JPH0643764B2 - 電柱支線の氷雪損傷防止方法 - Google Patents
電柱支線の氷雪損傷防止方法Info
- Publication number
- JPH0643764B2 JPH0643764B2 JP62065351A JP6535187A JPH0643764B2 JP H0643764 B2 JPH0643764 B2 JP H0643764B2 JP 62065351 A JP62065351 A JP 62065351A JP 6535187 A JP6535187 A JP 6535187A JP H0643764 B2 JPH0643764 B2 JP H0643764B2
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- JP
- Japan
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- heat pipe
- heat
- snow
- working fluid
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はヒートパイプを用いて電柱の支線に付着する氷
雪を溶かし、氷雪による支線の切断あるいは弛み等の損
傷を防止する方法に関するものである。
雪を溶かし、氷雪による支線の切断あるいは弛み等の損
傷を防止する方法に関するものである。
(従来技術) 第1図はヒートパイプを用いた電柱支線の氷雪損傷防止
方法の概要説明図である。
方法の概要説明図である。
図面において、(1)は電柱、(2)はその支線、(3)はヒー
トパイプで、ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)は土壌
(4)中に埋設されており、その放熱凝縮部(32)は支線(2)
の特に積雪部分に沿って配設されている。しかして、上
記ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)によって地下2〜
5mあるいはそれ以上深いところの土壌熱を汲み上げ、
この熱を地上の放熱凝縮部(32)で放熱して支線(2)周囲
の氷雪を溶かし、氷雪による支線(2)の切断あるいは弛
みを防止する方法である。
トパイプで、ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)は土壌
(4)中に埋設されており、その放熱凝縮部(32)は支線(2)
の特に積雪部分に沿って配設されている。しかして、上
記ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)によって地下2〜
5mあるいはそれ以上深いところの土壌熱を汲み上げ、
この熱を地上の放熱凝縮部(32)で放熱して支線(2)周囲
の氷雪を溶かし、氷雪による支線(2)の切断あるいは弛
みを防止する方法である。
ここで用いられるヒートパイプ(3)の作動液の一例とし
てはフロンが用いられ、この場合作動液の封入量は、例
えば日本技術経済センター刊「Reserch and development
of heat pipetechnology」に示されるように、ヒートパ
イプの全内容積の18〜22%が適当な封入量とされてい
る。
てはフロンが用いられ、この場合作動液の封入量は、例
えば日本技術経済センター刊「Reserch and development
of heat pipetechnology」に示されるように、ヒートパ
イプの全内容積の18〜22%が適当な封入量とされてい
る。
(解決しようとする問題点) ところが、上述したようなヒートパイプを用いた電柱支
線の氷雪損傷防止方法においては、ヒートパイプの吸熱
蒸発部表面と放熱凝縮部表面との温度差を小さく抑える
ことが重要となり、そのためには作動液の循環を良くす
る必要がある。即ち、前記ヒートパイプの温度差が大き
い場合、ヒートパイプの放熱凝縮部の表面温度が0℃を
割って支線の周辺の氷雪を溶かすことが不可能な事態を
生ずるおそれがある。
線の氷雪損傷防止方法においては、ヒートパイプの吸熱
蒸発部表面と放熱凝縮部表面との温度差を小さく抑える
ことが重要となり、そのためには作動液の循環を良くす
る必要がある。即ち、前記ヒートパイプの温度差が大き
い場合、ヒートパイプの放熱凝縮部の表面温度が0℃を
割って支線の周辺の氷雪を溶かすことが不可能な事態を
生ずるおそれがある。
ここで作動液の循環について第2図を例に説明する。ま
ず、ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)で作動液の一部
が気化され、気化された作動液(7)がヒートパイプ(3)内
を上昇する。これが放熱凝縮部(32)において積雪部(5)
により冷却されて結露し、ヒートパイプ(3)内に液膜部
(6)が形成される。この液膜部(6)が重力によりヒートパ
イプ(3)の内壁に沿いながら落下し液溜部分(34)に戻
り、再び上記の作用を繰り返えす。これを作動液の循環
という。
ず、ヒートパイプ(3)の吸熱蒸発部(31)で作動液の一部
が気化され、気化された作動液(7)がヒートパイプ(3)内
を上昇する。これが放熱凝縮部(32)において積雪部(5)
により冷却されて結露し、ヒートパイプ(3)内に液膜部
(6)が形成される。この液膜部(6)が重力によりヒートパ
イプ(3)の内壁に沿いながら落下し液溜部分(34)に戻
り、再び上記の作用を繰り返えす。これを作動液の循環
という。
ヒートパイプは通常、熱輸送量が大きい領域で有効に働
くように作動液量が設定されているが、本発明が対象と
する用途の場合、熱輸送量が小さく、通常の作動液封入
量では前記ヒートパイプの吸熱蒸発部表面と放熱凝縮部
表面との温度差が大きくなるという問題点があった。こ
れは熱輸送量が小さい場合には作動液の液溜部分におけ
る気化性が著しく低下するため、作動液の循環が悪くな
り、ヒートパイプの前記温度差が大きくなるために生ず
る現象である。
くように作動液量が設定されているが、本発明が対象と
する用途の場合、熱輸送量が小さく、通常の作動液封入
量では前記ヒートパイプの吸熱蒸発部表面と放熱凝縮部
表面との温度差が大きくなるという問題点があった。こ
れは熱輸送量が小さい場合には作動液の液溜部分におけ
る気化性が著しく低下するため、作動液の循環が悪くな
り、ヒートパイプの前記温度差が大きくなるために生ず
る現象である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消したヒートパイプを用いた
電柱支線の氷雪損傷防止方法を提供するもので、その特
徴は、作動液封入量がヒートパイプ内容積の3〜15%の
範囲にあるヒートパイプを用いることにある。
電柱支線の氷雪損傷防止方法を提供するもので、その特
徴は、作動液封入量がヒートパイプ内容積の3〜15%の
範囲にあるヒートパイプを用いることにある。
(作用) 本願発明は作動液封入量について種々実験の結果、本願
発明の対象とする熱輸送量が小さい用途では、作動液の
封入量はヒートパイプ内容積の3〜15%の範囲が最も望
ましいことを見出した。
発明の対象とする熱輸送量が小さい用途では、作動液の
封入量はヒートパイプ内容積の3〜15%の範囲が最も望
ましいことを見出した。
即ち、作動液の封入量をヒートパイプ内容積の3〜15%
とした場合、第5図の実験データからもわかるようにヒ
ートパイプの長手方向の温度差(ΔT)を20%封入時に
対し0.3〜1.0℃低く抑えることができる。即ち、作動液
封入量が15%を越える場合、特に本発明が対象とする熱
輸送量が小さい用途では、例えば第2図においてヒート
パイプ(3)の吸熱蒸発部(31)における液溜部分(34)が占
める割合が大きくなって、この液溜部分(34)における作
動液の気化性が悪くなり、熱を上方へ運びにくいため作
動液の循環が悪くなり、吸熱蒸発部(31)の表面と放熱凝
縮部(32)の表面との温度差が大きくなる。
とした場合、第5図の実験データからもわかるようにヒ
ートパイプの長手方向の温度差(ΔT)を20%封入時に
対し0.3〜1.0℃低く抑えることができる。即ち、作動液
封入量が15%を越える場合、特に本発明が対象とする熱
輸送量が小さい用途では、例えば第2図においてヒート
パイプ(3)の吸熱蒸発部(31)における液溜部分(34)が占
める割合が大きくなって、この液溜部分(34)における作
動液の気化性が悪くなり、熱を上方へ運びにくいため作
動液の循環が悪くなり、吸熱蒸発部(31)の表面と放熱凝
縮部(32)の表面との温度差が大きくなる。
従って、作動液封入量が15%を越えるとヒートパイプの
長手方向の温度差が2℃以上となり、土壌温度が低い場
合、又は雪温が低い場合は、ヒートパイプの放熱凝縮部
の表面温度が0℃を切り、充分な融雪が出来なくなるお
それがある。このため、本発明では第3図に示すよう
に、作動液封入量を小さくして液溜部分(34)を少くして
作動液の気化を促すことにより作動液の循環を良くし、
前記温度差を小さくすることにより、放熱凝縮部(32)に
おけるヒートパイプ(3)の表面温度を引上げるようにし
た。
長手方向の温度差が2℃以上となり、土壌温度が低い場
合、又は雪温が低い場合は、ヒートパイプの放熱凝縮部
の表面温度が0℃を切り、充分な融雪が出来なくなるお
それがある。このため、本発明では第3図に示すよう
に、作動液封入量を小さくして液溜部分(34)を少くして
作動液の気化を促すことにより作動液の循環を良くし、
前記温度差を小さくすることにより、放熱凝縮部(32)に
おけるヒートパイプ(3)の表面温度を引上げるようにし
た。
又逆に、作動液封入量が3%未満の場合は、第4図に示
すように、作動液のすべてが気化してしまいバーンアウ
トが発生し、作動液の循環が生ぜず、吸熱蒸発部(31)の
表面と放熱凝縮部(32)の表面との温度差が急激に大きく
なり、融雪が出来なくなるおそれがある。
すように、作動液のすべてが気化してしまいバーンアウ
トが発生し、作動液の循環が生ぜず、吸熱蒸発部(31)の
表面と放熱凝縮部(32)の表面との温度差が急激に大きく
なり、融雪が出来なくなるおそれがある。
なお、ヒートパイプの土壌中への埋設は、第1図のよう
に垂直にしてもよいし、放熱凝縮部に近い程高くなるよ
う傾斜をもたせて斜めに布設してもよい。
に垂直にしてもよいし、放熱凝縮部に近い程高くなるよ
う傾斜をもたせて斜めに布設してもよい。
(発明の効果) 上述した本発明の電柱支線の氷雪損傷防止方法によれ
ば、作動液封入量がヒートパイプ内容積の3〜15%の範
囲にあるヒートパイプを用いることにより、ヒートパイ
プの吸熱蒸発部表面と放熱凝縮部表面との温度差を小さ
く抑えることが出来、入熱量が小さい土壌中浅い部分の
地熱を熱源としたヒートパイプを用いた電柱支線の氷雪
損傷防止方法として極めて効果的である。
ば、作動液封入量がヒートパイプ内容積の3〜15%の範
囲にあるヒートパイプを用いることにより、ヒートパイ
プの吸熱蒸発部表面と放熱凝縮部表面との温度差を小さ
く抑えることが出来、入熱量が小さい土壌中浅い部分の
地熱を熱源としたヒートパイプを用いた電柱支線の氷雪
損傷防止方法として極めて効果的である。
第1図は電柱支線の氷雪損傷防止方法の概要説明図、第
2図〜第4図はいずれもヒートパイプの作用の説明図で
ある。 第5図はヒートパイプの作動液量と表面温度差の関係特
性図である。 1……電柱、2……電柱支線、3……ヒートパイプ、31
……吸熱蒸発部、32……放熱凝縮部、34……液溜部分、
4……土壌、5……積雪部、6……液膜部、7……気化
された作動液。
2図〜第4図はいずれもヒートパイプの作用の説明図で
ある。 第5図はヒートパイプの作動液量と表面温度差の関係特
性図である。 1……電柱、2……電柱支線、3……ヒートパイプ、31
……吸熱蒸発部、32……放熱凝縮部、34……液溜部分、
4……土壌、5……積雪部、6……液膜部、7……気化
された作動液。
フロントページの続き (72)発明者 石田 修 宮城県仙台市土樋297番地 (72)発明者 斉藤 敏 宮城県仙台市連坊2丁目12−43−402 (72)発明者 木皿 昭 宮城県仙台市郡山1丁目2番1号 北日本 電線株式会社内 (72)発明者 柿沼 喜久男 宮城県仙台市郡山1丁目2番1号 北日本 電線株式会社内 (72)発明者 宮崎 俊博 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 余田 拓郎 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−120859(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ヒートパイプの吸熱蒸発部を土壌中に埋設
し、放熱凝縮部を電柱支線に沿わせて配設し、土壌熱を
利用して支線周辺の氷雪を溶かし電柱支線の氷雪による
損傷を防止する方法において、作動液封入量がヒートパ
イプ内容積の3〜15%の範囲にあるヒートパイプを用い
ることを特徴とする電柱支線の氷雪損傷防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62065351A JPH0643764B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 電柱支線の氷雪損傷防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62065351A JPH0643764B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 電柱支線の氷雪損傷防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63233174A JPS63233174A (ja) | 1988-09-28 |
| JPH0643764B2 true JPH0643764B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=13284446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62065351A Expired - Lifetime JPH0643764B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 電柱支線の氷雪損傷防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643764B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5641180U (ja) * | 1979-09-10 | 1981-04-16 | ||
| JPH0319576Y2 (ja) * | 1985-01-14 | 1991-04-25 |
-
1987
- 1987-03-18 JP JP62065351A patent/JPH0643764B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63233174A (ja) | 1988-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |