JPH064038Y2 - 2サイクルエンジンの排気煙防止構造 - Google Patents
2サイクルエンジンの排気煙防止構造Info
- Publication number
- JPH064038Y2 JPH064038Y2 JP1988105070U JP10507088U JPH064038Y2 JP H064038 Y2 JPH064038 Y2 JP H064038Y2 JP 1988105070 U JP1988105070 U JP 1988105070U JP 10507088 U JP10507088 U JP 10507088U JP H064038 Y2 JPH064038 Y2 JP H064038Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cycle engine
- crank chamber
- prevention structure
- smoke prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、2サイクルエンジンの排気煙防止構造に関す
る。
る。
[従来の技術とその課題] 従来、90又は180度位相クランクの2気筒クランク室圧
縮型2サイクルエンジンに於いては、低速走行及びアイ
ドリング運転後、急加速した場合、排気ガスが所謂白煙
となることがある。これはアイドリング時クランク室下
部に蓄積されたエンジンオイルが、加速時に掃気孔を通
って燃焼室に過剰に流入し、不完全燃焼を起すからであ
る。
縮型2サイクルエンジンに於いては、低速走行及びアイ
ドリング運転後、急加速した場合、排気ガスが所謂白煙
となることがある。これはアイドリング時クランク室下
部に蓄積されたエンジンオイルが、加速時に掃気孔を通
って燃焼室に過剰に流入し、不完全燃焼を起すからであ
る。
このような問題を解決するものとして実公昭58-7813号
公報記載の2サイクルエンジンが提案されている。この
2サイクルエンジンは、小径部と大径部を有する1対の
2段シリンダーにそれぞれ、小径部と大径部を有する2
段ピストンを嵌合して2段シリンダーと2段ピストンの
間に環状の副吸入室を形成し、第1気筒の副吸入室を副
吸気通路を介して180度位相差を有する第2気筒のクラ
ンク室或いは掃気通路又はその両者へ連通し、第2気筒
の副吸入室を別の副吸気通路を介して第1気筒のクラン
ク室或いは掃気通路又はその両者へ連通し、上記各気筒
の副吸入室或いはクランク室又はその両者を逆止弁を介
して気化器に連結したものである。
公報記載の2サイクルエンジンが提案されている。この
2サイクルエンジンは、小径部と大径部を有する1対の
2段シリンダーにそれぞれ、小径部と大径部を有する2
段ピストンを嵌合して2段シリンダーと2段ピストンの
間に環状の副吸入室を形成し、第1気筒の副吸入室を副
吸気通路を介して180度位相差を有する第2気筒のクラ
ンク室或いは掃気通路又はその両者へ連通し、第2気筒
の副吸入室を別の副吸気通路を介して第1気筒のクラン
ク室或いは掃気通路又はその両者へ連通し、上記各気筒
の副吸入室或いはクランク室又はその両者を逆止弁を介
して気化器に連結したものである。
この2サイクルエンジンは、2段シリンダーと2段ピス
トンの間に形成される環状の副吸入室を、180°の位相
差を有する隣接気筒の為の補助ポンプとしたので、過給
作用による出力向上を期待することができるという主た
る効果とは別に、一方の気筒の副吸入室と他方の気筒の
クランク室下部を通路で連結することにより、アイドリ
ング時にクランク室下部にエンジンオイルが溜ることを
防止でき、従って2サイクルエンジンの白煙対策にも効
果を奏するものである。
トンの間に形成される環状の副吸入室を、180°の位相
差を有する隣接気筒の為の補助ポンプとしたので、過給
作用による出力向上を期待することができるという主た
る効果とは別に、一方の気筒の副吸入室と他方の気筒の
クランク室下部を通路で連結することにより、アイドリ
ング時にクランク室下部にエンジンオイルが溜ることを
防止でき、従って2サイクルエンジンの白煙対策にも効
果を奏するものである。
然し乍ら、上記の白煙防止手段は、一方の気筒の副吸入
室と他方の気筒のクランク室下部を通路で連結するので
あるから、副吸入室を形成する為2段シリンダー,2段
ピストンを必要とするのでエンジンの構造が複雑であ
り、またエンジン周辺の狭い部分で配管の引き廻しを行
うので、製作,組立が甚だ面倒である。
室と他方の気筒のクランク室下部を通路で連結するので
あるから、副吸入室を形成する為2段シリンダー,2段
ピストンを必要とするのでエンジンの構造が複雑であ
り、またエンジン周辺の狭い部分で配管の引き廻しを行
うので、製作,組立が甚だ面倒である。
そこで本考案は通常のクランク室圧縮型2サイクルエン
ジンに於いて、2気筒クランク室の下部にオイル溜りが
発生しないようにした排気煙防止構造を提供しようとす
るものである。
ジンに於いて、2気筒クランク室の下部にオイル溜りが
発生しないようにした排気煙防止構造を提供しようとす
るものである。
[課題を解決しようとする手段] 上記課題を解決するための本考案の2サイクルエンジン
の排気煙防止構造は、2サイクルエンジンの2気筒クラ
ンク室最下部を、細径のチューブにて連通したことを特
徴とするものである。
の排気煙防止構造は、2サイクルエンジンの2気筒クラ
ンク室最下部を、細径のチューブにて連通したことを特
徴とするものである。
[作用] 上記の如く本考案の2サイクルエンジンの排気煙防止構
造は、2気筒クランク室最下部を、細径のチューブにて
連通しているので、アイドリング時クランク室下部に蓄
積されるエンジンオイルは、細径のチューブ内に流入し
一方の気筒のピストンの下降時、他方の気筒のピストン
の上昇により圧力の低くなったクランク室に吹き出して
ミスト化し、他方の気筒のピストンの下降時、一方の気
筒のピストンの上昇により圧力の低くなったクランク室
に吹き出してミスト化し、このミスト化したエンジンオ
イルが掃気行程で掃気孔を通って燃焼室に入り混合気と
共に燃焼する。従って、エンジンオイルが溜まることが
無くなり、加速時エンジンオイルが燃焼室に過剰に流入
することが無く、不完全燃焼を起すことも無いので、マ
フラーから白煙が排出することが無い。
造は、2気筒クランク室最下部を、細径のチューブにて
連通しているので、アイドリング時クランク室下部に蓄
積されるエンジンオイルは、細径のチューブ内に流入し
一方の気筒のピストンの下降時、他方の気筒のピストン
の上昇により圧力の低くなったクランク室に吹き出して
ミスト化し、他方の気筒のピストンの下降時、一方の気
筒のピストンの上昇により圧力の低くなったクランク室
に吹き出してミスト化し、このミスト化したエンジンオ
イルが掃気行程で掃気孔を通って燃焼室に入り混合気と
共に燃焼する。従って、エンジンオイルが溜まることが
無くなり、加速時エンジンオイルが燃焼室に過剰に流入
することが無く、不完全燃焼を起すことも無いので、マ
フラーから白煙が排出することが無い。
[実施例] 本考案の2サイクルエンジンの排気煙防止構造の一実施
例を図によって説明する。図において、1,2は共にク
ランク室圧縮型2サイクルエンジンの第1気筒と第2気
筒で、互いに180度の位相差を持っている。第1気筒1
の3はクランク軸、4はシリンダー、5はピストン、6
はピストンピン、7はコネクティングロッド、8はクラ
ンクピン、9はクランク室、10はクランク室9に連通
し、上端がシリンダー4に開口した掃気孔である。11は
燃焼室、12は点火栓である。第2気筒2は第1気筒1に
対し180度の位相差を有する他は第1気筒1と同一構造
で対応部分には「′」を付してある。
例を図によって説明する。図において、1,2は共にク
ランク室圧縮型2サイクルエンジンの第1気筒と第2気
筒で、互いに180度の位相差を持っている。第1気筒1
の3はクランク軸、4はシリンダー、5はピストン、6
はピストンピン、7はコネクティングロッド、8はクラ
ンクピン、9はクランク室、10はクランク室9に連通
し、上端がシリンダー4に開口した掃気孔である。11は
燃焼室、12は点火栓である。第2気筒2は第1気筒1に
対し180度の位相差を有する他は第1気筒1と同一構造
で対応部分には「′」を付してある。
この第1気筒1及び第2気筒2のクランク室9及び9′
の最下部の中央に、夫々に小孔13,13′を設け、この小
孔13,13′にL形のパイプ継手14,14′を対向して取り付
け、このパイプ継手14,14′間に細径のチューブ15を取
付けて、クランク室9,9′を連通している。
の最下部の中央に、夫々に小孔13,13′を設け、この小
孔13,13′にL形のパイプ継手14,14′を対向して取り付
け、このパイプ継手14,14′間に細径のチューブ15を取
付けて、クランク室9,9′を連通している。
このように第1気筒1のクランク室9の最下部と第2気
筒2のクランク室9′の最下部を、チューブ15、パイプ
継手14,14′、小穴13,13′にて連通しているので、アイ
ドリング時クランク室9,9′の下部に蓄積されるエン
ジンオイルは、小穴13,13′よりパイプ継手14,14′を通
ってチューブ15内に流入し、第1気筒1のピストン5の
下降時、第2気筒2のピストン5′の上昇により圧力の
低くなったクランク室9′に吹き出してミスト化する。
また第2気筒2のピストン5′の下降時、第1気筒1の
ピストン5の上昇により圧力の低くなったクランク室9
に抜き出してミスト化する。こうしてミスト化したエン
ジンオイルは第1気筒1,第2気筒2の掃気行程で夫々
掃気孔10,10′を通って燃焼室11,11′内に入り、混合気
と共に燃焼する。従って、エンジンオイルが第1気筒1
及び第2気筒2のクランク室9,9′の下部に溜まるこ
とが無くなり、加速時エンジンオイルが燃焼室11,11′
に過剰に流入することが無くなり、不完全燃焼を起すこ
とも無いので、マフラーから白煙が排出することが無
い。
筒2のクランク室9′の最下部を、チューブ15、パイプ
継手14,14′、小穴13,13′にて連通しているので、アイ
ドリング時クランク室9,9′の下部に蓄積されるエン
ジンオイルは、小穴13,13′よりパイプ継手14,14′を通
ってチューブ15内に流入し、第1気筒1のピストン5の
下降時、第2気筒2のピストン5′の上昇により圧力の
低くなったクランク室9′に吹き出してミスト化する。
また第2気筒2のピストン5′の下降時、第1気筒1の
ピストン5の上昇により圧力の低くなったクランク室9
に抜き出してミスト化する。こうしてミスト化したエン
ジンオイルは第1気筒1,第2気筒2の掃気行程で夫々
掃気孔10,10′を通って燃焼室11,11′内に入り、混合気
と共に燃焼する。従って、エンジンオイルが第1気筒1
及び第2気筒2のクランク室9,9′の下部に溜まるこ
とが無くなり、加速時エンジンオイルが燃焼室11,11′
に過剰に流入することが無くなり、不完全燃焼を起すこ
とも無いので、マフラーから白煙が排出することが無
い。
[考案の効果] 以上の説明で判るように本考案の2サイクルエンジンの
排気煙防止構造は、2気筒クランク室最下部を、細径の
チューブにて連通しているので、クランク室下部にエン
ジンオイルが溜まることが無く、チューブ内に流入し、
一方のピストンの下降時他方のクランク室へ圧力差によ
り吹き出してミスト化し、他方のピストンの下降時一方
のクランク室へ圧力差により吹き出してミスト化し、こ
のミスト化したエンジンオイルが掃気行程で掃気孔を通
って燃焼室に入り混合気と共に燃焼する。従って、加速
時エンジンオイルが燃焼室に過剰に流入することが無い
ので、マフラーから白煙が排出することが無く、公害対
策上有用である。
排気煙防止構造は、2気筒クランク室最下部を、細径の
チューブにて連通しているので、クランク室下部にエン
ジンオイルが溜まることが無く、チューブ内に流入し、
一方のピストンの下降時他方のクランク室へ圧力差によ
り吹き出してミスト化し、他方のピストンの下降時一方
のクランク室へ圧力差により吹き出してミスト化し、こ
のミスト化したエンジンオイルが掃気行程で掃気孔を通
って燃焼室に入り混合気と共に燃焼する。従って、加速
時エンジンオイルが燃焼室に過剰に流入することが無い
ので、マフラーから白煙が排出することが無く、公害対
策上有用である。
また本考案の2サイクルエンジンの排気煙防止構造は、
2気筒クランク室最下部を細径のチューブにて連通する
だけであるから至って構造が簡単で、エンジン周辺の狭
い部分でも簡単にチューブを取付けることができるの
で、製作,組立が容易である。
2気筒クランク室最下部を細径のチューブにて連通する
だけであるから至って構造が簡単で、エンジン周辺の狭
い部分でも簡単にチューブを取付けることができるの
で、製作,組立が容易である。
図は本考案の排気煙防止構造を有するクランク室圧縮型
2サイクルエンジンを示す縦断面図である。 1…第1気筒、2…第2気筒、 3,3′…クランク軸、 4,4′…シリンダー、5,5′…ピストン、 6,6′…ピストンピン、 7,7′…コネクティングロッド、 8,8′…クランクピン、 9,9′…クランク室、10,10′…掃気孔、 11,11′…燃焼室、12…点火栓、 13,13′…小穴、 14,14′…パイプ継手、15…細径のチューブ。
2サイクルエンジンを示す縦断面図である。 1…第1気筒、2…第2気筒、 3,3′…クランク軸、 4,4′…シリンダー、5,5′…ピストン、 6,6′…ピストンピン、 7,7′…コネクティングロッド、 8,8′…クランクピン、 9,9′…クランク室、10,10′…掃気孔、 11,11′…燃焼室、12…点火栓、 13,13′…小穴、 14,14′…パイプ継手、15…細径のチューブ。
Claims (1)
- 【請求項1】2サイクルエンジンの2気筒クランク室最
下部を、細径のチューブにて連通したことを特徴とする
2サイクルエンジンの排気煙防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988105070U JPH064038Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 2サイクルエンジンの排気煙防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988105070U JPH064038Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 2サイクルエンジンの排気煙防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0226734U JPH0226734U (ja) | 1990-02-21 |
| JPH064038Y2 true JPH064038Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31337358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988105070U Expired - Lifetime JPH064038Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 2サイクルエンジンの排気煙防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064038Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS435206Y1 (ja) * | 1965-09-13 | 1968-03-06 | ||
| JPS5072827U (ja) * | 1973-11-08 | 1975-06-26 | ||
| JPS5933843U (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-02 | コニカ株式会社 | 給紙装置 |
-
1988
- 1988-08-09 JP JP1988105070U patent/JPH064038Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0226734U (ja) | 1990-02-21 |
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