JPH0645963B2 - 浮き床構造 - Google Patents
浮き床構造Info
- Publication number
- JPH0645963B2 JPH0645963B2 JP60137598A JP13759885A JPH0645963B2 JP H0645963 B2 JPH0645963 B2 JP H0645963B2 JP 60137598 A JP60137598 A JP 60137598A JP 13759885 A JP13759885 A JP 13759885A JP H0645963 B2 JPH0645963 B2 JP H0645963B2
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- Japan
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- cushioning material
- floating floor
- floor structure
- cushioning
- concrete slab
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は浮き床構造に関し、さらに詳しくは、優れた遮
音効果を有するとともに耐水性にも優れた浮き床構造に
関する。
音効果を有するとともに耐水性にも優れた浮き床構造に
関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 近年に至って日本住宅では、和室よりも畳を用いない洋
室が好まれるようになってきている。それに伴なって、
建材も薄くて強い材料から形成されるようになってい
る。
室が好まれるようになってきている。それに伴なって、
建材も薄くて強い材料から形成されるようになってい
る。
このように畳を用いない洋室では、薄くて強い建材が多
く利用されているため、室内で子供が飛びはねる音、室
内での足音、家具などを移動する際に生ずる音などの住
宅内部で発生する騒音あるいは廊下、階段などでの歩行
音などの騒音に対する対策の必要性が高まっている。こ
のような騒音に対する対策は、公営住宅、民間マンショ
ンなどのコンクリート系中高層集合住宅において特に重
要である。
く利用されているため、室内で子供が飛びはねる音、室
内での足音、家具などを移動する際に生ずる音などの住
宅内部で発生する騒音あるいは廊下、階段などでの歩行
音などの騒音に対する対策の必要性が高まっている。こ
のような騒音に対する対策は、公営住宅、民間マンショ
ンなどのコンクリート系中高層集合住宅において特に重
要である。
このようなコンクリート系中高層集合住宅での騒音対策
としては、たとえばコンクリートスラブ床を厚くして質
量を増大させ、騒音の原因となるコンクリートスラブの
固有振動数を減少させればよいことが知られているが、
この方法では耐震上問題があるとともに、建築費もかさ
み、最近の傾向である建物の軽量化に逆行するため好ま
しくない。
としては、たとえばコンクリートスラブ床を厚くして質
量を増大させ、騒音の原因となるコンクリートスラブの
固有振動数を減少させればよいことが知られているが、
この方法では耐震上問題があるとともに、建築費もかさ
み、最近の傾向である建物の軽量化に逆行するため好ま
しくない。
このため、コンクリートスラブ床上に、グラスウール、
ロックウールなどの緩衝材を敷設し、この緩衝材上にコ
ンクリート製の浮き床層を設けてなる浮き床構造を採用
するなどの方法が提案されてきた。このうちグラスウー
ルを緩衝材として用いた浮き床構造は、グラスウールが
優れた寸法安定性、耐久性、耐熱性を有しているため優
れた浮き床構造ではあるが、次のような問題点があっ
た。すなわち第5図に示すように、グラスウール製緩衝
材2aを敷設するコンクリートスラブ1上に凸部12が
あると、この部分でコンクリートスラブと、やはりセメ
ント製品である浮き床層3とが直接接触することがあ
り、この接触部でサウンドブリッジまたはアコースティ
カルブリッジ(音橋)が形成されて遮音効果が著しく低
下してしまうことがあった。このためコンクリートスラ
ブ1上にグラスウール製緩衝材2aを敷設する前に、予
めコンクリートスラブ1上の凸部12を除去しなければ
ならず手間がかかっていた。またスラブ床1から側壁4
が立上がる壁際では、第6図に示すように、グラスウー
ル製緩衝材2aと、やはりグラスウール製の立上げ絶縁
材2bとを突き合せなければならず、この突き合せ部1
3に隙間が生じてサウンドブリッジが形成され遮音効果
が低下しやすいという問題点があった。
ロックウールなどの緩衝材を敷設し、この緩衝材上にコ
ンクリート製の浮き床層を設けてなる浮き床構造を採用
するなどの方法が提案されてきた。このうちグラスウー
ルを緩衝材として用いた浮き床構造は、グラスウールが
優れた寸法安定性、耐久性、耐熱性を有しているため優
れた浮き床構造ではあるが、次のような問題点があっ
た。すなわち第5図に示すように、グラスウール製緩衝
材2aを敷設するコンクリートスラブ1上に凸部12が
あると、この部分でコンクリートスラブと、やはりセメ
ント製品である浮き床層3とが直接接触することがあ
り、この接触部でサウンドブリッジまたはアコースティ
カルブリッジ(音橋)が形成されて遮音効果が著しく低
下してしまうことがあった。このためコンクリートスラ
ブ1上にグラスウール製緩衝材2aを敷設する前に、予
めコンクリートスラブ1上の凸部12を除去しなければ
ならず手間がかかっていた。またスラブ床1から側壁4
が立上がる壁際では、第6図に示すように、グラスウー
ル製緩衝材2aと、やはりグラスウール製の立上げ絶縁
材2bとを突き合せなければならず、この突き合せ部1
3に隙間が生じてサウンドブリッジが形成され遮音効果
が低下しやすいという問題点があった。
このような問題点を解決するため、緩衝材として発泡ポ
リスチレンを用いようとする試みもあったが、発泡ポリ
スチレン自体は、遮音用緩衝材としては硬すぎて満足の
いく単位面積当りの動的バネ定数を有しておらず優れた
性能を示す緩衝材とはなり得なった。このため発泡ポリ
スチレンを圧縮して発泡セルの一部を破壊した発泡ポリ
スチレンを緩衝材として用いることが提案されている
が、この方法では発泡ポリスチレンを予め圧縮しなけれ
ばならず、このため製品にバラツキが生じやすくまた成
形に手間がかかるという問題点があるとともに、スラブ
床の壁際では、やはり緩衝材と立上げ絶縁材とを突き合
せなければならないという前述の問題点がそのまま残っ
ていた。
リスチレンを用いようとする試みもあったが、発泡ポリ
スチレン自体は、遮音用緩衝材としては硬すぎて満足の
いく単位面積当りの動的バネ定数を有しておらず優れた
性能を示す緩衝材とはなり得なった。このため発泡ポリ
スチレンを圧縮して発泡セルの一部を破壊した発泡ポリ
スチレンを緩衝材として用いることが提案されている
が、この方法では発泡ポリスチレンを予め圧縮しなけれ
ばならず、このため製品にバラツキが生じやすくまた成
形に手間がかかるという問題点があるとともに、スラブ
床の壁際では、やはり緩衝材と立上げ絶縁材とを突き合
せなければならないという前述の問題点がそのまま残っ
ていた。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を一挙
に解決しようとするものであって、以下のような目的を
有する。
に解決しようとするものであって、以下のような目的を
有する。
(a)コンクリートスラブ床に凸部があっても、この凸
部と浮き床層とが直接に接することがなく、したがって
サウンドブリッジが形成されにくく優れた遮音効果を有
する浮き床構造を提供すること。
部と浮き床層とが直接に接することがなく、したがって
サウンドブリッジが形成されにくく優れた遮音効果を有
する浮き床構造を提供すること。
(b)コンクリートスラブ床から側壁が立上がる壁際
で、緩衝材と立上げ絶縁材とを突き合せる必要がないよ
うように緩衝材と立上げ絶縁材とを一体的に形成でき、
したがって優れた遮音効果を有する浮き床構造を提供す
ること。
で、緩衝材と立上げ絶縁材とを突き合せる必要がないよ
うように緩衝材と立上げ絶縁材とを一体的に形成でき、
したがって優れた遮音効果を有する浮き床構造を提供す
ること。
(c)吸水性および透水性が小さく、したがって雨水に
さらされる屋上あるいは階段などにも使用できる浮き床
構造を提供すること。
さらされる屋上あるいは階段などにも使用できる浮き床
構造を提供すること。
発明の概要 本発明に係る浮き床構造は、コンクリート製スラブ床上
に緩衝材と立上げ絶縁材とからなる緩衝層を介して浮き
床層が敷設されてなる浮き床構造において、 該緩衝材が、25〜60mmの厚さを有すると共に、載荷
質量250kg/m2の条件で測定した単位面積当りの動的
バネ定数が0.8〜4.8×106N/m3である発泡ポリ
