JPH0643408B2 - グリシジル化合物取り込み錯体 - Google Patents
グリシジル化合物取り込み錯体Info
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- JPH0643408B2 JPH0643408B2 JP23068785A JP23068785A JPH0643408B2 JP H0643408 B2 JPH0643408 B2 JP H0643408B2 JP 23068785 A JP23068785 A JP 23068785A JP 23068785 A JP23068785 A JP 23068785A JP H0643408 B2 JPH0643408 B2 JP H0643408B2
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- Japan
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- compound
- glycidyl
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はグリシジル化合物を取り込んで生成する、安定
であると共に容易にグリシジル化合物を放出できるグリ
シジル化合物取り込み錯体(いわゆる包接化合物)に関
する。
であると共に容易にグリシジル化合物を放出できるグリ
シジル化合物取り込み錯体(いわゆる包接化合物)に関
する。
(従来技術) 有機化合物間の取り込み錯体は既にいくつか知られてお
り、これらの錯体については取り込まれた化合物(ゲス
ト(guest)化合物)の反応性が自由な時の状態の反応性
と異なることに興味がもたれている。また一方、化合物
の精製単離を目的としてこの種の錯体を利用しようとす
る試みもある。
り、これらの錯体については取り込まれた化合物(ゲス
ト(guest)化合物)の反応性が自由な時の状態の反応性
と異なることに興味がもたれている。また一方、化合物
の精製単離を目的としてこの種の錯体を利用しようとす
る試みもある。
本発明者らは1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジ
イン−1,6−ジオールをホスト(host)化合物として種々
の化合物と結晶性の錯体を形成させたことを既に報告し
た(Tetrahedron Lett.1968,3695、1981,22,3865、J.Chem.
Soc.Jpn 1983,239)。しかしながら、上記ホスト化合物
とグリシジル化合物との組合せによる取込み錯体につい
ては全く知られていない。グリシジル化合物は有機合成
化学上重要な中間体であり、また高分子合成化学におい
ても重要なモノマーである。これらのグリシジル化合物
は種類によっては高純度で得ることは必ずしも容易では
ない。またグリシジル化合物の重合反応における取込み
錯体の効果も新規なポリマーを製造する上で非常に関心
がもたれるところである。
イン−1,6−ジオールをホスト(host)化合物として種々
の化合物と結晶性の錯体を形成させたことを既に報告し
た(Tetrahedron Lett.1968,3695、1981,22,3865、J.Chem.
Soc.Jpn 1983,239)。しかしながら、上記ホスト化合物
とグリシジル化合物との組合せによる取込み錯体につい
ては全く知られていない。グリシジル化合物は有機合成
化学上重要な中間体であり、また高分子合成化学におい
ても重要なモノマーである。これらのグリシジル化合物
は種類によっては高純度で得ることは必ずしも容易では
ない。またグリシジル化合物の重合反応における取込み
錯体の効果も新規なポリマーを製造する上で非常に関心
がもたれるところである。
(発明の目的) 本発明は有機合成化学上各種の応用が考えられる、特に
高純度の中間体もしくは重合用モノマーとしてのグリシ
ジル化合物を得るための、または新しい反応性を示す中
間体もしくは重合用モノマーとしての新規なグリシジル
化合物取り込み錯体を提供することを目的とする。
高純度の中間体もしくは重合用モノマーとしてのグリシ
ジル化合物を得るための、または新しい反応性を示す中
間体もしくは重合用モノマーとしての新規なグリシジル
化合物取り込み錯体を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、下記一般式(I)で示されるグリシジル化合
物 (但し、(I)式において、Rは水素原子又はメチル基
を表わす。Xはヒドロキシ基,アルコキシ基,アシル
基,アシルオキシ基,アルコキシカルボニル基,フェノ
キシ基,O−メチルフェノキシ基,ナフトキシ基,シア
ノ基及びアルキルチオ基から選ばれる基又はハロゲン原
子を表わす。)と下記一般式(II)で示される1,1,6,6
−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール
もしくはその誘導体 (但し、(II)式において、Xはアルキル基,アリール
基,アラルキル基,アルコキシ基及びアルキルチオ基か
ら選ばれる基か水素原子又はハロゲン原子を表わす。n
は1〜5の整数である。) とによって形成されてなるグリシジル化合物取り込み錯
体である。
物 (但し、(I)式において、Rは水素原子又はメチル基
を表わす。Xはヒドロキシ基,アルコキシ基,アシル
基,アシルオキシ基,アルコキシカルボニル基,フェノ
キシ基,O−メチルフェノキシ基,ナフトキシ基,シア
ノ基及びアルキルチオ基から選ばれる基又はハロゲン原
子を表わす。)と下記一般式(II)で示される1,1,6,6
−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール
もしくはその誘導体 (但し、(II)式において、Xはアルキル基,アリール
基,アラルキル基,アルコキシ基及びアルキルチオ基か
ら選ばれる基か水素原子又はハロゲン原子を表わす。n
は1〜5の整数である。) とによって形成されてなるグリシジル化合物取り込み錯
体である。
本発明においてゲスト化合物となるグリシジル化合物と
しては、グリシドール,エピクロルヒドリン,エピブロ
モヒドリン,β−メチルエピクロルヒドリン,アリルグ
リシジルエーテル,ブチルグリシジルエーテル,フェニ
ルグリシジルエーテル,O−メチルフェニルグリシジル
エーテル,ナフチルグリシジルエーテル,酢酸グリシジ
ル,プロピオン酸グリシジル,酪酸グリシジル,安息香
酸グリシジル,ケイ皮酸グリシジル,アクリル酸グリシ
ジル,メタクリル酸グリシジル,ナフトエ酸グリシジ
ル,ナフトキシ酢酸グリシジル,エチルグリシジルチオ
エーテル,ω−エポキシ酪酸エチルなどが挙げられる。
しては、グリシドール,エピクロルヒドリン,エピブロ
モヒドリン,β−メチルエピクロルヒドリン,アリルグ
リシジルエーテル,ブチルグリシジルエーテル,フェニ
ルグリシジルエーテル,O−メチルフェニルグリシジル
エーテル,ナフチルグリシジルエーテル,酢酸グリシジ
ル,プロピオン酸グリシジル,酪酸グリシジル,安息香
酸グリシジル,ケイ皮酸グリシジル,アクリル酸グリシ
ジル,メタクリル酸グリシジル,ナフトエ酸グリシジ
ル,ナフトキシ酢酸グリシジル,エチルグリシジルチオ
エーテル,ω−エポキシ酪酸エチルなどが挙げられる。
本発明においてホスト化合物となる(II)式化合物は既
に知られており、前駆体である下記(III)式化合物を
酸化カップリング、例えば塩化第一銅−ピリジン触媒の
存在下アセトン溶液中で空気酸化することによって容易
に製造できる。
に知られており、前駆体である下記(III)式化合物を
酸化カップリング、例えば塩化第一銅−ピリジン触媒の
存在下アセトン溶液中で空気酸化することによって容易
に製造できる。
また上記(III)式化合物は対応するケトンとアセチレ
ンからエチニル化反応によって製造される。
ンからエチニル化反応によって製造される。
上記(II)式化合物の具体的な例としては、1,1,6,6−
テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−クロロフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−フルオロフェニル)ヘキサ−2,4
−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−メチルフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(o−クロロフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(2,4−ジクロロフェニル)ヘキサ−2,
4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(3,5−ジクロロフェニル)ヘキサ−2,
4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−ブトキシフェニル)ヘキサ−2,4
−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−エチルチオフェニル)ヘキサ−
2,4−ジイン−1,6−ジオール などが挙げられる。
テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−クロロフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−フルオロフェニル)ヘキサ−2,4
−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−メチルフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(o−クロロフェニル)ヘキサ−2,4−
ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(2,4−ジクロロフェニル)ヘキサ−2,
4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(3,5−ジクロロフェニル)ヘキサ−2,
4−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−ブトキシフェニル)ヘキサ−2,4
−ジイン−1,6−ジオール 1,1,6,6−テトラ(p−エチルチオフェニル)ヘキサ−
2,4−ジイン−1,6−ジオール などが挙げられる。
本発明において(I)式化合物と(II)式化合物から錯
体を形成させるには、これら両者を直接混合してもよい
し、溶媒を用いて反応させてもよい。溶媒としては脂肪
族炭化水素類,芳香族炭化水素類,エーテル類の単独も
しくはこれらの混合物が適当である。反応温度や反応時
間は上記(I)式,(II)式の化合物の組合わせによっ
て異なるが、通常室温乃至溶媒の還流温度の範囲が適当
である。反応時間は錯体形成による沈澱によって容易に
定められる。
体を形成させるには、これら両者を直接混合してもよい
し、溶媒を用いて反応させてもよい。溶媒としては脂肪
族炭化水素類,芳香族炭化水素類,エーテル類の単独も
しくはこれらの混合物が適当である。反応温度や反応時
間は上記(I)式,(II)式の化合物の組合わせによっ
て異なるが、通常室温乃至溶媒の還流温度の範囲が適当
である。反応時間は錯体形成による沈澱によって容易に
定められる。
錯体は使用する(I)式化合物と(II)式化合物の組合
わせによって異なるが、通常(I)式化合物と(II)式
化合物のモル比が3:1〜1:3の割合の化合物として
生成する。
わせによって異なるが、通常(I)式化合物と(II)式
化合物のモル比が3:1〜1:3の割合の化合物として
生成する。
得られた錯体は固態結晶であり、これを再結晶によって
精製することが可能である。またこの錯体を加熱蒸溜、
極性溶媒による置換、クロマトグラフィーなどの手段に
よって分解させて特異な性質を有するグリシジル化合物
を取り出すこともできる。
精製することが可能である。またこの錯体を加熱蒸溜、
極性溶媒による置換、クロマトグラフィーなどの手段に
よって分解させて特異な性質を有するグリシジル化合物
を取り出すこともできる。
(発明の効果) 本発明の錯体は新規な化合物であり、安定性に優れると
共に通常の手段によって特異な性質をもった有用なグリ
シジル化合物を極めて容易に放出することができる。
共に通常の手段によって特異な性質をもった有用なグリ
シジル化合物を極めて容易に放出することができる。
(実施例) 実施例1 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサー2,4−ジイン1,6−ジ
オール2.0gを酪酸グリシジル20mlに加熱溶解させ、その
後室温で12時間放置したところ無色プリズム状結晶2.1g
が析出した。この結晶は融点92〜99℃で原料化合物のモ
ル比が1:1の錯体であることが確められた。
オール2.0gを酪酸グリシジル20mlに加熱溶解させ、その
後室温で12時間放置したところ無色プリズム状結晶2.1g
が析出した。この結晶は融点92〜99℃で原料化合物のモ
ル比が1:1の錯体であることが確められた。
実施例2 酪酸グリシジルの代りにフェニルグリシジルエーテル20
mlを用いた以外は実施例1と同様にして無色針状結晶2.
0gを得た。この結晶は融点86〜91℃で原料化合物のモル
比が1:1の錯体であることが確められた。
mlを用いた以外は実施例1と同様にして無色針状結晶2.
0gを得た。この結晶は融点86〜91℃で原料化合物のモル
比が1:1の錯体であることが確められた。
上記実施例1〜2によって得られた錯体の赤外線吸収ス
ペクトルを第1図〜第2図に示した。
ペクトルを第1図〜第2図に示した。
第1図は実施例1よって得られた錯体の赤外線吸収スペ
クトルであり、第2図は実施例2によって得られた錯体
の赤外線吸収スペクトルである。
クトルであり、第2図は実施例2によって得られた錯体
の赤外線吸収スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 303/12
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(I)で示されるグリシジル化
合物と一般式(II)で示される1,1,6,6−テトラ
フェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオールも
しくはその誘導体とによって形成されてなるグリシジル
化合物取り込み錯体。 (但し、(I)式において、Rは水素原子又はメチル基
を表わす。Xはヒドロキシ基,アルコキシ基,アシル
基,アシルオキシ基,アルコキシカルボニル基,フェノ
キシ基,O−メチルフェノキシ基,ナフトキシ基,シア
ノ基及びアルキルチオ基から選ばれる基又はハロゲン原
子を表わす。) (但し(II)式において、Xはアルキル基,アリール
基,アラルキル基,アルコキシ基及びアルキルチオ基か
ら選ばれる基か水素原子又はハロゲン原子を表わす。n
は1〜5の整数である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23068785A JPH0643408B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | グリシジル化合物取り込み錯体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23068785A JPH0643408B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | グリシジル化合物取り込み錯体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289674A JPS6289674A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH0643408B2 true JPH0643408B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16911735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23068785A Expired - Fee Related JPH0643408B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | グリシジル化合物取り込み錯体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643408B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04117856U (ja) * | 1991-04-05 | 1992-10-21 | 新日本製鐵株式会社 | 浮上支持装置 |
| EP0589044B1 (en) * | 1991-12-12 | 1996-10-23 | Nippon Soda Co., Ltd. | Novel inclusion compound comprising tetrakisphenol as host |
-
1985
- 1985-10-16 JP JP23068785A patent/JPH0643408B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 日本化学学会誌、1983年2号,239−242頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289674A (ja) | 1987-04-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |