JPH0645980U - 作業車両 - Google Patents
作業車両Info
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- JPH0645980U JPH0645980U JP8763592U JP8763592U JPH0645980U JP H0645980 U JPH0645980 U JP H0645980U JP 8763592 U JP8763592 U JP 8763592U JP 8763592 U JP8763592 U JP 8763592U JP H0645980 U JPH0645980 U JP H0645980U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両上に搭載したエンジンにより駆動される
油圧ポンプからの油圧源により車両の走行駆動と車両上
に設けた作業機を駆動するようにした作業車両であっ
て、前記エンジンのアクセルを動作させる油圧シリンダ
と、エンジン回転の調整信号を出力するエンジン回転調
整手段と、油圧シリンダの動作位置を検出しフィードバ
ック信号を出力する動作位置検出器と、前記調整信号と
前記フィードバック信号を受けて前記油圧シリンダを駆
動制御する信号を出力するエンジン回転制御手段を備え
た作業車両において、エンジン回転制御手段が故障して
も作業車両を走行移動可能なエンジン回転に制御できる
作業車両を提供することを目的とする。 【構成】 作業車両を走行状態としていることを走行状
態検出手段で検出し、この時に前記油圧シリンダを直接
制御し作業車両を走行移動可能なエンジン回転にする第
2のエンジン回転調整手段を備えたもの。
油圧ポンプからの油圧源により車両の走行駆動と車両上
に設けた作業機を駆動するようにした作業車両であっ
て、前記エンジンのアクセルを動作させる油圧シリンダ
と、エンジン回転の調整信号を出力するエンジン回転調
整手段と、油圧シリンダの動作位置を検出しフィードバ
ック信号を出力する動作位置検出器と、前記調整信号と
前記フィードバック信号を受けて前記油圧シリンダを駆
動制御する信号を出力するエンジン回転制御手段を備え
た作業車両において、エンジン回転制御手段が故障して
も作業車両を走行移動可能なエンジン回転に制御できる
作業車両を提供することを目的とする。 【構成】 作業車両を走行状態としていることを走行状
態検出手段で検出し、この時に前記油圧シリンダを直接
制御し作業車両を走行移動可能なエンジン回転にする第
2のエンジン回転調整手段を備えたもの。
Description
【0001】
本考案は、車両上に搭載したエンジンにより駆動される油圧ポンプからの油圧 源により油圧モータを駆動して車両を走行駆動可能に構成するとともに車両上に 作業機を備え前記油圧ポンプからの油圧源により前記作業機を駆動可能に構成し た作業車両に関するものである。
【0002】
この種の作業車両として図3に図示するようなクレーン車を例に従来の技術を 説明する。上記クレーン車は、図2および図3に図示するように車両1上に搭載 したエンジン2により駆動される油圧ポンプ3からの油圧源により油圧モータ4 ,4を駆動しクローラ5,5を介して車両1を走行駆動可能に構成するとともに 車両1上に起伏自在な伸縮ブーム6を備え前記油圧ポンプ3からの油圧源により 伸縮ブーム6を起伏並びに伸縮駆動可能に構成している。
【0003】 すなわち、伸縮ブーム6には、車両1上に旋回自在にポスト7を設けこのポス ト7にその基端部を起伏自在に枢支された第1伸縮ブーム8と、この第1伸縮ブ ーム8の先端に起伏自在にその基端部を枢支された第2伸縮ブーム9を備えてい る。第1伸縮ブーム8とポスト7間の適所に起伏用油圧シリンダ10を配置し、 ポスト7に対して第1伸縮ブーム8を起伏駆動可能としている。第1伸縮ブーム 8と第2伸縮ブーム9間の適所にリンクを介した折曲げ用油圧シリンダ11を配 置し、第1伸縮ブーム8に対して第2伸縮ブーム9を折曲げ駆動可能としている 。第1伸縮ブーム8並びに第2伸縮ブーム9は、それぞれ複数のブームを伸縮自 在に嵌挿させ各ブーム間には伸縮用油圧シリンダ等の適宜の伸縮駆動手段(図示 しない)を備え伸縮駆動可能にしている。
【0004】 第1伸縮ブーム8の基端側ブームにはウインチ12を配置し、このウインチ1 2から繰り出されたワイヤロープ13を第1伸縮ブーム8と第2伸縮ブーム9に 沿わせ第2伸縮ブーム9の先端部まで経過させ、その先端にフック14を連結し て第2伸縮ブーム9の先端部よりフック14を吊下させている。このように構成 されているクレーン車でクレーン作業する場合は、上記伸縮ブーム6を適宜伸縮 ,起伏,旋回駆動させるとともにウインチ12を作動させることでフック14を 適宜位置に位置させクレーン作業を行うものである。
【0005】 また、上記クレーン作業時に車両1の安定を確保するために、上記クレーン車 にはアウトリガ装置を備えている。このアウトリガ装置は、車両1にその基端を 取付けられ車両1の側方より張出すスライドビーム15とこのスライドビーム1 5の先端に取付けられたジャッキ16とで構成され、車両1の前後左右に4基配 置している。ここでスライドビーム15は外筒ビーム15aと外筒ビーム15a に伸縮自在に嵌挿された内筒ビーム15bで構成され、外筒ビーム15aと内筒 ビーム15b間にスライド用油圧シリンダ17を配置し、外筒ビーム15aより 内筒ビーム15bを伸縮駆動可能にしている。また、ジャッキ16は本実施例の 場合油圧シリンダで構成されており、以下ジャッキ用油圧シリンダ16として説 明する。
【0006】 上記ジャッキ用油圧シリンダ16とスライド用油圧シリンダ17は、選択弁1 8とアウトリガ操作用切換弁19を操作することで操作可能に構成している。す なわち、選択弁18は、四ポート三位置型の切換弁で構成され、そのポートの一 つを上記アウトリガ操作用切換弁19を介して前記油圧ポンプ3に接続し、もう 一つをタンク20に接続している。また他の二つは、上記ジャッキ用油圧シリン ダ16とスライド用油圧シリンダ17の伸長側油室にそのポートをそれぞれ接続 している。上記アウトリガ操作用切換弁19は、六ポート三位置型の切換弁で構 成され、そのポートの二つをキャリオーバ油路21に接続し、他の三つを油圧ポ ンプ3、タンク20、上記選択弁18にそれぞれ接続し、残りの一つを上記ジャ ッキ用油圧シリンダ16とスライド用油圧シリンダ17の縮小側油室にそのポー トをそれぞれ接続している。なお、図2にはジャッキ用油圧シリンダ16、スラ イド用油圧シリンダ17、選択弁18をそれぞれ一基分しか図示しなかったが同 様に油路22に残り三基分が接続されている。
【0007】 次に、前記ポスト7を旋回駆動する旋回用油圧モータ25を制御操作する旋回 操作用切換弁23、起伏用油圧シリンダ10を制御操作し第1伸縮ブーム8を起 伏させる起伏操作用切換弁24、折曲げ用油圧シリンダ11を制御操作し第2伸 縮ブーム9を起伏させる折曲操作用切換弁(油路21a以降に配置してあり図示 しない)、第1伸縮ブーム8を伸縮駆動する伸縮用油圧シリンダを制御操作する 第1伸縮操作用切換弁(油路21a以降に配置してあり図示しない)、第2伸縮 ブーム9を伸縮駆動する伸縮用油圧シリンダを制御操作する第2伸縮操作用切換 弁(油路21a以降に配置してあり図示しない)、ウインチ12を制御操作する ウインチ用切換弁(油路21a以降に配置してあり図示しない)を配置し、これ ら切換弁を適宜操作することにより上記伸縮ブーム6を適宜旋回、起伏、伸縮さ せるとともにウインチ12を作動させてクレーン作業するようにしている。
【0008】 またクレーン車を走行移動させる時に前記油圧モータ4,4を制御操作する走 行用切換弁26,26を配置している。すなわち、走行用切換弁26,26は、 四ポート三位置型の切換弁で構成され、そのポートの一つを油圧ポンプ3からの 油圧源に、もう一つをタンク20にそれぞれ接続している。残りの二つのポート は、前記油圧モータ4,4の給排ポートに接続されている。そして走行用切換弁 26,26を操作することで、油圧モータ4,4を駆動制御しクローラ5,5を 介して車両1を走行駆動可能とするものである。
【0009】 そして上記クレーン車を走行移動させる場合と、クレーン作業する場合とに分 けて前記エンジン2により駆動される前記油圧ポンプ3からの油圧源の供給先を 作業モード切換弁27により選択的に切換えるようにしている。この作業モード 切換弁27は、三ポート二位置型の電磁切換弁で構成され、そのポートの一つを 油圧ポンプ3からの油路に接続し、もう一つをキヤリオーバ油路21に接続し、 残りの一つを走行操作用切換弁26に接続している。走行操作用切換弁26の作 動は、作業モード切換スイッチ29を操作することで作動できるようになってい る。
【0010】 すなわち、前記作業モード切換スイッチ29をONとし、バッテリー28から の電源を前記作業モード切換スイッチ29を介して作業モード切換弁27のソレ ノイドコイル27aに供給した時に、作業モード切換弁27を切換え前記油圧ポ ンプ3からの油圧源を走行操作用切換弁26,26に供給する。逆に前記作業モ ード切換スイッチ29をOFFとし、バッテリー28からの電源を前記作業モー ド切換スイッチ29を介して作業モード切換弁27のソレノイドコイル27aに 供給されない時は、作業モード切換弁27をその内部に配置しているスプリング 作用により前記油圧ポンプ3からの油圧源をキャリオーバ油路21に供給するよ う切換えるようになっている。
【0011】 一方前記エンジン2のアクセルレバー30は、操作ワイヤ31を介して揺動レ バー32の一端に連結されている。さらに、この揺動レバー32の中段部には、 リターンスプリング33により常時一方側に付勢されたロッド34を持つ油圧シ リンダ35の上記ロッド34の一端34aが連結されている。
【0012】 この油圧シリンダ35は、第1油室35aと第2油室35bの二つの油室を有 し、その第1油室35aには第1油路36aを介して第1制御弁37が、また第 2油室35bには第2油路36bを介して第2制御弁38が、それぞれ接続され ている。この各制御弁37,38は、それぞれソレノイドコイル39,40を備 えた三ポート二位置型の切換弁で構成されるものであって、後述するエンジン回 転制御手段41からの信号を受けて作動し、上記第1油室36aと第2油室36 bを択一的に減圧弁42を介して上記油圧ポンプ3側に接続し得るようになって いる。
【0013】 具体的には、上記第1油室35a側が油圧ポンプ3側に、第2油室35bがタ ンク20側にそれぞれ接続された状態においては、上記ロッド34がリターンス プリング33の付勢力に抗して矢印A方向に移動し、上記揺動レバー32が矢印 C方向に回動することで上記アクセルレバー30はエンジン回転数を上昇させる 矢印E方向へ操作される。一方、上記第1油室35aがタンク20側に、第2油 室35bが油圧ポンプ3側にそれぞれ接続されると、上記ロッド34が矢印B方 向に移動し、上記揺動レバー32が矢印D方向に回動して上記操作ワイヤ31に 対する引張力が解除されることで、上記アクセルレバー30はスプリング43の バネ力によりエンジン回転数を低下させる矢印F方向へ操作されることとなる。
【0014】 上記エンジン回転制御手段41は、手動調整操作することによりエンジン回転 の調整信号を出力するエンジン回転調整手段44からの信号と、前記油圧シリン ダ35の動作位置を検出しフィードバック信号を出力する動作位置検出器52か らの信号を受け、ソレノイドコイル39,40に制御信号を出力し上記油圧シリ ンダ35の作動を制御せしめるようにしている。具体的には、エンジン回転調整 手段44からの信号に対応した位置に油圧シリンダ35が位置しているかどうか を動作位置検出器52からのフィードバック信号を受け、対応していなければ対 応するようにソレノイドコイル39,40に適宜制御信号を出力し、油圧シリン ダ35を対応した位置まで動作させ、対応した位置に達するとソレノイドコイル 39,40に制御信号を出力し油圧シリンダ35をその位置に停止させるように アクセル回転制御手段41は制御動作するようになっている。すなわち、オペレ ータがエンジン回転調整手段44を適宜手動調整することで、エンジン回転調整 手段44から出力される調整信号に対応して前記油圧シリンダ35を動作させ、 エンジン2の回転を調整するようにしているものである。
【0015】 以上の如く構成したクレーン車においては、クレーン車を走行移動する時には 、作業モード切換スイッチ29を0Nにして作業モード切換弁27を切換え、エ ンジン2により駆動される油圧ポンプ3からの油圧源を走行操作用切換弁26に 供給させるようにする。そして走行用操作用切換弁26を適宜切換え操作し、油 圧モータ4,4を回転させクローラ5,5によりクレーン車を前進または後進に 適宜のスピードで移動させるものである。この時にエンジン回転調整手段44を 手動操作してエンジン2の回転を適宜調整して、油圧ポンプ3からの吐出油量を 調整し、油圧モータ4,4に供給される油量を調整してそのスピード調整するも のである。
【0016】 一方クレーン作業する時には、前記作業モード切換スイッチ29を0FFにし ておき、作業モード切換弁27を切換えないでエンジン2により駆動される油圧 ポンプ3からの油圧源をキヤリオーバ油路21に供給させるようにする。そして クレーン作業前であれば、まずスライド用油圧シリンダ17を作動させるよう選 択弁18を選択し、アウトリガ操作用切換弁19を適宜操作してスライドビーム 15を伸長させる。次にジャッキ用油圧シリンダ16を作動させるよう選択弁1 8を選択し、アウトリガ操作用切換弁19を適宜操作してジャッキ用油圧シリン ダ16を伸長してアウトリガ装置を張出しクレーン車を地面に支持せしめる。こ の時もエンジン回転調整手段44を手動操作してエンジン2の回転を適宜調整し て、油圧ポンプ3からの吐出油量を調整し、スライド用油圧シリンダ17、ジャ ッキ用油圧シリンダ16に供給される油量を調整してそのスピード調整するもの である。なお、アウトリガ装置を格納する場合は上記の逆操作をすればよい。
【0017】 アウトリガ操作用切換弁19を中立位置にしておくと、油圧ポンプ3からの吐 出油は、旋回操作用切換弁23、起伏操作用切換弁24、折曲操作用切換弁(油 路21a以降に配置してあり図示しない)、第1伸縮操作用切換弁(油路21a 以降に配置してあり図示しない)、第2伸縮ブーム9を伸縮駆動する伸縮用油圧 シリンダを制御操作する第2伸縮操作用切換弁(油路21a以降に配置してあり 図示しない)、ウインチ用切換弁(油路21a以降に配置してあり図示しない) に供給されるものであるから、適宜これらの切換弁を操作することで上記伸縮ブ ーム6を適宜伸縮,起伏,折曲,旋回駆動させるとともにウインチ12を作動さ せてフック14を適宜位置に位置させクレーン作業を行うものである。そして上 記と同様にエンジン回転調整手段44を手動操作してエンジン2の回転を適宜調 整して、油圧ポンプ3からの吐出油量を調整し、旋回用油圧モータ25、起伏用 油圧シリンダ10、折曲げ用油圧シリンダ11、伸縮ブーム6を伸縮するそれぞ れの伸縮シリンダ(図示していない)、ウインチを駆動する油圧モータ(図示し ていない)のそれぞれに供給される油量を調整してそのスピード調整するもので ある。
【0018】
ところがこのように構成された従来の作業車両は次のような問題点を有してい た。すなわち、上述したようにクレーン車を走行移動する時またクレーン作業す る時のいずれの場合にもエンジン2の回転制御は前記エンジン回転調整手段44 からの手動調整に基づきエンジン回転制御手段41の制御により油圧シリンダ3 5を介してアクセルレバー30を操作して行うようになっているものである。し たがって上記エンジン回転制御手段41が故障した場合に、エンジン2の回転制 御が不能となってクレーン作業は勿論のことクレーン車を走行移動させることも できなくなってしまうものであった。そこで故障を修理するためには、サービス 員を故障現場まで派遣し故障現場で修理する、またはクレーン車を別の車両に搭 載してサービス工場まで運搬して行って修理するような処置が必要であった。 本考案は、上記問題点に着目してエンジン回転制御手段41が故障しても自力 で車両の走行移動だけはできるようにした作業車両を提供することを目的とする ものである。
【0019】
上記の目的を達成するため本考案の作業車両は、車両上に搭載したエンジンに より駆動される油圧ポンプからの油圧源により油圧モータを駆動して車両を走行 駆動可能に構成するとともに車両上に作業機を備え前記油圧ポンプからの油圧源 により前記作業機を駆動可能に構成した作業車両であって、前記エンジンのアク セルに連結されエンジンのアクセルを動作させる油圧シリンダと、手動調整する ことによりエンジン回転の調整信号を出力するエンジン回転調整手段と、油圧シ リンダの動作位置を検出しフィードバック信号を出力する動作位置検出器と、前 記調整信号と前記フィードバック信号を受けて前記油圧シリンダを駆動制御する 信号を出力するエンジン回転制御手段を備えた作業車両において、作業車両を走 行状態としていることを検出する走行状態検出手段と、この走行状態検出手段が 作業車両を走行状態としていることを検出した時に前記油圧シリンダを直接制御 して作業車両を走行移動可能なエンジン回転にする第2のエンジン回転調整手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0020】
以上の如く構成した本考案の作業車両は、走行状態検出手段が作業車両を走行 状態としていることを検出した時に第2のエンジン回転調整手段により前記油圧 シリンダを直接制御し作業車両を走行移動可能にすることができるものだから、 作業車両を走行させるときはエンジン回転調整手段を使用しないで第2のエンジ ン回転調整手段によりエンジンの回転を制御して走行移動することができる。よ ってエンジン回転制御手段が故障しても支障なく作業車両を走行移動させること ができる。
【0021】
以下本考案の作業車両の実施例をクレーン車を例に第1図に基いて説明する。 なお、図2および図3に図示し従来の技術で説明した符号41以外の符号のもの は、以下の説明においても同じものとして同符号を用いる。したがってこれらの 符号についての詳細な説明は省略する。
【0022】 まず本考案にかかる実施例を説明するにあたってエンジン2の回転は次のよう に設定されるのが一般的であることを説明しておく。すなわち、作業車両を走行 移動する時に必要とするエンジンの回転は、クレーン作業時に必要とするエンジ ンの回転に比べトルクを必要とすることから高回転を必要とするものである。い いかえれば作業車両に搭載するエンジンの容量を決定するにあたっては、作業車 両の走行移動する時に必要とするトルクから決定されるものである。したがって 油圧シリンダ35は、矢印A方向にストロークエンドまで作動させた時に、エン ジン2の回転は略最高回転(例えば3000rpm)になるように調整してあり 、車両1を走行移動させる時には、油圧シリンダ35をストロークエンドまで作 動させてエンジン2の回転は略最高回転にするように操作するものである。
【0022】 45は、ポテンショメータ、リミットスイッチ等で構成され、アウトリガ操作 用切換弁19を操作したことを検出するアウトリガ操作検出手段である。46は 、ポテンショメータ、リミットスイッチ等で構成され、旋回操作用切換弁23を 操作したことを検出する旋回操作用検出手段である。47は、ポテンショメータ 、リミットスイッチ等で構成され、起伏操作用切換弁24を操作したことを検出 する起伏操作用検出手段である。同様に図示はしないが折曲操作用切換弁、第1 伸縮操作用切換弁、第2伸縮操作用切換弁、ウインチ用切換弁の各切換弁にも操 作したことを検出する検出手段を配置している。
【0023】 48は、エンジン回転制御手段であって、従来の技術で説明したものに次の機 能が追加されている。すなわち、前記アウトリガ操作検出手段45からの操作信 号を受けた時には、前記エンジン回転制御手段48からソレノイドコイル39, 40に出力される信号はエンジン2の最高回転が所定の回転値(例えば2500 rpm)以下でしか出力されないように制御するようになっている。また、旋回 操作用検出手段46、起伏操作用検出手段47等の各切換弁を操作したことを検 出する検出手段からの操作信号を受けた時には、前記エンジン回転調整手段48 からソレノイドコイル39,40に出力される信号はエンジン2の最高回転が所 定の回転値(例えば2000rpm)以下でしか出力されないように制御するよ うになっている。したがって、エンジン回転調整手段44でエンジン回転を最高 回転にするよう手動調整されていても上記操作をした場合は、所定値以下でしか 操作できないようにしているものである。
【0024】 49は、第2のエンジン回転調整手段であって、スイッチ50とリレー51で 構成している。リレー51は、スイッチ50と前記作業モード切換スイッチ29 の直列回路を介してバッテリー28に接続されている。したがって、作業モード 切換スイッチ29をONにしスイッチ50をON操作することによりリレー51 を作動させるようになっている。ここで作業モード切換スイッチ29は、上記で 説明したように作業車両を走行移動させる時にONにするスイッチであり、作業 車両を走行状態としていることを検出する走行状態検出手段(実用新案登録請求 範囲に記載の走行状態検出手段)としている。(以下の説明においては作業モー ド切換スイッチ29として説明する。)
【0025】 51b1は、リレー51の常閉接点で、エンジン回転制御手段48からの出力 信号をソレノイドコイル39に伝達する電気回路の途中に介挿させている。51 Raは、リレー51の常開接点で一端をソレノイドコイル39に他端をバッテリ ー28に接続している。51Rb2は、リレー51の常閉接点で、エンジン回転 制御手段48からの出力信号をソレノイドコイル40に伝達する電気回路の途中 に介挿させている。
【0026】 このように構成された本考案の作業車両は、次のように作用するものである。 先ずクレーン車を走行移動させる場合は、作業モード切換スイッチ29をONに する。すると作業モード切換弁27を切換え油圧ポンプ3からの吐出油が走行操 作用切換弁26,26に供給され、この走行操作用切換弁26,26を操作する ことで油圧モータ4,4を駆動させクローラ5,5を介してクレーン車を走行移 動させる。この時にエンジン2の回転は、スイッチ50をONにすることで略最 高回転にすることができる。
【0027】 すなわち、スイッチ50をONにすると、リレー51を作動させリレー接点5 1Rb1,51Rb2を開とし、51Raを閉とするものであるから、ソレノイ ド39にはバッテリー28の電源が供給され、ソレノイド38にはエンジン回転 制御手段48からの出力信号が伝達されない。よって第1制御弁37は切換わり 第1油路36aを介して油圧ポンプ3からの油圧源を油圧シリンダ35の第1油 室35aに供給する。第2制御弁38は切換わらないものであるから、油圧シリ ンダ35の第2油室35bの油を第2油路36bを介してタンク20に逃がし、 油圧シリンダ35のロッド34をは矢印A方向に移動させる。その結果揺動レバ ー32を矢印C方向に揺動させ操作ワイヤー31を介してアクセルレバー30を 矢印E方向に回動させ、エンジン2の回転を上昇させる。
【0028】 作業車両を走行移動させる時には、スイッチ50はONの状態にしておくもの であるから、油圧シリンダ35は、矢印A方向のみに移動させる状態が持続し、 油圧シリンダ35は矢印A方向に移動し、ついにはストロークエンド状態を維持 するようになる。すなわち、エンジン2を略最高回転にした状態に設定されるこ とになる。このようにして作業車両を走行移動する時には、第2のエンジン回転 調整手段49によりエンジン2の回転を調整して走行移動するものである。
【0029】 次にクレーン作業する場合について説明する。この場合は作業モード切換スイ ッチ29をOFFとし、作業モード切換弁27を切換えないものであるから、油 圧ポンプ3からの吐出圧をキャリオーバ油路21に供給する。そしてアウトリガ 操作用切換弁19を操作してアウトリガ装置の張出,格納操作をする。また旋回 操作用切換弁23、起伏操作用切換弁24、折曲操作用切換弁(油路25以降に 配置してあり図示しない)、第1伸縮操作用切換弁(油路25以降に配置してあ り図示しない)、第2伸縮ブーム9を伸縮駆動する伸縮用油圧シリンダを制御操 作する第2伸縮操作用切換弁(油路25以降に配置してあり図示しない)、ウイ ンチ用切換弁(油路25以降に配置してあり図示しない)を適宜操作してクレー ン作業をする。
【0030】 この時にスイッチ50をOFFにしているものであるから、リレー51は作動 せず、リレー接点51Rb1,51Rb2は閉じてリレー接点51Raは開く。 したがってエンジン2の回転は、従来の技術で説明した時と同様にエンジン回転 調整手段44により手動調整することで、エンジン回転制御手段48から信号が 出力され、油圧シレリダ35を作動させて制御される。この場合スイッチ50を OFFにするのを忘れても、クレーン作業する場合は必ず作業モード切換スイッ チ29をOFFとするものであるから、リレー51は作動しない。言い換えれば 必ずしもスイッチ50を必要としないもので、作業モード切換スイッチ29に連 動してリレー51を作動させるようにしてもよい。
【0031】 以上の如く作用し構成するものであるから、例えエンジン回転制御手段48が 故障してエンジン回転調整手段44よりエンジン2の回転を調整できなくなって も、走行移動時には第2のエンジン回転調整手段49によりエンジン2の回転を 調整でき、走行移動だけは可能とすることができる。
【0032】 なお、上記実施例では、走行移動時とクレーン作業時との作業を作業モード切 換弁27を切換えて油圧ポンプ3からの吐出油をそれぞれの操作用切換弁に供給 するようにしたが、作業モード切換弁27を用いないで走行操作用切換弁26を 油圧ポンプ3とアウトリガ操作用切換弁19間に介挿させるようにしてもよい。 この場合走行操作用切換弁26の中立位置では油圧ポンプ3からの吐出油はアウ トリガ操作用切換弁19に供給するようにキャリオーバ回路としておけばよい。 したがってクレーン作業よりも走行移動を優先する油圧回路となっているもので ある。このように油圧回路を構成したものであっても本考案は実施できるもので ある。すなわち、走行操作用切換弁26を操作したことをスイッチ等からなる検 出器(実用新案登録請求範囲に記載の走行状態検出手段)で検出し、この検出結 果で上記リレー51を作動させるようにしておけばよい。
【0033】 また、上記実施例では油圧モータによってクローラを駆動して走行移動できる 車両で説明したが、油圧モータによってホイルを駆動して走行移動する車両であ ってもよいこと勿論である。更に、上記実施例では作業機としてクレーンを配置 したクレーン車を例に説明したが、伸縮ブームを有する高所作業機,伸縮ブーム にオーガドリルを配置した穴掘機,伸縮ブームを有しない掘削機等の作業機を有 するものであっても同様に実施できること勿論である。
【0034】
以上の如く構成し作用する本考案の作業車両はエンジン回転制御手段が故障し ても自力で車両の走行移動だけはできる。したがって故障を修理する場合に故障 現場でサービス員による修理を受けなければならないような事態や、作業車両を 別の車両に搭載してサービス工場まで運搬して修理を受けるような事態を避ける ことができる。
【図1】本考案の作業車両を説明する説明図である。
【図2】従来の作業車両を説明する説明図である。
【図3】作業車両の一例としてクレーン車を説明する説
明図である。
明図である。
1 車両 2 エンジン 3 油圧ポンプ 4 油圧モータ 6 伸縮ブーム 29 走行状態検出手段 30 アクセル 35 油圧シリンダ 44 エンジン回転調整手段 52 動作位置検出器 48 エンジン回転制御手段 49 第2のエンジン回転調整手段
Claims (1)
- 【請求項1】 車両上に搭載したエンジンにより駆動さ
れる油圧ポンプからの油圧源により油圧モータを駆動し
て車両を走行駆動可能に構成するとともに車両上に作業
機を備え前記油圧ポンプからの油圧源により前記作業機
を駆動可能に構成した作業車両であって、前記エンジン
のアクセルに連結されエンジンのアクセルを動作させる
油圧シリンダと、手動調整することによりエンジン回転
の調整信号を出力するエンジン回転調整手段と、油圧シ
リンダの動作位置を検出しフィードバック信号を出力す
る動作位置検出器と、前記調整信号と前記フィードバッ
ク信号を受けて前記油圧シリンダを駆動制御する信号を
出力するエンジン回転制御手段を備えた作業車両におい
て、作業車両を走行状態としていることを検出する走行
状態検出手段と、この走行状態検出手段が作業車両を走
行状態としていることを検出した時に前記油圧シリンダ
を直接制御して作業車両を走行移動可能なエンジン回転
にする第2のエンジン回転調整手段を備えたことを特徴
とする作業車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087635U JP2578636Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087635U JP2578636Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 作業車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645980U true JPH0645980U (ja) | 1994-06-24 |
| JP2578636Y2 JP2578636Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13920442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992087635U Expired - Fee Related JP2578636Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 作業車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578636Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087635U patent/JP2578636Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2578636Y2 (ja) | 1998-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |