JPH0641347B2 - 線材台形整列巻き装置における線材接着方法 - Google Patents

線材台形整列巻き装置における線材接着方法

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JPH0641347B2
JPH0641347B2 JP11688489A JP11688489A JPH0641347B2 JP H0641347 B2 JPH0641347 B2 JP H0641347B2 JP 11688489 A JP11688489 A JP 11688489A JP 11688489 A JP11688489 A JP 11688489A JP H0641347 B2 JPH0641347 B2 JP H0641347B2
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潤 五十嵐
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、連続的に送られてくる線材を全体として截
頭円錐形状を有するテーパボビンに整列巻きする線材台
形整列巻き装置における線材接着方法に関する。
[従来の技術] 線材を単に円筒形のボビンに整列巻きしたものに対し
て、線材を截頭円錐形を有するテーパボビンに整列巻き
したもの、すなわちテーパボビンを縦断面図で見た場合
に線材巻付層がテーパボビンの外周上に台形断面を有す
るように巻き付けられる線材の台形整列巻き付けにおい
ては、巻き付けられた線材をボビン軸の方向に引っ張っ
て巻きほどく動作が円滑に行われるので、このような線
材台形整列巻きは種々の用途に採用されている。
線材を上記のようにテーパボビンに台形整列巻きする線
材台形整列巻き装置においては、線材送り出し部から送
り出された線材は、線材送り方向と直交するボビントラ
バース軸方向に線材巻き取りのための回転を行ないなが
ら線材巻きピッチ分ずつ横移動するテーパボビンに、第
7図、第8図に示すように巻き付けられる。すなわち、
巻き込み部のボビン支持台1に上面が水平となる角度で
回転可能に支持されたテーパボビン2に線材3が既巻付
線のピッチ溝(既にテーパボビン2に巻かれている線材
の隣接する線材間の谷間)4に入る形で台形整列巻きさ
れる。線材をテーパボビンにこのように巻き付けること
を称して台形整列巻きと呼ぶ。この場合、線材3は、テ
ーパボビン2の両側端を除く中間部における巻き取り動
作、つまり定常巻き動作の状態では、遅れ角αをつけて
テーパボビン2に巻き取られる。
上記のテーパボビンへの線材の台形整列巻き動作におい
て、中間部の定常巻き動作については比較的問題は少な
いが、線材が巻き取られつつテーパボビンの側端部に達
した後ターン(方向転換)する際、つまりボビン移動方
向の左右反転時(以下、単にターン時という)には、特
にボビンがテーパ状であることから巻付線の山がくずれ
易い。このため従来は、ターン時には、作業員が手作業
により線材を既巻付線(テーパボビン2に既に巻かれて
いる線材)のテーパボビン側端部から例えば2〜3溝だ
け折り返してボビン幅方向内側の既巻付線ピッチ溝に入
れ、この状態で線材の既巻付線への乗り上げ部に接着剤
を吐出して、前記線材の乗り上げ部分を既巻付線に対し
て接着し、その後ボビン移動方向を反転させている。
ところで上記のように手作業でターン動作を行う従来方
法ではきわめて非能率的であり、線材台形整列巻き装置
の稼働率を十分向上させることができないので、このタ
ーン動作を自動化することが考えられるが、この自動化
に当たっては、前記線材接着作業の自動化が必要であ
る。このような自動的な線材接着手段として、従来、右
ターン時を示す第9図(イ)および左ターン時を示す第
9図(ロ)のように、自動的に接着剤を吐出する接着剤
吐出器4,5を右ターン用および左ターン用として2個
設けることが考えられている。このように、接着剤吐出
器を右ターン用、左ターン用別々に設けるのは、線材の
中心位置決めをするためのワイヤガイド6に線材3が当
たる面が右ターン時と左ターン時とで反対となるからで
ある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の線材接着方法では、接着剤吐出器を2個必要
とするので、構造が複雑である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、1個の接着
剤吐出器を右ターン用および左ターン用として兼用する
ことができる線材接着方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため本発明は、全体として截頭円錐
形状を有し、線材送り方向と直交するボビントラバース
軸方向に線材巻き取りのための回転を行ないながら横移
動するテーパボビンに線材を台形整列巻きする線材台形
整列巻き装置において、ボビン移動方向の左右反転時
に、線材の側方に当てたワイヤガイドにより線材の中心
位置決めをした状態で線材を設定ピッチだけ折り返す際
に、線材の既巻付線への乗り上げ部を既巻付線側に接着
する線材接着方法であって、 一方の反転時には、線材を前記ワイヤガイドに当てて設
定ピッチ分だけ折り返した後、線材の既巻付線への乗り
上げ部分に接着剤を吐出して既巻付線に対する線材の接
着を行い、他方の反転時には、線材を折り返す前に、既
巻付線側の接着予定箇所に接着剤を吐出した後、線材を
前記ワイヤガイドに当てて設定ピッチ分だけ折り返し
て、既巻付線に対する線材の接着を行うことを特徴とす
る線材台形整列巻き装置における線材接着方法である。
[作用] 上記の線材接着方法において、例えば右ターン時(一方
の反転時)には、従来と同様に、線材の折り返しが行わ
れた状態で、線材の既巻付線への乗り上げ部に直接接着
剤が吐出され、線材接着が行われる。そして左ターン時
(他方の反転時)には、あらかじめ既巻付線側に接着剤
が吐出され、入線線材が折り返されて、既巻付線側の既
に吐出された接着剤部分に乗り上げた時に線材接着が行
われる。すなわち、本発明方法によれば、1個の接着剤
吐出器を右ターン用および左ターン用として兼用するこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第8図を参照して説
明する。
第1図は線材をテーパボビンに台形整列巻きする線材台
形整列巻き装置における線材巻き込み部近傍の平面図、
第2図は同側面図で、全体として截頭円錐形状を有する
テーパボビン2は前記第7図、第8図に示したようにボ
ビン支持台1に上面が水平となる角度で回転可能に支持
され、ボビン支持台1は数値制御によりボビントラバー
ス軸(イ)方向の移動を制御される。
テーパボビン2の線材送り方向上流側(第1図、第2図
において左方)には、線材3の中心位置決めを行う中心
位置決め部4が設置され、その線材送り方向上流側にパ
ラフイン塗布部5が設置されている。図示は省略した
が、このパラフイン塗布部5の図において左方に線材送
り出し部が設けられている。
前記テーパボビン2の上方には、ワイヤガイド6、透過
式センサ7および自動接着剤吐出器8が配置されてい
る。これらワイヤガイド6、透過式センサ7、自動接着
剤吐出器8はアーム9に取り付けられており、このアー
ム9は垂直なスクリュウ10に螺合し、かつ垂直ガイド
11により案内されて昇降可能にされている。スクリュ
ウ10は、ボビントラバース軸(イ)と平行な移動軸
(ロ)を持つ単軸ロボット12の可動ヘッド13上に設
けられ、かつ、可動ヘッド13に設けた回転駆動部14
により回転させられるようになっており、この回転駆動
部14によりスクリュウ10を回転させて前記アーム9
およびこれに取り付けられたワイヤガイド6、透過式セ
ンサ7、自動接着剤吐出器8を昇降させることができ
る。
前記自動接着剤吐出器8は、接着剤の吐出その他の動作
を自動的に行って、後述するように入線線材3の既巻付
線への乗り上げ部分を既巻付線に対して接着する。
前記ワイヤガイド6は入線線材3をボビントラバース軸
(イ)と垂直な位置(すなわち遅れ角が零となる位置)
に拘束する中心位置決めのためのもので、図示例のもの
は単なる垂直な板状をなしている。
前記透過式センサ7は、ワイヤガイド6が下降する際に
入線線材3を検出するためのもので、上から見て入線線
材3を挟む両側に投光部7aと受光部7bとを備え、か
つ、その高さ位置はワイヤガイド6の下端より若干上側
にされている。
前記中心位置決め部4は、位置決め部ベース15上に中
心軸16を中心として回転可能な台形状のガイドアーム
17を有し、このガイドアーム17の左右位置における
ベース15上に右ターン用光電スイッチ18aおよび左
ターン用光電スイッチ18bを持ち、ガイドアーム17
の先端には、線材3を通す縦のスリット19aを持つ線
材追従用のスリット部材19が設けられている。また、
前記ベース15の線材送り方向上流側の端部には線材の
送り位置を規定する位置固定の2本の垂直なガイドロー
ラ20が設けられている。
前記パラフイン塗布部5は、定常運転時に、線材の滑り
をよくするために線材にパラフインを塗布するものであ
る。
次に動作について説明する。
第1図、第2図において、定常巻き動作においては、図
示略の線材送り出し部から送り出される線材3は、パラ
フイン塗布部5においてパラフインを塗布され、ガイド
ローラ20間を通り、遅れ角αをつけた状態で中心位置
決め部4のスリット19aを通ってテーパボビン2に巻
き取られる。この場合、アーム9は上昇しており、ワイ
ヤガイド6、透過式センサ7、自動接着剤吐出器8は線
材3から上方に離れている。そして、数値制御装置によ
り制御されて動作するテーパボビン2は、回転しつつボ
ビントラバース軸方向に向って線材巻きピッチ分づつ横
移動して、線材の整列巻きを行う。
次にターン時の動作を第8図のフローチャートを参照し
て説明する。線材3の定常巻きが進んで線材3がテーパ
ボビン2の一側端部に達すると、(すなわち、中間部整
列巻きが終了すると)、線材の中心位置決めを行う。詳
細説明は省略するが、この中心位置決め動作の際には、
中心位置決め部4で線材が中心に位置しているか否かを
検出する。次いで、単軸ロボット12がスタートして、
線材を中心位置決めするような所定位置にワイヤガイド
を移動させ、次いで下降させる。第4図(イ)は線材の
中心位置決めをした状態(すなわち、遅れ角αを零とし
た状態)、かつ、ワイヤガイド6をセットした状態を示
す。この時、自動接着剤吐出器8も所定位置に位置す
る。
次いで、テーパボビン2が第4図(イ)の右方向(矢印
a方向)に設定ピッチ分(数値制御(NC)により例え
ば3.5ピッチ分)だけ移動して第4図(ロ)のように
入線線材3を端部より前記3.5ピッチだけ内側(ボビ
ン幅方向中央側)に折り返し、次いで、自動接着剤吐出
器8により接着剤を入線線材の既巻付線への乗り上げ部
分に吐出して入線線材を既巻付線に対して接着する。
次いで、吐出された接着剤Sを例えばエアー吹き付け等
により乾燥させた後、寸動運転により入線線材を2〜3
回テーパボビン2に巻き込み、次いで単軸ロボット12
が元の位置に復帰し、次いでテーパボビン2を第4図
(ロ)の左方(矢印b方向)に向って遅れ角α相当分だ
け横移動させて入線線材を遅れ角αをつけ(図は遅れ角
αを付ける前の状態)、次いで定常運転を開始する。
なお、定常運転時には、パラフィン塗布部5により線材
にパラフィンを塗布し、ターン時にはパラフィン塗布は
中止する。なお、以上の線材接着動作は従来と同様であ
る。
次に反対側のターン時の動作について説明すると、同じ
く線材3の定常巻きが進んで線材3がテーパボビン2の
他端側に達すると(すなわち、中間部整列巻きが終了す
ると)、線材の中心位置決めを行う。第5図(イ)は、
線材の中心位置決めをした状態である。次いで、単軸ロ
ボット12が移動して、ワイヤガイド6および自動接着
剤吐出器8をボビントラバース方向の所定の位置に停止
させ、次いで、自動接着剤吐出器8を作動させて既巻付
線側の接着予定箇所に接着剤Sをあらかじめ吐出してお
く。
次いで、ワイヤガイド6を下降させるとともに、テーパ
ボビン2を第5図(ロ)の左方向(矢印b方向)に向っ
て設定ピッチ(例えば前述の3.5ピッチ)だけ横移動
させる。第5図(ハ)は設定ピッチ分だけ横移動した状
態を示す。この時、入線線材3は既巻付線への乗り上げ
部分に吐出された接着剤部分を通過して、線材接着が行
われることになる。
続いて前述と同様に、接着剤の乾燥、寸運運転、単軸ロ
ボット12の復帰、線材の遅れ角付けを行った後、再び
定常運転を開始する。
上述のように、1個の接着剤吐出器8を右ターン用およ
び左ターン用として兼用することができる。
なお、本発明方法を適用することができる線材として
は、電線、光ファイバ、糸、鉄線、ピアノ線その他種々
あり、特に限定されない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法は、一方の反転時には、
線材をワイヤガイドに当てて設定ピッチ分だけ折り返し
た後、線材の既巻付線への乗り上げ部分に接着剤を吐出
して既巻付線に対しての線材の接着を行い、他方の反転
時には、線材を折り返す前に、既巻付線側の接着予定箇
所に接着剤を吐出した後、線材を前記ワイヤガイドに当
てて設定ピッチ分だけ折り返して、既巻付線に対しての
線材の接着を行うものであるから、1個の接着剤吐出器
を右ターン用および左ターン用として兼用することが可
能となり、線材接着のための機構を簡略化することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例方法を適用した線材台形整列
巻き装置の整列巻き部近傍の平面図、第2図は同側面
図、第3図は、第1図における要部のIII矢視図、第4
図(イ),(ロ)は右ターン時の動作説明図、第5図
(イ),(ロ),(ハ)は左ターン時の動作説明図、第
6図はターン時の動作のフローチャート、第7図はテー
パボビンへの線材の整列巻き要領を説明する平面図、第
8図は同正面図、第9図(イ),(ロ)は従来の線材接
着方法の説明図である。 2……テーパボビン、3……線材、4……中心位置決め
部、6……ワイヤガイド、8……自動接着剤吐出器、 12……単軸ロボット、(イ)……ボビントラバース
軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体として截頭円錐形状を有し、線材送り
    方向と直交するボビントラバース軸方向に線材巻き取り
    のための回転を行ないながら横移動するテーパボビンに
    線材を台形整列巻きする線材台形整列巻き装置におい
    て、ボビン移動方向の左右反転時に、線材の側方に当て
    たワイヤガイドにより線材の中心位置決めをした状態で
    線材を設定ピッチだけ折り返す際に、線材の既巻付線へ
    の乗り上げ部を既巻付線側に接着する線材接着方法であ
    って、 一方の反転時には、線材を前記ワイヤガイドに当てて設
    定ピッチ分だけ折り返した後、線材の既巻付線への乗り
    上げ部分に接着剤を吐出して既巻付線に対する線材の接
    着を行い、他方の反転時には、線材を折り返す前に、既
    巻付線側の接着予定箇所に接着剤を吐出した後、線材を
    前記ワイヤガイドに当てて設定ピッチ分だけ折り返し
    て、既巻付線に対する線材の接着を行うことを特徴とす
    る線材台形整列巻き装置における線材接着方法。
JP11688489A 1989-05-10 1989-05-10 線材台形整列巻き装置における線材接着方法 Expired - Lifetime JPH0641347B2 (ja)

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