JPH0643233U - エンジン作業機のスロットル制御装置 - Google Patents

エンジン作業機のスロットル制御装置

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JPH0643233U
JPH0643233U JP8400992U JP8400992U JPH0643233U JP H0643233 U JPH0643233 U JP H0643233U JP 8400992 U JP8400992 U JP 8400992U JP 8400992 U JP8400992 U JP 8400992U JP H0643233 U JPH0643233 U JP H0643233U
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throttle lever
lever
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型二サイクルエンジンの回転動力が遠心ク
ラッチを介して刈刃等の作業部位へ伝達され、スロット
ル開度がスロットルレバー10の回転位置により制御され
る刈払機等において、作業者がスロットルレバー10を半
クラッチの対応回転位置にしてからそのまま長く放置さ
れる事態を防止する。 【構成】 スロットルレバー10はそれぞれ低スロットル
側及び高スロットル側の第1及び第2の回転領域A,B
をもち、第1の回転領域Aは半クラッチの対応回転位置
を含む。第1の回転領域Aでは、隆起付き円板64の隆起
部68は、スロットルレバー10のボス部12の凹所24内にあ
り、皿ばね78の復元力は小さく、スロットルレバー10
は、操作力の解除に伴い、アイドリング方向へ回転す
る。第2の回転領域Bでは、隆起部68はボス部12を押し
上げ、皿ばね78の大きな復元力に因る摩擦力によりスロ
ットルレバー10は操作力の解除後も回転位置を保持す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、刈払機等のエンジン作業機のスロットル制御装置に係り、詳しく は半クラッチ状態のまま長く放置される事態を防止できるエンジン作業機のスロ ットル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
刈払機等では、小型二サイクルエンジンの回転動力が遠心クラッチを介して刈 刃等の作業部位へ伝達されるとともに、作業者が、スロットルレバーの回転位置 を操作して、スロットル開度を増減することによりエンジン出力を制御するよう になっている。
【0003】 従来の刈払機等では、スロットルレバーは、全回転範囲において、所定値以上 の回転操作力をかけたときのみ、回転して、スロットル開度を変化させ、操作力 を解除したときは、解除時の回転位置に保持されて、スロットル開度を保持する ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
刈払機等では、燃料節約や騒音低下のため、半クラッチ状態の低回転速度域で エンジンを運転することがあり、その場合、作業者は、スロットルレバーを半ク ラッチの対応回転位置にして、操作力を解除する。エンジン作業機の従来のスロ ットル制御装置では、作業者が、スロットルレバーを、半クラッチの対応回転位 置にしてから、アイドリングへ戻したり、フルスロットルの方へ回転させたりす るのを忘れたり、怠ったりすると、半クラッチ状態のまま長く放置され、異常発 熱や長時間にわたる不安定なエンジン運転状態の原因になる。
【0005】 請求項1及び2の考案の目的は、半クラッチ状態に放置されたままとなること を防止できるエンジン作業機のスロットル制御装置を提供することである。 請求項3の考案の目的は、請求項2の考案において、第1の回転領域が半クラ ッチの対応回転位置を必要最小限に含むように第1の回転領域状態を設定できる エンジン作業機のスロットル制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の前提となるエンジン作業機では、エンジンの回転動力が遠心クラッ チを介して作業部位へ伝達され、エンジンのスロットル開度が操作部材(10)の変 位により制御される。そして、請求項1のエンジン作業機のスロットル制御装置 では、操作部材(10)は、半クラッチ状態を含む低スロットル開度側及びそれより 高スロットル開度側にそれぞれ対応する第1の変位領域(A)及び第2の変位領域 (B)をもつ。付勢部材(40)は操作部材(10)をアイドリング方向へ付勢し、係合手 段(76,78)は、第2の変位領域(B)では操作部材(10)の変位方向の所定値以上の 操作力で解除自在に操作部材(10)への係合により操作部材(10)の位置を保持する ようになっている。
【0007】 請求項2の前提となるエンジン作業機では、エンジンの回転動力が遠心クラッ チを介して作業部位へ伝達され、エンジンのスロットル開度がスロットルレバー (10)の回転変位により制御される。そして、請求項2のエンジン作業機のスロッ トル制御装置では、スロットルレバー(10)は、半クラッチ状態を含む低スロット ル開度側及びそれより高スロットル開度側にそれぞれ対応する第1の回転領域( A)及び第2の回転領域(B)をもつ。付勢部材(40)はスロットルレバー(10)をア イドリング方向へ付勢している。摩擦力付与手段(76,78)は軸方向の復元力でボ ス部(12)の端面にスロットルレバー(10)の回転方向の摩擦力を付与している。ボ ス部(12)は、スロットルレバー(10)の第1の回転領域(A)では摩擦力付与手段(7 6,78)の軸方向復元力を低下させるように軸方向へ変位されるようになっている 。
【0008】 請求項3のエンジン作業機のスロットル制御装置は、揺動によりスロットルワ イヤ(46)を変位させてスロットル開度を制御するアーム(36)と、このアーム(36) の揺動支点から放射方向へ配列された複数個の係止孔(44)と、一端側において係 止孔(44)へ選択的に係止されてアーム(36)の揺動とスロットルレバー(10)の回転 とを相互に連動させるリンク部材(52)とを有している。
【0009】
【作用】
請求項1のエンジン作業機のスロットル制御装置において、作業者は、半クラ ッチ状態でエンジンを運転する場合は、操作部材(10)を第1の変位領域(A)内の 操作位置とする。作業者が操作部材(10)へかけている操作力を解除すると、操作 部材(10)は付勢部材(40)によりアイドリング方向へ戻り、エンジンはアイドリン グ状態になって、遠心クラッチは切れる。一方、作業者が、半クラッチに対応す る操作位置に操作部材(10)を所定の操作力で保持し続けると、操作部材(10)は、 付勢部材(40)によりアイドリング方向へ戻されるのが阻止され、遠心クラッチが 半クラッチ状態のまま、エンジンは運転を継続する。
【0010】 操作部材(10)が第2の変位領域(B)内の操作位置にある場合は、操作部材(10) は、係合手段(76,78)に所定の係合力で係合され、作業者が操作部材(10)への操 作力を解除した後も、付勢部材(40)の付勢力に抗して操作位置を保持し、この結 果、スロットル開度も保持される。作業者が、操作部材(10)の変位方向へ大きな 操作力をかけて、操作部材(10)を変位させると、操作部材(10)は、係合手段(76, 78)の係合力及び付勢部材(40)の付勢力に抗して変位し、スロットル開度が変化 する。
【0011】 請求項2のエンジン作業機のスロットル制御装置において、作業者は、半クラ ッチ状態でエンジンを運転する場合は、スロットルレバー(10)を第1の回転領域 (A)内の回転位置とする。第1の回転領域(A)では、摩擦力付与手段(76,78)は 、ボス部(12)による軸方向の大きな圧縮を解除されており、軸方向の復元力は小 さく、スロットルレバー(10)のボス部(12)の端面に作用する回転方向の摩擦力は 小さい。したがって、作業者がスロットルレバー(10)へかけている操作力を解除 すると、スロットルレバー(10)は付勢部材(40)によりアイドリング方向へ戻り、 エンジンはアイドリング状態になって、遠心クラッチは切れる。一方、作業者が 、半クラッチの対応回転位置にスロットルレバー(10)を所定の操作力で保持し続 けると、スロットルレバー(10)は、付勢部材(40)によりアイドリング方向へ戻さ れるのが阻止され、遠心クラッチが半クラッチ状態のまま、エンジンは運転を継 続する。
【0012】 スロットルレバー(10)が第2の回転領域(B)内の回転位置にある場合は、摩擦 力付与手段(76,78)は、ボス部(12)により軸方向へ大きく圧縮され、軸方向の復 元力は増大し、ボス部(12)の端面にはスロットルレバー(10)の回転方向へ大きな 摩擦力が作用する。したがって、作業者がスロットルレバー(10)へかけている操 作力を解除しても、スロットルレバー(10)は、付勢部材(40)からの付勢力にもか かわらず、第2の回転領域(B)内のその回転位置を保持する。作業者が、スロッ トルレバー(10)の回転方向へ大きな操作力をかけて、スロットルレバー(10)を回 転させると、スロットルレバー(10)は、摩擦力付与手段(76,78)に因る摩擦力及 び付勢部材(40)の付勢力に抗して第2の回転領域(B)内を回転する。
【0013】 請求項3のエンジン作業機のスロットル制御装置では、アーム(36)は、リンク 部材(52)を介したスロットルレバー(10)への連結により、スロットルレバー(10) の回転に連動して、揺動する。この結果、エンジン作業機の回転操作に伴って、 スロットルワイヤ(46)が変位して、スロットル開度が変化する。リンク部材(52) がアーム(36)側の端部において係止される係止孔(44)が変更されると、リンク部 材(52)の連行によるアーム(36)の揺動量が変化する。これにより、スロットルワ イヤ(46)の変位量が変化し、スロットルレバー(10)の各回転位置に対するスロッ トル開度が変化する。こうして、半クラッチが第2の回転領域(B)内に収まるよ うに、リンク部材(52)の端が係止される係止孔(44)が選択される。
【0014】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。実施例のスロットル制御装 置は刈払機に装備されるもので、刈払機では、小型二サイクルエンジンのクラン ク軸が遠心クラッチを介して伝動軸に連結し、小型二サイクルエンジンの回転動 力が遠心クラッチ及び伝動軸を介して作業部位としての刈刃へ伝達され、小型二 サイクルエンジンの気化器吸気通路のスロットル開度はスロットルレバー10の回 転操作によりスロットルワイヤ46を介して制御される。
【0015】 図4はスロットルレバー10を上面側から見た斜視図である。スロットルレバー 10は、ボス部12と、ボス部12から放射方向へ突出して作業者に把持、操作される 操作部14とを備える。円形横断面の挿通孔16は操作部14の中心に形成され、扇形 凹所18は、ボス部12の上面の周辺部に形成され、係止孔20を備える。
【0016】 図5はスロットルレバー10を下面側から見た斜視図、図6はスロットルレバー 10の底面図である。2個のストッパ22は、ボス部12の周部から放射方向へ突出し て形成され、1対の凹所24は、操作部14の下面の点対称位置に形成されている。 斜面26は、ボス部12の周方向へ各凹所24の端部に形成され、凹所24の底部とボス 部12の下面とを滑らかに移行させている。
【0017】 図7はスロットルレバー10を取り除いて示すレバーケース28内の構造図である 。レバーケース28は、ケース本体30と、ケース本体30の下面を閉鎖する底板32と を有している。レバー軸34は、底板32から起立し、互いに平行な平面部35を周方 向の正反対位置に有している。アーム36は、底板32から起立するアーム軸38に基 端部において回転自在に支持され、ねじりコイルばね40は、アーム36の先端側が レバー軸34から遠ざかる方向へアーム36を付勢する。複数個の係止孔44は、アー ム36の側面にアーム36の延び方向に沿って形成される。スロットルワイヤ46は、 ワイヤ部48と、ワイヤ部48を被覆する被覆材50とを備え、被覆材50の端部はケー ス本体30の側壁に固定され、ワイヤ部48の端部は、被覆材50から露出してケース 本体30内を延びて、アーム36の中間部に係止される。リンクロッド52は一端側を 係止孔44の1個に嵌入させる。
【0018】 図8及び図9は隆起付き円板64の平面図及び正面図である。挿通孔66は、レバ ー軸34の横断面に等しい形状を備え、隆起付き円板64の中心部に形成される。1 対の隆起部68は、点対称となるように、隆起付き円板64の周辺部に形成され、周 方向両側の端部に斜面部70をもつ。位置決め用切欠き72は隆起付き円板64の周方 向所定位置に形成される。
【0019】 図10はレバーケース28への隆起付き円板64の組付け状態を示している。位置 決め用突起74は底板32の円弧部の所定個所に形成され、隆起付き円板64は、位置 決め用切欠き72へ位置決め用突起74が嵌入されるように、かつ挿通孔66へはレバ ー軸34が挿通されるように、底板32に載置される。隆起付き円板64は、位置決め 用切欠き72への位置決め用突起74の嵌入により位置決めされ、かつ平面部35付き のレバー軸34への挿通孔66の嵌合によりレバー軸34に対する相対回転を阻止され る。
【0020】 図2及び図3は隆起付き円板64の隆起部68がボス部12の下面の凹所24へ嵌入し た状態及び凹所24から離脱した状態をそれぞれ示す図である。下側から順番に、 隆起付き円板64、スロットルレバー10のボス部12、ワッシャ76、皿ばね78及びレ バーケース28の上壁部が配列され、ねじ80は、レバーケース28の上壁部を貫通し てから、レバー軸34(図1)の上端部に螺合して、レバー軸34からのスロットル レバー10、ワッシャ76及び皿ばね78の抜けを阻止している。ワッシャ76は、レバ ー軸34(図1)の横断面に合わせた形状となっており、レバー軸34の両平面部35 によりレバー軸34に対する相対回転を阻止されている。リンクロッド52のスロッ トルレバー10側の端部は、ワッシャ76の下面側に存在するボス部12の扇形凹所18 内に延びてから、係止孔20へ嵌入、係止されている。隆起部68が凹所24内に位置 している状態(図2)では、皿ばね78は軸方向へほぼ自由長さとなっており、皿 ばね78の復元力によるワッシャ76及びボス部12への軸方向押圧力は小さく、ワッ シャ76と操作部14との接触面での摩擦力は小さい。これに対し、隆起部68が凹所 24から離脱している状態(図3)では、ボス部12は隆起部68の高さLだけ上昇し 、これにより、皿ばね78は軸方向へ圧縮され、皿ばね78の復元力によるワッシャ 76及びボス部12への軸方向押圧力は増大し、ワッシャ76と操作部14との接触面で の摩擦力は大きい。
【0021】 図1はスロットルレバー10等をレバーケース28へ組付けた状態の構造図である 。スロットルレバー10がレバー軸34の周りに回転するのに伴って、リンクロッド 52が変位し、アーム36はアーム軸38の周りを揺動する。スロットルワイヤ46のワ イヤ部48は、アーム36の揺動に伴って、変位し、小型二サイクルエンジン(図示 せず)のスロットル開度を変更する。図1においてスロットルレバー10及びアー ム36の実線位置及び二点鎖線位置はそれぞれアイドリング開度及びフルスロット ルに対応し、スロットルレバー10の回転範囲は、2個のストッパ22がケース本体 30の側壁に当接することにより、制限される。また、A及びBは第1の回転領域 及び第2の回転領域に対応し、第1の回転領域Aは、半クラッチの対応回転位置 を含み、第2の回転領域Bでは、遠心クラッチは完全な接状態となっている。ボ ス部12の凹所24は、第1の回転領域Aでは、図2に示されるように、隆起付き円 板64の隆起部68を嵌入されており、第2の回転領域Bでは、図3に示されるよう に、隆起付き円板64の隆起部68を離脱させている。
【0022】 実施例の作用について説明する。 作業者は、スロットルレバー10の操作部14を把持して、スロットルレバー10を レバー軸34の周りに回転させ、スロットルレバー10の回転位置を変更する。アー ム36の揺動はリンクロッド52を介してスロットルレバー10の回転と連動関係にあ り、アーム36は、スロットルレバー10の回転に伴って、アーム軸38の周りを回転 し、スロットルワイヤ46のワイヤ部48を変位させて、スロットル開度を変更する 。リンクロッド52がアーム36側の端部において係止される係止孔44が変更される と、リンクロッド52の連行によるアーム36の揺動量が変化する。これにより、ワ イヤ部48の変位量が変化し、スロットルレバー10の各回転位置に対するスロット ル開度が変化する。こうして、第1の回転領域Aが半クラッチの対応回転位置を 必要最小限で含むように、リンクロッド52の端が係止される係止孔44が選択され る。
【0023】 半クラッチ状態で小型二サイクルエンジンを運転する場合は、スロットルレバ ー10は第1の回転領域A内の回転位置にあり、隆起付き円板64の隆起部68は、図 2に示されるように、スロットルレバー10のボス部12の凹所24に嵌入し、皿ばね 78はほぼ自由長さにあり、皿ばね78の軸方向復元力に因るワッシャ76とボス部12 との接触面の摩擦力は小さい。したがって、作業者が操作部14へかけている操作 力を解除すると、スロットルレバー10はねじりコイルばね40によりアイドリング 方向へ戻り、小型二サイクルエンジンはアイドリング状態になって、遠心クラッ チは切れる。一方、作業者が、半クラッチの対応回転位置にスロットルレバー10 を所定の操作力で保持し続けると、スロットルレバー10がアイドリング方向へ戻 されるのが阻止され、遠心クラッチが半クラッチ状態のまま、小型二サイクルエ ンジンは運転を継続する。
【0024】 スロットルレバー10が第2の回転領域B内の回転位置にある場合は、隆起部68 は、スロットルレバー10の凹所24から離脱しており、ボス部12を皿ばね78の方へ Lだけ移動させる。これにより、皿ばね78の復元力に因るワッシャ76とボス部12 との接触面の摩擦力は増大する。したがって、作業者が操作部14へかけている操 作力を解除しても、スロットルレバー10は、ねじりコイルばね40からの付勢力に もかかわらず、第2の回転領域B内のその回転位置を保持する。作業者が、スロ ットルレバー10の回転方向へ大きな操作力をかけると、スロットルレバー10は、 ワッシャ76とボス部12との接触面の摩擦力及びねじりコイルばね40に抗して第2 の回転領域B内を回転する。
【0025】 スロットルレバー10が第1の回転領域Aと第2の回転領域Bとの境界を超えて 回転するときは、隆起部68の斜面部70及び凹所24の斜面26が相互に摺動しつつ、 隆起部68が凹所24へ出入りするようになっているので、スロットルレバー10の回 転は円滑である。
【0026】 図示の実施例では、凹所24は回転側のボス部12の端面に形成され、隆起部68は 静止側となっているが、隆起部68が回転側のボス部12の端面に形成されて、凹所 24が静止側の面に形成されていてもよい。
【0027】
【考案の効果】
請求項1の考案では、操作部材は、第2の変位領域では変位方向の操作力を解 除しても、その操作位置に保持されるのに対し、半クラッチの対応位置を含んで いる第1の変位領域では、変位方向の操作力を解除されると、アイドリング方向 へ自動的に変位して、半クラッチ状態を速やかに解除することができる。したが って、操作部材が半クラッチの対応位置にされたまま、半クラッチが長く放置さ れる弊害を排除することができる。
【0028】 請求項2の考案では、スロットルレバーは、第2の回転領域では回転方向の操 作力を解除しても、その回転位置に保持されるのに対し、半クラッチの対応回転 位置を含んでいる第1の回転領域では、回転方向の操作力を解除されると、アイ ドリング方向へ自動的に回転して、半クラッチ状態を速やかに解除することがで きる。したがって、スロットルレバーが半クラッチの対応回転位置にされたまま 、半クラッチが長く放置される弊害を排除することができる。
【0029】 請求項3の考案では、スロットルレバーとアームとを連動させるリンク部材の アーム側の端を係止させるアームの係止孔の選択によりスロットルレバーの回転 位置に対するスロットル開度を変更し、第1の回転領域が必要最小限で半クラッ チの対応回転位置を含むように、第1の回転領域を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルレバー等をレバーケースへ組付けた
状態の構造図である。
【図2】隆起付き円板の隆起部がボス部の下面の凹所へ
嵌入した状態を示す図である。
【図3】隆起付き円板の隆起部がボス部の下面の凹所か
ら離脱した状態を示す図である。
【図4】スロットルレバーを上面側から見た斜視図であ
る。
【図5】スロットルレバーを下面側から見た斜視図であ
る。
【図6】スロットルレバーの底面図である。
【図7】スロットルレバーを取り除いて示すレバーケー
ス内の構造図である。
【図8】隆起付き円板の平面図である。
【図9】隆起付き円板の正面図である。
【図10】レバーケースへの隆起付き円板の組付け状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットルレバー(操作部材) 12 ボス部 36 アーム 40 ねじりコイルばね(付勢部材) 44 係止孔 46 スロットルワイヤ 52 リンクロッド(リンク部材) 76 ワッシャ(係合手段、摩擦力付与手段) 78 皿ばね(係合手段、摩擦力付与手段)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転動力が遠心クラッチを介
    して作業部位へ伝達され、前記エンジンのスロットル開
    度が操作部材(10)の変位により制御されるエンジン作業
    機において、前記操作部材(10)は、半クラッチ状態を含
    む低スロットル開度側及びそれより高スロットル開度側
    にそれぞれ対応する第1の変位領域(A)及び第2の変位
    領域(B)をもち、付勢部材(40)が前記操作部材(10)をア
    イドリング方向へ付勢し、係合手段(76,78)が、第2の
    変位領域(B)では前記操作部材(10)の変位方向の所定値
    以上の操作力で解除自在に前記操作部材(10)への係合に
    より前記操作部材(10)の位置を保持するようになってい
    ることを特徴とするエンジン作業機のスロットル制御装
    置。
  2. 【請求項2】 エンジンの回転動力が遠心クラッチを介
    して作業部位へ伝達され、前記エンジンのスロットル開
    度がスロットルレバー(10)の回転変位により制御される
    エンジン作業機において、前記スロットルレバー(10)
    は、半クラッチ状態を含む低スロットル開度側及びそれ
    より高スロットル開度側にそれぞれ対応する第1の回転
    領域(A)及び第2の回転領域(B)をもち、付勢部材(40)
    が前記スロットルレバー(10)をアイドリング方向へ付勢
    し、摩擦力付与手段(76,78)が軸方向の復元力で前記ボ
    ス部(12)の端面に前記スロットルレバー(10)の回転方向
    の摩擦力を付与し、前記ボス部(12)は、前記スロットル
    レバー(10)の第1の回転領域(A)では前記摩擦力付与手
    段(76,78)の軸方向復元力を低下させるように軸方向へ
    変位されるようになっていることを特徴とするエンジン
    作業機のスロットル制御装置。
  3. 【請求項3】 揺動によりスロットルワイヤ(46)を変位
    させてスロットル開度を制御するアーム(36)と、このア
    ーム(36)の揺動支点から放射方向へ配列された複数個の
    係止孔(44)と、一端側において前記係止孔(44)へ選択的
    に係止されて前記アーム(36)の揺動と前記スロットルレ
    バー(10)の回転とを相互に連動させるリンク部材(52)と
    を有していることを特徴とする請求項2記載のエンジン
    作業機のスロットル制御装置。
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