JPH064069B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JPH064069B2 JPH064069B2 JP58080695A JP8069583A JPH064069B2 JP H064069 B2 JPH064069 B2 JP H064069B2 JP 58080695 A JP58080695 A JP 58080695A JP 8069583 A JP8069583 A JP 8069583A JP H064069 B2 JPH064069 B2 JP H064069B2
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- JP
- Japan
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- electrode
- electrodes
- piezoelectric body
- polarization
- probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、超音波診断装置・超音波治療装置などに用い
る電子走査型超音波探触子に関する。
る電子走査型超音波探触子に関する。
従来、この種の超音波探触子には、一様に厚み方向に分
極処理をした板状圧電体を短冊状の細い素片に切断して
表面と裏面に電極を取付け、各素片の厚み振動により超
音波−電気信号間の変換を行なっている。しかし、最近
では超音波診断および計測において要求される空間分解
能がより高いものへと進んでおり、これに必要な短冊加
工技術は限界に近付いている。すなわち、高分解能化の
ためには超音波周波数を高周波化するかまたは超音波の
送受信に用いる口径を大口径化しなくてはならないが、
いずれの場合においても上記素片の幅を狭くしなければ
ならず、この点が短冊の切断加工上大きな問題点とな
る。
極処理をした板状圧電体を短冊状の細い素片に切断して
表面と裏面に電極を取付け、各素片の厚み振動により超
音波−電気信号間の変換を行なっている。しかし、最近
では超音波診断および計測において要求される空間分解
能がより高いものへと進んでおり、これに必要な短冊加
工技術は限界に近付いている。すなわち、高分解能化の
ためには超音波周波数を高周波化するかまたは超音波の
送受信に用いる口径を大口径化しなくてはならないが、
いずれの場合においても上記素片の幅を狭くしなければ
ならず、この点が短冊の切断加工上大きな問題点とな
る。
切断加工程なしに電子走査型探触子を提供しようとする
試みの例として、特開昭58−42968号に示される
ように表面弾性波素子のくし形電極と類似する対をなす
電極を圧電体板の一面に並べ、その対の電極への信号印
加により送波を行なうか、もしくはその対の電極から受
信信号を得る構成が知られている。しかし、このように
一面に並べられた電極対による圧電体の動作は厚み縦振
動でないため十分な効率の変換動作を得にくい。これに
対して圧電体の厚み縦振動を用いるものとしては、圧電
体の表面、離面の電極間に印加する信号で駆動を行な
い、かつ素子ごとに独立駆動が可能なように一方の電極
は短冊状の複数の電極素片の配列とするものの、圧電体
は一枚の板状圧電体としたものがある。しかしながら、
ひとつの電極素片に印加した電圧による電界はその電極
素片の設けられた領域の周囲にも及ぶためチャンネル間
のクロストークが増大し、電子走査型探触子、つまり多
素子探触子としての十分な性能が望めない。
試みの例として、特開昭58−42968号に示される
ように表面弾性波素子のくし形電極と類似する対をなす
電極を圧電体板の一面に並べ、その対の電極への信号印
加により送波を行なうか、もしくはその対の電極から受
信信号を得る構成が知られている。しかし、このように
一面に並べられた電極対による圧電体の動作は厚み縦振
動でないため十分な効率の変換動作を得にくい。これに
対して圧電体の厚み縦振動を用いるものとしては、圧電
体の表面、離面の電極間に印加する信号で駆動を行な
い、かつ素子ごとに独立駆動が可能なように一方の電極
は短冊状の複数の電極素片の配列とするものの、圧電体
は一枚の板状圧電体としたものがある。しかしながら、
ひとつの電極素片に印加した電圧による電界はその電極
素片の設けられた領域の周囲にも及ぶためチャンネル間
のクロストークが増大し、電子走査型探触子、つまり多
素子探触子としての十分な性能が望めない。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、上記のように問題となる切断加工工程な
しに良好な性能を有する電子走査型探触子を提供するこ
とである。
するところは、上記のように問題となる切断加工工程な
しに良好な性能を有する電子走査型探触子を提供するこ
とである。
[発明の概要] 本発明のひとつの特徴は、板状圧電体の一方の面に一様
な第1の電極を設け、他方の面には複数の独立駆動可能
な分割された第2の電極と、これら第2の電極の間隙に
設けられ、それらを隔離する第3の電極を設け、第1、
第3の電極を共通接続して前記第2の電極の各々に対し
て逆極性の電極とす点にある。また本発明の別の特徴
は、上記第3の電極と第2の電極にはさまれた部分の電
体の分極強度および方向を第1の電極と第2の電極には
さまれた部分の圧電極と異なったものとすることにあ
る。
な第1の電極を設け、他方の面には複数の独立駆動可能
な分割された第2の電極と、これら第2の電極の間隙に
設けられ、それらを隔離する第3の電極を設け、第1、
第3の電極を共通接続して前記第2の電極の各々に対し
て逆極性の電極とす点にある。また本発明の別の特徴
は、上記第3の電極と第2の電極にはさまれた部分の電
体の分極強度および方向を第1の電極と第2の電極には
さまれた部分の圧電極と異なったものとすることにあ
る。
[発明の実施例] 第1図に本発明の基本的な実施例を示す。この探触子
は、厚み方向に一様にに分極処理をした板状圧電体Dを
用い、一方の面に一様の極性の電極Aを取付け、他方の
面には複数の独立駆動可能な短冊状電極Bとそれらを互
いに隔離する形状をもち電極Aと同一極性をもつ電極C
を取付けた構造の探触子である。
は、厚み方向に一様にに分極処理をした板状圧電体Dを
用い、一方の面に一様の極性の電極Aを取付け、他方の
面には複数の独立駆動可能な短冊状電極Bとそれらを互
いに隔離する形状をもち電極Aと同一極性をもつ電極C
を取付けた構造の探触子である。
第1図に上記構造を持つ探触子断面の一部分を示した。
B1およびB2は独立駆動可能な短冊状電極であり、圧
電体中の分極の方向を矢印で示した。いま、B1とB2
に同位相の電気信号を印加した場合を考えてみる。その
ときの圧電体中の電気力線の分布は第2図の矢印で示し
たようになる。
B1およびB2は独立駆動可能な短冊状電極であり、圧
電体中の分極の方向を矢印で示した。いま、B1とB2
に同位相の電気信号を印加した場合を考えてみる。その
ときの圧電体中の電気力線の分布は第2図の矢印で示し
たようになる。
このようにひとつの独立電極(例えばB1)に印加し信
号による電界は電極Cにより隔離され、そこを越えた領
域には及ばないので、素子チャンネル間のクロストーク
の少ない電子走査型探触子履が得られる。しかしなが
ら、上述のようにB1,B2に同位相の電気信号の印加
の結果圧電体に生ずる応力の方向を模式的に示すと、第
3図の矢印のようになる。ここで注目すべき点は、Cの
部分の応力がB1およびB2の部分の応力と逆方向にな
つていることである。このような応力分布となる性質
は、Cの部分の応力がB1・B2と同符号となる場合に
比べ、形成される超音波ビームのグレイテイング・ロー
ブの強度を大きくするので、実用上著しく不利である。
号による電界は電極Cにより隔離され、そこを越えた領
域には及ばないので、素子チャンネル間のクロストーク
の少ない電子走査型探触子履が得られる。しかしなが
ら、上述のようにB1,B2に同位相の電気信号の印加
の結果圧電体に生ずる応力の方向を模式的に示すと、第
3図の矢印のようになる。ここで注目すべき点は、Cの
部分の応力がB1およびB2の部分の応力と逆方向にな
つていることである。このような応力分布となる性質
は、Cの部分の応力がB1・B2と同符号となる場合に
比べ、形成される超音波ビームのグレイテイング・ロー
ブの強度を大きくするので、実用上著しく不利である。
第4図は、本発明による超音波探触子の基本的構成にお
ける上述の問題点をさらに解消した別の実施例における
圧電体部分の構成である。第1図の実施例と同様に板状
圧電体Dの裏面には一様の極性の電極Aを持ち、表面に
