JPH0646032B2 - 容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプ - Google Patents
容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプInfo
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- JPH0646032B2 JPH0646032B2 JP60034389A JP3438985A JPH0646032B2 JP H0646032 B2 JPH0646032 B2 JP H0646032B2 JP 60034389 A JP60034389 A JP 60034389A JP 3438985 A JP3438985 A JP 3438985A JP H0646032 B2 JPH0646032 B2 JP H0646032B2
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- Japan
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- pressure pump
- gas pressure
- resin
- positive displacement
- displacement oil
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容積形回転機械に係り、特に無潤滑式で、し
かも腐食性ガスを取扱う場合に好適なガス圧送ポンプに
関するものであり、主に圧縮機や真空ポンプに利用する
ものである。
かも腐食性ガスを取扱う場合に好適なガス圧送ポンプに
関するものであり、主に圧縮機や真空ポンプに利用する
ものである。
容積形回転機械は、これまで高速運転化の検討ととも
に、作動室の無潤滑化の検討が社会的ニーズに合わせ進
められてきた。また一方、半導体製造装置などに適用さ
れる真空ポンプには、排気すべきガスの特性から耐食形
構造の要求が強い。これらに対応するための一般的な技
術としては、部材表面への保護膜形成が有力視されてい
る。しかし、無潤滑下で面圧が大きく、摺動速度が1m
/s以上での高速運転が長時間でき、かつ耐食性のある
被膜形成技術については開示例がない。強いて掲げるな
ら、例えば、容積形回転機械の作動室における摺動面へ
の被膜形成については、特開昭52-57505 号公報やUS
P3600114号明細書により開示されている。
に、作動室の無潤滑化の検討が社会的ニーズに合わせ進
められてきた。また一方、半導体製造装置などに適用さ
れる真空ポンプには、排気すべきガスの特性から耐食形
構造の要求が強い。これらに対応するための一般的な技
術としては、部材表面への保護膜形成が有力視されてい
る。しかし、無潤滑下で面圧が大きく、摺動速度が1m
/s以上での高速運転が長時間でき、かつ耐食性のある
被膜形成技術については開示例がない。強いて掲げるな
ら、例えば、容積形回転機械の作動室における摺動面へ
の被膜形成については、特開昭52-57505 号公報やUS
P3600114号明細書により開示されている。
又、実開昭57-191532号公報には、ポリイミド系樹脂に
補強用充填剤を配合した組成物からなる芯材の外側の摺
動面をポリイミド系樹脂を主体とする摺動性成物で被覆
した複合成型品が開示されている。
補強用充填剤を配合した組成物からなる芯材の外側の摺
動面をポリイミド系樹脂を主体とする摺動性成物で被覆
した複合成型品が開示されている。
特開昭52-57505号公報,USP3600114号明細書は、ス
クロール形流体機械について示されているものである
が、形成部位がスクロール部品でしかも、両スクロール
部材同志が当接摺動する部分にのみ実施しているもので
あり、また軟質層という考え方から、なじみ効果を期待
して、両スクロール部品間クリアランス管理と単なる無
潤滑下での焼付き防止を図る方策が示されているもので
ある。また形成被膜もゴムのような弾性体被膜であるこ
とや自己潤滑性材料としてテフロンの適用が示されてい
るが、これらに材料自身では、高いPV値(面圧×摺動
速度)での適用は困難である。さらに、使用に際して
は、適用樹脂に耐熱性がないことから特開昭52-57505
号公報に示されているようにスクロールラップ部分を冷
却して被膜自身の温度上昇を防止するための手段が必要
となり機械の構造も複雑になるという問題もある。ま
た、前述したように取扱い気体が接触する壁面全体から
見れば、部分的な処理であるため腐食性を有する気体の
取扱いに関しては全く配慮されておらず、機械に耐食性
をもたせることについては困難なものとなっていた。こ
の他、表面に軟骨質を設ける主旨の開示特許も出願され
ているが、これらの方策は、実施例から判断すれば無潤
滑式でしかも高いPV値での運転には不向きであり、特
に高速運転における信頼確保の面で問題があることや、
中には油潤滑下における信頼性向上策である場合しか考
慮されていない例もある。そして前記した開示特許の場
合では、無潤滑下での摺動速度はおよそ1m/sが限度
で、これ以上の速度で長期間、たとえば8000hrノ
ーメンテナンスで運転することについては、ほとんど配
慮されていない。
クロール形流体機械について示されているものである
が、形成部位がスクロール部品でしかも、両スクロール
部材同志が当接摺動する部分にのみ実施しているもので
あり、また軟質層という考え方から、なじみ効果を期待
して、両スクロール部品間クリアランス管理と単なる無
潤滑下での焼付き防止を図る方策が示されているもので
ある。また形成被膜もゴムのような弾性体被膜であるこ
とや自己潤滑性材料としてテフロンの適用が示されてい
るが、これらに材料自身では、高いPV値(面圧×摺動
速度)での適用は困難である。さらに、使用に際して
は、適用樹脂に耐熱性がないことから特開昭52-57505
号公報に示されているようにスクロールラップ部分を冷
却して被膜自身の温度上昇を防止するための手段が必要
となり機械の構造も複雑になるという問題もある。ま
た、前述したように取扱い気体が接触する壁面全体から
見れば、部分的な処理であるため腐食性を有する気体の
取扱いに関しては全く配慮されておらず、機械に耐食性
をもたせることについては困難なものとなっていた。こ
の他、表面に軟骨質を設ける主旨の開示特許も出願され
ているが、これらの方策は、実施例から判断すれば無潤
滑式でしかも高いPV値での運転には不向きであり、特
に高速運転における信頼確保の面で問題があることや、
中には油潤滑下における信頼性向上策である場合しか考
慮されていない例もある。そして前記した開示特許の場
合では、無潤滑下での摺動速度はおよそ1m/sが限度
で、これ以上の速度で長期間、たとえば8000hrノ
ーメンテナンスで運転することについては、ほとんど配
慮されていない。
又、実開昭57-191532号公報に開示のものは、補強用芯
材をポリイミド系樹脂と充填材で構成させるものであ
り、容積形機械に適用する際の金属との密着性,破断強
さ,熱放散性には十分考慮が払われていないものであ
る。
材をポリイミド系樹脂と充填材で構成させるものであ
り、容積形機械に適用する際の金属との密着性,破断強
さ,熱放散性には十分考慮が払われていないものであ
る。
本発明の目的は、容積形ガス圧送ポンプの作動室を潤滑
油の存在する場合はもちろんのこと、無潤滑条件下でも
高速運転が長時間可能でしかも、腐食性ガスも取扱うこ
ともできるようにしたガス圧送ポンプを提供することに
ある。
油の存在する場合はもちろんのこと、無潤滑条件下でも
高速運転が長時間可能でしかも、腐食性ガスも取扱うこ
ともできるようにしたガス圧送ポンプを提供することに
ある。
上記目的を達成するために、本発明の容積形オイルフリ
ー式ガス圧送ポンプは、圧縮機構部を構成する部品によ
って形成される作動室を駆動軸の回転運動に従って逐次
減少せしめて気体を吸入,圧縮,吐出する容積形ガス圧
送ポンプにおいて、前記圧縮機構部を構成する部品の母
材が金属で形成されるものであって、取扱い気体が接触
する部材表面に、四フッ化エチレン樹脂とポリイミド樹
脂を主成分とする合成樹脂被膜を形成し、かつ、該樹脂
被膜は、その膜厚さを0.01mm〜0.2mmとすること
を特徴とするものである。
ー式ガス圧送ポンプは、圧縮機構部を構成する部品によ
って形成される作動室を駆動軸の回転運動に従って逐次
減少せしめて気体を吸入,圧縮,吐出する容積形ガス圧
送ポンプにおいて、前記圧縮機構部を構成する部品の母
材が金属で形成されるものであって、取扱い気体が接触
する部材表面に、四フッ化エチレン樹脂とポリイミド樹
脂を主成分とする合成樹脂被膜を形成し、かつ、該樹脂
被膜は、その膜厚さを0.01mm〜0.2mmとすること
を特徴とするものである。
無潤滑条件下での高PV値に耐えることと、耐食性を得
るためには、四フッ化エチレン樹脂とポリイミド樹脂を
主成分とする合成樹脂被膜を形成する必要がある。すな
わち、この混成樹脂を母材表面にコーティングする場
合、まずエナメル状になったものを塗布し250〜28
0℃の加熱処理を施すことにより硬質のポリイミド樹脂
が結合材となり、また軟質の四フッ化エチレン樹脂が潤
滑材となる硬質被膜が得られる。形成された硬度が鉛筆
硬度にして3H〜7H程度の硬い層となるため、高い摺
動面圧に耐えることができるようになり、前記した四フ
ッ化エチレン樹脂の潤滑効果により速い摺動速度でも小
さい摩擦係数を得ることができること、また、ポリイミ
ド樹脂が耐熱材料としても適用可能であり、約350℃
という高温下での使用ができる。以上の能力を具体的に
一例を示すと、周囲温度が100℃の場合、面圧Pは5
00kg/cm2,摺速Vは5m/s、最大PV値は30kg
/cm・m/sを許容することができ、同じく200℃の
場合は、面圧Pは500kg/cm2,摺速Vは4m/s,
最大PV値は20kg/cm・m/sとなる。
るためには、四フッ化エチレン樹脂とポリイミド樹脂を
主成分とする合成樹脂被膜を形成する必要がある。すな
わち、この混成樹脂を母材表面にコーティングする場
合、まずエナメル状になったものを塗布し250〜28
0℃の加熱処理を施すことにより硬質のポリイミド樹脂
が結合材となり、また軟質の四フッ化エチレン樹脂が潤
滑材となる硬質被膜が得られる。形成された硬度が鉛筆
硬度にして3H〜7H程度の硬い層となるため、高い摺
動面圧に耐えることができるようになり、前記した四フ
ッ化エチレン樹脂の潤滑効果により速い摺動速度でも小
さい摩擦係数を得ることができること、また、ポリイミ
ド樹脂が耐熱材料としても適用可能であり、約350℃
という高温下での使用ができる。以上の能力を具体的に
一例を示すと、周囲温度が100℃の場合、面圧Pは5
00kg/cm2,摺速Vは5m/s、最大PV値は30kg
/cm・m/sを許容することができ、同じく200℃の
場合は、面圧Pは500kg/cm2,摺速Vは4m/s,
最大PV値は20kg/cm・m/sとなる。
また、以上の摺動性能と被膜の密着強度、および破断強
さ、そして熱放散性を考慮すると、被膜の厚さは、0.
01mm〜0.2mmまで好適である。すなわち、この合成
樹脂被膜の特性からすると、この膜厚は、摺動面に働く
摩擦力により生ずる被膜内の剪断(破断)応力よりも密
着力の方が優ることから、決定できる厚さである。
さ、そして熱放散性を考慮すると、被膜の厚さは、0.
01mm〜0.2mmまで好適である。すなわち、この合成
樹脂被膜の特性からすると、この膜厚は、摺動面に働く
摩擦力により生ずる被膜内の剪断(破断)応力よりも密
着力の方が優ることから、決定できる厚さである。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
これは、スクロール形のガス圧送ポンプを示したもので
ある。まず、その構成について以上にのべる。固定スク
ロール1は、端板1aとうず巻状スクロールラツプ1b
とから成り、スクロールラツプ1bの外周部に気体の吸
入口3が設けられ、中心部には排出ポート4が設けられ
ている。そして、この固定スクロール1は、ケーシング
5に結合手段により、シール手段14を介して固定され
ている。旋回スクロール2は、中央に軸受要素8を有す
る端板2aと、それに直立するうず巻状スクロールラツ
プ2bからなつている。そして、旋回スクロール2は、
固定スクロール1に対して、一定の角度を保つたままか
み合せるため、端板2aの外周部で複数個のピンクラン
ク6により自転を阻止されている。このピンクランク6
は、一方をケーシング5に係止されている。以上述べた
部品は圧縮機構部を構成する部品と呼ぶ。10は、駆動
軸でありケーシングに固定された上軸受12aと下軸受
12bにより支承されている。この駆動軸10は、さら
に軸封要素13と、先端部にクランク軸9を有し、この
クランク軸9は、軸受要素8を介して旋回スクロール2
に係合されている。そして、旋回スクロール2の旋回運
動に伴つて発生する遠心力とのバランスを図つて駆動軸
10にはさらにバランスウエイト11が設けられてい
る。また、旋回スクロール2の安定運動を確保するた
め、その端板2aの外周部が固定スクロール1とケーシ
ング5により摺動可能なように挟支されている。各軸受
要素7,8,12aは転がり軸受を採用しており、これ
らの潤滑にはパーフルフロポリエーテル系のグリースを
適用している。そして、クランク軸9部にはグリース漏
