JPH064077B2 - 身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法 - Google Patents
身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法Info
- Publication number
- JPH064077B2 JPH064077B2 JP2202680A JP20268090A JPH064077B2 JP H064077 B2 JPH064077 B2 JP H064077B2 JP 2202680 A JP2202680 A JP 2202680A JP 20268090 A JP20268090 A JP 20268090A JP H064077 B2 JPH064077 B2 JP H064077B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- washing
- water
- sterilization
- sterilizing
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- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医療用内視鏡などの身体内に挿入されるなど
により汚染された医療器具を殺菌洗浄する方法に関する
ものである。
により汚染された医療器具を殺菌洗浄する方法に関する
ものである。
〔従来の技術及びその問題点〕 近年、病院における院内感染は重大な問題となってきて
いる。例えば、内視鏡などの身体内挿入医療器具の種類
は増加しているし、また1器具当りの使用頻度も増加し
ているため、これらの医療器具の殺菌が不完全であると
き、器具が感染媒体となる危険性をはらんでいる。さら
に、患者に投与される抗菌剤の種類の多様さとその使用
量の増大は患者ごとに投与された抗菌剤に応じて固有の
耐性菌を作り出している場合がしばしばあり、身体内挿
入医療器具の不完全殺菌による耐性菌の他の患者への伝
播は、非耐性菌の伝播より治療が厄介になるという問題
もある。
いる。例えば、内視鏡などの身体内挿入医療器具の種類
は増加しているし、また1器具当りの使用頻度も増加し
ているため、これらの医療器具の殺菌が不完全であると
き、器具が感染媒体となる危険性をはらんでいる。さら
に、患者に投与される抗菌剤の種類の多様さとその使用
量の増大は患者ごとに投与された抗菌剤に応じて固有の
耐性菌を作り出している場合がしばしばあり、身体内挿
入医療器具の不完全殺菌による耐性菌の他の患者への伝
播は、非耐性菌の伝播より治療が厄介になるという問題
もある。
このため、これらの医療器具の殺菌、洗浄には各種殺菌
剤が使用されているが、患者ごとに異なるウィルスや細
菌、あるいはそれらの耐性菌が器具に付着している可能
性があるので、1種類の殺菌剤でよいということにはな
らない。また、内視鏡のように複雑な機構を有している
ものでは、単に器具を殺菌水に浸漬するだけでは不十分
で、流動水を用いて洗浄する必要があるとともに、器具
が高価なので手早く洗浄して次の使用に備える必要があ
る。
剤が使用されているが、患者ごとに異なるウィルスや細
菌、あるいはそれらの耐性菌が器具に付着している可能
性があるので、1種類の殺菌剤でよいということにはな
らない。また、内視鏡のように複雑な機構を有している
ものでは、単に器具を殺菌水に浸漬するだけでは不十分
で、流動水を用いて洗浄する必要があるとともに、器具
が高価なので手早く洗浄して次の使用に備える必要があ
る。
このような事情の下、身体内挿入医療器具においてあら
ゆる細菌、ウィルス等の微生物に対して有効で速やかな
殺菌洗浄方法の開発が強く要望されていた。
ゆる細菌、ウィルス等の微生物に対して有効で速やかな
殺菌洗浄方法の開発が強く要望されていた。
本発明は、このような要望に応え、使用後のあるいは汚
染された身体内挿入医療器具に付着した細菌、ウィルス
等の微生物を効率よく完全に殺菌洗浄する方法を提供す
ることをその課題とする。
染された身体内挿入医療器具に付着した細菌、ウィルス
等の微生物を効率よく完全に殺菌洗浄する方法を提供す
ることをその課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、使用後の身体内挿入医療器
具を水洗し、該器具に付着する微生物を洗出する洗浄工
程と、該洗浄工程で得られた微生物を含む洗浄水に254n
mの波長を主波長とする紫外線を照射する殺菌工程と、
該殺菌工程で得られた洗浄水を前記洗浄工程に循環する
工程からなる身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法が提供
される。
具を水洗し、該器具に付着する微生物を洗出する洗浄工
程と、該洗浄工程で得られた微生物を含む洗浄水に254n
mの波長を主波長とする紫外線を照射する殺菌工程と、
該殺菌工程で得られた洗浄水を前記洗浄工程に循環する
工程からなる身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法が提供
される。
次に、本発明を添付図面によりさらに詳細に説明する。
第1図において、1は洗浄槽、2は紫外線殺菌室、3は必要
に応じて配設されるオゾン水製造装置である。
に応じて配設されるオゾン水製造装置である。
洗浄槽1は、密閉型のもので、身体内挿入医療器具(以
下、単に器具とも言う)を装入し、洗浄水により器具を
十分に洗浄するためのものである。この洗浄槽は、器具
を短時間で効率よく洗浄するために、複数の洗浄水噴射
ノズルを有し、強力な攪拌流(例えば、ジェット噴流)
