JPH0647680U - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

容量可変型斜板式圧縮機

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JPH0647680U
JPH0647680U JP8175192U JP8175192U JPH0647680U JP H0647680 U JPH0647680 U JP H0647680U JP 8175192 U JP8175192 U JP 8175192U JP 8175192 U JP8175192 U JP 8175192U JP H0647680 U JPH0647680 U JP H0647680U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリフィス等の部品点数を削減できると同時
にオリフィスを装着するオリフィス装着部の高精度の加
工も不要となるため,低コストで且つ安定した容量制御
様のガスをクランク室内に導入し得,これによって,安
定した容量制御が可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供
すること。 【構成】 容量可変型斜板式圧縮機において,吐出室1
6とクランク室2とを繋ぐ連通孔9を間欠的に開閉する
開閉機構とを備えている。このような構成の容量可変型
斜板式圧縮機において,この連通孔9は,シリンダブロ
ック3及び弁板13を貫通して,吐出弁38の固定端側
寄りの部分に対向するように形成されている。そして,
前記開閉機構として吐出弁38が作用し,この吐出弁3
8の開閉動作に連動して,連通孔9が開閉される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,容量可変型圧縮機に関し,詳しくは回転斜板式圧縮機において,ク ランク室内の圧力を調整することにより,斜板の傾斜角度を制御して圧縮機の吐 出容量を制御する容量可変型斜板式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,容量可変型の圧縮機として,米国特許第3861829号で示されたも のが知られている。この公知技術は,クランク室内と吸入室内との圧力差を検出 し,クランク室に取り込まれた圧縮時のブローバイガスの圧力を変化させること によって,斜板の傾斜角度を変化させ,圧縮機の吐出容量を変えて吸入圧力(蒸 発圧力)を略一定化させるものである。そして,これらの技術にあっては,シリ ンダーを往復動するピストンに取り付けられているピストンリングに鋳鉄製のも のを用いることが多い。
【0003】 一方,従来,他の容量可変型斜板式圧縮機としては,特公平2−32479号 公報に示されたものが知られている。図4はこの容量可変型圧縮機の構成を示す 断面図である。図4で示すように,容量可変型圧縮機は,コンプレッサーハウジ ング1と,コンプレッサーハウジング1の一端に設けられたシリンダヘッド14 と,他端には電磁クラッチ101とを備えている。コンプレッサーハウジング1 内には,シリンダブロック3が設けられ,このシリンダブロック3に並列に設け られた複数のシリンダ31を備えている。コンプレッサーハウジング1の一端の シリンダヘッド14内には,弁板13とともに吸入室15と,吐出室16とが画 成されている。コンプレッサーハウジング1の他端には,フロントエンドプレー ト12が設けられ,シリンダブロック3とともに,コンプレッサーハウジング1 内にクランク室2が画成されている。このクランク室2内には,回転主軸4が延 在している。回転主軸4には,斜板6が設けられている。この斜板6は,回転主 軸4に対する傾斜角度が可変であり,かつ,この主軸4の回転によってロータ5 を介して回転されるように設けられている。この斜板6の回転に応じて揺動する ように斜板6の傾斜面上に揺動板7が配設されている。また,シリンダ31内に は,ピストン32が設けられ,このピストンと揺動板7とは,ピストンロッド3 3を介して連結されている。この揺動板7の揺動によってピストン32は,シリ ンダ内31で往復動し,吸入室15から吸入された流体をこのシリンダ31内に 取り込み圧縮して吐出室16へ吐出する。更に,主軸4のシリンダブロック1の 一端には,吐出容量制御機構8が設けられ,クランク室2内の圧力を調整して, 斜板6の傾斜角度を制御し,吐出流体容量を変化させる。そして,シリンダブロ ック3と弁板13及びバルブリテーナ39には,クランク室2と吐出室16とを 連通する連通孔9が形成されている。この連通孔9内には,絞り機構として,キ ャピラリーチューブ91が嵌入されているか又は一部が細孔となっている。そし て,キャピラリーチューブ91の吐出室16側端部には,フィルター92が取り 付けられている。
