JPH0645365Y2 - 自動車の空調ダクト配設構造 - Google Patents

自動車の空調ダクト配設構造

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JPH0645365Y2
JPH0645365Y2 JP1985063790U JP6379085U JPH0645365Y2 JP H0645365 Y2 JPH0645365 Y2 JP H0645365Y2 JP 1985063790 U JP1985063790 U JP 1985063790U JP 6379085 U JP6379085 U JP 6379085U JP H0645365 Y2 JPH0645365 Y2 JP H0645365Y2
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instrument panel
duct
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portions
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俊輝 吉村
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インストルメントパネル内に空調用のダクト
を備えている自動車の空調ダクト配設構造に関し、特に
ダクトとインストルメントパネルとの関係構造に改良を
加えたものである。
(従来の技術) 一般に自動車のインストルメントパネルは、左右に長い
一個のシェル構造体として形成されている。その断面形
状は概ねコ字形になっており、内部は空洞になってい
る。こうした構造のため、開口縁側が上下にたわみ変形
したり左右方向中央部がねじれ変形するなど、単体で取
扱うとき剛性に欠け変形しやすい。そのため、組立作業
時に固定位置がズレたり位置合わせがしにくくなるなど
の問題を生じていた。
このような問題点を解消するために、従来ではインスト
ルメントパネルの左右方向中央部付近に補強用の棧部材
を固定して、インストルメントパネルの左右方向中央部
付近を突張り支持することにより、インストルメントパ
ネルの上記変形の防止を図っていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、自動車のインストルメントパネル内には空調
用のダクト、計器、電気配線、ケーブル等多数の機器類
が装備されている。例えば、実開昭55-175512号公報に
はデフロストダクトの吹出口がインストルメントパネル
に固定されたものが開示されている。このため、上記の
ようなインストルメントパネルの構造では、上記の補強
用の棧部材を適切な位置に配設するのが難かしく、補強
できる位置に限定を受けやすい。また、新たに棧部材を
付加する分だけ製作コストが増える。
本考案は上記のような問題点を解消するものであって、
その主たる目的は、ダクトとインストルメントパネルと
の関係構造を改良して、該インストルメントパネルを既
存のダクトを利用して突張り支持することにより、イン
ストルメントパネルの補強をより適切な位置でしかも低
コストで行い得るようにする点にある。
本考案の他の目的は、インストルメントパネルを左右幅
方向のより広い範囲にわたって突張り支持できるように
してその剛性の向上を図り、車体に組み付けた状態にお
ける上下方向の機械的強度の増強を実現する点にある。
(課題を解決するための手段) 先に述べたようにインストルメントパネル内には多くの
機器類が装備されている。これら機器類のうち本考案は
インストルメントパネル内空間の大半を占めるダクト群
に着目し、その配設構造をインストルメントパネルに対
応して変更したうえで、これをインストルメントパネル
の突張り部材に利用しようとするものである。
具体的に、本考案の解決手段は、インストルメントパネ
ル前方の車室内に配置された空調ユニットを備え、該空
調ユニットから導出されたダクトが上記インストルメン
トパネル内に収容されている自動車において、上記ダク
トは、上記インストルメントパネル内においてその管軸
線をほぼ上下方向に配して延びており、上記インストル
メントパネルの内面の上下部には、上記上下方向に延び
るダクトの上下端部に対応して取付部が形成されてお
り、該上下の各取付部に上記ダクトの上下端部がそれぞ
れ固定手段で固定されていて、上記インストルメントパ
ネルの上下の取付部は上記上下方向に延びるダクトを突
張り部材として連結されているものとする。上記ダクト
としては、フロントガラスの防曇のためにシンストルメ
ントパネル上部に車幅方向ほぼ全幅に亘って設けられる
デフロスト吹出口を有するデフロストダクト系が好適で
ある。
(作用) このことにより、本考案では、元来インストルメントパ
ネル内に配置されていた空調ダクトを利用し、該ダクト
をその管軸線をほぼ上下方向にしてインストルメントパ
ネルの開口縁の上下部にわたって配置したうえで、該イ
ンストルメントパネルと一体化してインストルメントパ
ネルの突張り支持を行うようにしたので、専用の棧部材
でインストルメントパネルの補強を行っていた従来構造
に比べて、部品点数の増加がない。また、インストルメ
ントパネル内において占有空間が大きく、しかも比較的
自由に配置することのできる空調ダクトをインストルメ
ントパネルの突張り部材として利用するので、ダクトの
