JPH064648U - 車両固定装置 - Google Patents

車両固定装置

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JPH064648U
JPH064648U JP4488092U JP4488092U JPH064648U JP H064648 U JPH064648 U JP H064648U JP 4488092 U JP4488092 U JP 4488092U JP 4488092 U JP4488092 U JP 4488092U JP H064648 U JPH064648 U JP H064648U
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三郎 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両を固定するために係着したワイヤロープ
の張力を高精度で容易に設定でき、しかもその引張角度
を調整し、全体としてバランス良く固定可能とする。 【構成】 移動可能な基台13上に設置したウインチ1
4のワイヤロープ15を車両2に係着し、このワイヤロ
ープ15の張力を張力調整部18で検知するようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の室内試験用シャシーダイナモメータ等に車両を設置するた め、車両を固定する車両固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に完成した車両を試験するため図6に例示する如きシャシーダイナモメー タが用いられている。このシャシーダイナモメータは、ローラ1上に車両2の駆 動輪3を乗せた状態で、ローラ1に接続した図示しないダイナモメータにて負荷 をかけ各種模擬走行テストを実行するものである。このため車両2をシャシーダ イナモメータ上の所定位置に、車両2の駆動力又は制動力に耐えて固定する固定 装置4を用いる。
【0003】 この固定装置4は、図7にも示す如く、車両の四隅と、車両の四隅外方床面に 設置した固定部材5との間に各々架設するものである。すなわち、図示の車両固 定装置4は、固定部材5に装着したチルホール6と、チェーン部材7とを具備す る。
【0004】 チルホール6は、チェーン部材7の長さを調整するものである。
【0005】 チェーン部材7は、その自由端部に係着部が設けてあり、その係着部を車両2 の四隅部分のフック8に係着するものである。
【0006】 上述の如く構成した各車両固定装置4は、チルホール6を操作してチェーン部 材7の長さを調整する。
【0007】 このようにして、図6に示す如く、車両2の四隅部を放射線方向に向け、外方 に引っ張るようにして、車両2を所定位置に固定するものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き従来の車両固定装置では、車両を固定する場合、車両2の四方に総 計4本のチェーン部材7をつないだ後、各チルホール6を操作してチェーン部材 7の長さを調整しなければならない。特に、これら4本のチェーン部材7等にバ ランスして初期張力をかけておく必要があり、そのための作業に長い時間がかか る、さらに4本のチェーン部材7に加わる張力設定精度が悪いという問題があっ た。
【0009】 また、固定部材5は試験場の床に固定するものであったので、車両2に対する チェーン部材7の引張角度θを変更できないという問題があった。
【0010】 本考案は上述の点に鑑み、車両を固定する複数の固定装置間の張力のバランス が容易にとれ、しかも張力設定精度が良好で、引張角度を変更可能な車両固定装 置を新たに提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両固定装置は、車両の周囲の所要複数位置に各々移動可能に配置し 、それぞれが車両の各部に係着した係着部に掛けたワイヤロープを所定の張力で 牽引し、車両を固定するようにした車両固定装置において、車両に係着した係着 部に掛けたワイヤロープを可動基台上に設けたウインチで巻取ったときの張力で 張力調整部のばねを弾性変形させるように構成し、その変形量を検知器で検知し て、ワイヤロープに所定の張力がかかったことを検知するようにしたことを特徴 とする。
【0012】
【作用】
上述のように構成することにより、車両を固定する各ワイヤロープの張力を所 定の張力に高精度で容易に設定できる。また各車両固定装置本体を移動できるの で、車両に対するワイヤロープの引張角度を調整することができるものである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の車両固定装置の一実施例を図1ないし図5によって説明する。 なお、この図1ないし図5において、前述した図6及び図7に示す従来例に対応 する部分には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0014】 本例の車両固定装置を設けたシャシーダイナモメータの概略平面を例示する図 3で、2は車両、9は固定側ローラ、10は移動側ローラ、11は固定装置本体 である。固定側ローラ9と移動側ローラ10とにはそれぞれAトラック9a,1 0aとBトラック9b,10bとを設定する。
【0015】 各固定装置本体11は、シャシーダイナモメータの試験場の所定位置に敷設し たレール12上を移動して固定位置変更可能に装着する。すなわち、固定装置本 体11は、図1及び図2にも示す如く、レール12上に装着した基台13上に装 置を設置して構成する。
【0016】 基台13上には電動ウインチ14を設置し、これより引き出したワイヤロープ 15を係着部16の滑車に巻き掛ける。係着部16には車両に係止するための係 着具17を設ける。ワイヤロープ15の先端部は張力調整部18の一端に取り付 ける。張力調整部18の他端部は基台13上に立設した支柱19に固定する。
【0017】 張力調整部18は、図4に例示する如く構成する。これは、筒状の本体20内 にスプリングロッド21を摺動自在に装着し、本体20の一方の端板20aとス プリングロッド21の端部材21aとの間に圧縮コイルばね22を架設する。
【0018】 そしてスプリングロッド21の本体20の外部にある端部の環状金具21bに ワイヤロープ15の先端部を結び付ける。本体20の他方の端板20bには留金 23を取り付け、この留金23を支柱19に固定する。
【0019】 張力調整部18には、位置検出部を設ける。このためスプリングロッド21の 端部材21aに、自由端部を着磁したノックピン24を嵌合設置する。このノッ クピン24は本体20に設けたスリット25内をスプリングロッド21と一体に 移動するものである。本体20には、取付金具26を締結し、取付金具26にス リット25に沿って延びるようにした支杆27を設ける。支杆27の各所定位置 にはそれぞれノックピン24に感応する検知器である近接スイッチ28を移動可 能に取り付ける。
【0020】 また、本例装置では、図1及び図2に例示する如く、ワイヤロープ15の一部 にワイヤ掛け金具29を取り付け、基台13に設置したスプリングバランサ30 から引き出したロープ31の先端をワイヤ掛け金具29に係着する。これにより ワイヤロープ15の張力に対抗するように5kgfから9kgfの張力を与え、 電動ウインチ14でワイヤロープ15を巻き取るときの乱巻きを防止するように する。
【0021】 また、上述の如く構成した本例装置は、車両2の各所定部所に各々対応する固 定装置本体11の係着具17を係着し、電動ウインチ14を駆動してワイヤロー プ15を巻取る。すると、スプリングロッド21がばね22の附勢力に抗して引 き出される。このスプリングロッド21の動作とともにノックピン24が移動し て所定の近接スイッチ28の場所に至ると、これを近接スイッチ28が検知し、 ワイヤロープ15に所定の設定張力が加わったことがわかる。これにより作業員 が電動ウインチ14を停止させて固定作業を完了するものである。または、近接 スイッチ28と電動ウインチ14とを連動させて、所定張力に達したときに電動 ウインチ14を停止させるようにしても良い。
【0022】 上述のようにして、図3に示す如く車両2をその四隅部から固定装置本体11 により所定の張力で引張ってシャシーダイナモメータ上の所定位置に固定するも のである。また、車両2を各ローラ9,10のBトラック9b,10b側に位置 するよう固定する場合には、固定装置本体11をレール12を移動して図に一点 鎖線で示す位置に設定すればよい。さらに、トラック等の大形車両の試験を行う 場合には、トラック用ポール32を用い、不用の固定装置本体11を図に二点鎖 線で示す退避位置に移動して行うようにする。
【0023】 なお、上述した実施例では、張力調整部18として圧縮コイルばねを用いたも のについて説明したがこれに限定されるものではなく、図5に例示する如く引張 コイルばねを用いても良い。これは、筒状本体33の内部に引張コイルばね34 を納め、その一端を本体33の端部に固定する。そしてばね34の自由端部に設 けた固定具35にワイヤロープ15の先端を結び付けるようにしたものである。 また、固定具35にはノックピン24を設け、スリット25から覗くノックピン 24を外部に設けた近接スイッチ28で検出して、ワイヤロープ15の張力を検 知するようにしても良い。
【0024】 また図示しないが、可動基台部に張力調整部の一端部を固定し、その他端部を 支持台上に摺動自在に支受されたウインチに固定し、このウインチより引き出し たワイヤロープを車両に係着して構成しても良い。この場合にもウインチでワイ ヤロープを巻取ったときの張力を張力調整部で検知して調整できるものである。
【0025】 なお、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内においてその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の車両固定装置によれば、車両の周囲の所要複数位 置に各々移動可能に配置し、それぞれが車両の各部に係着した係着部に掛けたワ イヤロープを所定の張力で牽引し、車両を固定するようにした車両固定装置にお いて、車両に係着した係着部に掛けたワイヤロープを可動基台上に設けたウイン チで巻取ったときの張力で張力調整部のばねを弾性変形させるように構成し、そ の変形量を検知器で検知して、ワイヤロープに所定の張力がかかったことを検知 するようにしたので、車両を固定する各ワイヤロープの張力を所定の張力に高精 度で容易に設定できる。また車両を固定する複数のワイヤロープ間の張力のバラ ンスをとることができるという効果がある。また、各車両固定装置本体を移動で きるので、車両に対するワイヤロープの引張角度を調整し、シャシーダイナモメ ータで車両の試験を行う際、車両の横振れを防止可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両固定装置の一実施例を示す要部平
面図。
【図2】上記実施例の要部正面図。
【図3】上記実施例の車両固定装置を用いて車両を固定
している状態を示す全体概略平面図。
【図4】上記実施例の張力調整部を取り出して示す部分
断面正面図。
【図5】上記実施例における張力調整部の他の構成例を
示す概略縦断面図。
【図6】従来の車両固定装置で車両をシャシーダイナモ
メータ上に固定する状態を例示する概略説明線図。
【図7】上記従来の車両固定装置で車両を固定している
状態を例示する概略底面図。
【符号の説明】
1…ローラ 2…車両 9…固定側ローラ 10…移動側ローラ 11…固定装置本体 12…レール 13…基台 14…電動ウインチ 15…ワイヤロープ 16…係着部 18…張力調整部 20…本体 21…スプリングロッド 22…ばね 24…ノックピン 28…近接スイッチ 33…本体 34…ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の周囲の所要複数位置に各々移動可
    能に配置し、それぞれが前記車両の各部に係着した係着
    部に掛けたワイヤロープを所定の張力で牽引し、前記車
    両を固定するようにした車両固定装置において、前記車
    両の周囲に移動可能に装着した基台と、当該基台上に設
    置され前記車両に係着した係着部に掛けたワイヤロープ
    を巻取るウインチと、前記ワイヤロープに加わる張力で
    ばねを弾性変形させ、その変形量を検知器で検知する張
    力調整部とを具備することを特徴とする車両固定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212152A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
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