JPH064745B2 - 熱可塑性エラストマ−組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマ−組成物Info
- Publication number
- JPH064745B2 JPH064745B2 JP60220769A JP22076985A JPH064745B2 JP H064745 B2 JPH064745 B2 JP H064745B2 JP 60220769 A JP60220769 A JP 60220769A JP 22076985 A JP22076985 A JP 22076985A JP H064745 B2 JPH064745 B2 JP H064745B2
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- JP
- Japan
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- thermoplastic elastomer
- weight
- elastomer composition
- acid amide
- polymer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性エラストマー組成物に関する。
更に詳しくはA−B−A構造からなる選択的に水素添加
されたブロック共重合体(以下水添ブロック共重合体と
略す。)、ポリオレフィン樹脂および鉱物油系軟化剤か
らなる熱可塑性エラストマーに高級脂肪酸アミドを配合
してなる粘着防止性熱可塑性エラストマー組成物に関す
るものである。
されたブロック共重合体(以下水添ブロック共重合体と
略す。)、ポリオレフィン樹脂および鉱物油系軟化剤か
らなる熱可塑性エラストマーに高級脂肪酸アミドを配合
してなる粘着防止性熱可塑性エラストマー組成物に関す
るものである。
水添ブロック共重合体、ポリオレフィン樹脂および鉱物
油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマー組成物におい
て、鉱物油系軟化剤は該熱可塑性エラストマーの硬度調
節、加工性改良およびコスト低減の目的で配合すること
が既によく知られている。
油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマー組成物におい
て、鉱物油系軟化剤は該熱可塑性エラストマーの硬度調
節、加工性改良およびコスト低減の目的で配合すること
が既によく知られている。
鉱物油系軟化剤を配合することにより、かかる目的は十
分達成できるが、熱可塑性エラストマー組成物を混練後
造粒して得たペレットを袋詰めにし、その袋を段積みし
て保管すると、ペレット表面の粘着性のために、ペレッ
ト同志が互着して団塊状となり、成形加工機への供給が
困難となる。
分達成できるが、熱可塑性エラストマー組成物を混練後
造粒して得たペレットを袋詰めにし、その袋を段積みし
て保管すると、ペレット表面の粘着性のために、ペレッ
ト同志が互着して団塊状となり、成形加工機への供給が
困難となる。
またこのペレットを射出成形機にて成形したときに、成
形品表面に鉱物油系軟化剤が経時的に滲出して粘着性の
ある表面を形成する。
形品表面に鉱物油系軟化剤が経時的に滲出して粘着性の
ある表面を形成する。
このような現象は軟化剤の水添ブロック共重合体に対す
る配合割合が多い程、具体的には鉱物油系軟化剤の水添
ブロック共重合体に対する重量比が約50:100以上
のときに生じ易いことが確認された。かかる重量比の範
囲は、熱可塑性エラストマー組成物にとって実用上必要
な配合割合の範囲にあるので、このような配合割合を維
持した上で前記の問題点を解決することが必要である。
る配合割合が多い程、具体的には鉱物油系軟化剤の水添
ブロック共重合体に対する重量比が約50:100以上
のときに生じ易いことが確認された。かかる重量比の範
囲は、熱可塑性エラストマー組成物にとって実用上必要
な配合割合の範囲にあるので、このような配合割合を維
持した上で前記の問題点を解決することが必要である。
従来かかる熱可塑性エラストマーの粘着防止方法とし
て、タルク、炭酸マグネシウムの如き無機フィラーまた
は粉末ポリエチレン、粉末ポリプロピレンの如き樹脂粉
末をペレット表面に打粉する方式が一般的に行なわれて
いるが、この方法では、これらの互着防止剤を均一にペ
レット表面に付着させることが困難であり、また無機フ
ィラー添加による透明性の低下等物性低下、外観不良の
原因となりやすく必ずしも満足すべき方法ではない。
て、タルク、炭酸マグネシウムの如き無機フィラーまた
は粉末ポリエチレン、粉末ポリプロピレンの如き樹脂粉
末をペレット表面に打粉する方式が一般的に行なわれて
いるが、この方法では、これらの互着防止剤を均一にペ
レット表面に付着させることが困難であり、また無機フ
ィラー添加による透明性の低下等物性低下、外観不良の
原因となりやすく必ずしも満足すべき方法ではない。
また特公昭57−37618号公報明細書に記載されて
いる方法、すなわち水添ブロック共重合体100重量
部、ポリオレフィン15〜200重量部、炭化水素油2
0〜150重量部に対してパラフィンワックス5〜75
重量部を添加することにより、炭化水素油のブリードア
ウトを防止する方法は、本発明者らの追試の結果、若干
の効果は認められたが、十分満足すべき効果は得られな
かった。
いる方法、すなわち水添ブロック共重合体100重量
部、ポリオレフィン15〜200重量部、炭化水素油2
0〜150重量部に対してパラフィンワックス5〜75
