JPH0645185A - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサ及びその製造方法

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JPH0645185A
JPH0645185A JP21853992A JP21853992A JPH0645185A JP H0645185 A JPH0645185 A JP H0645185A JP 21853992 A JP21853992 A JP 21853992A JP 21853992 A JP21853992 A JP 21853992A JP H0645185 A JPH0645185 A JP H0645185A
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亨 上野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一回の印刷で平坦な面にでき、低コストの品
質のよい、かつ安価な積層セラミックコンデンサ及びそ
の製造方法を提供すること。 【構成】 ステンレス製定盤4にメッキにより二種類の
開口率A9と開口率B10を有するステンレスメッシュ
を用いて、14層のダミー層5を形成し、次に前記ステ
ンレスメッシュを用いて、内部電極ペースト印刷とセラ
ミック粉末ペースト印刷とを交互に積層して、76層の
内部電極印刷層6と75層のセラミック粉末からなる印
刷層7の内部電極層を有する誘電体層を形成し、更にも
う一度前記ステンレスメッシュを用いて14層のダミー
層5を形成した積層体のセラミック焼結体1を得て、前
記セラミック焼結体の内部電極層2の露出する端面部に
銀ペーストを塗布し、端子電極3とした積層セラミック
コンデンサ及びその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の電子機器に用い
られる積層セラミックコンデンサ及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層セラミックコンデンサは、ド
クターブレード工法やロール工法により、セラミック粉
末を有機バインダと混合したセラミックスラリーをセラ
ミックグリーンシート(以下、単にシートと称す)に成
形し、前記シートの上に内部電極用ペーストを印刷し
て、内部電極印刷層を形成したシートを複数枚重ね合わ
せて内部電極層を有する誘電体層を形成し、前記誘電体
層の上下に内部電極ペーストを印刷していないシートを
複数枚重ね合わせグリーンシートのみのダミー層を圧着
する方法や、セラミック粉末と有機バインダとからなる
セラミック粉末ペースト印刷を繰り返してダミー層を形
成した後に、内部電極ペースト印刷とセラミック粉末ペ
ースト印刷を交互に繰り返して誘電体層を形成し、更に
その上に、ダミー層としてセラミック粉末ペーストを繰
り返し印刷する方法により積層体を得、これを脱バイン
ダ、焼結し、端子電極を形成する等の加工を加えて製造
していた。
【0003】前者のシートを積層する方法は、積層のス
ピードが速く、高能率で生産できるが、シート厚みが2
0μm以下になると、シート及びキャリアフィルムの静
電気によりシート剥離で膜割れが生じたり、ハンドリン
グ性が極度に悪くなるため、積層が困難になってしま
う。一方、スクリーン印刷による後者の方法は、印刷厚
みを容易に10μm以下とすることができるので、内部
電極ペースト印刷とセラミック粉末ペースト印刷を交互
にラミネートする誘電体層を薄くでき、誘電体層の実効
体積層当りの静電容量を大きくすることができる。しか
し、内部電極ペースト印刷とセラミック粉末ペースト印
刷とを交互にラミネートする方法で印刷を繰り返すた
め、セラミック粉末からなる印刷層による内部電極ペー
スト印刷の厚み部分に20〜50μmの段差が生じ、内
部電極パターンに沿ってセラミック割れが発生したり、
内部電極のうねりが発生し、前記段差を解消するには数
十回もの繰り返し印刷が必要となり、極端に積層のスピ
ードが遅く、生産コストが高くなってしまう欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、本
発明は、内部電極ペースト印刷の厚み分による段差発生
という課題を解決し、生産性が良く、低コストの積層セ
ラミックコンデンサ及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、が金属成分からなる内部電極印刷層及
び強誘電体層のセラミック粉末からなる印刷層を交互に
形成した構造をとる積層セラミックコンデンサの製造方
法において、所定のセラミック粉末からなる印刷層の上
面に二種類以上の異なる開口率を有する印刷スクリーン
によって内部電極ペーストを印刷した後、前記印刷スク
リーンを用いてセラミック粉末と有機バインダからなる
セラミック粉末ペーストを印刷し、前記内部電極ペース
ト印刷と前記セラミック粉末ペースト印刷とを交互にラ
ミネートし、スクリーン印刷して積層体を作製する工程
を有することを特徴とする積層セラミックコンデンサの
製造方法を提供し、がの製造方法により作製される
ことを特徴とする積層セラミックコンデンサを提供する
ものである。
【0006】
【作用】本発明の製造方法によれば、図2に示すよう
に、43%の開口率A9を有するステンレスメッシュ8
に印刷パターンをスクリーン乳剤12によって形成し、
前記ステンレスメッシュにメッキ層11を10μmの厚
さに施して、その後、不要な乳剤を溶剤で溶かして、ス
クリーン乳剤12を残すと、43%の開口率A9と10
%の開口率B10を有するステンレスメッシュの印刷ス
クリーンができる。この二種類の開口率A9と開口率B
10を持つ印刷スクリーンで積層セラミックコンデンサ
の積層体を形成すると、43%の開口率A9から供給さ
れるペーストは多く、10%の開口率B10から供給さ
れるペーストは少なくなる。この印刷スクリーンで印刷
される印刷面の端部はペーストの供給量が少ないために
薄くなり、43%の開口率A9を持つ部分はペーストの
供給量が多くなって厚くなる。この二種類の開口率を有
する印刷スクリーンを使用することにより、セラミック
粉末からなる印刷層による内部電極ペースト印刷の厚み
部分の20〜50μmの段差がなくなる。この場合、用
いられるペーストや印刷条件に応じて1スクリーン内の
異なる開口率は、二種類以上を有してもかまわない。以
上の如く、セラミック粉末ペースト印刷、及び内部電極
ペースト印刷に二種類の開口率を有する印刷スクリーン
を用いることにより、厚い部分を薄くして平坦にするこ
とができるので、内部電極ペーストの印刷厚み分の段差
も一度の印刷で解消でき、かつ段差解消のための数十回
の印刷も必要なくなるため、生産性が極めて高くなり、
生産コストが必然的に低減する。
【0007】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明の製造方法を詳
細に説明する。
【0008】鉛系ペロブスカイト誘電体粉末にエチルセ
ルソルブ、ブチルカルビトール、ブチルフタリルグリコ
ール酸ブチル等の溶剤、及びポリビニルブチラールのバ
インダと混合し、セラミック粉末ペーストを準備した。
又、内部電極用ペーストとしては、市販の銀−パラジウ
ムペーストを準備した。内部電極ペースト、及びセラミ
ック粉末ペーストの印刷スクリーンとして、図2に示す
ように、スクリーン乳剤12を残し、メッキ層11を形
成した、二種類の43%の開口率A9、10%の開口率
B10を施した#400のステンレスメッシュを使用し
た。他方、内部電極ペーストの印刷スクリーンとしても
前記二種類の開口率を有する#400のステンレスメッ
シュ8を使用した。なお、内部電極ペーストの印刷され
ていないセラミック粉末ペーストのみのダミー層5(図
1参照)にも、内部電極の印刷同様に、メッキを施した
二種類の開口率を有する#400のステンレスメッシュ
を使用した。
【0009】図1の(b)は、本発明の積層セラミック
コンデンサ及びその製造方法の積層工程を示す概略構成
図である。但し、図1の(b)の中の(A),(B),
(C)は、積層の順を示してある。図1の(b)の
(A)部については、ステンレス製定盤4の平滑な面上
にセラミック粉末ペーストを二種類の開口率を有する#
400のステンレスメッシュを用いて印刷し、100℃
で1分間乾燥する。なお、セラミック粉末からなる印刷
層の一層の厚みは約数μm程度で、厚くても10μm程
度である。更に、前記作業を繰り返し行い、印刷を14
回行って100〜140μm程度の厚さのダミー層5を
形成した工程を示している。次に、図1の(b)の
(B)部は、前記セラミック粉末ペーストのダミー層5
の上に厚さ約1μm程度の内部電極ペースト印刷と、厚
さ約数μm程度で厚くとも10μm程度のセラミック粉
末ペースト印刷とを交互にラミネートして、厚さ約10
00〜1200μm程度の誘電体層を形成するが、まず
内部電極ペーストを印刷し、100℃で1分間乾燥した
後、セラミック粉末ペーストをその上に印刷し、100
℃で同様に1分間乾燥する。更に、前記作業を繰り返し
行い、内部電極ペースト印刷を76回、セラミック粉末
ペースト印刷を75回行った。このようにして内部電極
印刷層6とセラミック粉末からなる印刷層7の内部電極
層を有する誘電体層を形成した工程を示す。なお、図1
の(b)の(B)部の前記の工程では、内部電極ペース
ト印刷用スクリーンとしてメッキを施した二種類の開口
率を有する#400のステンレスメッシュの印刷スクリ
ーンを使用し、セラミック粉末ペースト印刷用として、
同様メッキにより二種類の43%の開口率A、及び10
%の開口率Bを施した印刷スクリーンを使用した。前記
の工程によって部分的にセラミック粉末ペーストの吐出
量を制御するため、43%の開口率Aから供給されるペ
ーストは多く、10%の開口率Bから供給されるペース
トは少なくなり、従って前記二種類の開口率を有する印
刷スクリーンで印刷される印刷面の端部はペーストの供
給量が少ないため薄くなり、43%の開口率Aの持つ部
分は供給量が多く厚くなるため、印刷面の厚くなる両端
部はこの二種類の開口率を有する印刷スクリーンによっ
て薄くなるため平坦な印刷面となるので、内部電極の印
刷厚み分の段差を緩和して平坦な面上が可能となる。従
来の製造方法ではセラミック粉末ペースト印刷としてダ
ミー層5を形成する場合と同じ#400のステンレスメ
ッシュの印刷スクリーンを使用していたので、内部電極
の印刷厚み分の段差を緩和できずセラミック割れが発生
した。次に、図1の(b)の(C)部に示すように、も
う一度セラミック粉末ペーストを前記二種類の開口率を
有する#400のステンレスメッシュで印刷し、100
℃で1分間乾燥し、更に、前記作業を繰り返し行い、印
刷を14回行って100〜140μm程度の厚さのダミ
ー層5を形成し、約1.5mm程度の厚さの積層体を形
成した。そして、この積層体を切断して幅寸法1〜2m
m、長さ寸法2mm、厚さ1.5〜1.6mm程度のグリ
ーンチップとし、その後400℃で脱バインダを行い、
1000℃で焼成を行い、セラミック焼結体を得た。図
1の(a)に示すように、このセラミック焼結体1の内
部電極層2の露出する端面部に銀ペーストを塗布し、6
00℃で焼結して端子電極3とし、1KHzで直流1V
にて静電容量を測定した結果、表1のようになった。
【0010】
【表1】
【0011】なお、内部電極層を有する誘電体層の内部
電極ペースト印刷用、及びセラミック粉末ペースト印刷
用の印刷スクリーンは、本発明の実施例ではメッキを施
した二種類の異なる開口率を有する印刷スクリーンを使
用したが、内部電極ペーストの印刷、及びセラミック粉
末ペーストの印刷の内部電極層を有する誘電体層のみの
形成にメッキを施した二種類の異なる開口率を有する印
刷スクリーンを使用してもよい。又、メッキに限らずエ
ッチング、金型等で開口率を部分的に変化させたものを
用いてもよい。更に、積層セラミックコンデンサに限ら
ず、多層電子部品いずれにも用いてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上、実施例に基づき本発明の積層セラ
ミックコンデンサ及びその製造方法について述べたよう
に、内部電極層を有する誘電体層の内部電極ペースト印
刷及びセラミック粉末ペースト印刷に二種類の開口率を
有する印刷スクリーンを使用することにより、従来、内
部電極の印刷厚み分の段差による割れの発生、内部電極
のうねり発生をなくし、一回の印刷で平坦な面上にする
ことが可能となり、生産コストも低減し、品質のよい、
かつ安価な積層セラミックコンデンサ及びその製造方法
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)は、セラミック焼結体に端子電極
を塗布し、焼結させた積層セラミックコンデンサの断面
図。図1の(b)は、本発明の積層セラミックコンデン
サ及びその積層工程を示す概略構成を表す断面図。
【図2】図2の(a)は、メッキによりメッキ層を形成
した、二種類の開口率を有する#400のステンレスメ
ッシュの平面図。図2の(b)は、図2の(a)のAA
断面図。
【符号の説明】
(A) セラミック粉末のダミー層印刷部 (B) セラミック粉末、内部電極層を有する誘電体
層印刷部 (C) セラミック粉末のダミー層印刷部 1 セラミック焼結体(誘電体層) 2 内部電極層 3 端子電極 4 ステンレス製定盤 5 ダミー層 6 内部電極印刷層 7 セラミック粉末からなる印刷層 8 ステンレスメッシュ 9 開口率A 10 開口率B 11 メッキ層 12 スクリーン乳剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属成分からなる内部電極印刷層及び強
    誘電体層のセラミック粉末からなる印刷層を交互に形成
    した構造をとる積層セラミックコンデンサの製造方法に
    おいて、所定のセラミック粉末からなる印刷層の上面に
    二種類以上の異なる開口率を有する印刷スクリーンによ
    って内部電極ペーストを印刷した後、前記印刷スクリー
    ンを用いてセラミック粉末と有機バインダとからなるセ
    ラミック粉末ペーストを印刷し、前記内部電極ペースト
    印刷と前記セラミック粉末ペースト印刷とを交互にスク
    リーン印刷して積層体を作製する工程を有することを特
    徴とする積層セラミックコンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法により作製され
    ることを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013197582A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミック電子部品及びその製造方法
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CN115588575A (zh) * 2022-09-26 2023-01-10 广东微容电子科技有限公司 一种高端mlcc的内电极印刷方法

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