JPH0647766U - 自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造 - Google Patents

自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造

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JPH0647766U
JPH0647766U JP8350392U JP8350392U JPH0647766U JP H0647766 U JPH0647766 U JP H0647766U JP 8350392 U JP8350392 U JP 8350392U JP 8350392 U JP8350392 U JP 8350392U JP H0647766 U JPH0647766 U JP H0647766U
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lever
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義彦 立川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を減らし組み付け作業の簡素化を図
る。 【構成】 レバーシャフト14の傾倒に応じて中心軸3
周りに回動する操作プレート21には互いに対向した第
一および第二作用部22、23が設けられ、同一中心軸
3周りに回動自在に軸支されかつ一つの引張りバネ4に
よって互いに逆回転方向に付勢される第一および第二付
勢プレート31、32が設けられ、第一付勢プレート3
1には第一作用部22の操作力を受ける第一突片を有し
た第一突片33が設けられ、第二付勢プレート32には
第二作用部23の操作力を受ける第二突片を有した第二
突片34が設けられ、第一および第二付勢プレート3
1、32が引張りバネ4によってそれぞれ付勢される方
向に中心軸3周りに回動するのを阻止する係止手段とし
ての係止窓6が設けられ、中心軸3と第一および第二作
用部22、23との間の距離がそれぞれ異なるように設
定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の変速シフトを行うフロアシフト式チェンジレバーのセレク トリターン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来図6および図8に例示するような自動車用チェンジレバーのセレクトリタ ーン構造が知られている。これらの図に示すように、フロアシフト式のチェンジ レバーとして採用されるレバー装置101は、フロアF上に固定される基板10 2と、この基板102上に取り付けられた架台103と、この架台103に回動 自在に設けられた操作捍としてのレバーシャフト14と、このレバーシャフト1 4が中立位置から車幅方向の左右いずれに傾いてもそれに操作の手応えを与える 付勢手段105とから基本構成されている。またレバー装置101は、レバーシ ャフト14の上半分が突出した状態でカバー108で覆われており、このカバー 108によって外観が美麗になっている。
【0003】 なお、上記レバーシャフト14の下端部はシフトケーブル107に接続される とともに、このシフトケーブル107の先端部は図外のミッション装置に接続さ れ、レバーシャフト14の前後方向の傾倒操作によってシフトの切り換えが行わ れるようになっている。
【0004】 そして、上記付勢手段105はレバーシャフト14を車幅方向に傾倒して行な うセレクト操作の場合に適用されるものであり、この付勢手段105は、図7お よび図8に示すように、中心軸3周りに回動自在に軸支された操作プレート20 1と、上記と同じ中心軸3周りに回動自在に軸支された第一付勢プレート301 および第二付勢プレート302からなる付勢プレート300と、架台103と第 一付勢プレート301の突出腕との間に張設された第一引張りバネ401と、第 一付勢プレート301と第二付勢プレート302の突出腕との間に張設された第 二引張りバネ402とで構成されている。
【0005】 上記操作プレート201の図8に示す上部先端部は二股状に形成され、その相 対向する縁部に第一作用部202と第二作用部203とが形成されているととも に、中心軸3を挟んで上記両作用部202、203に対向する下部先端部には係 止用突起2が設けられている。この係止用突起2にはセレクトケーブル20の先 端が取り付けられている。従って、操作プレート201を中心軸3周りに回動さ せると、操作プレート201は中心軸3周りに回動し、セレクトケーブル20を 介して所定のセレクト操作が行なわれる。
【0006】 一方、第一付勢プレート301および第二付勢プレート302の突出腕に対し て中心軸3を挾んで対向する先端部には、それぞれ第一突片303および第二突 片304が設けられており、これらの突片303、304は上記第一作用部20 2と第二作用部203との間に挾持された状態になっている。
【0007】 さらに、第一突片303および第二突片304の先端部は基板102と一体の 第一ストッパ61と第二ストッパ62との間隙内に挾み込まれている。従って、 上記第一引張りバネ401および第二引張りバネ402によって第一付勢プレー ト301および第二付勢プレート302の突出腕が互いに接近するように付勢さ れているにも拘らず、上記両ストッパ61、62に上記両突片303、304が 当止しているため上記両突出腕301、302が互いに接近するように中心軸3 周りに回動することはない。
【0008】 上記操作プレート201には連結腕204が設けられており、この連結腕20 4の先端部が上記レバーシャフト14と連結されているため、レバーシャフト1 4を車幅方向に傾倒することによって連結腕204も車幅方向に動き、それに伴 って操作プレート201は中心軸3周りに反時計方向あるいは時計方向に回動す る。この回動によって係止用突起2に固定されたセレクトケーブル20は前後方 向に動き、所定のセレクト操作が行なわれる。
【0009】 そして、操作プレート201が反時計方向に回動される場合は、第一作用部2 02が第一突片303を押すため、第一付勢プレート301は反時計方向に回動 する。そのとき第一引張りバネ401および第二引張りバネ402の二本のバネ の付勢力を受けるため、この操作の場合のレバーシャフト14の操作力はより強 力になり、操作者にとってレバーシャフト14の操作が重く感じられる。
【0010】 これに反して、操作プレート201が中心軸3周りに時計方向に回動される場 合は、第二作用部203が第二突片304を押圧するため、第二付勢プレート3 02は第二引張りバネ402の付勢力のみしか受けない。従って、バネ一本のみ の付勢力であるため、上記操作プレート201が反時計方向に回動する場合の半 分の力の操作力しか要せず、結局この場合のレバーシャフト14の傾倒操作は軽 いものになる。
【0011】 通常、レバーシャフト14の重い方向へのセレクト操作がリアシフトとして採 用され、軽い方向へのセレクト操作はフロントシフト用として採用されている。 こうすることにより、操作者が自動車を前進させようとしているときに、誤操作 によってレバーシャフト14をリアシフトの方向に傾倒しようとしても、その操 作力の大きさからそれが誤りであることに気付くため、レバーシャフト14の誤 操作を防ぐことができ好都合である。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の図7および図8に例示されるような従来のチェンジレバーの レバー装置101においては、レバーシャフト14の傾倒方向によってその操作 力に差を持たせるようにするために、上記のように一対の付勢プレート300の 付勢手段として、第一引張りバネ401および第二引張りバネ402の二本のコ イルバネが必要とされ、その結果部品点数は増加し、また組み付け作業も複雑に なるなど製造コストが増大するという面で不都合があった。
【0013】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、部品点 数の減少が実現し、かつ組み付け作業も簡単になる自動車用チェンジレバーのセ レクトリターン構造を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造は、 レバーシャフトの傾倒によって変速シフトの切り換えを行うようにした自動車用 チェンジレバーのセレクトリターン構造において、上記レバーシャフトの傾倒に 応じて中心軸周りに回動する操作プレートが設けられ、この操作プレートには互 いに対向した第一作用部と第二作用部とが設けられ、上記と同じ中心軸周りに回 動自在に軸支された第一付勢プレートと第二付勢プレートとが設けられ、これら 第一付勢プレートおよび第二付勢プレートには互いに逆回転方向に同一の回転力 が付与される一つの付勢手段が設けられ、上記第一付勢プレートには上記第一作 用部の操作力を受ける第一突片が設けられ、上記第二付勢プレートには上記第二 作用部の操作力を受ける第二突片が設けられ、上記第一付勢プレートと第二付勢 プレートとが上記付勢手段によってそれぞれ付勢される方向に上記中心軸周りに 回動するのを阻止する係止手段が設けられ、上記中心軸と第一作用部との距離と 、上記中心軸と第二作用部との距離とが異なるように設定されていることを特徴 とするものである。
【0015】
【作用】
上記請求項1記載の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造によれば 、レバーシャフトを一方向に傾倒すると、操作プレートはそれに連動して中心軸 周りに一方向に回動し、操作プレートに設けられた一方の作用部はそれに対応し た一方の付勢プレートの被作用部に当接して一方の付勢プレートを中心軸周りに 上記操作プレートと同方向に回動させる。これによってレバーシフトは第一付勢 プレートと第二付勢プレートとを互いに逆方向に付勢している上記付勢手段の付 勢力によって発生する操作力を受け、レバーシフトの操作者は操作による手応え を感ずることができる。
【0016】 同様にレバーシャフトを他方向に傾倒すると、操作プレートは上記とは逆に中 心軸軸周りに他方向に回動し、他方の付勢プレートを中心軸周りに他方向に回動 させ、上記同様付勢手段による操作力を受けるため、レバーシャフトの操作者は 上記同様操作による手応えを感じることができる。
【0017】 そして、上記両付勢プレート共用の中心軸と操作プレートの第一作用部との距 離と、同中心軸と操作プレートの第二作用部との距離とが異なるように設定され ているため、レバーシャフトの傾倒方向によって操作力は異なり、レバーシャフ トの操作者はこの操作力の異なりを感知して、いずれの方向に操作しているかを 認識することができる。
【0018】
【実施例】
図1は、本考案の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造の一例を示 す平面図である。この図に示すように、本考案に係るチェンジレバーのレバー装 置1は、フロアF上に固定される基板102と、この基板102上に取り付けら れた架台103と、この架台103に回動自在に設けられた操作捍としてのレバ ーシャフト14と、このレバーシャフト14が中立位置から車幅方向(図1の上 下方向)の左右いずれに傾いてもそれに操作の手応えを与える付勢機構4aとか ら基本構成されている。
【0019】 レバーシャフト14の中間部には架台103に支持された球軸16が設けられ ており、レバーシャフト14はこの球軸16周りに回動自在とされている。本実 施例の場合は、球軸16周りにレバーシャフト14を図1および図2の上方に傾 倒することによって図外のミッション部はバックシフトに設定され、同下方に傾 倒することによってミッション部はフロントシフトに設定されるようになってい る。
【0020】 なお、上記レバーシャフト14の下端部はシフトケーブル107に接続されて いるとともに、このシフトケーブル107の先端部は図外のミッション装置に接 続されている。従って、レバーシャフト14を球軸16周りに前後方向(図1の 左右方向)に傾倒するシフト操作によって、シフトケーブル107を介してミッ ション装置によるシフトの切り換えが行われる。
【0021】 上記付勢機構4aは、図1および図2に示すように、中心軸3周りに回動自在 に軸支された操作プレート21と、同じ中心軸3周りに回動自在に軸支された第 一付勢プレート31および第二付勢プレート32からなる一対の付勢プレート3 0と、これら一対の付勢プレート30間に張設される付勢手段としての引張りバ ネ4とから構成されている。
【0022】 まず、上記操作プレート21はその先端部が二股状に形成され、各々上方に折 り曲げられ、それらの折り曲げられた部分で第一作用部22と第二作用部23と が形成されているとともに、中心軸3を挟んで上記両作用部22、23に対向す る下部先端部には係止用突起2が設けられている。この係止用突起2にはセレク トケーブル20の先端が取り付けられている。従って、操作プレート21を中心 軸3周りに回動させると、操作プレート21は中心軸3周りに回動し、セレクト ケーブル20を介して所定のセレクト操作が行なわれる。
【0023】 また、操作プレート21の先端部であって、係止用突起2と第一作用部22ま たは第二作用部23とを結ぶ直線に対してほぼ直角方向に突出した連結腕24が 設けられている。この連結腕24の先端部には上方に向かって椀状に開口した嵌 合穴25が設けられており、この嵌合穴25にレバーシャフト14から分岐した 枝シャフト15の先端部が嵌合している。
【0024】 なお、操作プレート21の中央部には、中心軸3を通すための貫通孔26が穿 孔されており、この貫通孔26に中心軸3が差し通された状態になっている。
【0025】 そして、本考案においては、上記一対の作用部22、23と中心軸3との間の 距離に差を持たせている。すなわち、本考案の自動車用チェンジレバーのセレク トリターン構造においては、第一作用部22と中心軸3との間の距離と、第二作 用部23と中心軸3との間の距離とは異なるように設定されることが重要な構成 要件の一つとして挙げられるのであり、本実施例においては第一作用部22と中 心軸3との距離は、第二作用部23と中心軸3との間の距離よりも短く設定され ている。
【0026】 つぎに、第一付勢プレート31にはその中央部に中心軸3を嵌め込むための嵌 合孔が設けられ、かつ、第一突出腕31aがプレートの中心部から突出して設け られているとともに、この第一突出腕31aに対して中心軸3を挾んで対向する 先端部には第一突片33が設けられている。
【0027】 他方、第二付勢プレート32にもその中央部に中心軸3を嵌め込むための嵌合 孔が設けられ、かつ、第二突出腕32aがプレートの中心部から突出して設けら れているとともに、この第二突出腕32aに対して中心軸3を挾んで対向する先 端部には第二突片34が設けられている。
【0028】 そして、図3に示すように上記両プレート31、32が重ねられそれらの嵌合 孔が中心軸3に差し通された状態で、図1および図2に示すように上記両突出腕 31a、32aはV字形状を呈するように設定されている。このV字形状を呈し た両突出腕31a、32a間に引張りバネ4が張設されている。中心軸3から両 プレート31、32の両突出腕31a、32aの引張りバネ4が係止されている 部分までの距離はそれぞれ同じ長さに設定されており、この引張りバネ4の付勢 力によって発生する中心軸3周りの回転力は第一付勢プレート31および第二付 勢プレート32で同じになっている。また、上記第一突片33と第二突片34と は、操作プレート21の第一操作部と第二操作部とによって挾持された状態にな っている。
【0029】 以上要すれば、第一付勢プレート31および第二付勢プレート32のそれぞれ の突出腕31a、32aに対して中心軸3を挾んで対向する先端部には、それぞ れ第一突片33および第二突片34が設けられており、これらの突片33、34 は上記第一作用部22と第二作用部23との間に挾まれた状態になっている。そ して、第一突片33の第一作用部22との当接部分が第一被作用部を形成し、第 二突片34の第二作用部23との当接部分が第二被作用部を形成している。
【0030】 一方、架台103の車幅方向の側部には右方に突出した側壁13が形成されて おり、この側壁13には係止窓6が設けられている。この係止窓6の右側縁部に よって第一ストッパ61が形成され、係止窓6の左側縁部によって第二ストッパ 62が形成されている。このような係止窓6の中に第一突片33の先端部と第二 突片34の先端部とが没入されており、上記引張りバネ4によって第一付勢プレ ート31および第二付勢プレート32の第一突出腕31aおよび第二突出腕32 aが互いに接近するように付勢されているにも拘らず、上記両ストッパ61、6 2に上記両突片33、34が当止して、これ以上上記両突出腕31a、32aが 互いに接近しないように阻止されている。
【0031】 図4は操作プレートが中心軸周りに時計方向に回動した状態を示しており、図 5は同反時計方向に回動した状態を示している。以下図4および図5を基に本考 案の作用について説明する。
【0032】 本実施例の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造は以上詳述したよ うに構成されているので、レバーシャフト14が中立位置に設定されている場合 (図2)は、引張りバネ4によって第一付勢プレート31および第二付勢プレー ト32は第一突片33および第二突片34が第一ストッパ61および第二ストッ パ62に当止して、第一突出腕31aと第二突出腕32aとで形成される角度は 最小の状態となり、しかも操作プレート21には引張りバネ4の付勢力は作用し ない状態になっている。この状態が、エンジンの駆動力が駆動シャフトとは切り 離された、いわゆるニュートラル状態である。
【0033】 このニュートラル状態から、図4に示すように、図1に示すレバーシャフト1 4を同図の下方に傾倒すると、レバーシャフト14は球軸16周りに回動し、レ バーシャフト14から分岐した枝シャフト15の先端部が嵌合穴25および連結 腕24を介して操作プレート21を図4の矢印で示すように上方に押しやるため 、操作プレート21は中心軸3周りに時計方向に回動し、その左先端部の第二作 用部23は第二付勢プレート32の第二突片34を押圧し、同図の一点鎖線で示 すように第二付勢プレート32を中心軸3周りに時計方向に回動させる。
【0034】 そうすると、第二突出腕32aも中心軸3周りに時計方向に回動するため、引 張りバネ4はその付勢力に抗して引き延ばされ、レバーシャフト14の操作者は 上記引張りバネ4の付勢力によって操作力を感知することができる。なおこの場 合、第一付勢プレート31の第一突片33は、第一ストッパ61に当止して中心 軸3周りの回動は阻止された状態になっている。
【0035】 図5は逆に図1に示すレバーシャフト14を同図の上方に倒した状態を示して いる。この場合は枝シャフト15は矢印で示すように左方に移動し、これに伴っ て操作プレート21は中心軸3周りに反時計方向に回動するため、操作プレート 21の第一作用部22は第一付勢プレート31の第一突片33を押圧し、同図の 一点鎖線で示すように第一付勢プレート31を反時計方向に回動させる。
【0036】 そうすると、前記同様第一突出腕31aも中心軸3周りに反時計方向に回動し 、引張りバネ4の付勢力を得てレバーシャフト14の操作者は操作力を感知する ことができる。なおこの場合も、第二付勢プレート32の第二突片34は第二ス トッパ62に当止して回動しない。
【0037】 そして、先に説明した通り、第一作用点22が当接する第一付勢プレート31 の第一突片33の上記被作用部と中心軸3との間の距離は、第二作用点23が当 接する第二付勢プレート32の第二突片34の上記被作用部と中心軸3との間の 距離よりも短く設定されているため、操作プレート21を中心軸3周りに反時計 方向に回動させる方が、時計方向に回動させる場合よりも上記距離の比に反比例 してより多くの操作力を必要とする。従って、レバーシャフト14を図1の上方 に倒す操作、すなわちリアシフト状態にセレクト操作をするときには、フロント シフト状態にセレクト操作を行う場合よりもより強いレバーシャフト14の押圧 力を要するから、レバーシャフト14の操作者はその押圧力の差を感知してその 操作がリアシフト用であるのか否かを認識することができ、レバーシャフト14 の誤操作を予防することができる。
【0038】 以上詳述したように、本実施例の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン 構造は、レバーシャフト14に被操作力を付与する付勢機構4aにおいて、第一 付勢プレート31の中心軸3から第一作用部22までの距離と、第二付勢プレー ト32に中心軸3から第二作用部23までの距離とに差を設けたことにより、い ずれの作用部22、23を用いて引張りバネ4の付勢力を引き出すかによってレ バーシャフト14の操作力に差をつけることが可能になったものであり、結果と して上記操作力に差をつけるために従来のような複数の引張りバネ4を設ける必 要はなく、その分部品点数は少なくすることができるとともに組み付け作業も簡 素化され、製造コストを低減させる上で極めて有効である。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の自動車用チェンジレバーのセレクトリターン構造 は、レバーシャフトの傾倒に応じて中心軸周りに回動する操作プレートには互い に対向した第一作用部と第二作用部とを設け、第一付勢プレートには上記第一作 用部の操作力を受ける第一突片を設け、第二付勢プレートには上記第二作用部の 操作力を受ける第二突片を設け、上記第一付勢プレートと第二付勢プレートとが 上記付勢手段によってそれぞれ付勢される方向に上記中心軸周りに回動するのを 阻止する係止手段を設けて構成されている。
【0040】 従って、レバーシャフトを一方向に傾倒すると、操作プレートはそれに連動し て中心軸周りに一方向に回動し、操作プレートに設けられた一方の作用部はそれ に対応した一方の付勢プレートの被作用部に当接して一方の付勢プレートを中心 軸周りに上記操作プレートと同方向に回動させ、これによってレバーシフトは第 一付勢プレートと第二付勢プレートとを互いに逆方向に付勢している上記付勢手 段によって発生する操作力を受け、レバーシフトの操作者は操作による手応えを 感ずることができる。
【0041】 同様にレバーシャフトを他方向に傾倒した場合は、操作プレートは上記とは逆 に中心軸周りに他方向に回動し、他方の付勢プレートを中心軸周りに他方向に回 動させ、上記同様付勢手段による操作力を受けるため、レバーシャフトの操作者 は他方向に操作した時にも同様に手応えを感じることができる。
【0042】 そして、本考案においては、上記中心軸と第一作用部との距離と、上記中心軸 と第二作用部との距離とが異なるように設定されており、レバーシャフトの傾倒 方向によって操作力は異なり、レバーシャフトの操作者はこの操作力の異なりを 感知して、いずれの方向に操作しているかを認識することができるため、例えば レバーシャフトがリアシフトの方向に傾倒(セレクト)される場合は操作力を他 のシフトに傾倒される場合よりも強くすることが可能であり、そうすることによ って操作者はその操作力の強さからリアシフトに傾倒(セレクト)している状況 を認識することができ、レバーシャフトの誤操作を防止することができる。
【0043】 そして、上記のようなレバーシャフトのセレクト方向に対する傾倒操作力は、 上記のように一つの付勢手段の付勢力によって得られるように構成されているた め、チェンジレバーのセレクトリターン構造を形成する部品点数は少なくて済み 、さらに組み付け作業も簡単になるなど製造コスト低減上好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用チェンジレバーのセレクトリ
ターン構造の一例を示す平面図である。
【図2】図1の部分拡大図であり、付勢機構を例示して
いる。
【図3】図2のA−A線図である。
【図4】図1の部分拡大図であり、操作プレートが中心
軸周りに時計方向に回動した状態を示している。
【図5】図1の部分拡大図であり、操作プレートが中心
軸周りに反時計方向に回動した状態を示している。
【図6】従来の自動車用チェンジレバーのセレクトリタ
ーン構造の一例を示す側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図7の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 レバー装置 16 球軸 102 基板 103 架台 107 シフトケーブル 2 係止用突起 21 操作プレート 22 第一作用部 23 第二作用部 24 連結腕 3 中心軸 31 第一付勢プレート 31a 第一突出腕 32 第二付勢プレート 32a 第二突出腕 33 第一突片 34 第二突片 4 引張りバネ 6 係止窓 61 第一ストッパ 62 第二ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバーシャフトの傾倒によって変速シフ
    トの切り換えを行うようにした自動車用チェンジレバー
    のセレクトリターン構造において、上記レバーシャフト
    の傾倒に応じて中心軸周りに回動する操作プレートが設
    けられ、この操作プレートには互いに対向した第一作用
    部と第二作用部とが設けられ、上記と同じ中心軸周りに
    回動自在に軸支された第一付勢プレートと第二付勢プレ
    ートとが設けられ、これら第一付勢プレートおよび第二
    付勢プレートには互いに逆回転方向に同一の回転力が付
    与される一つの付勢手段が設けられ、上記第一付勢プレ
    ートには上記第一作用部の操作力を受ける第一突片が設
    けられ、上記第二付勢プレートには上記第二作用部の操
    作力を受ける第二突片が設けられ、上記第一付勢プレー
    トと第二付勢プレートとが上記付勢手段によってそれぞ
    れ付勢される方向に上記中心軸周りに回動するのを阻止
    する係止手段が設けられ、上記中心軸と第一作用部との
    距離と、上記中心軸と第二作用部との距離とが異なるよ
    うに設定されていることを特徴とする自動車用チェンジ
    レバーのセレクトリターン構造。
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