JPH0647226Y2 - 刈払機の刈刃取付け装置 - Google Patents
刈払機の刈刃取付け装置Info
- Publication number
- JPH0647226Y2 JPH0647226Y2 JP5820890U JP5820890U JPH0647226Y2 JP H0647226 Y2 JPH0647226 Y2 JP H0647226Y2 JP 5820890 U JP5820890 U JP 5820890U JP 5820890 U JP5820890 U JP 5820890U JP H0647226 Y2 JPH0647226 Y2 JP H0647226Y2
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- Japan
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- cutting blade
- fastening
- friction plate
- nut member
- output shaft
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
本考案は、刈刃を着脱自在に取り付けた刈払機におい
て、装着された刈刃の不用意な脱落を防止した刈刃取付
け装置に関する。
て、装着された刈刃の不用意な脱落を防止した刈刃取付
け装置に関する。
雑草等の刈取りに使用される刈払機は、両端にそれぞれ
小型エンジン及びギヤケースを取り付けた操作主杆を備
えている。ギヤケースには、その出力軸に刈刃押えが取
り付けられており、この刈刃押えと締着座金で刈刃が固
定されている。そして、小型エンジンからの出力は、操
作主杆の内部を貫通している伝動軸を介してギアケース
に入力され、刈刃に伝達される。 本考案者等は、この刈払機に関し、刈刃の取付けや交換
等を簡単に行うことができ、しかも高速回転中は刈刃の
脱落を防止する機構を備えたものを実開平2-44931号公
報として紹介した。 先願で提案した刈払機は、第8図に示すように、ギアケ
ース80の出力軸81に刈刃押え82を取り付け、この刈刃押
え82と締着台83の間で刈刃84を挟持している。締着台83
には出力軸81が遊嵌される取付け孔85が設けられてお
り、取付け孔85の内面に複数本の爪片86を形成してい
る。締着台83の取付け孔85に収容されたネジ台87が、出
力軸81に螺着可能になっている。また、締着台83の内部
は空洞88に形成され、空洞88内部に移動子89が挿入され
ている。空洞88の底面はテーパ状になっており、開口側
には摩擦板90が配置されている。 出力軸81から伝達された動力で刈刃84が高速回転すると
き、移動子89は遠心力で空洞88を半径方向外方に移動す
る。このとき、空洞88の底面がテーパ状になっているの
で、半径方向に移動した移動子89は、摩擦板90を刈刃84
に押し付ける。その結果、刈刃84は、所定回転数以上で
摩擦板90と刈刃押え82との間で固定される。 他方、刈刃84が回転していない状態では、移動子89が空
洞89の中心側に移動し、摩擦板90を押し付ける力がなく
なる。そのため、刈刃84の交換や着脱が容易に行われ
る。
小型エンジン及びギヤケースを取り付けた操作主杆を備
えている。ギヤケースには、その出力軸に刈刃押えが取
り付けられており、この刈刃押えと締着座金で刈刃が固
定されている。そして、小型エンジンからの出力は、操
作主杆の内部を貫通している伝動軸を介してギアケース
に入力され、刈刃に伝達される。 本考案者等は、この刈払機に関し、刈刃の取付けや交換
等を簡単に行うことができ、しかも高速回転中は刈刃の
脱落を防止する機構を備えたものを実開平2-44931号公
報として紹介した。 先願で提案した刈払機は、第8図に示すように、ギアケ
ース80の出力軸81に刈刃押え82を取り付け、この刈刃押
え82と締着台83の間で刈刃84を挟持している。締着台83
には出力軸81が遊嵌される取付け孔85が設けられてお
り、取付け孔85の内面に複数本の爪片86を形成してい
る。締着台83の取付け孔85に収容されたネジ台87が、出
力軸81に螺着可能になっている。また、締着台83の内部
は空洞88に形成され、空洞88内部に移動子89が挿入され
ている。空洞88の底面はテーパ状になっており、開口側
には摩擦板90が配置されている。 出力軸81から伝達された動力で刈刃84が高速回転すると
き、移動子89は遠心力で空洞88を半径方向外方に移動す
る。このとき、空洞88の底面がテーパ状になっているの
で、半径方向に移動した移動子89は、摩擦板90を刈刃84
に押し付ける。その結果、刈刃84は、所定回転数以上で
摩擦板90と刈刃押え82との間で固定される。 他方、刈刃84が回転していない状態では、移動子89が空
洞89の中心側に移動し、摩擦板90を押し付ける力がなく
なる。そのため、刈刃84の交換や着脱が容易に行われ
る。
先願で提案した刈払機においては、刈刃84をギアケース
80の出力軸81に取り付けるため、締着台83の内周面に形
成した複数の爪片86の一つに雌ネジ孔91を刻設し、この
雌ネジ孔91にクリックネジ92を螺合している。クリック
ネジ92の内部は中空となっており、そこに取り付けられ
た押しバネ93でボール94が脱落しない範囲で突出させて
いる。 刈刃84を装着するにあたっては、出力軸81に螺合したネ
ジ台87を刈刃80の中心孔に挿通し、その中心孔を刈刃押
え82のボス部段部に嵌め込む。そして、ネジ台87に締着
台83を嵌合し、摩擦板90を刈刃82に接触させる。の状態
で締着台83を若干回転させ、締着台83側のボール94をネ
ジ台87側のノッチ95に嵌め合わせる。これによって、刈
刃84が所定の位置関係で出力軸81に装着される。 この機構によって、刈刃84の着脱作業は極めて簡単なも
のとなる。しかし、締着台83とネジ台87との係合は、ノ
ッチ95に対するボール94の嵌合いに頼っているので、不
測の外力が加わったとき解除される虞れがある。たとえ
ば、円周方向の過大な力が締着台83に加わると、ノッチ
95からボール94が離脱し、ネジ台87に対して締着台83が
回転する可能性がある。その結果、締着台83、ひいては
刈刃84が出力軸81から脱落し、非常に危険な状態を招く
ことになる。 そこで、本考案は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、剛体的な嵌合いによる締着台とナット
部材との係合関係を採用することにより、刈刃の脱落を
完全に防止し、安全性を高めた刈払機を提供することを
目的とする。
80の出力軸81に取り付けるため、締着台83の内周面に形
成した複数の爪片86の一つに雌ネジ孔91を刻設し、この
雌ネジ孔91にクリックネジ92を螺合している。クリック
ネジ92の内部は中空となっており、そこに取り付けられ
た押しバネ93でボール94が脱落しない範囲で突出させて
いる。 刈刃84を装着するにあたっては、出力軸81に螺合したネ
ジ台87を刈刃80の中心孔に挿通し、その中心孔を刈刃押
え82のボス部段部に嵌め込む。そして、ネジ台87に締着
台83を嵌合し、摩擦板90を刈刃82に接触させる。の状態
で締着台83を若干回転させ、締着台83側のボール94をネ
ジ台87側のノッチ95に嵌め合わせる。これによって、刈
刃84が所定の位置関係で出力軸81に装着される。 この機構によって、刈刃84の着脱作業は極めて簡単なも
のとなる。しかし、締着台83とネジ台87との係合は、ノ
ッチ95に対するボール94の嵌合いに頼っているので、不
測の外力が加わったとき解除される虞れがある。たとえ
ば、円周方向の過大な力が締着台83に加わると、ノッチ
95からボール94が離脱し、ネジ台87に対して締着台83が
回転する可能性がある。その結果、締着台83、ひいては
刈刃84が出力軸81から脱落し、非常に危険な状態を招く
ことになる。 そこで、本考案は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、剛体的な嵌合いによる締着台とナット
部材との係合関係を採用することにより、刈刃の脱落を
完全に防止し、安全性を高めた刈払機を提供することを
目的とする。
本考案の刈払機は、この目的を達成するため、刈払機の
出力軸に回転方向に関して固定した押え具と、前記出力
軸の先端に設けたネジ部に螺合されるナット部材と、該
ナット部材の周囲に同心円状に配置される締着台と、該
締着台に圧入された内周縁から斜面部を経て前記押え具
の底面に対向する平面部をもつ摩擦板と、前記出力軸の
回転速度が上昇したとき前記摩擦板を前記押え具の底面
に向けて押し付けるように、半径方向に移動可能な状態
で前記締着台の空洞部に収容された移動子とを備えてお
り、前記ナット部材の外周面に上方が開放され、起立部
で両側が区画された複数の凹所部が放射状に突出して形
成され、前記凹所部に嵌め合わされる複数の内方突起を
前記締着台の内周面に放射状に設けており、前記摩擦板
の弾撥力に抗して前記締着台を前記押え具に押し付け、
前記内方突起の間を前記凹所部を通過させた後、前記締
着台の内方突起が前記凹所部の起立部を乗り越えるよう
に前記締着台を前記ナット部材に対して回転させ、前記
摩擦板の斜面部の弾撥力で前記内方突起が前記凹所部の
底面に押し付けられることによって前記締着台が装着さ
れることを特徴とする。
出力軸に回転方向に関して固定した押え具と、前記出力
軸の先端に設けたネジ部に螺合されるナット部材と、該
ナット部材の周囲に同心円状に配置される締着台と、該
締着台に圧入された内周縁から斜面部を経て前記押え具
の底面に対向する平面部をもつ摩擦板と、前記出力軸の
回転速度が上昇したとき前記摩擦板を前記押え具の底面
に向けて押し付けるように、半径方向に移動可能な状態
で前記締着台の空洞部に収容された移動子とを備えてお
り、前記ナット部材の外周面に上方が開放され、起立部
で両側が区画された複数の凹所部が放射状に突出して形
成され、前記凹所部に嵌め合わされる複数の内方突起を
前記締着台の内周面に放射状に設けており、前記摩擦板
の弾撥力に抗して前記締着台を前記押え具に押し付け、
前記内方突起の間を前記凹所部を通過させた後、前記締
着台の内方突起が前記凹所部の起立部を乗り越えるよう
に前記締着台を前記ナット部材に対して回転させ、前記
摩擦板の斜面部の弾撥力で前記内方突起が前記凹所部の
底面に押し付けられることによって前記締着台が装着さ
れることを特徴とする。
本考案の刈刃取付け装置においては、上方が開放された
凹所部をナット部材に形成し、この凹所部に締着台の内
方突起を嵌め合わせている。締着台を装着するとき、摩
擦板を弾性変形させながら、凹所部に締着台の内方突起
を嵌め込む。嵌め込んだ後では、摩擦板の弾撥力で内方
突起が凹所部に押し付けられるため、嵌合い状態が解除
されることがなくなる。 この方式は、スプリング等の弾撥力を利用してナット部
材に締着台を係止させる方式と異なり、締着台がナット
部材に回転方向に関し剛体的に保持される。したがっ
て、不測の力が加わつた場合にあつても、ナット部材と
締着台との間に位置ズレが生じることがなく、締着台は
所期の位置に確保される。そのため、刈刃は、脱落やガ
タツキを生じることなく、初期状態に維持される。 このように、本考案においては、ワンタッチで締着台を
装着することができる。しかも、摩擦板を軸方向に変形
させる力が働かない限り、装着された締着台がナット部
材の凹所部から離脱することがない。
凹所部をナット部材に形成し、この凹所部に締着台の内
方突起を嵌め合わせている。締着台を装着するとき、摩
擦板を弾性変形させながら、凹所部に締着台の内方突起
を嵌め込む。嵌め込んだ後では、摩擦板の弾撥力で内方
突起が凹所部に押し付けられるため、嵌合い状態が解除
されることがなくなる。 この方式は、スプリング等の弾撥力を利用してナット部
材に締着台を係止させる方式と異なり、締着台がナット
部材に回転方向に関し剛体的に保持される。したがっ
て、不測の力が加わつた場合にあつても、ナット部材と
締着台との間に位置ズレが生じることがなく、締着台は
所期の位置に確保される。そのため、刈刃は、脱落やガ
タツキを生じることなく、初期状態に維持される。 このように、本考案においては、ワンタッチで締着台を
装着することができる。しかも、摩擦板を軸方向に変形
させる力が働かない限り、装着された締着台がナット部
材の凹所部から離脱することがない。
以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具
体的に説明する。 本実施例の刈刃取付け装置においては、第1図に示すよ
うに、減速機構を内蔵したギアケース10の下面から出力
軸11が突設されている。出力軸11は、ギアケース10側が
大径部12となつており、そこにスプライン溝が刻設され
ている。また、下端側が小径部13となつており、雄ネジ
部が刻設されている。 ギアケース10の下面側に配置される円盤状の刈刃押え20
は、周縁にフランジ部21が形成されており、中心にボス
部22が形成されている。また、刈刃押え20の底面には、
段部23が設けられている。この刈刃押え20は、出力軸11
の大径部12に刻設したスプラインに中心孔を嵌め合せる
ことにより、出力軸11に固定される。 出力軸11の小径部13には、締着台30が緩く嵌合されてい
る。締着台30の中心には取付け孔31が穿設されており、
この取付け孔31の内周面に複数の内方突起32が設けられ
ている。たとえば、第2図で示すように、3個の内方突
起32を取付け孔31の円周方向に関して等間隔で配置す
る。 締着台30は、緩やかな曲面をもつた下面33と、外周に向
かつて漸次浅くなるテーパ状の底面34で区画される空洞
部35とをもつほぼ椀状に形成されている。そして、締着
台30の中心部には、ボス部36がドーナツ状に設けられて
いる。ボス部36の外径は、刈刃押え20に形成したフラン
ジ部21の外径より若干小さくなつている。また、空洞部
35の外周縁にはリム37が形成されている。このリム37に
は、締着台30の着脱作業を容易にするため、指懸りとな
る凹凸(図示せず)を設けることも可能である。 締着台30の空洞部35には、移動子40が収容される。移動
子40としては、着脱台30の回転速度に応じ、空洞部35内
を半径方向に移動することができる大きさを鋼球等が使
用される。すなわち、移動子40は、締着台30の中心より
に位置するとき空洞部35に完全に収まり、半径方向外方
に位置するとき空洞部35から若干突出するようなサイズ
となつている。なお、鋼球に代えて、ロール,クサビ等
を移動子40として使用することもできる。 空洞部35の開口側には、ドーナツ状の摩擦板50が取り付
けられている。摩擦板50の内周縁51は、屈曲されて締着
台30のボス部36内周壁に圧入されている。これにより、
摩擦板50は、締着台30と一体化される。また、摩擦板50
の外周縁52は、リム37の外径或いはそれ以上の外径をも
っている。 摩擦板50としては、ドーナツ板状に成形したバネ材等が
使用される。この摩擦板50は、たとえば第1図に示すよ
うに、内周縁51から傾斜して立ち上がる斜面部53と、こ
の斜面部53から水平方向に広がる平面部54を備えている
ことが好ましい。また、摩擦板50の弾性力を高めるた
め、第3図に示すように、斜面部53から平面部54にかけ
て複数のスリット55を放射状に設けることもできる。 出力軸11の小径部13には、ナット部材60が螺合されてい
る。ナット部材60の端面には、半径方向外方に突出した
複数の突出部61が放射状に形成されている。これら突出
部61の上方は、上部が開放された凹所部62となってい
る。 凹所部62の両側は、第4図で示すように大起立部63及び
小起立部64で区画されている。大起立部63は締着台30が
回転するとき加速力を受ける側に、小起立部64は締着台
の減速回転時に力を受ける側にそれぞれ設けられてい
る。この凹所部62は、締着台30に設けた内方突起32を収
容する。 刈刃70は、ドーナツ状に成形されたものであり、その中
心孔の内周面が刈刃押え20の段部23に当接する状態で、
刈刃押え20の下面に嵌め込まれる。また、刈刃70の他面
には、摩擦板50が接触する。 本実施例の刈刃取付け装置においては、ナット部材60を
出力軸11の小径部13に螺合することによつて、刈刃70の
装着を簡単におこなうことができる。すなわち、ナット
部材60の凹所部62に締着台30の内方突起32を嵌め合わ
せ、ナット部材60を出力軸11の小径部13に螺合する。こ
のとき、内方突起32の円周方向両側が大起立部63及び小
起立部64で挟まれているので、締着台30とナット部材60
との間に相対的な回転を生じることがない。 締着台30が装着された状態で、刈刃70は、刈刃押え20の
下面と摩擦板50との間で挟持される。このとき、移動子
40は、空洞部35内で中心部側に位置している。そのた
め、空洞部35から移動子40が突出せず、摩擦板50を刈刃
70に押し付ける力は生じない。 刈払機に搭載したエンジンを起動させて出力軸11を回転
させると、出力軸11に固定された刈刃押え20及び締着台
30、更には刈刃押え20と締着台30に挟まれた刈刃70が回
転する。締着台30の回転速度の上昇に伴つて、移動子40
に加わる遠心力が大きくなる。この遠心力によつて、移
動子40は、第1図に2点鎖線で示したように、空洞部35
内を半径方向外方に移動する。このとき、移動子40の一
部が空洞部35から突出して、摩擦板50を刈刃70に押し付
ける。この押圧力は、回転速度が上昇するほど大きくな
るため、特に高速回転状態では刈刃70が摩擦板50と刈刃
押え20の底面との間で確実に保持される。 また、ナット部材60の凹所部62に締着台30の内方突起32
が収容されているので、ナット部材60、ひいては出力軸
11に対して締着台30が位置ズレを起こすことがない。た
とえば、加速時に加わる力はナット部材60の大起立部63
で受け止められ、減速時に加わる力は小起立部64で受け
止められる。そのため、刈払作業中に刈刃70が石や灌木
の根に当たることによつて回転速度が大きく変動する場
合にあつても、刈刃70は所期の位置関係で確保される。
なお、締着台30の軸方向移動は、突出部61で規制され
る。 刈刃70を取り外したり交換する作業は、出力軸11,締着
台30等の回転が止まつた状態で行われる。このとき、移
動子40は、空洞部35内で中心側に位置し、摩擦板50を刈
刃70に押し付ける力は生じていない。この状態で、締着
台30を内方突起32が小起立部64を超える位置まで押し上
げて、そのまま時計方向に若干回転させる。これによ
り、締着台30の内方突起32に対するナット部材60の凹所
部62の嵌合いが解除され、ナット部材60から締着台30及
び摩擦板50を取り外すことができる。その結果、刈刃70
が簡単に取り外される。その後、たとえば新しい刈刃を
刈刃押え20の段部23に嵌め合わせ、前述した場合と逆の
手順で締着台30及び摩擦板50をナット部材60に係合させ
る。 このように、刈刃70の装着,交換等作業は、工具等を使
用する必要なく極めて簡単にワンタッチで行われる。し
かも、装着された刈刃70は、所定位置に確実に保持さ
れ、刈払作業中に離脱することが防止される。 以上の実施例においては、刈刃70を刈刃押え20と締着台
30との間に挟持する形式の刈払機を説明した。しかし、
本考案は、これに拘束されるものではなく、その他の形
式の刈払機に対しても同様に適用することができる。 たとえば、第5図に示すように、締着台30にボルト,ナ
ット等の固定手段71でナイロンコードカッター71のケー
ス72を取り付けてもよい。この場合にも、ナット部材60
と締着台30との間に相対的な位置ズレが生じないため、
ケース72が所期の位置関係に保持される。そのため、ケ
ース72から半径方向に延出したナイロンコード73を使用
した刈払作業は、安定した条件下で行われ、しかも安全
な作業となる。 また、刈刃としても、第6図に示すように、円板74に複
数のカッターブレード75を取付けネジ76で取り付けたも
のを使用することもできる。 更に、締着台30には、第7図に示すように、外周縁及び
内周縁にそれぞれリング状突起38、39を形成することも
できる。この場合、刈払作業状態でリング条突起38,39
のみが地面GLに接触するため、締着台30本体の摩耗が抑
制される。その結果、長期間の使用に耐えるものとな
る。また、非作業時では、これらリング条突起38,39
は、刈払機を地面GLに起立させたり、或いはリング状突
起38と39とを結ぶ線Lを地面GLに沿わせて傾斜させると
き、脚部として役立つ。
体的に説明する。 本実施例の刈刃取付け装置においては、第1図に示すよ
うに、減速機構を内蔵したギアケース10の下面から出力
軸11が突設されている。出力軸11は、ギアケース10側が
大径部12となつており、そこにスプライン溝が刻設され
ている。また、下端側が小径部13となつており、雄ネジ
部が刻設されている。 ギアケース10の下面側に配置される円盤状の刈刃押え20
は、周縁にフランジ部21が形成されており、中心にボス
部22が形成されている。また、刈刃押え20の底面には、
段部23が設けられている。この刈刃押え20は、出力軸11
の大径部12に刻設したスプラインに中心孔を嵌め合せる
ことにより、出力軸11に固定される。 出力軸11の小径部13には、締着台30が緩く嵌合されてい
る。締着台30の中心には取付け孔31が穿設されており、
この取付け孔31の内周面に複数の内方突起32が設けられ
ている。たとえば、第2図で示すように、3個の内方突
起32を取付け孔31の円周方向に関して等間隔で配置す
る。 締着台30は、緩やかな曲面をもつた下面33と、外周に向
かつて漸次浅くなるテーパ状の底面34で区画される空洞
部35とをもつほぼ椀状に形成されている。そして、締着
台30の中心部には、ボス部36がドーナツ状に設けられて
いる。ボス部36の外径は、刈刃押え20に形成したフラン
ジ部21の外径より若干小さくなつている。また、空洞部
35の外周縁にはリム37が形成されている。このリム37に
は、締着台30の着脱作業を容易にするため、指懸りとな
る凹凸(図示せず)を設けることも可能である。 締着台30の空洞部35には、移動子40が収容される。移動
子40としては、着脱台30の回転速度に応じ、空洞部35内
を半径方向に移動することができる大きさを鋼球等が使
用される。すなわち、移動子40は、締着台30の中心より
に位置するとき空洞部35に完全に収まり、半径方向外方
に位置するとき空洞部35から若干突出するようなサイズ
となつている。なお、鋼球に代えて、ロール,クサビ等
を移動子40として使用することもできる。 空洞部35の開口側には、ドーナツ状の摩擦板50が取り付
けられている。摩擦板50の内周縁51は、屈曲されて締着
台30のボス部36内周壁に圧入されている。これにより、
摩擦板50は、締着台30と一体化される。また、摩擦板50
の外周縁52は、リム37の外径或いはそれ以上の外径をも
っている。 摩擦板50としては、ドーナツ板状に成形したバネ材等が
使用される。この摩擦板50は、たとえば第1図に示すよ
うに、内周縁51から傾斜して立ち上がる斜面部53と、こ
の斜面部53から水平方向に広がる平面部54を備えている
ことが好ましい。また、摩擦板50の弾性力を高めるた
め、第3図に示すように、斜面部53から平面部54にかけ
て複数のスリット55を放射状に設けることもできる。 出力軸11の小径部13には、ナット部材60が螺合されてい
る。ナット部材60の端面には、半径方向外方に突出した
複数の突出部61が放射状に形成されている。これら突出
部61の上方は、上部が開放された凹所部62となってい
る。 凹所部62の両側は、第4図で示すように大起立部63及び
小起立部64で区画されている。大起立部63は締着台30が
回転するとき加速力を受ける側に、小起立部64は締着台
の減速回転時に力を受ける側にそれぞれ設けられてい
る。この凹所部62は、締着台30に設けた内方突起32を収
容する。 刈刃70は、ドーナツ状に成形されたものであり、その中
心孔の内周面が刈刃押え20の段部23に当接する状態で、
刈刃押え20の下面に嵌め込まれる。また、刈刃70の他面
には、摩擦板50が接触する。 本実施例の刈刃取付け装置においては、ナット部材60を
出力軸11の小径部13に螺合することによつて、刈刃70の
装着を簡単におこなうことができる。すなわち、ナット
部材60の凹所部62に締着台30の内方突起32を嵌め合わ
せ、ナット部材60を出力軸11の小径部13に螺合する。こ
のとき、内方突起32の円周方向両側が大起立部63及び小
起立部64で挟まれているので、締着台30とナット部材60
との間に相対的な回転を生じることがない。 締着台30が装着された状態で、刈刃70は、刈刃押え20の
下面と摩擦板50との間で挟持される。このとき、移動子
40は、空洞部35内で中心部側に位置している。そのた
め、空洞部35から移動子40が突出せず、摩擦板50を刈刃
70に押し付ける力は生じない。 刈払機に搭載したエンジンを起動させて出力軸11を回転
させると、出力軸11に固定された刈刃押え20及び締着台
30、更には刈刃押え20と締着台30に挟まれた刈刃70が回
転する。締着台30の回転速度の上昇に伴つて、移動子40
に加わる遠心力が大きくなる。この遠心力によつて、移
動子40は、第1図に2点鎖線で示したように、空洞部35
内を半径方向外方に移動する。このとき、移動子40の一
部が空洞部35から突出して、摩擦板50を刈刃70に押し付
ける。この押圧力は、回転速度が上昇するほど大きくな
るため、特に高速回転状態では刈刃70が摩擦板50と刈刃
押え20の底面との間で確実に保持される。 また、ナット部材60の凹所部62に締着台30の内方突起32
が収容されているので、ナット部材60、ひいては出力軸
11に対して締着台30が位置ズレを起こすことがない。た
とえば、加速時に加わる力はナット部材60の大起立部63
で受け止められ、減速時に加わる力は小起立部64で受け
止められる。そのため、刈払作業中に刈刃70が石や灌木
の根に当たることによつて回転速度が大きく変動する場
合にあつても、刈刃70は所期の位置関係で確保される。
なお、締着台30の軸方向移動は、突出部61で規制され
る。 刈刃70を取り外したり交換する作業は、出力軸11,締着
台30等の回転が止まつた状態で行われる。このとき、移
動子40は、空洞部35内で中心側に位置し、摩擦板50を刈
刃70に押し付ける力は生じていない。この状態で、締着
台30を内方突起32が小起立部64を超える位置まで押し上
げて、そのまま時計方向に若干回転させる。これによ
り、締着台30の内方突起32に対するナット部材60の凹所
部62の嵌合いが解除され、ナット部材60から締着台30及
び摩擦板50を取り外すことができる。その結果、刈刃70
が簡単に取り外される。その後、たとえば新しい刈刃を
刈刃押え20の段部23に嵌め合わせ、前述した場合と逆の
手順で締着台30及び摩擦板50をナット部材60に係合させ
る。 このように、刈刃70の装着,交換等作業は、工具等を使
用する必要なく極めて簡単にワンタッチで行われる。し
かも、装着された刈刃70は、所定位置に確実に保持さ
れ、刈払作業中に離脱することが防止される。 以上の実施例においては、刈刃70を刈刃押え20と締着台
30との間に挟持する形式の刈払機を説明した。しかし、
本考案は、これに拘束されるものではなく、その他の形
式の刈払機に対しても同様に適用することができる。 たとえば、第5図に示すように、締着台30にボルト,ナ
ット等の固定手段71でナイロンコードカッター71のケー
ス72を取り付けてもよい。この場合にも、ナット部材60
と締着台30との間に相対的な位置ズレが生じないため、
ケース72が所期の位置関係に保持される。そのため、ケ
ース72から半径方向に延出したナイロンコード73を使用
した刈払作業は、安定した条件下で行われ、しかも安全
な作業となる。 また、刈刃としても、第6図に示すように、円板74に複
数のカッターブレード75を取付けネジ76で取り付けたも
のを使用することもできる。 更に、締着台30には、第7図に示すように、外周縁及び
内周縁にそれぞれリング状突起38、39を形成することも
できる。この場合、刈払作業状態でリング条突起38,39
のみが地面GLに接触するため、締着台30本体の摩耗が抑
制される。その結果、長期間の使用に耐えるものとな
る。また、非作業時では、これらリング条突起38,39
は、刈払機を地面GLに起立させたり、或いはリング状突
起38と39とを結ぶ線Lを地面GLに沿わせて傾斜させると
き、脚部として役立つ。
以上に説明したように、本考案の刈刃取付け装置におい
ては、ナット部材と締着台とを回転方向に関して剛体的
に係止させているので、スプリングの弾撥力を利用する
機構に比較して、ナット部材と締着台との間の相対的な
位置ズレが確実に防止される。そのため、不測の大きな
力が刈刃に加わつた場合にあっても、刈刃が操作主杆か
ら離脱せず、安全に刈払作業を行うことができる。しか
も、刈刃をガタツキなく保持することができるため、破
損や変形等が生じることも抑制され、刈刃自体の寿命も
長くなる。更に、ワンタッチで締着台をナット部材に取
り付けることができるため、特殊な工具等を必要とする
ことなく、極めて簡単に刈刃の着脱が行われる。このよ
うに、本考案によるとき、取扱い性,安全性,耐久性等
に優れた刈払機が得られる。
ては、ナット部材と締着台とを回転方向に関して剛体的
に係止させているので、スプリングの弾撥力を利用する
機構に比較して、ナット部材と締着台との間の相対的な
位置ズレが確実に防止される。そのため、不測の大きな
力が刈刃に加わつた場合にあっても、刈刃が操作主杆か
ら離脱せず、安全に刈払作業を行うことができる。しか
も、刈刃をガタツキなく保持することができるため、破
損や変形等が生じることも抑制され、刈刃自体の寿命も
長くなる。更に、ワンタッチで締着台をナット部材に取
り付けることができるため、特殊な工具等を必要とする
ことなく、極めて簡単に刈刃の着脱が行われる。このよ
うに、本考案によるとき、取扱い性,安全性,耐久性等
に優れた刈払機が得られる。
第1図は本考案実施例の刈刃取付け装置の断面図、第2
図はその底面図、第3図は摩擦板の平面図、第4図は第
2図のIV-IV断面図、第5図〜第7図は他の実施例を説
明するための図、第8図は本考案者等が先に提案した刈
刃取付け装置の断面図である。 11……出力軸,20……刈刃押え(押え具),30……締着
台,32……内方突起,35……空洞部,40……移動子,50……
摩擦板,51……内周縁,53……斜面部,54……平面部,60…
…ナット部材,62……凹所部,63,64……起立部,70……刈
刃
図はその底面図、第3図は摩擦板の平面図、第4図は第
2図のIV-IV断面図、第5図〜第7図は他の実施例を説
明するための図、第8図は本考案者等が先に提案した刈
刃取付け装置の断面図である。 11……出力軸,20……刈刃押え(押え具),30……締着
台,32……内方突起,35……空洞部,40……移動子,50……
摩擦板,51……内周縁,53……斜面部,54……平面部,60…
…ナット部材,62……凹所部,63,64……起立部,70……刈
刃
Claims (1)
- 【請求項1】刈払機の出力軸に回転方向に関して固定し
た押え具と、前記出力軸の先端に設けたネジ部に螺合さ
れるナット部材と、該ナット部材の周囲に同心円状に配
置される締着台と、該締着台に圧入された内周縁から斜
面部を経て前記押え具の底面に対向する平面部をもつ摩
擦板と、前記出力軸の回転速度が上昇したとき前記摩擦
板を前記押え具の底面に向けて押し付けるように、半径
方向に移動可能な状態で前記締着台の空洞部に収容され
た移動子とを備えており、前記ナット部材の外周面に上
方が開放され、起立部で両側が区画された複数の凹所部
が放射状に突出して形成され、前記凹所部に嵌め合わさ
れる複数の内方突起を前記締着台の内周面に放射状に設
けており、 前記摩擦板の弾撥力に抗して前記締着台を前記押え具に
押し付け、前記内方突起の間を前記凹所部を通過させた
後、前記締着台の内方突起が前記凹所部の起立部を乗り
越えるように前記締着台を前記ナット部材に対して回転
させ、前記摩擦板の斜面部の弾撥力で前記内方突起が前
記凹所部の底面に押し付けられることによって前記締着
台が装着されることを特徴とする刈払機の刈刃取付け装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5820890U JPH0647226Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 刈払機の刈刃取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5820890U JPH0647226Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 刈払機の刈刃取付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0416523U JPH0416523U (ja) | 1992-02-12 |
| JPH0647226Y2 true JPH0647226Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31583607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5820890U Expired - Lifetime JPH0647226Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 刈払機の刈刃取付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647226Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2959151B1 (fr) * | 2010-04-21 | 2012-04-13 | Pellenc Sa | Tete de coupe rotative multifonction, pour appareils de coupe, et appareils portables munis d'une telle tete de coupe |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP5820890U patent/JPH0647226Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0416523U (ja) | 1992-02-12 |
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