重量部を添加することにより、炭化水素油のブリードア
ウトを防止する方法は、本発明者らの追試の結果、若干
の効果は認められたが、十分満足すべき効果は得られな
かった。
また特開昭52−53957号公報記載の方法、すなわ
ち水添ブロック共重合体100重量部、ポリオレフィン
5〜150重量部、ゴム希釈用オイル10〜175重量
部に対して、立体障害フェノール、ベンゾトリアゾール
またはこれらのオイル滲出抑制剤の混合物0.2〜5重量
部を添加する方法も同様に本発明者らの追試の結果若干
の改良がみられたが十分満足すべき効果は得られなかっ
た。
ち水添ブロック共重合体100重量部、ポリオレフィン
5〜150重量部、ゴム希釈用オイル10〜175重量
部に対して、立体障害フェノール、ベンゾトリアゾール
またはこれらのオイル滲出抑制剤の混合物0.2〜5重量
部を添加する方法も同様に本発明者らの追試の結果若干
の改良がみられたが十分満足すべき効果は得られなかっ
た。
前述したように水添ブロック共重合体、ポリオレフィン
樹脂に鉱物油系軟化剤を配合してなる熱可塑性エラスト
マーは、そのペレットまたは成形品が表面の粘着性のた
めに互着する現象を生じる。
樹脂に鉱物油系軟化剤を配合してなる熱可塑性エラスト
マーは、そのペレットまたは成形品が表面の粘着性のた
めに互着する現象を生じる。
このような現象は、鉱物油系軟化剤の水添ブロック共重
合体に対する配合割合を減少させることによりある程度
改良されるが、軟化剤の減少は加工性の低下およびコス
トの上昇を招き、実用上好ましくなく、鉱物油系軟化剤
の必要な配合割合を維持した上で粘着防止をはかる必要
がある。
合体に対する配合割合を減少させることによりある程度
改良されるが、軟化剤の減少は加工性の低下およびコス
トの上昇を招き、実用上好ましくなく、鉱物油系軟化剤
の必要な配合割合を維持した上で粘着防止をはかる必要
がある。
本発明は、水添ブロック共重合体、ポリオレフィン樹脂
および鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマーに
おいて、主として鉱物油系軟化剤の滲出等によると考え
られるペレットまたは成形品の表面の粘着性を防止し、
この粘着性に基因する熱可塑性エラストマーペレットの
互着現象および成形品表面のべとつきなどを改良するこ
とを目的とする。
および鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマーに
おいて、主として鉱物油系軟化剤の滲出等によると考え
られるペレットまたは成形品の表面の粘着性を防止し、
この粘着性に基因する熱可塑性エラストマーペレットの
互着現象および成形品表面のべとつきなどを改良するこ
とを目的とする。
また、さらに別の目的にはペレットの互着現象および成
形品表面のべとつきなどが改良された熱可塑性エラスト
マー組成物を提供することにある。
形品表面のべとつきなどが改良された熱可塑性エラスト
マー組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記の問題を解決するために鋭意検討し
た結果、水添ブロック共重合体、ポリオレフィン樹脂お
よび鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマーに高
級脂肪酸アミドを添加することによって、きわめて有効
に粘着防止をはかることが出来ることを見出した。
た結果、水添ブロック共重合体、ポリオレフィン樹脂お
よび鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エラストマーに高
級脂肪酸アミドを添加することによって、きわめて有効
に粘着防止をはかることが出来ることを見出した。
すなわち本発明は、数平均分子量5,000〜125,000の芳香
族モノアルケニルまたはモノ−アルケニリデン炭化水素
重合体からなる末端重合体ブロックAを少くとも2つ有
し、かつ、数平均分子量10,000〜300,000の部分的にま
たは完全に水素添加された脂肪族共役ジエン炭化水素重
合体からなる中間重合体ブロックBを少くとも1つ有す
るA−B−A構造からなる選択的に水素添加されたブロ
ック共重合体、ポリオレフィン樹脂および鉱物油系軟化
剤からなる熱可塑性エラストマー100重量部に対し、
高級脂肪酸アミド約0.03〜2重量部添加することを特徴
とする粘着防止熱可塑性エラストマー組成物に関するも
のである。
族モノアルケニルまたはモノ−アルケニリデン炭化水素
重合体からなる末端重合体ブロックAを少くとも2つ有
し、かつ、数平均分子量10,000〜300,000の部分的にま
たは完全に水素添加された脂肪族共役ジエン炭化水素重
合体からなる中間重合体ブロックBを少くとも1つ有す
るA−B−A構造からなる選択的に水素添加されたブロ
ック共重合体、ポリオレフィン樹脂および鉱物油系軟化
剤からなる熱可塑性エラストマー100重量部に対し、
高級脂肪酸アミド約0.03〜2重量部添加することを特徴
とする粘着防止熱可塑性エラストマー組成物に関するも
のである。
本発明において使用される水添ブロック共重合体の芳香
族モノアルケニルまたはモノアルケニリデン炭化水素重
合体ブロックAを構成する単量体は、スチレン、α−メ
チルスチレンまたは第3−ブチルスチレン等であり、脂
肪族共役ジエン炭化水素重合体ブロックBを構成する単
量体は、ブタジエンまたはイソプレン等である。
族モノアルケニルまたはモノアルケニリデン炭化水素重
合体ブロックAを構成する単量体は、スチレン、α−メ
チルスチレンまたは第3−ブチルスチレン等であり、脂
肪族共役ジエン炭化水素重合体ブロックBを構成する単
量体は、ブタジエンまたはイソプレン等である。
かかる水添ブロック共重合体の代表例は、スチレン−エ
チレン・ブチレン−スチレン構造をとり、SEBSの略
称で呼ばれ、これは米国シェルケミカル社より、クレイ
トン−G(KRATON−G)という商品名で市販されてい
る。
チレン・ブチレン−スチレン構造をとり、SEBSの略
称で呼ばれ、これは米国シェルケミカル社より、クレイ
トン−G(KRATON−G)という商品名で市販されてい
る。
本発明において使用されるポリオレフィン樹脂は、ポリ
プロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリブテン等である。
プロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリブテン等である。
本発明で使用される鉱物油系軟化剤は、ゴムの軟化、増
量、加工性向上に用いられるプロセスオイルまたはエク
ステンダーオイルとよばれる鉱物油のうち、芳香族炭化
水素が30%以下の組成のパラフィン系またはナフテン
系炭化水素油である。一般にこれら鉱物油系軟化剤は、
芳香環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の混合物
であり、パラフィン鎖の炭化水素が全炭化水素中50%
以上を占めるものがパラフィン系炭化水素油とよばれ、
ナフテン環添加水素が30〜45%のものがナフテン系
炭化水素油とよばれる。
量、加工性向上に用いられるプロセスオイルまたはエク
ステンダーオイルとよばれる鉱物油のうち、芳香族炭化
水素が30%以下の組成のパラフィン系またはナフテン
系炭化水素油である。一般にこれら鉱物油系軟化剤は、
芳香環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の混合物
であり、パラフィン鎖の炭化水素が全炭化水素中50%
以上を占めるものがパラフィン系炭化水素油とよばれ、
ナフテン環添加水素が30〜45%のものがナフテン系
炭化水素油とよばれる。
本発明において添加する高級脂肪酸アミドの具体例とし
ては、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、アテア
リン酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの飽和脂肪酸アミ
ド、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、ブライジン酸
アミド、エライジン酸アミドなどの不飽和脂肪酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビスオ
レイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エ
チレンビスオレイン酸アミドなどのビス脂肪酸アミドな
どが用いられる。
ては、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、アテア
リン酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの飽和脂肪酸アミ
ド、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、ブライジン酸
アミド、エライジン酸アミドなどの不飽和脂肪酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビスオ
レイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エ
チレンビスオレイン酸アミドなどのビス脂肪酸アミドな
どが用いられる。
特に好ましい高級脂肪酸アミドとしては、融点が約70
℃から110℃の範囲の化合物である。
℃から110℃の範囲の化合物である。
上記の高級脂肪酸アミドの添加量は、SEBS、ポリオ
レフィン樹脂および鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エ
ラストマー100重量部に対し、約0.03〜2重量部、
好ましくは約0.04〜1重量部添加される。
レフィン樹脂および鉱物油系軟化剤からなる熱可塑性エ
ラストマー100重量部に対し、約0.03〜2重量部、
好ましくは約0.04〜1重量部添加される。
添加割合をこれ以上にすると、表面への高級脂肪酸アミ
ドの滲出、熱可塑性エラストマーの物性低下がおこり、
これ以下では粘着防止効果が得られない。
ドの滲出、熱可塑性エラストマーの物性低下がおこり、
これ以下では粘着防止効果が得られない。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は水添ブロック共
重合体100重量部、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン樹脂5〜150重量部、鉱物油系軟化剤10〜20
0重量部からなる混合物に、該混合物100重量部に対
して約0.03〜2重量部の高級脂肪酸アミドを添加するこ
とにより得ることが出来る。
重合体100重量部、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン樹脂5〜150重量部、鉱物油系軟化剤10〜20
0重量部からなる混合物に、該混合物100重量部に対
して約0.03〜2重量部の高級脂肪酸アミドを添加するこ
とにより得ることが出来る。
本発明の組成物の調整法は、通常の熱可塑性樹脂の混練
機を用いて機械的に溶融混練する方法が最も一般的であ
る。
機を用いて機械的に溶融混練する方法が最も一般的であ
る。
使用できる混練機としては、単軸押出機、二軸押出機、
バンバリーミキサー、二本ロール等がある。各成分の混
合操作は、同時に行なってもまた分割して行なってもよ
い。
バンバリーミキサー、二本ロール等がある。各成分の混
合操作は、同時に行なってもまた分割して行なってもよ
い。
また本発明においては、前記の基本成分以外に、必要に
応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料等
の添加剤を配合することができる。
応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料等
の添加剤を配合することができる。
本発明の組成物は、実用上必要な配合組成の範囲で、熱
可塑性エラストマーの本来の物性を維持して、該熱可塑
性エラストマーのペレットおよび成形品の粘着防止をは
かることが出来、これに基ずく問題点の解決をはかるこ
とが出来る。
可塑性エラストマーの本来の物性を維持して、該熱可塑
性エラストマーのペレットおよび成形品の粘着防止をは
かることが出来、これに基ずく問題点の解決をはかるこ
とが出来る。
以下実施例によって本発明の内容を具体的に説明する。
実施例1 数平均分子量31,000のポリスチレンブロックA、数平均
分子量130,000の完全水添ブタジエンブロックBからな
るA−B−A構造を有するブロック共重合体(SEBS
−1とする。)100重量部、メルトフローレート(J
ISK−7210準拠、230℃)20g/10分、密度
0.91g/cm3のポリプロピレン(PP−1とする。)35
ロ重量部、パラフィン系プロセスオイル120重量部お
よびエルカ酸アミド0.1重量部をバンバリーミキサーに
て、180℃で5分間混練した後、シーティングロール
を通し、シートペレタイザーによりペレット化した。
分子量130,000の完全水添ブタジエンブロックBからな
るA−B−A構造を有するブロック共重合体(SEBS
−1とする。)100重量部、メルトフローレート(J
ISK−7210準拠、230℃)20g/10分、密度
0.91g/cm3のポリプロピレン(PP−1とする。)35
ロ重量部、パラフィン系プロセスオイル120重量部お
よびエルカ酸アミド0.1重量部をバンバリーミキサーに
て、180℃で5分間混練した後、シーティングロール
を通し、シートペレタイザーによりペレット化した。
ペレット間に互着はみられなかった。このようにして得
られた熱可塑性エラストマー組成物のペレットを190
℃プレス成形機にて厚さ0.5mmのシートに成形した。こ
のシートを2枚重ねて、各々25mm×150mm×0.5mm
の試験片を打抜き、この試験片2枚を密着させて、5kg
荷重を10分間かけた後、引張試験機にて速度50mm/
分でT剥離試験を実施し、剥離強度を測定したが、10
g以下で軽く剥離し、粘着はみられなかった。
られた熱可塑性エラストマー組成物のペレットを190
℃プレス成形機にて厚さ0.5mmのシートに成形した。こ
のシートを2枚重ねて、各々25mm×150mm×0.5mm
の試験片を打抜き、この試験片2枚を密着させて、5kg
荷重を10分間かけた後、引張試験機にて速度50mm/
分でT剥離試験を実施し、剥離強度を測定したが、10
g以下で軽く剥離し、粘着はみられなかった。
比較例1 実施例1において、高級脂肪酸アミドであるエルカ酸ア
ミドを用いなかった以外は、実施例1の操作を繰返した
結果、その剥離強度は85gでかなり強い粘着がみられ
た。
ミドを用いなかった以外は、実施例1の操作を繰返した
結果、その剥離強度は85gでかなり強い粘着がみられ
た。
比較例2 実施例1において、エルカ酸アミドを0.02重量部用いた
以外は実施例1の操作を繰返した結果、剥離強度は55
gであり、かなり粘着性があった。
以外は実施例1の操作を繰返した結果、剥離強度は55
gであり、かなり粘着性があった。
比較例3 実施例1において、エルカ酸アミドを3重量部用いた以
外は実施例1の操作を繰返した結果、剥離強度は10g
以下で殆んど粘着はみられなかったが、シート表面にエ
ルカ酸アミドが滲出し、表面汚染が甚しかった。
外は実施例1の操作を繰返した結果、剥離強度は10g
以下で殆んど粘着はみられなかったが、シート表面にエ
ルカ酸アミドが滲出し、表面汚染が甚しかった。
実施例2 実施例1において、エルカ酸アミドのかわりに、オレイ
ン酸アミドを0.1重量部用いた以外は実施例1の操作を
繰返した結果、剥離強度は10g以下であった。
ン酸アミドを0.1重量部用いた以外は実施例1の操作を
繰返した結果、剥離強度は10g以下であった。
実施例3 実施例1において、SEBSとして数平均分子量9,00
0のポリスチレンブロックA、数平均分子量60,000
の完全水添ブタジエンブロックBからなるA−B−A構
造を有するブロック共重合体(SEBS−2とする。)
100重量部、メルトフローレート12、密度0.91g/c
m3のポリプロピレン(PP−2とする。)19重量部、
ナフテン系プロセスオイル70重量部を用いたほかは、
実施例1と同様の方法にて実施した結果、その剥離強度
は10g以下であった。
0のポリスチレンブロックA、数平均分子量60,000
の完全水添ブタジエンブロックBからなるA−B−A構
造を有するブロック共重合体(SEBS−2とする。)
100重量部、メルトフローレート12、密度0.91g/c
m3のポリプロピレン(PP−2とする。)19重量部、
ナフテン系プロセスオイル70重量部を用いたほかは、
実施例1と同様の方法にて実施した結果、その剥離強度
は10g以下であった。
以上の実施例および比較例で得られた結果を第1表に示
す。
す。
以上説明したように、本発明によれば、ペレットの互着
現象および成形品表面のべとつきなどが改良された熱可
塑性エラストマー組成物を提供することができる。
現象および成形品表面のべとつきなどが改良された熱可
塑性エラストマー組成物を提供することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】数平均分子量5,000〜125,000の芳香族モノ
アルケニルまたはモノ−アルケニリデン炭化水素重合体
からなる末端重合体ブロックAを少くとも2つ有し、か
つ、数平均分子量10,000〜300,000の部分的にまたは完
全に水素添加された脂肪族共役ジエン炭化水素重合体か
らなる中間重合体ブロックBを少くとも1つ有するA−
B−A構造からなる選択的に水素添加されたブロック共
重合体、ポリオレフィン樹脂および鉱物油系軟化剤から
なる熱可塑性エラストマー100重量部に対し、高級脂
肪酸アミド約0.03〜2重量部添加することを特徴とする
粘着防止熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項2】芳香族モノアルケニル炭化水素重合体から
なる末端重合体ブロックAがポリスチレンである特許請
求の範囲第1項記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項3】芳香族モノ−アルケニリデン炭化水素重合
体からなる末端重合体ブロックAがポリ−α−メチルス
チレンまたはポリ−第3−ブチルスチレンである特許請
求の範囲第1項記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項4】中間重合体ブロックBが、ポリブタジエン
を水素添加したブロック共重合体である特許請求の範囲
第1項記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項5】鉱物油系軟化剤がパラフィン系またはナフ
テン系炭化水素油である特許請求の範囲第1項記載の熱
可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項6】高級脂肪酸アミドの融点が約70℃〜11
0℃である特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性エラス
トマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60220769A JPH064745B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60220769A JPH064745B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6281443A JPS6281443A (ja) | 1987-04-14 |
| JPH064745B2 true JPH064745B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=16756266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60220769A Expired - Lifetime JPH064745B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064745B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01275649A (ja) * | 1988-04-27 | 1989-11-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 光沢と耐衝撃性に優れたゴム変性ポリスチレン樹脂組成物 |
| JP2803311B2 (ja) * | 1990-04-09 | 1998-09-24 | 住友化学工業株式会社 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1083283A (en) * | 1975-10-28 | 1980-08-05 | Shell Canada Limited | Minimizing oil exudation from hydrogenated block copolymer compositions |
| US4177184A (en) * | 1978-06-26 | 1979-12-04 | Shell Oil Company | Polymeric blend for automotive applications |
| JPS5737618A (en) * | 1980-08-18 | 1982-03-02 | Fuji Kogyosho:Kk | Air suction gas burner |
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-
1985
- 1985-10-03 JP JP60220769A patent/JPH064745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6281443A (ja) | 1987-04-14 |
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