JPH0645052B2 - パイプ端末加工方法、装置およびそれに使用するメガネポンチ - Google Patents

パイプ端末加工方法、装置およびそれに使用するメガネポンチ

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JPH0645052B2
JPH0645052B2 JP17834488A JP17834488A JPH0645052B2 JP H0645052 B2 JPH0645052 B2 JP H0645052B2 JP 17834488 A JP17834488 A JP 17834488A JP 17834488 A JP17834488 A JP 17834488A JP H0645052 B2 JPH0645052 B2 JP H0645052B2
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強 曽根
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はパイプ素材の端末部を多段的に同一加工軸心に
て断面メガネ状に成形せしめるパイプ端末加工方法、装
置およびそれに使用するメガネポンチに関するものであ
る。
従来の技術 従来、円筒状のパイプ素材の端末部を第15図に示す様な
断面略メガネ状と成さしめる配管用の分岐管を加工せし
めるに際し、第12図に示すパイプ素材の端末部を拡径成
さしめる第一の専用機にて加工し、次に第二の専用機に
て断面略長円状にせしめ、更に第三の専用機にて上下の
金型にてプレス成形せしめているも、かかる方法であっ
ては各専用機を必要し、又各専用機に作業者を配置せし
めて加工せしめると共に、各専用機間にてパイプ素材の
搬送作業及び位置決め作業を行わなければならず、甚だ
面倒であり従つて多大なる労力を必要とし、省力化には
対応が出来なく、又前記上下の金型での成形加工におい
ては、金型自体に精密性が要求されるため、非常に高価
なものとなる欠点を有していた。
発明が解決しようとする課題 本発明はパイプ素材を一個所にて挾持固定せしめた状態
と成し、かかるパイプ素材の端末部の加工軸と同一軸心
に順次位置決めされる夫々の成形ポンチにて多段的に連
続せしめて成形加工せしめることにより、各工程毎に加
工せしめる専用機を不要と成すと共に、各専用機間での
パイプ素材の搬送工程及び位置決め工程を無くすことが
出来るため、夫々の専用機に配置している作業者を大幅
に低減して省力化に対応図らしめることが出来、又精密
性が要求される上下の金型を無くしめることにより、生
産性も向上出来るパイプ端末加工方法、装置およびそれ
に使用するメガネポンチを提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、ポンチによりパイプ素材の端
末部を断面略メガネ状に成形する加工方法であって、パ
イプ素材の端末部に拡径ポンチを突入させてパイプ素材
の端末部を拡径する第1の工程と、次いで前記拡径した
端末部に長円ポンチを突入させてパイプ素材の端末部を
断面略長円状に成形する第2の工程と、更に前記断面略
長円状と成した端末部の両端側における円弧を含む仮想
小円内に嵌入する円柱状の突入部を有すると共に、両端
側の円弧を結ぶ連続部の外側中央部を内方へ圧延する圧
接ローラを具備するメガネポンチを用い、該メガネポン
チの突入部を仮想小円内に突入させると同時に、圧接ロ
ーラを連続部の外側を転動させてパイプ素材の端末部を
断面略メガネ状に成形する第3の工程とを同一加工軸心
にて成形加工するパイプ端末加工方法、又加工軸心上の
パイプ素材の端部を挾持するチャック装置を基台の加工
軸心の一方側に配設し、該チャック装置における加工軸
心の他方側である前方位置に、加工軸心方向にポンチ押
圧軸を進退自在にして且つ、所定間隔を具有させて加工
軸心と平行に多数本装着したスライド体を配設し、ポン
チ押圧軸の先端にパイプ素材の端末部を拡径する拡径ポ
ンチ、上記拡径したパイプ素材の端末部を断面略長円状
に成す長円ポンチ及び上記断面略長円状のパイプ素材の
端末部を断面略メガネ状に成す突入と、圧接ローラを具
備するメガネポンチを夫々装着すると共に、後端に嵌合
部を形成し、又前記ポンチ押圧軸の軸心を加工工程に対
応して加工軸心と合致させるべく加工軸心と直交方向に
位置決め自在なる位置決め機構をスライド体に連繋し、
一方、基台の加工軸心の他方側に、ポンチ押圧軸の上記
嵌合部と接離自在なる連結部を有するポンチシリンダー
を配設し、該ポンチシリンダーと連結接続させたポンチ
押圧軸をチャック装置側へ押圧する様にしたパイプ端末
加工装置、又ポンチ押圧軸の連結部と接離自在と成す嵌
合部を有する基部の前部に、該基部より膨出状に装着部
を形成し、該装着部の中心左右位置に所定間隔を具有さ
せて円柱状の突入部を前方へ平行状に延出し、又装着部
の上下位置に左右所定間隔を具有させて一対の上部支持
体と、下部支持体を前方へ平行状に延出し、一対の上部
支持体の前部に圧接ローラを枢支すると共に、一対の下
部支持体の前部に圧接ローラを枢支し、上下の圧接ロー
ラ間を装着部の中心上下位置に配設すると共に、上下の
圧接ローラに所定間隔を具有させたメガネポンチを提供
して上記欠点を解消せんとしたものである。
作用 本発明にあっては、チャック装置によってパイプ素材の
端部を挾持固定し、拡径ポンチを装着するポンチ押圧軸
の軸心を加工軸心と合致する様に、スライド体に連繋す
る位置決め機構にて位置決めし、そしてポンチ押圧軸と
ポンチシリンダーとを連結接続させた状態と成し、かか
る状態にてポンチシリンダーにてポンチ押圧軸をチャッ
ク装置側へ押圧することにより、ポンチ押圧軸の拡径ポ
ンチがパイプ素材の端末部に突入されることにてパイプ
素材の端末部を拡径する。
次に、ポンチ押圧軸の長円ポンチを加工軸心と合致する
様に第1の工程と同様に位置決めすると共に、長円ポン
チを素材の端末部にポンチシリンダーにより突入するこ
とにてパイプ素材の端末部を断面略長円状に成形する。
次に、ポンチ押圧軸のメガネポンチを加工軸心と合致す
る様に第1の工程と同様に位置決めし、しかる後メガネ
ポンチの突入部を前記断面略長円状に成形されたパイプ
素材の端末部の両端側における円弧を含む仮想小円内側
に嵌入して仮想小円形状の変形を防止すると同時に、両
端側の円弧を結ぶ連続部の外側中央部を圧接ローラにて
内方へ圧延成形することにて断面略メガネ状に成形す
る。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1はパイプ端末加工装置の本体であり、該本体1はワー
ク搬入部2、ワーク挾持部3、ポンチ切替部4、ポンチ
押圧部5により構成せしめている。
先ず、ワーク搬入部2について第1図、第2図、第5図
および第6図に基づいて説明すると、 6は所定寸法に切断された段付円筒状のパイプ素材Wを
受承する案内溝7を有するVブロック状に形成するワー
ク案内部材であり、該ワーク案内部材6は基台8におけ
るテーブル9上の前方右側方部にして且つ、基台8にお
ける左右方向の加工軸心X−Xに案内溝7を一致させて
固定し、一方ワーク案内部材6の加工軸心X−Xにおけ
る一方側である右側方に、載置板10の上面を加工軸心X
−Xと略同レベルの高さと成さしめると共に、前端部を
加工軸心X−Xと略一致せしめて水平状に固定せしめて
いる。
11はワーク押込装置であり、該ワーク押込装置11は載置
板10の後方側、即ち加工軸線X−Xと直交成さしめる方
向に、水平状にシリンダー12を配設せしめると共に、載
置板10の上面を摺動成さしめる押込部材13をロッド14先
端に装着して構成せしめている。
15はストッパーであり、該ストッパー15は載置板10の前
方側、即ちワーク押込装置11の押込部材13の先端との対
向位置にて載置板10上面より突出せしめて載置板10の前
端部と接離自在成さしめる様に揺動自在に配設せしめて
いる。
16は断面略V字状に形成するシュートであり、該シュー
ト16は基台8の右側方に配置するパーツフィーダー(図
示せず)の排出口17と連繋させると共に、シュート16の
終端を載置板10の右側方の所定位置に連結している。18
はセンサーであり、該センサー18はシュート16にて排出
されるパイプ素材Wの先端が接触された状態を検出し、
ワーク押込装置11を制御せしめている。
19はワーク押込装置であり、該ワーク挿入装置19はワー
ク案内部材6の上部に固定せしめる保持部材20に、加工
軸心X−Xと平行成さしめる様にガイドロッド21、21a
を片持ち支持せしめて基台8の右側方に延出して水平状
に並設せしめると共に、ガイドロッド21、21aの間に、
即ち加工軸心X−Xの同軸上方にてガイドロッド22を保
持部材20にて摺動自在に支承せしめ、一方下方へ突出す
る突出片23を有する略T字状に形成せしめた摺動体24を
ガイドロッド21、21aに摺動自在に装着せしめると共
に、摺動体24にガイドロッド22の一端部を固着せしめ、
更にガイドロッド22の上方にて該ガイドロッド22と並設
成さしめるシリンダー25のロッド26先端にガイドロッド
22の他端部を固着せしめ、又摺動体24の突出片23の端部
にワーク案内部材6の案内溝7へ向かって延出せしめて
且つ加工軸心X−Xと同軸成さしめる様に挿入杆27を固
着して構成せしめいる。
次に、ワーク挾持部3について第1図、第2図および第
6図に基づいて説明すると、 28はチャック装置であり、該チャック装置28はベース29
を、ワーク案内部材6の加工軸心X−Xにおける他方側
である前方位置に近接させてテーブル9上に固定し、加
工軸心X−Xと直交するベース29の前部に固定挾持体30
を装着する固定部31を設けると共に、該固定部31と対向
するベース29の後部に可動挾持体32を装着する可動部33
を設け、該可動部33を固定部31側へ摺動自在と成して構
成している。
34は駆動装置であり、該駆動装置34は可動部33より更に
後方位置に支持体35、35aを所定間隔有せしめて立設せ
しめ、該支持体35、35aにてシリンダー36のヘッド部37
を枢支せしめると共に、シリンダー36のロッド38先端に
リンク機構39を介して可動部33に連結して構成せしめて
いる。
尚、40は固定挾持体30と可動挾持体32とにより、パイプ
素材Wを挾持固定した状態を検出するセンサーである。
41はストッパーであり、該ストッパー41はチャック装置
28における加工軸心X−Xの左側方であるワーク挿入方
向の前方にして且つ、ワーク挿入装置19の挿入杆27の先
端対向位置の加工軸心X−X上に進退自在成さしめる様
に、適宜配設せしめるシリンダー42のロッド43先端に装
着せしめている。
44はワーク離型部であり、該ワーク離型部44は固定挾持
体30或いは可動挾持体32に固着状態のパイプ素材W乃至
最終加工後のパイプ製品Zまでを離型成さしめる様に、
適宜配設せしめるシリンダー45のロッド46先端に当接部
材47を装着せしめている。
次に、ポンチ切替部4について第1図乃至第4図に基づ
いて説明すると、 48はポンチ装着部であり、テーブル9上の加工軸心X−
Xにおける左側方である中間部に、加工軸心X−Xと直
交する方向にガイドレール49を配設せしめ、該ガイドレ
ール49にリニアガイド50を摺動自在に装着せしめると共
に、該リニアガイド50上部に、先端にポンチ装着部51、
51a…を設けると共に、後端に嵌合部52、52a…を形成せ
しめたポンチ押圧軸53、53a…を加工軸心X−X方向に
進退自在にして且つ、所定間隔を具有させて加工軸心X
−Xと平行に多数本装着するスライド体54を装着してい
る。
55は位置決め機構であり、該位置決め機構55は略矩形状
に形成せしめた板体56の長片部に、所定間隔にて鋸歯状
の溝部57を形成せしめ、該溝部57の立ち上がり部を位置
決め面58、58a…と成さしめると共に、平面部59、59…
を介して傾斜部60、60a…を形成せしめ、平面部59、59
…、傾斜部60、60a…を摺動面と成さしめる位置決め部
材61を形成せしめ、該位置決め部材61を前記スライド体
54の一側方の下部に溝部57を下向きと成さしめる様に装
着せしめ、一方溝部57の下方対向位置に、先端部に係止
面62、摺動面63を形成した位置決めピン64をテーブル9
の下方に固着せしめるシリンダー65のロッド66先端に装
着せしめてテーブル9上面より上方へ昇降自在にせしめ
ている。
67は駆動装置であり、該駆動装置67はスライド体54の後
端にロッド68先端を連結せしめるシリンダー69をテーブ
ル9上に配設せしめると共に、シリンダー69の移動位置
を検出せしめるセンサー70、70a…をシリンダー69に所
定間隔を有せしめて配設せしめている。
尚、図中71はクリップボール、72はクリップボール71を
弾圧せしめるバネ、73はクリップボール71と嵌合する凹
部、74はポンチ押圧軸53、53a…の摺動を規制せしめる
凹溝、75は凹溝74に挿入せしめるストッパーである。
次に、ポンチ押圧部5について第1図、第2図に基づい
て説明すると、 76はポンチシリンダーであり、該ポンチシリンダー76は
基台8の加工軸心X−Xの他方側である左側方にして且
つ、加工軸心X−X上に配置すると共に、ロッド77先端
にポンチ押圧軸53、53a…の嵌合部52、52aと接離自在な
る嵌合部78を形成せしめた連結部79を装着せしめ、該連
結部79を金型ダイス28側へ押圧成さしめる様に配設せし
めている。
尚、80はポンチシリンダー76のストローク調整部であ
る。
次に、パイプ端末加工に使用するポンチについて第7図
乃至第11図に基づいて説明すると、 81は第1の工程に使用する拡径ポンチであり、該拡径ポ
ンチ81はパイプ素材W内径に突入せしめて拡径成さしめ
る様に先端部にテーパ面82を形成せしめると共に、該テ
ーパ面82から連続して所定径と成さしめる円柱状の突入
部83を突出形成せしめ、又基部にはポンチ押圧軸53、53
a…のポンチ装着部51と嵌合せしめる嵌合部84を形成せ
しめている。
85は第2の工程に使用する長円ポンチであり、該長円ポ
ンチ85の基部を前記拡径ポンチ82の基部と同様に形成せ
しめ、該基部の前部に、先端部にテーパ面86を形成しめ
ると共に、該テーパ面86から連続して所定径と成さしめ
る長円状の突入部87を形成せしめている。
88は第3の工程に使用するメガネポンチであり、該メガ
ネポンチ88の基部を前記拡径ポンチ81、長円ポンチ85の
基部と同様に形成せしめ、該基部より膨出状に装着部89
を基部の前部に形成し、又装着部89の中心左右位置に所
定間隔を具有させて先端部にテーパー面90を有する円柱
状の突入部91、91aを前方へ平行状に延出し、又装着部8
9の上下位置に左右所定間隔を具有させて一対の上部支
持体92、92aと、下部支持体93、93aを前方へ平行状に延
出し、一対の上部支持体92、92aの前部に圧接ローラ94
を枢支すると共に、一対の下部支持体93、93aの前部に
圧接ローラ94aを枢支し、上下の圧接ローラ94、94aを装
着部89の中心上下位置に配設すると共に、上下の圧接ロ
ーラ94、94aの外周部95、95a間に所定間隔を具有させて
いる。
尚、本実施例では拡径ポンチ81を素材Wの応力負担を軽
減せしめるため、二種類の外径寸法を有するポンチを使
用している。
次に本発明に係るパイプ端末加工装置及びメガネポンチ
の作用について説明すると、 パーツフィーダーの排出口17より排出されるパイプ素材
Wをシュート16により載置板10上に移載せしめてパイプ
素材Wの先端部をセンサー18に当接せしめ、該センサー
18により制御されるワーク押込装置11のシリンダー12を
作動せしめて押込部材13にてパイプ素材Wを載置板10の
前縁部に設けているストッパー15に当接せしめるまで移
行せしめるのであり、この時ストッパー15は押込方向へ
揺動することにより、ストッパー15と載置板10の前縁部
とによりパイプ素材Wを固定せしめている。
次に、ワーク挿入装置19のシリンダー25を作動せしめて
該シリンダー25に連結せしめる摺動体24をチャック装置
28側へ移動することにより、摺動体24の突出片23に装着
している挿入杆27の先端にてパイプ素材Wをワーク案内
部材6を介してチャック装置28の前方に配設しているス
トッパー41に当接するまで挿入するのであり、この時チ
ャック装置28の可動挾持体32は固定挾持体30から離脱状
態と成している。
そして、駆動装置34により可動挾持体32を固定挾持体30
側へ移動させて固定挾持体30と可動挾持体32にてパイプ
素材Wの端部を挾持固定する。
次に、拡径ポンチ81を装着するポンチ押圧軸53の軸心を
加工軸心X−Xと合致せしめる様に、スライド体54に連
繋せしめる位置決め機構55である位置決め部材61の平面
部59、傾斜部60から成る摺動面を位置決めピン64との対
向位置まで、即ちセンサー70により設定された位置まで
シリンダー69を作動して配置せしめ、かかる状態にて位
置決めピン64を上方へ移動せしめ、しかる後位置決めピ
ン64の係止面62と位置決め部材61の位置決め面58とを当
接せしめる様にシリンダー69を前記作動方向と逆方向へ
作動して位置決めせしめるのである。
そしてポンチ押圧軸53の後端の嵌合部52とポンチシリン
ダー76の連結部79とを連結せしめた状態と成し、かかる
状態にてポンチシリンダー76によりポンチ押圧軸53をチ
ャック装置28側へ押圧することにより、ポンチ押圧軸53
の拡径ポンチ81がパイプ素材Wの端末部に突入すること
にてパイプ素材Wの端末部を拡径させる第1の工程とす
る。
次に、第2の工程については、ポンチ押圧軸53の長円ポ
ンチ85を加工軸心X−Xと合致する様に第1の工程と同
様に位置決めすると共に、長円ポンチ85をパイプ素材W
の端末部にポンチシリンダー76により突入することにて
パイプ素材Wの端末部を断面略長円状に成形する。
次に、第3の工程については、ポンチ押圧軸53のメガネ
ポンチ88を加工軸心X−Xと合致する様に第1の工程と
同様に位置決めし、しかる後メガネポンチ88の突入部9
1、91aを、前記断面略長円状に成形されたパイプ素材W
の端末部の両端側における円弧を含む仮想小円内側にポ
ンチシリンダー76により嵌入して小円形状の変形を防止
すると共に、両端側の円弧を結ぶ連結部の外側中央部を
圧接ローラポンチ94、94aにて内方へ圧延成形して断面
略メガネ状に成形する。
次に、成形済のパイプ製品Zの取り出しに際しては、チ
ャック装置28の可動挾持体32を固定挾持体30より離脱さ
せた状態と成し、かかる状態にて可動挾持体32或いは固
定挾持体30に固着された状態のパイプ製品Zにワーク離
型部44の当接部材47を衝突せしめることにより、固着状
態を解除せしめて直下に設けている開口部96内に落下せ
しめ、ワーク排出シュート97を介して所定位置に収容せ
しめるのである。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、ポンチによパイプ素材Wの端末部を
断面略メガネ状に成形する加工方法であって、パイプ素
材Wの端末部に拡径ポンチ81を突入させてパイプ素材W
の端末部を拡径する第1の工程と、次いで前記拡径した
端末部に長円ポンチ85を突入させてパイプ素材Wの端末
部を断面略長円状に成形する第2の工程と、更に前記断
面略長円状と成した端末部の両端側における円弧を含む
仮想小円内に嵌入する円柱状の突入部91、91aを有する
と共に、両端側の円弧を結ぶ連続部の外側中央部を内方
へ圧延する圧接ローラ94、94aを具備するメガネポンチ8
8を用い、該メガネポンチ88の突入部91、91aを仮想小円
内に突入させると同時に、圧接ローラ94、94aを連続部
の外側を転動させてパイプ素材Wの端末部を断面略メガ
ネ状に成形する第3の工程とを同一加工軸心X−Xにて
成形加工するので、チャック装置28により加工軸心X−
Xにてパイプ素材Wの端部を一個所にて挾持固定した状
態と成し、かかるパイプ素材Wの端末部と、同一加工軸
心X−X上に順次位置決め機構55により、位置決めされ
る夫々の成形ポンチである拡径ポンチ81、長円ポンチ8
5、メガネポンチ88にて多段的に成形加工せしめること
により、従来各工程に応じて設置せしめていた各専用機
を不要とすると共に、各専用機間でのパイプ素材Wの搬
送作業及び位置決め作業を無くすことが出来るため、夫
々の専用機に配置している作業者を大幅に低減出来、又
チャック装置28へのパイプ素材Wの搬入から第3の工程
までを全て自動化していることにより、パイプ素材Wの
端末部を断面略メガネ状と成さしめる加工を無人化せし
めて省力化に対応図らしめることが出来るのである。
又、ポンチ押圧軸53の連結部79と接離自在と成す連結部
79を有する基部の前部に、該基部より膨出状に装着部89
を形成し、該装着部89の中心左右位置に所定間隔を具有
させて円柱状の突入部91、91aを前方へ平行状に延出
し、又装着部89の上下位置に左右所定間隔を具有させて
一対の上部支持体92、92aと、下部支持体93、93aを前方
へ平行状に延出し、一対の上部支持体92、92aの前部に
圧接ローラ94を枢支すると共に、一対の下部支持体93、
93aの前部に圧接ローラ94aを枢支し、上下の圧接ローラ
94、94aを装着部89の中心上下位置に配設すると共に、
上下の圧接ローラ94、94aに所定間隔を具有させてメガ
ネポンチ88と成したので、パイプ素材Wの端末部に突入
するだけで、突入部91、91aにて小円形状の変形の防止
を図ることが出来ると共に、圧接ローラ94、94aにて圧
延成形して断面略メガネ状に簡易な構造にて成形するこ
とが出来、従来の精密なる上下のプレス金型が不要とな
ることにて、パイプ素材Wの端末部を断面略メガネ状と
成す加工工程を加工軸心X−Xにて多段的に行うことが
出来る上記の様なパイプ端末加工方法および装置を構成
することが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係るパイプ端末加工装置の正面図、第
2図は同上平面図、第3図は第2図のA−A一部切欠矢
視図、第4図は第2図のB−B断面図、第5図は第2図
のC−C矢視図、第6図は第2図のD−D矢視図、第7
図はメガネポンチの側面図、第8図は同上正面図、第9
図は同上平面図、第10図は拡径ポンチの側面図、第11図
は長円ポンチの側面図、第12図乃至第15図はパイプ素材
の加工工程を示す斜視図である。 81……拡径ポンチ、84……嵌合部、85…長円ポンチ、88
……メガネポンチ、89……装着部、91、91a……突入
部、94、94a……圧接ローラ、92、92a……上部支持体、
93、93a……下部支持体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンチによりパイプ素材の端末部を断面略
    メガネ状に成形する加工方法であって、パイプ素材の端
    末部に拡径ポンチを突入させてパイプ素材の端末部を拡
    径する第1の工程と、次いで前記拡径した端末部に長円
    ポンチを突入させてパイプ素材の端末部を断面略長円状
    に成形する第2の工程と、更に前記断面略長円状と成し
    た端末部の両端側における円弧を含む仮想小円内に嵌入
    する円柱状の突入部を有すると共に、両端側の円弧を結
    ぶ連続部の外側中央部を内方へ圧延する圧接ローラを具
    備するメガネポンチを用い、該メガネポンチの突入部を
    仮想小円内に突入させると同時に、圧接ローラを連続部
    の外側を転動させてパイプ素材の端末部を断面略メガネ
    状に成形する第3の工程とを同一加工軸心にて成形加工
    することを特徴とするパイプ端末加工方法。
  2. 【請求項2】加工軸心上のパイプ素材の端部を挾持する
    チャック装置を基台の加工軸心の一方側に配設し、該チ
    ャック装置における加工軸心の他方側である前方位置
    に、加工軸心方向にポンチ押圧軸を進退自在にして且
    つ、所定間隔を具有させて加工軸心と平行に多数本装着
    したスライド体を配設し、ポンチ押圧軸の先端にパイプ
    素材の端末部を拡径する拡径ポンチ、上記拡径したパイ
    プ素材の端末部を断面略長円状に成す長円ポンチ及び上
    記断面略長円状のパイプ素材の端末部を断面略メガネ状
    に成す突入部と、圧接ローラを具備するメガネポンチを
    夫々装着すると共に、後端に嵌合部を形成し、又前記ポ
    ンチ押圧軸の軸心を加工工程に対応して加工軸心と合致
    させるべく加工軸心と直交方向に位置決め自在なる位置
    決め機構をスライド体に連繋し、一方、基台の加工軸心
    の他方側に、ポンチ押圧軸の上記嵌合部と接離自在なる
    連結部を有するポンチシリンダーを配設し、該ポンチシ
    リンダーと連結接続させたポンチ押圧軸をチャック装置
    側へ押圧する様にしたことを特徴とするパイプ端末加工
    装置。
  3. 【請求項3】ポンチ押圧軸の連結部と接離自在と成す嵌
    合部を有する基部の前部に、該基部より膨出状に装着部
    を形成し、該装着部の中心左右位置に所定間隔を具有さ
    せて円柱状の突入部を前方へ平行状に延出し、又装着部
    の上下位置に左右所定間隔を具有させて一対の上部支持
    体と、下部支持体を前方へ平行状に延出し、一対の上部
    支持体の前部に圧接ローラを枢支すると共に、一対の下
    部支持体の前部に圧接ローラを枢支し、上下の圧接ロー
    ラを装着部の中心上下位置に配設すると共に、上下の圧
    接ローラ間に所定間隔を具有させたことを特徴とするメ
    ガネポンチ。
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