JPH0644419B2 - 電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物 - Google Patents
電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0644419B2 JPH0644419B2 JP1276640A JP27664089A JPH0644419B2 JP H0644419 B2 JPH0644419 B2 JP H0644419B2 JP 1276640 A JP1276640 A JP 1276640A JP 27664089 A JP27664089 A JP 27664089A JP H0644419 B2 JPH0644419 B2 JP H0644419B2
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- Japan
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- flame
- resin composition
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電線・ケーブルの外被及びその絶縁心線との
絶縁体に用いられる難燃性樹脂組成物であって、特にノ
ンハロゲン系難燃性樹脂組成物に関する。
絶縁体に用いられる難燃性樹脂組成物であって、特にノ
ンハロゲン系難燃性樹脂組成物に関する。
電線・ケーブルPは、図に示すように、導体1を絶縁体
2で被覆した絶縁心線3を必要本数燃線し、その燃線外
周に外被4を設けたものであり、その絶縁体2、外被4
には、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、
エチレンプロピレン共重合体等々が用いられるが、これ
等は何れも可燃性であるため、これ等の樹脂を主体とす
る組成物の混練時、難燃化剤を添加して難燃性を付与し
ている。
2で被覆した絶縁心線3を必要本数燃線し、その燃線外
周に外被4を設けたものであり、その絶縁体2、外被4
には、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、
エチレンプロピレン共重合体等々が用いられるが、これ
等は何れも可燃性であるため、これ等の樹脂を主体とす
る組成物の混練時、難燃化剤を添加して難燃性を付与し
ている。
上記難燃化剤としては、リン系、ハロゲン系、無機系が
あるが、最近の傾向として、火災発生時に有害ガスが発
生することから、リン系、ハロゲン系の難燃剤が敬遠さ
れ、ノンハロゲン化が求められるようになってきた。
あるが、最近の傾向として、火災発生時に有害ガスが発
生することから、リン系、ハロゲン系の難燃剤が敬遠さ
れ、ノンハロゲン化が求められるようになってきた。
このノンハロゲン化の対象となる難燃化剤は、無機系、
即ち、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物である。こ
の金属水酸化物の難燃化剤の場合、雨中に晒されると、
水中に溶け込んだ炭酸ガスと金属水酸化物とが反応し、
その反応生成物が電線.ケーブルPの表面に表われ、所
謂白化現象が生ずる。
即ち、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物である。こ
の金属水酸化物の難燃化剤の場合、雨中に晒されると、
水中に溶け込んだ炭酸ガスと金属水酸化物とが反応し、
その反応生成物が電線.ケーブルPの表面に表われ、所
謂白化現象が生ずる。
この反応生成物そのものは、電線・ケーブルPの特性に
直接影響を与えるものではないが、商品価値の低下を来
たし好ましくない。また、直接的な特性への影響はない
にしても、上記生成物が電線・ケーブルP表面への塵埃
堆積の核となり、塵埃堆積の結果、トラッキング(沿面
放電)発生の原因になる可能性がある。
直接影響を与えるものではないが、商品価値の低下を来
たし好ましくない。また、直接的な特性への影響はない
にしても、上記生成物が電線・ケーブルP表面への塵埃
堆積の核となり、塵埃堆積の結果、トラッキング(沿面
放電)発生の原因になる可能性がある。
本発明は、上記に鑑み、電線・ケーブルの商品価値を損
なわず、耐トラッキング性の低下を来たす恐れのない難
燃性樹脂組成物を提供することを課題とする。
なわず、耐トラッキング性の低下を来たす恐れのない難
燃性樹脂組成物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、前記電線・ケー
ブルの絶縁体、外被をなす難燃性樹脂組成物を、下記
(a)、(b)、(c)をそれぞれの重量部範囲内で混合し、そ
の合計量100重量部に対し、表面にジオレイルホスフェ
ート処理又はジステアリルホスフェート処理をした金属
の水酸化物50〜200重量部と、脂肪酸の金属塩を0.5〜4
重量部とを、少なくとも混和したものとしたのである。
ブルの絶縁体、外被をなす難燃性樹脂組成物を、下記
(a)、(b)、(c)をそれぞれの重量部範囲内で混合し、そ
の合計量100重量部に対し、表面にジオレイルホスフェ
ート処理又はジステアリルホスフェート処理をした金属
の水酸化物50〜200重量部と、脂肪酸の金属塩を0.5〜4
重量部とを、少なくとも混和したものとしたのである。
(a) エチレンエチルアクリレート(EEA):59〜89
重量部 (b) 低密度ポリエチレン:10〜30重量部 (c) 直鎖状低密度ポリエチレン又はエチレンエチルア
クリレートと無水マレイン酸とのグラフト化物:1〜20
重量部 上記低密度ポリエチレンは、超低密度ポリエチレン(V
LDPE)又は連鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)とする。
重量部 (b) 低密度ポリエチレン:10〜30重量部 (c) 直鎖状低密度ポリエチレン又はエチレンエチルア
クリレートと無水マレイン酸とのグラフト化物:1〜20
重量部 上記低密度ポリエチレンは、超低密度ポリエチレン(V
LDPE)又は連鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)とする。
上記脂肪酸は飽和、不飽和の両方を含む。
上記樹脂組成物には、耐候性付与剤、老化防止剤又は着
色剤を添加することができる。この添加は、各剤を適宜
に混ぜ合わせることも含む。
色剤を添加することができる。この添加は、各剤を適宜
に混ぜ合わせることも含む。
上記EEAの混合重量はLLDPE又はVLDPE等の
混合重量によって決定され、上記LLDPE又はVLD
PEは、EEA単独に対し、耐熱性の向上および物理
的、機械的特性を向上させ、金属の水酸化物の高充填を
可能とすることを目的として配合するもので、上記範囲
をこえて配合すると、混練りと押出加工性を損う。一
方、少い場合には物理的、機械的および耐熱特性が期待
できなくなる。
混合重量によって決定され、上記LLDPE又はVLD
PEは、EEA単独に対し、耐熱性の向上および物理
的、機械的特性を向上させ、金属の水酸化物の高充填を
可能とすることを目的として配合するもので、上記範囲
をこえて配合すると、混練りと押出加工性を損う。一
方、少い場合には物理的、機械的および耐熱特性が期待
できなくなる。
上記VLDPEと無水マレイン酸とのグラフト化物又は
EEAと無水マレイン酸とのグラフト化物は接着性樹脂
となるものであり、EEA、VLDPEと例えば水酸化
マグネシウムの相溶性を高め、組成物中に投入される金
属水酸物と樹脂との接着性(捕捉性)を良くすることに
より、物理的、機械的特性の低下を抑え、併せて炭酸ガ
スと金属水酸化物との反応を阻止し、白化現象を抑え
る。この接着性樹脂は、上記配合量をこえると、伸びが
悪くなり引張特性において降伏点を経て破断点に至る拡
張力の増加が見られなくなる。少ないときは金属水酸化
物と樹脂との接着が悪くなって拡張力および伸びが低下
し、白化防止効果が見られなくなる。
EEAと無水マレイン酸とのグラフト化物は接着性樹脂
となるものであり、EEA、VLDPEと例えば水酸化
マグネシウムの相溶性を高め、組成物中に投入される金
属水酸物と樹脂との接着性(捕捉性)を良くすることに
より、物理的、機械的特性の低下を抑え、併せて炭酸ガ
スと金属水酸化物との反応を阻止し、白化現象を抑え
る。この接着性樹脂は、上記配合量をこえると、伸びが
悪くなり引張特性において降伏点を経て破断点に至る拡
張力の増加が見られなくなる。少ないときは金属水酸化
物と樹脂との接着が悪くなって拡張力および伸びが低下
し、白化防止効果が見られなくなる。
金属水酸化物は上範囲をこえると伸び、抗張力が低下
し、表面にジオレイルホスフェート処理又はジステアリ
ルホスフェート処理をする。この処理によって、上記接
着性樹脂による金属水酸化物の捕捉(接着)を一層確実
にする。これは、拡張力の増加に加え、白化防止の効果
につながる。
し、表面にジオレイルホスフェート処理又はジステアリ
ルホスフェート処理をする。この処理によって、上記接
着性樹脂による金属水酸化物の捕捉(接着)を一層確実
にする。これは、拡張力の増加に加え、白化防止の効果
につながる。
飽和、不飽和脂肪酸の金属塩は、一般的には滑剤として
配合されるが、本発明では白化現象を抑えることを目的
とするもので、これを適量配合すると、成形物表面のぬ
れ性が低下して表面に炭酸ガスを含む水滴が残らず、そ
の結果白化現象を抑えるものと考える。
配合されるが、本発明では白化現象を抑えることを目的
とするもので、これを適量配合すると、成形物表面のぬ
れ性が低下して表面に炭酸ガスを含む水滴が残らず、そ
の結果白化現象を抑えるものと考える。
なお、発明者等の研究の結果から、飽和、不飽和脂肪酸
金属塩と前記接着性樹脂とは、上記一定の範囲内では相
乗効果を発揮するものと考えられる。
金属塩と前記接着性樹脂とは、上記一定の範囲内では相
乗効果を発揮するものと考えられる。
したがって、上記の如く構成する本発明にあっては、ベ
ースとなる樹脂として、EEA、LLDPE、又はVL
DPEおよびLLDPEと無水マレイン酸とのグラフト
化物の接着性樹脂を前記範囲で調整しているので、加工
性、混練性が向上し、さらに金属水酸化物が樹脂組成物
中によく分散し、しかもしっかり捕捉されて、白化現象
が防止される。
ースとなる樹脂として、EEA、LLDPE、又はVL
DPEおよびLLDPEと無水マレイン酸とのグラフト
化物の接着性樹脂を前記範囲で調整しているので、加工
性、混練性が向上し、さらに金属水酸化物が樹脂組成物
中によく分散し、しかもしっかり捕捉されて、白化現象
が防止される。
本発明に係る樹脂組成物によって図に示す電線・ケーブ
ルPの絶縁体2、外被4を形成した場合(実施例1〜
8)、及びその樹脂組成物に該当しない比較例の実験結
果を、表1に示す。ななお、表中「↑」「↓」はその値
より上又は下を示す。また、EEA等には下記の商品を
使用した。
ルPの絶縁体2、外被4を形成した場合(実施例1〜
8)、及びその樹脂組成物に該当しない比較例の実験結
果を、表1に示す。ななお、表中「↑」「↓」はその値
より上又は下を示す。また、EEA等には下記の商品を
使用した。
EEA:ナックコポリマーEEA WN−170 ( 日本ユニカー) 接着剤樹脂A:ウベボンドM1000(宇部興産) 〃 B:NポリマーL6100M(日本石油化学) VLDPE:ユカロンセルX−138(三菱油化) Mg(OH)2:平均粒子径0.6μm表面ジオレイル ホスフェート処理 SLG :ステアリン酸鉛(堺化学) 老化防止剤A:イルガノックス1010(チバガイギー) 〃 B:アンテージMB−H(川口化学) カーボン :シースト3H (東海カーボン) 表1に示す結果から、実施例1〜8に係るものが、他に
比べ、白化防止効果、混練加工性等において満足できる
ものであることが理解できる。
比べ、白化防止効果、混練加工性等において満足できる
ものであることが理解できる。
本発明は、以上のように構成したので、混練加工性が向
上し、白化現象が防止される。したがって、本発明によ
れば商品価値を損なわず、耐トラッキング性の良い電線
・ケーブルとすることができる。
上し、白化現象が防止される。したがって、本発明によ
れば商品価値を損なわず、耐トラッキング性の良い電線
・ケーブルとすることができる。
図面は本発明に係る電線・ケーブルの斜視図である。 P……電線・ケーブル、1……導体、 2……絶縁体、3……絶縁心線、 4……外被。
Claims (2)
- 【請求項1】下記、(a)、(b)、(c)、をそれぞれの重量
部範囲内で混合し、その合計量100重量部に対し、表面
にジオレイルホスフェート処理又はジステアリルホスフ
ェート処理をした金属の水酸化物50〜200重量部と、脂
肪酸の金属塩を0.5〜4重量部とを、少なくとも混和し
てなることを特徴とする電線・ケーブル用難燃性樹脂組
成物。 (a) エチレンエチルアクリレート:59〜89重量部 (b) 超低密度又は直鎖状低密度ポリエチレン:10〜30
重量部 (c) 直鎖状低密度ポリエチレン又はエチレンエチルア
クリレートと 無水マレイン酸とのグラフト化物:1〜20重量部 - 【請求項2】請求項(1)記載の組成物において、耐候性
付与剤、老化防止剤又は着色剤を添加したことを特徴と
する電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1276640A JPH0644419B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1276640A JPH0644419B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03138815A JPH03138815A (ja) | 1991-06-13 |
| JPH0644419B2 true JPH0644419B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17572262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1276640A Expired - Fee Related JPH0644419B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644419B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05250927A (ja) * | 1992-03-02 | 1993-09-28 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電線・ケーブル用難燃性樹脂組成物 |
| JP3052273B2 (ja) * | 1993-03-25 | 2000-06-12 | 日立電線株式会社 | 難燃性電気絶縁組成物及び絶縁電線 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5887710A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-25 | 日立電線株式会社 | 難燃性絶縁電線 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1276640A patent/JPH0644419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03138815A (ja) | 1991-06-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080608 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608 Year of fee payment: 15 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |