JPH0641702B2 - 弯曲壁とその製造方法 - Google Patents

弯曲壁とその製造方法

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JPH0641702B2
JPH0641702B2 JP11497887A JP11497887A JPH0641702B2 JP H0641702 B2 JPH0641702 B2 JP H0641702B2 JP 11497887 A JP11497887 A JP 11497887A JP 11497887 A JP11497887 A JP 11497887A JP H0641702 B2 JPH0641702 B2 JP H0641702B2
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重義 小川
清二 池田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物に使用して好適な弯曲壁及びその製造方
法に関するものである。
〔従来技術及び問題点〕
従来、建物に使用される壁体は普通は平板状であるが、
建物が平板状の壁体のみで構成されると建物全体の外観
が単調となり変化に乏しく、内部空間も単調となりレイ
アウト等も変化に富んだものは期待できないのである。
そこで弯曲壁を使用することが考えられるが、弯曲壁は
平板状の壁体より製造が容易でない。特に弯曲周長の長
いもの程、正確な寸法を維持することが困難である他、
セメントのような硬化性無機材料を型内で硬化させて製
造するにしても型窩が弯曲している為に型内における硬
化性無機材料の流れが一様となり難く、骨材が偏ったり
して均一組成のものの製造が困難である。
その為、例えば、特開昭57−100262号公報に記
載されているように曲面部分を多数の平面の集まりと見
做して多数の平面から弯曲壁を得ることが考えられてい
る。
しかしながら、このような特開昭57−100262号
公報に記載されているように多数の平面から弯曲壁を得
る場合は、平面の数を多くしないと弯曲壁に近いものが
得られず、又得られるものは平面と平面の間に角部が形
成されてそこに応力集中が生じるなど問題があり、平面
の数を多くすると、それだけ必要な型枠の数が増加した
り型枠の加工に手間を要する欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、建物に使用して好適な弯曲壁及び弯曲壁を容
易に製造することのできる方法を提供することを目的と
し、その要旨は、半円筒状壁の軸と平行な平面により切
断分割された形状を有し、相互に平行な弯曲された2側
縁の長さがこれと相隣る弯曲されていない2側縁の長さ
より短いほぼ長方形状であって四周において枠体を有
し、枠体で囲まれた空間に無機充填材が充填され、上下
両面に表装板が装着されていることを特徴とする弯曲
壁、及び半筒状壁の軸と平行な平面により切断分割され
た形状の弯曲面を有する台板の上に外装板を該台板の弯
曲面に添わせて載置し、その上に長方形状の枠体を載置
し、該枠体はその相互に平行な2短側縁が弯曲し、これ
と相隣る2長側縁が弯曲していない形状を有し、該枠体
の弯曲短側縁が表装板の弯曲面に添わせられており、該
枠体で囲まれた空間に流動状態の硬化性無機充填材を注
入充填して硬化させ、その上に表装板を装着することを
特徴とする弯曲壁の製造方法に存するものである。
枠体は溝形鋼や鋼製角パイプにより構成されるのが強度
上好ましいが、軽量であることが望まれる場合はアルミ
ニウム等の軽金属、或いは木材を使用してもよい。
枠体で囲まれた空間には、鉄筋もしくはこれに類するも
のを網状に張設することが、強度上望ましいが、鉄筋等
による補強では強度的に不足する場合は、枠体を構成す
る溝形鋼や鋼製角パイプによる骨で補強してもよい。
表装板は弯曲壁に化粧効果を与えると共に内部の無機充
填材を保護するものであって、金属板、合成樹脂板、合
板等が使用できる。
表装板の無機充填材への装着手段としては、接着剤によ
り接着してもよいし、ビス等により取付けてもよい。
硬化性無機充填材としては、セメントを主材料としたも
の、或いは後述の実施例のように珪素を含有する合金粉
末を主材料としたものであってもよい。
〔作用〕
本発明弯曲壁においては、半円筒状壁の軸と平行な平面
により切断分割された形状を有し、相互に平行な弯曲さ
れた2側縁の長さがこれと相隣る弯曲されていない2側
縁の長さより短いほぼ長方形状であるから、弯曲周長の
長さが比較的短い為製造が容易であり、このような形状
の弯曲壁の複数枚を、弯曲されていない側縁同士が相隣
るように並設することにより円筒状に近い、或いは半円
筒状の大型の弯曲壁を形成することができる。
又、四周において枠体を有するものであるから強度が大
であって建物の壁体に使用することができるものであ
り、枠体で囲まれた空間に無機充填材が充填されている
ので、断熱性及び耐火性に優れたものとなり、上下両面
に表装板が設けられているので、表装板により化粧され
ると共に無機充填材の層が保護される。
又、本発明製造方法においては、台板上の外装板上に長
方形状の枠体を載置し、枠体に囲まれた空間に流体状の
硬化性無機充填材を注入充填して硬化させるものである
から、枠体が硬化性無機充填材を注入成形する際の型枠
体と、製造後の弯曲壁を補強する枠体とを兼ねることに
なる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明弯曲壁の1例を示す一部切欠斜視図であ
る。
第1図に示す弯曲壁Aはその短側縁が半円筒状壁の軸に
平行な平面により四分の一に切断分割された円周長を有
するほぼ長方形状のものであり、第1図において、1は
長短2本づつの鋼製角パイプ11、11、12、12の端部同士を
溶接してほぼ長方形状に構成された枠体であって、相互
に平行な短かい角パイプ12、12が弯曲されている。
尚、鋼製角パイプ11、11、12、12の肉の厚みは2.3mmであ
り、その断面形状は100mm×40mmの長方形である。長い
方の鋼製角パイプ11の長さは2825mm、短い方の鋼製角パ
イプ12はその中心軸が曲率半径1292mmで弯曲されてお
り、外周長が954mmである。
2は枠体1で囲まれた空間に充填された無機充填材であ
り、その組成は特公昭56−11663号公報に詳述さ
れているように、フェロシリコン100部、シラス微小発
泡粒300部、石綿60部、水ガラス200部からなり、この組
成物を注入充填後、加熱加圧することによりフェロシリ
コン中の珪素と、水ガラスの加水分解によって生じる苛
性ソーダとの反応によって生じる水素ガスと、水ガラス
中に含まれる水の反応熱による水蒸気化によって発泡硬
化されたものである。
3は一方の表面に設けられた表装板であって、厚み0.3m
mのステンレス板からなり、無機充填材2の表面に接着
され、両側縁は折り曲げられ長い角パイプ11、11の側面
に添接されている。
4は他方の表装板であって、厚み2.5mmの合板からな
り、無機充填材2の表面に接着により装着されている。
5、5は枠体1で囲まれた空間に縦横に張設されたの5
mmΦの鉄筋であり、鉄筋5の各端部は枠体1に溶接され
ている。
第2図は本発明弯曲壁の他の一例を示し、この弯曲壁B
においては中央部にサッシュ枠13が設けられ、サッシュ
枠13に透明ガラス板6が嵌められて採光できるようにな
っている。
第3図は本発明弯曲壁の更に他の一例を示し、この弯曲
壁Cにおいては下方部にサッシュ枠14が設けられ、サッ
シュ枠14に透明ガラス戸7が嵌められており、この弯曲
壁Cを2個相互に弯曲しない側縁同士を接続して透明ガ
ラス戸7、7により採光できると共に矢印方向に引き違
い開閉ができるようになっている。
第4図は第1図に示す本発明弯曲壁Aを4個相互に弯曲
しない長側縁同士を接続して半円筒状壁を構成した態様
を示している。
次に本発明弯曲壁の製造方法の一実施態様につき第5図
乃至第7図により説明する。
第5図は台8を示し、台8は弯曲された長方形状であ
り、その短側縁が弯曲され、長側縁が弯曲されていな
い。この台8の上に第6図に示すようにステンレス板3
を敷き、ステンレス板3の表面に接着剤として水ガラス
を塗布する。次いで、第7図に示すように鋼製角パイプ
11、11、12、12により枠状に構成され、内部に鉄筋5、5
…が縦横に張設された枠体1を載せる。
次いで、枠体1で囲まれた空間に、前述の珪素を含有す
る合金粉末を主材料とした硬化性無機充填材(第7図に
図示しない)の流動状態のものを注入し硬化させる。次
いで、無機充填材が硬化された後、その表面に合板製の
表装板(第7図に図示しない)を接着して弯曲壁の製造
を完了するのである。
〔効果〕
本発明弯曲壁においては、半円筒状壁の軸と平行な平面
により切断分割された形状を有し、相互に平行な弯曲さ
れた2側縁の長さがこれと相隣る弯曲されていない2側
縁の長さより短いほぼ長方形状であるから、弯曲周長の
長さが比較的短い為、正確な寸法を維持することが比較
的容易であり、流動状態の硬化性無機材料を型窩に注入
して製造するにしても、無機材料の流れがほぼ一様とな
るので、均一組成のものの製造が容易である。
このような形状の本発明弯曲壁の複数枚を、弯曲されて
いない側縁同士が相隣るように並設することにより円筒
状に近い、或いは半円筒状の大型の弯曲壁を形成するこ
とができる。
又、四周において枠体を有するものであるから強度が大
であって建物の壁体に使用することができ、枠体で囲ま
れた空間に無機充填材が充填されているので、断熱性及
び耐火性に優れたものとなり、上下両面に表装板が設け
られているので、表装板により化粧されると共に無機充
填材の層が保護され、建物の壁体として優れている。
又、本発明製造方法においては、台板上の外装板上に長
方形状の枠体を載置し、枠体に囲まれた空間に流体状の
硬化性無機充填材を注入充填して硬化させるものである
から、枠体が流動状態の硬化性無機充填材を注入成形す
る際の型枠体と、製造後の弯曲壁を補強する枠体とを兼
ねることになり効率的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明弯曲壁の一例を示す一部切欠斜視図、第
2図は本発明弯曲壁の他の一例を示す斜視図、第3図は
本発明弯曲壁の更に他の一例を示す斜視図、第4図は第
1図に示す本発明弯曲壁を4枚並設することにより構成
される半円筒状弯曲壁の一例を示す斜視図、第5図乃至
第7図は本発明方法の一態様を工程順に示す斜視図、第
5図は本発明方法に使用する台を示す斜視図、第6図は
台の上にステンレス製表装板を載せた状態を示す斜視
図、第7図は更にその上に枠体を載置した状態を示す斜
視図である。 1:枠体 2:無機充填材 3、4:表装板 8:台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半円筒状壁の軸と平行な平面により切断分
    割された形状を有し、相互に平行な弯曲された2側縁の
    長さがこれと相隣る弯曲されていない2側縁の長さより
    短いほぼ長方形状であって四周において枠体を有し、枠
    体で囲まれた空間に無機充填材が充填され、上下両面に
    表装板が装着されていることを特徴とする弯曲壁。
  2. 【請求項2】半筒状壁の軸と平行な平面により切断分割
    された形状の弯曲面を有する台板の上に表装板を該台板
    の弯曲面に添わせて載置し、その上に長方形状の枠体を
    載置し、該枠体はその相互に平行な2短側縁が弯曲し、
    これと相隣る2長側縁が弯曲していない形状を有し、該
    枠体の弯曲短側縁が外装板の弯曲面に添わせられてお
    り、該枠体で囲まれた空間に流動状態の硬化性無機充填
    材を注入充填して硬化させ、その上に表装板を装着する
    ことを特徴とする弯曲壁の製造方法。
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