JPH0641502Y2 - 仏壇飾り用の瓔珞 - Google Patents

仏壇飾り用の瓔珞

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JPH0641502Y2
JPH0641502Y2 JP1989067800U JP6780089U JPH0641502Y2 JP H0641502 Y2 JPH0641502 Y2 JP H0641502Y2 JP 1989067800 U JP1989067800 U JP 1989067800U JP 6780089 U JP6780089 U JP 6780089U JP H0641502 Y2 JPH0641502 Y2 JP H0641502Y2
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三郎 小田原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、金箔が貼り合わされた仏壇飾りとしての瓔
珞(ようらく)に関する。
〔従来の技術〕 従来、主に寺院に存置されるような大きな仏壇では、輪
灯や隅灯の周縁部に、飾りとしての瓔珞が数珠繋ぎに吊
り下げられる。
瓔珞には、四ッ枠(第5図)と、三ッ枠(第6図)とが
あり、いずれも外面全体に金箔が貼り合わされる。しか
し、99%が四ッ枠である。
瓔珞の構造については、中心に数珠繋ぎのための糸を通
す通し孔11があって、その中心の根部に、飾り羽根状枠
3が四ッ枠では四方へ、三ッ枠では三方へそれぞれ放射
状に突設され、各飾り羽根状枠には例えば葉や魚等の形
状が形成され、その模様の空いた箇所に孔が空いていた
りして極めて複雑な形状となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
金箔貼りは手作業によってなされるが、三ッ枠の場合で
あれば四ッ枠の場合であれ、飾り羽根状枠と飾り羽根状
枠との間の入り込んだ箇所に金箔を貼り合わせることに
なり、その作業に非常に困難を伴い、殊に、飾り羽根状
枠の抜孔の内縁部や模様形成溝に金箔を貼り合わせる場
合に、隣接する飾り羽根状枠が貼り合わせの妨げになっ
ていた。
そして、例えば、穴の内側に金箔を貼る場合には、爪楊
枝の先にそれを回しながら金箔を付着したり、マッチ棒
の先に金箔を貼ってマチ棒を回しながら貼りを移し変え
るというように、非能率的な苦労が強いられていた。し
かし、瓔珞は、形状が複雑であるが故に価値があるの
で、形状を変えることはできなく、非能率的な手仕事の
ためにどうしてもコスト高となることは避けられなかっ
た。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、金箔の平面的
な貼り合わせとなるために、金箔の貼り合わせ作業が簡
素で能率化されるような瓔珞を提供することを目的とし
たものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、 1)四ッ枠の瓔珞において、相対方向の一対の飾り羽根
状枠の連結体として二分割に成形し、両連結体には両飾
り羽根状枠間に共通の根部を設けると共に、両方の連結
体の根部には、交差可能に他方の連結体の根部を挟む切
欠溝を設け、且つ両方の根部の中心に吊り糸の通し孔を
縦軸通し状に形成し、さらに、両連結体の各両面におい
ては、交差部に他方の連結体をその厚み幅で挾む案内突
条を形成し、このように成形した両連結体の表面にそれ
ぞれ金箔を貼り合わせ、両連結体を切欠溝で互いに差し
合わせて組み立てて仏壇飾り用の瓔珞を構成した。
2)三ッ枠の瓔珞において、一対の飾り羽根状枠の連結
体と、一片の単一飾り羽根状枠との二片に分割成形し、
連結体には両飾り羽根状枠間に共通の根部を設け、連結
体と単一飾り羽根状枠とを交差可能に、単一飾り羽根状
枠の根部に上下いずれか半部が欠除する切欠部を設ける
一方、連結体の根部に単一飾り羽根状枠の根部を挾む切
欠溝を設け、且つ両方の根部に吊り糸の通し孔を縦軸通
し状に形成し、さらに、連結体および単一飾り羽根状枠
連結体との各両面においては、交差部に他方をその厚み
で挾む案内突条を形成し、このように成形した連結体と
単一飾り羽根状枠との表面にそれぞれ金箔を貼り合わ
せ、切欠溝と切欠部とで互いに差し合わせて組み立てて
仏壇飾り用の瓔珞を構成した。
〔作用〕
1)上記の四ッ枠の場合における瓔珞の構成によれば、
両連結体の組合せによって四ッ枠に組み立てられるもの
であるが、組み立て前においては、両連結体が相対方向
の両飾り羽根状枠からなる平面状の板であるので、金箔
貼りの際に作業の手や器具が支える箇所がなく、容易に
金箔貼り作業をなすことができる。
しかも、組み立てるときには、各両面で違いに両案内突
条に案内されるために、非常に組立て作業が容易であ
り、また、案内突条により横ずれや傾斜が阻止されるの
で、組立てた状態が極めて安定する。
また、両連結体を組み立てると、切欠溝が相互に挟み付
けて見えなくなるので、一体成形した場合と同様の外観
を呈する。しかも、両方の根部が接続されて通し孔が連
通するので、その連通した通し孔に吊り糸を通して使用
することができる。
2)三ッ枠の瓔珞の場合も同様であつて、組立てが容易
であり、組立ての安定性を確保し得るし、単一飾り羽根
状枠に金箔を容易に貼り得ることは勿論、連結体は
「く」字形に曲がった板状であっても、一片の飾り羽根
状枠が欠除しているために、その連結体の金箔の貼り作
業も容易になし得る。
そして、この場合も、連結体の切欠溝が単一飾り羽根状
枠の根部を挟み付けて見えなくなるため、一体成形され
たと同様の外観を呈し、両根部の通し孔も連通する。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
四ッ枠の場合 第1図ないし第3図は四ッ枠としての一実施例を示した
もので、その仏壇飾り用の瓔珞Pは、上位と下位の二枚
の連結体1,2の組合せからなっており、それぞれプラス
チックで一体成形されている。
両連結体1、2は、一対の飾り羽根状枠3、3を一体化
したもので、両飾り羽根状枠3の間には共通の根部4、
5を有し、各飾り羽根状枠3には葉の形3aや魚の形3b等
を形成され、それら形の間に抜孔3c、3cを有する。
両連結体1、2においては、上位であると根部4の下半
部に、下位であると根部5の上半部にそれぞれ切欠溝
6、7を設け、両切欠溝6、7が他方の根部5、4を挟
み付ける巾に形成されている。
また、根部4、5の各両側縁には案内突条8、8を設
け、両案内突条8、8を切欠溝6、7の側縁に延長して
形成してある。さらに、根部4、5には中心に吊り糸10
の通し孔11a,11bを設けてある。
また、各飾り羽根状枠3には、魚の形3bの目の当りに鈴
12の吊り糸13を通す掛止孔14を開けてある。
そして以上のように成形された両連結体1、2には、全
面に金箔が貼り付けてある。
金箔の貼り合わせ作業は、両連結体1、2の組立て前に
行われるが、両連結体1、2は板状であるので、ピンセ
ットで摘みながら金箔を所定の個所に並べて一挙に貼る
というように、その作業を能率よく行うことができる。
ちなみに、同じような形状に一体成形された従来の瓔珞
に金箔を貼る場合には、40縁の作業賃が掛かったのに対
して、上記のように二分割した場合には、それが8円以
下であり、少なくとも5分の1の作業賃で済むことが分
かった。しかも、組立てが極めて容易である。なお、こ
の考案において、金箔には金と同じような色合いの金属
箔を含むものとする。
両連結体1、2を組み立てるときには、両連結体の切欠
溝6、7を向かい合わせて互いに押し合わせる。そうす
ると案内突条8、8がガイドとなって切欠溝6、7が所
定の箇所において根部5、4を挟み付け、案内突条8、
8によっていずれが防止されるため、がたつきのない緊
密で安定した組立て状態が得られる。
三ッ枠の場合 第4図は三ッ枠としての実施例を示したもので、この場
合の瓔珞Pは、上位としての連結体1Aと、下位としての
単一飾り羽根状枠3Aとからなるもので、連結体1Aでは両
飾り羽根状枠3、3が120度の角度開きになっているほ
かは前記実施例の連結体1と同じである。また、単一飾
り羽根状枠3Aには根部5と、切欠溝7に代わる切欠部7a
を有する等、基本的には前記実施例の連結体2と同じで
ある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、四ッ枠や三ッ
枠の瓔珞において、金箔の貼り合わせ作業が平面的か平
面に近い形状になるので、作業が簡素で能率化され、複
雑な作業工程を要しなく短時間に作業ができ、しかも、
組み立てが極めて容易であるばかりか、その安定性を確
保できるため、省力化による瓔珞の安価な提供に適し、
組み立てによるけれども外観上は一体成形と同様に見え
体裁が良好である等の優れた効果がある。
殊に、組立てについては、切欠溝を設けることにより、
四ッ枠の瓔珞では連結体と連結体とを交差させ、三ッ枠
の瓔珞では連結体と単一飾り羽根状枠とを交差させて組
立て作業がなされるが、その交差部分の両面に案内突条
を設けたことから、それに案内されるために、差込みに
よる組立てが極めて容易であるし、組立てが極めて安定
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は四ッ枠としての一実施例を示し、
第1図は分解斜視図、第2図は組み立て使用状態を示す
斜視図、第3図は第2図A−A線矢視における中心部の
拡大断面図である。 第4図は三ッ枠としての一実施例を示す第1図に対応す
る分解斜視図である。 第5図および第6図は従来例を示す説明図である。 P……仏壇飾り用の瓔珞、1、2……連結体 1A……連結体、3……飾り羽根状枠 3A……単一飾り羽根状枠、4、5……根部 6、7……切欠溝、7a……切欠部 8……案内突条、10……吊り糸 11a、11b……通し孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四ッ枠の瓔珞において、相対方向の一対の
    飾り羽根状枠の連結体として二分割に成形し、両連結体
    には両飾り羽根状枠間に共通の根部を設けると共に、両
    方の連結体の根部には、交差可能に他方の連結体の根部
    を挟む切欠溝を設け、且つ両方の根部の中心に吊り糸の
    通し孔を縦軸通し状に形成し、さらに、両連結体の各両
    面においては、交差部に他方の連結体をその厚み幅で挟
    む案内突条を形成し、このように成形した両連結体の表
    面にそれぞれ金箔を貼り合わせ、両連結体を切欠溝で互
    いに差し合わせて組み立てたことを特徴とする仏壇飾り
    用の瓔珞。
  2. 【請求項2】三ッ枠の瓔珞において、一対の飾り羽根状
    枠の連結体と、一片の単一飾り羽根状枠との二片に分割
    成形し、連結体には両飾り羽根状枠間に共通の根部を設
    け、連結体と単一飾り羽根状枠とを交差可能に、単一飾
    り羽根状枠の根部に上下いずれか半部が欠除する切欠部
    を設ける一方、連結体の根部に単一飾り羽根状枠の根部
    を挟む切欠溝を設け、且つ両方の根部に吊り糸の通し孔
    を縦軸通し状に形成し、さらに、連結体および単一飾り
    羽根状枠連結体との各両面においては、交差部に他方を
    その厚みで挾む案内突条を形成し、このように成形した
    連結体と単一飾り羽根状枠との表面にそれぞれ金箔を貼
    り合わせ、切欠溝と切欠部とで互いに差し合わせて組み
    立てたことを特徴とする仏壇飾り用の瓔珞。
JP1989067800U 1989-06-08 1989-06-08 仏壇飾り用の瓔珞 Expired - Lifetime JPH0641502Y2 (ja)

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JPH037784U JPH037784U (ja) 1991-01-24
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JPS5015731Y2 (ja) * 1971-02-10 1975-05-16

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JPH037784U (ja) 1991-01-24

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