JPH0640533U - スプールのノッチ形状 - Google Patents
スプールのノッチ形状Info
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- JPH0640533U JPH0640533U JP7568692U JP7568692U JPH0640533U JP H0640533 U JPH0640533 U JP H0640533U JP 7568692 U JP7568692 U JP 7568692U JP 7568692 U JP7568692 U JP 7568692U JP H0640533 U JPH0640533 U JP H0640533U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】開口面積変化を従来より一層滑らかにし、且
つ、噴出する流体によってスプールに回転力が生じるこ
とを防止する。 【構成】ノッチ13の横断面を直角三角形に近似される
形状とし、第1の斜面13bの外縁13eを母線3fに
平行にとり、その外縁13eに対して第2の斜面13c
の外縁13gを漸近させてノッチ終端13dで交叉させ
た。また、円周方向に相隣接するノッチ13同士を母線
3gに対して鏡面対称に加工した。
つ、噴出する流体によってスプールに回転力が生じるこ
とを防止する。 【構成】ノッチ13の横断面を直角三角形に近似される
形状とし、第1の斜面13bの外縁13eを母線3fに
平行にとり、その外縁13eに対して第2の斜面13c
の外縁13gを漸近させてノッチ終端13dで交叉させ
た。また、円周方向に相隣接するノッチ13同士を母線
3gに対して鏡面対称に加工した。
Description
【0001】
本考案は、液圧機械、建設機械、産業車両、特殊車両など、圧液の切換え操作 によって作動する機構を備えたものにおいて、その切換え操作に利用されるスプ ールのノッチ形状に関するものである。
【0002】
スプールのインチング機能や操作性を向上させるために設けられるノッチは、 従前においては、旋盤加工で先ずスプールを製作した後、汎用フライスか専用機 にかけて別途の加工工程で製作していた。このため、作業が繁雑で生産効率が悪 く、また緩やかな開口面積変化をつけるためには高度に熟練した技能が要求され るという不具合があった。
【0003】 そこで、本考案者は特願平2−407068号において、新たなスプールのノ ッチ形状及びノッチ加工方法を提案した。そのノッチは、図8に示すように、ス プール1のランド部2に設けられ始端3aを切換部4に開放するものであって、 第1の斜面3bと第2の斜面3cの間に開口する横断面V字形をなし、第1の斜 面3bは終端3dまで面一であるが第2の斜面3cは終端3dが第1の斜面3b 側に湾曲して切り上げられる特徴を備えている。またそのノッチ加工方法として は、エンドミル5を、図9および図10に示すようにその軸心nがスプール1の 軸心mと直交する中心位置Aを基準にして両軸心m、nに垂直な方向へ距離lだ けオフセットした位置Bに配設し、その位置Bから、スプール1のランド部2に 対する切込み深さdを一定に保ち、スプール1の軸心mに沿って図11および図 12に示すようにランド部2方向(矢印Y方向)にエンドミル5の送り操作を行 い、しかる後、エンドミル5をスプール1から離反させ、スプール1を90°回 転させた後に、次のノッチ3の加工に移るようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、かかる構成においても、湾曲して切上げられる終端3dの近傍にお いては開口面積変化がある程度急激にならざるを得ない。そのため、インチング 操作時における急激な圧力の立ち上がりによるショックや操作力の変化を完全に は解消することができないという課題がある。しかも、圧力変化の幅が大きいと 、それに対応できるようにセンタリングスプリングのセット力を大きくしておか なければならず、全体の操作力が重くなるという欠点もある。また、このような ノッチ加工を行うと、図13に示すように第1の斜面3bの外縁3eはランド部 2の母線3f(直線が移動して円筒面ができるときの任意の位置でのその直線を 言う)と一致するが、第2の斜面3cの外縁3gは母線3fに対して徐々に角度 を増しながら第1の斜面3bの外縁3eに交叉して終わるため、ノッチ3の形状 は母線3fに対して非対称とならざるを得ない。このため、そのようなノッチ3 をスプール1のみを間欠回転させることで円周方向に複数箇所加工すると、図1 3および図14に示すように全てのノッチ3における流体の噴出方向Xがスプー ル1を同一方向に回転させる方向に向き、その結果、スプール1が回転してノッ チ特性や操作に悪影響が出るという問題がある。
【0005】 本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、加工容易なノッ チであることを前提として、その開口面積変化を従来より一層滑らかにし、且つ 、噴出する流体によってスプールに回転力が生じることを有効に防止できるよう にしたスプールのノッチ形状を実現することを目的としている。
【0006】
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものであ る。
【0007】 すなわち、第1の考案に係るスプールのノッチ形状は、始端がスプールの切換 部に開口し終端がスプールのランド部側に切上げられるノッチにおいて、横断面 が直角三角形に近似される形状をなし、第1の斜面の外縁がランド部の母線に平 行であり、第2の斜面の外縁がランド部の母線に対してある角度を持って前記第 1の斜面の外縁に向かって略直線的に漸近し終端で交叉してなることを特徴とす る。
【0008】 また、第2の考案に係るスプールのノッチ形状は、ランド部の母線に対して非 対称な形状をなし円周方向に複数箇所に亙って配設されるノッチにおいて、相隣 接するノッチ同士がスプールの母線に対して鏡面対称に仕上げられてなることを 特徴とする。
【0009】
第1の考案に係るノッチ形状によると、ノッチの横断面積の変化は始端から直 ぐに始まり、ランド部に向かって一定の割合で漸減し、終端において零になる。 このため、このスプールをスリーブに嵌合させると、終端から始端に向かって一 定の割合でポートの開口面積を漸増させていくことができる。しかも、このノッ チは、エンドミルを、その軸心がスプールの軸心と直交する中心位置を基準にし て両軸心に垂直な方向へオフセットした位置に配設し、その位置から所定の軸心 位置を保ち且つオフセット量を徐々に漸増させながらスプールの軸心に対しある 角度をもった方向にエンドミルの相対的な送り動作を行い、エンドミルがランド 部から必然的に切り上がる位置で加工を完了することができる。
【0010】 また、第2の考案に係るノッチ形状によると、円周方向に隣接する一対のノッ チにおいて流体が母線に対して対称な方向に噴出し、一方のノッチから噴出する 流体によりスプールに生じる回転力と他方のノッチから噴出する流体によりスプ ールに生じる回転力とが相殺されることになる。加工は、ランド部の母線に対し 斜め方向にエンドミルを走査して最初のノッチを形成した後、スプールを例えば 90°回転させる代わりにエンドミルをスプール軸心を挾んだ対称位置に移動さ せ、今度はランド部の母線に対して逆角度となる斜め方向にエンドミルを走査す るだけで完了することができる。
【0011】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を、図1〜図7を参照して説明する。なお、図8〜図 14と共通する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0012】 この実施例に係るスプールは、NC旋盤に一般的に備えられているミーリング 機能を利用して、図1に示すように横断面がほぼ直角三角形に近時される形状の ノッチ13を円周方向の4箇所に加工する。具体的な手法としては、先ず、図2 および図3に示すように、エンドミル5を軸心nがスプール2の軸心mと直交す る中心位置Aを基準にして両軸心m、nに垂直な方向へ距離lだけオフセットし た位置Bに配設する。そして、その位置Bから、エンドミル5の軸心n方向の位 置Dを一定に保ち、オフセット量lを徐々に漸増させながら図4に示すようにス プール1の軸心mに対して所定角度αの方向(矢印Z1 方向)にエンドミル5の 相対的な送り動作を行い、エンドミル5がランド部2から必然的に切り上がる位 置で加工を完了する。
【0013】 次に、隣接するノッチを加工する。そのために、従来のようにスプール1を9 0°回転させるのではなく、図3中想像線で示すように、エンドミル5を基準位 置Aに対して前記オフセット位置Bとは対称な位置すなわち基準位置Aから距離 −lだけオフセットした位置Cに配設する。そして、その位置Cから、エンドミ ル5の軸心位置Dを一定に保ち、オフセット量−lの絶対値を漸増させながら図 4に示すようにスプール1の軸心mに対して所定角度−αの方向(矢印Z2 方向 )にエンドミル5の相対的な送り動作を行い、エンドミル5がランド部2から必 然的に切り上る位置で加工を完了する。
【0014】 このようにして加工されるノッチ13は、横断面が直角三角形に近似される形 状をなし、しかも図4および図6に示すように、第1の斜面13bの外縁13e がランド部2の母線3fに平行であり、第2の斜面13cの外縁13gがランド 部2の母線3fに対して角度±αを持って前記第1の斜面13bの外縁13eに 向かって略直線的に漸近し終端13dで交叉して切上げられるものになる。この ため、ノッチ13の横断面積の変化は始端13aから直ぐに始まり、ランド部2 に向かって一定の割合で漸減し、終端13dにおいて零になる。つまり、このス プール1をスリーブに嵌合させると、終端13dから始端13aに向かって従来 ノッチよりも更に滑らかにポートの開口面積を漸増させていくことができ、ノッ チ特性を確実に向上させてショックの低減、操作性の向上を果たすことが可能に なる。しかも、圧力変化の幅が小さくなるので、センタリングスプリングのセッ ト力を小さくすることができ、全体の操作力を軽くして軽快な操作が可能になる 。
【0015】 また、相隣接するノッチ13同士は、図4および図6に示すようにスプール1 の母線3fに対して鏡面対称に仕上げられることになる。このため、流体が円周 方向に隣接関係にある一対のノッチ13、13のうち一方からの流体の噴出方向 X1 は母線3fに対して角度αをなし他方からの流体の噴出方向X2 は母線3f に対して角度−αをなし、これらの噴出方向X1 、X2 が図7に示すように相殺 して、結果的にスプール1に回転力を及ぼさなくなる。このため、上記ノッチ特 性を更に良好なものにすることができる。
【0016】 なお、各部の具体的な形状などは図示例に限定されるものではなく、本考案の 趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、図13に示すノッチ3 を母線3fに対して鏡面対称に仕上げてもスプール1の回転力を相殺する効果を 得ることができる。
【0017】
第1の考案に係るスプールのノッチ形状は、エンドミルをランド部の母線に対 して斜め方向に1回走査するだけで1個のノッチを加工することができ、そのノ ッチは横断面が直角三角形に近似される形状をなし、第1の斜面の外縁と第2の 斜面の外縁とがともに直線的に伸びてノッチ終端で交叉するため、ノッチの横断 面積の変化は始端から直ぐに始まってランド部に向かって一定の割合で漸減し終 端で零となる。このため、開口面積変化率が略一定となって極めて良好なノッチ 特性を発揮し、ショックの低減、操作性の向上を果たす効果が得られる。
【0018】 また、第2の考案に係るスプールのノッチ形状は、エンドミルを走査すること によってランド部の母線に対して非対称に加工される個々のノッチを、相隣接す るもの同士、スプールの母線に対して鏡面対称に仕上げるようにしたため、ノッ チから噴出する流体の噴出方向が母線に対して対称となり、スプールに及ぼす回 転力が相殺されることになる。このため、上記ノッチ特性を更に良好なものにし 、操作性も従来に比べて向上させる効果が得られる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例においてノッチ加工時の状態を示す斜
視図。
視図。
【図3】同横断面図。
【図4】同平面図。
【図5】同正面図。
【図6】同実施例において加工後のノッチを示す斜視
図。
図。
【図7】同実施例の作用を示す横断面図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【図9】同従来例においてノッチ加工時の状態を示す斜
視図。
視図。
【図10】同横断面図。
【図11】同平面図。
【図12】同正面図。
【図13】同従来例において加工後のノッチを示す斜視
図。
図。
【図14】同従来例の不具合を示す横断面図。
1…スプール 2…ランド部 3f…母線 4…切換部 13…ノッチ 13a…始端 13b…第1の斜面 13c…第2の斜面 13d…終端 13e…外縁 13g…外縁 α、−α…角度
Claims (2)
- 【請求項1】始端がスプールの切換部に開口し終端がス
プールのランド部側に切上げられるノッチであって、横
断面が直角三角形に近似される形状をなし、第1の斜面
の外縁がランド部の母線に平行であり、第2の斜面の外
縁がランド部の母線に対してある角度を持って前記第1
の斜面の外縁に向かって略直線的に漸近し終端で交叉し
てなることを特徴とするスプールのノッチ形状。 - 【請求項2】ランド部の母線に対して非対称な形状をな
し円周方向に複数箇所に亙って配設されるノッチであっ
て、相隣接するノッチ同士がスプールの母線に対して鏡
面対称に仕上げられてなることを特徴とするスプールの
ノッチ形状。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075686U JP2580463Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スプール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075686U JP2580463Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スプール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640533U true JPH0640533U (ja) | 1994-05-31 |
| JP2580463Y2 JP2580463Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=13583331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992075686U Expired - Fee Related JP2580463Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | スプール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580463Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102022212663A1 (de) * | 2022-11-28 | 2024-05-29 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Hydraulischer Steuerschieber mit integraler Verdrehsicherung, Hydraulikventil und Herstellverfahren |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1197695A3 (en) | 2000-10-13 | 2003-04-16 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Spool valve |
| JP5704731B1 (ja) * | 2013-11-29 | 2015-04-22 | 株式会社旭技研 | 流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60125470A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-04 | Kayaba Ind Co Ltd | スプ−ル弁の流体力軽減構造 |
| JPH04224376A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Shimadzu Corp | スプールのノッチ形状及びノッチ加工方法 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP1992075686U patent/JP2580463Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JPS60125470A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-04 | Kayaba Ind Co Ltd | スプ−ル弁の流体力軽減構造 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2580463Y2 (ja) | 1998-09-10 |
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