を形成する構造のものとするのがよい。
下、単に器具とも言う)を装入し、洗浄水により器具を
十分に洗浄するためのものである。この洗浄槽は、器具
を短時間で効率よく洗浄するために、複数の洗浄水噴射
ノズルを有し、強力な攪拌流(例えば、ジェット噴流)
を形成する構造のものとするのがよい。
紫外線殺菌室2は、254nmの紫外線を主波長とする紫外線
を照射する殺菌灯を内蔵する。
を照射する殺菌灯を内蔵する。
オゾン水製造装置3は、コロナ放電や電解方式等で製造
されたオゾンを洗浄水に溶解させるもので、従来公知の
ものが使用される。
されたオゾンを洗浄水に溶解させるもので、従来公知の
ものが使用される。
本発明の方法を実施するには、洗浄槽1内に洗浄すべき
器具を入れるとともに、給水ライン11から洗浄水を導入
する。洗浄水を所定量導入後、洗浄槽に付設するポンプ
により洗浄水をライン4、紫外線照射室2、ライン5及び
ライン8を通って洗浄槽に循環させる。オゾンを循環洗
浄水に添加する時には、三方バルブ9及びバルブ10によ
り、ライン5からの洗浄水をライン6を通ってオゾン製造
装置3に導入し、オゾンを含む洗浄水をライン7から抜
出し、ライン8に導入するようにする。
器具を入れるとともに、給水ライン11から洗浄水を導入
する。洗浄水を所定量導入後、洗浄槽に付設するポンプ
により洗浄水をライン4、紫外線照射室2、ライン5及び
ライン8を通って洗浄槽に循環させる。オゾンを循環洗
浄水に添加する時には、三方バルブ9及びバルブ10によ
り、ライン5からの洗浄水をライン6を通ってオゾン製造
装置3に導入し、オゾンを含む洗浄水をライン7から抜
出し、ライン8に導入するようにする。
なお、紫外線照射装置とオゾン製造装置は、同一の装置
内に組込むことができる。
内に組込むことができる。
前記のようにして、一定時間洗浄操作を行った後、装置
系の運転を停止し、排水バルブ14を開け、洗浄廃水を抜
出した後、洗浄殺菌された器具を洗浄槽1から取出す。
系の運転を停止し、排水バルブ14を開け、洗浄廃水を抜
出した後、洗浄殺菌された器具を洗浄槽1から取出す。
次に本発明における紫外線強度と殺菌速度に関する基礎
データを第1表に示す。すなわち、第1表は静止菌液につ
いて2つの照度下における菌の初期菌数が1/10になる時
間(D値)を示したものである。殺菌の指標とされるB.sub
tilis胞子においても、菌数が10-5となるおよその時間5
Dは、照度139μW/cm2でおよそ6分、照射519μW/cm2でお
よそ2分であり、この時間は紫外線線量をあげればもつ
と短くなる。
データを第1表に示す。すなわち、第1表は静止菌液につ
いて2つの照度下における菌の初期菌数が1/10になる時
間(D値)を示したものである。殺菌の指標とされるB.sub
tilis胞子においても、菌数が10-5となるおよその時間5
Dは、照度139μW/cm2でおよそ6分、照射519μW/cm2でお
よそ2分であり、この時間は紫外線線量をあげればもつ
と短くなる。
本発明において、循環洗浄水に対するオゾンの添加は、
任意の時期に行うことができる。例えば、微生物の殺菌
をより完全なものにするために、紫外線照射処理の最終
段階でオゾンを添加することができるし、より効率的な
殺菌処理を行うために、紫外線照射処理を段階全体を通
じてオゾンを添加することもできる。本発明において、
微生物の殺菌効率を高め、かつ完全殺菌を達成するため
には、紫外線照射とオゾン添加を同時併用するのが特に
好ましい。この場合には、オゾンは紫外照射により殺菌
力の強いラジカル種を水中に多量生成し、このラジカル
種によって微生物の殺菌が行われる。
任意の時期に行うことができる。例えば、微生物の殺菌
をより完全なものにするために、紫外線照射処理の最終
段階でオゾンを添加することができるし、より効率的な
殺菌処理を行うために、紫外線照射処理を段階全体を通
じてオゾンを添加することもできる。本発明において、
微生物の殺菌効率を高め、かつ完全殺菌を達成するため
には、紫外線照射とオゾン添加を同時併用するのが特に
好ましい。この場合には、オゾンは紫外照射により殺菌
力の強いラジカル種を水中に多量生成し、このラジカル
種によって微生物の殺菌が行われる。
一般的に言うと、微生物に対して、殺菌剤は特定の抗菌
スペクトルに限定されるので、微生物の種類によっては
これを殺菌することができない。一方、紫外線は微生物
の遺伝子DNAを損傷し、オゾンは細胞膜機能の破壊を中
心とする細胞構造を破壊する。そして、紫外線とオゾン
を併用する時には、微生物に対してさらに強力な破壊作
用を有するラジカル種を生成する。従って、本発明で
は、その殺菌機構からわかるように、あらゆる種類の微
生物を破壊殺菌することができ、従来の殺菌剤では完全
殺菌の困難であった薬剤耐性菌の殺菌や、ウィルスの不
活性化をも達成することができる。
スペクトルに限定されるので、微生物の種類によっては
これを殺菌することができない。一方、紫外線は微生物
の遺伝子DNAを損傷し、オゾンは細胞膜機能の破壊を中
心とする細胞構造を破壊する。そして、紫外線とオゾン
を併用する時には、微生物に対してさらに強力な破壊作
用を有するラジカル種を生成する。従って、本発明で
は、その殺菌機構からわかるように、あらゆる種類の微
生物を破壊殺菌することができ、従来の殺菌剤では完全
殺菌の困難であった薬剤耐性菌の殺菌や、ウィルスの不
活性化をも達成することができる。
胃内視鏡の検査後の付着菌数は絶対数として106〜108個
であるが、この内視鏡を本発明によりおよそ5の水で
循環洗浄すると、菌数は最大の値でおよそ2×104個/ml
となるので、指標菌B.subbtilis胞子のD値の5倍をとっ
た上記時間(5D)はこれらを殺菌するのに十分な時間であ
