JPH0640242Y2 - 免震支持ユニット - Google Patents

免震支持ユニット

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JPH0640242Y2
JPH0640242Y2 JP1988144617U JP14461788U JPH0640242Y2 JP H0640242 Y2 JPH0640242 Y2 JP H0640242Y2 JP 1988144617 U JP1988144617 U JP 1988144617U JP 14461788 U JP14461788 U JP 14461788U JP H0640242 Y2 JPH0640242 Y2 JP H0640242Y2
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seismic isolation
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は構造体を免震支持する免震支持ユニットに関す
る。
(従来の技術) 構造体を免震支持する免震支持ユニットは、例えば、特
開昭61-14340号や特開昭62-41874号等で知られている。
免震支持ユニットは、一般に、水平方向に間隔をおいて
配設された少なくとも三つ以上の多段型弾性支持体を備
え、各多段型弾性支持体は少なくとも二つ以上の弾性支
持体が上下方向に積み重ねて形成されている。
そして、水平方向の変位的に座屈しにくいように、各多
段型弾性支持体を形成する弾性支持体の上下の接続部分
は共通の連結板で連結され、この連結板により各多段型
弾性支持体は相互に連結されユニット化されている。
従来、この免震支持ユニットを用いて構造体を免震支持
する場合、構造体と支持体との間の複数箇所に免震支持
ユニットを夫々配設し、また、水平方向の動きに対して
減衰機能を発揮するエネルギ吸収体をこれら免震支持ユ
ニットとは別に設けている。
(考案が解決しようとする課題) そのため従来装置では、エネルギ吸収体を免震支持ユニ
ットとは別の箇所に設けるため施工性に劣り、また、エ
ネルギ吸収体の配設スペースを別に確保しなければなら
ないためスペースレイアウト上不利となり、更に、エネ
ルギ吸収体の配設箇所を決定するに際しては全ての方向
に均等に減衰機能を発揮させるように各免震支持ユニッ
トとの位置関係を考慮しなければならない等の種々の不
具合があった。
本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考
案の目的は、施工性を向上でき、スペースレイアウト上
有利で、更には、全方向に均等に減衰機能を発揮させる
ことができる免震支持ユニットを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図乃至第2図を参照して説明する。
本考案は構造体Sとこの構造体Sを支持する支持体Bと
の間に配設される免震支持ユニット1であって、 免震支持ユニット1は水平方向に間隔をおいて配設され
た少なくとも三つ以上の多段型弾性支持体7を備え、 各多段型弾性支持体7は少なくとも二つ以上の弾性支持
体11が上下方向に積み重ねて形成され、 各多段型弾性支持体7を形成する弾性支持体11の上下の
接続部分は共通の連結板13で連結されている免震支持ユ
ニット1において、 免震支持ユニット1を構成する全ての多段型弾性支持体
7のほぼ中心に位置する箇所に、構造体S側と支持体B
側とにわたり、水平方向の動きに対して減衰機能を発揮
するエネルギ吸収体9が、その中間部が前記連結板13に
連結されて縦設されている、 ことを特徴とする。
(作用) 免震支持ユニット1にエネルギ吸収体9を設けるので、
従来の如く免震支持ユニットとは別の箇所にエネルギ吸
収体を設置する場合に比べて作業効率を高めることがで
き、施工性を向上できる。
また、デッドスペースである免震支持ユニット1の中心
箇所を利用してエネルギ吸収体9を設けるので、エネル
ギ吸収体9の配設スペースを別に確保する必要はなく、
スペースレイアウト上有利となる。
また、全ての多段型弾性支持体7の中心箇所にエネルギ
吸収体9を配置するという簡易な構成で、全ての方向に
均等にエネルギ吸収体9の減衰機能を発揮させることが
できる。
エネルギ吸収体9を設ける場合の態様としては、第1図
及び第2図に示すように、減衰機能を発揮する部材27を
単独で配設してもよい。或は、第3図及び第4図に示す
ように、補助多段型弾性支持体55を設け、補助多段型弾
性支持体55を構成する各弾性支持体63の内部に夫々エネ
ルギ吸収体53を縦設してもよい。或は、第5図及び第6
図に示すように単一型弾性支持体83,113を設け、エネル
ギ吸収体91,121をこの単一型弾性支持体83,113の内部に
縦設してもよい。
エネルギ吸収体9や単一型弾性支持体83,113を取付ける
に際しては、第1図、第5図、第6図に夫々示すよう
に、免震支持ユニット1,81,111の上方から挿入し孔に嵌
合させる如く構成するとその取付作業を簡易化できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
まず、第1実施例から説明すると、第1図は第1実施例
に係かる免震支持ユニットの要部断面側面図、第2図は
第1図のII-II線断面図を示す。
1は免震支持ユニットで、免震支持ユニット1は構造物
S側に取付けられる上取付板3と、支持体B側に取付け
られる下取付板5と、この上下の取付板3,5の間に配設
はされた三つの多段型弾性支持体7と、エネルギ吸収体
9等を備える。
三つの多段型弾性支持体7は正三角形の頂点に位置する
如く配設し、上下の取付板3,5はこの配設構造に対応さ
せてほぼ正三角形に形成する。
各多段型弾性支持体7は二つの弾性支持体11を上下に積
み重ねて形成し、各多段型弾性支持体7を形成する弾性
支持体11の上下の接続部分にほぼ正三角形の連結板13を
配設する。
各弾性支持体11は上下の鋼製補強板15と、上下の補強板
15間に配設した複数の鋼製の薄肉補強板17と、この薄肉
の補強板17間に一体成形した薄肉のゴム板19との積み重
ねからなる。
そして、上に位置する弾性支持体11は上側の補強板15を
上取付板3に、下に位置する弾性支持体11は下側の補強
板15を下取付板5に夫々ボルト21で締結する。
また、上に位置する弾性支持体11の下側の補強板15と、
下に位置する弾性支持体11の上側の補強板15は、連結板
13を挟んでボルト、ナット23,25で締結する。
エネルギ吸収体9はこの三つの多段型弾性支持体7のほ
ぼ中心に位置する箇所に配設する。
エネルギ吸収体9は鉛を鼓状にした鼓体27を二つ積み重
ね、その上下端と鼓体27の間に夫々鋼製の補強板29,31
を取付けて形成する。
エネルギ吸収体9の取付けは、上取付板3と連結板13に
予め孔33,35を形成しておき、上取付板3の上方からエ
ネルギ吸収体9を孔33,35に挿通させる。そして、各孔3
3,35に夫々上端と中間の補強板29,31を嵌合させること
で上取付板3と連結板13に結合させ、下端の補強板29と
下取付板5をボルト37で締結して行う。従って、実施例
では水平方向の変位時にエネルギ吸収体9を構成する鉛
の塑性変形抵抗で減衰機能が発揮される。
エネルギ吸収体9が取付けられた免震支持ユニット1の
設置は、上下の取付板3,5を夫々構造体S側と支持体B
側に埋込みボルト39、ナット41で締結して行う。
次に作用効果について説明すると、例えば、構造体の複
数箇所を夫々免震支持ユニット1で支持する場合、免震
支持ユニット1にエネルギ吸収体9を設けるようにした
ので、エネルギ吸収体9を免震支持ユニットとは別の箇
所に設置する従来作業に比べて作業効率を高めることが
でき、施工性を向上できる。
また、実施例の如くエネルギ吸収体9を予め免震支持ユ
ニット1に組み込むように構成すれば、施工性を一層向
上できる。
また、実施例では上取付板3と連結板13に夫々孔33,35
を設けたので、エネルギ吸収体9を取付けるに際し、上
取付板3の上方から挿入すればよく、施工性をより一層
向上できる。
また、デッドスペースである免震支持ユニット1の中心
箇所を利用してエネルギ吸収体9を設けたので、従来の
如くエネルギ吸収体の配設スペースを別に確保する必要
はなく、スペースレイアウト上有利となる。
また、三つの多段型弾性支持体7の中心箇所にエネルギ
吸収体9を配置したので、免震支持ユニット1の変形
時、エネルギ吸収体9は全ての方向に均等に減衰機能を
発揮する。即ち、三つの多段型弾性支持体7の中心にエ
ネルギ吸収体9を配設するという簡易な構成で、全ての
方向に均等に減衰機能を発揮させるという目的が達成さ
れる。
次に第3図及び第4図を参照して第2実施例について説
明する。
第3図は第2実施例に係かる免震支持ユニット51の側面
図、第4図は第3図のIV-IV線断面図を示す。
第2実施例では多段型弾性支持体7を四つ正方形の頂点
に位置するように配設し、また、そのほぼ中心の箇所
に、エネルギ吸収体53を有する補助多段型弾性支持体55
を配設した点が第1実施例と異なる。
第2実施例では多段型弾性支持体7を正方形に配設する
関係上、上下の取付板57,59と連結板61を夫々ほぼ正方
形に形成している。
補助多段型弾性支持体55は二つの弾性支持体63を上下に
積み重ねて形成し、各弾性支持体63の中心にエネルギ吸
収体53として鉛からなる円柱65を縦設する。
各弾性支持体63は前記弾性支持体11と同様に上下の鋼製
補強板67と、鋼製の薄肉補強板69と、薄肉ゴム板71とを
積み重ねて一体に形成し、上下の補強板67,67にわたっ
て円柱65の挿入孔73を形成し、この孔73に円柱65を挿入
する。
補助多段型弾性支持体55は、上下の補強板67を夫々ボル
ト21で上下の取付板57,59に締結する。また、上に位置
する弾性支持体63の下側の補強板67と、下に位置する弾
性支持体63の上側の補強板67で連結板61を挟んでボルト
23、ナット25で締結し免震支持ユニット51に取付け、免
震支持ユニット51は前記実施例と同様に構造体Sと支持
体B間へ設置する。
施工性を向上し、スペースレイアウト上有利となり、全
方向に均等に減衰機能を発揮させる作用効果については
前記第1実施例と同様である。
次に第5図及び第6図を参照して第3、第4実施例につ
いて説明する。
第5図は第3実施例に係かる免震支持ユニット81の要部
断面側面図、第6図は第4実施例に係かる免震支持ユニ
ット111の要部断面側面図を示す。
第3、第4実施例において多段型弾性支持体7の数や配
置は第2実施例と同様であるが、エネルギ吸収体を有す
る単一型弾性支持体を設けた点が異なる。
まず、第3実施例から説明すると、複数の多段型弾性支
持体7の中心に単一型弾性支持体83を設ける。
単一型弾性支持体83は、上下及び中間部に夫々に配設し
た大径で鋼製の補強板85,87,89と、前記弾性支持体63と
同様にこれら補強板85,87,89間に積み重ねて一体形成さ
れた鋼製の薄肉補強板69と薄肉のゴム板71とで構成す
る。
単一型弾性支持体83の中心にはエネルギ吸収体91を縦設
する。
この実施例では、単一型弾性支持体83の中心に形成した
孔93に剛体である多数の鋼棒95を挿入し、シリコンオイ
ルを封入してエネルギ吸収体91形成している。即ち、水
平方向の変位時にこれら鋼棒95間におけるシリコンオイ
ルの粘性剪断抵抗により減衰機能が発揮される。
単一型弾性支持体83の取付けは、第1実施例と同様に上
取付板57と連結板61に予め孔97,99を形成しておき、上
取付板57の上方から単一型弾性支持体83を挿通させ、下
端の補強板87と下取付板59をボルト101で締結して行
う。
次に、第4実施例について説明すると、複数の多段型弾
性支持体7の中心に設ける単一型弾性支持体113の構成
は前記単一型弾性支持体83とほぼ同様で、上下及び中間
部に夫々に配設した小径で鋼製の補強板115,117,119
と、鋼製の薄肉補強板69と、薄肉のゴム板71とを積み重
ねて一体形成する。
単一型弾性支持体113の中心にはエネルギ吸収体121を縦
設する。
この実施例では、単一型弾性支持体113の中心に形成し
た孔123に鉛からなる円柱125を挿入し、この円柱125で
エネルギ吸収体を形成しており、鉛の塑性変形抵抗で減
衰機能を発揮させるようにしている。
単一型弾性支持体113の取付けは、前記実施例と同様に
上取付板57と連結板61に予め孔127,129を形成してお
き、上取付板57の上方から単一型弾性支持体113を挿通
させる。そして、各孔127,129に夫々上端と中間の補強
板115,119部分を嵌合させることで上取付板57と連結板6
1に結合する。
また、単一型弾性支持体113の下端と下取付板59は、下
取付板59にボルト131で予め取付けた環状のフランジ133
内に下補強板117部分を嵌合させることで結合する。
従って、この第4実施例では単一型弾性支持体113を取
付けるに際して、その取付作業をより簡易に行うことが
できる。
尚、エネルギ吸収体9,53,91,121は実施例の構成に限定
されず任意で、例えば、セラミックス粉末の如く粒状物
や、或いは、高減衰ゴム等で構成してもよく、要するに
水平方向の動きに対して減衰機能を発揮する構成であれ
ばよい。
また、実施例ではエネルギ吸収体9,53,91,121の中間部
を連結板の孔に結合させた場合について説明したが、エ
ネルギ吸収体の中間部を連結板に結合させるか否かは任
意で、例えば、連結板の孔内周から離間させエネルギ吸
収体をこの孔に挿通する如く配設してもよい。
また、免震支持ユニット1,51,81,111を構成する多段型
弾性支持体7の数は少なくとも三つ以上であればよく、
また、多段型弾性支持体7を構成する弾性支持体11の数
は少なくとも二つ以上であればよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように本考案によれば、施工性を
向上でき、スペース上有利で、更には、全方向に均等に
減衰機能を発揮する免震支持ユニットを得ることがで
き、特に一般住宅等の軽荷重用として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係かる免震支持ユニットの要部断
面側面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は
第2実施例に係かる免震支持ユニットの側面図、第4図
は第3図のIV-IV線断面図、第5図及び第6図は夫々第
3、第4実施例に係かる免震支持ユニットの要部断面側
面図である。 尚図中1,51,81,111は免震支持ユニット、3は上取付
板、5は下取付板、9,53,91,121はエネルギ吸収体、11
は弾性支持体、55は補助多段型弾性支持体、83,113は単
一型弾性支持体である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造体とこの構造体を支持する支持体との
    間に配設される免震支持ユニットであって、 前記免震支持ユニットは水平方向に間隔をおいて配設さ
    れた少なくとも三つ以上の多段型弾性支持体を備え、 各多段型弾性支持体は少なくとも二つ以上の弾性支持体
    が上下方向に積み重ねて形成され、 各多段型弾性支持体を形成する弾性支持体の上下の接続
    部分は共通の連結板で連結されている免震支持ユニット
    において、 免震支持ユニットを構成する全ての多段型弾性支持体の
    ほぼ中心に位置する箇所に、構造体側と支持体側とにわ
    たり、水平方向の動きに対して減衰機能を発揮するエネ
    ルギ吸収体が、その中間部が前記連結板に連結されて縦
    設されている、 ことを特徴とする免震支持ユニット。
  2. 【請求項2】前記免震支持ユニットを構成する全ての多
    段型弾性支持体の中心に位置する箇所には、構造体側と
    支持体側とにわたり補助多段型弾性支持体が設けられ、
    補助多段型弾性支持体は少なくとも二つ以上の弾性支持
    体が上下方向に積み重ねて形成され、積み重ねられた弾
    性支持体の上下の接続部分は前記連結板に連結され、エ
    ネルギ吸収体はこの各弾性支持体の内部に夫々縦設され
    ている請求項1記載の免震支持ユニット。
  3. 【請求項3】前記免震支持ユニットを構成する全ての多
    段型弾性支持体の中心に位置する箇所には、構造体側と
    支持体側とにわたって延出し中間部が連結板に連結され
    た単一型弾性支持体が設けられ、エネルギ吸収体はこの
    単一型弾性支持体の内部に縦設されている請求項1記載
    の免震支持ユニット。
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