JPH0642815Y2 - 発泡体原料の注入用キャップ - Google Patents

発泡体原料の注入用キャップ

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JPH0642815Y2
JPH0642815Y2 JP12618989U JP12618989U JPH0642815Y2 JP H0642815 Y2 JPH0642815 Y2 JP H0642815Y2 JP 12618989 U JP12618989 U JP 12618989U JP 12618989 U JP12618989 U JP 12618989U JP H0642815 Y2 JPH0642815 Y2 JP H0642815Y2
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兼光 近藤
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車のピラー、ルーフ、ロッカー等に発泡
体原料を注入する際に使用する発泡体原料の注入用キャ
ップに関する。
〈従来の技術〉 自動車のピラー、ルーフ、ロッカー等のボディ空洞内に
発泡体を充填することによってボディに防振防音作用を
持たせて自動車の車内静粛性を向上させる技術は知られ
ている。ボディ空洞内に充填する発泡体としては、例え
ばスポンジあるいはゴムのように充填前に既に固体のも
のと、液状の発泡体原料をボディの空洞内に注入して発
泡充填させるタイプのものがある。そして後者の方が防
振防音効果の上では優れている。
この液状の発泡体原料は注入したときにボディの隙間や
部品取付穴から洩れ出し易いという欠点があるが、例え
ば特開昭61−116509号公報に見られるように粘度を高め
た泡状にして注入する等して上記欠点の解消が図られて
いる。それにつれて原料注入により発泡体を充填するこ
とは量産車種に対しても広く採用されようとしている。
発泡体原料としては通常ウレタンフォーム原料が用いら
れており、例えば第7図に示すようにピラー10等にはボ
ンベ8、9から送られてくる、イソシアネートと、ポリ
オールに発泡剤、触媒等を添加した原料とを注入機9中
で混合させ、それをピラー10に設けられている注入孔よ
りピラー内に注入することにより発泡充填される。注入
孔は部品固定用の穴を兼用することが多い。
なお注入後、空洞内で膨張したウレタンフォーム原料が
逆流して注入孔から出てき、それが注入孔周囲に付着し
て取れなくなるのを防止するために、第9図に示すよう
な逆流防止用のキャップ16を第10図に示すように注入ノ
ズル13とボディ板11の間に取り付けることが実開昭61−
70014号公報で提案されている。このキャップ16は先端
部が円錐形状となっていて、その先端部は第9図に示さ
れているように円錐頂点に集まる多数のスリット12,12
…が設けられており、このスリット12,12…によって第1
0図(a)(b)のように先端部が開閉できるリップ
弁となっている。キャップ16の先端部は、通常は閉じた
状態(a)にあるが、発泡体原料8が注入され矢印Pの
方向に流れると開いた状態(b)になり、注入する原料
18の流れが止まると閉じた状態に戻り、発泡体原料の逆
流を防ぐ。
〈考案が解決しようとする課題〉 最近、自動車のピラー、ルーフ、ロッカー等のボディ空
洞内には、ボディの剛性を高めるために補強部材が取り
付けられることがあり、例えば前記第7図のXIII−XIII
線断面図に相当する第8図に示すようにボディ外板1と
ボディ内板2の間に補強板3を設けることが多い。こう
した補強板3は隔壁の役目を果たすことになって、ピラ
ー内部に複数の空間4,5が形成されることとなる。
このように隔壁(補強板3)で仕切られた複数の空間4,
5に発泡体原料を注入する場合であっても通常、注入孔
を両側(ボディ外板1とボディ内板2)に設けることに
は支障があるので、従来より注入孔7のない空間4への
発泡体原料の注入は、補強板3に孔6を設け、該孔6を
通じて発泡体原料を流入させるようにしている。
しかしながら一つの注入孔から複数の空間へ発泡体原料
を注入しようとすると、各空間に均質に発泡体を充填で
きないという問題があった。なお、各空間毎へ開口する
複数の原料送出口を備えたキャップを用いることも考え
られるが、その場合はどちらかに偏ることなく注入する
ことが困難で、しかも前記実開昭61−70014号公報に提
案されているような構造の注入用キャップを用いること
ができず、発泡体原料の逆流という問題も発生する。
本考案は上記問題を解決する目的でなされたものであ
り、その解決しようとする課題は、各空間毎へ発泡体原
料を適当量供給することができ、しかも発泡体原料の逆
流を防止できる注入用キャップを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本考案の発泡体原料の注入用
キャップは、後端を発泡体原料注入ノズルと連結させる
ためのノズル取付口とし、先端を原料送出口とした筒体
の側壁に、筒体内の圧力で外側に開いて別の原料送出口
を形成する壁扉を設けると共に、該壁扉と上記ノズル取
付口の間の筒体内壁に逆流防止弁を設けて成ることを特
徴とする。
したがって本発明のキャップには、発泡体原料の原料送
出口が先端及び側壁にと複数設けられる。そして各原料
送出口から出る発泡体原料が、隔壁で仕切られたボディ
内各空間にそれぞれ注入されるように本キャップはボデ
ィの注入孔に差し込んで使用される。なお、上記の「筒
体」とは円筒に限定されず、また筒体の長さ方向の部位
別に断面形状や径が異なるようなものも含まれる。先端
の原料送出口の径、壁扉の大きさ、扉数等は、発泡体原
料がボディ内各空間に適切に注入されるように定められ
る。
本キャップは軟質塩化ビニル樹脂、ゴム等の柔軟性のあ
る材料で製作され、キャップがボディの注入孔に保持さ
れるようにキャップの外側に上記注入孔のボディ板が嵌
入する嵌合溝を設けるのが好ましい。
キャップ内側に設けられる逆流防止弁は、液体の逆流を
防いで一方向にだけ流す弁であればどのようなものでも
よいが、前記第9図に示したようなキャップ先端のリッ
プ弁を内壁に一体的に形成させたものが簡便である。
〈作用〉 上記のように筒体側壁に筒体内の圧力で外側に開いて別
の原料送出口を形成する壁扉を設ける構成とすると、先
端の原料送出口での流動抵抗が大きくなった時に該壁扉
が開くようにすることができる。壁扉の開きは例えば先
端の原料送出口の内径、壁扉の変形容易性等を調整する
ことによって可能である。このことは複数の原料送出口
があっても、どちらかに偏ることなく各送出口から所定
量の発泡体原料を注入出来ることを意味する。
したがって上記のような壁扉を有する別の原料送出口を
設け、発泡体を充填すべき各空間それぞれに原料送出口
が開口するようにした注入用キャップは、複数の空間に
確実に発泡体原料が注入されるようにする。
上記壁扉とノズル取付口の間の筒体内に設けられた逆流
防止弁は、注入した発泡体原料のキャップ内での逆流を
防止する。
〈実施例〉 以下、本考案の注入用キャップの一実施例を図面を用い
て説明するが、本考案はこれに限定されるものではな
い。
本実施例の注入用キャップ第1図に示すように、後端
(図では上端)が発泡体原料注入ノズルと連結させるた
めのノズル取付口22で、先端が原料送出口28となってい
る略円筒状のキャップであり、軟質プラスチックで製作
されている。ノズル取付口22のすぐ先の内壁にはリップ
弁24があり、更にその先方のキャップ壁にはリップ扉25
が設けられている。リップ弁24及びリップ扉25はともに
キャップ本体に一体的に形成された複数のリップからな
っており、キャップ内を流れるウレタンフォーム原料の
圧力で変形する。
本キャップ21は第2図に示すように注入孔7に差し込ま
れ、注入孔の縁部のボディ外板1をキャップ21の嵌合溝
23に嵌合させて固定される。ボディ空洞内へと差し込ま
れる。空洞内は貫通穴31のある補強板3によって空間4
と空間5に仕切られており、本キャップ21は予め原料送
出口28が空間5に、そしてリップ扉25が空間4に位置す
るような形状・大きさで製作されている。なお注入孔7
は、防錆のための水抜き孔、内装トリム取り付け用孔等
であり、これらの孔を通じて車外騒音が車室内に入り込
むのを防ぐためにボディ空洞内に硬質ウレタンフォーム
を充填する。
ウレタンフォーム原料の注入に際しては第3図に示すよ
うに、外筒15とピストン14より構成される注入ノズル13
をキャップ21のノズル取付口22に圧入連結させ、次いで
第4図に示すようにノズル13内に充填されたウレタンフ
ォーム原料18をピストン14により注入用キャップ21内に
押し出す。するとまず空間5へのみ原料18は流れ込む
が、これが原料送出口28での流動抵抗がリップ扉25の変
形抵抗より小さいためである。その後ウレタンフォーム
原料18が発泡硬化(粘度増加)することにより、第5図
に示すようにキャップ21先端の原料送出口28で原料18の
流れが悪くなると、キャップ21内の圧力が高くなってリ
ップ扉25が変形して開き、そこに形成された別の原料送
出口29からウレタンフォーム原料18が空間4へと流入す
る。
ウレタンフォーム原料18を所定量注入した後、第6図に
示すように注入ノズル13を取り外すと、硬化しつつも膨
張するウレタンフォーム原料18がキャップ21内を逆流し
だすが、逆流圧力によってリップ弁24が閉じるのでウレ
タンフォーム原料18は外部に流出することはない。
〈考案の効果〉 以上の説明から判かるように、本考案の発泡体原料の注
入用キャップによれば、一つの注入孔から複数の空間の
どちらへも確実に適当量の発泡体原料を注入することが
できる。しかも注入された発泡体原料の膨張によるキャ
ップ内の逆流を防ぐことができる。したがって、より簡
便な操作でより優れた防音防振処置を施すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の発泡体原料の注入用キャッ
プを示す断面図、 第2図及び第3図は該キャップの使用方法の説明図、 第4図ないし第6図は該キャップを通して発泡体原料が
注入されていく様子を連続的に示す断面図、 第7図は一例の注入作業の説明図、 第8図は第7図中のXIII−XIII線で示す部分の断面図、 第9図は従来のキャップの一例を示す斜視図、 第10図はそのキャップの作用の説明図である。 図中: 1…ボディ外板、2…ボディ内板 3…補強板、4,5…空間 7…注入孔、13…注入ノズル 18…ウレタンフォーム原料 21…注入用キャップ、22…ノズル取付口 23…嵌合溝、24…リップ弁 25…リップ扉、28…原料送出口 29…別の原料送出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端を発泡体原料注入ノズルと連結させる
    ためのノズル取付口とし、先端を原料送出口とした筒体
    の側壁に、筒体内の圧力で外側に開いて別の原料送出口
    を形成する壁扉を設けると共に、該壁扉と上記ノズル取
    付口の間の筒体内壁に逆流防止弁を設けて成ることを特
    徴とする発泡体原料の注入用キャップ。
JP12618989U 1989-10-27 1989-10-27 発泡体原料の注入用キャップ Expired - Lifetime JPH0642815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12618989U JPH0642815Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 発泡体原料の注入用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12618989U JPH0642815Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 発泡体原料の注入用キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0364718U JPH0364718U (ja) 1991-06-24
JPH0642815Y2 true JPH0642815Y2 (ja) 1994-11-09

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ID=31674018

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JP12618989U Expired - Lifetime JPH0642815Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 発泡体原料の注入用キャップ

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JPH0364718U (ja) 1991-06-24

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