【0004】 次にこの圧縮機の容量可変動作について説明する。吐出室16の高圧流体は, キャピラリーチューブ91によって減圧されクランク室2内に流入し,吐出容量 制御機構8によってクランク室2内圧力を変化させ,斜板6の傾斜角度を変化せ しめて,容量制御を成す。ここで,吐出室16からクランク室2への流量の調整 は,キャピラリーチューブ91の孔径,長さを調整することにより,適性な値を 設定することができる。尚,連通孔9の一部を細孔とした場合も,同様の絞り機 能を持たせることができるというものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,米国特許第3861829号に示された容量可変型斜板式圧縮 機では,ブローバイガスを安定した状態で得にくいという欠点を有している。
【0006】 また,特公平2−32479号公報に示された容量可変型斜板式圧縮機では, 絞り機構としてオリフイス等を用いなければならないので,部品点数が増えると 同時に,組立工数も増え,また,高精度を要求されるためにコスト高となる欠点 を有している。
【0007】 そこで,本考案の技術的課題は,上記したオリフィス等の部品点数を削減でき ると同時にオリフィスを装着するオリフィス装着部の高精度の加工も不要となる ため,低コストで且つ安定した容量制御様のガスをクランク室内に導入し得,こ れによって,安定した容量制御が可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供すること にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば,複数のシリンダを有するシリンダブロックと,前記シリンダ ブロックの軸方向一端側に,吸入室及び吐出室を形成するシリンダヘッドと,前 記シリンダブロックの軸方向他端側にクランク室を形成するケーシングと,該ク ランク室内に延在する回転主軸と,該回転主軸に対する傾斜角度が可変であり, かつ主軸の回転によって回転されるように設けられた斜板と,該斜板の回転に応 じて揺動する揺動板と,該揺動板の揺動によって前記各シリンダ内で往復動し, 前記吸入室から吸入された流体を該シリンダ内に取り込み且つ圧縮して前記吐出 室へ吐出するピストンと,前記吐出室と前記クランク室とを繋ぐ連通孔とを有す る可変容量圧縮機において,前記連通孔を間欠的に開閉する開閉機構とを備えた ことを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機が得られる。
【0009】 また,本考案によれば,前記容量可変型斜板式圧縮機において,前記シリンダ ブロックと前記シリンダヘッドとの間に介在した弁板を備え,前記弁板は前記シ リンダを前記吐出室に直通させた吐出孔を有し,前記連通孔は前記シリンダブロ ック及び前記弁板を貫通してのびており,前記開閉機構は前記吐出孔を開閉する 吐出弁よりなることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機が得られる。
【0010】 更に,本考案によれば,前記容量可変型斜板式圧縮機において,一端固定かつ 他端自由の板ばねであり,前記連通孔は,前記吐出孔よりも前記弁板の前記一端 寄りの部分に対向する位置に開口していることを特徴とする容量可変型斜板式圧 縮機が得られる。
【0011】
【作用】
本考案においては,吐出室とクランク室とを繋ぐ連通孔を間欠的に開閉する開 閉機構を備えることによって,従来においてオリフイス等の設計及び高い加工精 度を必要とする部品を用いなくても,クランク室内に設けられた斜板の傾斜角度 を制御するために必要な制御ガス量を得ることができ,従来において連続的に連 通される連通孔のように,制御ガス量を減小させる精度の高い絞り機構を設ける 必要がない。
【0012】 更に,開閉機構機構として,吐出弁を用いると,吐出室とクランク室との間欠 的に連通する動作が,吐出行程時の吐出弁が開く動作と同時に行われ,クランク 室へガスが導入される。このため連通口弁部の開口量を適当に選ぶことにより, 所望する制御用ガスの制御量が得られるとともに,更にクランク室内へ所望する 制御ガス量を導入する機構を簡略化することができる。
【0013】
【実施例】
以下,本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0014】 図1は,本考案の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機を示す断面図である。
【0015】 図1で示すように,容量可変型斜板式圧縮機は,外形をコンプレッサーハウジ ング1によって形成されている。このコンプレッサーハウジング1内には,円筒 状のケーシング11を有し,その一端をフロントエンドプレート12によって閉 塞され,内部にクランク室2を画成するとともにシリンダブロック3を備えてい る。更に,シリンダブロック3上には,弁板13を介してシリンダヘッド14を 取り付け,弁板13との間に吸入室15と吐出室16とを画成している。
【0016】 弁板13のシリンダブロック3側には,吸入弁36が設けられ,吐出室16側 には,吐出弁38及びこの吐出弁38の反り角を設定する吐出弁リテーナ39が 重ねて設けられ,ボルト87及びナット88によって固着されている。吐出弁3 8は,一端部はボルト及びナットによって固定され,他端自由の板ばねからなる 。
【0017】 回転主軸4は,前述したクランク室2の中央を貫通しており,フロントエンド プレート12とシリンダブロック3に各々ニードルベアリング41と42とを介 して回転可能に枢支されている。
【0018】 前述したクランク室2内に延在する回転主軸4にロータ5がピン51によって 固着されている。このロータ5には,ピン52を有するブラケット53が形成さ れていて,このピン52が斜板6から伸びるアーム部61に形成された長孔62 にスライド可能に嵌入されている。
【0019】 摺動板7は,斜板6に形成した軸受部63に嵌合し,回転阻止機構64によっ て回転を防止されるようにしてベアリング65を介して斜板6上に配置されてい る。
【0020】 揺動板7の外周端には,後述するピストンロッド33の枢支部71と前記回転 防止機構64の一端64aと嵌合する取付孔72とが設けられている。又,前記 シリンダブロック3には,吐出容量制御機構8と回転主軸4と略平行に配置され た複数のシリンダ31と連通孔9が形成されている。このシリンダ31の内部に は,ピストン32が設けられ,各ピストン32には,ピストンロッド33を介し て揺動板7に連結されている。
【0021】 従って,外部駆動源からプーリ10とクラッチ101を介して回転主軸4が回 転すると,回転主軸4とともにロータ5と斜板6が回転する。しかし,揺動板7 は回転防止機構64によって回転が防止されているため揺動運動のみを行う。
【0022】 そして,その揺動板7の揺動運動により,ピストンロッド33を介してピスト ン32がシリンダ31内を滑動し,往復運動を行う。
【0023】 このピストン32の往復運動によって,吸入ポート81を有する吸入室15と 連通した吸入孔34からシリンダ31内に流体を取り込み,吐出孔35から逆止 弁38を作動させて吐出ポート82を有する吐出室16に圧縮流体を排出する。
【0024】 吐出容量制御機構8は,シリンダブロック3の回転主軸4の軸受部分と隣接し て設けられた室37内のケーシングに囲まれた内部に配置された弁とベローズと (いずれも図示せず)を有しており,このケーシングには連通孔84及び85と が形成されている。連通孔84は,クランク室2と連通し,連通孔85は,通路 86を介して吸入室15に連通している。
【0025】 この吐出容量制御機構8によって,クランク室2内の圧力が所定値以上では, クランク室2と吸入室15とを連通させて,クランク室内の圧力を低下させて, 最大圧縮容量で圧縮機を動作させ,所定値以下ではクランク室2と吸入室15と の連通を遮断するので,クランク室2内の圧力の変化に対して,斜板の傾斜角度 が変化して,圧縮容量が変化する。
【0026】 以上までは,従来とほぼ同様の構成を有する。
【0027】 図2及び図3は,本考案の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機の要部を示す 断面図で,図2はピストンによってシリンダ内から吐出室に流体を吐出した状態 ,図3はシリンダ内に吸入室から流体を吸入し始めた状態を示している。
【0028】 図2及び図3で示すように,本考案の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機は, シリンダブロック3とこのシリンダブロック3の一端に設けられた弁板13とを 貫通して,吐出室16とクランク室2とを連通する連通孔9が形成されている。 この連通孔9の一端開口は,吐出弁リテーナ39によって開成角度を調節された 吐出弁38の固定された一端寄りの部分に対向している。この連通孔9の一端開 口は,吐出弁38の開閉動作に順じて開閉される点で従来例とは異なっている。 尚,図中符号21,22は,流体の移動方向を示す矢印である。
【0029】 図2で示すように,シリンダ31内から圧縮流体の吐出の際には,圧縮される 流体の容積を減少させる方向へのピストンの移動(図では右方)の移動によって シリンダから流体が吐出され,吐出弁38が反り,これとともに連通孔9を開口 させるので,吐出室16内の高圧流体は,連通孔9を通って減圧されてクランク 室2内に流入し,吐出容量制御機構8によって,クランク室内の圧力を変化させ て,斜板7の傾斜角度を変化せしめて,ピストンの移動量を変化させて容量制御 がなされる。
【0030】 一方,図3で示すように,シリンダブロック内への吸入の際には,圧縮流体の 容積を減少させる方向へのピストンの移動(図では左方)によって,吐出弁38 が閉成されるので,連通孔9が閉塞されるので,クランク室内の圧力が一定に保 たれる。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように,本考案によれば,吐出室とクランク室とを繋ぐ連通孔を を間欠的に開閉する開閉機構とを備えることによって,従来オリフイス等の設計 及び高い加工精度を必要とする部品を用いなくても,クランク室内に設けられた 斜板の傾斜角度を制御するために必要な制御ガス量を得ることができ,連続的に 連通される連通孔のように制御ガス量を減小させる精度の高い絞り機構を設ける 必要がなく,部品の設計も容易で,簡単な構成の容量可変型斜板式圧縮機を提供 することができる。
【0032】 また,本考案においては,吐出弁と重なる位置に,弁板とシリンダブロックを 貫通した連通孔を設け,開閉機構として吐出弁を用いることによって,吐出弁の 開閉動作に準じてクランク室と吐出室とを連通せしめることにより,更に,所要 の減少した圧力を有する制御ガスが得る機構を簡単にすることができ,これによ って,安定した容量制御が可能で且つ安価な容量可変型斜板式圧縮機を提供する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機
を示す断面図である。
【図2】図1の容量可変型斜板式圧縮機の要部を示す部
分拡大半断面図である。
【図3】図1の容量可変型斜板式圧縮機の要部を示す部
分拡大半断面図である。
【図4】従来例に係る容量可変型斜板式圧縮機を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサーハウジング 2 クランク室 3 シリンダブロック 4 回転主軸 5 ロータ 6 斜板 7 摺動板 8 吐出容量制御機構 9 連通孔 10 プーリ 11 円筒状のケーシング 12 フロントエンドプレート 13 弁板 14 シリンダヘッド 15 吸入室 16 吐出室 31 シリンダ 32 ピストン 33 ピストンロッド 33 ピストンロッド 34 吸入孔 35 吐出孔 36 吸入弁 38 吐出弁 39 吐出弁リテーナ 41,42 ニードルベアリング 51 ピン 52 ピン 53 ブラケット 61 アーム部 62 長孔 63 軸受部 64 回転阻止機構 65 ベアリング 71 枢支部 72 取付孔 81 吸入ポート 82 吐出ポート 84,85 連通孔 86 通路 87 ボルト 88 ナット 91 キャピラリーチューブ 92 フィルター 101 電磁クラッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダを有するシリンダブロッ
    クと,前記シリンダブロックの軸方向一端側に,吸入室
    及び吐出室を形成するシリンダヘッドと,前記シリンダ
    ブロックの軸方向他端側にクランク室を形成するケーシ
    ングと,該クランク室内に延在する回転主軸と,該回転
    主軸に対する傾斜角度が可変であり,かつ主軸の回転に
    よって回転されるように設けられた斜板と,該斜板の回
    転に応じて揺動する揺動板と,該揺動板の揺動によって
    前記各シリンダ内で往復動し,前記吸入室から吸入され
    た流体を該シリンダ内に取り込み且つ圧縮して前記吐出
    室へ吐出するピストンと,前記吐出室と前記クランク室
    とを繋ぐ連通孔とを有する可変容量圧縮機において,前
    記連通孔を間欠的に開閉する開閉機構とを備えたことを
    特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮機
    において,前記シリンダブロックと前記シリンダヘッド
    との間に介在した弁板を備え,前記弁板は前記シリンダ
    を前記吐出室に直通させた吐出孔を有し,前記連通孔は
    前記シリンダブロック及び前記弁板を貫通してのびてお
    り,前記開閉機構は前記吐出孔を開閉する吐出弁よりな
    ることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の容量可変型斜板式圧縮機
    において,前記吐出弁は,一端固定かつ他端自由の板ば
    ねであり,前記連通孔は前記吐出孔よりも前記弁板の前
    記一端寄りの部分に対向する位置に開口していることを
    特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
JP1992081751U 1992-11-26 1992-11-26 容量可変型斜板式圧縮機 Expired - Fee Related JP2582462Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445978A (en) * 1987-08-10 1989-02-20 Toyoda Automatic Loom Works Control method for swivel swash plate type compressor
JPH0343684A (ja) * 1989-06-08 1991-02-25 Toyota Autom Loom Works Ltd 可変容量圧縮機

Patent Citations (2)

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