出防止用シール部材16も設けられている。次に本発明
の主要部分についてのべる,すなわち、第1図でより太
り描いた線のところ15は、無潤滑摺動に耐え、かつ耐
食性を有するポリイミド樹脂とテフロン樹脂の合成樹脂
材料を部材表面に構成したことを示すものである。この
被膜の厚さは、摺動性能と被膜の密着強度、および破断
強さ、さらに熱放散性を考慮すると0.01mm〜0.2
mmが好適である。また、被膜の密着力を得るためには、
母材は、粉末や鋳鉄のように表面に微細なピンホール状
のものが表われるものには適さず、表面粗さは細かいも
のがよい。しかしながらCrメッキ表面のような鏡面で
ある必要もない。さらには、前記樹脂を塗布する前に
は、母材表面に付着している油分,水分,ガス,石けん
等の異物を除去するための加熱処理(例えば300℃程
度)も重要である。
ある。まず、その構成について以上にのべる。固定スク
ロール1は、端板1aとうず巻状スクロールラツプ1b
とから成り、スクロールラツプ1bの外周部に気体の吸
入口3が設けられ、中心部には排出ポート4が設けられ
ている。そして、この固定スクロール1は、ケーシング
5に結合手段により、シール手段14を介して固定され
ている。旋回スクロール2は、中央に軸受要素8を有す
る端板2aと、それに直立するうず巻状スクロールラツ
プ2bからなつている。そして、旋回スクロール2は、
固定スクロール1に対して、一定の角度を保つたままか
み合せるため、端板2aの外周部で複数個のピンクラン
ク6により自転を阻止されている。このピンクランク6
は、一方をケーシング5に係止されている。以上述べた
部品は圧縮機構部を構成する部品と呼ぶ。10は、駆動
軸でありケーシングに固定された上軸受12aと下軸受
12bにより支承されている。この駆動軸10は、さら
に軸封要素13と、先端部にクランク軸9を有し、この
クランク軸9は、軸受要素8を介して旋回スクロール2
に係合されている。そして、旋回スクロール2の旋回運
動に伴つて発生する遠心力とのバランスを図つて駆動軸
10にはさらにバランスウエイト11が設けられてい
る。また、旋回スクロール2の安定運動を確保するた
め、その端板2aの外周部が固定スクロール1とケーシ
ング5により摺動可能なように挟支されている。各軸受
要素7,8,12aは転がり軸受を採用しており、これ
らの潤滑にはパーフルフロポリエーテル系のグリースを
適用している。そして、クランク軸9部にはグリース漏
出防止用シール部材16も設けられている。次に本発明
の主要部分についてのべる,すなわち、第1図でより太
り描いた線のところ15は、無潤滑摺動に耐え、かつ耐
食性を有するポリイミド樹脂とテフロン樹脂の合成樹脂
材料を部材表面に構成したことを示すものである。この
被膜の厚さは、摺動性能と被膜の密着強度、および破断
強さ、さらに熱放散性を考慮すると0.01mm〜0.2
mmが好適である。また、被膜の密着力を得るためには、
母材は、粉末や鋳鉄のように表面に微細なピンホール状
のものが表われるものには適さず、表面粗さは細かいも
のがよい。しかしながらCrメッキ表面のような鏡面で
ある必要もない。さらには、前記樹脂を塗布する前に
は、母材表面に付着している油分,水分,ガス,石けん
等の異物を除去するための加熱処理(例えば300℃程
度)も重要である。
また、0.05mm以上の被膜を得るには、母材に削り代
を付けて厚くコーティングしてから加工仕上を行うこと
も可能である。第2図は、この構成状況を部分的に拡大
して示したものである。この実施例のように吸入口から
流入する気体のふれる表面の全面にわたり表面処理を行
つたので部材の台金が直接気体にふれないでいかなる気
体をも取り扱うことが可能である。また、実施にあたつ
ては、本発明の樹脂を全表面に設ける必要はなく、ガス
との接触だけが行われる部位には、耐食のための保護膜
を設け、摺動部位にのみ本発明の樹脂を設けることが可
能である。また摺動部位に設ける場合、第3図に示すよ
うな構成を適用することもできる。これは、母材にまず
セラミツクコーテイング層を設け、さらにその上にポリ
イミド樹脂と四フツ化エチレン樹脂を主成分とする合成
樹脂被膜を設けたものである。
を付けて厚くコーティングしてから加工仕上を行うこと
も可能である。第2図は、この構成状況を部分的に拡大
して示したものである。この実施例のように吸入口から
流入する気体のふれる表面の全面にわたり表面処理を行
つたので部材の台金が直接気体にふれないでいかなる気
体をも取り扱うことが可能である。また、実施にあたつ
ては、本発明の樹脂を全表面に設ける必要はなく、ガス
との接触だけが行われる部位には、耐食のための保護膜
を設け、摺動部位にのみ本発明の樹脂を設けることが可
能である。また摺動部位に設ける場合、第3図に示すよ
うな構成を適用することもできる。これは、母材にまず
セラミツクコーテイング層を設け、さらにその上にポリ
イミド樹脂と四フツ化エチレン樹脂を主成分とする合成
樹脂被膜を設けたものである。
また、耐摩耗性を向上させるためには、母材にセラミッ
ク膜を設けさらに前記樹脂のコーティングを行えば、合
成樹脂自身のもつ鉛筆硬度3H〜7Hの硬度に加えセラ
ミックスの硬さでバックアップされるので摩耗の進行を
阻止することができる。そして、この合成樹脂被膜をA
lやAl合金に施すならば、ハードな無潤滑摺動条件に
耐える軽い部品を提供することができる。さらに、耐食
性に弱いAlやAl合金を耐食性に非常に優れる四フッ
化エチレン樹脂が気体に触れる面を保護するので、腐食
性の強いハロゲン系ガスを無潤滑で取扱うことの可能
な、軽量のガス圧送ポンプを提供することができる。こ
の他には、本発明の樹脂被膜は、熱処理前はエナメル状
の混合液となっているので、刷毛やスプレーによって塗
布することができるので、あらゆる形状のものまで被膜
を形成することが可能である。よって母材を樹脂として
も適用できる。
ク膜を設けさらに前記樹脂のコーティングを行えば、合
成樹脂自身のもつ鉛筆硬度3H〜7Hの硬度に加えセラ
ミックスの硬さでバックアップされるので摩耗の進行を
阻止することができる。そして、この合成樹脂被膜をA
lやAl合金に施すならば、ハードな無潤滑摺動条件に
耐える軽い部品を提供することができる。さらに、耐食
性に弱いAlやAl合金を耐食性に非常に優れる四フッ
化エチレン樹脂が気体に触れる面を保護するので、腐食
性の強いハロゲン系ガスを無潤滑で取扱うことの可能
な、軽量のガス圧送ポンプを提供することができる。こ
の他には、本発明の樹脂被膜は、熱処理前はエナメル状
の混合液となっているので、刷毛やスプレーによって塗
布することができるので、あらゆる形状のものまで被膜
を形成することが可能である。よって母材を樹脂として
も適用できる。
以上のような樹脂被膜を有するスクロール形ガス圧送ポ
ンプを真空ポンプとして使用する場合にも大きな効果が
ある。スクロール形では、吐出圧を大気圧としても、吸
入圧は10-3Torr台という低い圧力になる。ところで、
無潤滑摺動材の一般的なものには、真空中では耐摩耗性
の悪くなる材料もあるが、本発明で、使用する合成樹脂
は適用圧力範囲で摺動特性をはじめ物性上の問題はな
い。しかも、真空排気する場合半導体製造装置では、ハ
ロゲン系ガスが使われる場合もあるが、この時でも長期
にわたつて腐食されず、信頼性の高いポンプを得ること
ができる。ちなみに、旋回スクロール鏡板外周面2aの
スラスト受面での摩耗量は、8000hr連続運転したとし
ても、約70μmと非常に少ない計算予測値が得られ
る。
ンプを真空ポンプとして使用する場合にも大きな効果が
ある。スクロール形では、吐出圧を大気圧としても、吸
入圧は10-3Torr台という低い圧力になる。ところで、
無潤滑摺動材の一般的なものには、真空中では耐摩耗性
の悪くなる材料もあるが、本発明で、使用する合成樹脂
は適用圧力範囲で摺動特性をはじめ物性上の問題はな
い。しかも、真空排気する場合半導体製造装置では、ハ
ロゲン系ガスが使われる場合もあるが、この時でも長期
にわたつて腐食されず、信頼性の高いポンプを得ること
ができる。ちなみに、旋回スクロール鏡板外周面2aの
スラスト受面での摩耗量は、8000hr連続運転したとし
ても、約70μmと非常に少ない計算予測値が得られ
る。
第4図は、ロータリーベーン形に実施した時の例を示し
たものである。そして第5図は、第4図のAOS断面を
示したものである。この場合、ポリイミド樹脂と四フツ
化エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂被膜15を吸入
口21の内面および、ケーシング23の内面、及びロー
タ24の外表面、サイドカバー25,25′の内面、吐
出口21の内面に形成したものである。この形成のガス
圧送ポンプではベーン22の材質としてカーボン材など
の無機材料で構成される場合も多く、しかも自己潤滑性
を有する場合は、実施例のように被膜を設ける必要はな
い。また、使用条件が腐食性ガスを使わないものとする
場合には、摺動面となるケーシング23内面やロータ2
4の外表面、サイドカバー25,25′の内面だけでも
十分である。尚、26は軸封手段であるのでこの位置ま
で前記表面被覆を設けることができる。さらにベーン2
2が金属材料の場合には、前記表面被膜を設けることも
可能である。
たものである。そして第5図は、第4図のAOS断面を
示したものである。この場合、ポリイミド樹脂と四フツ
化エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂被膜15を吸入
口21の内面および、ケーシング23の内面、及びロー
タ24の外表面、サイドカバー25,25′の内面、吐
出口21の内面に形成したものである。この形成のガス
圧送ポンプではベーン22の材質としてカーボン材など
の無機材料で構成される場合も多く、しかも自己潤滑性
を有する場合は、実施例のように被膜を設ける必要はな
い。また、使用条件が腐食性ガスを使わないものとする
場合には、摺動面となるケーシング23内面やロータ2
4の外表面、サイドカバー25,25′の内面だけでも
十分である。尚、26は軸封手段であるのでこの位置ま
で前記表面被覆を設けることができる。さらにベーン2
2が金属材料の場合には、前記表面被膜を設けることも
可能である。
他の実施例として第6図と第7図によりスクリユ形ガス
圧送ポンプの場合について以下に述べる。第7図は、第
6図のB−B断面を示したものである。スクリユ形ポン
プは、雄ロータ30と、雌ロータ31とケーシング32
とによつて作動室が形成される。そして、雄ロータ30
の回転とともにタイミングギヤ36によつて同期された
雌ロータ31が回転しガスが圧送される構造となつてい
る。ポリイミド樹脂と四フツ化エチレン樹脂を主成分と
する合成樹脂被膜15は、吸入口33の内面および吸入
室34の内面、および雄ロータ30の表面、雌ロータ3
1の表面、およびケーシング32の内面、そして吐出口
35の内面に設けられている。この場合でも、腐食ガス
を取り扱わない場合には、前記樹脂を両ロータ30,3
1の表面、ケーシング32の内面(端面も含む)だけ設
けることもできる。
圧送ポンプの場合について以下に述べる。第7図は、第
6図のB−B断面を示したものである。スクリユ形ポン
プは、雄ロータ30と、雌ロータ31とケーシング32
とによつて作動室が形成される。そして、雄ロータ30
の回転とともにタイミングギヤ36によつて同期された
雌ロータ31が回転しガスが圧送される構造となつてい
る。ポリイミド樹脂と四フツ化エチレン樹脂を主成分と
する合成樹脂被膜15は、吸入口33の内面および吸入
室34の内面、および雄ロータ30の表面、雌ロータ3
1の表面、およびケーシング32の内面、そして吐出口
35の内面に設けられている。この場合でも、腐食ガス
を取り扱わない場合には、前記樹脂を両ロータ30,3
1の表面、ケーシング32の内面(端面も含む)だけ設
けることもできる。
以上の実施例の他、摺動条件によつては、いずれの場合
もロータ側か、ステータ側(ケーシング側)のいずれか
一方に設けることも可能である。
もロータ側か、ステータ側(ケーシング側)のいずれか
一方に設けることも可能である。
また、前記樹脂被膜の厚さは図示のような容積形オイル
フリー式ガス圧送ポンプにおいては、最終的に加工仕上
を施すことによつて0.1mm程度が好適な場合が多い。
フリー式ガス圧送ポンプにおいては、最終的に加工仕上
を施すことによつて0.1mm程度が好適な場合が多い。
さらには、以上の実施例の他、特に図示はしないが往復
動式のガス圧送ポンプについても同様の手段が施こせる
ことは言うまでもなく、可能である。
動式のガス圧送ポンプについても同様の手段が施こせる
ことは言うまでもなく、可能である。
その他、前記樹脂被膜は、無潤滑用すべり軸受の摺動面
にも適用することが可能である。
にも適用することが可能である。
〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、無潤滑摺動下でも耐摩耗
性、耐焼付性に優れ、耐食性に優れかつ熱放散性に良好
で破断強さや密着力の強いポリイミド樹脂と四フツ化エ
チレン樹脂を主体とする0.01〜0.2mmを硬質合成
樹脂被膜を作動室を構成する部材表面に形成できるの
で、いかなる気体でも取り扱うことが可能で、しかも無
潤滑下で高速運転を行うことができる。このため、取扱
いガス量は単位時間当りは増加し、逆に、ガスの必要扱
い量を一定とすれば、ポンプの小形化が可能である。ま
た、作動室内の摺動面においては、耐摩耗性が良好であ
ることから長期にわたつて摩滅せず初期の設計寸法に近
い寸法が維持されるため、作動室の密閉性がそこなわれ
ないため、長期にわたつて高性能の確保が可能となる。
そして密閉性の他にも、耐焼付性の優れていることから
長期にわたつての信頼性が確保できる。また、真空ポン
プとして実施する場合は特に効果が大きく得られる。
性、耐焼付性に優れ、耐食性に優れかつ熱放散性に良好
で破断強さや密着力の強いポリイミド樹脂と四フツ化エ
チレン樹脂を主体とする0.01〜0.2mmを硬質合成
樹脂被膜を作動室を構成する部材表面に形成できるの
で、いかなる気体でも取り扱うことが可能で、しかも無
潤滑下で高速運転を行うことができる。このため、取扱
いガス量は単位時間当りは増加し、逆に、ガスの必要扱
い量を一定とすれば、ポンプの小形化が可能である。ま
た、作動室内の摺動面においては、耐摩耗性が良好であ
ることから長期にわたつて摩滅せず初期の設計寸法に近
い寸法が維持されるため、作動室の密閉性がそこなわれ
ないため、長期にわたつて高性能の確保が可能となる。
そして密閉性の他にも、耐焼付性の優れていることから
長期にわたつての信頼性が確保できる。また、真空ポン
プとして実施する場合は特に効果が大きく得られる。
第1図は、本実施例を示すスクロール形オイルフリー式
ガス圧送ポンプの縦断面図である。第2図は、第1図の
部分断面図である。第3図は、母材表面に設ける、処理
層の一実施例を示す断面図、第4図は、他の実施例を示
すロータリーベーン形オイルフリー式ガス圧送ポンプ
で、第5図はその断面図である。第6図は、他の実施例
を示すスクリユ形オイルフリー式ガス圧送ポンプで第7
図はその断面図である。 1……固定スクロール、2……旋回スクロール、3……
吸入口、4……排出口、5……ケーシング、6……ピン
クランク、9……クランク軸、10……主軸、11……
バランスウエイト、13……軸封手段、15……耐食,
耐摩耗性の樹脂層、22……ベーン、23……ケーシン
グ、24……ロータ、30……雄ロータ、31……雌ロ
ータ、32……ケーシング、36……タイミングギヤ。
ガス圧送ポンプの縦断面図である。第2図は、第1図の
部分断面図である。第3図は、母材表面に設ける、処理
層の一実施例を示す断面図、第4図は、他の実施例を示
すロータリーベーン形オイルフリー式ガス圧送ポンプ
で、第5図はその断面図である。第6図は、他の実施例
を示すスクリユ形オイルフリー式ガス圧送ポンプで第7
図はその断面図である。 1……固定スクロール、2……旋回スクロール、3……
吸入口、4……排出口、5……ケーシング、6……ピン
クランク、9……クランク軸、10……主軸、11……
バランスウエイト、13……軸封手段、15……耐食,
耐摩耗性の樹脂層、22……ベーン、23……ケーシン
グ、24……ロータ、30……雄ロータ、31……雌ロ
ータ、32……ケーシング、36……タイミングギヤ。
Claims (5)
- 【請求項1】圧縮機構部を構成する部品によって形成さ
れる作動室を駆動軸の回転運動に従って逐次減少せしめ
て気体を吸入,圧縮,吐出する容積形ガス圧送ポンプに
おいて、前記圧縮機構部を構成する部品の母材が金属で
形成されるものであって、取扱い気体が接触する部材表
面の少なくとも一部に、四フッ化エチレン樹脂とポリイ
ミド樹脂を主成分とする合成樹脂被膜を形成し、かつ該
樹脂被膜は、その膜厚さを0.01mm〜0.2mmとする
ことを特徴とする容積形オイルフリー式ガス圧送ポン
プ。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記容積
形オイルフリー式圧送ポンプがスクロール形のガス圧送
ポンプであることを特徴とする容積形オイルフリー式圧
送ポンプ。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項において部材表面に
形成する樹脂被膜を、少なくとも摺動面となる可能性の
ある部位に設けたことを特徴とする容積形オイルフリー
式ガス圧送ポンプ。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、前記母材
がアルミニウムあるいは、アルミニウム合金であること
を特徴とする容積形オイルフリー式ガス圧送ポンプ。 - 【請求項5】特許請求の範囲第1項の容積形オイルフリ
ー式ガス圧送ポンプにおいて、取扱い気体が接触する部
材表面に前記合成樹脂を付加し熱処理行程を経て部材表
面に形成する樹脂皮膜の硬度を鉛筆硬度にして3Hから
7Hの範囲にしたことを特徴とする容積形オイルフリー
式ガス圧送ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60034389A JPH0646032B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60034389A JPH0646032B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61197794A JPS61197794A (ja) | 1986-09-02 |
| JPH0646032B2 true JPH0646032B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=12412812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60034389A Expired - Lifetime JPH0646032B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646032B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63111295A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-16 | Daikin Ind Ltd | スクロ−ル形流体機械における自転防止装置 |
| JP2642949B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1997-08-20 | ブラザー工業株式会社 | スクリューロータ |
| JPH02201072A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | スクリュー圧縮機のローター |
| EP0462924B1 (de) * | 1990-06-20 | 1993-07-21 | AGINFOR AG für industrielle Forschung | Verdrängermaschine nach dem Spiralprinzip |
| JPH0462386U (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-28 | ||
| JPH0462385U (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-28 | ||
| JP3457519B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2003-10-20 | 株式会社日立産機システム | オイルフリースクロール圧縮機およびその製造方法 |
| JP3918814B2 (ja) | 2004-01-15 | 2007-05-23 | ダイキン工業株式会社 | 流体機械 |
| KR101454579B1 (ko) * | 2011-07-08 | 2014-10-23 | 도호쿠 다이가쿠 | 가스 배기용 펌프의 회전 기구 및 그 제조 방법, 및 그 회전 기구를 구비하는 가스 배기용 펌프 및 그 제조 방법 |
| KR101431055B1 (ko) * | 2011-07-21 | 2014-08-20 | 고쿠리츠다이가쿠호진 도호쿠다이가쿠 | 가스 배기용 펌프의 스테이터 및 그 제조방법과, 그 스테이터를 구비한 펌프 및 그 제조방법 및 조립방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57191532U (ja) * | 1981-06-01 | 1982-12-04 |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP60034389A patent/JPH0646032B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61197794A (ja) | 1986-09-02 |
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