JPH0643208U - 耐久性消音器 - Google Patents
耐久性消音器Info
- Publication number
- JPH0643208U JPH0643208U JP9497191U JP9497191U JPH0643208U JP H0643208 U JPH0643208 U JP H0643208U JP 9497191 U JP9497191 U JP 9497191U JP 9497191 U JP9497191 U JP 9497191U JP H0643208 U JPH0643208 U JP H0643208U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】500℃を越える排気ガスに長時間曝されても
吸音性が殆ど低下しない耐久性消音器。 【構成】 消音器ケース内を貫通する多数の小孔を有す
る排気管の周りを直径9〜11μのロックウール及び消
音器ケースの内周壁面を直径9〜11μのロックウール
またはガラスウールで被覆し、被覆層の内側に直径4〜
5μのロックウールを充填したことを特徴とする。
吸音性が殆ど低下しない耐久性消音器。 【構成】 消音器ケース内を貫通する多数の小孔を有す
る排気管の周りを直径9〜11μのロックウール及び消
音器ケースの内周壁面を直径9〜11μのロックウール
またはガラスウールで被覆し、被覆層の内側に直径4〜
5μのロックウールを充填したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、自動車の排気系等に使用する消音器に関する。
【0002】
従来、自動車の排気系に使用する消音器には、例えば実開昭59−71912 号公報あるいは実開昭62−47714号公報に開示されているように消音器ケ ース内を貫通する排気管に多数の通音孔を形成し、その外周に長繊維のガラス繊 維を絡み合わせた吸音層を設け、吸音層をパンチングメタルで被覆したり、ある いは吸音層の両側を支持金具で支えるもの、さらには吸音層をガラス繊維布で被 覆しその外周を耐熱性の紐を巻き付けるものがある。
【0003】
しかし、近来、自動車の高性能化に伴い排気ガスの温度は500℃を越え、消 音器は長時間に亘って500℃を越える排気ガスの脈動波にさらされるようにな った。このためこれらの消音器に使用されているガラスウール等の吸音材は劣化 し、車体の振動により粉化され、飛散し、消音器の吸音特性が低下する課題が生 じている。
【0004】
前記課題は本考案の消音器ケース内を貫通する多数の小孔を有する排気管の周 りを直径9〜11μのロックウール及び消音器ケースの内周壁面を直径9〜11 μのロックウールまたはガラスウールで被覆し、被覆層の内側に直径4〜5μの ロックウールを充填した耐久性消音器消音器によって解決される。以下本考案を 図に基づいて説明する。
【0005】 図1に1例を示す本考案の耐久性消音器において、排気管2の周りおよび消音 器ケース1内の内周壁面の被覆に用いられる直径9〜11μのロックウールは、 例えば表1に示すように鉄鋼スラグ90重量%と珪石10重量%をキュポラまた は電気炉で溶融し遠心法または吹製法により製造する。
【0006】
【表1】 注)その他*は微量成分(TiO2 、 MnO、K2 O、Na2 O、S等) 製造された直径9〜11μのロックウール繊維の強度の1例を表2に示す(測 定法:JIS R 7601 に準拠)。
【0007】
【表2】 排気管2の周りには500℃を越える排気ガスの脈動波に耐えるため760℃ を越える耐熱性を有し靭性も有する直径9〜11μのロックウールを巻き付ける ようにして厚さ15〜20mmにセットする。消音器ケース1内の内周壁面には マット状に集綿積層した直径9〜11μのロックウールあるいはガラスウールを 厚さ15〜20mmにセットする。ロックウールの直径が11μより太いと靭性 に欠け排気管2の周りへの巻き付けたとき破損しやすい。消音器ケース1内の内 周壁面の被覆には排気管2の周りの被覆のように高温耐熱性を必要としないので ガラスウールも使用できる。
【0008】 本考案の耐久性消音器の消音器ケース1内の内周壁面を被覆するロックウール 又はガラスウール3の層と排気管2の周りを被覆するロックウール5の層に囲ま れた中に充填する直径4〜5μのロックウール4は一般に製造市販されているロ ックウールでありその形状は粒状綿であっても良いし集綿積層したものであって も良い。表3に平均繊維径と単繊維平均引張強度を示す。
【0009】 ロックウールの平均繊維径と排気ガスの脈動波に対する耐久性について、図3 及び図4に示すように、平均直径4〜5μ、7〜8μ及び9〜11μのそれぞれ のロックウールについて各100本の試料ロックウール7を剣山のように測定用 試験板6に該板面から30mmの長さを出して固定し、空気流を定常流:15m /s、脈動波:最大速20m/s.最小速10m/s.時間4〜6s、を15分 に1回の割合で加え、合計10時間の試験を行い、各繊維の折れ状態を調べ0〜 5%折れたロックウールに○印、5〜10%折れたロックウールに△印、10〜 50%折れたロックウールに×印、50%以上折れたロックウールに××印を付 し表4に示す。
【00010】
【表3】
【0011】
【表4】
【0012】
本考案の耐久性消音器の排気管の小孔部から排出される高温・高流速の排気ガ スの脈動波は小孔を有する排気管の周りを被覆気した直径9〜11μのロックウ ールの層を通過し減衰され、直径4〜5μのロックウール層で吸音される。直径 9〜11μのロックウールの層は500℃を越える高温に耐えまた表4に示すよ うに高流速ガスに曝されても劣化破砕されることは殆どない。直径4〜5μのロ ックウール層はその周囲を直径9〜11μのロックウールまたはガラスウールの 層でカバーされるので、その振動吸収機能としての緩衝作用により保護され劣化 粉砕されることは少ない。
【0013】
[実施例1] 概略、図1及び図2に示す構造の消音器における、直径3〜5mmの小孔を有 する排気管の周りに、表1に示す直径9〜11μのロックウールを巻き付けるよ うにしてセットし、厚さ15〜20mmの被覆をした。次に表1に示す直径9〜 11μのロックウールを集綿積層し厚さ15〜20mmのマット状にしシリカ系 無機接着剤で消音器ケースの内周面に張り付けたのち消音器ケースに平均直径4 〜5μのロックウール(日東紡(株)製、商品名ロックファイバーァ#15)を 嵩密度0.20〜0.24の範囲になるよう隙間なく押し込み本考案の耐久性消 音器を得た。
【0014】 [比較例1] 直径9〜11μのロックウール及びガラスウールでの被覆をしない以外は実施 例1と同様にして耐久性消音器を得た。
【0015】 [比較例2] 概略、図1及び図2に示す構造のガラス繊維を吸音材とする市販の消音器を用 意した。
【0016】 [試験] 実施例1及び比較例1,2で用意した消音器をそれぞれ日産トラック(アトラ スV−JH40:エンジン型式BD30)に搭載し、排気騒音値(道路運送車両 の保安基準第30条に準拠)が85ホンになった時点の走行距離及びロックウー ルの減量を測定した。なお実施例1の消音器については走行距離4万kmでのロ ックウールの減量を測定した。結果を表5に示した。
【0017】
【表5】
【0018】
表5の結果が示すとおり本考案の消音器は500℃を越える高温の排気ガス に対してもロックウール粒状綿が殆ど折損・粉末化することなく当初の消音効果 を4万km走行後も維持している。
【図1】本考案の耐久性消音器の概略模式側面断面図
【図2】本考案の高耐久性消音器の概略模式正面断面図
1 消音器ケース 2 排気管 3 直径9〜11μのロックウール 4 直径4〜5μのロックウール 5 直径9〜11μのロックウール又ガラスウール 6 測定用試験板 7 試料ロックウール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐久性消音器の概略模式側面断面図
【図2】本考案の耐久性消音器の概略模式正面断面図
【図3】本考案の脈動波に対する耐久性試験用試料の概
略模式平面図
略模式平面図
【図4】本考案の脈動波に対する耐久性試験用試料の概
略模式正面図
略模式正面図
【符号の説明】 1 消音器ケース 2 排気管 3 直径9〜11μのロックウール 4 直径4〜5μのロックウール 5 直径9〜11μのロックウール又ガラス ウール 6 測定用試験板 7 試料ロックウール
Claims (1)
- 【請求項1】 消音器ケース内を貫通する多数の小孔を
有する排気管の周りを直径9〜11μのロックウールで
被覆し、且つ、消音器ケースの内周壁面を直径9〜11
μのロックウールまたはガラスウールで被覆し、被覆層
の内側に直径4〜5μのロックウールを充填したことを
特徴とする耐久性消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991094971U JP2587857Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 耐久性消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991094971U JP2587857Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 耐久性消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643208U true JPH0643208U (ja) | 1994-06-07 |
| JP2587857Y2 JP2587857Y2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=14124804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991094971U Expired - Fee Related JP2587857Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 耐久性消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587857Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6159819U (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | ||
| JPS63109217A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | Mazda Motor Corp | エンジンの排気サイレンサ構造 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP1991094971U patent/JP2587857Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6159819U (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | ||
| JPS63109217A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | Mazda Motor Corp | エンジンの排気サイレンサ構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2587857Y2 (ja) | 1998-12-24 |
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