式の定着装置を用いても
同様の効果が得られる。テンションレス加熱定着装置
は、加熱体141を含むステーSTに余裕の周長をもっ
てフィルムをルーズに外嵌している。このフィルムを加
圧ローラ148とフィルム144を介して加熱体141
との間でニップを形成し、加圧ローラ148を駆動させ
ることで、フィルムを駆動させる方式の定着装置であ
る。
【0164】図31に示す実施例においても、前記実施
例と同様のフィルム構成加熱体構成をしているため、自
動排紙時に、温調制御に入ってからモータを回転させる
ことでフィルムへの未定着トナーのオフセットは防止で
きる。
【0165】なお実施態様として、記録材が前記ニップ
部に停止後自動強制排紙する場合のみ該加熱体が所定の
温度に達してからフィルム駆動を行うこととする。
【0166】図32乃至34は、第8の発明の実施例に
係り、図32において、151はステーであり、定着フ
ィルム157の内面ガイド部材と加熱体155・断熱部
材156の支持補強部材を兼ねる。このステー151は
横長の平らな底面部152とその底面部152の長手両
辺からそれぞれ一連に立ち上がらせて具備させた横断面
外向き円弧カーブの前壁板153と後壁板154と底面
部152の左右両端部からそれぞれ外方へ突出させた不
図示の左右一対の水平張り出しラグ部を有している。
【0167】低熱容量線状加熱体155は発熱体、ヒー
ター基板、温度検知素子等よりなり、定着フィルム横断
方向(定着フィルム157の走行方向と直角な方向)を
長手とする横長の剛性・高耐熱・断熱性を有するヒータ
ー支持体156の下面側に下面長手に沿って一体に取り
付け支持させてある。エンドレスの耐熱性フィルム15
7は加熱体155、ヒーター支持体156を含むステー
151に外嵌させてある。このエンドレスの耐熱性フィ
ルム157の内周長と加熱体155、ヒーター支持体1
56を含むステー151の外周長はフィルム157の方
を例えば3mm程大きくしてあり、したがってフィルム
157は加熱体155ヒーター支持体156を含むステ
ー151に対して周長が余裕をもってルーズに外嵌して
いる。フィルム157は熱容量を小さくしてクイックス
タート性を向上させるために、フィルム157の膜厚は
総厚100μm以下、好ましくは40μm以下、20μ
m以上の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のある単層、
あるいは複合層フィルムを使用できる。
【0168】158は加熱体155との間でフィルム1
57を挟んでニップ部を形成し、フィルムを駆動する回
転体としてのフィルム加圧ローラ(圧接ローラ,バック
アップローラ)であり、中心軸159とこの軸に外装し
たシリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性体とからなる
ローラ部160とからなり、中心軸159の左右両端部
を夫々左右の不図示の軸受部材に回転自由に軸受支持さ
せてある。162は加圧ローラ158に駆動力を与える
駆動ローラであり、その長手方向を加圧ローラ長手方向
と平行にし、駆動ローラ両端部の軸受け部材166を加
圧するばね165によって加圧ローラ158に圧接され
ている。
【0169】この駆動ローラ162は中心軸163と、
剛性を有し、表面摩擦抵抗の大きいローラ部164とか
らなるが、中心軸163とローラ部164は一体成型さ
れてもよい。このローラ部164は剛性を有する材質を
用いるため使用による径の変化はなく、従ってその周速
は常に一定である。その材質はアルミ,鉄,金,銀等剛
性であれば何でもよいが、表面摩擦抵抗を上げるため表
面をあらす。或いは薄膜ゴム層等を表面にコートしても
よい。
【0170】上記のような装置構成において、装置動作
時にはまず駆動ローラ162が例えばモーター等により
回転駆動される。次いで大きな摩擦抵抗をもつこの駆動
ローラ162の表面と、それに圧接する加圧ローラ15
8の表面との摩擦力によって加圧ローラ158が駆動力
を得て、それにより加圧ローラ158は自身が回転する
と同時にフィルム157を回転させ記録材の搬送を行
う。この系では、たとえ加圧ローラ158のローラ部1
60が多数回の使用により縮み加圧ローラの径が細くな
ったとしても、加圧ローラの表面で駆動をとっているた
め、加圧ローラの周速は常に駆動ローラの周速と等しく
なり、また駆動ローラの周速は常に一定であるから加圧
ローラの周速も常に一定となる。したがって、加圧ロー
ラの中心軸から駆動を与える従来のものと違い、記録材
の搬送速度は装置の使用回数で変わったりせず、前述の
記録材のたるみもおこらない。
【0171】前記実施例の駆動ローラ162はローラ部
が長手寸法を加圧ローラ160と等しくする1本の円筒
形状で形成されていたが、図33に示す実施例において
は、周長の等しい複数の円筒状ローラ164Aを1本の
中心軸163にはめ込んだ構成とする。
【0172】加圧ローラの表面駆動を行う装置は、図3
4に示す実施例において、駆動ベルトとする。即ち、1
67は駆動ベルト、168は駆動軸であり、駆動軸16
8と加圧ローラ158に駆動ベルト167を懸回張設す
る。駆動軸168は剛性を有する。この構成において、
駆動軸168が回転駆動することにより、駆動ベルト1
67が駆動軸168の周速と同速度で走行し、加圧ロー
ラ158を駆動する。
【0173】次に第9の発明の実施例を図35〜37に
ついて説明する。当該発明は、フィルムはテンションレ
スでもテンションでもよいが、図35ではテンションレ
スフィルム加熱方式定着器の方で説明する。
【0174】図35において191は、樹脂製の横長ス
テーであり、後述するフィルム192の内面ガイド部材
となる。192はエンドレスの耐熱性フィルムであり、
加熱体193を含むステー191に外嵌させてある。こ
のエンドレスの耐熱性フィルム192の内周長と加熱体
193を含むステー191の外周長はフィルム192の
方を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム1
92は加熱体193を含むステー191に対して周長が
余裕をもってルーズに外嵌している。フィルム192は
熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるた
めに、フィルム192の膜厚は、総厚100μm以下好
ましくは40μm以下20μm以上の耐熱性・離型性・
強度・耐久性等のある単層、あるいは複合層フィルムを
使用できる。
【0175】194は本発明の特徴とする加熱体193
との間でフィルム192を挟んでニップ部を形成し、フ
ィルムを駆動する回転体としてのフィルム加圧ローラで
あり、図36に該加圧ローラ194の拡大断面図を示
す。Ni鍍金をした9φの鉄製の芯金195のまわりに
耐熱弾性層196として厚さ4mmのシリコンゴムを外
装させ、その上にシリコンゴムの中のオイルや環状低分
子分がしみ出してくるのを防止するバリア層197とし
て厚さ30μmのフッ素樹脂(PFA,PTFE等)を
コーティングする(チューブ状にしたものを被覆しても
よい)。さらに該バリア層の上にフィルムに駆動力を伝
えるためのシリコンゴム層198を厚さ2mm以下でコ
ーティングする。本発明者等の実験によると上記実施例
と同様の芯金、シリコンゴムで同様の太さの加圧ローラ
で15万枚の通紙を行ったところ、径が0.6〜0.8
mm減少したのに対し本実施例の加圧ローラを用い最外
層のシリコンゴムの厚みを0.5mmにした場合、同様
の通紙で約0.1mmの外径の減少にとどまった。
【0176】図37は、他の実施例の加圧ローラの断面
図である。本実施例では、図37に示すようにバリア層
197としてフッ素樹脂分散型のフッ素ゴムラテックス
を用いる。フッ素ゴムラテックスは、フッ素ゴム、フッ
素樹脂、充填剤等を混入した、フッ素ゴム塗料をシリコ
ンゴムローラ上にコートし、それを焼成することにより
フッ素樹脂が表層に析出し優れた非粘着性を示すもので
ある。この特性を利用して加圧ローラ駆動フィルム加熱
定着器において、表層に析出したフッ素樹脂層によりシ
リコンゴム中のオイルの染みだし等を防ぎ、ローラ系の
変化を抑え、転写材の搬送スピードが変化するのを防
ぎ、かつ加圧ローラへのトナー付着を防ぐと共に、焼成
時間、温度を調整することにより定着フィルムへの充分
な駆動力を与えることができる。本発明者達の実験で
は、290〜300℃の温度で30分程度焼成したもの
が加圧ローラ駆動フィルム加熱定着器には、有効である
ことが分っている。この加圧ローラを用いた15万枚耐
久試験を行ったところその外径変化は、ほぼ0mmであ
った。
【0177】図35〜図37の実施例は、テンションレ
スフィルム加熱方式の定着装置として説明したが、テン
ションフィルム加熱方式の定着装置として実施し得るこ
とは勿論である。
【0178】また、第9の発明における定着装置は、実
施態様として、バリア層の外層に前記定着フィルムに強
い駆動力を与えるための厚さ0.1〜2mmの駆動伝達
部材を設けたり、バリア層をフッ素樹脂のチューブとし
たり、バリア層をフッ素樹脂分散型のフッ素ゴムラテッ
クスとすることができる。
【0179】図38は、第10の発明の実施例に係り、
同実施例の加熱体は、前記図27又は図28に示すテン
ションフィルム又はテンションレスフィルムの定着装置
に使用される。
【0180】図38は加熱体170の拡大断面図を示
す。厚み1.0mm、幅10mm、長さ240mmの高
熱伝導性のアルミナ基板171上に、Ag/Pd(銀パ
ラジウム)からなる抵抗発熱体172を基板の略中央に
長手方向に沿って厚み10μm、幅3mmにスクリーン
印刷で塗布して焼成している。
【0181】また抵抗発熱体172及びアルミナ基板1
71は保護層173によって被覆され、定着フィルムは
この保護層173と摺動する。この保護層173は、フ
ッ素樹脂粉(例えば、PTFE,PFA,FED等)
に、充てん剤としてセラミックを2〜30重量部分散さ
せたものを用いた。膜厚は100μm以下とした。これ
は、用いる充てん剤の混合量が、2重量部以下だと、耐
摩耗性は向上せずまた30重量部以上だと、すべり特性
が低下するのと樹脂の接着強度の低下が生じるからであ
る。また、厚みにおいても100μm以上だと熱伝達が
遅くなるため、ヒーター電力を上げなければならない等
の不具合が生じる。
【0182】
【表1】
【0183】セラミック材料としては例えばアルミナ
(Al23 )、ジルコニア(ZrO2 )、窒化ケイ素
(Si33 )、窒化アルミニウム(AlN)、窒化チ
タン(TiN)、チタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウ
ム、マイカ、シリカあるいはそれらの混合物などが上げ
られる。本実施例では粒径5〜15μmの窒化アルミニ
ウムを7重量部PTFE粉に分散したものを厚さ20μ
になるように塗工を施し焼成した。その理由は表1に示
す様に、AlNは、熱伝導率が0.4cal/cm・s
ec・℃と他のセラミックに比べ高く発熱体172の熱
を効率よく記録材Pに伝える事ができ、その分コートを
厚くし耐摩耗性を上げられるからである。このような加
熱体を用いたところ、従来の純なPTFEでは1万枚耐
久すると、表層が削れヒーターとフィルム間の摩擦抵抗
が増しフィルムが紙との間でスリップしていたものが、
10万枚耐久しても保護層173の削れは非常に少なく
フィルムのスリップも発生せず良好な画像が得られた。
これは、すべり性を維持し、かつ耐摩耗が向上したこと
を示す。さらに上記セラミックは絶縁性でありリークを
おこす事もない。またこのようなセラミック充てん剤を
分散させることで、熱伝達性もアップし、トナー画像の
定着率も向上した。
【0184】前記実施例では保護層としてフッ素樹脂粉
の充てん剤にセラミックを用いたが、他の実施例におい
ては、充てん剤として、セラミックウィスカーを用い
る。例えば、アルミナ(Al23 )、窒化ケイ素(S
34 )、チタン酸カリウム(K2 O・nTiO
2 )、ホウ酸アルミニウム(nAl23 ・mB2
3 )、あるいはそれらの混合物等が上げられる。分散さ
せる充てん剤量は、前記実施例と同様に2〜30重量部
の範囲であればよい。
【0185】本実施例では、PFA粉に繊維径1μm、
繊維長さ5〜15μmのホウ酸アルミニウムを5重量部
分散させたものを20μmの厚みで塗工し、焼成したと
ころ、前記実施例と同様10万枚通紙してもフィルムの
スリップは発生しなかった。
【0186】ウィスカーを樹脂に分散した場合、粉末を
分散する場合に対し少量で大きな補強効果を上げ耐摩耗
性を上げる事ができる。
【0187】前記実施例の様に保護層中に充てん剤を入
れる際には、充てん剤の粒径あるいは繊維長はある程度
大きい方が耐摩耗性がすぐれる。すなわち保護層の厚さ
に対して20%以上の大きさ(コート厚20μmなら4
μm以上)がより好ましい。
【0188】以上のセラミック又はセラミックウィスカ
ーを充てん剤としたフッ素樹脂が被覆された加熱体は、
前記図27又は図28の定着装置に適用されるが、図2
7のテンション式に適用して耐久テストを行ったとこ
ろ、10万枚耐久してもフィルム、保護層173ともに
削れ量は少なくフィルムの駆動トルクも耐久初期とかわ
らなかった。この方式はテンションフリー方式にくらべ
ると直接フィルムに接触している駆動ローラがフィルム
を駆動しているため、スリップが発生しずらく耐久枚数
が増えるという利点がある。
【0189】また第10の発明においては、実施態様と
してフッ素樹脂層に分散された充てん剤を2〜30重量
部としたり、セラミック充てん剤を窒化アルミニウムを
含むものとしたり、セラミックウィスカー充てん剤をホ
ウ酸アルミニウムウィスカーとしたりすることができ
る。
【0190】図39,40は第11の発明の実施例に係
り、図39は本発明にもとづくフィルム加熱定着装置の
断面図を示すものである。
【0191】定着フィルム181はポリイミド等の耐熱
性エンドレスフィルムであり、熱容量を小さくしてクイ
ックスタート性を向上させるためにその膜厚は100μ
m以下好ましくは40μm以下20μm以上で定着トナ
ーの離型性のためにその外表面にはPTFEもしくはP
FA等のフッ素樹脂の薄膜コーティング処理がなされて
いる。
【0192】定着フィルム内面ガイド部材182はフェ
ノール等の耐熱樹脂からなり、定着フィルム181の内
周長よりも小さく定着フィルム181がガイド部材18
2に対してルーズに外嵌した構造をとる。これは定着フ
ィルム181の内周面での摩擦力を極力減少し、フィル
ムスリップを防止しその走行安定性をはかるものであ
る。
【0193】またガイド部材182にはセラミック基板
上に通電発熱パターンを形成したヒーター183が配置
され、温度検知素子184によって一定の温度に保たれ
るようにヒーターへの通電が制御される。
【0194】加圧ローラ185は、HTV・LTV(シ
リコンゴム)等の耐熱性弾性ローラであり、前記ヒータ
ー183に対して定着フィルム181を押しつける方向
にバネ186によって加圧されるとともに図示しない駆
動装置によって矢印aの向きに加圧ローラ185を回転
駆動させその表面摩擦力によって定着フィルム181を
矢印bの向きに走行させる。
【0195】未定着トナー像をその表面にもつ記録材1
87は、加熱ヒーター部にある定着フィルム−加圧ロー
ラ当接部に案内され加熱及び圧力によって定着される。
【0196】定着フィルム表面に向けて接離移動自在に
設けられた定着フィルム移動防止押え部材188は、定
着フィルム181の表面に接触する部分にはシリコンゴ
ム等の耐熱性弾性体が配置されている。定着フィルム表
面を傷めない低硬度のものが望ましい。
【0197】フィルム押え部材188は、フィルム走行
時すなわちプリント動作時においては、定着フィルム1
81の表面と非接触の状態に保たれ、フィルムの摺動抵
抗を小さくすることによってその走行を安定化させる。
【0198】また、定着フィルム181と加圧ローラ1
85の加圧領域に紙詰まりが生じた場合には、加圧ロー
ラ185の定着フィルム181に対する加圧が解除され
るとともに、前記フィルム押え部材188が定着フィル
ム181に接触加圧される位置に移動し定着フィルム1
81の回転方向及び回転駆動軸方向の移動を防止する。
したがって紙詰まりの処理で加圧領域から紙を引き抜く
動作においても定着フィルムの捩れあるいはシワは発生
しない。更に、その後加圧ローラ185が再び定着フィ
ルム181に加圧され駆動される時も加圧ローラ加圧解
除前の位置に復帰するため、定着フィルム181の走行
安定性は維持される。
【0199】図40は本発明にもとづく他の実施例を示
すものである。
【0200】定着フィルム押え部材189はエンドレス
定着フィルム181の内側に接離移動自在に配置されて
いる。
【0201】先述の実施例と同様に定着フィルム走行時
は摺動抵抗が減少するように、押え部材189は定着フ
ィルム181内周面に非接触の状態に保たれ、加圧ロー
ラ185の加圧解除時は、押え部材189が定着フィル
ム181の内周面に接触し図のようにガイド部材182
に対してテンションを張った状態になり、定着フィルム
の回転方向及び回転駆動軸方向の移動を防止できる。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、前記第1の発明に
よれば、定着フィルム内面と定着フィルムガイドの摺動
面にリブや穴等が設けられているので、定着フィルム内
面と定着フィルムガイドの回転抵抗力を軽減して定着フ
ィルムのスリップを防ぎ、定着フィルムの回転を円滑に
し、定着フィルムのスリップによる転写紙の画像面が乱
れるのを防ぐ効果がある。
【0203】前記第2の発明によれば、加圧ローラおよ
び転写紙との摩擦力によって回転走行するテンションレ
ス定着フィルムに発生する寄り力は、定着フィルム端部
のガイド周長L’を定着フィルム内周長Lに対し、数1
の式で示されるようにしているので、軽微なものとな
る。したがって、従来規制される定着フィルム端部に生
じていた折れ、亀裂および皺はなくなり、良好な定着画
像が得られる。
【0204】第3の発明においては、加熱装置において
定着フィルム保護カバー内に少なくとも定着フィルム,
ヒーターおよび定着フィルムガイドを一体で形成、定着
上ユニットとし加熱装置または画像形成装置に対して単
体で着脱可能とすることにより定着フィルム等の交換の
容易性,確実性が向上した。また、定着ユニット内で定
着フィルム,ヒーターおよび定着フィルムガイドの位置
精度を向上することが可能であるために、加熱装置の組
立が容易になるとともに、定着フィルムの走行時に生じ
る蛇行,フィルムしわ等の走行不良を極力防止すること
が可能になる。更には定着フィルム保護カバーによりメ
ンテナンス時に定着フィルムに付着する汚れ,傷が防止
でき、また画像形成装置使用直後にヒーター,定着フィ
ルム等の高温部材に触れることなく安全にメンテナンス
ができる。従ってユーザーによるメンテナンスによって
良好な定着画像を得られる効果がある。
【0205】第4の発明においては、加熱装置内の少な
くとも定着フィルムおよびヒーターを転写紙のサイズ,
紙質等に対応した長さ,形状にすることにより、転写紙
の通紙に伴う定着フィルムの走行不良等の問題が解決さ
れる。また、定着上ユニットに把手を設けることによ
り、定着上ユニットが取り扱われる際も定着フィルムが
水平状態を保ち不安定状態で装置に組み込まれ走行不良
を起こすことはない。また上記目的を達した後も前記把
手は定着上ユニット着脱ガイドあるいはユーザーの火傷
防止といった効率的な利用が可能な構成部材となってい
る。
【0206】第5の発明によれば、加熱体の幅を小さく
できるため、熱容量が小さくなり、より低電力でクイッ
クスタートが可能となり、また非通紙部の過昇温を防止
することができる。
【0207】第6の発明によれば、紙づまり処置後、定
着温調温度に達してから、白紙を少くとも1枚強制自動
排出させることにより、フィルムや加圧ローラのトナー
汚れを清掃することができ、良好な画像が全てのモード
において得られ、小型化,低コスト化のフィルム加熱定
着装置を提供することができる。
【0208】第7の発明によれば、強制自動排紙モード
において、定着温調温度に達してから紙を自動排出させ
ることにより、未定着トナーのフィルムへのオフセット
を防止することができ、良好な画像が得られるフィルム
加熱定着装置を実現できる。
【0209】第8の発明によれば、テンションレスフィ
ルム加熱方式定着装置において、フィルムを駆動する加
圧ローラの駆動力を加圧ローラ表面より与えることによ
り、加圧ローラの径の太さに関わらず、常に加圧ローラ
の周速を一定とすることができ、記録材搬送の際のたる
みを防止し、安定した画像を得る効果がある。
【0210】第9の発明によれば、テンションレスフィ
ルム加熱方式定着装置において、フィルムを駆動する加
圧ローラの耐熱弾性層として用いるシリコンゴム等の上
層にフッ素樹脂等のバリア層を設けることにより、含浸
したオイルやシリコンゴム中の環状低分子等のしみ出し
を防止し、耐久による加圧ローラの径変化を防止するこ
とにより、記録材の搬送スピードが常に一定になり記録
材搬送の際のたるみを防止し、安定した画像を得る効果
がある。
【0211】第10の発明によれば、加熱体のフィルム
が摺動するところにセラミック系充てん剤入フッ素樹脂
層を設けることにより平滑性、摩耗性にすぐれた加熱体
が提供でき、高寿命化が可能な定着装置が実現できた。
【0212】第11の発明によれば、周長の少なくとも
一部がテンションフリーであるベルト状定着フィルムと
前記定着フィルムの内面側に固定支持された加熱体と、
前記定着フィルム表面に加圧し駆動させる加圧部材とか
らなる定着装置において、前記加圧部材の定着フィルム
への加圧が解除された時に前記フィルムの移動を防止す
る押え部材が定着フィルムに対して接離移動自在に設け
る事によって、定着装置内での紙詰まり処理を容易にす
るとともに、定着フィルムの走行安定化をはかることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した一部切欠斜視図であ
る。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示した一部切欠斜視図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例を示した一部切欠斜視図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例の加熱装置を示した断面図
である。
【図6】同じく図5実施例の定着フィルムガイドを示し
た一部切欠斜視図である。
【図7】同じく図5実施例の定着フィルム寄り状態を説
明するための平面図である。
【図8】同じく図5実施例の画像形成装置本体を示した
断面図である。
【図9】本発明の他の実施例の定着フィルムガイドを示
した斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す図である。
【図11】図10に示す定着上ユニットの側面及び断面
図である。
【図12】図10に示す定着上ユニットの作動状態を示
す側面図である。
【図13】図10の実施例による定着上ユニットが組込
まれた画像形成装置本体の断面図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す図である。
【図16】本発明の他の実施例を示す図である。
【図17】図16に示す定着上ユニットの断面及び側面
図である。
【図18】定着上ユニットが加熱装置に組込まれる状態
の側面図である。
【図19】図16に示す加熱装置が組込まれた画像形成
装置本体の断面図である。
【図20】本発明の他の実施例を表す図である。
【図21】本発明の図16実施例の説明のための図であ
る。
【図22】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図23】図22の実施例における加熱体を示す図であ
る。
【図24】本発明の他の実施例における加熱体を示す図
である。
【図25】本発明の他の実施例における加熱体を示す図
である。
【図26】本発明の前記実施例を説明するための図であ
る。
【図27】本発明の他の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図28】本発明の他の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図29】本発明の他の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図30】図29の実施例のタイムチャートである。
【図31】本発明の他の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図32】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図33】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図34】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【図35】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図36】図35における加圧ローラの拡大図である。
【図37】本発明の他の実施例の加圧ローラを示す図で
ある。
【図38】本発明の他の実施例の加熱体の拡大断面図で
ある。
【図39】本発明の他の実施例の定着装置の断面図であ
る。
【図40】本発明の他の実施例の定着装置の断面図であ
る。
【図41】従来の定着装置の一例を示した説明図であ
る。
【図42】従来の加熱装置の一例を示した説明図であ
る。
【図43】諸部材の摩擦係数を示した説明図である。
【符号の説明】
8…加熱体 9,60…定着フ
ィルム 10…リブ 11,61…加圧
ローラ 18…穴 27…加熱装置 28…定着フィルム 29…加圧ローラ 33…規制部材 34…定着フィル
ムガイド N…ニップ部 58,88…定着
上ユニット 67…定着フィルム保護カバー 87…加熱装置 131…基板 132…発熱体 133α,133β,133ε,133δ…電極 136,137,139…スルーホール MD1,MD2…モード設定手段 162…駆動ロー
ラ 167…駆動ベルト 171…アルミナ
基板 172…発熱体 173…保護層 188,189…定着フィルム押え部材 196…耐熱弾性層 197…バリア層 198…駆動伝達部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友行洋二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 早川 亮 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 荒矢順治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 奥田幸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村俊治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された発熱体と、該発熱体に内面を
    圧接しつつ回転走行するエンドレス形状の耐熱性薄膜の
    定着フィルムと、該定着フィルムを挟んで前記発熱体と
    ニップ部を形成してそのニップ部においてその定着フィ
    ルム外面との間に搬送された顕画像を支持する転写媒体
    の画像支持面を前記定着フィルムと一体で搬送する加圧
    ローラと、前記発熱体を内部に支持して前記定着フィル
    ムの内面を長手方向全域にわたって支持するフィルム支
    持部材とを有する加熱装置において、少なくとも前記加
    熱装置のニップ部上流側の前記フィルム支持部材の定着
    フィルム支持部には、前記定着フィルムとフィルム支持
    部材の摺動面を減少させるリブもしくは穴等のいずれか
    が設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 固定された発熱体と、該発熱体に内面を
    圧接しつつ回転走行するエンドレス形状の耐熱性薄膜の
    定着フィルムと、該定着フィルムを挟んで前記発熱体と
    ニップ部を形成してそのニップ部において該定着フィル
    ム外面との間に搬送された顕画像を支持する転写媒体の
    画像支持面を前記定着フィルムを介して前記発熱体に圧
    接しつつ定着フィルムと一体で搬送する加圧ローラとを
    有する加熱装置において、少なくとも前記定着フィルム
    の長手方向の片端部には、前記定着フィルムの内周長L
    に対し、 L>L’≧0.8L なる周長L’を有して前記定着フィルムの内面をガイド
    するフィルムガイド部材が設けられていることを特徴と
    する定着装置。
  3. 【請求項3】 定着フィルムと、前記定着フィルム面に
    対して一方面側に配置された加熱体と、他方面側に前記
    ヒーターに対向して配置され、前記ヒーターに対して前
    記フィルムを介して画像定着すべき転写媒体の顕画像担
    持面を密着させつつ、前記定着フィルムと前記転写紙を
    同一速度で走行させる加圧部材を有し、前記定着フィル
    ムと前記転写紙とを互いに一体密着状態で前記ヒーター
    と前記加圧部材の圧接で形成される定着ニップを通過さ
    せる際、前記定着ニップ部に対応しているヒーターの熱
    で、転写紙の顕画像面を定着フィルムを介して加熱して
    顕画像の加熱定着を行わせる加熱装置において、少なく
    とも前記ヒーター,前記定着フィルム,前記定着フィル
    ムの内面を長手方向全域にわたってガイドする部材およ
    び前記定着フィルム外面を保護するカバーを一体に構成
    して定着上ユニットとし、この定着上ユニットが画像形
    成装置本体に対し単体で着脱可能であることを特徴とす
    る定着装置。
  4. 【請求項4】 定着フィルムと、前記定着フィルムを中
    にして一方面側に配置された加熱体と、他方面側に前記
    ヒーターに対向して配置され、画像定着すべき転写媒体
    を前記定着フィルムを介して前記ヒーターに密着させつ
    つ、前記定着フィルムと同一速度で走行させる加圧部材
    を有し、前記定着フィルムと前記転写紙とを一体密着状
    態で前記加圧部材と前記ヒーターとで形成する定着ニッ
    プを通過させる際、前記ヒーターの発熱で転写紙の顕画
    像面を定着フィルムを介して加熱し画像定着させる加熱
    装置内の、少なくとも前記ヒーター,前記定着フィル
    ム,前記定着フィルムの内面の長手方向全域にわたって
    ガイドする定着フィルムガイド,および定着フィルムの
    保護カバーが一体で構成され、画像形成装置本体に対し
    て単体で着脱可能な定着上ユニットにおいて、前記定着
    フィルムおよびヒーターの長手方向幅を種々の転写紙に
    相当する長さにしたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 加熱体にフィルムを接触させて移動さ
    せ、該フィルムの加熱体側とは反対側の面に記録材を密
    着させて、フィルムと共に加熱体位置を移動通過させ
    て、加熱体からフィルムを介して記録材に熱エネルギー
    を与える定着装置において、前記加熱体は、記録材の移
    動通過方向と交差する方向を長手とし、前記フィルムと
    の接触面側に通電発熱層を有し、その裏面に通電層を有
    し、前記フィルムとの接触側の通電発熱層の長手に沿う
    途中部の少なくとも所定一箇所の位置から分岐して前記
    裏面の通電層へ接続している事を特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 定着フィルムと該定着フィルムを中心に
    してその一方面側に、固定支持して配置された加熱体
    と、他方面側に該加熱体に対向して加圧部材を有し、該
    加熱体を所定の温度で制御した上でトナー像を有する記
    録材を該加熱体と該加圧部材の圧接で形成されるニップ
    部を通過させることで顕画像の加熱定着を行わせる加熱
    定着装置において、紙づまり処理後、白紙を自動的に排
    出するモードを設定したことを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 定着フィルムと該定着フィルムを中心に
    してその一方面側に、固定支持して配置された加熱体
    と、他方面側に該加熱体に対向して加圧部材を有し、該
    加熱体を所定の温度で制御した上でトナー像を有する記
    録材を該加熱体と該加圧部材の圧接で形成されるニップ
    部を通過させることで、顕画像の加熱定着を行わせる加
    熱定着装置において、該加熱体が所定の温度に達してか
    らフィルム駆動を行うことを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 周長の少なくとも一部がテンションフリ
    ーである無端状をなす定着フィルムと、前記定着フィル
    ムの片面側に固定支持された加熱体と、他方面側で前記
    定着フィルムを前記加熱体に圧接密着する加圧部材とか
    ら構成される加熱定着装置において、前記加圧部材をそ
    の表面から駆動することで前記定着フィルムの走行移動
    を行うことを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 無端状をなす定着フィルムと、前記定着
    フィルムの片面側に固定支持された加熱体と、他方面側
    で前記定着フィルムを前記加熱体に圧接密着する加圧部
    材とから構成される加熱定着装置において、前記加圧部
    材を耐熱弾性体とし、その外側に外部への物質の流出、
    外部からの物質の混入を防ぐためのバリア層を設けるこ
    とを特徴とした定着装置。
  10. 【請求項10】 定着フィルムと上記定着フィルムを中
    心にしてその一方面側に固定支持して配置された加熱体
    と他方面側に上記加熱体に対向する加圧部材を有し、ト
    ナー像を有する記録材と、この記録材とともに移動する
    フィルムとを上記加熱体と上記加圧部材の圧接で形成さ
    れるニップ部を通過させることでトナー像の加熱定着を
    行わせる加熱定着装置において、上記加熱体の上記フィ
    ルムの摺動面にセラミック充てん剤又はセラミック充て
    ん剤を分散させたフッ素樹脂層が被覆されていることを
    特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 周長の少なくとも一部がテンションフ
    リーである無端状定着フィルムと、前記定着フィルムの
    片面側に固定支持された加熱体と、前記定着フィルム表
    面に未定着記録材を加圧搬送させる加圧部材とからなる
    定着装置において、前記加圧部材の定着フィルムへの加
    圧が解除された時に、前記定着フィルムの移動を防止す
    る押え部材が定着フィルムに対して接離移動自在に設け
    られていることを特徴とする定着装置。
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