は多数の独立駆動可能な分割された電極B1,B2,…
…とそれらを互いに隔離する形状であり電極Aと同一極
性である電極Cとを持つ構造となっている。
ける上述の問題点をさらに解消した別の実施例における
圧電体部分の構成である。第1図の実施例と同様に板状
圧電体Dの裏面には一様の極性の電極Aを持ち、表面に
は多数の独立駆動可能な分割された電極B1,B2,…
…とそれらを互いに隔離する形状であり電極Aと同一極
性である電極Cとを持つ構造となっている。
本実施例においては、上記板状圧電体を分極処理により
得るときの方法としては、上記電極AおよびCに同一の
極性、電極Bにそれに対し異なる極性を与えて分極処理
を行なうことを提案するものである。第5図は、この方
法で得られた探触子の断面における分極ベクトルの方向
の分布を示したものである。この探触子を駆動するため
に電極B1とB2に同位相の電気信号を印加した場合を
考えてみる。通常の圧電材料において分極軸に関する誘
電率の異方性は大きくないから、そのときの圧電体中の
電気力線の分布は、分極方向が第1図の場合とほぼ一致
し、第2図のようになる。すなわち、第5図と第2図と
を照合すればわかるように、分極ベクトルの方向の分布
と電気力線の分布がほぼ一致する。この結果、第6図に
模式的に示した向きの応力(図の矢印の方向)が圧電体
中に生ずる。ここで注目すべき点は、Cの部分の応力が
B1およびB2の部分の応力と同方向になつていること
である。これは、第1図のような分極分布の場合、Cの
部分の圧電体中の分極と電界の向きが互いに逆方向とな
るのに対し、第5図のような分極分布の場合には、両者
が同方向となり、Bの部分の圧電体中における関係と一
致するからである。ここにのべた、B1およびB2の部
分とCの部分との応力の向きが同方向となるか逆方向と
なるかの関係は、分極処理または駆動のための電界印加
時における、電極符号の正負が、第1図、第2図、第5
図の場合と反対の場合についても成立つ。さらにまた、
この関係と同様の関係が、超音波受信時の応力と受信電
気信号との間にも成立つ。
得るときの方法としては、上記電極AおよびCに同一の
極性、電極Bにそれに対し異なる極性を与えて分極処理
を行なうことを提案するものである。第5図は、この方
法で得られた探触子の断面における分極ベクトルの方向
の分布を示したものである。この探触子を駆動するため
に電極B1とB2に同位相の電気信号を印加した場合を
考えてみる。通常の圧電材料において分極軸に関する誘
電率の異方性は大きくないから、そのときの圧電体中の
電気力線の分布は、分極方向が第1図の場合とほぼ一致
し、第2図のようになる。すなわち、第5図と第2図と
を照合すればわかるように、分極ベクトルの方向の分布
と電気力線の分布がほぼ一致する。この結果、第6図に
模式的に示した向きの応力(図の矢印の方向)が圧電体
中に生ずる。ここで注目すべき点は、Cの部分の応力が
B1およびB2の部分の応力と同方向になつていること
である。これは、第1図のような分極分布の場合、Cの
部分の圧電体中の分極と電界の向きが互いに逆方向とな
るのに対し、第5図のような分極分布の場合には、両者
が同方向となり、Bの部分の圧電体中における関係と一
致するからである。ここにのべた、B1およびB2の部
分とCの部分との応力の向きが同方向となるか逆方向と
なるかの関係は、分極処理または駆動のための電界印加
時における、電極符号の正負が、第1図、第2図、第5
図の場合と反対の場合についても成立つ。さらにまた、
この関係と同様の関係が、超音波受信時の応力と受信電
気信号との間にも成立つ。
以上にのべた本発明による板状圧電体の性質は、次のよ
うな超音波探触子としての大きな特徴を持つ。一つは、
超音波ビームのグレイテイング・ローブの強度が、第1
図のような分極分布の場合に比べ大幅に減少する点であ
る。他の一つは、第5図の分極状態において、第2図に
おけるC電極とB電極との間の電気力線による圧電効果
を有効に利用できるため、送受信感度が増加する点であ
る。
うな超音波探触子としての大きな特徴を持つ。一つは、
超音波ビームのグレイテイング・ローブの強度が、第1
図のような分極分布の場合に比べ大幅に減少する点であ
る。他の一つは、第5図の分極状態において、第2図に
おけるC電極とB電極との間の電気力線による圧電効果
を有効に利用できるため、送受信感度が増加する点であ
る。
本発明においては、超音波探触子用板状圧電体を分極処
理により得る方法として、また、電極A,Bに異なる極
性を与えて分極処理を施した後、電極Cを取付ける方法
を提案する。この方法により得られる板状圧電体中の分
極分布は第7図に示されたようになり、Cの部分の圧電
体が圧電不活性となる。この探触子を駆動するために、
やはり、電極B1とB2に同位相の電気信号を印加した
場合、板状圧電体に生ずる応力を考えてみると、第8図
のようになる。ここで注目すべきは、Cの部分に応力を
生じない点である。
理により得る方法として、また、電極A,Bに異なる極
性を与えて分極処理を施した後、電極Cを取付ける方法
を提案する。この方法により得られる板状圧電体中の分
極分布は第7図に示されたようになり、Cの部分の圧電
体が圧電不活性となる。この探触子を駆動するために、
やはり、電極B1とB2に同位相の電気信号を印加した
場合、板状圧電体に生ずる応力を考えてみると、第8図
のようになる。ここで注目すべきは、Cの部分に応力を
生じない点である。
チタン酸鉛(PbTiO3)系セラミックスに代表されるよう
な、分極方向に垂直方向の電気−機械結合係数k31が小
さい圧電材料を板状圧電体に用いる場合、第7図の分極
分布を持つ探触子は、第1図の分極分布および第5図の
分極分布を持つそれぞれの探触子の中間の特性を示す。
しかし、ジルコン・チタン酸鉛(PZT)系セラミツク
スに代表されるような、分極方向に垂直方向の電気−機
械結合係数k31が大きく、かつ、その方向の圧電定数の
符号が負である圧電材料を板状圧電体に用いるときに
は、第7図の分極分布を持つ探触子は、第5図の分極分
布を持つ探触子とは明ららに異なる特性を示す。第7図
の分極分布をもつ探触子は第8図に示すようにCの部分
に応力を生じないのに対し、後者の圧電材料に第5図の
分極分布を与え、B1とB2を同位相で駆動した場合を
考えると、B電極とC電極の間の圧電体内に存在する分
極ベクトルおよび電気力線の電極に平行な成分が、k31
を介して厚み方向の応力を誘起する結果、第9図に模式
的に示すような厚み方向の応力分布を生じる。即ち、圧
電体の厚みの方向の応力分布は、電極Cの部分の応力が
電極B1および電極B2の部分の応力と同方向であるの
に対し、CとB1の間の部分、CとB2の間部分では逆
方向の応力が誘起されている。第9図に示される圧電体
の厚み方向の応力分布を有する探触子では、CとB1の
間の部分、CとB2の間部分で逆方向に誘起された応力
が存在するため、着目する一つの電極B1に電気信号を
印加して駆動したとき、隣接する電極B2の部分が電極
B1の部分における厚み方向変位に引きずられて変位す
るのが防止されることになる。この結果、圧電体板を切
断することなく、従来の切断して形成した探触子と同様
に、各電極B1、B2…の部分が独立して変位すること
になる。
な、分極方向に垂直方向の電気−機械結合係数k31が小
さい圧電材料を板状圧電体に用いる場合、第7図の分極
分布を持つ探触子は、第1図の分極分布および第5図の
分極分布を持つそれぞれの探触子の中間の特性を示す。
しかし、ジルコン・チタン酸鉛(PZT)系セラミツク
スに代表されるような、分極方向に垂直方向の電気−機
械結合係数k31が大きく、かつ、その方向の圧電定数の
符号が負である圧電材料を板状圧電体に用いるときに
は、第7図の分極分布を持つ探触子は、第5図の分極分
布を持つ探触子とは明ららに異なる特性を示す。第7図
の分極分布をもつ探触子は第8図に示すようにCの部分
に応力を生じないのに対し、後者の圧電材料に第5図の
分極分布を与え、B1とB2を同位相で駆動した場合を
考えると、B電極とC電極の間の圧電体内に存在する分
極ベクトルおよび電気力線の電極に平行な成分が、k31
を介して厚み方向の応力を誘起する結果、第9図に模式
的に示すような厚み方向の応力分布を生じる。即ち、圧
電体の厚みの方向の応力分布は、電極Cの部分の応力が
電極B1および電極B2の部分の応力と同方向であるの
に対し、CとB1の間の部分、CとB2の間部分では逆
方向の応力が誘起されている。第9図に示される圧電体
の厚み方向の応力分布を有する探触子では、CとB1の
間の部分、CとB2の間部分で逆方向に誘起された応力
が存在するため、着目する一つの電極B1に電気信号を
印加して駆動したとき、隣接する電極B2の部分が電極
B1の部分における厚み方向変位に引きずられて変位す
るのが防止されることになる。この結果、圧電体板を切
断することなく、従来の切断して形成した探触子と同様
に、各電極B1、B2…の部分が独立して変位すること
になる。
ここにのべた、材料の圧電特性に関する考察から、第5
図のように分極分布を持つ探触子に代表される本発明の
実施例において、分極方向に垂直方向の電気−機械結合
係数k31の小さい圧電材料を用いるとき、本発明の効果
が最も発揮されることがわかる。従つて、また、本発明
においては、第5図または第7図のような分極分布を持
つ探触子に代表される本発明の探触子を構成する圧電体
として、分極方向に垂直な方向の電気−機械結合係数k
31が小さい圧電材料を用いることを提案するものであ
る。
図のように分極分布を持つ探触子に代表される本発明の
実施例において、分極方向に垂直方向の電気−機械結合
係数k31の小さい圧電材料を用いるとき、本発明の効果
が最も発揮されることがわかる。従つて、また、本発明
においては、第5図または第7図のような分極分布を持
つ探触子に代表される本発明の探触子を構成する圧電体
として、分極方向に垂直な方向の電気−機械結合係数k
31が小さい圧電材料を用いることを提案するものであ
る。
本発明の探触子を構成する圧電体の誘電率について考察
する。高分解能超音波探触子の実現しようとする場合、
本発明の探触子における電極BおよびCの電極幅および
電極間距離、すなわち、第4図におけるW1,W2,W3を小
さくしなければならない。従つて、特に、W2が小さくな
ることになるC電極のインピーダンス上昇およびW1が小
さくなることによるB電極C電極間の容量増大が問題と
なる。また、微細な構造を持つ電極を実現するために
は、従来のような銀焼付けの方法が困難となり、厚い電
極を付けることが難しい金属蒸着法を用いざるを得な
い。この点からもC電極のインピーダンスは増大し、考
慮すべき問題となる。
する。高分解能超音波探触子の実現しようとする場合、
本発明の探触子における電極BおよびCの電極幅および
電極間距離、すなわち、第4図におけるW1,W2,W3を小
さくしなければならない。従つて、特に、W2が小さくな
ることになるC電極のインピーダンス上昇およびW1が小
さくなることによるB電極C電極間の容量増大が問題と
なる。また、微細な構造を持つ電極を実現するために
は、従来のような銀焼付けの方法が困難となり、厚い電
極を付けることが難しい金属蒸着法を用いざるを得な
い。この点からもC電極のインピーダンスは増大し、考
慮すべき問題となる。
第10図は、この点の考察するために、A,BおよびC
電極の等価回路を書いたものである。図中のnを無限大
とした極限が現実の回路に対応する。C電極のインダク
タンスをLc、抵抗をRcとおき、B電極との間の容量をC
BCとおき、B−A電極間の電位差をVBA、C電極の端と
A電極との電位差をVendとおいた。もし、LC=0かつRC
=0であれば、常にVend=0が成立し、問題は生じない
が、そうでない場合には考慮を要する。
電極の等価回路を書いたものである。図中のnを無限大
とした極限が現実の回路に対応する。C電極のインダク
タンスをLc、抵抗をRcとおき、B電極との間の容量をC
BCとおき、B−A電極間の電位差をVBA、C電極の端と
A電極との電位差をVendとおいた。もし、LC=0かつRC
=0であれば、常にVend=0が成立し、問題は生じない
が、そうでない場合には考慮を要する。
そこで、VBAに角周波数ωの正弦波が入力された場合のV
end/VBAを解析すると、次式になる。
end/VBAを解析すると、次式になる。
ここで、iは虚数単位である。右辺のcosの引数が小さ
いとき、(1)式の絶対値は次のように近似される。
いとき、(1)式の絶対値は次のように近似される。
次に、(2)式に具体的数値を入れて標価してみよう。第
4図の様な電極構造をW2=W3=50μm、l=10
mmの寸法で厚さ0.2μmのアルミニウム(Al)蒸着膜
により形成した場合、RC,LCの値は以下のようになる。
4図の様な電極構造をW2=W3=50μm、l=10
mmの寸法で厚さ0.2μmのアルミニウム(Al)蒸着膜
により形成した場合、RC,LCの値は以下のようになる。
板状圧電体を構成する材料としてジルコン・チタン酸鉛
(PZT)系セラミックスに代表されるような高誘電率
圧電材料を用いる場合のCBCを計算してみる。比誘電率2
000のPZTを例にとると、CBC≒270pFとなり、周
波数を10MHzとすると、|Vend/VBA|は約−13d
Bとなる。これは、必ずしも充分に低いレベルとはいえ
ない。これに対し、板状圧電体を構成する材料としてチ
タン酸鉛(PbTiO3)系セラミツクスやポリ2フツ化ビニリ
デン(PVDF)系高分子材料などに代表される低誘電率圧電
材料を用いる場合の|Vend/VBA|を計算してみると、
次のようになる。比誘電率200のチタン酸鉛を用いる
場合を例にとると、CBC≒270pFとなり、周波数を
同じく10MHzとすると、|Vend/VBA|は約−33d
Bとなつて、PZTの場合に比べ著しく改善される。
(PZT)系セラミックスに代表されるような高誘電率
圧電材料を用いる場合のCBCを計算してみる。比誘電率2
000のPZTを例にとると、CBC≒270pFとなり、周
波数を10MHzとすると、|Vend/VBA|は約−13d
Bとなる。これは、必ずしも充分に低いレベルとはいえ
ない。これに対し、板状圧電体を構成する材料としてチ
タン酸鉛(PbTiO3)系セラミツクスやポリ2フツ化ビニリ
デン(PVDF)系高分子材料などに代表される低誘電率圧電
材料を用いる場合の|Vend/VBA|を計算してみると、
次のようになる。比誘電率200のチタン酸鉛を用いる
場合を例にとると、CBC≒270pFとなり、周波数を
同じく10MHzとすると、|Vend/VBA|は約−33d
Bとなつて、PZTの場合に比べ著しく改善される。
以上の結果、本発明においては、また、本発明における
超音波探触子を構成する圧電材料として、上に例を挙げ
たような低誘電率圧電材料を用いることを提案する。
超音波探触子を構成する圧電材料として、上に例を挙げ
たような低誘電率圧電材料を用いることを提案する。
以上説明したように、本発明によれば、良好な特性を有
する電子走査型超音波探触子を切断加工工程なしに得る
ことができ、特に、高分解探触子の生産を目的とする場
合、本発明の意義大であるといわざるを得ない。
する電子走査型超音波探触子を切断加工工程なしに得る
ことができ、特に、高分解探触子の生産を目的とする場
合、本発明の意義大であるといわざるを得ない。
なお、上記実施例の説明においては、一次元アレイ型探
触子の例を中心に述べたが、本発明の適用範囲はそれに
限られず、環状アレイ型探触子や二次元アレイ型探触子
などにも適用される。
触子の例を中心に述べたが、本発明の適用範囲はそれに
限られず、環状アレイ型探触子や二次元アレイ型探触子
などにも適用される。
第1図は本発明の基本的実施例の非切断型圧電体による
電子走査型探触子を構成する圧電体の断面における分極
分布を示した図、第2図は非切断型探触子駆動時の圧電
体断面における電気力線を示した図、第3図は第1図の
探触子駆動時に圧電的に生ずる応力を示した図、第4図
は本発明の別の実施例の構成を示す図、第5図および第
7図はその実施例の探触子を構成する圧電体の断面にお
ける分極分布を示した図、第6図および第8図は、それ
ぞれ、第5図および第7図の探触子駆動時に圧電的に生
ずる応力を示した図、第9図は、探触子駆動時に圧電的
に生ずる応力を示した図、第10図は電極の等価回路を
示す図である。 n…等価回路の要素数、CBC…電極B−C間の容量、LC
およびRC…それぞれ、電極Cのインダクタンスおよび抵
抗、VBA…電極B−A間の電位差、Vend…電極Cの端に
おける電極Aに対する電位。
電子走査型探触子を構成する圧電体の断面における分極
分布を示した図、第2図は非切断型探触子駆動時の圧電
体断面における電気力線を示した図、第3図は第1図の
探触子駆動時に圧電的に生ずる応力を示した図、第4図
は本発明の別の実施例の構成を示す図、第5図および第
7図はその実施例の探触子を構成する圧電体の断面にお
ける分極分布を示した図、第6図および第8図は、それ
ぞれ、第5図および第7図の探触子駆動時に圧電的に生
ずる応力を示した図、第9図は、探触子駆動時に圧電的
に生ずる応力を示した図、第10図は電極の等価回路を
示す図である。 n…等価回路の要素数、CBC…電極B−C間の容量、LC
およびRC…それぞれ、電極Cのインダクタンスおよび抵
抗、VBA…電極B−A間の電位差、Vend…電極Cの端に
おける電極Aに対する電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片倉 景義 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 篠村 隆一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−98005(JP,A) 特開 昭57−113700(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】分極方向に垂直方向の電気機械結合係数が
大きく前記垂直方向の圧電定数の符号が負である板状圧
電体の第1の面には一様な第1の電極を具備し、前記第
1の面と対向する第2の面には複数の独立駆動可能な分
割された第2の電極と、この第2の電極の間隙に設けら
れそれらを互いに隔離する形状を有し前記第1の電極と
電気的に接続された第3の電極を具備し、前記第1、第
3の電極を前記第2の電極の各々に対して逆極性の電極
として前記板状圧電体を分極処理し、前記の各第2の電
極と前記第1の電極の間の分極ベクトルの方向を同一方
向とし、前記第3の電極と第2の電極の間の部分の圧電
体の分極ベクトルの方向を前記第1の電極と第2の電極
の間の分極ベクトルの方向と異なったものとし、前記第
2の電極に電気信号を印加して駆動したときの電気力線
の分布が前記板状圧電体中の分極ベクトルの方向の分布
がとほぼ一致することを特徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58080695A JPH064069B2 (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58080695A JPH064069B2 (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59207137A JPS59207137A (ja) | 1984-11-24 |
| JPH064069B2 true JPH064069B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=13725459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58080695A Expired - Lifetime JPH064069B2 (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064069B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5698005A (en) * | 1979-12-31 | 1981-08-07 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | Driving method of piezoelectric oscillator |
| JPS57113700A (en) * | 1980-12-30 | 1982-07-15 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | Array type ultrasonic wave probe and its manufacture |
| JPS58156295A (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-17 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | 圧電変換器 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP58080695A patent/JPH064069B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59207137A (ja) | 1984-11-24 |
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