JPH0641945B2 - ビーム方向ぎめ方法とフロントエンド受信装置 - Google Patents

ビーム方向ぎめ方法とフロントエンド受信装置

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JPH0641945B2
JPH0641945B2 JP62219298A JP21929887A JPH0641945B2 JP H0641945 B2 JPH0641945 B2 JP H0641945B2 JP 62219298 A JP62219298 A JP 62219298A JP 21929887 A JP21929887 A JP 21929887A JP H0641945 B2 JPH0641945 B2 JP H0641945B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は超音波又は電磁波の様な振動エネルギを用い
たコヒーレント形作像装置、更に具体的に云えば、専ら
振動(超音波)信号の(アナログではなく)ディジタル
信号処理により、ビームの方向(方向ぎめ)、焦点合せ
及びアポダイゼーション(ストローブ信号の周期をオフ
セットする)機能を含めて、振動(超音波)ビームを形
成する新規な方法に関する。
超音波作像装置が、医療等の様な種々の解析的な分野で
多くの利点をもたらすことが出来ることが現在ではよく
知られている。特に有利な形の超音波作像は、最高の速
度及び精度でビームを掃引する為に位相調整アレー扇形
走査器(PASS)を利用している。最初は、PASS
アレーのフロントエンドにある複数個(N個)の素子で
受信した種々の信号のコヒーレンスを持つ和を作る為
に、アナログ信号処理技術が用いられていた。即ち、ビ
ームを形成する正確さ、特にその指向方向の正確さが、
PASSアレーの種々の素子の間の位相関係又は遅延時
間の精度に直接的な関係を持つことがよく知られてい
る。医療作像の用途にとって十分な精度を持つ超音波ビ
ームを形成する為には、約1/32の位相の精度が必要
であることが証明されている。その為、PASSアレー
の各々の遅延時間は、少なくとも、作像装置の基本周波
数の1サイクルに必要な期間の1/32と同じ様に小さ
い精度で調節自在でなければならない。例えば、作像装
置の基本周波数が約4.5MHzであると、約7ナノ秒の
遅延時間の精度が必要である。この条件がある為、初期
の装置は、米国特許第4,155,260号及び198
5年10月31日に出願された係属中の米国特許出願通
し番号第794,095号(米国特許第4,669,3
14号)に記載されている様なベースバンド信号処理を
用いる装置に置換えられている。ベースバンド処理装置
は、位相の精度及び遅延時間の精度が互いに切離されて
いて、ビームを形成するのに使われる回路に対する条件
を大幅に緩くする様になっている。即ち、ベースバンド
復調器の位相特性は、アレーの素子で受信したRF信号
の間の位相関係が、ベースバンド周波数に移し換えた後
も保存される様に制御される。従って、復調信号をコヒ
ーレンスを持って加算することが出来、この結果、今度
は(RFではなく)ベースバンド周波数の遅延時間に必
要な精度が大幅に低下する。然し、ベースバンド周波数
処理を用いても、PASSアレー・フロントエンドは、
比較的融通性がなく、アナログ回路の性質の多少の変動
に影響され易く、比較的コスト高である(Nチャンネル
・アレーでは、2N個の個別のアナログ復調回路と2N
個の個別の、完全な時間遅延部分とが必要であるからで
ある)。
全ディジタル形PASSフロントエンドは、正確で、融
通性のある且つコスト効果のある形で、実時間のビーム
の形成を実行することが出来る様にする。米国特許第
4,324,257号等に記載された全ディジタル装置
は、最初はアナログ処理の不自由さを幾分でも解決しよ
うとして、1970年代に最初に提案されたものである
が、これまで文献に記載されている全ディジタル形装置
は、医療作像の用途によって受入れることが出来る様な
ビームをまだ発生していない。主な問題は、この装置の
遅延時間の精度が、その中で用いるアナログ・ディジタ
ル変換(ADC)手段の標本化速度によって決定される
が、ビームが2乃至5MHzの範囲内のエネルギで形成さ
れる医療用の用途に要求される精度レベルより、典型的
には1桁低いことであると思われる。即ち、こういう装
置のADC手段は標本化能力が約10MHz及び約20MHz
の間であり、その為、その結果得られる遅延時間の精度
は、約6ナノ秒及び約15ナノ秒の間の所望の精度では
なく、約100ナノ秒及び約150ナノ秒の間の精度し
かないことである。
レーザ・レーダ及びレーダ作像装置に於けるコヒーレン
ト形電磁エネルギ並びに他の種類の音響エネルギ装置
(ソナー等)に使われる様な他のいろいろな形式の振動
エネルギを使えるから、入射する振動エネルギ・ビーム
の反射によって、物体の像を求めるどんな装置にも役立
つ様なビーム形成方法及び装置を提供することが望まし
い。
発明の目的 従ってこの発明の目的は、受信した振動エネルギ反射信
号から直接的に変換されたデータのディジタル操作によ
り、変換器のアレーの平面に対し、方向ぎめすると共に
選ばれた位置に焦点合せした振動エネルギ・ビームを形
成する方法を提供することである。
この発明の別の目的は、受信した振動エネルギ反射信号
から直接的に変換されたデータのディジタル操作によ
り、変換器配列の平面に対し、方向ぎめされ且つ選ばれ
た位置に焦点合せされた振動エネルギ・ビームを形成す
る装置を提供することである。
この発明の別の目的は、ディジタル形PASS装置にお
いてより精確な遅延時間を達成することである。
この発明の上記並びにその他の目的は、以下詳しく説明
する所から、当業者に明らかになろう。
発明の要約 この発明では、1jNとして、複数個(N個)のエ
ネルギ変換器のアレーの平面に対する所望の角度θに振
動エネルギ・ビームを方向ぎめする方法であって変換器
の何れも複数個(N個)のチャンネルの相異なる1つに
割当てられていて、各々同じ複数個(N個)の反射され
た振動エネルギ信号の内の相異なる1つVを発生する
ものにおいて、上記方法が、何れもサンプル・ストロー
ブS信号の多数のパルスを持つ複数個(N個)の順序
を発生し、各々のストローブ・パルスはそれより前のス
トローブ・パルスから、変換器の振動励振周波数
2倍の逆数より少なくとも小さい期間T後に大体有り、
各々のj番目のチャンネルにストローブ信号の相異なる
1つSを割当て、j番目のチャンネルの順序に於ける
ストローブ信号Sの開始時刻を、他の全ての順序に於
けるストローブ信号の開始時刻から、Δtを励振周波数
の逆数の1/32以下として、オフセット期間Δt
の、各々の角度θに対して選ばれた第1の正の整数倍M
である期間tsjだけずらし、j番目のチャンネルに対
するストローブ信号S順序に応答して、その1つの反
射信号Vを同じ複数個(N個)のアナログ・ディジタ
ル変換(ADC)手段の内の関連したj番目でディジタ
ル・データ・ワードに直接的に変換し、N個のチャンネ
ルの各々で各々のデータ・ワードを、N個のチャンネル
全部からの加算されたデータ・ワードが所望の角度θに
於けるエネルギ・ビームの反射率の変化を表わす様に選
ばれた遅延期間tdjの間、ディジタル式に遅延させる工
程を含む。
現在好ましいと考えられる実施例の方法では、ディジタ
ル式に遅延させる工程が、各々のADC手段に於けるg
番目の変換が、装置変換同期信号から期間tsj後に発生
する様にし、j番目のADC手段からの各々のディジタ
ル・データ・ワードを変換の順序で、複数個(N個)の
メモリ手段の内のj番目のメモリ手段の関連する位置に
貯蔵し、該チャンネルに対する貯蔵時間tdjの後、N個
のメモリ手段全部からg番目のデータ・ワードを同時に
読取り、全てのメモリ手段から同時に読取ったg番目の
データ・ワードを加算する工程を含む。チャンネル遅延
期間tdjを追加分だけ増加して、距離Rを増加する時に
アレーの焦点合せを行なうことが出来る。
この発明を、現在好ましいと考えられる実施例では、1
種類のエネルギ、例えば超音波の機械的な振動に特に中
心をおいて説明する。このエネルギの種類が例であっ
て、この発明を制限するものではないことを承知された
い。
発明の詳しい説明 最初に第1図、第1a図及び第1b図について説明する
と、従来の位相調整アレー扇形走査(PASS)振動エ
ネルギ(例えば超音波)作像装置10では、フロントエ
ンド変換器アレー11が、複数個(N個)の個別の変換
器11−1乃至11−nで構成され、各々が、送信状態
では、無線周波数信号の電気エネルギを所望の形式(例
えば超音波、機械的)の振動エネルギに変換すると共
に、受信状態では、反射(超音波)振動を受信RFアナ
ログ電気信号に変換する様に作用するが、これは周知で
ある。電磁エネルギ(光、無線等)の様な他の形式のエ
ネルギも同じ様に用いることが出来る。アレーを利用し
て、アレー11の平面に対する法線11xに対し、ある
角度θを成す線10bに沿って、距離Rにある空間位置
10aを作像する。点10aから反射された振動(超音
波)信号は、アレー11の平面に角度θで接近する波頭
10b′を持っている。関連する1つの変換器X1乃至
Xnの各々の出力に発生されるアナログ電気信号が、時
間−利得制御形増幅(TGC)手段は12a乃至12n
の1つで増幅される。この利得TGC制御信号の振幅に
応答する。更にこの電気信号が、直角位相手段14から
超音波周波数で供給される1対の直角位相局部発振
器信号に応答して、関連する1対の復調手段13−1
a,13−2a,……,13−naと13−1b,13
−2b,……,13−nbとで、1対の直角位相アナロ
グ信号jI及びjQ(1jn)に復調される。ベー
スバンド直角位相信号の対1I/1Q,2I/2Q,…
…,nI/nQの各々のアナログ信号が、関連するアナ
ログ・ディジタル変換(ADC)手段15−1a乃至1
5−na又は15−1b乃至15−nbで、個別に標本
化され、その振幅がディジタル・データ・ワードに変換
される。多数の逐次的なストローブS信号パルス16
a,16b,……,16nの内の1つに応答して形成さ
れる各々の変換データ・ワードが、この後遅延手段17
−1a乃至17−na又は17−1b乃至17−nbの
内の関連した1つで時間遅延を受ける。全ての変換デー
タ・ワードは、関連する1つの遅延制御手段19−i
(チャンネルjに対し)によって設定された遅延時間だ
け、個別に遅延させられ、こうして、遅延ベースバンド
I信号jIdを第1の加算手段18aに供給すると共
に、遅延ベースバンドQ信号jQdを第2の加算手段1
8bに供給する。この結果、出力10cに得られるコヒ
ーレントな和(RCS)の同相信号RCSI及び出力1
0dの直角位相信号RCSQに作用して、Vを変換器1
1の直ぐ傍の媒質中の超音波伝搬速度、dをアレー内の
隣合った変換器の間の離れる距離として、式tdj=(j
−1)(d/V)sinθに従って、チャンネル遅延tdj
を設定することによって選択された角度θの線10bに
沿った物体だけからの反射信号の振幅を抽出することが
出来る。
第1a図に見られる様に、ADC手段に供給されるベー
スバンド・アナログ信号(例えば最初の4つの同相Iチ
ャンネル1I乃至4Iに対する信号15−1乃至15−
4)の最大値及び最小値が、時間領域で変化する関係
(最大の線13x及び最小の線13yで示す)が、空間
的な方向ぎめ角度θによって決定され、その間の間隔が
利用する振動(超音波)周波数の半波長によって決定さ
れることは周知である。扇形走査装置10が一様な標本
化関数Sを利用し、各々のサンプル・ストローブ信号1
6に応答して(任意の1つのサンプル・ストローブは隣
のサンプル・ストローブから、ADC動作周波数、少な
くともベースバンド周波数の2倍、但しADC最大周波
数を越えない周波数の逆数である略一定の期間Tだけ離
れている)全てアナログ信号を略同時に標本化し、各々
の変換器からのディジタル化したデータを周知の形で時
間的に遅延させれば、合成コヒーレント和(RCS)信
号は大まかではあるが、所要の信号波形を近似する。こ
れが第1b図に示されている。第1b図では、横軸20
に時間をとり、RCS振幅を縦軸21に沿って上向きに
数値が増加する様に示してある。配列にわたって加算し
た合成コヒーレント和信号の振幅が、略一定の標本化期
間Tだけ互いに離れた時点(例えば時刻t,t,t
,t12,t16,t20,t24,……)にある、×点22
a,22b,……,22g,……として示した複数個の
サンプル値の内の1つとして存在する。合成コヒーレン
ト和信号22は、理想的な信号曲線23に比較する時、
特に正確ではないことが判る。前に引用した米国特許出
願に記載されている様に、ベースバンド信号の標本化を
一様でない形で行なえば、RCS振幅の点24a,24
b,……,24g(第1b図の曲線24に沿った大きな
円で示す)で表わす様な更に正確なコヒーレント和信号
が得られる。
この発明の1つの考えとして、(例えばTGC前置増幅
器12より後の)RFエネルギ応答信号が、ベースバン
ドに変換せずに直接的に標本化される。アレーのN個の
変換器の内の関連したj番目からのRFアナログV
ディジタル化する、N個のアナログ・ディジタル変換器
(ADC)の内の夫々j番目が、標本化ストローブS
信号によって逐次的に付能される。この信号は、前のチ
ャンネルのストローブから、開口の初めのずれ、すなわ
ち、分解能の期間Δtのある整数倍だけずれている。こ
のオフセット期間は、振動(超音波)RF周波数
逆数の1/32以上にならない様に選ばれる。従って、
オフセット期間は、ナイキスト周波数によって定まるス
トローブ間の期間Tに実質的に無関係である。最も簡単
な実施例では、各々のADCが、典型的にはそれ自体が
標本化の期間Tだけ離れている標本化パルスの逐次的な
列を受取り、隣合ったチャンネルに於ける1対の隣合っ
たADCの間の標本化ストローブ信号の列は、その間で
期間Δtのある整数倍Mだけ「時間的な滑り」があ
る。倍数Mは、チャンネル励振遅延が選ばれる様に各
々のj番目のチャンネルに対して同じ様に選択すること
が出来る(例えば、任意の角度θ及び既知のΔtに対
し、M=(j−1)(d/VΔt)sinθ)。
変換器アレーのRF信号を直接的に一様でない形で標本
化する方法が、第1c図に示されている。例として、N
個の変換器の内の4個しか示してない。4つのチャンネ
ルの各々に対する変換サンプル・ストローブS信号
(j=1,2,……,k,……,n)の逐次的な信号パ
ルスがストローブ・サンプル期間Tだけ離れているが、
任意のチャンネルのストローブ順序に於ける特定の読取
用のチャンネル・ストローブは、隣のチャンネルの対応
する番号の読取に対するストローブからチャンネル・オ
フセット期間M・Δtだけ離れている。オフセット期
間Δt自体はシステム全体に及ぶマスタ・クロック信号
によって定められ、この為、全てのチャンネルで分解能
が略等しい。オフセット期間Δtがストローブ間期間t
の整数分の1であるのが最もよいことが理解されよう。
こうすると、複数個のチャンネルの全てに於ける事象
を、システム規模の1つの同期事象に対し、システム規
模のクロック周期の倍数に設定することが出来る。例と
して、各々のサンプルを測定する組にあるN個の標本化
ストローブ信号の内の一番早い信号より前のある時刻
に、同期信号27gが発生される。多数のマスタ・クロ
ック・パルスを計数して、チャンネル当たりの1回の読
取の特定の組に対し、g番目の読取の組に対する最初の
RFチャンネルの信号V1を標本化する為の1番目のチ
ャンネル・ストローブ・パルス26gが信号S1に発生
する時までの期間tS1を設定する。1番目のチャンネル
のADC手段のストローブ信号S1は、その各々の対の
間に基本的な標本化期間Tを持つ逐次的なストローブ・
パルス信号26a,26b,26c,……,26g,…
…の列で構成されるが、特定の1つのストローブ・パル
ス、例えばパルス26gが発生する正確な時刻が、ある
同期事象(一般的にはその時使われるビーム角度θに対
する励振順序と関連する)の後の初期時間滑り期間tsj
を設定することによって定められる。例えば、20MHz
で標本化する装置では、ストローブ期間はT=(1/2
0×10)=50ナノ秒である。各組の読取に対し、
j番目のチャンネル対するストローブ信号は、システム
同期パルス27からチャンネル・サンプル期間tsj後に
発生する。即ち、各組はその時作用するチャンネルにあ
る各々のADC手段からの1つのデータ変換を持つ。こ
の為、SYNCパルス27gが発生して、複数個の組の
事象の1番目の開始(例えば1回の励振後の、各チャン
ネルに於ける200組の逐次的な変換の内の1番目)又
は各組の事象の開始(各々個別の組の事象が、RF超音
波アナログの振幅の1回の変換である)を知らせる。一
般的に、相次ぐ各々のチャンネルは、θが負(第1図に
定義した)で法線11xに対して時計廻りであれば、前
のチャンネルよりもチャンネルサンプル期間tsjが一層
長い。θが逆転すれば、即ち、θが正であって法線11
xに対して反時計廻り(反対側)であれば、この初期の
チャンネル遅延の変化の方向が逆になる。
例えば、SYNCパルス27が各組のチャンネルの読取
に先行すれば、1番目のチャンネルでは、g番目の読取
の組に於けるチャンネル1の1回の変換の為のデータ変
換を要求する1番目のチャンネル・ストローブ・パルス
26gが発生する為には、その前に同期後の遅延期間t
S1(=M・Δt)が経過しなければならない。2番目
のチャンネルのADC手段に対するストローブ・信号S
2は、一連のストローブ・パルス28a,28b,…
…,28g,……であり、その各々が2番目のチャンネ
ル順序の隣の信号パルスから略同じ期間Tだけ隔たって
いる。SYNCパルスが各々の読取の組に先行する図示
の場合、この順序のg番目のストローブ・パルス28g
は、このg番目の組の基準の開始時刻として使われる関
連するSYNC信号パルス27gからそのチャンネルの
同期後の(又はサンプル)期間tS2(=M・Δt)後
に発生する。k番目のチャンネルでは、ストローブSk
信号のパルス29a,29b,……,29g,……は略
同じ期間Tだけ隔たっているが、g番目の組のデータ読
取パルス29gの正確な時刻tは、関連したSYNC
パルス27gからM・Δtに等しいチャンネル・サン
プル期間tSK後に発生する。同様に、最後のチャンネル
nのストローブ・パルス30a,30b,……,30
g,……の間隔は略同じ期間Tであるが、n番目のチャ
ンネルのサンプル期間tSn(=M・Δt)が、この特
定の組の読取に対するSYNCパルス27gに対するサ
ンプル・パルス27gに対して発生する。繰返して云え
ば、同期パルス27gが、各チャンネルの1回の変換で
構成されたg番目の組の読取に対して発生し、実際のチ
ャンネル・サンプル・ストローブ信号26g,28g,
……,29g,……30g(夫々1番目、2番目、k番
目及びn番目のチャンネルの)は、SYNCパルス27
gから夫々のチャンネル・サンプル期間tS1,tS2,…
…,tSk,……,tSn後に発生する。各々のサンプル期
間の持続時間はM・Δtである。Mはビーム方向ぎ
め角度θ、アレーの特性(例えば離隔距離d)、アレー
に隣接した媒質の伝搬速度V等によって決定され、ルッ
クアップ・テーブルから取出してもよいし、或いは希望
によっては計算してもよい。各々のサンプル期間の分解
能はΔtであり、何れの方向にも調節又は「滑り」をし
て、その読取の組及びチャンネルに対する変換ストロー
ブが、所望の角度θのボームを形成するのに要求される
1組の変換に対する最も近い分解期間内になる様にする
ことが出来る。
この発明のRFに於ける一様でない標本化方法を用いれ
ば、「開口ジッタ」、すなわちサンプル開始分解能の時
間が、サンプル間期間Tの所望の分数(今の場合は1/
32)未満になって、必要な位相の精度が達成される限
り、ナイキスト速度と同じであってもよい程低い速度
(普通はサンプル速度が数倍大きいが)で、受信した
「反射」振動エネルギ(超音波)信号を標本化すること
が出来さえすればよいことが判る。この為、少なくとも
9MHzの標本化速度を持つと共に、サンプル・ストロー
ブ開口の不確実性が約6ナノ秒未満である任意のADC
手段を、4.5MHzの励振周波数を使う超音波装置のフ
ロントエンドに用いることが出来る。
第1c図について再び説明すると、j番目のチャンネル
の変換されたデータ・ワードがチャンネル遅延時間tdj
だけ時間遅延させられることが判る。この遅延時間が、
オフセット期間Δtの別の整数倍Lだけ、個別の各々
のj番目のチャンネルに対して個別に設定される。この
為、各々のチャンネル素子の標本化機能を独立に制御す
る場合、任意のチャンネル遅延時間(又は遅延順序)を
発生することが出来る。即ち、超音波アレーの任意の素
子に対する標本化機能は、(前に引用した米国特許第
4,155,260号に記載されている様な)普通のベ
ースバンド位相調整アレー扇形走査装置の同じチャンネ
ル素子に対する位相計画と同じになる。従って、実際に
チャンネル遅延時間は、そのチャンネルに対する標本化
時間とは無関係に、アレーのパラメータj及び方向決め
角度θ(並びに自動焦点を実施する場合は、この他に
R)だけに応答して定めることが出来る。例えば、1番
目のチャンネルの遅延時間td1は、所定の1組のチャン
ネル読取に対する特定のチャンネル1のサンプル・スト
ローブ、例えばg番目の組のストローブ26gと、その
組に対するRCSを形成する為にg番目のデータの組の
N個のデータ・ワードの全部が同時に利用出来る様にな
る次の全チャンネル遅延終了又はデータ読取R信号2
7′gとの間の期間である。夫々が関連したストローブ
・パルス(例えば1番目,2番目,……,k番目,…
…,n番目のチャンネルに対するパルス26g,28
g,29g,……,30g)から全チャンネル読取パル
スまでの時間である種々のチャンネル遅延時間tdjは、
何れも期間Δtまで分解し得る。ビーム方向ぎめ線10
b上の一層近い点に焦点合せする為に、PNとして、
その時アレー内に必要とする複数個(Pmin)のチャン
ネルだけを最初に標本化することにより(これらのP
min個のチャンネルはアレーの中心に対して対称的に配
置する)、ダイナミックなアポダイゼーションが容易に
達成されることが理解されよう。距離Rが一層大きな点
に焦点合せする為に、必要に応じてこの他の対称的に配
置された対のチャンネルを付能する。距離が増加するに
つれて、遅延時間の変化に対処する為に、遅延時間tdp
を(オフセット期間Δtの整数倍Pだけ)変える。チ
ャンネル時間の和が一定であること、例えばtsj+tdj
=k(g番目の組のデータ読取に対する任意のSYNC
パルス27gと読取パルス27′の間の時間)であるこ
とで理解されよう。
第2図について説明すると、この発明の現在好ましいと
考えられる実施例の位相調整アレー扇形走査器フロント
エンド10′が、複数個(N個)のチャンネル変換器1
1a乃至11nを持つ変換器アレー11を有する。アポ
ダイゼーションを使う場合でも、中心に配置されたある
最小限の数(Pmin)の変換器が常に励振される。振動
エネルギ信号を発生する為に変換器を励振する回路は周
知であり、説明を簡単にする為に図面には示してない。
例として云うと、Nは64であってよい。
各々の変換器から出力される受信した「反射」信号が関
連する時間依存性を持つ利得制御形前置増幅器/増幅器
(TGC)手段12の作用を受ける。即ち、1番目の変
換器11aから出力されるアナログ信号がTGC手段1
2aによって増幅され、2番目のチャンネル変換器11
bのアナログ出力信号がTGC手段12bによって増幅
されると云うふうになる。全てのチャンネルの利得が共
通のTGC制御信号(図面に示してない)によって定め
られる。この発明では、各チャンネルの増幅されたRF
信号は、周波数変換又は復調せずに、複数個(N個)の
ADC手段32の内、1iNとして、i番目のチャ
ンネルに対するADC手段のアナログ入力32i−1に
直接的に印加される。この装置が局部発振器信号発生
器、混合器/復調器を必要とせず、第1図のベースバン
ドでのAD変換を行なうフロントエンドに比べて、(2
N個ではなく)N個のADC手段及び遅延手段しか必要
としないことは直ちに明らかであろう。Nチャンネルの
各々で、関連したADCの変換付能入力38i−2に個
別のストローブ信号Sパルスが印加されたことに応答
して、1回のディジタル化が実施される。各々のADC
は、他の全てのADC手段32に対して独立にストロー
ブ可能である。各々のストローブ・パルスに応答して、
並列データ出力ポート38i−3に出力データ・ワード
が発生される。各々のADC手段が他のどの1つのAD
C手段とも略同一であって、7ナノ秒未満のオフセット
・タイミング(変換開始)精度を持つと共に、毎秒約2
0メガ・サンプルの割合で、アナログ信号の振幅をディ
ジタル・データに変換することが出来るのが有利であ
る。例として云うと、各々のADC手段32が入力のア
ナログ超音波信号を7ビットの精度を持つ出力データ・
ワードにディジタル化することが出来、フロントエンド
の瞬時ダイナック・レンジは48dBより高くなる。
ADCの出力データ・ワードが複数個(N個)の先入れ
先出し(FIFO、first-in-first outの略)チャンネ
ル読取/書込み(R/W)メモリ手段35iの内の関連
した1つのデータ入力ポート35−iaに供給される。
各々のメモリ手段を使って、関連する1つのチャンネル
に対する遅延時間tdjを設定する。入力データは、メモ
リ書込みW入力のメモリ書込みストローブWi信号パル
スに応答して、メモリに書込まれる。この書込みパルス
は各々関連したストローブSiパルスより少し後に発生
する(この遅延は、ストローブSパルスを受取ってか
ら、データがADCの出力に現れるのに要する有限の変
換時間を考慮して定められる)。この後、貯蔵されたデ
ータが、メモリ手段読取R入力のメモリ読取ストローブ
信号Rパルスに応答して、メモリ手段の出力ポート3
5−ibに発生される。N個のFIFOメモリ手段の全
部のメモリ読取R入力が並列に接続されており、この
為、各々のj番目のチャンネルのデータ・ワードは、個
別に、且つ一様でない標本化ストローブ信号順序(これ
自体はチャンネルの番号及び角度によって決定される)
によって決まる順序で、j番目のチャンネル・メモリに
入力されるけれども、1組の貯蔵されている単独チャン
ネル・データの読取の全部が略同時に読出される。この
為各々のメモリ手段は、SYNCパルス27gと関連す
る読取Rパルス27′gとの間の期間(tsi+tdi
に発生し得るデータ・ワードの数に少なくとも等しい様
な最低貯蔵容量SCmin又は奥行を持っていなければな
らない。即ち、SCmin=(tsi+tdi)/Tである。
合計期間(tsi+tdi)及びストローブ期間Tは予定の
定数であるから、各々のメモリの最低貯蔵容量も予め選
択し得る。メモリのアドレス・ポート(図面に示してな
い)は、FIFO動作モードである為、循環形にするこ
とが出来、各々のSYNCストローブ・パルス、書込み
パルス又は同様なパルスによって、アドレスが変えられ
る。個別のチャンネル・サンプル・ストローブS信号及
びメモリ書込みWi信号(これはその後少なくともAD
C手段の変換期間だけおいた後に続く)が、複数個(N
個)の個別のチャンネル論理手段36iの内の関連した
1つによって発生される。
全てのチャンネルのメモリ手段35iからの出力データ
・ワードが組合せ手段38で互いに加算されて、フロン
トエンドの出力10′zにRCS出力信号を実現する。
組合せ手段38は加算器39及び40の様な加算器の
「トリー」であってよい。偶数個(N個)の変換器チャ
ンネルがあることが望ましい。この場合、複数個(K
個)の2入力加算手段39a,……,39k(K=N/
2)を、組合せ手段39の出力を組合せる少なくとも別
の1つのレベルの手段40と共に用い、出力10′zに
最終的な出力データを発生する。チャンネルの数Nが2
進数であってN=2expC(Cは整数、例えばN=64
に対してはC=6)であれば、2入力組合せ装置だけ
を、即ち6レベルの2入力組合せ装置39乃至40を対
称的なパターンで使うことが出来る。この様な「トリ
ー」は、多重チャンネル・フロントエンド又はその一部
分に対するデータ・メモリ及びデータ組合せ手段を1個
の集積半導体回路で設けるのに必要なマスクに対して単
純化する作用を持つことが出来る。関連するチャンネル
論理手段36のディジタル回路を同じICに構成するの
が有利である。
フロントエンドの各々の関連するチャンネルiに対する
チャンネル論理手段36iは、集積形、個別形又はその
他の形式の何れであっても、チャンネル選択クロック位
相C信号及びチャンネル論理L信号に応答して、サ
ンプルSi及びWi信号パルスを発生する計数及び遅延
手段42iを有する。論理L信号が、貯蔵されている
情報の順序(即ち動作命令)に応答して、i番目のチャ
ンネル論理手段45iによって発生される。この順序の
各々の逐次的な工程が、受取った各々の同期SINC信
号からクロック・パルスのある組合せの後に実行され
る。どの命令順序にするかは、希望によっては、装置の
中央コンピュータ手段等(図面に示してない)から情報
ポート10′pを介してフロントエンド10′に供給さ
れるθ及び/又はRの値に応答して、修正することが出
来る。何れの場合でも、命令順序は、関連するチャンネ
ルに対する遅延時間tti及びサンプルtsiの両方を定め
る為に、ビーム方向ぎめ角度θの値を使う。チャンネル
論理手段45iがチャンネル位相φ選択手段48iに対
するデータを供給して、複数個(Q個)の相異なるクロ
ックCLKS信号位相の内の特定の1つをチャンネル・
クロック位相として選択する。各々のチャンネルφ選択
手段48iは、高周波クロックCLKS信号の複数個
(Q個)の相異なる位相をも受取る。θ及び/又はRの
値に応じて、各々のi番目のチャンネルに必要な、クロ
ックC及び論理L信号のどの位相、マスタ・クロッ
ク・サイクルの遅延の数及び同様な特性にするかを決定
するデータ、並びにチャンネル遅延データは、周知の多
数の方式(例えばルック・アップ・テーブル、中央プロ
セッサからのダウン・ローディング等)の任意の方法で
得られる。
SYNC及びCLKS信号がマスタ制御手段50によっ
て発生される。このマスタ制御手段が安定な発振手段5
2を持っていて、予定の周波数(例えば200MH
z)のマスタ・クロック信号を発生する。マスタ・クロ
ック信号がマスタ論理手段54の1つの入力54aに供
給される。マスタ・クロック信号がシュミット・トリガ
手段56によって自乗される。トリガ出力信号(周波数
の略矩形波)が多段ジョンソン・カウンタ手段58
の入力58aに印加される。マスタ論理手段は別の入力
54bを持ち、この入力には、カウンタ手段の第1の出
力58bから、マスタ・クロック信号に関係するクロッ
クパルスが供給される。即ち、これはクロックの半サイ
クルの期間毎に1個のクロック・パルスと云う様に頻繁
にすることが出来る。ジョンソン・カウンタは、第2の
出力58cに複数個(Q個)の別々の信号を発生する。
各々の信号は、マスタ発振周波数のサイクル毎に1
回だけ、選ばれたレベルをパルス駆動する。この為、Q
=8であれば、8個のクロックCLKS信号が、
Q=25MHzの周波数で、夫々別々に且つ互いに排他的
にパルス駆動される。マスタ論理手段54は、とりわ
け、第1の出力54cに一連の同期注入SYNC信号を
発生して、種々のチャンネルのストローブ・パルス/メ
モリ書込み/遅延順序を開始すると共に、第2の出力5
4dにシステム共通読取R信号パルスを発生して、フ
ロントエンドの各チャンネルの各々の変換/書込み/遅
延から読取までのサイクルを共通に終了させる。
次に第1c図及び第2図について説明すると、PASS
フロントエンド10′の動作では、アレー11の変換器
の毎回の送信用励振が終了した後にだけ、SYNCパル
スが発生する。落着き期間及びその他の影響を考慮し
て、若干の余分の遅延を付加えることが出来る。この
為、励振が終了した後、アレーの1番目の変換器11a
のアナログ出力をディジタル・データ・ワードに変換す
る前に、予め選ばれた時間、例えば約2マイクロ秒の初
期期間が必要になることがある。発振器52のマスタ・
クロック周波数が200MHzであれば、この為には
400個マスタ・クロック・パルスが必要である。この
為、1番目の変換器のサンプル期間ts1(任意の組の同
期パルス、例えばg番目の組のSYNCパルス27g
と、その同じ組に対する1番目のチャンネルのストロー
ブS1パルス、例えばg番目の組のストローブ26gの
間の期間)が、例として少なくとも2マイクロ秒の長さ
に選ばれている。N個の変換器チャンネルの各々に対す
る各々のサンプル期間tsjの最初に、この同じ「デッド
タイム」期間を用いる。特定の組に対して貯蔵された全
てのデータを、共通の読取Rパルス27′gに応答し
て同時に読出すべきであるから、この特定の読取の組に
対する同期パルス27gと読取パルス27′gの間の期
間は一定であり、この為、各チャンネルの可変の遅延期
間tdjをそれから差引けば、ストローブが同期パルスの
後に発生すべきサンプル時刻tsjが得られる。例とし
て、アレーのパラメータが、(d/V)=1マイクロ秒
であって、遅延期間がtdi=(i−1)sinθマイクロ
秒であると仮定する。特定の角度θ=−30°、即ちア
レーの法線(第1図で定義した)に対してθが時計廻り
に30°の角度である時、i番目のチャンネルに対する
遅延期間はtdi=0.5(i−1)マイクロ秒になる。
最大遅延期間(tdi+tsi)は、最も短いチャンネル遅
延時間(tdnで示す)が、必要な全てのタイミングをと
るのに依然として十分長くなる様に運ぶ。チャンネル番
号iが増加するにつれて、チャンネル遅延時間tdiが短
くなり、チャンネルの同期−ストローブ遅延tsiが長く
なる。
どのSYNCパルス27よりも前に、フロントエンドの
データポート10′pに角度θデータを受取る。この
時、g番目読取の組の同期パルス27gが発生した後、
チャンネル1の論理手段45aが、計数及び遅延手段4
2aに対して論理情報信号Laを供給すると共に、選択
手段48aに位相選択データを供給して、計数及び遅延
手段42aに対する1番目のチャンネルのクロックCa
信号として供給すべき、8個のマスタ・クロック位相の
内の正しい1つを選択する。このクロック位相は、1つ
の信号Laのデータによって定められた発生回数を計数
した後、時刻tに1番目のチャンネルのストローブ信
号S1パルス26gを発生させる。例として云うと、1
番目のストローブ期間ts1が2.000マイクロ秒であ
ると(最初の2マイクロ秒のデッドタイムに、i=1で
あるから、アレーの1番目のチャンネルに対する余分の
ストローブ遅延時間がゼロである)、1番目のチャンネ
ル論理手段45aは、(a)倍数M=400個のマス
タ・クロック・サイクルを計数する必要があり、CNK
S信号の第1の位相がクロック信号Caに利用されるこ
と、並びに(b)同期信号より後にM/Q=50番目
のクロック信号Caが発生したことにより、1番目のチ
ャンネルのADC手段32aに第1のストローブS1パ
ルス26gが存在する様にすべきであることを計算して
いる。関連したチャンネル・メモリ書込み信号、例えば
1番目のチャンネルの書込み信号W1は、ストローブか
ら次のクロックCaパルスに至らない間に発生する。こ
の遅延は(ゲート遅延装置、マスタ・クロックパルスの
計数等を用いることにより)少なくとも変換時間の持続
時間になる様に、そしてそのチャンネルに対する次のス
トローブSが発生するまでの時間未満になる様に設定
することが出来る。その後、1番目のチャンネルの遅延
時間 (例として35マイクロ秒に予め選ばれている)であ
り、この為和(tdi+tsi)は37マイクロ秒で一定あ
る(7,400個のマスタ・クロック・サイクルだけか
かる)。一般式は、tdi=(35−(i−1)/2)マ
イクロ秒、tsi=(2+(i−1)/2)マイクロ秒で
ある。この為、ts1は前もって2マイクロ秒(400ク
ロック・サイクル)と前もって選択されているから、遅
延期間td1=35マイクロ秒(7,000個のマスタ・
クロック・サイクルに相当する)である。2番目のチャ
ンネルでi=2の時、td2=35−1/2=34.5マ
イクロ秒(6,900クロック・サイクル))、及びt
s1=37−34.5=2.5マイクロ秒(又は500ク
ロック・サイクル)が2番目のチャンネルの計数及び遅
延手段42bで計数される。最後のチャンネル(N=6
4)では、td64=35−63/2=3.5マイクロ秒
(又は700クロック・サイクル)、及びts64=37
−3.5マイクロ秒(又は6,700クロック・サイク
ル)である。SYNCパルス27gより後に(マスタ・
クロック手段54で)7,400個のマスタ・クロック
・サイクルが計数されると、g番目の組の全チャンネル
・メモリ読取パルス27′gが発生される。距離Rの情
報が入力されていれば、チャンネルの遅延期間tdiを適
正に長くすることにより、ダイナミック・フォーカス時
間滑りを容易に実施することが出来ることが判る(この
時間の増加は、 であり、xはアレーの中心からi番目の変換器の中心
までの距離であり、aはそのアレーの最大のx距離で
ある)。ダイナミック・フォーカス効果による遅延時間
の若干の変更は、距離Rの関数として、関連した選択手
段48によってクロック位相の選択を変えることによ
り、容易に実施することが出来る。期間tsiにも同様な
現象が起る。
例としてこの発明のある好ましい特徴だけを説明した
が、当業者には種々の変更が考えられよう。例えば、R
F反射信号はディジタル・データに変換する前に、中間
周波(IF)に周波数変換することが出来る。この発明
では、それでも信号はベースバンド周波数ではなく、R
F周波数であると見なす。特許請求の範囲は、この発明
の範囲内に含まれるこの様な全ての変更を包括するもの
であることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のPASS振動エネルギ(超音波)作像装
置のフロントエンドの簡略ブロック図、 第1a図は第1図に示した従来の変換器アレーの部分集
合から得られるアナログ信号及びそれと共に利用される
1組の標本化ストローブ信号の時間を揃えた一連のグラ
フ、 第1b図は、第1a図に示す様な一様な標本化関数Sを
用いてアレーの開口にわたるコヒーレント和信号並びに
ベースバンド信号の一様でない直接的な標本化を用いた
コヒーレント和信号を示すグラフ、 第1c図はこの発明の方法によるRFチャンネル時間遅
延動作の一様でない標本化を示す時間を合せた一連のグ
ラフ、 第2図はこの発明の方法を用いた現在好ましいと考えら
れる実施例の装置のフロントエンド信号及び論理手段及
び関連した主論理手段の部分の構成を示す簡略ブロック
図である。 主な符号の説明 11:変換器 32:ADC手段 35:メモリ手段 42:カウンタ及び遅延手段 45:チャンネル論理手段 48:位相選択手段 54:マスタ論理手段

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1jNとして、複数個(N個)のチャ
    ンネルの内の相異なるj番目に夫々割当てられた複数個
    (N個)の変換器のアレーの平面に対する法線に対して
    所望の角度θに励振周波数で振動エネルギ・ビーム
    を方向ぎめする方法に於て、 (a)各々のj番目のチャンネルに対し、多数の逐次的
    なパルスを持つ相異なるサンプル・ストローブS信号
    順序を発生し、該チャンネルのストローブ順序の任意の
    1対のパルスは大体その間に期間Tを持ち、Tが少なく
    とも、励振周波数の2倍の逆数未満であり、 (b)逐次的な1組の同期信号パルスの各々の発生か
    ら、j番目のチャンネルのストローブS信号順序の次
    のパルスの開始時間を大体サンプル期間tsjだけずら
    し、該サンプル期間tsjは、ΔtをTより小さく且つ励
    振周波数の逆数の一定の分数として、オフセット期
    間Δtの、各々の角度θに対して選ばれた第1の正のチ
    ャンネル整数倍Mであり、 (c)別のずらす工程が行なわれるまで、ずらした次の
    パルスより後の全てのストローブS信号パルスの間は
    略期間Tに保ち、 (d)ストローブS信号順序の各々のパルスに応答し
    て、j番目のチャンネルの反射信号Vを、該j番目の
    チャンネルの反射信号の現在の振幅を表わすディジタル
    ・データ・ワードに直接的に変換し、 (e)N個のチャンネルの各々に於ける各々のデータ・
    ワードを、オフセット期間Δtの、各々の角度θに対し
    て選ばれた第2の正のチャンネル整数倍Pであるチャ
    ンネル遅延期間tdjだけディジタル式に遅延させ、 (f)各々の同期信号から略一定の期間後の信号に応答
    して、その時N個のチャンネルの全てから同時に利用し
    得る各々の遅延させたデータ・ワードをコヒーレンスを
    もって加算して、所望の角度θに於けるエネルギ・ビー
    ムの反射率を表わすデータの各点を求める工程を含む方
    法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲1)に記載した方法に於
    て、工程(d)が、各々のストローブS信号パルスに
    応答してV信号の変換が行なわれる同じ複数個(N
    個)のアナログ・ディジタル変換(ADC)手段の内の
    関連したj番目の手段を用意する工程を含み、工程
    (e)が、(e1)j番目のADC手段からの各々の逐
    次的なディジタル・データ・ワードを、変換の順に、複
    数個(N個)のメモリ手段の内のj番目のメモリ手段の
    関連した位置に逐次的に貯蔵し、(e2)該チャンネル
    に対する遅延期間tdjの後、N個のメモリ手段の各々か
    ら1つのデータ・ワードを逐次的に読取り、(e3)N
    個のメモリ手段の全てから略同時に読取ったN個の遅延
    したデータ・ワードの全部を加算して反射率データを求
    める工程を含む方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲2)に記載した方法に於
    て、偶数個(N個)のチャンネルがあり、工程(e3)
    が、(e3a)N/2個の相異なる遅延したデータ・ワ
    ードの対の夫々1つを略同時に加算して第1レベルの加
    算データ・ワードを求め、(e3b)その後こうして得
    られたN/2個の第1レベルの加算データ・ワードの全
    部を実質的に加算する工程を含む方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲3)に記載した方法に於
    て、Cを1より大きな正の整数として、N=2であ
    り、工程(e3b)が、(C−1)個の別のレベルの各
    々で、前の加算レベルから得られた相異なる各々の対の
    加算データ・ワードを更に加算して、1個の最終的なデ
    ータ・ワードの和にする工程を含む方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲2)に記載した方法に於
    て、工程(e2)が、多数のパルスを持つ1個のシステ
    ム規模の読取R信号を発生する工程を含み、その各々
    のパルスが前記N個のメモリ手段の各々に貯蔵されてい
    る1つのデータ・ワードを出力させる方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲5)に記載した方法に於
    て、工程(e2)が、読取R信号の各々のパルスが、
    関連する1つの同期信号パルスが発生してから一定期間
    後に発生するようにする工程を含む方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲6)に記載した方法に於
    て、工程(e2)が、一定の期間を(tsj+tdj)以上
    になる様に設定する工程を含む方法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲2)に記載した方法に於
    て、工程(e1)が、j番目のチャンネルの各々の変換
    ストローブ・パルスから、期間T未満の期間に、j番目
    のメモリ手段にメモリ書込みW信号を供給して、その
    時関連するj番目のチャンネルのADC手段から該メモ
    リ手段に送られたデータ・ワードを貯蔵させる工程を含
    む方法。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲1)に記載した方法に於
    て、工程(b)が、一定の分数を1/32以上にならな
    い様に選ぶ工程を含む方法。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲1)に記載した方法に於
    て、工程(b)が、整数xを少なくとも5として、一定
    の分数を2-Xに等しく選ぶ工程を含む方法。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲1)に記載した方法に於
    て、工程(b)が、少なくとも1つのサンプル期間tsj
    のオフセット開始時刻をオフセット期間Δtの別の整数
    倍だけ調整して、距離Rの変化につれ、ビームの焦点を
    ダイナミックに合せる工程を含む方法。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲1)に記載した方法に於
    て、振動エネルギが超音波エネルギである方法。
  13. 【請求項13】1jNとして、相異なるj番目のチ
    ャンネルに夫々1つずつ設けられていて、当該アレーの
    法線に対する方向ぎめ角度θをなし、距離Rの媒質の反
    射率に応答する振幅を持つ、振動エネルギ励振周波数
    の受信信号を発生する複数個(N個)の変換器からな
    る扇形走査位相調整アレーを持つコヒーレント形作像装
    置のフロントエンド受信装置に於て、複数個(N個)の
    アナログ・ディジタル変換器(ADC)手段と、複数個
    (N個)のFIFOメモリ手段と、複数個(N個)のチ
    ャンネル論理手段とを有し、 各々のj番目の相異なる前記アナログ・ディジタル変換
    器手段が、当該j番目のチャンネルに対するストローブ
    信号の各パルスに応答して、j番目のチャンネルの
    RF周波数信号Vの瞬時振幅をディジタル・データ・
    ワードに直接変換し、 各々の相異なるj番目の1つの前記FIFOメモリ手段
    が、j番目のチャンネルの書込みW信号の各パルスに
    応答して、データ・ワードを貯蔵すると共に、FIFO
    の順序で、読取R信号の各パルスに応答して、貯蔵さ
    れている次の逐次的なデータ・ワードを呈示し、 各々の相異なるj番目の1つの前記チャンネル論理手段
    が、(a)j番目のチャンネルのストローブS信号、
    及び(b)各々のストローブ・パルスより後且つj番目
    のチャンネルに対する次の逐次的なストローブ・パルス
    より前の時点でj番目のチャンネルの書込みW信号の
    両方を独立に発生し、前記j番目のチャンネルのストロ
    ーブS信号は、夫々隣のパルスから、少なくとも、変
    換器励振周波数の2倍の逆数より小さい期間Tだけ
    隔たる多数の逐次的なパルスを持ち、複数個の同期信号
    パルスの各々の後の次のストローブ・パルスは、関連す
    る同期信号パルスから、Tより小さく且つ励振周波数
    の逆数の一定の分数であるオフセット期間Δtの、各
    々のチャンネル及び各々の角度θに対して選ばれた第1
    の正のチャンネル整数倍Mである期間tsjだけずれて
    おり、次のオフセット・ストローブ・パルスより後の全
    てのストローブS信号パルスは、別の同期パルスが発
    生するまでは、その間の期間Tを略そのまゝに保つ様に
    し、更に、 一連の読取R信号パルスの各々を、前記複数個(N
    個)の呈示される貯蔵されていたデータ・ワードの各々
    が、オフセット期間Δtの、やはり各チャンネル及び各
    々の角度θに対して選ばれた第2の正の整数倍Pであ
    る期間tdjだけ貯蔵状態で遅延させられる様な時刻に発
    生するマスタ論理手段と、 各々の読取R信号パルスに応答して、N個のメモリ手
    段に略同時に呈示されたN個のデータ・ワードの全部の
    データを組合せて、フロントエンドからコヒーレンスを
    もって加算されたデータ・ワードを出力する手段とを有
    するフロントエンド受信装置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記Nが偶数であり、前記組
    合せる手段が、何れも前記N個のメモリ手段の内の相異
    なる2つから出力されるデータ・ワードを組合せる複数
    個(N/2個)の手段を含んでいるフロントエンド受信
    装置。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲14)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、Cを1より大きな正の整数と
    して、N=2であり、前記組合せる手段が、それより
    直ぐ上のレベルの組合せる手段から出力された相異なる
    2つのデータ・ワードを組合せる(C−1)個の別のレ
    ベルの手段の2進トリー形成部を有し、最低(C番目)
    のレベルの1個の組合せる手段からの出力データ・ワー
    ドがフロントエンドの出力データ・ワードであるフロン
    トエンド受信装置。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記一定の分数が1/32以
    下に選ばれているフロントエンド受信装置。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記一定の分数が、整数xを
    少なくとも5として、2-xに等しくなる様に選ばれてい
    るフロントエンド受信装置。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記マスタ論理手段が、夫々
    同じ周波数で異なる位相の複数個のクロック信号を発生
    する手段を有し、N個のチャンネル論理手段の各々は、
    前記複数個のクロック信号の位相の内の1つを選択し、
    その各サイクルの発生を計数して、j番目のチャンネル
    に対する各々ストローブS信号を発生する手段を持っ
    ているフロントエンド受信装置。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲18)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記マスタ論理手段が、各々
    の読取R信号パルスよりも、特定の各々の角度θに対
    して選ばれた定数に略等しい期間前に、各々の同期信号
    を発生する手段を有するフロントエンド受信装置。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、各々のj番目のチャンネル論
    理手段が、外部で発生された角度θデータに応答して、
    倍数M及びPの値を発生する手段を含んでいるフロ
    ントエンド受信装置。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲20)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、各々のj番目のチャンネル論
    理手段が外部で発生された距離Rデータをも受取り、選
    ばれたサンプル・クロックの位相を変えて、フロントエ
    ンドのその時作用しているチャンネルを、変化する距離
    に対して正しくダイナミックに焦点を合せる様にする手
    段を有するフロントエンド受信装置。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、前記マスタ論理手段が、少な
    くとも1対のチャンネルがアレーに活動的に参加する様
    に付能される時を制御する手段を含んでいて、距離Rが
    予め選ばれた距離より小さい時、誤差を減少する為にダ
    イナミック・アポダイゼーションを用いるフロントエン
    ド受信装置。
  23. 【請求項23】特許請求の範囲13)に記載したフロン
    トエンド受信装置に於て、振動エネルギが超音波エネル
    ギであるフロントエンド受信装置。
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