JPH0645433Y2 - 自転車用ブレーキレバー装置 - Google Patents

自転車用ブレーキレバー装置

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JPH0645433Y2
JPH0645433Y2 JP14884488U JP14884488U JPH0645433Y2 JP H0645433 Y2 JPH0645433 Y2 JP H0645433Y2 JP 14884488 U JP14884488 U JP 14884488U JP 14884488 U JP14884488 U JP 14884488U JP H0645433 Y2 JPH0645433 Y2 JP H0645433Y2
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JP
Japan
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lever
brake
shaft
gear shift
brake bracket
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JP14884488U
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幸一 田川
健二 池田
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マエダ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本願考案は、変速レバー機構を一体的に備えた自転車用
ブレーキ装置に関する。
【従来の技術】
自転車用変速レバー装置は、自転車の本体フレームの上
パイプあるいはハンドルの一部にブレーキレバー装置と
は別個の装置として設けられているのが一般的である。
しかし、これらが別個の装置であるために、変速レバー
の操作時には、一方の手をハンドルから離して片手運転
の状態で変速操作をしなければならず、安全とはいえな
かった。また、変速レバー装置がブレーキレバー装置か
ら離れていたため、変速操作中に急停止をしなければな
らない事態が生じた場合に即座に対応することができな
い場合も考えられ、危険性があった。上記問題を解決し
て、ハンドルを握持した手で、ブレーキ操作と変速操作
の双方を行うことができるようにしたものとして、たと
えば、実公昭48-2598号公報に記載されているもののよ
うに、ブレーキブラケット部に変速レバー装置を付設し
た自転車用ブレーキレバー装置がある。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公報に記載されているブレーキレ
バー装置においては、ブレーキブラケットの一方の側壁
に支軸を突出して設け、この支軸に変速レバーを回動可
能に支持した構成となっていることから、次のような問
題が生じていた。 すなわち、上記支軸は、ブレーキブラケットに対して一
端において片持ち状に固定されていることから、変速レ
バーの操作時に支軸の基部に曲げ応力が集中して作用す
る。そのため、この曲げ応力に耐えうるように支軸の基
部の径を大きくする等の支軸の基部の固定に特別の配慮
が必要となり、その結果、ブレーキレバー装置全体の重
量の増加および装置の大型化が避けられなくなる。 また、変速レバー装置全体がブレーキレバー装置の上面
に突出した状態で取付けられているため、外観が繁雑と
なり、またブレーキレバー装置全体としてのまとまりも
悪く、美観上好ましくない。 さらに、走行中の変速操作を確実に行うためには、変速
段位を確認することが必要であり、従来はフレーム下方
の変速機のチェーンの掛かっているスプロケットを変速
操作の前後に確認するため前方不注意の状態が発生する
ことが多く、事故等の危険性があった。変速操作を安全
確実に行うためには、変速段位を手元で視覚的に認識す
ることのできる変速段位表示部を設けることが望ましい
が、上述のように、上記従来の変速レバー装置において
は、構造上および外観上の問題から上記変速段位表示部
を設けることが困難であった。 本願考案は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、支軸の固定に特別の配
慮を要することなくブレーキレバー装置の軽量化および
小型化を図り、また、ブレーキレバー装置全体としての
まとまりを良くして外観デザインを向上させ、さらに、
変速段位表示部を設けた変速レバーを一体的に備えた自
転車用ブレーキレバー装置を提供することをその課題と
している。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願考案では、次の技術
的手段を講じている。 すなわち、本願考案では、ブレーキブラケットの中空部
の左右壁に掛け渡したレバー軸に、ブレーキレバーが回
動自在に枢着されたブレーキレバー装置において、上記
ブレーキブラケット前頭部に上記レバー軸と略平行に貫
通孔を形成するとともに、上記貫通孔に回動自在に支持
される軸部と、この軸部の一端に一体的に形成され、内
側にワイヤ巻取り部を有するレバーアーム部と、上記レ
バーアーム部と連動して回動するように上記軸部の他端
に一体的に形成された変速段位表示部とをもつ変速レバ
ーを、上記変速段位表示部がブレーキブラケットの上面
に位置するように設けたことを特徴とする。
【考案の作用および効果】
本願考案に係るブレーキレバー装置は、ブレーキブラケ
ットの前頭部に貫通孔を形成して、この貫通孔に変速レ
バーの軸部を支持させることにより、変速レバーをブレ
ーキブラケットと一体化したことを基本的構成とする。 従来の変速レバーの付設されたブレーキレバー装置にお
いては、変速レバーの支軸はブレーキブラケットの一側
壁に片持ち状に取付けられていたため、変速レバーのレ
バーアーム部を回動させるときに、支軸の基部に大きな
曲げ応力が集中し、軸径を大きくする等の配慮が必要と
なり、そのため、装置の小型化、軽量化を図ることがで
きなかった。 本願考案においては、変速レバーの軸部の全長を、ブレ
ーキブラケットの前頭部に形成した上記貫通孔に挿入支
持させるとともに、内側にワイヤ巻取り部を備えたレバ
ーアーム部を上記軸部の一端に一体的に形成する一方、
上記軸部の他端に変速段位表示部を配置する。 軸部の全長を上記貫通孔に支持させるため、従来のよう
に軸部の基端に曲げ応力が集中することがなく、軸径を
小さくすることが可能となるとともに、上記レバーアー
ム部を任意の位置に保持するための摩擦機構や位置決め
機構を上記貫通孔内部に設けることが可能となり、装置
の小型化、軽量化を図ることができる。 また、上記軸部の一端に設けられた変速段位表示部は、
上記ブレーキブラケットの上面に位置するように設定さ
れ、乗者の見やすい位置に都合良く配置されるため、変
速操作や安全確実に行うことができる。 さらに、上記ブレーキブラケットの前頭部を挟んでレバ
ーアーム部と変速段位表示部が配置された構成は、構造
的な均整がとれるとともに外観的にも均整がとれてお
り、変速レバー全体がブレーキブラケットの一方の側壁
に突出した状態で取付けられている従来例に比べて、外
観形状がまとまり一体感が出て美観が向上する。 上記変速レバー装置のレバーアーム部を回動操作するこ
とにより、上記レバーアーム部の内側に設けられたワイ
ヤ巻取り部を回動させ、一端が自転車用変速機に連結さ
れたブレーキワイヤの他端を巻取り牽引しあるいは繰り
出すことにより、上記変速機を作動させ、多段スプロケ
ットの所望のスプロケットへのチェーンの掛け変えが行
われるのである。 一方、上記レバーアーム部およびワイヤ巻取り部の回動
に伴い、上記変速段位表示部も回動して変速段位が表示
されることにより、上記所望のスプロケットへのチェン
の掛け変えを視覚的に確認することが可能となり、変速
操作を安全確実かつ円滑に行うことができる。
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を第1図ないし第6図に基づい
て具体的に説明する。これらの図に示されるブレーキレ
バー装置は本願考案を右ブレーキレバー装置に適用した
例である。 まず、本実施例のブレーキレバー装置の概要を説明す
る。 本実施例のブレーキレバー装置は、第1図(a)(b)
(c)および第2図に示すように、樹脂等で一体形成さ
れたブレーキブラケット1と、このブレーキブラケット
1の後方部基端側の中空部の左右壁2a,2bに掛け渡され
たレバー軸3を中心として、一端において回動可能に支
持された略L字状のブレーキレバー4とで大略構成され
る。このブレーキブラケット1は、基端において上記レ
バー軸3と略直角方向の軸をもつ円筒状の取付けバンド
部5を一体的に備えており、自転車のハンドルバー6に
套挿された上記取付けバンド部5の一方の端部に通挿さ
れた取付けボルト7を上記基端に形成された螺孔に螺入
させることによって、上記取付けバンド部5の内径を縮
径させ、ハンドルバー6に取付けられる。 図示しないブレーキ本体から導かれてきたブレーキワイ
ヤWのアウタワイヤw2の端部は、第2図に示すように、
ブレーキブラケット1の前端の頭部大径孔8に差し込ま
れることによってブレーキブラケット1に対して止着さ
れる。一方、上記ブレーキブラケット1の前端に止着さ
れたアウタワイヤw2の端部から引き出されたインナワイ
ヤw1は、ブレーキブラケット1の前部左右壁の間に形成
された溝9に沿ってブレーキブラケット1の中空部に導
入され、先端のニップル10が略L字状のブレーキレバー
4の中間適部に止着される。本実施例においては、第2
図に示すように、上記レバー軸3と略平行に設けられた
ブレーキレバー4のニップル保持孔11に上記ニップル10
が回動可能に保持収容されることにより止着されてい
る。 上述したブレーキレバー4を制動方向(矢印p)方向に
回動操作すると、インナワイヤw1の先端のニップル10
も、上記レバー軸3を中心として同方向に回動し、イン
ナワイヤw1がブレーキブラケット1に止着されたアウタ
ワイヤw2から引き出されて、インナワイヤw1とアウタワ
イヤw2との間に軸方向の相対動が与えられ、この二重ワ
イヤの相対動によって図示しないブレーキ本体が作動さ
せられるのである。 本願考案は、上述したブレーキレバー装置において、第
2図および第3図に示すように、ブレーキブラケット1
の中間部の適部に上記レバー軸3と略平行に貫通孔12を
設けるとともに、この貫通孔12に回動可能に支持される
軸部13と、この軸部13の一端に一体的に形成され、内側
にワイヤ巻取り部14を備えたレバーアーム部15と、上記
レバーアーム部15と連動するように上記軸部13の他端に
一体的に形成された変速段位表示部16とからなる変速レ
バー17を設けたものである。 本実施例においては、レバーアーム部15のボス状基部18
および変速段位表示部16の双方の基端面から内向きに突
出形成した軸19および20が、ブレーキブラケット1に形
成した貫通孔12の内部において嵌合連結されて、貫通孔
12に支持される軸部13を構成しており、また、上記変速
レバー17を変速段位表示部16に表示される所定の角度ご
とに節度感をもって係止するクリック機構22がブレーキ
ブラケット1の変速段位表示部16側の上記貫通孔12を利
用して付設されている。このクリック機構22については
後に説明する。 レバーアーム部15は、第1図(b)および第3図に示す
ように、ボス状基部18と、このボス状基部18から半径方
向に延びるアーム部23とからなり、ボス状基部18のブレ
ーキブラケット1に対向する基端面には、外周がブレー
キレバー1に形成された貫通孔12に回動可能に支持され
る形状を有するとともに、内部に上記変速段位表示部16
の軸20と相対回転不能に嵌合連結させるための軸方向の
貫通状の嵌合孔24を有する軸19が一体突出形成されてい
る。上記嵌合孔24は、軸19の先端部から上記ボス状基部
18の表面まで貫通するとともに、上記嵌合孔24の内周に
は、軸方向にのびる嵌合溝25が形成されている。また、
上記レバーアーム部15の内側に位置するボス状基部18の
外周には、変速ワイヤWcのインナワイヤwc1を巻取るた
めのワイヤ巻取り溝26が形成されるとともに、上記ボス
状基部18の外周から延びるアーム部23の基部内側にはこ
のワイヤ巻取り軸26につながり、インナワイヤwc1の先
端のニップル27を変速レバー17に対して止着するための
ニップル収容部28とが形成され、ワイヤ巻取り部14を構
成している。 変速段位表示部16は、第1図(a)および第3図に示す
ように、略円板状をしており、その表面には、ブレーキ
ブラケット1の表面に設けられた指標29と協動して変速
段位を表示するための目盛29aが設けられている。ま
た、この変速段位表示部16におけるブレーキブラケット
1に対向する基端面には、外周に上記レバーアーム部15
の軸19に形成された嵌合孔24の嵌合溝25に対応する軸方
向の嵌合突条30および軸端面から軸方向に延びる螺孔31
が形成された軸20が一体突出形成されている。なお、上
記変速段位表示部16の円板状基部32の内側には、上記ク
リック機構22のクリックプレート33が取付けられてい
る。 上記変速レバー17は、ブレーキブラケット1の貫通孔12
に挿入されたレバーアーム部15の軸19の嵌合孔24に上記
変速段位表示部16の軸20を嵌入させる一方、上記軸20の
螺孔31にレバーアーム部15のボス状基部18の端面から固
定座金34を介して挿入されたボルト35を螺合させること
によって、貫通孔12の内部において、レバーアーム部15
と変速段位表示部16が相対回転不能に嵌合締結されて、
ブレーキブラケット1に対して脱落不能に取付けられ
る。 図示しない変速機本体から導かれてきた変速ワイヤWcの
アウタワイヤwc2が、第1図(b)および第2図に示さ
れているように、レバーアーム部15の配置された側のブ
レーキブラケット1の側壁の頂部近傍に形成されたアウ
タ受け36に当接するようにして、ブレーキブラケット1
に対して止着されるとともに、アウタワイヤwc2から引
き出されたインナワイヤwc1は、上記レバーアーム15の
内側に形成されたワイヤ巻取り部14のワイヤ巻取り溝26
に沿って巻取られ、その端部のニップル27がニップル収
容部28に収容保持されて変速レバー17に対して止着され
る。 上記構成の変速レバー17のレバーアーム部15を回動操作
すると、それに伴って、上記レバーアーム部15の内側の
ボス状基部18の外周に形成したワイヤ巻取り部14が回動
し、ブレーキブラケット1のアウタ受け36に止着された
アウタワイヤwc2に対してインナワイヤwc1が牽引される
ことによって、インナワイヤwc1とアウタワイヤwc2との
間に軸方向の相対動が与えられる。この二重ワイヤの相
対動によって、図示しないフロントディレーラあるいは
リヤディレーラを作動させ、スプロケット上のチェーン
の掛け変えが行われて、変速操作が行われる。 一方、上記レバーアーム部15およびワイヤ巻取り部14の
回動に伴い、上記変速段位表示部16も回動して変速段位
が表示されることにより、上記所望のスプロケットへの
チェンの掛け変えを視覚的に確認することが可能とな
り、変速操作を安全確実かつ円滑に行うことができる。 本願考案においては、変速レバー17の軸部13をブレーキ
ブラケット1に設けた貫通孔12の全体にわたって支持さ
せることによって、軸部13の軸径を小さくすることが可
能となるとともに、上記レバーアーム部15を任意の位置
に保持するための摩擦機構や位置決め機構を上記貫通孔
12の内部に設けることが可能となり、装置の小型化、軽
量化を図ることができる。 また、上記軸部13の端部に設けられた変速段位表示部16
は、上記ブレーキレバー装置が自転車のハンドルバー6
に取付けられる際に、上記ブレーキブラケット1の上面
に位置するように設定され、乗者の見やすい位置に都合
良く配置されるため、変速操作を安全確実に行うことが
できる。 さらに、上記ブレーキブラケット1の前頭部を挟んでレ
バーアーム部15と変速段位表示部16が配置された構成
は、構造的な均整がとれるとともに外観的にも均整がと
れており、変速レバー17全体がブレーキブラケット1の
一方の側壁に突出した状態で取付けられている従来例に
比べて、外観形状がまとまり一体感が出て美観が向上す
る。 本願考案においては、変速レバー17の軸部13がブレーキ
ブラケット1に設けた貫通孔12に通挿保持されているの
で、以下に説明するクリック機構等の変速レバー17の位
置決め機構をブレーキブラケット1の上記貫通孔12の内
部に都合良く組み込むことが可能となる。 クリック機構22は、変速レバー17を、各変速段位と対応
する回動角度毎に段階係止するためのものであり、この
機構により、節度感をもって係止される各回動位置で
は、変速機において、チェーンガイドが所定のスプロケ
ットに対する最適位置に誘導されるので、だれにでも簡
単に正確迅速な変速操作を行うことができる。本願考案
においては、変速段位表示部が16が設けられているた
め、所望の変速段位の目盛29aに指標29を合わせるよう
にして変速レバー17を回動させるだけで、所望のスプロ
ケット上にチェーンを掛け変えることができる。また、
上記変速段位表示部16に表示されている変速段位を見る
だけで、走行中の変速段位を確認することができ、初心
者でも安全確実な変速操作を行うことが可能な構成とな
っている。 本実施例で採用されているクリック機構22は、変速段位
表示部16の円板状基部32の内側基端面に取付けられるク
リックプレート33と、このクリックプレート33の内側に
重なるようにして上記軸20に套嵌され、ブレーキブラケ
ット1に対してわずかな遊び回動はするが実質的には回
動しない係合体保持部材37と、上記係合体保持部材37の
内側に位置して係合体38をクリックプレート33の内側に
弾性的に押圧する係合体押圧部材39と、上記係合体押圧
部材39の内側に配置されて上記係合体押圧部材39に弾性
押圧力を付与する一対の板状スプリング40,40とを備え
て構成される。 第3図および第5図に良く表れているように、上記クリ
ック機構22をブレーキブラケット1に設けた貫通孔12の
端部に配置するために、貫通孔12の変速段位表示部16側
に、係合体保持部材37を一定の遊び回動を許容しつつ実
質的には回動不可能に収容するための、後に説明する係
合体保持部材37の回り止め係合部41より周方向がやや大
きめの嵌合溝43を外周に有する大径孔42が形成されてい
る。また、さらにその内部には、係止体押圧部材39およ
び板状スプリング40を収容するための円形ざぐり部44が
形成されている。 上記クリックプレート33は、第3図および第4図に示す
ように、略ドーナツ円板状をしており、その内側面に
は、複数個の係合凹部45が軸20の軸心Oを中心として円
弧状に並ぶように形成されている。本実施例において
は、軸20の軸心Oについて点対象の二個所の係合凹部45
を一組とする6組の係合凹部45が形成されており、6段
のフリーホイールに対応する。 上記係合体保持部材37は、第3図および第5図に示すよ
うに、略ドーナツ円板状をしており、外周部にはブレー
キブラケット1の端部の大径孔42の外周に形成された係
合溝43に対応するが、上記係合溝43よりも周方向にやや
小さめの回り止め係合部41を有し、上記大径孔42にブレ
ーキブラケット1と一定の遊び回動を許容しつつ実質的
には相対回転不可能に保持収容される。また、上記係合
体保持部材37には、上記クリックプレート33の一組の係
合凹部45に対応した2個所の貫通状の係合体保持穴47が
形成されており、これらの係合体保持穴47に、鋼球状の
係合体38がそれぞれ遊装される。なお、これらの外径
は、係合体保持部材37の板厚より大きくなっている。 係合体押圧部材39は、略ドーナツ円板状をした板状部材
であり、上記係合体保持部材37に形成される係合体保持
穴47に遊装される係合体38を押圧できるように、上記係
合体保持穴47の間隔より大きな直径を有する。 板状スプリング40は、第3図および第6図に示すよう
に、その内周部と外周部とを軸方向に変位させた傘状を
しており、その外周が互いに接するように対接された一
対の上記板状スプリング40,40が上記係合体保持部材37
および上記係合体押圧部材39と同様に変速段位表示部16
の軸20に套挿保持されている。そして、上記レバーアー
ム部15に形成した軸19の先端部との間において挟圧さ
れ、上記係合体押圧部材37を外方に向かって弾性付勢す
ることにより、上記係合体38をクリックプレート33に対
して弾性押圧している。 次に、上記クリック機構22の作用を説明する。 上記クリック機構22において、係合体保持部材37に遊装
されている二個の係合体38は、板状スプリング40によっ
て弾性付勢された係合体押圧部材39から常時弾性押圧力
を受け、変速段位表示部16の基端面に取付けられたクリ
ックプレート33に対して弾性的に押しつけられている。
この2個の係合体38は、係合体保持部材37がブレーキブ
ラケット1に対し、実質的には相対回転不可能に収容さ
れていることによって、ブレーキブラケット1に対して
周方向の相対的な位置が決まっており、一方、クリック
プレート33は変速段位表示部16およびレバーアーム部15
と共回りするから、レバーアーム部15を回動させると、
上記係合体38はクリックプレート33の各係合凹部45a,45
b,45c,45d,45e,45fに順次係合し、所定角度毎に、すな
わち、6段階の回動角度で、節度感をもって係止され
る。 また、上記クリック機構22においては、上記係合体38が
クリックプレート33の係合凹部45に係合している状態に
おいても、係合体保持部材37が一定角度範囲内で遊び回
動しうるように構成されているため、変速レバー17自体
もその範囲内で遊び回動する。そして、チェーンの掛け
変えを行う場合、変速レバー17をワイヤ牽引方向に回動
操作して係合体38がいずれかの係合凹部45に係入した時
点で、ディレーラのチェーンガイドが所望のスプロケッ
トの最適位置をやや超えるまで移動するようになすと、
係合体38がいずれかの係合凹部45に係入してクリック音
を発するまでレバーアーム部15を回動させた後、レバー
アーム部15から手を離せば、ディレーラ側のリターンス
プリングによって変速レバー17が自動的に上記の一定範
囲内で戻り回動して、チェーンガイドが所望のスプロケ
ットの最適位置に位置する、いわゆるオーバーシフト操
作を自動的に行うことができるようになっている。 さらに、本願考案においては、上記変速段位表示部16を
乗者の見やすいブレーキブラケット1の上面に位置する
ように設けているため、上記レバーアーム部15の回動に
伴う変速段位を視覚的に認識することが可能となり、変
速操作をより確実に行うことが可能となる。 上記クリック機構22および変速段位表示部16によって、
節度感をもって係止される各回動位置において、チェー
ンを横方向に案内するチェーンガイドを所定のスプロケ
ットに対する最適位置に誘導することができるととも
に、その変速段位を視覚によって認識することができ、
誰にでも簡単に、正確迅速な変速操作を行うことができ
る。 上述のように、本実施例においては、上記クリック機構
22をブレーキブラケット1に形成した貫通孔12の内部に
組み込むことができることから、取付けのための特別な
スペースも必要とせず、また軸部13がその全長を貫通孔
12に支持されていることから強度の問題も生じず、軽量
化および小型化を図ることができるとともに、クリック
機構22を取付けても、外観デザインに影響を与えること
がない。 本願考案の範囲は上述の実施例に限定されることはな
い。実施例においては、変速レバー17の位置決め機構と
してクリック機構22を付加しているが、このクリック機
構22を省略し、単に摩擦付与部材を用いて変速レバーの
回動にすべり摩擦抵抗を与えて、変速レバーを任意の回
動位置に保持できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本願考案の実施例の右側面図、第1図
(b)は本願考案の実施例の左側面図、第1図(c)は
本願考案の実施例の正面図、第2図は第1図(c)にお
けるII-II線に沿う拡大断面図、第3図は第1図(a)
におけるIII-III線に沿う拡大断面図、第4図は第3図
におけるIV-IV線に沿う断面図、第5図は第3図におけ
るV-V線に沿う断面図、第6図は第3図におけるVI-VI線
に沿う断面図である。 1……ブレーキブラケット、2a,2b……左右壁、3……
レバー軸、4……ブレーキレバー、12……貫通孔、13…
…軸部、15……レバーアーム部、16……変速段位表示
部、17……変速レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキブラケットの中空部の左右壁に掛
    け渡したレバー軸に、ブレーキレバーが回動自在に枢着
    されたブレーキレバー装置において、 上記ブレーキブラケット前頭部に上記レバー軸と略平行
    に貫通孔を形成するとともに、上記貫通孔に回動自在に
    支持される軸部と、この軸部の一端に一体的に形成さ
    れ、内側にワイヤ巻取り部を有するレバーアーム部と、
    上記レバーアーム部と連動して回動するように上記軸部
    の他端に一体的に形成された変速段位表示部とをもつ変
    速レバーを、上記変速段位表示部がブレーキブラケット
    の上面に位置するように設けたことを特徴とする、自転
    車用ブレーキレバー装置。
JP14884488U 1988-11-14 1988-11-14 自転車用ブレーキレバー装置 Expired - Lifetime JPH0645433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14884488U JPH0645433Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 自転車用ブレーキレバー装置

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JP14884488U JPH0645433Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 自転車用ブレーキレバー装置

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JPH0268289U JPH0268289U (ja) 1990-05-23
JPH0645433Y2 true JPH0645433Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31420532

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JP14884488U Expired - Lifetime JPH0645433Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 自転車用ブレーキレバー装置

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JP3644603B2 (ja) * 1994-02-23 2005-05-11 株式会社シマノ 自転車用の変速操作装置

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JPH0268289U (ja) 1990-05-23

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