JPH0615078Y2 - コンクリ−ト用補強材 - Google Patents

コンクリ−ト用補強材

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JPH0615078Y2
JPH0615078Y2 JP1986144087U JP14408786U JPH0615078Y2 JP H0615078 Y2 JPH0615078 Y2 JP H0615078Y2 JP 1986144087 U JP1986144087 U JP 1986144087U JP 14408786 U JP14408786 U JP 14408786U JP H0615078 Y2 JPH0615078 Y2 JP H0615078Y2
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JP
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concrete
reinforcing material
twisted
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thermosetting resin
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達彦 岩崎
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンクリート用補強材に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
コンクリート補強材、たとえばプレストレストコンクリ
ート用の補強材として、従来一般に鋼線、鋼撚線、鋼棒
などの鋼材が使用されている。しかしこれら鋼材は高比
重であり、また、錆などの腐食の問題がある。そこで近
年、炭素繊維などの非金属繊維のコンクリート補強材へ
の活用が試みられている。
この炭素繊維で代表される高強力低伸度の繊維は、鋼材
に較べ強度が高く(一般に250〜700Kg/mm2)、し
かも比重が小さい(約1.8)ため、比強度の重視される
コンクリート用補強材として優れた特性を持っている。
ところで、コンクリート補強材はコンクリートとの付着
力の高いことが必要であり、そのため鋼材のコンクリー
ト用補強材では、鋼材の表面に圧痕を付ける加工(イン
デント加工)を行っており、この加工は比較的容易であ
る。
しかしながら、高強力低伸度繊維のコンクリート補強材
は、フィラメントの集合組織から構成され、その集合組
織化のために合成樹脂が利用され、表面が実質的に樹脂
被覆された平滑なものとなっており、また、フィラメン
トに圧痕を付けるような表面加工は繊維の機械的特性を
大きく劣化させる点から採用が困難である。そのため鋼
材製の補強材に較べて表面積が小さく、コンクリートと
の付着力が不足しやすいという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記のような問題点を解消するために研究して
考案されたもので、その目的とするところは、高強力か
つ軽量でしかもコンクリートとの付着力も良好なコンク
リート用補強材を提供することにある。
この目的を達成するため本考案は、高強力低伸度繊維の
機械的特性を低下させることなく表面積を増加し得るよ
うにしたもので、すなわち、高強力低伸度繊維を集合
し、これに熱硬化性樹脂を塗布または含浸させた後編組
被覆を施した線条体の外周に熱硬化性樹脂未硬化段階で
表面積増加用材を巻着するとともに、熱硬化性樹脂未硬
化段階で前記線条体を複数本撚合して撚合体とし、熱硬
化性樹脂の硬化により撚合構造と前記表面積増加用材と
で凹凸部を一体形成したものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本考案によるコンクリート用補強
材の一実施例を示すもので、高強力低伸度繊維からなる
線条体1を複数本撚合した撚合体1′からなり、外面に
凹凸部10が形成されている。
詳述すると、まず前記線条体1は第2図(a)のように炭
素繊維、ポリアラミド繊維、ガラス繊維、炭化珪素繊維
などの高強力低伸度繊維1aをヤーンまたはストランド
として多数本集束するか、撚合または編組した芯体2
に、不飽和ポリエステル、エポキシ、ポリウレタン等の
熱硬化性樹脂3を含浸または塗布し、第2図(b)のよう
に外周にタルク等の粉末乾燥剤4を塗布して表面を乾燥
させた後、その外周をポリエステル、ナイロン等の合成
繊維または高強力低伸度繊維で編組被覆することで作ら
れている。4′は編組体である。
5は前記凹凸部10を形成するための表面積増加用材で
あり、本実施例ではナイロン、ポリエステル等の通常の
合成繊維あるいは前記高強力低伸度繊維を第3図(a),
(b)のように平織りまたは綾織りしたテープとして構成
されている。
該テープは、前記のように編組体4′を被覆した線条体
1の外周に、内部の熱硬化性樹脂3が未硬化の状態で、
連続的に一定のピッチで巻着される。これが第2図(c)
の状態である。巻着はテープを各ピッチ毎に密接させあ
るいは適度にラップするように密に巻着してもよいし、
編組体4′を被覆した線条体1の表面が周期的に露出す
るような粗いピッチで巻着してもよい。
テープが織成組織であるため、これの巻着で線条体1は
無数の凹凸部が創成される。次いで各線条体1は熱硬化
性樹脂3が未硬化の状態のまま複数本(たとえば7本)
が撚合され、所要径の撚合体1′(ストランド)に構成
された後、各線条体1内部の熱硬化性樹脂3を加熱硬化
させる。これで第1図や第2図(d)のような複合コンク
リート用補強材に構成される。
なお、表面積増加用材5はテープのような面材でなくナ
イロン、ポリエステル等の通常の合成繊維あるいは前記
高強力低伸度繊維からなる線状体を用い、これを編組体
4′を被覆した線条体1に巻着してもよい。
〔実施例の作用〕
第4図は本考案によるコンクリート用補強材の製造工程
を模式的に示すもので、高強力低伸度繊維からなる芯体
2は溶融熱硬化性樹脂を収容した樹脂槽6に通されるこ
とで熱硬化性樹脂3が含浸され、次いでライン中に配さ
れた複数の賦形ダイスなどからなる成形型7を通して引
き抜かれることにより所定の形状が付与されると共に余
剰の樹脂分が除去される。さらに取扱い性向上のため乾
燥剤槽8に導かれることで芯体表面に粉末乾燥剤が塗布
された後、編組機11に通されることで外周に編組体
4′が被覆され、線条体1となる。
そして、これに続いて表面積増加用材巻装機9に導か
れ、ここで編組体被覆の上から表面積増加用材5が設定
ピッチで巻着される。
このようにして得た複数本の各線条体1,1は撚合機1
2に送られて撚合体1′が形成され、この撚合体1′は
所定の温度雰囲気に設定された加熱槽13に通されるこ
とで内部の熱硬化性樹脂が硬化され、これによって表面
に凹凸部10を有するコンクリート用補強材となるもの
である。
このコンクリート用補強材は、長尺のままプレストレス
トコンクリート用として使用されるのは勿論、3〜5cm
等の短い長さに切断することで分散型補強用繊維として
も使用することができる。
本考案のコンクリート用補強材は高強力低伸度繊維組織
からなるので、強度が高くかつまた軽量で、さらに錆が
生じない利点を有する。しかも、本考案のコンクリート
用補強材は、単純な線状ないし棒状のものではなく、線
条体1を複数本撚り合わせた撚合体1′であるため、そ
れ自体で表面積が大きい。また、それぞれの線条体1は
外周に編組体4′による被覆を有するため凹凸があり、
しかも各線条体1の外周に表面積増加用材5が巻着され
ているため、撚合による螺旋状の凹凸と表面積増加用材
5による凹凸及び編組体4′の凹凸とによって全体に3
重の表面積増幅効果が得られ、これによりコンクリート
との接着効果が高いものとなる。
また、高強力低伸度繊維を集合し熱硬化性樹脂を塗布又
は含浸した線条体1はそのままでは未硬化樹脂の粘着性
のため撚合機にかけることは不可能であるが、樹脂を塗
布した後ダイで余分な樹脂を除去し、ついで線条体1の
外周に編組体4′を施すことにより線条体の表面はほと
んど乾いた繊維の状態となる。このため、複数本の線条
体1を撚り機にかけて撚合体1′とすることが可能にな
る。また、このような表面が乾燥状態の線条体1に表面
積増加用材5を巻着するため表面積増加用材5の施工作
業も容易である。そして、最後に樹脂を硬化させるが、
このときの加熱により樹脂粘度が低下し撚合体全体に樹
脂がにじみ出てくるため、撚合構造の固定化と表面積増
加用材5との一体化が同時に図られ、加熱工程も最終の
1回でよいため経済的である。
そのうえ、付着力を増加するのにインデント加工のよう
な補強材断面を局部的に細くする加工を採らないため、
高強力低伸度繊維組織の機械的特性の低下を招くことが
なく、上記高強力性能を十分に発揮させることができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によるときには、高強力低伸度繊維
を集合し、これに熱硬化性樹脂を塗布または含浸させた
後編組被覆を施した線条体1の外周に熱硬化性樹脂未硬
化段階で表面積増加用材5を巻着した状態で線条体1を
複数本撚合して撚合体1′とし、熱硬化性樹脂の硬化に
より撚合構造と前記表面積増加用材5で凹凸部を一体形
成したので、高強力かつ軽量という特性に加えて、撚合
構造により全体に螺旋状の大きな凹凸が形成され、これ
に表面増加用材5による凹凸と編組体4′による凹凸と
が重畳するため、きわめて大きな表面増幅効果を発揮
し、コンクリートとの接着効果にすぐれたコンクリート
補強材とすることができ、また構造も簡単で高能率で生
産できるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるコンクリート用補強材の1実施例
を示す拡大側面図、第2図(a)ないし(d)は本考案による
コンクリート用補強材を段階的に示す断面図、第3図
(a)(b)は本考案における表面積増加用材の実施例を示す
部分的平面図、第4図本考案のコンクリート用補強材の
製造工程を模式的に示す説明図である。 1……線条体、1′……撚合体、2……芯体、3……熱
硬化性樹脂、4……粉末乾燥剤、4′……編組体、5…
…表面積増加用材、6……樹脂槽、7……成形型、8…
…乾燥剤槽、9……表面積増加用材巻装機、10……凹
凸部、11……編組機、12……撚合機、13……加熱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高強力低伸度繊維を用いたコンクリート補
    強材において、高強力低伸度繊維を集合し、これに熱硬
    化性樹脂3を塗布または含浸させた後編組被覆を施した
    線条体1の外周に熱硬化性樹脂未硬化段階で表面積増加
    用材5を巻着するとともに、熱硬化性樹脂未硬化段階で
    前記線条体1を複数本撚合して撚合体1′とし、熱硬化
    性樹脂の硬化により撚合構造と前記表面積増加用材5と
    で凹凸部10を一体形成したことを特徴とするコンクリ
    ート用補強材。
JP1986144087U 1986-09-22 1986-09-22 コンクリ−ト用補強材 Expired - Lifetime JPH0615078Y2 (ja)

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