プロピレンから形成されていることを特徴としている。
に緩衝材と立上げ絶縁材とからなる緩衝層を介して浮き
床層が敷設されてなる浮き床構造において、 該緩衝材が、25〜60mmの厚さを有すると共に、載荷
質量250kg/m2の条件で測定した単位面積当りの動的
バネ定数が0.8〜4.8×106N/m3である発泡ポリ
プロピレンから形成されていることを特徴としている。
発明の具体的説明 以下本発明を図面に示す実施例により説明するが、第5
図および第6図に示す部材と同一部材には同一符号を付
している。
図および第6図に示す部材と同一部材には同一符号を付
している。
本発明に係る浮き床構造は、その概略断面図が第1図に
示されるように、コンクリートスラブ床1上に、後述す
るような緩衝層2が敷設されており、この緩衝層2上に
セメント製品である浮き床層3が敷設されている。
示されるように、コンクリートスラブ床1上に、後述す
るような緩衝層2が敷設されており、この緩衝層2上に
セメント製品である浮き床層3が敷設されている。
この緩衝層2は、緩衝材2aとこの端部から側壁に沿っ
て立上がる立上げ絶縁材2bとからなる。
て立上がる立上げ絶縁材2bとからなる。
この緩衝層2を形成する緩衝材2aは、25〜60mmの
厚みを有する発泡ポリプロピレンから形成されている。
厚みを有する発泡ポリプロピレンから形成されている。
一般的な意味での緩衝作用を有する発泡樹脂には、発泡
ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン等
があるが、浮き床構造の緩衝材として使用するために
は、硬さと軟らかさのコンビネーションが重要になる。
ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン等
があるが、浮き床構造の緩衝材として使用するために
は、硬さと軟らかさのコンビネーションが重要になる。
即ち、浮き床の上には例えばピアノのような重量物が長
期間置かれることがあり、こうした重量物を長期間設置
しても、浮き床自体が沈降しないような硬さが必要にな
る。しかし、緩衝材として振動を吸収するという作用か
らすれば、軟らかい方が好ましいのである。
期間置かれることがあり、こうした重量物を長期間設置
しても、浮き床自体が沈降しないような硬さが必要にな
る。しかし、緩衝材として振動を吸収するという作用か
らすれば、軟らかい方が好ましいのである。
具体的な例を示すと、ポリプロピレンと同一発泡倍率の
発泡ポリスチレンは、緩衝材としては硬すぎて、そのま
までは本願発明における緩衝材としては使用できない。
仮にこのような発泡ポリスチレンを緩衝材として用いよ
うとするならば、発泡ポリスチレンを圧縮した後圧力を
解放して発泡ポリスチレン中に存在する独立気泡を破壊
する必要がある。通常発泡ポリスチレンを1/3程度の
体積まで圧縮するとほとんどの独立気泡は破壊されその
隔壁が破壊されて気泡が連続するため、発泡ポリスチレ
ンは相当軟化し、良好な緩衝作用が発現するが、逆に耐
クリープ性が低下し、高重量のものを長期間置くとその
部分の浮き床が沈降してしまうのである。
発泡ポリスチレンは、緩衝材としては硬すぎて、そのま
までは本願発明における緩衝材としては使用できない。
仮にこのような発泡ポリスチレンを緩衝材として用いよ
うとするならば、発泡ポリスチレンを圧縮した後圧力を
解放して発泡ポリスチレン中に存在する独立気泡を破壊
する必要がある。通常発泡ポリスチレンを1/3程度の
体積まで圧縮するとほとんどの独立気泡は破壊されその
隔壁が破壊されて気泡が連続するため、発泡ポリスチレ
ンは相当軟化し、良好な緩衝作用が発現するが、逆に耐
クリープ性が低下し、高重量のものを長期間置くとその
部分の浮き床が沈降してしまうのである。
発泡ポリスチレンが上記のような性質を示すのはこのポ
リスチレンが硬質樹脂であり、これらの樹脂により形成
される樹脂発泡体の気泡壁はほとんど可撓性を有してお
らず、気泡自体が変形しないので緩衝材としては硬すぎ
るためである。
リスチレンが硬質樹脂であり、これらの樹脂により形成
される樹脂発泡体の気泡壁はほとんど可撓性を有してお
らず、気泡自体が変形しないので緩衝材としては硬すぎ
るためである。
また、例えば、ポリプロピレンと同一発泡倍率の発泡ポ
リエチレンは、逆に軟らかすぎて、耐クリープ性が低く
なり、従って低い発泡倍率のものしか緩衝材として使用
することができない。
リエチレンは、逆に軟らかすぎて、耐クリープ性が低く
なり、従って低い発泡倍率のものしか緩衝材として使用
することができない。
これに対してポリプロピレンは樹脂自体が弾性を有する
ため、このポリプロピレンから形成される発泡体の独立
気泡は、可撓性を有するようにすると共に発泡体自体が
良好な耐クリープ性を有するようになるのである。しか
も、ポリプロピレンは、樹脂発泡体を製造可能で、しか
も廉価である。
ため、このポリプロピレンから形成される発泡体の独立
気泡は、可撓性を有するようにすると共に発泡体自体が
良好な耐クリープ性を有するようになるのである。しか
も、ポリプロピレンは、樹脂発泡体を製造可能で、しか
も廉価である。
本発明では、上記のような理由により、緩衝材として、
種々の樹脂の中から発泡ポリプロピレンを使用してい
る。
種々の樹脂の中から発泡ポリプロピレンを使用してい
る。
本発明において、上記のような発泡ポリプロピレンから
なる緩衝層は、25〜60mmの厚さを有している。
なる緩衝層は、25〜60mmの厚さを有している。
一般に、緩衝材は、厚いほどその緩衝効果は高くなり、
例えば軽量衝撃音の場合、緩衝材の厚さが2倍になると
衝撃音は3dB程度低下する。しかしながら、この緩衝
材の厚さには、施工上の制限があり、さらに製造上およ
びコスト上からも上限があります。
例えば軽量衝撃音の場合、緩衝材の厚さが2倍になると
衝撃音は3dB程度低下する。しかしながら、この緩衝
材の厚さには、施工上の制限があり、さらに製造上およ
びコスト上からも上限があります。
即ち、上記のようなポリプロピレンから樹脂発泡体を製
造するには、通常は、押し出し発泡成形法等が利用され
るが、ポリプロピレンでは厚手の発泡体が製造しにくい
という特性を有している。通常の場合、緩衝材は単層ま
たは2層程度積層して使用されるが、製造できる発泡ポ
リプロピレンの厚さは25mm程度が限度である。そこ
で、このような発泡ポリプロピレンを用いて緩衝材を積
層して敷設する場合、作業効率上2層程度に積層するの
が一般的であり、こうして積層される発泡ポリプロピレ
ンの厚さは50mm程度、厚くても60mm以下になるので
ある。そして、一般住宅において60mm以上の厚さの発
泡ポリプロピレンを緩衝材として使用しても、施工が難
しく施工不備による緩衝性能の低下のリスクが緩衝材を
積層することによる緩衝性能の向上を上回り、これ以上
厚く緩衝材を敷設することに積極的な意味がなくなるの
である。
造するには、通常は、押し出し発泡成形法等が利用され
るが、ポリプロピレンでは厚手の発泡体が製造しにくい
という特性を有している。通常の場合、緩衝材は単層ま
たは2層程度積層して使用されるが、製造できる発泡ポ
リプロピレンの厚さは25mm程度が限度である。そこ
で、このような発泡ポリプロピレンを用いて緩衝材を積
層して敷設する場合、作業効率上2層程度に積層するの
が一般的であり、こうして積層される発泡ポリプロピレ
ンの厚さは50mm程度、厚くても60mm以下になるので
ある。そして、一般住宅において60mm以上の厚さの発
泡ポリプロピレンを緩衝材として使用しても、施工が難
しく施工不備による緩衝性能の低下のリスクが緩衝材を
積層することによる緩衝性能の向上を上回り、これ以上
厚く緩衝材を敷設することに積極的な意味がなくなるの
である。
また、サウンドブリッジを形成するコンクリートスラブ
上の凸部の高さは、通常25mm以下であり、従ってサウ
ンドブリッジの形成を防止するためには緩衝材の厚さが
25mm以上であることが必要である。
上の凸部の高さは、通常25mm以下であり、従ってサウ
ンドブリッジの形成を防止するためには緩衝材の厚さが
25mm以上であることが必要である。
上記のような厚さを有する発泡ポリプロピレンから形成
される緩衝材2aは、載荷質量250kg/m2の条件で測
定した単位面積当たりの動的バネ係数が0.8〜4.8
×106N/m3の範囲内にある。すなわち、緩衝材2a
は、厚さ25〜60mmの発泡ポリプロピレンから形成さ
れており、この厚さの発泡ポリプロピレン、即ち緩衝材
2aが、0.8〜4.8×106N/m3の動的バネ係数を
有しているのである。
される緩衝材2aは、載荷質量250kg/m2の条件で測
定した単位面積当たりの動的バネ係数が0.8〜4.8
×106N/m3の範囲内にある。すなわち、緩衝材2a
は、厚さ25〜60mmの発泡ポリプロピレンから形成さ
れており、この厚さの発泡ポリプロピレン、即ち緩衝材
2aが、0.8〜4.8×106N/m3の動的バネ係数を
有しているのである。
この緩衝材2aの載荷質量250kg/m2の条件で測定し
た単位面積当りの動的バネ定数が、0.8×106N/m3
未満であったり、また4.8×106N/m3を超えていた
りすると、浮き床の緩衝性能が低下し、充分な遮音効果
が得られないため好ましくない。
た単位面積当りの動的バネ定数が、0.8×106N/m3
未満であったり、また4.8×106N/m3を超えていた
りすると、浮き床の緩衝性能が低下し、充分な遮音効果
が得られないため好ましくない。
緩衝材2aは上記のような発泡ポリプロピレンから構成
されているため、グラスウール、ロックウールなどと比
較して、この緩衝材2aは所望の複雑な形状に形成する
ことが著しく容易である。すなわち、たとえば第2図
(a)に示すように、コンクリートスラブ床1に直接接
する緩衝材2aとコンクリートスラブ床から立上がる側
壁4に接する立上げ絶縁材2bとを一体に形成すること
が可能となり、この点で壁際において緩衝材2aと立上
げ絶縁材2bとの突き合わせが不充分になってサウンド
リッジが形成されて遮音効果が低下するという問題点が
完全に解決される。また場合によっては、第2図(b)
に示すように、緩衝材2aの一端に側壁に沿って立上が
る立上げ絶縁材2bが立設されたユニット5a,5bを
準備し、このユニット5a,5bと板状の緩衝材5cと
を組合せて、緩衝層2とすることもできる。このように
すると、本発明で使用される緩衝材を種々の広さの室内
に容易に敷設することができる。さらに場合によって
は、第2図(c)に示すごとく、緩衝材2aと立上げ絶
縁材2bとをそれぞれ別体として成形し、コンクリート
スラブ1上に敷設する際に、これらを組合せてもよい。
ただしこの場合には、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bと
の突き合せ部13が生じ、この部分でサウンドブリッジ
が生ずる虞があることは従来例と同様であり、この意味
からはあまり好ましくない。
されているため、グラスウール、ロックウールなどと比
較して、この緩衝材2aは所望の複雑な形状に形成する
ことが著しく容易である。すなわち、たとえば第2図
(a)に示すように、コンクリートスラブ床1に直接接
する緩衝材2aとコンクリートスラブ床から立上がる側
壁4に接する立上げ絶縁材2bとを一体に形成すること
が可能となり、この点で壁際において緩衝材2aと立上
げ絶縁材2bとの突き合わせが不充分になってサウンド
リッジが形成されて遮音効果が低下するという問題点が
完全に解決される。また場合によっては、第2図(b)
に示すように、緩衝材2aの一端に側壁に沿って立上が
る立上げ絶縁材2bが立設されたユニット5a,5bを
準備し、このユニット5a,5bと板状の緩衝材5cと
を組合せて、緩衝層2とすることもできる。このように
すると、本発明で使用される緩衝材を種々の広さの室内
に容易に敷設することができる。さらに場合によって
は、第2図(c)に示すごとく、緩衝材2aと立上げ絶
縁材2bとをそれぞれ別体として成形し、コンクリート
スラブ1上に敷設する際に、これらを組合せてもよい。
ただしこの場合には、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bと
の突き合せ部13が生じ、この部分でサウンドブリッジ
が生ずる虞があることは従来例と同様であり、この意味
からはあまり好ましくない。
また特に第2図(b)に示すような緩衝材2aの平板部
分5cを第2図(d)に示すように相欠き4を設けて接
続すれば、この接続部でサウンドブリッジが形成されて
遮音効果が低下することが効果的に防止される。
分5cを第2図(d)に示すように相欠き4を設けて接
続すれば、この接続部でサウンドブリッジが形成されて
遮音効果が低下することが効果的に防止される。
なお、本発明においては、緩衝材2aが特定の動的バネ
定数を有することが必要であるが、立上げ絶縁材2bも
緩衝材2aと同一材料で一体的に形成されていることが
好ましく、したがっ立上げ絶縁材2bもまた緩衝材2a
と同様に特定の動的バネ定数を有していることが好まし
い。この立上げ絶縁材2bは、通常10mm以上、望まし
くは25〜50mmの厚みを有している。
定数を有することが必要であるが、立上げ絶縁材2bも
緩衝材2aと同一材料で一体的に形成されていることが
好ましく、したがっ立上げ絶縁材2bもまた緩衝材2a
と同様に特定の動的バネ定数を有していることが好まし
い。この立上げ絶縁材2bは、通常10mm以上、望まし
くは25〜50mmの厚みを有している。
この緩衝材2aは、このように特定の動的バネ定数を有
する発泡ポリプロピレンから形成されているため、コン
クリートスラブ床1に多少の凸部12があったとして
も、この凸部となじんで変形でき、コンクリートスラブ
床1と浮き床層3とが直接に接触することが防止され、
コンクリートスラブ床1の凸部12でサウンドブッリジ
が形成されることがなく、優れた遮音効果を有する浮き
床構造が得られる。
する発泡ポリプロピレンから形成されているため、コン
クリートスラブ床1に多少の凸部12があったとして
も、この凸部となじんで変形でき、コンクリートスラブ
床1と浮き床層3とが直接に接触することが防止され、
コンクリートスラブ床1の凸部12でサウンドブッリジ
が形成されることがなく、優れた遮音効果を有する浮き
床構造が得られる。
さらに緩衝材2aとして用いられる発泡ポリプロピレン
は、吸水性および透水性が小さく、したがって雨水にさ
らされる屋上あるいは階段などにも使用できる。
は、吸水性および透水性が小さく、したがって雨水にさ
らされる屋上あるいは階段などにも使用できる。
緩衝材2a上に敷設される浮き床層3は、モルタル、コ
ンクリート、軽量コンクリートなどのセメント製品ある
いは石材であることが望ましく、モルタルコンクリート
の場合には、その厚さは通常50mm以上、望ましくは6
0mm以上であり、軽量コンクリートの場合にはその厚さ
は、通常60mm以上、望ましくは100mm以上である。
浮き床層3は、上記のようにある程度以上の厚みすなわ
ち重量を有していることが好ましく、上記の範囲未満の
厚みしかない浮き床層を用いると、浮き床としての性能
が低下して遮音効果が充分に認められないため好ましく
ない。
ンクリート、軽量コンクリートなどのセメント製品ある
いは石材であることが望ましく、モルタルコンクリート
の場合には、その厚さは通常50mm以上、望ましくは6
0mm以上であり、軽量コンクリートの場合にはその厚さ
は、通常60mm以上、望ましくは100mm以上である。
浮き床層3は、上記のようにある程度以上の厚みすなわ
ち重量を有していることが好ましく、上記の範囲未満の
厚みしかない浮き床層を用いると、浮き床としての性能
が低下して遮音効果が充分に認められないため好ましく
ない。
本発明に係る浮き床構造においては、浮き床層3上に、
所望に応じて、カーペットあるいは畳などの仕上材6を
敷設してもよい。
所望に応じて、カーペットあるいは畳などの仕上材6を
敷設してもよい。
また、緩衝材2a上に、この上に敷設される浮き床層3
を形成するコンクリートなどのノロが流入するのを防止
するため、緩衝材2aの上面にポリエチレンシートなど
の防水層(図示せず)を敷設することが好ましい。さら
にコンクリートスラブ床1からの湿気を防止するため、
コンクリートスラブ床1と緩衝材2aとの間および側壁
4と立上げ絶縁材2bとの間に、ポリエチレンシート、
アルミクラフト紙などの防水防湿層(図示せず)を介在
させることもできる。
を形成するコンクリートなどのノロが流入するのを防止
するため、緩衝材2aの上面にポリエチレンシートなど
の防水層(図示せず)を敷設することが好ましい。さら
にコンクリートスラブ床1からの湿気を防止するため、
コンクリートスラブ床1と緩衝材2aとの間および側壁
4と立上げ絶縁材2bとの間に、ポリエチレンシート、
アルミクラフト紙などの防水防湿層(図示せず)を介在
させることもできる。
さらに浮き床層3にクラックなどが発生することを防止
するために、この浮き床層3中に溶接金網(図示せず)
など配筋を行なって補強することもできる。なお第1図
中、7は間仕上壁であり、8は目地棒であり、そして9
は幅木である。
するために、この浮き床層3中に溶接金網(図示せず)
など配筋を行なって補強することもできる。なお第1図
中、7は間仕上壁であり、8は目地棒であり、そして9
は幅木である。
本発明に係る浮き床構造は、前述のごとく、緩衝材の吸
水性および透水性が小さいため、雨水にさらされる屋上
あるいは階段にも使用できるが、この浮き床構造を階段
に適用した場合の説明断面図を第3図に示す。段階に本
発明に係る浮き床構造を適用する場合にも、基本的には
第1図に示す構造と同一であって、コンクリートスラブ
床1上に、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bとが一体的に
形成された緩衝層2が設けられ、この緩衝層2により囲
まれた空間内に石材あるいはセメント製品である浮き床
層3が嵌め込まれるように設けられており、そしてこの
階段の段部には必要に応じて滑り止め10およびカバー
11が設けられている。
水性および透水性が小さいため、雨水にさらされる屋上
あるいは階段にも使用できるが、この浮き床構造を階段
に適用した場合の説明断面図を第3図に示す。段階に本
発明に係る浮き床構造を適用する場合にも、基本的には
第1図に示す構造と同一であって、コンクリートスラブ
床1上に、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bとが一体的に
形成された緩衝層2が設けられ、この緩衝層2により囲
まれた空間内に石材あるいはセメント製品である浮き床
層3が嵌め込まれるように設けられており、そしてこの
階段の段部には必要に応じて滑り止め10およびカバー
11が設けられている。
また本発明に係る浮き床構造を屋上に適用した場合の説
明断面図を第4図に示す。この場合にも、コンクリート
スラブ床1上に防水層12を介して、緩衝材2aと立上
げ絶縁材2bとが一体的に形成された緩衝層2が設けら
れ、この緩衝層2により囲まれた空間内に、コンクリー
トなどの浮き床層3が嵌め込まれるように設けられてお
り、緩衝層2が露出している部分には、必要に応じてカ
バー11が設けられている。なお上記の説明では、緩衝
材2aと立上げ絶縁材2bとは一体的に形成されていた
が、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bとを別体に形成して
もよい。
明断面図を第4図に示す。この場合にも、コンクリート
スラブ床1上に防水層12を介して、緩衝材2aと立上
げ絶縁材2bとが一体的に形成された緩衝層2が設けら
れ、この緩衝層2により囲まれた空間内に、コンクリー
トなどの浮き床層3が嵌め込まれるように設けられてお
り、緩衝層2が露出している部分には、必要に応じてカ
バー11が設けられている。なお上記の説明では、緩衝
材2aと立上げ絶縁材2bとは一体的に形成されていた
が、緩衝材2aと立上げ絶縁材2bとを別体に形成して
もよい。
発明の効果 本発明に係る浮き床構造では、緩衝材が特定の厚さを有
する発泡ポリプロピレンで形成されていると共に、この
厚さの緩衝材が特定の動的バネ定数を有しているので、
この緩衝材(発泡ポリプロピレン)はスラブ床に凸部が
あっても、この凸部に応じて変形でき、このためコンク
リートスラブ床と浮き床層とが直接に接することがな
く、したがってサウンドブリッジが形成されにくく優れ
た遮音効果を有する浮き床構造が得られる。
する発泡ポリプロピレンで形成されていると共に、この
厚さの緩衝材が特定の動的バネ定数を有しているので、
この緩衝材(発泡ポリプロピレン)はスラブ床に凸部が
あっても、この凸部に応じて変形でき、このためコンク
リートスラブ床と浮き床層とが直接に接することがな
く、したがってサウンドブリッジが形成されにくく優れ
た遮音効果を有する浮き床構造が得られる。
また上記の緩衝材は発泡ポリプロピレンから形成されて
いるため、任意の形状に容易に成形することができるた
め、緩衝材とこの緩衝材からほぼ90°の角度をなして
立上がる立上げ絶縁材とを一体的に形成することもで
き、したがってスラブ床から側壁が立上がる壁際で緩衝
材と立上げ用絶縁材とを突き合せる必要をなくすことも
でき、この場合には突き合せ部でのサウンドブリッジの
形成を防止でき、この面からも優れた遮音効果を有する
浮き床構造が得られる。
いるため、任意の形状に容易に成形することができるた
め、緩衝材とこの緩衝材からほぼ90°の角度をなして
立上がる立上げ絶縁材とを一体的に形成することもで
き、したがってスラブ床から側壁が立上がる壁際で緩衝
材と立上げ用絶縁材とを突き合せる必要をなくすことも
でき、この場合には突き合せ部でのサウンドブリッジの
形成を防止でき、この面からも優れた遮音効果を有する
浮き床構造が得られる。
さらに上記の発泡ポリプロピレンからなる緩衝材は、吸
水性および透水性が小さいため、雨水にされされる屋
上、階段、舞り場、テラスなどの浮き床構造に使用でき
る。
水性および透水性が小さいため、雨水にされされる屋
上、階段、舞り場、テラスなどの浮き床構造に使用でき
る。
第1図は本発明に係る浮き床構造の断面図であり、第2
図(a)〜(d)は緩衝層を形成する緩衝材と立上げ絶
縁材との組合せを示す断面図であり、第3図および第4
図は本発明に係る浮き床構造の別の実施例を示す断面図
であり、第5図および第6図は、従来の浮き床構造にお
ける欠点の説明図である。 1……コンクリートスラブ、2……緩衝層、 2a……緩衝材、2b……立上げ用絶縁材、 3……浮き床層、4……側壁。
図(a)〜(d)は緩衝層を形成する緩衝材と立上げ絶
縁材との組合せを示す断面図であり、第3図および第4
図は本発明に係る浮き床構造の別の実施例を示す断面図
であり、第5図および第6図は、従来の浮き床構造にお
ける欠点の説明図である。 1……コンクリートスラブ、2……緩衝層、 2a……緩衝材、2b……立上げ用絶縁材、 3……浮き床層、4……側壁。
Claims (3)
- 【請求項1】コンクリート製スラブ床上に緩衝材と立上
げ絶縁材とからなる緩衝層を介して浮き床層が敷設され
てなる浮き床構造において、 該緩衝材が、25〜60mmの厚さを有すると共に、載荷
質量250kg/m2の条件で測定した単位面積当りの動的
バネ定数が0.8〜4.8×106N/m3である発泡ポリ
プロピレンから形成されていることを特徴とする浮き床
構造。 - 【請求項2】緩衝材と立上げ絶縁材とが一体的に形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の浮き床構造。 - 【請求項3】緩衝材の端部が相欠き構造などの接続部を
有し、該接合部により隣接する緩衝材と接合されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の浮き床
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60137598A JPH0645963B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 浮き床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60137598A JPH0645963B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 浮き床構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61294063A JPS61294063A (ja) | 1986-12-24 |
| JPH0645963B2 true JPH0645963B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=15202442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60137598A Expired - Fee Related JPH0645963B2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 浮き床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645963B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539529A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-19 | Asahi Dow Ltd | Sound insulation floor |
| JPS5729624U (ja) * | 1980-07-23 | 1982-02-16 | ||
| JPS586990U (ja) * | 1981-07-07 | 1983-01-17 | 株式会社荏原製作所 | ボルテツクスポンプ |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP60137598A patent/JPH0645963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61294063A (ja) | 1986-12-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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