JPH0643667B2 - 皮革様シ−トの染色方法 - Google Patents
皮革様シ−トの染色方法Info
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- JPH0643667B2 JPH0643667B2 JP62125174A JP12517487A JPH0643667B2 JP H0643667 B2 JPH0643667 B2 JP H0643667B2 JP 62125174 A JP62125174 A JP 62125174A JP 12517487 A JP12517487 A JP 12517487A JP H0643667 B2 JPH0643667 B2 JP H0643667B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は染色挙動の異なる2種以上の素材で構成された
皮革様シートを染色するに際し、染めむらの少ない染色
方法に関するものである。
皮革様シートを染色するに際し、染めむらの少ない染色
方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、繊維絡合体と樹脂からなる皮革様シートの染色
は、主として構成繊維の染色性を主眼にした染色法およ
び条件設定がなされている。そして、染色むらの少ない
皮革様シートとするためには高温下に長時間染色すると
か、繊維と樹脂のそれぞれに染着する染料を混合した染
料組成で高温加圧下で染色し、ポリウレタン中に染料を
1重量%以上含有させるとか(特公昭57−21588号公
報)、あるいはキャリヤーを使用して染色するなどの方
法がとられてきた。また、本願出願人は染色むらを少な
く、かつ染色堅ろう性に優れた皮革様シートを得るため
に、皮革様シートを硫化染料などアルカリの存在下で還
元されて水溶性となる染料で染色し、次いで酸化処理で
染料を固着させる下染めを組み合わせる染色法を特公昭
61−25834号公報、特公昭61−46592号公報に提案した。
更に、染料をアルコールなどの溶剤に溶解して染色する
染色法、例えば特公昭50−25521号公報が提案されてい
る。
は、主として構成繊維の染色性を主眼にした染色法およ
び条件設定がなされている。そして、染色むらの少ない
皮革様シートとするためには高温下に長時間染色すると
か、繊維と樹脂のそれぞれに染着する染料を混合した染
料組成で高温加圧下で染色し、ポリウレタン中に染料を
1重量%以上含有させるとか(特公昭57−21588号公
報)、あるいはキャリヤーを使用して染色するなどの方
法がとられてきた。また、本願出願人は染色むらを少な
く、かつ染色堅ろう性に優れた皮革様シートを得るため
に、皮革様シートを硫化染料などアルカリの存在下で還
元されて水溶性となる染料で染色し、次いで酸化処理で
染料を固着させる下染めを組み合わせる染色法を特公昭
61−25834号公報、特公昭61−46592号公報に提案した。
更に、染料をアルコールなどの溶剤に溶解して染色する
染色法、例えば特公昭50−25521号公報が提案されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の染色法では主として繊維の染色性を主体に設定さ
れた条件であるため、弾性ポリマーを主体とする樹脂が
十分に染色されないとかあるいは染色状態が異なる。表
層部と内部の色相が異なる。染色工程が煩雑化する。染
色堅ろう性が悪い。樹脂の変質、例えば分子量(粘度)
の低下、劣化が生ずるなどの問題があった。更に、溶剤
を使用する染色法では設備上、作業上および品質上の問
題がある。
れた条件であるため、弾性ポリマーを主体とする樹脂が
十分に染色されないとかあるいは染色状態が異なる。表
層部と内部の色相が異なる。染色工程が煩雑化する。染
色堅ろう性が悪い。樹脂の変質、例えば分子量(粘度)
の低下、劣化が生ずるなどの問題があった。更に、溶剤
を使用する染色法では設備上、作業上および品質上の問
題がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、染色むらが少なく、皮革様シート内部まで染
色され、かつ染色堅ろう性に優れた皮革様シートの染色
方法に関するものである。
色され、かつ染色堅ろう性に優れた皮革様シートの染色
方法に関するものである。
すなわち、本発明は繊維絡合体と弾性ポリマーを主体と
する樹脂から構成された皮革様シートを染色するに際
し、繊維および樹脂に対して染着量が10mg/g以下の染料
を少なくとも20重量%含有する染料組成で染色すること
を特徴とする皮革様シートの染色方法である。
する樹脂から構成された皮革様シートを染色するに際
し、繊維および樹脂に対して染着量が10mg/g以下の染料
を少なくとも20重量%含有する染料組成で染色すること
を特徴とする皮革様シートの染色方法である。
更に、本発明は繊維絡合体と弾性ポリマーを主体とする
樹脂から構成された皮革様シートを染色するに際し、繊
維および樹脂に対して(1)染着量が10mg/g以下の染料を
少なくとも20重量%含有する染料組成で下染めする工
程、(2)染着量が少なくとも30mg/gの染料組成で上染め
する工程を順次行うことを特徴とする皮革様シートの染
色方法である。
樹脂から構成された皮革様シートを染色するに際し、繊
維および樹脂に対して(1)染着量が10mg/g以下の染料を
少なくとも20重量%含有する染料組成で下染めする工
程、(2)染着量が少なくとも30mg/gの染料組成で上染め
する工程を順次行うことを特徴とする皮革様シートの染
色方法である。
本発明で染色される繊維絡合体と弾性ポリマーを主体と
する樹脂から構成された皮革様シートとは、合成繊維、
天然繊維あるいは再生繊維から選ばれた単独繊維または
2種類以上の繊維を混繊して作った織布、編布あるいは
それらの繊維立毛面を有する布帛、不織布などの繊維絡
合体または繊維絡合体には弾性ポリマーを主体とする樹
脂を含有せしめた繊維絡合体を基材とし、その基材表面
に繊維立毛面を形成したナップ調皮革様シートあるいは
基材表面に弾性ポリマーを主体とする樹脂の多孔質層ま
たは/および非多孔質層で構成された被覆層を付与して
仕上げた、いわゆる銀付き皮革様シートである。特に皮
革様の風合いと外観を有したシートとするためには、繊
維絡合体を構成する繊維が単繊度0.3デニール以下の極
細繊維または/およびその束状繊維を用いることであ
る。更に弾性ポリマーとしてはポリウレタンエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、ポリアクリレート、合成ゴム等から選ばれたポリマ
ーであるが、好ましくはポリウレタンエラストマーであ
る。特に本発明の染色法が効果的に利用できる皮革様シ
ートとしては、単繊度が0.3デニール以下の極細繊維ま
たは/およびその束状繊維を主体として構成された繊維
絡合体にポリウレタンエラストマーを主体とした樹脂を
含有せしめた基体を仕上げたナップ調皮革様シートある
いは上記繊維絡合体にポリウレタンエラストマーを主体
とした樹脂を含有せしめた基体または樹脂を含有しない
基体の一面にポリウレタンエラストマーを主体とした樹
脂の被覆層を付与して仕上げた銀付き皮革様シートであ
る。そして皮革様シートの吸水率が200%以下のシート
である疎水性あるいは緻密構造の皮革様シートの染色に
効果的である。吸水率が高い場合には染料溶液の浸透あ
るいは出入りが比較的容易になりやすく、シート表面で
の濾過作用が小さいため、染色むらの状態は小さくな
る。
する樹脂から構成された皮革様シートとは、合成繊維、
天然繊維あるいは再生繊維から選ばれた単独繊維または
2種類以上の繊維を混繊して作った織布、編布あるいは
それらの繊維立毛面を有する布帛、不織布などの繊維絡
合体または繊維絡合体には弾性ポリマーを主体とする樹
脂を含有せしめた繊維絡合体を基材とし、その基材表面
に繊維立毛面を形成したナップ調皮革様シートあるいは
基材表面に弾性ポリマーを主体とする樹脂の多孔質層ま
たは/および非多孔質層で構成された被覆層を付与して
仕上げた、いわゆる銀付き皮革様シートである。特に皮
革様の風合いと外観を有したシートとするためには、繊
維絡合体を構成する繊維が単繊度0.3デニール以下の極
細繊維または/およびその束状繊維を用いることであ
る。更に弾性ポリマーとしてはポリウレタンエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、ポリアクリレート、合成ゴム等から選ばれたポリマ
ーであるが、好ましくはポリウレタンエラストマーであ
る。特に本発明の染色法が効果的に利用できる皮革様シ
ートとしては、単繊度が0.3デニール以下の極細繊維ま
たは/およびその束状繊維を主体として構成された繊維
絡合体にポリウレタンエラストマーを主体とした樹脂を
含有せしめた基体を仕上げたナップ調皮革様シートある
いは上記繊維絡合体にポリウレタンエラストマーを主体
とした樹脂を含有せしめた基体または樹脂を含有しない
基体の一面にポリウレタンエラストマーを主体とした樹
脂の被覆層を付与して仕上げた銀付き皮革様シートであ
る。そして皮革様シートの吸水率が200%以下のシート
である疎水性あるいは緻密構造の皮革様シートの染色に
効果的である。吸水率が高い場合には染料溶液の浸透あ
るいは出入りが比較的容易になりやすく、シート表面で
の濾過作用が小さいため、染色むらの状態は小さくな
る。
次に、本発明の皮革様シートの下染め工程で使用する染
料は、繊維および樹脂に対する染着量が10mg/g以下であ
ることが必要である。染着量が10mg/g以下の染料を使用
することは特別の処理剤、例えば浸透剤、キャリヤー、
溶剤などの使用量を減少させたり、使用しないで被染色
シートの内部まで染料を浸透させることができ、均染性
がよいとか、染色堅牢度の低下を小さくすることができ
るなどの効果が得られる。そして繊維および樹脂に対す
る染着量が10mg/g以下であることは、被染色物に対して
の染料親和性が本質的に大きくない染料、あるいは染料
条件の変更によって被染色物に対する染着量が小さい染
料である。下染め用染料の染着量は10mg/g以下、好まし
くは10〜1mg/gの範囲の染料あるいは染色条件を選定す
る。そして、染着量10mg/g以下の染料の配合量は少なく
とも20重量%含有する染料組成とする。被染色物の色調
あるいは濃淡によって使用量は決定される。なお、下染
め染料の染着量が10mg/g以下であるということは、見掛
けの染着量ではなく、染色後にソーピングおよび水洗を
行った後の染料染着量を示す。また、上染め染料の染着
量が30mg/g以上であることについても同様である。
料は、繊維および樹脂に対する染着量が10mg/g以下であ
ることが必要である。染着量が10mg/g以下の染料を使用
することは特別の処理剤、例えば浸透剤、キャリヤー、
溶剤などの使用量を減少させたり、使用しないで被染色
シートの内部まで染料を浸透させることができ、均染性
がよいとか、染色堅牢度の低下を小さくすることができ
るなどの効果が得られる。そして繊維および樹脂に対す
る染着量が10mg/g以下であることは、被染色物に対して
の染料親和性が本質的に大きくない染料、あるいは染料
条件の変更によって被染色物に対する染着量が小さい染
料である。下染め用染料の染着量は10mg/g以下、好まし
くは10〜1mg/gの範囲の染料あるいは染色条件を選定す
る。そして、染着量10mg/g以下の染料の配合量は少なく
とも20重量%含有する染料組成とする。被染色物の色調
あるいは濃淡によって使用量は決定される。なお、下染
め染料の染着量が10mg/g以下であるということは、見掛
けの染着量ではなく、染色後にソーピングおよび水洗を
行った後の染料染着量を示す。また、上染め染料の染着
量が30mg/g以上であることについても同様である。
本発明の下染め用染料の染着量10mg/g以下の染料は被染
色物に対する染料親和性が本質的に大きくない染料を選
定して染色する場合と、染色条件によって異なる染色挙
動を示す染料を選定して染色する場合とがある。例え
ば、6−ナイロン繊維の繊維絡合体とポリエステル系ポ
リウレタンから構成された皮革様シートを染色する場
合、染料親和性が本質的に大きくない染料としては、分
散染料、酸性染料、反応性染料、直接染料などが該当す
る染料部属である。一方、染色条件によって異なる染色
挙動を示す染料としては、酸性染料、金属錯塩染料など
が該当する染料部属である。そして、下染めの染料濃度
は被染色物の重量に対して0.1〜15重量%、染色温度は2
5〜60℃の範囲が好ましい。特に、染色温度が高い場合
には染料の浸透が抑制され、内部と表面との色素が大き
くなったり、繊維と樹脂との色調が異なったり、色むら
発生の原因になるので好ましくない。従って、下染めは
低温で行うことが好ましい。
色物に対する染料親和性が本質的に大きくない染料を選
定して染色する場合と、染色条件によって異なる染色挙
動を示す染料を選定して染色する場合とがある。例え
ば、6−ナイロン繊維の繊維絡合体とポリエステル系ポ
リウレタンから構成された皮革様シートを染色する場
合、染料親和性が本質的に大きくない染料としては、分
散染料、酸性染料、反応性染料、直接染料などが該当す
る染料部属である。一方、染色条件によって異なる染色
挙動を示す染料としては、酸性染料、金属錯塩染料など
が該当する染料部属である。そして、下染めの染料濃度
は被染色物の重量に対して0.1〜15重量%、染色温度は2
5〜60℃の範囲が好ましい。特に、染色温度が高い場合
には染料の浸透が抑制され、内部と表面との色素が大き
くなったり、繊維と樹脂との色調が異なったり、色むら
発生の原因になるので好ましくない。従って、下染めは
低温で行うことが好ましい。
次に、本発明の下染め後の被染色物は、更に上染めを行
って所望の色調とする。上染めは被染色物に対する親和
性の大きい染料、あるいは染色条件の変更によって被染
色物に対する染着量が大きい染料を用いて行う。上染め
用染料の染着量は少なくとも30mg/gの染料あるいは染色
条件を選定する。染料の種類および使用量は被染色物に
対する染料親和性および所望する色調、濃淡などによて
っ選定される。また、染色温度は染色堅ろう度が得られ
るに必要な条件を選定する。染色時間は下染めを行わな
い染色法に比較して短縮することができるため、特に樹
脂の変質を伴うことが小さいあるいは品質変化を生じせ
しめない製品が得られる。
って所望の色調とする。上染めは被染色物に対する親和
性の大きい染料、あるいは染色条件の変更によって被染
色物に対する染着量が大きい染料を用いて行う。上染め
用染料の染着量は少なくとも30mg/gの染料あるいは染色
条件を選定する。染料の種類および使用量は被染色物に
対する染料親和性および所望する色調、濃淡などによて
っ選定される。また、染色温度は染色堅ろう度が得られ
るに必要な条件を選定する。染色時間は下染めを行わな
い染色法に比較して短縮することができるため、特に樹
脂の変質を伴うことが小さいあるいは品質変化を生じせ
しめない製品が得られる。
本発明の下染め、上染めの染色方法は従来の染色法が適
用される。染色機としては、例えばジッガー染色機、ウ
ィンス染色機、液流式染色機など通常の染色設備がその
まま適用される。そして、下染めと上染めは連続工程と
して行っても、また別々の工程として行ってもよい。下
染め後、ソーピング、水洗、乾燥などの処理を行っても
あるいは行わなくてもよいが、上染め後はソーピング、
水洗、更に必要に応じて染料固着処理、柔軟剤処理、撥
水剤処理、難燃剤処理等を行う。得られた皮革様シート
は内部まで良好な染色状態であり、樹脂の品質変化のな
い製品が得られる。とりわけ、樹脂被覆層の耐屈曲性の
低下は小さいあるいはない良好な製品となる。
用される。染色機としては、例えばジッガー染色機、ウ
ィンス染色機、液流式染色機など通常の染色設備がその
まま適用される。そして、下染めと上染めは連続工程と
して行っても、また別々の工程として行ってもよい。下
染め後、ソーピング、水洗、乾燥などの処理を行っても
あるいは行わなくてもよいが、上染め後はソーピング、
水洗、更に必要に応じて染料固着処理、柔軟剤処理、撥
水剤処理、難燃剤処理等を行う。得られた皮革様シート
は内部まで良好な染色状態であり、樹脂の品質変化のな
い製品が得られる。とりわけ、樹脂被覆層の耐屈曲性の
低下は小さいあるいはない良好な製品となる。
[実施例] 次に、本発明の実施態様を実施例で具体的に説明する。
なお、実施例中の部および%はことわりのない限り重量
に関するものである。
なお、実施例中の部および%はことわりのない限り重量
に関するものである。
実施例1〜5 平均単繊度0.006drの極細6−ナイロン繊維が約450本集
束した極細繊維束の絡合不織布にポリエステル系ポリウ
レタンエラストマー90部、ポリエーテル系ポリウレタン
エラストマー10部からなる多孔質ポリウレタンエラスト
マーが含有してなる見掛け密度0.37g/cm3、厚さ1.5mmの
繊維質シート[A]を作り、その繊維質シート[A]の一面に
起毛処理を行い、繊維立毛を主体としたスエード調に仕
上げたスエード調皮革様シート[B]および繊維質シート
[A]の一面にポリウレタンエラストマーを主体とした樹
脂液を塗布して平均厚さ約30μmの非多孔質の被覆層を
付与し、エンボスを行って表面に模様を付与して仕上げ
た銀付き皮革様シート[C]を被染色物とした。
束した極細繊維束の絡合不織布にポリエステル系ポリウ
レタンエラストマー90部、ポリエーテル系ポリウレタン
エラストマー10部からなる多孔質ポリウレタンエラスト
マーが含有してなる見掛け密度0.37g/cm3、厚さ1.5mmの
繊維質シート[A]を作り、その繊維質シート[A]の一面に
起毛処理を行い、繊維立毛を主体としたスエード調に仕
上げたスエード調皮革様シート[B]および繊維質シート
[A]の一面にポリウレタンエラストマーを主体とした樹
脂液を塗布して平均厚さ約30μmの非多孔質の被覆層を
付与し、エンボスを行って表面に模様を付与して仕上げ
た銀付き皮革様シート[C]を被染色物とした。
下染め条件として、6−ナイロン繊維およびポリウレタ
ンエラストマーに対する染着量が10mg/g以下の染料とし
てミーリング染料[アシドブルー(染着量8.5mg/g)]
(以下(以下染料Mとする)および染着量が少なくとも
30mg/gの染料として1:2型金属錯塩染料[アシドブル
ー(染着量148mg/g)](以下染料Nとする)を配合して
次の条件で浸染法により染色し、染色後ソーング、水
洗、乾燥して得た染色物の染色状態を表1示した。
ンエラストマーに対する染着量が10mg/g以下の染料とし
てミーリング染料[アシドブルー(染着量8.5mg/g)]
(以下(以下染料Mとする)および染着量が少なくとも
30mg/gの染料として1:2型金属錯塩染料[アシドブル
ー(染着量148mg/g)](以下染料Nとする)を配合して
次の条件で浸染法により染色し、染色後ソーング、水
洗、乾燥して得た染色物の染色状態を表1示した。
全染料濃度 1.5% owf 浴 比 1:100 温度−時間 90℃−60分間 すなわち、染着量の大きくない染料は表面で吸着される
ことがあまり起こらないで、内部まで浸透するためとみ
られる。
ことがあまり起こらないで、内部まで浸透するためとみ
られる。
次に、下染めした皮革様シート[B]および[C]を次の条件
で染色した。
で染色した。
染料および濃度 1:2型金属錯塩染料 1.0% owf 浴 比 1:100 温 度−時 間 90℃−30分間 染色後、ソーピング、水洗、乾燥して得た染色物を比較
した結果、本発明品は内部まで良好な染色状態にあり、
特に実施例1、2の製品は風合いが柔軟で表面触感のな
めらかな製品であった。それに対して比較例の製品は表
面だけに染料が染着し、表面と内部の色差が一層強調さ
れたばかりではなく、風合いが硬化し、表面にざらつき
を感じた。更に、フレクソオメーターによる耐屈曲性試
験でも、実施例の製品は100万回屈曲で異常がないのに
対し、比較例の製品は82万回屈曲で割れ目を認めた。
した結果、本発明品は内部まで良好な染色状態にあり、
特に実施例1、2の製品は風合いが柔軟で表面触感のな
めらかな製品であった。それに対して比較例の製品は表
面だけに染料が染着し、表面と内部の色差が一層強調さ
れたばかりではなく、風合いが硬化し、表面にざらつき
を感じた。更に、フレクソオメーターによる耐屈曲性試
験でも、実施例の製品は100万回屈曲で異常がないのに
対し、比較例の製品は82万回屈曲で割れ目を認めた。
実施例6〜8 実施例1の皮革様シート[B]および[C]を染色するに当
り、染色温度40℃における染着量10mg/g以下の染料とし
て分散染料[ブラウン(染着量4mg/g)](以下染料Oと
する)および1:2型金属錯塩染料[アシドブラウン(染
着量9mg/g)](以下染料Pとする)を次の条件で浸染法
により下染めし、続いて染色条件を変えて上染めし、ソ
ーピング、水洗、乾燥して得た染色物の染色状態を表2
に示した。
り、染色温度40℃における染着量10mg/g以下の染料とし
て分散染料[ブラウン(染着量4mg/g)](以下染料Oと
する)および1:2型金属錯塩染料[アシドブラウン(染
着量9mg/g)](以下染料Pとする)を次の条件で浸染法
により下染めし、続いて染色条件を変えて上染めし、ソ
ーピング、水洗、乾燥して得た染色物の染色状態を表2
に示した。
(1)下染め 染料濃度 染料O 1.0%owf (40) 染料P 1.5%owf (60) 浴 比 1:100 時 間 15分間 (2)上染め 温度−時間 90℃−60分間 すなわち、本発明の皮革様シート製品は内部まで良好な
染色状態であるのに対し、比較例の製品は内部はほとん
ど染色されておらず、表面だけが濃色になり、感触の悪
いものであった。
染色状態であるのに対し、比較例の製品は内部はほとん
ど染色されておらず、表面だけが濃色になり、感触の悪
いものであった。
実施例9 実施例4および比較例1の条件で皮革様シート[C]を染
色するのに際し、下染め工程において浸透剤を2g/の
量を使用したところ、実施例4では内部までほぼ良好に
染色されたが、比較例1では内部は汚染程度に染色され
ていた。そこで、比較例1の場合だけ浸透剤を6g/に
増量し、同じ条件で下染めしたところ内部はやや淡色に
染色されていたが色差は大きいものであった。
色するのに際し、下染め工程において浸透剤を2g/の
量を使用したところ、実施例4では内部までほぼ良好に
染色されたが、比較例1では内部は汚染程度に染色され
ていた。そこで、比較例1の場合だけ浸透剤を6g/に
増量し、同じ条件で下染めしたところ内部はやや淡色に
染色されていたが色差は大きいものであった。
次に、これらの下染めシート[C]を、更に実施例4と同
じ条件で上染めしたところ、実施例の仕上り品は内部ま
で、染色状態で染色堅ろう度も高いものであった。しか
し比較例の仕上り品は内部の染色状態は不十分であっ
て、しかも染色堅ろう度が実施例に比較して2級程度低
いものであった。
じ条件で上染めしたところ、実施例の仕上り品は内部ま
で、染色状態で染色堅ろう度も高いものであった。しか
し比較例の仕上り品は内部の染色状態は不十分であっ
て、しかも染色堅ろう度が実施例に比較して2級程度低
いものであった。
[発明の効果] 本発明は染色挙動の異なる2種以上の素材で構成された
皮革様シートを、染めむらを少なく、内部まで染色で
き、かつ染色堅ろう性に優れ、風合の硬化や表面触感の
悪化がなく、耐屈曲性の低下のない製品を得ることがで
きる。
皮革様シートを、染めむらを少なく、内部まで染色で
き、かつ染色堅ろう性に優れ、風合の硬化や表面触感の
悪化がなく、耐屈曲性の低下のない製品を得ることがで
きる。
Claims (9)
- 【請求項1】繊維絡合体と弾性ポリマーを主体とする樹
脂から構成された皮革様シートを染色するに際し、繊維
および樹脂に対して染着量が10mg/g以下の染料を少なく
とも20重量%含有する染料組成で染色することを特徴と
する皮革様シートの染色方法。 - 【請求項2】繊維絡合体が単繊度0.3デニール以下の極
細繊維または/およびその束状繊維である特許請求の範
囲第1項記載の皮革様シートの染色方法。 - 【請求項3】皮革様シートが表面に繊維立毛を有する特
許請求の範囲第1項または第2項記載の皮革様シートの
染色方法。 - 【請求項4】皮革様シートが表面に弾性ポリマーを主体
とする樹脂の多孔質または/および非多孔質の被覆層を
付与してなる特許請求の範囲第1項または第2項記載の
皮革様シートの染色方法。 - 【請求項5】繊維絡合体と弾性ポリマーを主体とする樹
脂から構成された皮革様シートを染色するに際し、繊維
および樹脂に対して(1)染着量が10mg/g以下の染料を少
なくとも20重量%含有する染料組成で下染めする工程、
(2)染着量が少なくとも30mg/gの染料組成で上染めする
工程を順次行うことを特徴とする皮革様シートの染色方
法。 - 【請求項6】繊維絡合体が単繊度0.3デニール以下の極
細繊維または/およびその束状繊維である特許請求の範
囲第5項記載の皮革様シートの染色方法。 - 【請求項7】皮革様シートが吸水率200%以下である特
許請求の範囲第5項または第6項記載の皮革様シートの
染色方法。 - 【請求項8】皮革様シートが表面に繊維立毛を有する特
許請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかに記載の皮
革様シートの染色方法。 - 【請求項9】皮革様シートが表面に弾性ポリマーを主体
とする樹脂の多孔質または/および非多孔質の被覆層を
付与してなる特許請求の範囲第5項ないし第7項のいず
れかに記載の皮革様シートの染色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62125174A JPH0643667B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 皮革様シ−トの染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62125174A JPH0643667B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 皮革様シ−トの染色方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63295772A JPS63295772A (ja) | 1988-12-02 |
| JPH0643667B2 true JPH0643667B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=14903724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62125174A Expired - Lifetime JPH0643667B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 皮革様シ−トの染色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643667B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP62125174A patent/JPH0643667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63295772A (ja) | 1988-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |