JPH0640943A - 眼内手術用剤 - Google Patents
眼内手術用剤Info
- Publication number
- JPH0640943A JPH0640943A JP3185948A JP18594891A JPH0640943A JP H0640943 A JPH0640943 A JP H0640943A JP 3185948 A JP3185948 A JP 3185948A JP 18594891 A JP18594891 A JP 18594891A JP H0640943 A JPH0640943 A JP H0640943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intraocular
- surgery
- agent
- drug
- urokinase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/16—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- A61K38/43—Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
- A61K38/46—Hydrolases (3)
- A61K38/48—Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
- A61K38/49—Urokinase; Tissue plasminogen activator
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/30—Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
- A61K47/36—Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0048—Eye, e.g. artificial tears
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】眼内レンズ移植手術等の諸種の眼内手術の術後
の眼圧上昇を効果的に抑制する。 【構成】本発明の眼内手術用剤は、ウロキナーゼ等の血
栓溶解性を有する薬物を含有し、またはさらに粘弾性を
有する生体適合性のある高分子化合物を含有してなる。
の眼圧上昇を効果的に抑制する。 【構成】本発明の眼内手術用剤は、ウロキナーゼ等の血
栓溶解性を有する薬物を含有し、またはさらに粘弾性を
有する生体適合性のある高分子化合物を含有してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血栓溶解性を有する薬
物を含有してなる眼内手術用剤に関する。さらに具体的
には、たとえばウロキナーゼ等の血栓溶解性を有する薬
物を含有し、またはさらに粘弾性を有する生体適合性の
ある高分子化合物を含有してなる、眼内レンズ移植手術
等の諸種の眼内手術の術後の眼圧上昇を効果的に抑制し
うる眼内手術用剤に関する。
物を含有してなる眼内手術用剤に関する。さらに具体的
には、たとえばウロキナーゼ等の血栓溶解性を有する薬
物を含有し、またはさらに粘弾性を有する生体適合性の
ある高分子化合物を含有してなる、眼内レンズ移植手術
等の諸種の眼内手術の術後の眼圧上昇を効果的に抑制し
うる眼内手術用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】白内障の治療の最終的手段として、眼内
レンズ移植手術が行われるが、眼内レンズを挿入する際
に、眼内レンズと角膜とがわずかに接触するだけでも角
膜内皮障害、角膜浮腫、さらには水疱性角膜炎をひきお
こす虞れがあるので、これを防止するために、眼内レン
ズ挿入補助剤が使用されている。この眼内レンズ挿入補
助剤は、主として生体適合性のある高分子化合物が使用
されており、このような高分子化合物としては、たとえ
ばヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫酸また
はその塩、メチルセルロース等が用いられている。
レンズ移植手術が行われるが、眼内レンズを挿入する際
に、眼内レンズと角膜とがわずかに接触するだけでも角
膜内皮障害、角膜浮腫、さらには水疱性角膜炎をひきお
こす虞れがあるので、これを防止するために、眼内レン
ズ挿入補助剤が使用されている。この眼内レンズ挿入補
助剤は、主として生体適合性のある高分子化合物が使用
されており、このような高分子化合物としては、たとえ
ばヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫酸また
はその塩、メチルセルロース等が用いられている。
【0003】しかし、これらの眼内レンズ挿入補助剤を
使用して眼内レンズ移植手術を行った後は、前房洗浄を
行ってこれら眼内レンズ挿入補助剤を眼外に排出させる
必要があるが、その排出が不充分なときは眼内レンズ挿
入補助剤が眼内に残留してしまうことがあり、この結果
として眼圧が異常に上昇し、角膜が溷濁したり、視神経
が圧迫されることに起因する種々の障害を生じ、最悪の
場合は失明にいたることさえある。そこで、眼内レンズ
移植手術後の眼圧上昇を効果的に抑制する必要があり、
そのために従来からチモロールやアセタゾルアミドなど
の眼圧上昇を抑制する薬剤を投与することが行われてき
た。
使用して眼内レンズ移植手術を行った後は、前房洗浄を
行ってこれら眼内レンズ挿入補助剤を眼外に排出させる
必要があるが、その排出が不充分なときは眼内レンズ挿
入補助剤が眼内に残留してしまうことがあり、この結果
として眼圧が異常に上昇し、角膜が溷濁したり、視神経
が圧迫されることに起因する種々の障害を生じ、最悪の
場合は失明にいたることさえある。そこで、眼内レンズ
移植手術後の眼圧上昇を効果的に抑制する必要があり、
そのために従来からチモロールやアセタゾルアミドなど
の眼圧上昇を抑制する薬剤を投与することが行われてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、これ
らの薬剤は、眼内レンズ移植手術等の諸種の眼内手術の
術後の眼圧上昇の予防、治療に有効であるという報告
も、無効であるという報告もあって、その効果は疑問視
されており、所期の眼圧低下作用が確実であるとはいい
難いのが現状である。従って、効果的に眼内レンズ挿入
手術等の術後の眼圧の上昇を防止する薬剤が強く求めら
れている。
らの薬剤は、眼内レンズ移植手術等の諸種の眼内手術の
術後の眼圧上昇の予防、治療に有効であるという報告
も、無効であるという報告もあって、その効果は疑問視
されており、所期の眼圧低下作用が確実であるとはいい
難いのが現状である。従って、効果的に眼内レンズ挿入
手術等の術後の眼圧の上昇を防止する薬剤が強く求めら
れている。
【0005】
【問題点を解決するための手段】このような現状にあっ
て、本発明者らは眼内レンズ移植手術等の眼科における
手術の術後の眼圧上昇を、眼に悪影響をおよぼすことな
く、効果的に抑制する薬物を求めて、多大の研究を行っ
てきた。その結果、意外にも、たとえばウロキナーゼ等
の血栓溶解性を有する薬物が、術後の眼圧の上昇を抑え
るのに有効であることを見出し、この新知見に基づいて
本発明を完成した。
て、本発明者らは眼内レンズ移植手術等の眼科における
手術の術後の眼圧上昇を、眼に悪影響をおよぼすことな
く、効果的に抑制する薬物を求めて、多大の研究を行っ
てきた。その結果、意外にも、たとえばウロキナーゼ等
の血栓溶解性を有する薬物が、術後の眼圧の上昇を抑え
るのに有効であることを見出し、この新知見に基づいて
本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、たとえばウロキナー
ゼ等の血栓溶解性を有する薬物を含有してなる眼内手術
用剤であって、さらにこれに粘弾性を有する生体適合性
のある高分子化合物を含有する眼内手術用剤をも提供す
る。しかして、このような眼内手術用剤は、眼内レンズ
移植手術等の眼科における諸種の手術の術後の眼圧上昇
を的確に抑制することが分かった。
ゼ等の血栓溶解性を有する薬物を含有してなる眼内手術
用剤であって、さらにこれに粘弾性を有する生体適合性
のある高分子化合物を含有する眼内手術用剤をも提供す
る。しかして、このような眼内手術用剤は、眼内レンズ
移植手術等の眼科における諸種の手術の術後の眼圧上昇
を的確に抑制することが分かった。
【0007】本発明の眼内手術用剤によって、たとえば
ウロキナーゼ等の血栓溶解性を有する薬物を含有する薬
剤が提供される。血栓溶解性を有する薬物としては、先
に例示したウロキナーゼのほか、たとえばアンチトロン
ビンIII、アルガトロバン等があり、これらもウロキ
ナーゼと同様に本発明において使用することができる。
これらの血栓溶解性を有する薬物が眼内レンズ移植手術
後の眼圧上昇を抑制するということは、従来全く知られ
ていなかった事実である。
ウロキナーゼ等の血栓溶解性を有する薬物を含有する薬
剤が提供される。血栓溶解性を有する薬物としては、先
に例示したウロキナーゼのほか、たとえばアンチトロン
ビンIII、アルガトロバン等があり、これらもウロキ
ナーゼと同様に本発明において使用することができる。
これらの血栓溶解性を有する薬物が眼内レンズ移植手術
後の眼圧上昇を抑制するということは、従来全く知られ
ていなかった事実である。
【0008】本発明の眼内手術用剤においては、血栓溶
解性を有する薬を、水性媒体中に溶解した形で使用する
のがよい。水性媒体としては、眼内に注入されたとき
に、眼組織に悪影響を及ぼさないものであればいかなる
水性媒体であってもよく、たとえば精製水、生理食塩
液、適宜の緩衝液等のいずれであってもよい。緩衝液と
しては、たとえば燐酸緩衝液、酢酸緩衝液等が便宜に使
用され得る。これらの水性媒体に血栓溶解性を有する薬
物を溶解し、その液性が房水のpHの近辺にあるように
調整するのがよい。すなわち、本発明の眼内手術用剤
は、pH6〜7.5付近に調製されるのが望ましい。
解性を有する薬を、水性媒体中に溶解した形で使用する
のがよい。水性媒体としては、眼内に注入されたとき
に、眼組織に悪影響を及ぼさないものであればいかなる
水性媒体であってもよく、たとえば精製水、生理食塩
液、適宜の緩衝液等のいずれであってもよい。緩衝液と
しては、たとえば燐酸緩衝液、酢酸緩衝液等が便宜に使
用され得る。これらの水性媒体に血栓溶解性を有する薬
物を溶解し、その液性が房水のpHの近辺にあるように
調整するのがよい。すなわち、本発明の眼内手術用剤
は、pH6〜7.5付近に調製されるのが望ましい。
【0009】ウロキナーゼは、その分子量が約53,0
00のものと約33,000のものとが知られている
が、本発明の眼内手術用剤において血栓溶解性を有する
薬物としてウロキナーゼを使用するときのウロキナーゼ
としては、いずれの分子量を有するものを使用してもよ
く、これらの混合物であってもよい。血栓溶解性を有す
る薬物は、眼内レンズ移植手術に際しては経角膜的に前
房内に注入されるが、その注入量は、血栓溶解性を有す
る薬物の種類、同時に使用する眼内レンズ挿入補助剤の
種類その他の条件によって便宜に選択し得る。血栓溶解
性を有する薬物がウロキナーゼである場合、通常約50
〜300国際単位(I.U.)程度、好ましくは100
〜200国際単位程度を前房中に注入するのがよい。
00のものと約33,000のものとが知られている
が、本発明の眼内手術用剤において血栓溶解性を有する
薬物としてウロキナーゼを使用するときのウロキナーゼ
としては、いずれの分子量を有するものを使用してもよ
く、これらの混合物であってもよい。血栓溶解性を有す
る薬物は、眼内レンズ移植手術に際しては経角膜的に前
房内に注入されるが、その注入量は、血栓溶解性を有す
る薬物の種類、同時に使用する眼内レンズ挿入補助剤の
種類その他の条件によって便宜に選択し得る。血栓溶解
性を有する薬物がウロキナーゼである場合、通常約50
〜300国際単位(I.U.)程度、好ましくは100
〜200国際単位程度を前房中に注入するのがよい。
【0010】本発明の眼内手術用剤には、これらの血栓
溶解性を有する薬物とともに、粘弾性を有する生体適合
性のある高分子化合物を含有させてもよい。ここにいう
生体適合性とは、生体の組織に対して重大な悪影響を与
えることなく生体内に注入ないし投与しうる性質をい
い、望ましくは生体内で分解または吸収されてその後生
体に重大な影響を与えないものが生体性適合性のある材
料として使用される。もっとも、使用後注入した高分子
化合物が容易に除去され得る場合も、本発明の眼内手術
用剤においては生体適合成のあるものとして取り扱われ
る。このような高分子化合物としては、粘弾性を有する
生体適合性のある高分子化合物であればいずれも便宜に
使用することができ、たとえばヒアルロン酸またはその
塩、コンドロイチン硫酸またはその塩、メチルセルロー
ス等のいずれもが有利に使用され得る。これらの粘弾性
を有する生体適合性のある高分子化合物は、従来から眼
内レンズ挿入手術等に際しての手術補助剤として利用さ
れてきたものであるが、これら以外のものであっても、
眼内に注入されたとき眼組織に悪影響を与えないものな
らば、いずれも便宜に使用できることはいうまでもな
い。
溶解性を有する薬物とともに、粘弾性を有する生体適合
性のある高分子化合物を含有させてもよい。ここにいう
生体適合性とは、生体の組織に対して重大な悪影響を与
えることなく生体内に注入ないし投与しうる性質をい
い、望ましくは生体内で分解または吸収されてその後生
体に重大な影響を与えないものが生体性適合性のある材
料として使用される。もっとも、使用後注入した高分子
化合物が容易に除去され得る場合も、本発明の眼内手術
用剤においては生体適合成のあるものとして取り扱われ
る。このような高分子化合物としては、粘弾性を有する
生体適合性のある高分子化合物であればいずれも便宜に
使用することができ、たとえばヒアルロン酸またはその
塩、コンドロイチン硫酸またはその塩、メチルセルロー
ス等のいずれもが有利に使用され得る。これらの粘弾性
を有する生体適合性のある高分子化合物は、従来から眼
内レンズ挿入手術等に際しての手術補助剤として利用さ
れてきたものであるが、これら以外のものであっても、
眼内に注入されたとき眼組織に悪影響を与えないものな
らば、いずれも便宜に使用できることはいうまでもな
い。
【0011】ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸は、遊
離の酸であってもよいが、それらを塩の形として使用し
てもよい。これらの塩としては、たとえばナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属の塩、たとえばカルシウム、
バリウム等のアルカリ土類金属の塩であってもよい。
離の酸であってもよいが、それらを塩の形として使用し
てもよい。これらの塩としては、たとえばナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属の塩、たとえばカルシウム、
バリウム等のアルカリ土類金属の塩であってもよい。
【0012】ヒアルロン酸は、動物組織や微生物の培養
物中から分子量約300,000〜約4,000,00
0のものを得ることができ、これらはいずれも本発明の
眼内手術用剤の成分として利用され得る。コンドロイチ
ン硫酸は分子量約10,000〜50,000程度のも
のが入手可能であり、これらはいずれも使用することが
できる。また、メチルセルロースは分子量9,000〜
270,000程度のものが入手可能であり、これらは
いずれも使用することができる。
物中から分子量約300,000〜約4,000,00
0のものを得ることができ、これらはいずれも本発明の
眼内手術用剤の成分として利用され得る。コンドロイチ
ン硫酸は分子量約10,000〜50,000程度のも
のが入手可能であり、これらはいずれも使用することが
できる。また、メチルセルロースは分子量9,000〜
270,000程度のものが入手可能であり、これらは
いずれも使用することができる。
【0013】これらの生体適合性の高分子化合物を本発
明の眼内手術用剤の成分として使用するときの眼内手術
用剤中における濃度は、その分子量、使用する患者の状
態等によって適宜に選択されるべきであるが、ヒアルロ
ン酸の場合、通常たとえば0.1〜10%程度、コンド
ロイチン硫酸の場合、通常たとえば20%程度、メチル
セルロースの場合、通常たとえば2%以上程度の濃度で
使用するのがよい。これらの生体適合性の高分子化合物
は、それぞれ単独で使用してもよく、本発明の目的に反
しないかぎり、これらの2種類以上を適宜に混合して使
用することもできる。
明の眼内手術用剤の成分として使用するときの眼内手術
用剤中における濃度は、その分子量、使用する患者の状
態等によって適宜に選択されるべきであるが、ヒアルロ
ン酸の場合、通常たとえば0.1〜10%程度、コンド
ロイチン硫酸の場合、通常たとえば20%程度、メチル
セルロースの場合、通常たとえば2%以上程度の濃度で
使用するのがよい。これらの生体適合性の高分子化合物
は、それぞれ単独で使用してもよく、本発明の目的に反
しないかぎり、これらの2種類以上を適宜に混合して使
用することもできる。
【0014】本発明の眼内手術用剤を、眼内レンズ移植
手術において使用するにあたっては、たとえば、適宜の
口径の注射器等を用いて角膜輪部切開創から注入するの
が望ましい。従って、本発明の眼内手術用剤は、注射器
で前房内に注入できる粘度に調製するのがよい。
手術において使用するにあたっては、たとえば、適宜の
口径の注射器等を用いて角膜輪部切開創から注入するの
が望ましい。従って、本発明の眼内手術用剤は、注射器
で前房内に注入できる粘度に調製するのがよい。
【0015】本発明の眼内手術用剤は、手術後の患者の
眼圧上昇の程度、その他の条件によっては、本発明の眼
内手術用剤以外の眼圧調整作用のある薬物を適宜に併用
しても差し支えはない。さらに、本発明の眼内手術用剤
には、本発明の目的を損なわないかぎり、適宜の抗炎症
剤や抗菌剤等の通常眼科用薬剤として使用されうる薬物
を含有させることもできる。
眼圧上昇の程度、その他の条件によっては、本発明の眼
内手術用剤以外の眼圧調整作用のある薬物を適宜に併用
しても差し支えはない。さらに、本発明の眼内手術用剤
には、本発明の目的を損なわないかぎり、適宜の抗炎症
剤や抗菌剤等の通常眼科用薬剤として使用されうる薬物
を含有させることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の血栓溶解性を有する薬物を含有
してなる眼内手術用剤は、眼内レンズ移植手術等の眼科
における手術に際して眼内に注入することにより、術後
の眼圧上昇を的確に抑制することができるので、眼内レ
ンズ移植手術に際して有利に使用され得る。また、この
眼内手術用剤に粘弾性を有する生体適合性のある高分子
化合物を配合することによって、術後の眼圧の上昇を効
果的に防止し得る眼内レンズ挿入補助剤が得られる。
してなる眼内手術用剤は、眼内レンズ移植手術等の眼科
における手術に際して眼内に注入することにより、術後
の眼圧上昇を的確に抑制することができるので、眼内レ
ンズ移植手術に際して有利に使用され得る。また、この
眼内手術用剤に粘弾性を有する生体適合性のある高分子
化合物を配合することによって、術後の眼圧の上昇を効
果的に防止し得る眼内レンズ挿入補助剤が得られる。
【0017】
【実験例】以下、実験例および実施例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
【0018】〔実験例1〕家兎ヒアルロン酸ナトリウム前房内注入後の眼圧上昇に
対するウロキナーゼの効果 〔試験方法〕 動物:白色家兎を用いた。 薬物:1%ヒアルロン酸ナトリウム(分子量200万) ウロキナーゼほミドリ十字社製の試薬3000I.U.
(賦形剤としてマンニトール)を用いた。 実験:白色家兎(2.2〜3.0kg)を用いた。 30G針を用いて経角膜的に前房内に刺入し前房水15
0μlを採取した。直後にヒアルロン酸ナトリウム含有
生理食塩液150μlを注入した。反対眼にはウロキナ
ーゼ含有ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアルロン酸ナトリ
ウム9容量に対しウロキナーゼ100I.U.を1容量
加えた)150μlを注入した。注入後1、2、3、
4、6および8時間後にPTG(Pneumatono
graph,アルコン社)を用いて眼圧を測定した。そ
の結果を第1図に示す。この実験の結果からウロキナー
ゼはヒアルロン酸ナトリウム前房内注入後の眼圧上昇を
効果的に抑制していることがわかる。
対するウロキナーゼの効果 〔試験方法〕 動物:白色家兎を用いた。 薬物:1%ヒアルロン酸ナトリウム(分子量200万) ウロキナーゼほミドリ十字社製の試薬3000I.U.
(賦形剤としてマンニトール)を用いた。 実験:白色家兎(2.2〜3.0kg)を用いた。 30G針を用いて経角膜的に前房内に刺入し前房水15
0μlを採取した。直後にヒアルロン酸ナトリウム含有
生理食塩液150μlを注入した。反対眼にはウロキナ
ーゼ含有ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアルロン酸ナトリ
ウム9容量に対しウロキナーゼ100I.U.を1容量
加えた)150μlを注入した。注入後1、2、3、
4、6および8時間後にPTG(Pneumatono
graph,アルコン社)を用いて眼圧を測定した。そ
の結果を第1図に示す。この実験の結果からウロキナー
ゼはヒアルロン酸ナトリウム前房内注入後の眼圧上昇を
効果的に抑制していることがわかる。
【0019】〔実施例1〕分子量53000のウロキナ
ーゼ100I.U.を0.1mlの生理食塩液に溶解
し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用す
る。
ーゼ100I.U.を0.1mlの生理食塩液に溶解
し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用す
る。
【0020】〔実施例2〕分子量70万〜400万のヒ
アルロン酸ナトリウム4mgと分子量53000のウロ
キナーゼ100I.U.を0.4mlの生理食塩液に溶
解し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用
する。
アルロン酸ナトリウム4mgと分子量53000のウロ
キナーゼ100I.U.を0.4mlの生理食塩液に溶
解し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用
する。
【0021】〔実施例3〕分子量75000〜50万の
コンドロイチン硫酸ナトリウム80mgと分子量530
00のウロキナーゼ100I.U.を0.4mlの緩衝
水溶液に溶解し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤
として使用する。
コンドロイチン硫酸ナトリウム80mgと分子量530
00のウロキナーゼ100I.U.を0.4mlの緩衝
水溶液に溶解し、眼内レンズ挿入手術時に眼内手術用剤
として使用する。
【0022】〔実施例4〕分子量2万〜50万のメチル
セルロース4mgと分子量53000のウロキナーゼ1
00I.U.を0.4mlの生理食塩水に溶解し、眼内
レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用する。
セルロース4mgと分子量53000のウロキナーゼ1
00I.U.を0.4mlの生理食塩水に溶解し、眼内
レンズ挿入手術時に眼内手術用剤として使用する。
【0023】
【図1】実験例1における家兎の眼圧の変化を横軸に時
間(時間)縦軸に眼圧(mmHg)をとって示す。
間(時間)縦軸に眼圧(mmHg)をとって示す。
●……●はウロキナーゼとヒアルロン酸ナトリウムとを
含有する生理食塩液を注入した眼の眼圧を示す。 ▲黒四角▼……▲黒四角▼はヒアルロン酸のみを含有す
る生理食塩液を注入した対照眼の眼圧を示す。
含有する生理食塩液を注入した眼の眼圧を示す。 ▲黒四角▼……▲黒四角▼はヒアルロン酸のみを含有す
る生理食塩液を注入した対照眼の眼圧を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/36 Z 7433−4C //(A61K 37/54 31:73) (A61K 37/54 31:72)
Claims (4)
- 【請求項1】 血栓溶解性を有する薬物を含有してなる
眼内手術用剤。 - 【請求項2】 血栓溶解性を有する薬物がウロキナーゼ
である請求項1に記載の眼内手術用剤。 - 【請求項3】 血栓溶解性を有する薬物とともに粘弾性
を有する生体適合性のある高分子化合物を含有する請求
項1または2に記載の眼内手術用剤。 - 【請求項4】 粘弾性を有する生体適合性のある高分子
化合物がヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫
酸またはその塩およびメチルセルロースからなる群から
選ばれる少なくとも1種である請求項3に記載の眼内手
術用剤。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3185948A JPH0640943A (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 眼内手術用剤 |
| TW081103044A TW203555B (ja) | 1991-04-22 | 1992-04-18 | |
| CA002085732A CA2085732A1 (en) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Pharmaceutical composition for use in intraocular surgery |
| ES92908283T ES2120443T3 (es) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Composicion farmaceutica para usar en cirugia intraocular. |
| EP92908283A EP0540747B1 (en) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Medicine for intraocular operation |
| AT92908283T ATE170756T1 (de) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Medizin zur intraokularen operation |
| PCT/JP1992/000509 WO1992018163A1 (en) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Medicine for intraocular operation |
| KR1019920703141A KR930700138A (ko) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | 안구내 수술용 약제 |
| DE69226926T DE69226926T2 (de) | 1991-04-22 | 1992-04-20 | Medizin zur intraokularen operation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3185948A JPH0640943A (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 眼内手術用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640943A true JPH0640943A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16179682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3185948A Pending JPH0640943A (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 眼内手術用剤 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0540747B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0640943A (ja) |
| KR (1) | KR930700138A (ja) |
| AT (1) | ATE170756T1 (ja) |
| CA (1) | CA2085732A1 (ja) |
| DE (1) | DE69226926T2 (ja) |
| ES (1) | ES2120443T3 (ja) |
| TW (1) | TW203555B (ja) |
| WO (1) | WO1992018163A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021220712A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | ロート製薬株式会社 | 眼科組成物 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19606551C2 (de) * | 1996-02-22 | 2000-06-08 | Basotherm Gmbh | rt-PA zur Prävention des Nachstars nach Kataraktoperation |