配置空間の範囲内で任意にインストルメントパネルの補
強を行うことができ、より適切な位置で効果的に補強構
造を構成することが容易である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示してい
る。第1図において、1はフロントガラス、2は車室前
壁、3はインストルメントパネルである。インストルメ
ントパネル3は車室幅と同幅の左右方向に長い一個のシ
ェル構造体として形成され、プラスチックを基材とする
複合成形品からなる。図示省略したが、このインストル
メントパネル3にはスピードメータや燃料計などの各種
計器類や、ラジオあるいは空調用制御盤などが装着され
ている。
上記インストルメントパネル3の内奥に空調ユニット4
が配置されている。そして、この空調ユニット4から
は、空調ダクト系5Aと、フロントガラス1の曇り止め用
のデフロストダクト系5Bからなるダクト5が導出されて
いる。両ダクト系5A,5Bのうち、空調ダクト系5Aは、前
席乗員用の吹出しグリル6およびクールボックス7を空
調ユニット4に対して連結するものである。この空調ダ
クト系5Aはダンパー装置(図示せず)で必要に応じて開
閉され、温風や冷風あるいは外気を供給する。
一方、デフロストダクト系5Bは、インストルメントパネ
ル3内において該デフロストダクト系5Bの上下端部がイ
ンストルメントパネル3の上側開口縁3aと下側開口縁3b
にそれぞれ近接する状態でその管軸線をほぼ上下方向に
して配置されている。第2図に示すように、このデフロ
ストダクト系5Bは、空調ユニット4の温風口4aに接続さ
れたセンタホース9と、該センタホース9の左右両端に
それぞれ接続された分岐ホース10と、該分岐ホース10に
接続されフロントガラス1に向って温風を吹き出すノズ
ル11と、インストルメントパネル3の左右両側端の補助
ノズル口12と分岐ホース10とを接続する補助ホース系路
13とで構成されている。センターホース9、分岐ホース
10およびノズル11の三者は、それぞれプラスチック成形
品からなり、機械的な係合手段(図示略)によって一連
のものとして一体化されている。
上記のデフロストダクト系5Bを利用して、インストルメ
ントパネル3の突張り支持を行う。具体的には、デフロ
ストダクト系5B側においてセンターホース9の周面下部
の左右2個所に固定部14が形成されているとともに、左
右のノズル11のノズル口11a(デフロスト吹出口)の基
端両側にそれぞれブラケットを張り出してなる固定部15
が形成されている。一方、インストルメントパネル3側
では上下の開口縁3a,3bの近傍の内面から、上下の各固
定部14,15に応じて取付部16,17が突設されている。両取
付部16,17のうち、センタホース9に設けられる固定部1
4に対応する取付部16は、インストルメントパネル3の
左右方向中央部付近に設けられていて、センターホース
9に外接して前後方向の位置決めを行う保持壁16aと、
左右の固定部14に係合して左右方向の位置決めを行う取
付座16bとからなる。また、上方の固定部15に対応する
取付部17は、それぞれが独立した4個のボスとして形成
されている。これらの各固定部14,15と各取付部16,17と
が例えばネジからなる固定手段18で締結固定されてい
る。
このことにより、デフロストダクト系5Bとインストルメ
ントパネル3とが一体化され、これによってインストル
メントパネル3内の上下部が上下方向に延びるデフロス
トダクト系5Bによって突張り支持される。この支持状態
において、ノズル11のノズル口11aは、第3図に示すよ
うにインストルメントパネル3に設けられたグリル内壁
19と嵌合しており、ここでもデフロストダクト系5Bとイ
ンストルメントパネル3とが一体化されている。従っ
て、インストルメントパネル3の上側開口縁3aは、左右
に長い一対のノズル11に支持されて下向きにたわみ変形
するのを確実に防止できる。
なお、インストルメントパネル3とデフロストダクト系
5Bとは互いに相手の動きを拘束し合う。そのため、セン
ターホース9を空調ユニット4の温風口4aに接続するに
ついて、センターホース9がインストルメントパネル3
で予め位置決めされた状態になっているので、両者4a,9
の接続を手早く行うことができる。第1図、第2図にお
いて、符号20はシール用の発泡ウレタンシートである。
(別実施例) 第4図は本考案の第2実施例を示している。これでは、
先の第1実施例に加えて、空調ダクト系5Aによっても計
器パネル3の補強を行うものである。詳しくは、インス
トルメントパネル3中央寄りの吹出しグリル6,6および
クールボックス7に温風等を供給するためのプラスチッ
ク成形品からなるセンターダクト22を補強部材として利
用する。このセンターダクト22は空調ユニット4に対し
て別体の基幹ダクト23を介して接続されており、吹出し
グリル6とは前後方向の通風路22aを介して、またクー
ルボックス7とは前記通風路22aから分岐された通風路2
2bを介してそれぞれ接続されている。後者の通風路22b
の終端は容器状の接続部22cとして形成されており、こ
れが実質的にクールボックス7の内底壁を形成するもの
となっている。
前記接続部22cの上縁の左右両外側に固定部25,25が、ま
た基幹ダクト23との接合部下端の左右両側に固定部24,2
4がそれぞれ張り出して形成されている。前者の固定部2
5,25は、クールボックス7の開口内壁に突設されたボス
状の取付部27に、ネジからなる固定手段18で締結固定さ
れている。また、下方の固定部24,24は、インストルメ
ントパネル3と一体の補助フレーム28から延出されたブ
ラケット状の取付部26に、ネジからなる固定手段18で締
結されている。
上記の補助フレーム28は、インストルメントパネル3を
車幅方向に縦通する状態で配置されており、この補助フ
レーム28とフロントガラス1の基端側の車室前壁2に連
なる固定壁2aとに、インストルメントパネル3の上下端
がビス29で固定されている。補助フレーム28から延出さ
れた取付部26の下端は、ブラケット30を介して空調ユニ
ット4とも連結固定される。
このように、センターダクト22によってもインストルメ
ントパネル3の補強を行うようにすると、インストルメ
ントパネル3の剛性をさらに高めて該インストルメント
パネル3に大きな外力が作用する場合でも、パネル壁が
たわみ変形したり破壊したりすることを防止できるの
で、事故発生時に乗員を保護するうえで有利である。
なお、ダクト5に設けられる固定部14,15あるいはイン
ストルメントパネル3に設けられる取付部16,17は、両
部材5,3の形状や構造、あるいは配置等の設計条件に応
じて種々に変更させるものであるので、その形状や配置
等については何ら限定するものではない。また、固定手
段18としては、上記のネジ以外に、取り付けピンとグロ
メットとの組合せ、あるいは他のクイックファスナー等
を用いても良く、実施例には限定しない。さらに、図示
例では空調ユニット4が冷房と暖房を兼ねている場合を
想定したが、必ずしもその必要はなく、冷房機が別途オ
プションになっている場合でも本考案は適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によりば、元来インストル
メントパネル内に配置されていた空調ダクトを利用し、
該ダクトをその管軸線をほぼ上下方向にしてインストル
メントパネルの開口縁の上下部にわたって配置したうえ
で、該インストルメントパネルと一体化してインストル
メントパネルの突張り支持を行うようにしたので、専用
の棧部材でインストルメントパネルの補強を行っていた
従来構造に比べて、部品点数の増加がなく、その分だけ
製作コストを低減してインストルメントパネルの剛性の
向上を図ることができる。また、インストルメントパネ
ル内において占有空間が大きく、しかも比較的自由に配
置することのできる空調ダクトをインストルメントパネ
ルの突張り部材として利用するので、ダクトの配置空間
の範囲内で任意にインストルメントパネルの補強を行う
ことができ、より適切な位置で効果的に補強構造を構成
することが容易であり、インストルメントパネルの剛性
向上を図るうえで有利である。
とくに、実施例で示すようにデフロストダクト系でイン
ストルメントパネルの突張り支持を行う場合は、デフロ
スト吹出口がインストルメントパネルを左右幅方向の広
い範囲にわたって突張り支持するので、補強効果が高
く、インストルメントパネルを車体に組み付けた状態に
おいて、該インストルメントパネルの上下方向の機械的
強度が十分に得られ、事故発生時の乗員保護を図るうえ
で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は要部の縦断側面図、第2図はダクトの配設
系統を示す正面図、第3図は第1図におけるA-A線断面
図である。第4図は本考案の第2実施例を示す要部の縦
断側面図である。 1……フロントガラス、3……インストルメントパネ
ル、4……空調ユニット、5……ダクト、5A……空調ダ
クト系、5B……デフロストダクト系、11……ノズル、22
……センターダクト、14,15,24,25……固定部、16,17,2
6,27……取付部、18……固定手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル前方の車室内に配
    置された空調ユニットを備え、該空調ユニットから導出
    されたダクトが上記インストルメントパネル内に収容さ
    れている自動車において、 上記ダクトは、上記インストルメントパネル内において
    その管軸線をほぼ上下方向に配して延びており、 上記インストルメントパネルの内面の上下部には、上記
    上下方向に延びるダクトの上下端部に対応して取付部が
    形成されており、 該上下の各取付部に上記ダクトの上下端部がそれぞれ固
    定手段で固定されていて、上記インストルメントパネル
    の上下の取付部は上記上下方向に延びるダクトを突張り
    部材として連結されている ことを特徴とする自動車の空調ダクト配設構造。
  2. 【請求項2】上記ダクトは、フロントガラスの防曇のた
    めにインストルメントパネル上部に車幅方向ほぼ全幅に
    亘って設けられるデフロスト吹出口を有するデフロスト
    ダクト系である実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の自動車の空調ダクト配設構造。
JP1985063790U 1985-04-29 1985-04-29 自動車の空調ダクト配設構造 Expired - Lifetime JPH0645365Y2 (ja)

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