JPH0645138U - ギヤードモータ - Google Patents
ギヤードモータInfo
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- JPH0645138U JPH0645138U JP8757292U JP8757292U JPH0645138U JP H0645138 U JPH0645138 U JP H0645138U JP 8757292 U JP8757292 U JP 8757292U JP 8757292 U JP8757292 U JP 8757292U JP H0645138 U JPH0645138 U JP H0645138U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の駆動用モータの駆動のもとで、パワー
シートの複数の着座姿勢制御装置を作動可能とする。 【構成】 複数個の出力ギヤ16(16-1 〜16-4) が、駆動
用モータ12のピニオン14の回りで、ピニオンへの噛合位
置、非噛合位置間を移動可能に支持されている。そし
て、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の支持軸16b を支持する
カム34をセレクト用モータ32の駆動のもと回動させ、カ
ムの作用部34b に沿って噛合位置に移動した出力ギヤの
みに、駆動用モータ12の駆動力を伝達、出力可能として
いる。
シートの複数の着座姿勢制御装置を作動可能とする。 【構成】 複数個の出力ギヤ16(16-1 〜16-4) が、駆動
用モータ12のピニオン14の回りで、ピニオンへの噛合位
置、非噛合位置間を移動可能に支持されている。そし
て、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の支持軸16b を支持する
カム34をセレクト用モータ32の駆動のもと回動させ、カ
ムの作用部34b に沿って噛合位置に移動した出力ギヤの
みに、駆動用モータ12の駆動力を伝達、出力可能として
いる。
Description
【0001】
この考案は、主に、パワーシートに併設された着座姿勢制御装置の駆動源とし て設けられるギヤードモータに関する。
【0002】
たとえば、モータの駆動制御のもとで作動可能な着座姿勢制御装置の装着され た、いわゆるパワーシートが、自動車等に代表される車両用のシートとして、よ く知られている。
【0003】 自動車等のパワーシートにおいては、通常、前後方向でのシートポジションを 調整するシートスライド装置、前後方向でのシートの傾斜角度(チルト角度)を 調整するシートチルト装置、および、シートバックの傾斜角度(リクライニング 角度)を調整するリクライニング装置等が併設されている。そして、所定のスイ ッチ操作等のもとでの、対応するモータの駆動に伴う各装置の作動によって、シ ートの全体的なポジション、つまりは着座姿勢が、着座者の好み、体形等に応じ て任意に調整できるように、パワーシートは構成されている。
【0004】 このようなパワーシートの着座姿勢制御装置の駆動源となるモータとして、通 常、DCギヤードモータが利用され、モータは、たとえば、マイコン等を有する モータ制御装置によって、駆動制御されている。
【0005】 このようなパワーシートによれば、所定のスイッチ操作等のもとで、着座者の 好み、体形等に適したシートポジション、つまりは着座姿勢が容易に得られるた め、着座者の快適性、安全性等が十分に確保できる。
【0006】
ところで、公知のパワーシートにおいては、当該シートに装着された着座姿勢 制御装置毎にモータが設けられ、個別のモータの駆動のもとで、各装置が作動、 つまり、シート、シートバック等のそれぞれの可動部材が移動可能となっている 。
【0007】 しかしながら、自動車等のパワーシートにおいては、通常、シートスライド装 置、シートチルト装置およびリクライニグ装置等のように、複数の着座姿勢制御 装置が併設されるため、1つのシートに、これらの装置の数だけのモータが必要 となる。そのため、シートの全体的な部品点数が増加するとともに、モータの複 数化に起因する重量の増加が避けられない。
【0008】 そして、モータの複数化に伴う部品点数の増加によって、構成が複雑化しやす く、部品点数に比例して部品コストが増大するとともに、組立作業の複雑化によ り、製品コストの上昇を招く虞れがある。
【0009】 また、着座姿勢制御装置毎に、モータの取付けスペースを確保しなければなら ないため、各装置の大型化は避けられない。そのため、シートの全体的な大型化 、および、各装置の大型化に伴うシートのクッション性の低下を招く虞れがあり 、好ましくない。
【0010】 この考案は、1台で複数の着座姿勢制御装置を作動可能なギヤードモータの提 供を目的としている。
【0011】
この目的を達成するために、この考案によれば、一対の支持軸を回転中心に有 する出力ギヤが、駆動用モータのピニオンへの噛合位置、非噛合位置間を移動可 能に支持されて、当該ピニオンの回りに複数個配設されている。出力ギヤの一方 の支持軸はカムによって支持され、カムは、出力ギヤを駆動用モータのピニオン への非噛合位置に保持する円弧部と、出力ギヤを噛合位置に移動させる作用部と の組み合わせからなる連続した周縁を有して形成されている。
【0012】 そして、セレクト用モータの駆動のもとでカムの作用部を回動させ、カムの作 用部に沿った噛合位置への移動によって駆動用モータのピニオンに噛合した出力 ギヤのみに、駆動用モータの駆動力を伝達、出力可能としている。
【0013】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。
【0014】 図1、図2に示すように、この考案に係るギヤードモータ10においては、駆動 用モータ12の駆動が、ピニオン14を介して出力ギヤ16(16-1 〜16-4) に伝達可能 となっている。
【0015】 一般に、駆動用モータ12として、DCモータが利用され、駆動用モータは、た とえば、操作スイッチ等を有するモータ制御装置(図示しない)等によって、駆 動制御される。なお、このようなモータ制御装置の構成、作動内容等は、この考 案の趣旨でないため、詳細に説明しない。
【0016】 ピニオン14は、駆動用モータ12の出力軸12a に設けられている。図1に加えて 、図3を見るとわかるように、ピニオン14、駆動用モータの出力軸12a 間は、た とえば、ピニオンの挿通孔と出力軸の先端とに設けた一対のスプライン軸17によ って、一体的に回転可能に連結されている。
【0017】 また、図2に示すように、複数個の出力ギヤ16(16-1 〜16-4) が、ピニオン14 の回りに所定間隔離反して配設されている。図1ないし図3を見るとわかるよう に、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) は、一対の支持軸16a、16b を回転中心にそれぞれ 一体的に有して形成され、たとえば、ケース本体18とケース本体に固定された支 持プレート20との間で架設、軸支されている。
【0018】 ここで、この考案においては、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) が、ピニオン14に対 する噛合位置と非噛合位置との間を移動可能に支持されている。たとえば、支持 プレート20が、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の支持軸16b の遊挿可能な挿通孔22を それぞれの箇所に有して形成され、各挿通孔が、ピニオン14の回転中心、つまり は駆動用モータの出力軸12a を中心とした放射状に延びた長孔として、それぞれ 穿設されている。
【0019】 図2、図3に示すように、支持プレート20は、たとえば、出力ギヤ16(16-1 〜 16-4) の配置箇所に対応して略十字形状に形成されている。しかし、出力ギヤ16 (16-1 〜16-4) に対応する箇所に挿通孔22を穿設可能な形状であれば足りるため 、支持プレート20は略十字形状に限定されない。
【0020】 たとえば、ピニオン14に対する噛合位置に出力ギヤ16-1を、非噛合位置に他の 出力ギヤ16-2〜16-4をそれぞれ配置した状態が、図2に例示されている。このよ うに、支持プレート20の挿通孔内部での支持軸16b の移動によって、出力ギヤ16 (16-1 〜16-4) が、ピニオン14との噛合位置、非噛合位置間で移動可能となって いる。
【0021】 ところで、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) は、たとえば、シート24に装着された着 座姿勢制御装置の駆動機構に対応する数だけ設けられる。
【0022】 たとえば、シートスライド装置26、シートチルト装置28およびリクライニング 装置30が着座姿勢制御装置として装着されたパワーシート24を、図4に例示する 。このようなシート24においては、通常、シートスライド装置26の駆動機構26a 、リクライニング装置30の駆動機構30a に加えて、シートチルト装置28の駆動機 構が前部用駆動機構28a 、後部用駆動機構28b に分離して形成される。
【0023】 そのため、着座姿勢制御装置26〜30の駆動機構が全部で4つとなり、出力ギヤ 16(16-1 〜16-4) がそれに対応して4つ設けられる(図2参照)。
【0024】 そして、この考案においては、セレクト用モータ32によって、カム34を所定角 度だけ回動させ、いずれか1つの出力ギヤ16(16-1 〜16-4) のみをピニオン14と の噛合位置に移動させるように構成されている。
【0025】 図1、図3に加えて図5を見るとわかるように、カム34は、たとえば、出力ギ ヤ16(16-1 〜16-4) の支持軸16b の遊挿、移動可能な略リング状の連続した周縁 を有する溝として、セレクト用モータ32の駆動のもとで回動するセレクトギヤ36 の一平面に穿設されている。
【0026】 図3、図5に示すように、カム34は、たとえば、セレクトギヤ36の回動動作と は無関係に出力ギヤ16(16-1 〜16-4) を非噛合位置に保持する円弧部34a と、一 箇所に部分的に設けられていずれか1つの出力ギヤのみをピニオン14との噛合位 置に移動させる作用部34b との組み合わせによって形成されている。そして、作 用部34b の周縁に沿った、ピニオン方向への支持軸16b の移動によって、いずれ か1つの出力ギヤ16(16-1 〜16-4) のみをピニオン14に噛合させるように、カム 34が構成されている。
【0027】 図3、図5を見るとわかるように、たとえば、ピニオン38が、一対のスプライ ン軸39等を介して、セレクト用モータ32の出力軸32a に一体的に回転可能に連結 され、外歯車状に形成されたセレクトギヤ36との噛合状態に、ピニオン38が配置 されている。
【0028】 セレクトギヤ36は回転中心に、たとえば、ブッシュ40の嵌着可能な挿通孔36a を有して形成されている。そして、駆動用モータの出力軸12a が、ブッシュ40を 介して、セレクトギヤの挿通孔36a に挿着されて、セレクトギヤが、出力軸12a に対して回転自在に取付けられている。
【0029】 なお、セレクト用モータ32の駆動制御は、たとえば、駆動用モータ12と同様に 、モータ制御装置によって行われる。そして、モータ制御装置に設けられたマイ クロコンピュータ(マイコン)等のプログラムに従って処理、出力された信号の もとで、カム34を所定角度だけ回動させて、いずれか1つの出力ギヤ16(16-1 〜 16-4) をピニオン14に噛合させるように、セレクト用モータ32が駆動制御される 。
【0030】 つまり、この考案のギヤードモータ10においては、セレクト用モータ32の駆動 に伴うカム34、つまりはカムの作用部34b の回動によって、駆動用モータ12の駆 動力の出力先となる出力ギヤ16(16-1 〜16-4) が選択される。
【0031】 上記のようなギヤードモータ10は、図6に示すように組み立てられ、図4に示 すように、出力手段となるトルクケーブル42(42-1 〜42-4) を介して、出力ギヤ 16(16-1 〜16-4) が着座姿勢制御装置の駆動機構26a、28a、28b、30a にそれぞれ連 結される。
【0032】 図1、図3および図6に示すように、非円形の回り止め形状、たとえば、略四 角形状の凹部44が、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の支持軸16a の端末に、それぞれ 穿設されている。そして、対応する形状の端末を持つトルクケーブル42(42-1 〜 42-4) を凹部44に嵌入するとともに、トルクケーブル端末のリング状のねじ部( 図示しない)をケース本体18のねじ部46に螺着して、着座姿勢制御装置の駆動機 構26a、28a、28b、30a が、各トルクケーブルを介して、対応する出力ギヤ16(16-1 〜16-4) に連動可能に連結されている(図4、図6参照)。
【0033】 このような構成では、カムの作用部34b に沿ってピニオン方向に移動した出力 ギヤ16(16-1 〜16-4) のみが、ピニオン14との噛合のもとで回転し、駆動用モー タ12の駆動力が、トルクケーブル42(42-1 〜42-4) を介して、対応する駆動機構 26a、28a、28b、30a に伝達される。そして、駆動機構26a、28a、28b、30a の駆動に伴 う、着座姿勢制御装置26〜30の作動によって、シート24の前後ポジション、チル ト角度、および、シートバック48のリクライニング角度等が、それぞれ個別に調 整される(図4参照)。
【0034】 なお、図2に示すように、たとえば、カムの作用部34b によって出力ギヤ16-1 がピニオン14に噛合した状態においては、他の出力ギヤ16-2〜16-4の出力軸16b が、カムの円弧部34a に位置している。そのため、ピニオン方向への出力ギヤ16 -1〜16-4の移動は発生せず、これらの出力ギヤは非噛合位置に保持される。
【0035】 ここで、図1、図3および図6を見るとわかるように、ケース本体18のねじ部 46は、たとえば、ケース本体と別体に形成され、ケース本体の放射線方向に延び た長孔状のガイド孔50を介して、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) とともに移動可能に 取付けられている。ねじ部46は、たとえば、回り止め形状等によってケース本体 18に対して回転不能かつガイド孔50に沿った放射状に移動可能に支持されている 。
【0036】 このような構成では、ねじ部46が出力ギヤ16(16-1 〜16-4) とともに移動可能 となり、噛合位置、非噛合位置間での出力ギヤの移動が、トルクケーブル42(42- 1 〜42-4) を伴って円滑に行える。
【0037】 上記のように、この考案のギヤードモータ10においては、1台の駆動用モータ 12の駆動のもとで、当該シート24に装着された着座姿勢制御装置26〜30が、個別 に作動可能となっている。そのため、着座姿勢制御装置26〜30毎のギヤードモー タの配設が不要となり、パワーシートにおける、部品点数の削減、重量の軽減等 が確実にはかられる。
【0038】 そして、部品点数の削減により、シート24の全体的な構成の簡単化が十分には かられ、部品コスト、製品コストがいずれも低減できる。
【0039】 更に、着座姿勢制御装置36〜30毎に、ギヤードモータのためのスペースを確保 する必要がないため、各装置の大型化が十分に防止できる。そのため、各装置の 配設箇所においても、シート24に十分なクッション性が確保できる。
【0040】 また、この考案においては、駆動用モータ12の駆動力が、出力ギヤ16(16-1 〜 16-4) の移動のもとで、ピニオン14を介して、各出力ギヤに直接的に伝達される ため、出力ギヤを移動可能に支持するとともに、出力ギヤを移動させるカム34を 設ければ足りる。そのため、部品点数が少なくでき、ギヤードモータの構成の簡 単化が十分にはかられる。
【0041】 そして、カムの作用部34b に沿って、出力ギヤ16(16-1 〜16-4) をピニオン14 との噛合位置に移動させるため、カム34の作用範囲は広く確保できる。従って、 カムの作用部34a の位置精度にさほど高い精度は要求されず、カム34が安易に形 成できる。
【0042】 また、カム34が、駆動用モータ12と別体のセレクト用モータ32の駆動のもとで 回動される。つまり、駆動用モータ12に高いトルクが設定できるため、負荷の大 きい着座姿勢制御装置にも十分に対応でき、対象となる着座姿勢制御装置の選択 幅が十分に拡張される。
【0043】 ここで、たとえば、非噛合位置の出力ギヤ16(16-1 〜16-4) に噛合して、非噛 合位置での出力ギヤの回転を防止する固定のストッパギヤ(図示しない)を、各 出力ギヤ毎に設けるとよい。
【0044】 このような構成では、非噛合位置における出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の回転が 確実に防止されるため、シート24、シートバック48等に過大な外力が作用しても 、これらの可動部材の不意な移動が十分に阻止できる。
【0045】 なお、実施例においては、4つの出力ギヤ16(16-1 〜16-4) を有する構成とし て、ギヤードモータ10を具体化しているが、出力ギヤの数はこれに限定されず、 シート24に装着される着座姿勢制御装置の数に応じて変更してもよい。
【0046】 また、出力ギヤの支持軸16a の凹部44は、略四角形状として例示されているが 、非円形の回り止め形状であれば足りるため、これに限定されない。
【0047】 そして、セレクト用モータ32、セレクトギヤ36間は、外歯車からなるセレクト ギヤへのピニオン38の噛合によって連動可能に連結されている。しかし、外歯車 、ピニオン38の組み合わせに限定されず、たとえば、セレクト用モータの出力軸 32a にウォームを形成するとともに、ウォームに噛合可能なウォームホイールを セレクトギヤ36として、セレクト用モータ32、セレクトギヤ間を連動可能として もよい。
【0048】 しかしながら、外歯車からなるセレクトギヤ36とピニオン38との組み合わせを 利用すれば、簡単な構成にも拘らず、カム34の回動、つまりはピニオン14に噛合 させる出力ギヤ16(16-1 〜16-4) の選択が、円滑かつ確実に得られる。
【0049】 そして、このような構成によれば、図6に示すように、駆動用モータ12、セレ クト用モータ32を同一方向で並置できるため、ギヤードモータ10の全体的な構成 の複雑化および大型化が十分に防止できる。
【0050】 また、カム34をセレクトギヤ36に穿設した構成として具体化されているが、カ ムはセレクトギヤと一体的に回動可能であれば足りるため、これに限定されず、 予め別体に形成して、連結ピン等によって連動可能に連結する構成としてもよい 。
【0051】 しかし、実施例のように、セレクトギヤ36の一平面にカム34を直接的に穿設す れば、部品点数の増加、構成の複雑化等が確実に防止できる。
【0052】 更に、実施例において、カム34は、セレクトギヤ36に設けられた溝として例示 されているが、支持軸16b を支持して、噛合位置、非噛合位置間で出力ギヤ(16- 1 〜16-4) を移動させる連続した周縁を持てば足りるため、支持軸を支持する周 縁を内周面もしくは外周面に有するリング等から、カムを形成してもよい。
【0053】 しかしながら、溝をカム34とすることによって、カムをセレクトギヤ36に穿設 することができる。そのため、構成の複雑化が十分に防止できる。
【0054】 そして、実施例においては、乗用車等のパワーシートの駆動源となるギヤード モータとして具体化されているが、パワーシートに装着されるギヤードモータで あれば足り、これに限定されず、電車、飛行機、船舶等のシートやあんま、理髪 等のためのシートに、この考案のギヤードモータを応用してもよい。
【0055】 また、この考案のギヤードモータは、複数箇所に1台の駆動用モータの駆動力 を伝達可能とする構成であれば足りるため、パワーシート以外の駆動源となるギ ヤードモータにも、この考案の思想が応用できる。
【0056】 上述した実施例は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何等限 定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て この考案に包含されることはいうまでもない。
【0057】
上記のように、この考案に係るギヤードモータによれば、1台の駆動用モータ の駆動のもとで、当該シートに装着された着座姿勢制御装置が、個別に作動可能 となっている。そのため、着座姿勢制御装置毎のギヤードモータの配設が不要と なり、パワーシートにおける、部品点数の削減、重量の軽減等が確実にはかられ る。
【0058】 そして、部品点数の削減により、シートの全体的な構成の簡単化が十分にはか られ、部品コスト、製品コストがいずれも低減できる。
【0059】 また、この考案においては、駆動用モータの駆動力が、出力ギヤの移動のもと で、ピニオンを介して、各出力ギヤに直接的に伝達されるため、出力ギヤを移動 可能に支持するとともに、出力ギヤを移動させるカムを設ければ足りる。そのた め、部品点数が少なくでき、ギヤードモータの構成の簡単化が十分にはかられる 。
【0060】 更に、カムの作用部に沿って、出力ギヤをピニオンとの噛合位置に移動させる ため、カムの作用範囲は広く確保できる。従って、カムの作用部の位置精度にさ ほど高い精度は要求されず、カムが安易に形成できる。
【0061】 そして、セレクトギヤの一平面に穿設した溝をカムとすれば、部品点数の増加 、構成の複雑化が十分に防止できる。
【0062】 また、外歯車からなるセレクトギヤとピニオンとの組み合わせにより、セレク ト用モータ、セレクトギヤ間を連結すれば、簡単な構成にも拘らず、カムの回動 による出力ギヤの選択が、円滑かつ確実に得られる。そして、駆動用モータ、セ レクト用モータが同一方向に並置できるため、ギヤードモータの全体的な構成の 複雑化および大型化が十分に防止できる。
【0063】 更に、出力ギヤの支持軸に非円形の凹部を穿設すれば、対応する形状の回り止 め形状からなるトルクケーブル端末の嵌着によって、駆動用モータからの出力が 確実に得られる。そのため、構成が複雑化しないとともに、トルクケーブルの連 結作業が、十分に簡単化される。
【0064】 そして、非噛合位置の出力ギヤに噛合して、非噛合位置での回転を防止する固 定のストッパギヤを各出力ギヤ毎に設ければ、非噛合位置における出力ギヤの回 転が確実に防止されるため、作動対象となる可動部材等に過大な外力が作用して も、可動部材の不意な移動が十分に阻止できる。
【図1】駆動用モータの出力軸の軸線方向に沿った、こ
の考案に係るギヤードモータの部分的な概略縦断面図で
ある。
の考案に係るギヤードモータの部分的な概略縦断面図で
ある。
【図2】図1の線A−Aに沿った、ギヤードモータの断
面図である。
面図である。
【図3】ギヤードモータの概略分解斜視図である。
【図4】着座姿勢制御装置およびギヤードモータの装着
されたシートの概略側面図である。
されたシートの概略側面図である。
【図5】図1の線B−Bに沿った、ギヤードモータの断
面図である。
面図である。
【図6】ギヤードモータの概略斜視図である。
10 ギヤードモータ 12 駆動用モータ 14 ピニオン 16(16-1 〜16-4) 出力ギヤ 24 シート 32 セレクト用モータ 34 カム 34a カムの円弧部 34b カムの作用部 36 セレクトギヤ 38 ピニオン 42(42-1 〜42-4) トルクケーブル(出力手段) 44 凹部
Claims (5)
- 【請求項1】 所定のスイッチ操作のもとで駆動制御さ
れる1台の駆動用モータと;駆動用モータの出力軸に設
けられたピニオンと;一対の支持軸を回転中心に一体的
に有して形成され、ピニオンへの噛合位置、非噛合位置
間を移動可能に、ピニオンの回りで複数個配設された出
力ギヤと;駆動用モータの出力軸の回りを当該出力軸に
対して回転自在に設けられたセレクトギヤと;セレクト
ギヤと一体的に回動可能に設けられるとともに、出力ギ
ヤの一方の支持軸を支持し、出力ギヤをピニオンへの非
噛合位置に保持する円弧部と、いずれか1つの出力ギヤ
のみを噛合位置まで移動させる作用部との組み合わせか
らなる連続した周縁を有するカムと;セレクトギヤに連
動可能に連結され、自己の駆動に伴うセレクトギヤの回
動によって、カムの作用部を出力ギヤに対応して回動さ
せるセレクト用モータと;を具備し、 セレクト用モータの駆動のもとでの、セレクトギヤの回
動に伴うカムの作動部の回動によって、駆動用モータの
ピニオンに噛合させる出力ギヤが選択され、選択した出
力ギヤをカムの作用部に沿って噛合位置まで移動させ、
当該ピニオンに噛合した出力ギヤのみに、駆動用モータ
の駆動力を伝達し、出力ギヤ毎に設けた出力手段を介し
て、駆動用モータの駆動力を出力可能としたギヤードモ
ータ。 - 【請求項2】 カムが、出力ギヤの出力軸の一方を遊挿
可能な略リング状の連続した溝として、セレクトギヤの
一平面に穿設された請求項1記載のギヤードモータ。 - 【請求項3】 セレクトギヤが外歯車として形成される
とともに、外歯車に噛合可能なピニオンがセレクト用モ
ータの出力軸に設けられ、セレクト用モータの駆動に伴
う当該ピニオンの回転によって、セレクトギヤがカムと
ともに回動する請求項1または2記載のギヤードモー
タ。 - 【請求項4】 出力ギヤの一対の支持軸のうち、カムに
支持された一方の支持軸に対する他方の支持軸に、非円
形の回り止め形状からなる凹部が穿設され、対応する形
状の端末を持つトルクケーブルを出力手段とし、支持軸
凹部へのトルクケーブル端末の嵌着により、トルクケー
ブルを介して、駆動用モータの駆動力を出力する請求項
1ないし3のいずれか記載のギヤードモータ。 - 【請求項5】 非噛合位置の出力ギヤに噛合して、非噛
合位置での出力ギヤの回転を防止する固定のストッパギ
ヤを、各出力ギヤ毎に設けた請求項1ないし4のいずれ
か記載のギヤードモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8757292U JPH0645138U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ギヤードモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8757292U JPH0645138U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ギヤードモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645138U true JPH0645138U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13918718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8757292U Pending JPH0645138U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ギヤードモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645138U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012046868A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 日本発條株式会社 | 動力伝達機構およびそれを用いた多軸駆動装置 |
| JP2013148118A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Mitsuba Corp | 逆転防止機構 |
| JP2016141301A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | アイシン精機株式会社 | シート駆動装置 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8757292U patent/JPH0645138U/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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