JPH0640619Y2 - 高強力複合撚合体 - Google Patents
高強力複合撚合体Info
- Publication number
- JPH0640619Y2 JPH0640619Y2 JP1988096333U JP9633388U JPH0640619Y2 JP H0640619 Y2 JPH0640619 Y2 JP H0640619Y2 JP 1988096333 U JP1988096333 U JP 1988096333U JP 9633388 U JP9633388 U JP 9633388U JP H0640619 Y2 JPH0640619 Y2 JP H0640619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite
- twisted
- composite filament
- strength
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高強力繊維からなる複合線条体で形成した撚合
体の改良に関する。
体の改良に関する。
高強力繊維を用いた複合線条体及びその撚合体は特公昭
57-25679号公報、特開昭61-28092号公報等に開示されて
いる。
57-25679号公報、特開昭61-28092号公報等に開示されて
いる。
ところで、この種高強力繊維からなる複合線条体、とり
わけ炭素繊維を強力保持材とする複合線条体の複数本か
らなる撚合体は、強力、軽量という特性を有する反面、
柔軟性や靱性に欠け、そのため荷重の急激な増加に対応
することができず、小径の巻収が困難であるという問題
があった。
わけ炭素繊維を強力保持材とする複合線条体の複数本か
らなる撚合体は、強力、軽量という特性を有する反面、
柔軟性や靱性に欠け、そのため荷重の急激な増加に対応
することができず、小径の巻収が困難であるという問題
があった。
本考案は前記のような問題点を解消するために考案され
たもので、その目的とするところは、協力、軽量、良好
な耐食性などの特性に加え、靱性及び柔軟性も良好なこ
の種高強力複合撚合体を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、協力、軽量、良好
な耐食性などの特性に加え、靱性及び柔軟性も良好なこ
の種高強力複合撚合体を提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、高強力繊維を強力保
持材とする複合線条体の複数本からなる撚合体におい
て、前記撚合体を単純に同じ材質の複合線条体で構成す
るのでなく、炭素繊維で代表される高強力繊維からなる
第1の複合線条体と、これよりも破断限界伸びが大きく
柔軟性がある他種の高強力繊維からなる第2の複合線条
体を併用し、撚合体の芯部に前記第2の複合線条体を配
し、その外周に複数本の第1の複合線条体を配して撚合
構造としたものである。
持材とする複合線条体の複数本からなる撚合体におい
て、前記撚合体を単純に同じ材質の複合線条体で構成す
るのでなく、炭素繊維で代表される高強力繊維からなる
第1の複合線条体と、これよりも破断限界伸びが大きく
柔軟性がある他種の高強力繊維からなる第2の複合線条
体を併用し、撚合体の芯部に前記第2の複合線条体を配
し、その外周に複数本の第1の複合線条体を配して撚合
構造としたものである。
撚合体の芯部に配された複合線条体すなわち芯線と、そ
の外周に配された複合線条体すなわち側線では、撚合体
単位長さ当りで、芯線よりも側線の方が延べ長さが大で
ある。このため、芯線と側線とを同じ高強力繊維の複合
線条体とした場合には、撚合体に荷重が掛って伸長する
と、長さの短い芯線が伸び率が大きく、伸びの限界に達
して切断し、一定の撚り角で撚合された側線は切断荷重
に耐え得る伸びを本来残しながらも、荷重の集中を受け
て短時間で切断し、撚合体本来の強力を発揮できなくな
る。すなわち、芯線の破断が撚合体全体の破断を支配す
る。
の外周に配された複合線条体すなわち側線では、撚合体
単位長さ当りで、芯線よりも側線の方が延べ長さが大で
ある。このため、芯線と側線とを同じ高強力繊維の複合
線条体とした場合には、撚合体に荷重が掛って伸長する
と、長さの短い芯線が伸び率が大きく、伸びの限界に達
して切断し、一定の撚り角で撚合された側線は切断荷重
に耐え得る伸びを本来残しながらも、荷重の集中を受け
て短時間で切断し、撚合体本来の強力を発揮できなくな
る。すなわち、芯線の破断が撚合体全体の破断を支配す
る。
これに対し、本考案では、破断限界伸が第1の複合線条
体1よりも大きく柔軟な高強力繊維からなる第2の複合
線条体2を芯線とし、その外周に側線として第1の複合
線条体1の複数本を撚合しているため、芯線の弾性係数
が下げられ芯線の伸びが大きく許容される。このため、
側線が破断を支配することになり、芯線としての第2の
複合線条体2の切断に伴う側線への急激な荷重集中が防
止される。このため、撚合体本来の強度が発揮される。
体1よりも大きく柔軟な高強力繊維からなる第2の複合
線条体2を芯線とし、その外周に側線として第1の複合
線条体1の複数本を撚合しているため、芯線の弾性係数
が下げられ芯線の伸びが大きく許容される。このため、
側線が破断を支配することになり、芯線としての第2の
複合線条体2の切断に伴う側線への急激な荷重集中が防
止される。このため、撚合体本来の強度が発揮される。
また、芯部が側線を構成する第1の複合線条体1よりも
柔軟性のある複合線条体であるため、撚合体自身の柔軟
性も良好となり、巻取りリール胴径を小さくすることが
できる。
柔軟性のある複合線条体であるため、撚合体自身の柔軟
性も良好となり、巻取りリール胴径を小さくすることが
できる。
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本考案による高強力複合線条体の一例を示して
いる。
いる。
1は第1の複合線条体、2は第2の複合線条体であり、
第2の複合線条体2を芯に配し、その外周に同じ径の第
1の複合線条体1を6本撚合し、撚線を形成している。
第2の複合線条体2を芯に配し、その外周に同じ径の第
1の複合線条体1を6本撚合し、撚線を形成している。
第1の複合線条体1はマトリックスとして炭素繊維を用
いており、第2の複合線条体2はマトリックスとして炭
素繊維よりも伸びが大きくかつ柔軟なアラミド繊維、ガ
ラス繊維、ポリエステル繊維などが用いられる。
いており、第2の複合線条体2はマトリックスとして炭
素繊維よりも伸びが大きくかつ柔軟なアラミド繊維、ガ
ラス繊維、ポリエステル繊維などが用いられる。
第2図(a)(b)は第1の複合線条体1及び第2の複
合線条体2の構造を拡大して示しており、それぞれ前記
材質の多数の繊維10の集束体にエポキシ樹脂で代表され
る熱硬化性樹脂3を含浸し、賦形ダイスで賦形した集合
体1aの表面を乾燥剤の塗布などにより半硬化処理した
後、これを複数本撚合して第2図(b)のように複合線
条体本体1bとする。そして、この複合線条体本体1bの外
周に適宜の方法により繊維被覆4を施してなるものであ
る。
合線条体2の構造を拡大して示しており、それぞれ前記
材質の多数の繊維10の集束体にエポキシ樹脂で代表され
る熱硬化性樹脂3を含浸し、賦形ダイスで賦形した集合
体1aの表面を乾燥剤の塗布などにより半硬化処理した
後、これを複数本撚合して第2図(b)のように複合線
条体本体1bとする。そして、この複合線条体本体1bの外
周に適宜の方法により繊維被覆4を施してなるものであ
る。
第1の複合線条体1と第2の複合線条体2は、含浸樹脂
3が未硬化の段階で、前記のように、芯に第2の複合線
条体2を、その外周に第1の複合線条体1を複数本配
し、撚合機により所要のピッチで撚合し、次いで加熱装
置に通して含浸樹脂3を硬化させることで作られる。
3が未硬化の段階で、前記のように、芯に第2の複合線
条体2を、その外周に第1の複合線条体1を複数本配
し、撚合機により所要のピッチで撚合し、次いで加熱装
置に通して含浸樹脂3を硬化させることで作られる。
本考案の具体例とその性能を下記に示す。
ガラス繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維を用いた
径1.7mmの第2の複合線条体を芯とし、その外周に同径
の炭素繊維からなる第1の複合線条体を6本撚合して1
×7構造で5mm径の撚合体を得た。また比較のため、炭
素繊維の複合線条体を芯とする撚合体を得た。
径1.7mmの第2の複合線条体を芯とし、その外周に同径
の炭素繊維からなる第1の複合線条体を6本撚合して1
×7構造で5mm径の撚合体を得た。また比較のため、炭
素繊維の複合線条体を芯とする撚合体を得た。
これらについて、靱性と柔軟性をテストした結果を第1
表に示す。
表に示す。
第1表から明らかなように、比較品に対し本考案を適用
したNo.1,2,3の撚線はいずれも切断荷重及び曲げ剛性が
改善されている。これは、撚線の芯が外線すなわち炭素
繊維複合線条体より伸びが大であるため、芯の早期切断
が防止され、側線への急激な荷重集中が避けられたこと
によるものである。
したNo.1,2,3の撚線はいずれも切断荷重及び曲げ剛性が
改善されている。これは、撚線の芯が外線すなわち炭素
繊維複合線条体より伸びが大であるため、芯の早期切断
が防止され、側線への急激な荷重集中が避けられたこと
によるものである。
また、上記No.1〜4の撚線の巻取可能最小胴径をテスト
した結果、No.4(比較品)の場合には撚線径100倍が最
小であったが、No.1は90倍、No.2は80倍、No.3は50倍で
あり、比較品に対し胴径を10〜50%減少し得ることがわ
かった。
した結果、No.4(比較品)の場合には撚線径100倍が最
小であったが、No.1は90倍、No.2は80倍、No.3は50倍で
あり、比較品に対し胴径を10〜50%減少し得ることがわ
かった。
さらに、No.1〜4の撚線の切断に到るまでの荷重−伸び
を模式的に示すと第3図のとおりである。No.4すなわち
全て炭素繊維の複合線条体で形成した撚合体は直線状に
伸長して急激に切断する。これに対し、No.1〜No.3の本
考案の撚合体は、一定の荷重に達するまでは直線状に伸
長するが、その後は荷重の増加につれて伸びが次第に大
きくなり、切断に到っている。これは、撚合体の芯が炭
素繊維より伸びの大きな高強力繊維の複合線条体からな
っているため、側線として撚合された炭素繊維複合線条
体よりも長さが短いにも拘らず、側線と伸びのバランス
がとれ、側線と一緒に荷重増加に追随伸長することが可
能となり、強度利用率も改善されたことを示している。
を模式的に示すと第3図のとおりである。No.4すなわち
全て炭素繊維の複合線条体で形成した撚合体は直線状に
伸長して急激に切断する。これに対し、No.1〜No.3の本
考案の撚合体は、一定の荷重に達するまでは直線状に伸
長するが、その後は荷重の増加につれて伸びが次第に大
きくなり、切断に到っている。これは、撚合体の芯が炭
素繊維より伸びの大きな高強力繊維の複合線条体からな
っているため、側線として撚合された炭素繊維複合線条
体よりも長さが短いにも拘らず、側線と伸びのバランス
がとれ、側線と一緒に荷重増加に追随伸長することが可
能となり、強度利用率も改善されたことを示している。
本考案は撚合体の芯として炭素繊維で代表される高強力
繊維よりも伸びが大きく柔軟性のある繊維の複合線条体
を配しているが、必要に応じ、撚合体の外周にさらに側
線として異なる複合線条体たとえば炭素繊維とアラミド
繊維それぞれからなる複合線条体を適宜組合せて撚合し
てもよい。また、特性の異なる複合線条体を1本だけ側
線に組入れ、撚合体の劣化の判断をしやすい構造として
もよい。また、本考案は複合線条体そのものについても
同じような芯線と側線の組合せと採用することができ
る。
繊維よりも伸びが大きく柔軟性のある繊維の複合線条体
を配しているが、必要に応じ、撚合体の外周にさらに側
線として異なる複合線条体たとえば炭素繊維とアラミド
繊維それぞれからなる複合線条体を適宜組合せて撚合し
てもよい。また、特性の異なる複合線条体を1本だけ側
線に組入れ、撚合体の劣化の判断をしやすい構造として
もよい。また、本考案は複合線条体そのものについても
同じような芯線と側線の組合せと採用することができ
る。
以上説明した本考案によるときには、高強力繊維を強力
保持材とする複合線条体の複数本からなる撚合体におい
て、炭素繊維で代表される高強力繊維からなる第1の複
合線条体1を側線とし、該第1の複合線条体1よりも破
断限界伸びが大きく柔軟な高強力繊維からなる第2の複
合線条体2を芯線とし、第2の複合線条体2の外周に前
記第1の複合線条体1を複数本配して撚合したので、比
重が小さく、腐食が生じず、非磁性で、強度が高いとい
う高強力繊維の特徴を活かしつつ、芯線の早期破断を防
止して、側線への急激な荷重集中を回避し撚合体本来の
高強力を実現し、靱性ならびに柔軟性が優れ、また小径
な巻取りが可能なこの種の高強力繊維撚合体を提供でき
るというすぐれた効果が得られる。
保持材とする複合線条体の複数本からなる撚合体におい
て、炭素繊維で代表される高強力繊維からなる第1の複
合線条体1を側線とし、該第1の複合線条体1よりも破
断限界伸びが大きく柔軟な高強力繊維からなる第2の複
合線条体2を芯線とし、第2の複合線条体2の外周に前
記第1の複合線条体1を複数本配して撚合したので、比
重が小さく、腐食が生じず、非磁性で、強度が高いとい
う高強力繊維の特徴を活かしつつ、芯線の早期破断を防
止して、側線への急激な荷重集中を回避し撚合体本来の
高強力を実現し、靱性ならびに柔軟性が優れ、また小径
な巻取りが可能なこの種の高強力繊維撚合体を提供でき
るというすぐれた効果が得られる。
第1図は本考案に係る高強度複合撚合体の一実施例を示
す断面図、第2図(a)(b)は本考案における複合線
条体の拡大断面図、第3図は本考案と従来品の荷重−伸
び曲線を示すグラフである。 1……第1の複合線条体、2……第2の複合線条体。
す断面図、第2図(a)(b)は本考案における複合線
条体の拡大断面図、第3図は本考案と従来品の荷重−伸
び曲線を示すグラフである。 1……第1の複合線条体、2……第2の複合線条体。
Claims (1)
- 【請求項1】高強力繊維を強力保持材とする複合線条体
の複数本からなる撚合体において、炭素繊維で代表され
る高強力繊維からなる第1の複合線条体1を側線とし、
該第1の複合線条体1よりも破断限界伸びが大きく柔軟
な高強力繊維からなる第2の複合線条体2を芯線とし、
第2の複合線条体2の外周に前記第1の複合線条体1を
複数本配して撚合したことを特徴とする高強力複合撚合
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988096333U JPH0640619Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 高強力複合撚合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988096333U JPH0640619Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 高強力複合撚合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0217596U JPH0217596U (ja) | 1990-02-05 |
| JPH0640619Y2 true JPH0640619Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31321213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988096333U Expired - Lifetime JPH0640619Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 高強力複合撚合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640619Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017077626A1 (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-11 | オリンパス株式会社 | 医療用ワイヤおよび医療機器 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3846236B2 (ja) * | 2001-07-24 | 2006-11-15 | 帝人テクノプロダクツ株式会社 | ハイブリッドコード及びゴム補強物 |
| JP3864820B2 (ja) * | 2002-03-22 | 2007-01-10 | 日本板硝子株式会社 | ゴム補強用ハイブリッドコード及びゴム製品 |
| JP2020190058A (ja) * | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 株式会社イノアックコーポレーション | 繊維ストランド、補強マット、ボード及び繊維ストランドの製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57193587A (en) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 | Teijin Ltd | Rope |
| JPS5861603U (ja) * | 1981-10-22 | 1983-04-26 | 不二精工株式会社 | ビ−ドワイヤ− |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP1988096333U patent/JPH0640619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017077626A1 (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-11 | オリンパス株式会社 | 医療用ワイヤおよび医療機器 |
| JPWO2017077626A1 (ja) * | 2015-11-05 | 2018-08-23 | オリンパス株式会社 | 医療用ワイヤおよび医療機器 |
| US10736496B2 (en) | 2015-11-05 | 2020-08-11 | Olympus Corporation | Medical wire and medical equipment |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0217596U (ja) | 1990-02-05 |
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