り、しかも2分〜6分というように殺菌時間として極めて
速いものであることが理解できる。
であるが、この内視鏡を本発明によりおよそ5の水で
循環洗浄すると、菌数は最大の値でおよそ2×104個/ml
となるので、指標菌B.subbtilis胞子のD値の5倍をとっ
た上記時間(5D)はこれらを殺菌するのに十分な時間であ
り、しかも2分〜6分というように殺菌時間として極めて
速いものであることが理解できる。
〔発明の効果〕 本発明においては、器具に付着する各種の微生物は、洗
浄槽内における洗浄により器具から洗出され、洗浄水に
移行し、そして、この洗浄水に移行した微生物は紫外線
照射室での紫外線照射により殺菌され、殺菌処理された
洗浄水は再び洗浄槽に戻され、器具の洗浄に用いられ
る。このような洗浄操作を一定時間行うことにより、洗
浄水中の微生物は完全に殺菌されてしまい、これによっ
て器具の洗浄は終了する。
浄槽内における洗浄により器具から洗出され、洗浄水に
移行し、そして、この洗浄水に移行した微生物は紫外線
照射室での紫外線照射により殺菌され、殺菌処理された
洗浄水は再び洗浄槽に戻され、器具の洗浄に用いられ
る。このような洗浄操作を一定時間行うことにより、洗
浄水中の微生物は完全に殺菌されてしまい、これによっ
て器具の洗浄は終了する。
本発明によれば、病院において使用される各種の身体内
挿入医療器具、例えば、内視鏡(食道、胃、肺、大腸等
の各ファイバースコープ)等を、短時間で効率よくかつ
完全に殺菌洗浄し得るので、その産業的意義は多大であ
る。
挿入医療器具、例えば、内視鏡(食道、胃、肺、大腸等
の各ファイバースコープ)等を、短時間で効率よくかつ
完全に殺菌洗浄し得るので、その産業的意義は多大であ
る。
第1図は本発明方法のフローシートを示す。 1…洗浄槽、2…紫外線照射室、3…オゾン製造装置。
Claims (2)
- 【請求項1】使用後の身体内挿入医療器具を水洗し、該
器具に付着する微生物を洗出する洗浄工程と、該洗浄工
程で得られた微生物を含む洗浄水に254nmの波長を主波
長とする紫外線を照射する殺菌工程と、該殺菌工程で得
られた洗浄水を前記洗浄工程に循環する工程からなる身
体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法。 - 【請求項2】該洗浄工程に循環する洗浄水にオゾンを添
加する請求項1の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202680A JPH064077B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202680A JPH064077B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0489045A JPH0489045A (ja) | 1992-03-23 |
| JPH064077B2 true JPH064077B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=16461376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2202680A Expired - Lifetime JPH064077B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 身体内挿入医療器具の殺菌洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064077B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04297266A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-21 | Agency Of Ind Science & Technol | 医療器具殺菌洗浄装置 |
| JP2531666Y2 (ja) * | 1992-04-10 | 1997-04-09 | 昭永産業株式会社 | 内視鏡自動洗浄装置 |
| JP2012050666A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Sharp Corp | 医療器具洗浄方法および医療器具洗浄装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5963961U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-27 | 東光電気株式会社 | 紫外線ランプ |
| JPS6021534A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Seiko Epson Corp | 回路実装構造 |
| JPS60212141A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-24 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用洗滌装置 |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP2202680A patent/JPH064077B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0489045A (ja) | 1992-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |