JPH064190Y2 - 廃油燃焼装置 - Google Patents
廃油燃焼装置Info
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- JPH064190Y2 JPH064190Y2 JP6601690U JP6601690U JPH064190Y2 JP H064190 Y2 JPH064190 Y2 JP H064190Y2 JP 6601690 U JP6601690 U JP 6601690U JP 6601690 U JP6601690 U JP 6601690U JP H064190 Y2 JPH064190 Y2 JP H064190Y2
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- oil
- forced air
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Description
本考案は、産業廃棄物である廃油を焼却処理するために
用いられる廃油燃焼装置に関するもので、特に、水分等
の多い低級廃油を焼却処理するのに適した廃油燃焼装置
に関するものである。
用いられる廃油燃焼装置に関するもので、特に、水分等
の多い低級廃油を焼却処理するのに適した廃油燃焼装置
に関するものである。
産業活動の活発化に伴って、工場等から排出される廃油
も多くなってきている。そのような廃油は、通常、燃焼
させることによって焼却処理される。 ところで、そのように工場等から排出される産業廃棄物
の廃油には、油圧作動装置の試運転後に抜き取られて廃
棄される油や機械装置の潤滑油の更新時に廃棄される古
い潤滑油などのように比較的油分の濃度の高い高級廃油
のほかに、蒸気作動機関においてシリンダ潤滑材として
供油された排蒸気とともに排出される水分を多量に含ん
だ廃油、あるいは工作機械において切削する際に切削部
の潤滑材として使用された鉄分を含む廃油など、低級廃
油と呼ばれるものがある。そのような低級廃油は、一般
に多量の水分や鉄分、あるいは塵埃等を含んでおり、し
かもその含有量も一定ではないので、焼却処理すること
が難しい。例えば水分の多い廃油をバーナー等によって
焼却しようとすると、その水分のために失火してしまう
ことがあり、また、鉄分や塵埃等を多量に含む廃油を同
様に焼却しようとすると、バーナーが目詰まりして焼却
が不可能となることがある。 そのために、従来は、そのような廃油の処理は廃油処理
業者に委ねざるを得ないこととなっていた。
も多くなってきている。そのような廃油は、通常、燃焼
させることによって焼却処理される。 ところで、そのように工場等から排出される産業廃棄物
の廃油には、油圧作動装置の試運転後に抜き取られて廃
棄される油や機械装置の潤滑油の更新時に廃棄される古
い潤滑油などのように比較的油分の濃度の高い高級廃油
のほかに、蒸気作動機関においてシリンダ潤滑材として
供油された排蒸気とともに排出される水分を多量に含ん
だ廃油、あるいは工作機械において切削する際に切削部
の潤滑材として使用された鉄分を含む廃油など、低級廃
油と呼ばれるものがある。そのような低級廃油は、一般
に多量の水分や鉄分、あるいは塵埃等を含んでおり、し
かもその含有量も一定ではないので、焼却処理すること
が難しい。例えば水分の多い廃油をバーナー等によって
焼却しようとすると、その水分のために失火してしまう
ことがあり、また、鉄分や塵埃等を多量に含む廃油を同
様に焼却しようとすると、バーナーが目詰まりして焼却
が不可能となることがある。 そのために、従来は、そのような廃油の処理は廃油処理
業者に委ねざるを得ないこととなっていた。
しかしながら、そのように廃油処理を専門業者に委託す
るには、その委託費用のほかに、廃油処理業者に渡すま
での廃油の集荷、運搬、貯蔵等のための費用がかるの
で、廃油処理費用がかさむという問題がある。 したがって、低級廃油を発生する工場等においては、そ
の工場等自体でその廃油を焼却処理できるようにするこ
とが望まれている。 そのように低級廃油を容易に焼却処理することができる
ようにするためには、廃油中に含まれている水分等を除
去し、油分の濃度を高めるようにすればよ。そのように
水分を除去する方法としては、沈殿法により比重差を利
用して油分と水分とを分離する方法がある。しかしなが
ら、そのような方法を採用しようとすると、大容積の沈
殿槽等の設備が必要となるので、得策とはいえない。 本考案は、このような実用に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、高級廃油はもちろんのこと、水分等を
多量に含む低級廃油をも完全に焼却処理することのでき
る小形で安価な廃油燃焼装置を得ることである。
るには、その委託費用のほかに、廃油処理業者に渡すま
での廃油の集荷、運搬、貯蔵等のための費用がかるの
で、廃油処理費用がかさむという問題がある。 したがって、低級廃油を発生する工場等においては、そ
の工場等自体でその廃油を焼却処理できるようにするこ
とが望まれている。 そのように低級廃油を容易に焼却処理することができる
ようにするためには、廃油中に含まれている水分等を除
去し、油分の濃度を高めるようにすればよ。そのように
水分を除去する方法としては、沈殿法により比重差を利
用して油分と水分とを分離する方法がある。しかしなが
ら、そのような方法を採用しようとすると、大容積の沈
殿槽等の設備が必要となるので、得策とはいえない。 本考案は、このような実用に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、高級廃油はもちろんのこと、水分等を
多量に含む低級廃油をも完全に焼却処理することのでき
る小形で安価な廃油燃焼装置を得ることである。
この目的を達成するために、本考案では、頂部に排気筒
を備えた縦形の焼却炉本体と、その焼却炉本体内の中心
部に垂直に立設され、空気を多方向に噴出させる多方向
強制送風管と、その多方向強制送風管の周囲に上部から
順に適宜の間隔を置いて水平に取り付けられ、廃油を受
けるとともにその廃油を広く展開させて水分を蒸発させ
る復数段の水分蒸発皿と、ぼ水分蒸発皿の下方において
多方向強制送風管に取り付けられ、水分蒸発皿から溢れ
て流下する廃油が伝うようにされた復数段の放熱板と、
多方向強制送風管の下端に取り付けられ、最下部まで流
下した廃油を受けて燃焼させる燃焼油受け皿と、によっ
て廃油燃焼装置を構成するするようにしている。多方向
強制送風管に、燃焼用空気を供給する送気管が接続され
ている。そして、焼却処理しようとする廃油は、送油管
によって最上段の水分蒸発皿に廃油を供給されるように
なっている。
を備えた縦形の焼却炉本体と、その焼却炉本体内の中心
部に垂直に立設され、空気を多方向に噴出させる多方向
強制送風管と、その多方向強制送風管の周囲に上部から
順に適宜の間隔を置いて水平に取り付けられ、廃油を受
けるとともにその廃油を広く展開させて水分を蒸発させ
る復数段の水分蒸発皿と、ぼ水分蒸発皿の下方において
多方向強制送風管に取り付けられ、水分蒸発皿から溢れ
て流下する廃油が伝うようにされた復数段の放熱板と、
多方向強制送風管の下端に取り付けられ、最下部まで流
下した廃油を受けて燃焼させる燃焼油受け皿と、によっ
て廃油燃焼装置を構成するするようにしている。多方向
強制送風管に、燃焼用空気を供給する送気管が接続され
ている。そして、焼却処理しようとする廃油は、送油管
によって最上段の水分蒸発皿に廃油を供給されるように
なっている。
このように構成された廃油燃焼装置によって廃油を焼却
処理するときには、あらかじめ焼却炉本体内で補助燃料
を燃焼させ、内部を加熱状態にしておく、そして、送油
管を通して廃油を供給する。すると、廃油は、まず最上
段の水分蒸発皿に流れ込み、その水分蒸発皿に沿って広
がる。したがって、その廃油中の水分の一部が蒸発す
る。次いで、その廃油は最上段の水分蒸発皿から溢れ、
その下方に設けられた放熱板を伝って流れることにより
加熱されて、その廃油中の水分が更に蒸発する。また、
その廃油は次段の水分蒸発皿に流れ込み、続いてその下
方の放熱板に沿って流れる。したがって、水分が更に蒸
発する。 このようにして、廃油が水分蒸発皿と放熱板とに沿って
繰り返して流れることにより、最下部の受け皿に達する
までに廃油中の水分はほとんど蒸発する。また、廃油中
の鉄分や塵埃等は途中の水分蒸発皿において沈殿する。
したがって、受け皿にまで達した廃油は油分の濃度が十
分に高くなる。そこで、その廃油を燃焼させる。その廃
油は油分の濃度が高いので、失火することなく燃焼す
る。 そして、そのように廃油が燃焼を始めると、その燃焼熱
によって放熱板等が加熱される。したがって、以降は廃
油の燃焼熱によって廃油中の水分の蒸発が行われる。
処理するときには、あらかじめ焼却炉本体内で補助燃料
を燃焼させ、内部を加熱状態にしておく、そして、送油
管を通して廃油を供給する。すると、廃油は、まず最上
段の水分蒸発皿に流れ込み、その水分蒸発皿に沿って広
がる。したがって、その廃油中の水分の一部が蒸発す
る。次いで、その廃油は最上段の水分蒸発皿から溢れ、
その下方に設けられた放熱板を伝って流れることにより
加熱されて、その廃油中の水分が更に蒸発する。また、
その廃油は次段の水分蒸発皿に流れ込み、続いてその下
方の放熱板に沿って流れる。したがって、水分が更に蒸
発する。 このようにして、廃油が水分蒸発皿と放熱板とに沿って
繰り返して流れることにより、最下部の受け皿に達する
までに廃油中の水分はほとんど蒸発する。また、廃油中
の鉄分や塵埃等は途中の水分蒸発皿において沈殿する。
したがって、受け皿にまで達した廃油は油分の濃度が十
分に高くなる。そこで、その廃油を燃焼させる。その廃
油は油分の濃度が高いので、失火することなく燃焼す
る。 そして、そのように廃油が燃焼を始めると、その燃焼熱
によって放熱板等が加熱される。したがって、以降は廃
油の燃焼熱によって廃油中の水分の蒸発が行われる。
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。 図は、本考案による廃油燃焼装置の一実施例を示す縦断
面図である。 この図から明らかなように、この廃油燃焼装置1は、中
空塔状の縦形焼却炉本体2を備えている。その焼却炉本
体2の頂部には、内部で発生した燃焼ガスを排出する排
気筒3が設けられている。 焼却炉本体2の内部には、その中心部に、頂部を閉塞
し、周囲の管壁に多数の噴気孔4,4,…を形成した多
方向強制送風管5が垂直に立設されている。この多方向
強制送風管5は、内部に圧送された空気を多方向に向か
って噴出させるもので、その下端には、内部に燃焼用空
気を供給する送気管6が接続されている。その送気管6
の他端は、焼却炉本体2の外部に設けられたブロワ(図
示せず)に接続されている。 また、焼却炉本体2の頂部には、その内部に廃油を導入
するための送油管7が取り付けられている。その送油管
7の内端は、多方向強制送風管5の上端部周囲近傍に位
置するようにされている。 一方、多方向強制送風管5の上端部には、その強制送風
管5の周囲を取り巻くようにして、上段水分蒸発皿8が
水平に取り付けられている。こうして、送油管7から供
給される廃油がこの上段水分蒸発皿8によって受け止め
られるようになっている。水分蒸発皿8の周壁には、多
数の溢流孔9,9,…が設けられている。 この上段水分蒸発皿8の下方には、上段放熱板10が配
設されている。この放熱板10は、多方向強制送風管5
を取り巻く円板状の水平放熱板11とその強制送風管5
から放射状に延びる垂直放熱板12とからなるもので、
多方向強制送風管5に固着され、その強制送風管5から
熱が伝えられるようになって。水平放熱板11には、通
油孔13が設けられている。 これら上段水分蒸発皿8及び上段放熱板10の下方に
は、適宜の間隔を置いて、同様に構成された中段水分蒸
発皿14及び中段放熱板15が設けられている。また、
その下方には、同様の下段放熱板16と下段放熱板17
とが設けられている。こうして、焼却炉本体2内には、
3段の水分蒸発皿8,14,16と3段の放熱板10,
15,17とが上部から順に交互に配置されている。 上段水分蒸発皿8と上段放熱板10とはほぼ等しい外径
を有するものとされている。また、中段水分蒸発皿14
と中段放熱板15、及び下段水分蒸発皿16と下段放熱
板17とも、その外径はそれぞれほぼ等しい大きさとさ
れいる。そして、中段水分蒸発皿14及び中段放熱板1
5は上段のものより外径が大きく、下段水分蒸発皿16
及び下段放熱板17はそれより更に外径が大きいものと
されている。 下段放熱板17を構成する水平放熱板18は上下2枚と
されている。また、その垂直放熱板19は他の放熱板1
0,15寄りも高さの高いものとされている。 焼却炉本体2内の底部には、下段水分蒸発皿16よりも
外径の大きい燃焼油受け皿20が設置されている。多方
向強制送風管5の下端は、その受け皿20に接合されて
いる。 次に、このように構成された廃油燃焼装置1の作用につ
いて説明する。 廃油を焼却処理しようとするときには、ブロワにより送
気管6を通して多方向強制送風管5内に燃焼用空気を圧
送する。すると、その空気は強制送風管5の噴気孔4,
4,…から多方向に向かって噴出し、焼却炉本体2内に
充満する。そこで、燃焼油受け皿20に補助燃料を注入
し、燃焼させる。それによって、焼却炉本体2内の多方
向強制送風管5、上中下段の水分蒸発皿8,14,16
及び放熱板10,15,17が加熱される。 その状態で、送油管7を通して廃油を供給する。する
と、その廃油は上段水分蒸発皿8に流れ込み、その水分
蒸発皿8に沿って薄く広がる。そして、その水分蒸発皿
8が加熱されているので、その熱によって廃油中の水分
の一部が蒸発する。また、そのように水分蒸発皿8に廃
油が貯えられている間に、その廃油中の鉄分や塵埃等の
一部が沈殿する。 このようにして上段水分蒸発皿8に流れ込まれた廃油が
溢流孔9の高さにまで達すると、その廃油は上段水分蒸
発皿8から溢れ出し、溢流孔9から滴下するとともに、
上段水分蒸発皿8の下面及び多方向強制送風管5の外周
面を伝って流下する。そして、滴下した廃油は上段放熱
板10の水平放熱板11によって受け止められ、その水
平放熱板11の上面に沿って展開する。また、多方向強
制送風管5を伝って流下した廃油も、上段放熱板10の
水平及び垂直放熱板11,12の表面を伝って広がる。
更に、水平放熱板11に設けられた通油孔13を通して
その下面側に流れ、滴下するとともに、水平放熱板11
及び垂直放熱板12の表面から多方向強制送風管5の外
周面を伝って流下する。 上段放熱板10は多方向強制送風管5から伝えられる熱
によって加熱されているので、このように廃油が上段放
熱板10を伝って流れる間に、その廃油中の水分の更に
一部が蒸発する。 このようにして上段水分蒸発皿8及び放熱板10により
水分の一部を蒸発させた廃油は、次いで、それより外径
の大きい中段水分蒸発皿14に流れ込む。そして、その
水分蒸発皿14において、同様に水分の蒸発と鉄分等の
沈殿とが行われる。また、その中段水分蒸発皿14から
溢れた廃油が中段放熱板15に導かれることにより、水
分が更に蒸発する。 続いて、下段水分蒸発皿16及び下段放熱板17におい
て、同様の処理が繰り返される。この下段水分蒸発皿1
6及び下段放熱板17は熱源に近い位置に配置され、し
かもその面積が大きいので、その処理はより強力に行わ
れる。 このように、水分蒸発皿8,14,16と放熱板10,
15,17とによる処理が繰り返されることにより、廃
油中の水分や鉄分等はほとんど除去される。そして、そ
の廃油は最下段の受け皿20によって受け止められる。 その受け皿20に流入する廃油は、油分の濃度が十分に
高い。したがって、補助燃料とともに燃焼する。そし
て、その燃焼熱によって焼却炉本体2内が加熱される。
すなわち、廃油自体の燃焼熱によって廃油中の水分の蒸
発が行われる。したがって、以後の補助燃料は不要とな
る。 このように、この廃油燃焼装置1によれば、廃油を送油
管7から連続的に供給するだけで、その廃油の連続的な
焼却処理が行われるようになる。そして、その供給量を
少なく調整すれば、水分の極めて多い低級廃油であって
も、失火することなく燃焼させることができる。したが
って廃油処理専門業者に頼らずに廃油の処理を行うこと
が可能となる。しかも、復数段の水分蒸発皿8,14,
16と復数段の放熱板10,15,17とを順に積み重
ねるようにして配置すればよいので、その占有面積も小
さく抑えることができる。したがって、工場等にも容易
に設置することができる。 なお、上記実施例においては、放熱板10,15,17
が水平放熱板と垂直放熱板とによって構成されるものと
しているが、これをいずれか一方のみとすることもでき
る。 また、水分蒸発皿8,14,16及び放熱板10,1
5,17の段数は、処理する廃油の量あるいはその水分
含有量等に応じて、任意に設定することができる。
面図である。 この図から明らかなように、この廃油燃焼装置1は、中
空塔状の縦形焼却炉本体2を備えている。その焼却炉本
体2の頂部には、内部で発生した燃焼ガスを排出する排
気筒3が設けられている。 焼却炉本体2の内部には、その中心部に、頂部を閉塞
し、周囲の管壁に多数の噴気孔4,4,…を形成した多
方向強制送風管5が垂直に立設されている。この多方向
強制送風管5は、内部に圧送された空気を多方向に向か
って噴出させるもので、その下端には、内部に燃焼用空
気を供給する送気管6が接続されている。その送気管6
の他端は、焼却炉本体2の外部に設けられたブロワ(図
示せず)に接続されている。 また、焼却炉本体2の頂部には、その内部に廃油を導入
するための送油管7が取り付けられている。その送油管
7の内端は、多方向強制送風管5の上端部周囲近傍に位
置するようにされている。 一方、多方向強制送風管5の上端部には、その強制送風
管5の周囲を取り巻くようにして、上段水分蒸発皿8が
水平に取り付けられている。こうして、送油管7から供
給される廃油がこの上段水分蒸発皿8によって受け止め
られるようになっている。水分蒸発皿8の周壁には、多
数の溢流孔9,9,…が設けられている。 この上段水分蒸発皿8の下方には、上段放熱板10が配
設されている。この放熱板10は、多方向強制送風管5
を取り巻く円板状の水平放熱板11とその強制送風管5
から放射状に延びる垂直放熱板12とからなるもので、
多方向強制送風管5に固着され、その強制送風管5から
熱が伝えられるようになって。水平放熱板11には、通
油孔13が設けられている。 これら上段水分蒸発皿8及び上段放熱板10の下方に
は、適宜の間隔を置いて、同様に構成された中段水分蒸
発皿14及び中段放熱板15が設けられている。また、
その下方には、同様の下段放熱板16と下段放熱板17
とが設けられている。こうして、焼却炉本体2内には、
3段の水分蒸発皿8,14,16と3段の放熱板10,
15,17とが上部から順に交互に配置されている。 上段水分蒸発皿8と上段放熱板10とはほぼ等しい外径
を有するものとされている。また、中段水分蒸発皿14
と中段放熱板15、及び下段水分蒸発皿16と下段放熱
板17とも、その外径はそれぞれほぼ等しい大きさとさ
れいる。そして、中段水分蒸発皿14及び中段放熱板1
5は上段のものより外径が大きく、下段水分蒸発皿16
及び下段放熱板17はそれより更に外径が大きいものと
されている。 下段放熱板17を構成する水平放熱板18は上下2枚と
されている。また、その垂直放熱板19は他の放熱板1
0,15寄りも高さの高いものとされている。 焼却炉本体2内の底部には、下段水分蒸発皿16よりも
外径の大きい燃焼油受け皿20が設置されている。多方
向強制送風管5の下端は、その受け皿20に接合されて
いる。 次に、このように構成された廃油燃焼装置1の作用につ
いて説明する。 廃油を焼却処理しようとするときには、ブロワにより送
気管6を通して多方向強制送風管5内に燃焼用空気を圧
送する。すると、その空気は強制送風管5の噴気孔4,
4,…から多方向に向かって噴出し、焼却炉本体2内に
充満する。そこで、燃焼油受け皿20に補助燃料を注入
し、燃焼させる。それによって、焼却炉本体2内の多方
向強制送風管5、上中下段の水分蒸発皿8,14,16
及び放熱板10,15,17が加熱される。 その状態で、送油管7を通して廃油を供給する。する
と、その廃油は上段水分蒸発皿8に流れ込み、その水分
蒸発皿8に沿って薄く広がる。そして、その水分蒸発皿
8が加熱されているので、その熱によって廃油中の水分
の一部が蒸発する。また、そのように水分蒸発皿8に廃
油が貯えられている間に、その廃油中の鉄分や塵埃等の
一部が沈殿する。 このようにして上段水分蒸発皿8に流れ込まれた廃油が
溢流孔9の高さにまで達すると、その廃油は上段水分蒸
発皿8から溢れ出し、溢流孔9から滴下するとともに、
上段水分蒸発皿8の下面及び多方向強制送風管5の外周
面を伝って流下する。そして、滴下した廃油は上段放熱
板10の水平放熱板11によって受け止められ、その水
平放熱板11の上面に沿って展開する。また、多方向強
制送風管5を伝って流下した廃油も、上段放熱板10の
水平及び垂直放熱板11,12の表面を伝って広がる。
更に、水平放熱板11に設けられた通油孔13を通して
その下面側に流れ、滴下するとともに、水平放熱板11
及び垂直放熱板12の表面から多方向強制送風管5の外
周面を伝って流下する。 上段放熱板10は多方向強制送風管5から伝えられる熱
によって加熱されているので、このように廃油が上段放
熱板10を伝って流れる間に、その廃油中の水分の更に
一部が蒸発する。 このようにして上段水分蒸発皿8及び放熱板10により
水分の一部を蒸発させた廃油は、次いで、それより外径
の大きい中段水分蒸発皿14に流れ込む。そして、その
水分蒸発皿14において、同様に水分の蒸発と鉄分等の
沈殿とが行われる。また、その中段水分蒸発皿14から
溢れた廃油が中段放熱板15に導かれることにより、水
分が更に蒸発する。 続いて、下段水分蒸発皿16及び下段放熱板17におい
て、同様の処理が繰り返される。この下段水分蒸発皿1
6及び下段放熱板17は熱源に近い位置に配置され、し
かもその面積が大きいので、その処理はより強力に行わ
れる。 このように、水分蒸発皿8,14,16と放熱板10,
15,17とによる処理が繰り返されることにより、廃
油中の水分や鉄分等はほとんど除去される。そして、そ
の廃油は最下段の受け皿20によって受け止められる。 その受け皿20に流入する廃油は、油分の濃度が十分に
高い。したがって、補助燃料とともに燃焼する。そし
て、その燃焼熱によって焼却炉本体2内が加熱される。
すなわち、廃油自体の燃焼熱によって廃油中の水分の蒸
発が行われる。したがって、以後の補助燃料は不要とな
る。 このように、この廃油燃焼装置1によれば、廃油を送油
管7から連続的に供給するだけで、その廃油の連続的な
焼却処理が行われるようになる。そして、その供給量を
少なく調整すれば、水分の極めて多い低級廃油であって
も、失火することなく燃焼させることができる。したが
って廃油処理専門業者に頼らずに廃油の処理を行うこと
が可能となる。しかも、復数段の水分蒸発皿8,14,
16と復数段の放熱板10,15,17とを順に積み重
ねるようにして配置すればよいので、その占有面積も小
さく抑えることができる。したがって、工場等にも容易
に設置することができる。 なお、上記実施例においては、放熱板10,15,17
が水平放熱板と垂直放熱板とによって構成されるものと
しているが、これをいずれか一方のみとすることもでき
る。 また、水分蒸発皿8,14,16及び放熱板10,1
5,17の段数は、処理する廃油の量あるいはその水分
含有量等に応じて、任意に設定することができる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、復数
段の水分蒸発皿と復数段の放熱板とを上方から順に配置
し、最上段の水分蒸発皿に廃油を供給するとともに、最
下部に設けられた燃焼油受け皿によって上方から流下す
る廃油を受けて燃焼させるようにしているので、その廃
油の燃焼熱によって廃油中の水分が蒸発するようにな
り、水分を多く含む低級廃油であっても焼却処理するこ
とが可能となる。また、廃油中の鉄分や塵埃等も水分蒸
発皿によって沈殿分離されるようになる。しかも、その
廃油処理は小形のものとすることができる。したがっ
て、廃油処理業者に頼らずに、廃油を発生する工場等に
おいてその廃油を処理することが可能となり、廃油処理
のための費用を低減させることができる。 そして、そのように工場内において廃油の焼却処理を行
うことにより、発生する焼却熱を回収利用することが可
能となり、熱利用の向上を図ることができる。
段の水分蒸発皿と復数段の放熱板とを上方から順に配置
し、最上段の水分蒸発皿に廃油を供給するとともに、最
下部に設けられた燃焼油受け皿によって上方から流下す
る廃油を受けて燃焼させるようにしているので、その廃
油の燃焼熱によって廃油中の水分が蒸発するようにな
り、水分を多く含む低級廃油であっても焼却処理するこ
とが可能となる。また、廃油中の鉄分や塵埃等も水分蒸
発皿によって沈殿分離されるようになる。しかも、その
廃油処理は小形のものとすることができる。したがっ
て、廃油処理業者に頼らずに、廃油を発生する工場等に
おいてその廃油を処理することが可能となり、廃油処理
のための費用を低減させることができる。 そして、そのように工場内において廃油の焼却処理を行
うことにより、発生する焼却熱を回収利用することが可
能となり、熱利用の向上を図ることができる。
図は、本考案による廃油燃焼装置の一実施例を示す縦断
面図である。 1…廃油燃焼装置、2…焼却炉本体 3…排気筒、5…多方向強制送風管 6…送気管、7…送油管 8…上段水分蒸発皿、10…上段放熱板 14…中段水分蒸発皿、15…中段放熱板 16…下段水分蒸発皿、17…下段放熱板 20…燃焼油受け皿
面図である。 1…廃油燃焼装置、2…焼却炉本体 3…排気筒、5…多方向強制送風管 6…送気管、7…送油管 8…上段水分蒸発皿、10…上段放熱板 14…中段水分蒸発皿、15…中段放熱板 16…下段水分蒸発皿、17…下段放熱板 20…燃焼油受け皿
フロントページの続き (72)考案者 新岡 博人 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日本 製鋼所内 (72)考案者 渡辺 敬 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日本 製鋼所内 (72)考案者 山本 勇二 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日本 製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭47−44867(JP,A) 実開 昭49−48982(JP,U)) 実公 昭44−30857(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】頂部に排気筒を備えた縦形の焼却炉本体
と、その焼却炉本体内の中心部に垂直に立設され、下端
に接続された送気管を通して供給される燃焼用空気を多
方向に噴出させる多方向強制送風管と、 その多方向強制送風管の周囲に上部から順に適宜の間隔
を置いて水平に取り付けられ、廃油を受けるとともにそ
の廃油を広く展開させて水分を蒸発させる複数段の水分
蒸発皿と、 その水分蒸発皿の下方において前記多方向強制送風管に
取り付けられ、その水分蒸発皿から溢れて流下する廃油
が伝うことによって加熱されるようにされた複数段の放
熱板と、 前記多方向強制送風管の下端に取り付けられ、最下部ま
で流下した廃油を受けて燃焼させる燃焼油受け皿と、 最上段の前記水分蒸発皿に廃油を供給する送油管と、 を備えてなる、廃油燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6601690U JPH064190Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 廃油燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6601690U JPH064190Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 廃油燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0425932U JPH0425932U (ja) | 1992-03-02 |
| JPH064190Y2 true JPH064190Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31598367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6601690U Expired - Lifetime JPH064190Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 廃油燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064190Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP6601690U patent/JPH064190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 実開昭49−48982(JP,U)) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0425932U (ja) | 1992-03-02 |
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