| JP2001213798A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-08-07 | Mitsubishi-Tokyo Pharmaceuticals Inc | 眼科手術補助剤 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02167233A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-06-27 | Kiyoshi Kita | 眼内手術補助剤 |
| JPH0236128A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-06 | Kiyoshi Kita | 眼内注射剤 |
| JPH02164828A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Taiho Yakuhin Kogyo Kk | 水晶体摘出術後の合併症の治療及び防止剤 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3185948A patent/JPH0640943A/ja active Pending
-
1992
- 1992-04-18 TW TW081103044A patent/TW203555B/zh active
- 1992-04-20 ES ES92908283T patent/ES2120443T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-20 EP EP92908283A patent/EP0540747B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-20 WO PCT/JP1992/000509 patent/WO1992018163A1/ja not_active Ceased
- 1992-04-20 CA CA002085732A patent/CA2085732A1/en not_active Abandoned
- 1992-04-20 DE DE69226926T patent/DE69226926T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-20 KR KR1019920703141A patent/KR930700138A/ko not_active Ceased
- 1992-04-20 AT AT92908283T patent/ATE170756T1/de not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021220712A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | ロート製薬株式会社 | 眼科組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW203555B (ja) | 1993-04-11 |
| ES2120443T3 (es) | 1998-11-01 |
| EP0540747A4 (en) | 1993-08-04 |
| ATE170756T1 (de) | 1998-09-15 |
| WO1992018163A1 (en) | 1992-10-29 |
| KR930700138A (ko) | 1993-03-13 |
| EP0540747B1 (en) | 1998-09-09 |
| CA2085732A1 (en) | 1992-10-23 |
| DE69226926D1 (de) | 1998-10-15 |
| EP0540747A1 (en) | 1993-05-12 |
| DE69226926T2 (de) | 1999-04-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5612027A (en) | Controlled release of miotic and mydriatic drugs in the anterior chamber | |
| US5792103A (en) | Viscosurgical method and apparatus | |
| US5972326A (en) | Controlled release of pharmaceuticals in the anterior chamber of the eye | |
| US6745776B2 (en) | Methods for reducing postoperative intraocular pressure | |
| AU1079700A (en) | Hyaluronic acid gel, process for the preparation thereof and medical materials containing the same | |
| RU2398566C2 (ru) | Применение вязкоупругой композиции по новому назначению | |
| CA1336396C (en) | Intraocular anticoagulant including antithrombin iii and method of administration | |
| Nuyts et al. | Occlusion of the retinal vasculature after trabeculectomy with mitomycin C | |
| Hoopes | Sodium hyaluronate (Healon®) in anterior segment surgery: A review and a new use in extracapsular surgery | |
| RU2147876C1 (ru) | Фармацевтическая композиция для обезболивания в офтальмологии | |
| JPH0640943A (ja) | 眼内手術用剤 | |
| RU2148404C1 (ru) | Фармацевтическая композиция для медикаментозного расширения зрачка в офтальмологии | |
| RU2076671C1 (ru) | Раствор для защиты и лечения заболеваний и повреждений роговицы "визитон" | |
| RU2284181C2 (ru) | Фармацевтическая композиция для профилактики инфекции в офтальмологии "интрависк" | |
| WO1999040933A1 (en) | Use of hyaluronidase to reduce viscoelastic related increases in intraocular pressure | |
| Genstler et al. | Amvisc® in extracapsular cataract extraction | |
| JPH0236128A (ja) | 眼内注射剤 | |
| HK1029929B (en) | Opthalmic composition | |
| HK1029929A1 (en) | Opthalmic composition | |
| HK1026839A (en) | Controlled release of pharmaceuticals in the anterior chamber of the eye | |
| WO2007118017A2 (en) | Method for preventing increases in postoperative intraocular pressure | |
| MXPA99008634A (en) | Controlled release of pharmaceuticals in the anterior chamber of the eye |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001114 |