JPH0643403B2 - イミダゾール―アルドキシム化合物の合成方法 - Google Patents

イミダゾール―アルドキシム化合物の合成方法

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JPH0643403B2
JPH0643403B2 JP61014286A JP1428686A JPH0643403B2 JP H0643403 B2 JPH0643403 B2 JP H0643403B2 JP 61014286 A JP61014286 A JP 61014286A JP 1428686 A JP1428686 A JP 1428686A JP H0643403 B2 JPH0643403 B2 JP H0643403B2
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眞司 岡崎
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【発明の詳細な説明】 本発明は、イミダゾール−アルドキシム化合物の合成方
法に関するものである。
産業上の利用分野 本発明の方法でえられるイミダゾール−アルドキシム化
合物は、生化学あるいは医薬分野において重要な意味を
持つ各種のイミダゾール化合物の出発原料として使用出
来る有用な化合物である。それらを次に例示する。
生化学上重要なL−ヒスチヂンは半必須アミノ酸で、今
日蛋白質の分解により作られている。この蛋白質として
ヘモグロビンが使用されている〔H.B.Vickery:J.Biol.
Chem 143,77(1942);ジャーナル,オブ,バイオロジカ
ル,ケミストリー第143巻,第77頁,1942年〕。他方、
生化学上重要なDL−ヒスチヂンは本発明方法によって
えられるイミダゾール−アルドキシム化合物の一つ即
ち、イミダゾール−4−アルドキシムの鉱酸水溶液によ
る加水分解で容易に得られる4−フォルミル−イミダゾ
ールと馬尿酸から合成される〔F.L.Pyman:J.C.S.,109,
186(1916);ジャーナル,オブ,ケミカル,ソサイアト
ゥイー第109巻,第186頁,1916年〕。
このものは4−フォルミル−イミダゾールとヒダントイ
ンからも同じく合成される〔V.Deulofeuら:J.O.C.,14,
915(1949);ジャーナル,オブ,オーギャニック,ケミ
ストリー第14巻,第915頁,1949年〕。
また、このものは4−フォルミル−イミダゾールと2−
メルカブト−5−チアゾロンからも合成出来る〔A.C.Da
visら:J.C.S.,2179(1949);ジャーナル,オブ,ケミカ
ル,ソサイアトゥイー第2179頁,1949年〕。
他方、神経性胃潰瘍治療薬として有用なシメチジンの
出発原料4−メチル−5−ヒドロキシメチル−イミダゾ
ールは4−メチル−5−エトキシカルボニルイミダゾー
ルの液体アンモニア中における金属ナトリウムによる還
元によって1978年において年間約300トン生産されたこ
とが知られている〔Ullmanns Encyklopadie der techni
schen Chemie 4.,neubearbeitete und erweiterte Aufl
age Band 20,s.139(Verlag Chemie);ウルマンス,エン
ツアイクロペドウイ,デア,テヒニッシェン,ヘミー,
4.,ノイベアルバイテテ,オント,エアヴァイタァ
テ,アウフラーゲ 第20巻,第139頁(フェアラーク
ヘミー出版)〕。
この4−メチル−5−ヒドロシキメチル−イミダゾール
は本発明方法によってえられるイミダゾール−アルドキ
シム化合物の一つ、即ち4−メチルイミダゾール−5−
アルドキシムの鉱酸水溶液による加水分解で容易にえら
れる4−メチル−5−フォルミル−イミダゾールの常法
の還元法によって簡単にえられる化合物である。4−メ
チル−5−ヒドロキシメチル−イミダゾールの性質は次
のとおりである。融点:136〜138℃;TLC(シリカG、E
tOH、I2発色):Rf0.4〜0.5;NMR(CF3COOD):δ8.61,
S,1H;5.53,S,2H;2.56,S,3H;Mass:m/e112,111,95,94,
83,81,70,69,…52,…42, イミダゾール−アルドキシム化合物は鉱酸水溶液と反応
し容易にフォルミル−イミダゾール化合物を与える事に
ついて前述したが、フォルミル−イミダゾール化合物は
過酸酸化で生化学上有用な各種のイミダゾール−カルボ
ン酸をさらに与えることも知られている。
イミダゾールのアルドキシム基は還元により容易にアミ
ノメチル基を与えることも知られている。
このように本発明の方法でえられるイミダゾール−アル
ドキシム化合物は研究用試薬として使用出来る化合物で
ある。
発明が解決しようとする問題点 生化学あるいは医薬分野において重要な意味を持つ各種
のイミダゾール化合物の出発原料としてのある種のイミ
ダゾール−アルドキシム化合物は、従来の方法では合成
に手間のかかる甚だ入手困難な化合物であり、それらの
簡単な合成方法の出現が望まれて来た。
また、イミダゾール−アルドキシム化合物の近縁体はこ
れ迄殆ど上市されたことがなく、従って研究用試薬とし
てのそれら近縁体の提供が望まれて来た。
問題点を解決するための手段 本発明者等は前記の問題点を、イミダゾール−アルドキ
シム化合物の提供によって解決しようとするものであ
る。
本発明者等はイミダゾールと二硫化炭素よりえられるイ
ミダゾール−ジチオカルボン酸化合物(特公昭69-29707
号公報参照)が醋酸ナトリウムと醋酸の存在下において
塩酸ヒドロキシルアミンの作用でイミダゾール−アルド
キシム化合物を与えることを見い出した。
このようにイミダゾール−ジチオカルボン酸化合物が容
易に硫黄を放出し、イミダゾール−アルドキシム化合物
を与える反応は全く新規である。
この反応によって本発明者等は前記の各問題を解決する
ことが出来た。また、この反応により新規なイミダゾー
ル−アルドキシム化合物の提供が可能となった。
実施の態様 本発明の実施の態様は簡単である。即ち1モルのイミダ
ゾール−ジチオカルボン酸化合物、1.5モル以上の醋酸
ナトリウムおよび塩酸ヒドロキシアミンおよび適当量の
醋酸または含水醋酸の4者からなる系を加熱還流し、反
応系を冷却し、不溶物を濾別し、濾液を活性炭処理した
のち減圧乾固し、乾固物をアルカリ水溶液で中和し、析
出結晶を濾取する。かくしてえられる粗目的物イミダゾ
ール−アルドキシム化合物は、必要に応じ、常法の再結
晶または減圧蒸留によって精製される。
本発明の方法によってえられるイミダゾール−アルドキ
シム化合物の性質を次示する。
イミダゾール−4−アルドキシム 弱塩基性無色結晶。m.P.181〜183℃(水);水、アルコ
ールおよびアセトンに可溶;TLC(シリカG,アセト
ン,I2発色):Rf0.53〜0.65 (カッコ内は透過率%を示す、以下同様) NMR(d6-DMSO) : δ 12.28,S,1H(-NH-);11.37,S,1H(=N-OH);7.6
7,S,1H(=C-CH=);7.67,S,1H(2位プロトン);7.3
5,S,1H(5位プロトン) Mass:m/e 111(m+),84,67,52,39 2−メチルイミダゾール−4−アルドキシム 塩基性無色結晶。m.P.163〜164℃(水);メタノール、
およびエタノールに易溶、熱水に可溶;TLC(シリカ
G、エタノール、I2発色):Rf0.59〜0.66 NMR(CD3OD) : δ 7.61,S,1H(-CH=N-);7.29,S,1H(5位);2.3
6,S,3H(メチル) Mass:m/e125(M+),108(M+-OH),107(M+-H2O),82,81,66,5
4,41 2−エチルイミダゾール−4−アルドキシム 弱塩基性無色結晶。m.P.173〜175℃(水);水、アルコ
ールおよびアセトンに可溶;TLC(シリカG、アセト
ン、I2発色):Rf0.41〜0.52 NMR(CD3OD) : δ 7.92,S,1H(アンチ型-CH=N-),7.62,S(5
位),7.31,S(シン型-CH=N-),7.08,S(5位),計2
H;2.72,q(2位メチレン),2.68(2位メチレン)計2
H;1.27,t(2位メチル),1.26,t(2位メチル),計3H Mass:m/e 139(M+),124,(M+-CH3),122(M+-OH),95,94,79 2−ウンデシルイミダゾール−4−アルドキシム 中性無色結晶。m.P.148〜154℃(醋酸エチル);メタノ
ールおよびエタノールに易溶、醋酸エチル、アセトンお
よびクロロフォルムに熱時可溶、水に不溶;TLC(シリ
カG、エタノール、I2発色):Rf0.76〜0.86 NMR(CD3OD) : δ 7.61,S,1H(-CH=N-);7.28,S,1H(5位);2.6
9,t,2H(α−メチレン);1.68,br.m,2H(β−メチレ
ン);1.27,S,16H(中間メチレン群);0.88,t,3H(末
端メチル) Mass:m/e 265(M+),248,(M+-OH),235(M+-C2H5),222(M+-
C3H7),208(M+-C4H9),194,180,166,152,138,125,107,94,
80,55,41 2−ヘプタデシルイミダゾール−4−アルドキシム 中性無色結晶。m.P.142〜149℃(エタノール)DMSOに可
溶、メタノールおよびエタノールに熱時可溶、水に不
溶;TLC(シリカG、エタノール、I2発色):Rf0.68〜
0.77 NMR(d6-DMSO) : δ 7.52,S,1H(-CH=N-);7.26,S,1H(5位);2.5
7,t(α−メチレン);1.58,br.S,2H(β−メチレ
ン);1.22,S,28H(中間メチレン群);0.84,br.t,3H
(末端メチル) Mass:m/e 349(M+),332(M+-OH),331(M+-H2O),320,306,2
92,278,264,250,236,222,208,194,180,163,138,125,12
0,107,80,57,55,42 2−フェニルイミダゾール−4−アルドキシム 淡黄色塩基性結晶。m.P.184〜186℃(水);メタノール
およびアセントに易溶、熱水に可溶;TLC(シリカG、
エタノール、B.T.B.発色):Rf0.65〜0.75 NMR(CD3OD) : δ 8.03,S,0.4H(4位);7.82,m,2.4H(フェニ
ル);7.43,m,3.6H(フェニルと-CH=N-);7.33,S,0.6H
(4位) Mass:m/e 187(M+),170(M+-OH),144,115,104,77 4−メチルイミダゾール−5−アルドキシム 弱塩基性無色結晶。m.P.90〜108℃で融け、ついで固化
し、147〜153で再び融ける。メタノール、エタノールお
よびDMSOに易溶、熱水に可溶;TLC(シリカG、エタノ
ール、I2発色):Rf0.58〜0.68 NRM(CD3OD) : δ 8.03,S,(アンチ型-CH=N-),7.62,S(シン
型),計1H;7.54,S,7.36,S,計1H(2位);2.28,S,3H
(メチル) Mass:m/e 125(M+),108(M+-OH),81(M+-CH=N-OH),66,5
4,53,52 2−エチル−4−メチルイミダゾール−5−アルドキシ
ム 塩基性無色結晶。m.P.205〜207℃(水);熱水、エタノ
ールおよびアセトンに易溶;TLC(シリカG、エタノー
ル、I2発色) NMR(CD3OD) : δ 7.95,と7.25,S,計1H(-CH=N-);2.72;と2.64,
q,計2H(α−メチレン);2.24と2.22,S,計3H(4位メ
チル);1.24,t,3H(2位の末端メチル) Mass:m/e153(M+),136(M+-OH),109 2,4−ジメチルイミダゾール−5−アルドキシム 塩基性無色結晶。m.P.48〜49℃(水);アルコール、ア
セトンおよび熱水に易溶;TLC(シリカG、エタノー
ル、I2発色):Rf0.55〜0.70 NMR(D2O) : δ 7.98と7.32,S,計1H(-CH=N-);2.32と2.28,S,
計3H(2位メチル);2.19と2.18,S,計3H(4位メチ
ル) Mss:m/e 139(M+),122(M+-OH),952−フェニル−4−メ
チルイミダゾール−5−アルドキシム 弱塩基性無色結晶。m.P.205〜207℃(CH3CN);メタノー
ルおよびアセトンに可溶、水に難溶;TLC(シリカG、
アセトン、I2発色):Rf0.86〜0.75 NMR(CD3OD) : δ 8.06,s,1H(-CH=N-);7.9〜7.2,m,5H(フェニ
ル);2.36,S,3H(メチル) Mass:m/e201(M+),184(M+-OH),170(M+-NOH),157,115,10
4,77 実施例1 イミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.1モル(15g),
95%塩酸ヒドロキシルアミン0.1モル(7.6g),醋酸ナ
トリウム0.1モル(8.5g)および醋酸40mlの4者からな
る系を40分間加熱還流し、ついで95%塩酸ヒドロキシル
アミン0.05モル(3.8g)および醋酸ナトリウム0.05モ
ル(4.3g)を加え、さらに1時間20分加熱還流を行っ
た。反応系を冷却し、不溶物を濾別し、濾液を活性炭処
理したのち減圧乾固し、乾固物に炭酸ナトリウムを加え
て系のpHを9〜10となし、析出する粗イミダゾール−4
−アルドキシム0.03モル(3.7g、収率32モル%)をえ
た。このものを熱水にとかし、熱時、活性炭層を通し、
冷時、濾液から析出する結晶を濾取し、水で再結晶して
同定試料とした。
実施例2 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.1モ
ル(16g),塩酸ヒドロキシアミン0.1モル(7.0g),
醋酸ナトリウム0.1モル(7.0)g,醋酸40mlおよび水20
mlの5者から成る系を45分加熱還流したのち、塩酸ヒド
ロキシルアミン0.05モル(3.5g)と醋酸ナトリウム0.0
5モル(4.2g)を追加して、さらに30分間加熱還流を続
けた。
ついで反応系を冷却し、析出硫黄を濾別し、濾液を減圧
乾固し、乾固物を再び熱水にとかして活性炭層に通し、
かくしてえられる濾液のpHを8.0となし、再び減圧乾固
し、乾固物をエタノール抽出し、抽出液の減圧乾固物を
少量の熱水にとかし、食塩で該水溶液を飽和し、冷時析
出する結晶を濾取し、さらに水で再結晶して粗2−メチ
ルイミダゾール−4−アルドキシム(m.P.88〜115℃)
を0.024モル(3.0g、収率24モル%)をえた。
実施例3 2−エチル−4−ジチオカルボン酸0.063モル(10
g),95%塩酸ヒドロキシルアミン0.063モル(4.6
g),醋酸ナトリウム0.063モル(5.2g)および醋酸30
mlの4者からなる系を40分間加熱還流したのち、さらに
95%塩酸ヒドロキシルアミン0.032モル(2.3g)および
醋酸ナトリウム0.032モル(2.6g)を加え1時間20分加
熱還流した。系を冷却後、不溶物を濾別し、濾液を活性
炭層に通したのち、減圧乾固し、乾固物に炭酸ナトリウ
ムを加えて系のpH9〜10とし、析出する粗2−エチルイ
ミダゾール−4−アルドキシム0.032モル(4.0g、収率
49モル%)をえた。このものを熱水にとかし、活性炭処
理したのち、冷時析出する結晶を濾取し、水で再結晶し
て同定試料とした。
実施例4 2−ウンデシル−4−ジチオカルボン酸0.05モル(15
g),95%塩酸ヒドロキシルアミン0.05モル(3.5
g),醋酸ナトリウム0.05モル(4.1g)および醋酸70m
lの4者からなる系を内温80〜90℃で1.5時間加熱し、つ
いで95%塩酸ヒドロキシルアミン0.026モル(1.8g)お
よび醋酸ナトリウム0.026モル(2.1g)を追加して30分
間加熱をつづけ、さらに両試薬を再び同量追加して30分
間加熱を続けた。ついで系を冷却し、析出硫黄を濾別
し、濾液を活性炭処理し、減圧乾固したのち、乾固物を
熱水にとかし、炭酸ナトリウムを加え系のpHを8とな
し、析出結晶を濾取水洗した。
該固体をメタノールにとかし、活性炭処理して減圧乾固
し、粗2−ウンデシルイミダゾール−4−アルドキシム
(m.P.138〜146℃)を0.024モル(6.5gr、収率49モル
%)をえた。このものを醋酸エチルで再結晶して同定試
料とした。
実施例5 2−ヘプタデシル−4−ジチオカルボン酸0.026モル(1
0g),95%塩酸ヒドロキシルアミン0.026モル(1.8
g),醋酸ナトリウム0.026モル(2.1g),醋酸60mlお
よび水10mlよりなる系を1時間加熱還流したのち、95%
塩酸にヒドロキシルアミン0.013モル(0.9g)および醋
酸ナトリウム0.013モル(1.1g)を追加して、さらに30
分間加熱を行ない、再び両試薬を同量追加して、さらに
15分間加熱を続けたのち、反応系を冷却し、析出硫黄を
濾別し、濾液を活性炭処理し、溶媒を減圧留去して黄色
の油状物質をえた。このものに水を加え煮沸攪拌して白
色固体を析出させ、そのものを濾取乾燥して粗2−ヘプ
タデシル−4−アルドキシム(m.P.118〜136℃)を0.02
2モル(7.8g、収率85モル%)をえた。
該粗目的物をエタノールで反復結晶し同定試料をえた。
実施例6 2−フェニルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.1
モル(22),95%塩酸ヒドロキシルアミン0.13モル(9
g),醋酸ナトリウム0.13モル(10.7g),醋酸50mlお
よび水10mlの5者からなる系を内温115℃で3時間加熱
還流したのち、系を冷却し、硫黄を濾別し、濾液を活性
炭処理したのち減圧乾固した。この乾固物の水溶液を炭
酸ナトリウムで中和し、析出結晶を濾取し、粗2−フェ
ニルイミダゾール−4−アルドキシムを0.068モル(14.
7g、収率68モル%)をえた。
上記粗目的物を水で再結晶し同定試料とした。
実施例7 4−メチルイミダゾール−5−ジチオカルボン酸0.07モ
ル(11.2g),95%塩酸ヒドロキシルアミン0.07モル
(4.9g),醋酸ナトリウム0.07モル(5.8g),醋酸60
mlおよび水10mlの5者よりなる系を1時間加熱還流した
のち、塩酸ヒドロキシルアミン0.036モル(2.5g)と醋
酸ナトリウム0.035モル(2.9g)を追加して、さらに30
分間加熱を続けた。系を冷却し、析出硫黄を濾別し、濾
液を減圧乾固し、乾固物を熱水にとかし、活性炭処理し
たのち、炭酸ナトリウムで系のpHを8となし、再び減圧
乾固し、乾固物をエタノール抽出し、抽出液を圧乾固
し、乾固物を少量の水にとかし、該水溶液を食塩で飽和
し、ついで冷却し、析出物を濾取し、水で再結晶して粗
4−メチルイミダゾール−5−アルドキシム(m.P.96〜
100℃)を0.03モル(3.7g、収率42モル)をえた。
上記粗目的物を水で反復再結晶し同定試料とした。
実施例8 2−エチル−4−メチルイミダゾール−5−ジチオカル
ボン酸0.1モル(18.6g),塩酸ヒドロキシルアミン0.1
3モル(9.0g),醋酸ナトリウム0.13モル(10.7g)お
よび85wt%醋酸水溶液60mlの4者からなる系を3時間還
流したのち、系を冷却し、硫黄を濾別し、濾液を活性炭
処理したのち減圧乾固した。この乾固物の水溶液を炭酸
ナトリウムで中和し、再度乾固を行ない、乾固物をエタ
ノール抽出に付し、抽出液を濃縮し、濃縮物に少量の水
を加えたのち濾過を行ない、結晶を濾取し、粗2−エチ
ル−4−メチルイミダゾール−5−アルドキシムを0.05
2モル(9.7g,収率52モル%)をえた。
実施例9 2.4−ジメチルイミダゾール−5−ジチオカルボン酸0.1
モル(17.2g),塩酸ヒドロキシルアミン0.13モル(9.
0g),醋酸ナトリウム0.13モル(10.7g)および85wt
%醋酸水溶液55mlの4者からなる系を内温115℃で1時
間30分還流したのち系を冷却し、硫黄を濾別し、濾液を
活性炭処理したのち減圧乾固した。乾固物の水溶液を炭
酸ナトリウムで中和したのち再び乾固した。この乾固物
をエタノール抽出に付し、抽出液を濃縮し、濃縮物に少
量の水を加え、析出結晶を濾取し、粗2,4−ジメチルイ
ミダゾール−5−アルドキシムを0.042モル(7.2g、収
率42モル%)をえた。
該粗目的物を水で反復再結晶して同定試料とした。
実施例10 2−フェニル−4−メチルイミダゾール−5−ジチオカ
ルボン酸0.043モル(10.0g),塩酸ヒドロキシルアミ
ン0.043モル(3.1g),醋酸ナトリウム0.043モル(3.5
g)および醋酸30mlの4者からなる系を30分間加熱還流
したのち、さらに塩酸ヒドロキシルアミン0.022モル
(1.6g)および醋酸ナトリウム0.022モル(1.8g)を
加え、1時間加熱還流を行なった。ついで系を熱時濾過
して、濾液を減圧乾固し、乾固物を熱水にとかし、活性
炭処理したのち、炭酸ナトリウムで系のpHを8〜9とな
し、かくして析出する粗2−フェニル−4−メチルイミ
ダゾール−5−アルドキシムを0.026モル(5.15g、収
率60モル%)をえた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.Org.Chem.第41巻第1号 (1976)第19−24頁 Bioorg.Chem.第4巻第3号 (1975)第237−249頁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 で示されるイミダゾール−ジチオカルボン酸化合物に塩
    酸ヒドロキシルアミン及び醋酸ナトリウムを加え、醋酸
    溶液中で加熱還流することを特徴とする 一般式 〔但し、式中R2及びR4は前記と同じである〕 で示されるイミダゾール−アルドキシム化合物の合成方
    法。
  2. 【請求項2】イミダゾール−ジチオカルボン酸化合物1
    モルに対し、塩酸ヒドロキシルアミン及び醋酸ナトリウ
    ムをそれぞれ1.5モル以上用いることを特徴とする特
    許請求の範囲(1)に記載の方法。
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Bioorg.Chem.第4巻第3号(1975)第237−249頁
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