JPH0648298U - 電気音響変換器 - Google Patents
電気音響変換器Info
- Publication number
- JPH0648298U JPH0648298U JP8240592U JP8240592U JPH0648298U JP H0648298 U JPH0648298 U JP H0648298U JP 8240592 U JP8240592 U JP 8240592U JP 8240592 U JP8240592 U JP 8240592U JP H0648298 U JPH0648298 U JP H0648298U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低周波領域で発生するハム音を有効に減少さ
せるとともに、ハンドセットの装着固定工程が容易で、
且つ音響漏洩路による特性の制御が簡単な電気音響変換
器を提供する。 【構成】 圧電磁器12を貼着した金属振動板11の周
囲を、前面ケース2と裏面ケース3とで挟持して成る電
気音響変換器である。そして、前面ケース2と金属振動
板11の当接部分に、該金属振動板11と前面ケース2
との間で構成される前気室a1 から裏面ケース3の外部
に連通する音響漏洩路23を形成したものである。
せるとともに、ハンドセットの装着固定工程が容易で、
且つ音響漏洩路による特性の制御が簡単な電気音響変換
器を提供する。 【構成】 圧電磁器12を貼着した金属振動板11の周
囲を、前面ケース2と裏面ケース3とで挟持して成る電
気音響変換器である。そして、前面ケース2と金属振動
板11の当接部分に、該金属振動板11と前面ケース2
との間で構成される前気室a1 から裏面ケース3の外部
に連通する音響漏洩路23を形成したものである。
Description
【0001】
本考案は、圧電磁器を用いた電気音響変換器に関するものである。
【0002】
電気音響変換器は、圧電磁器を貼着した金属振動板の前面(放音側)及び裏面 側に夫々前気室、後気室が構成されるように前面ケースと裏面ケースとで挟持し ていた。
【0003】 このような電気音響変換器は、電話の受話機(ハンドセット)の円筒状装着突 出部に取りつけられ、所定音声信号(電圧)を音響信号に変換するために用いら れていた。
【0004】 従来より、電気音響変換器の音響特性の改善、特に低周波数領域のハム音を除 去するために、前気室前面外周部から裏面ケースの外部(ハンドセットの内部) へ連通したり(特開昭60−96097号)、前面ケースとハンドセットの円筒 状装着突出部に囲まれた第2の前気室と裏面ケースの外部とを連通したり(特開 昭60−217752)していた。
【0005】
上述の前者の連通手段として、前面ケースには、その中央部付近に放音孔を、 その周辺部分に連通用の音響漏洩孔を形成しておき、ハンドセットに形成した円 筒状装着突出部が、放音孔と音響漏洩孔とを仕切るように、前面ケースに気密的 に当接していた。
【0006】 このような構成によれば、ハンドセットに電気音響変換器を装着固定する場合 においては、円筒状装着突出部によって前面ケースが変形しない程度に固定しな ければならず、装着固定工程の管理が極めて難しかった。例えば、強固に装着固 定してしまうと、前面ケースが変形してしまい、これにより金属振動板の保持部 に無理な力が加わり、音響特性が変化してしまう。
【0007】 また、後者の連通手段として、電気音響変換器を装着固定するハンドセットの 円筒状装着突出部に、連通用の音響漏洩路を形成していた。この場合、音響漏洩 路が電気音響変換器と異なる部位であるハンドセット側に形成されているため、 電気音響変換器をハンドセットに装着する際には、通常ゴムパッキングを挟みネ ジ締めするが、締めつけ圧や経時変化によりゴムパンキングが音響漏洩路を塞い でしまう場合があり、その細かな制御が極めて困難であった。
【0008】 本考案は、上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、低周波 領域で発生するハム音を有効に減少させるとともに、ハンドセットの装着固定工 程が容易で、且つ音響漏洩路による特性の制御が簡単な電気音響変換器を提供す るものである。
【0009】
本考案に係る電気音響変換器は、圧電磁器を貼着した金属振動板の周囲を、前 面ケースと裏面ケースとで挟持して成る電気音響変換器であって、前面ケースと 金属振動板とが当接する部位に、該金属振動板と前面ケースとの間で構成される 前気室から裏面ケースの外部に連通する音響漏洩路を形成したものである。
【0010】
本考案に係る電気音響変換器では、圧電磁器が貼着された金属振動板の周囲を 前面ケースと裏面ケースとで挟持されいる。これにより、金属振動板と前面ケー スとの間で前気室が構成され、さらに金属振動板と裏面ケースとの間で後気室が 構成される。そして、金属振動板と前面ケースの挟持当接部に、前気室から裏面 ケースの外部に連通する音響漏洩路を形成する。
【0011】 この前気室から裏面ケースの外部に連通する音響漏洩路の作用により、音響特 性上低周波数領域、例えば300Hz以下の領域の音圧感度を低下させることが でき、不要なハム音の防止が可能となる。
【0012】 また、前面ケースの外周部に、ハンドセット取付け部の円筒状突出部の先端が 当接する。この外周部をネジなどで強く締めつけても前面ケースや金属振動板を 変形させることがなく、安定した音響特性を維持した状態でハンドセットに簡単 に装着できる。
【0013】 さらに、前面ケースと金属振動板の間に音響漏洩路を形成しており、該音響漏 洩路の表面側は、前面ケースの外周部と同一高さとなっているので、円筒状突出 部に均一に当接し、ゴムパッキングを併用しても、音響漏洩路が塞がることがな く、取扱いが容易となる。
【0014】
以下、本考案の電気音響変換器を図面に基づいて説明する。
【0015】 尚、図1は、本考案の電気音響変換器の外観斜視図であり、図2は本考案の圧 電音響変換器をハンドセットに装着した状態の部分断面図を示す。
【0016】 図において、この圧電音響変換器10は、圧電素子1と、この圧電素子を収納 する表面ケース2及び裏面ケース3とから主として構成されている。
【0017】 圧電素子1は、金属振動板11とこの金属振動板11に貼付された圧電磁器1 2とを有している。圧電磁器12はその両面に銀などを主体とする材料の厚膜導 体膜から成る電極が形成されている。
【0018】 表面ケース2はアルミニウム製であり、概ねドーム状となっている。その表面 には、複数の放音孔21が形成されて、表面ケース2と金属振動板11との間の 前気室a1 が放音側の外部と連通している。
【0019】 表面ケース2 のドーム状の周辺には、同心円状の窪み部22が表面ケース2の 絞り加工により形成されている。その窪み部22による溝の内面22a(当接部 )は、金属振動板11の上面に当接するようになっている。図2の圧電音響変換 器10の右側の端部に示すように、同心円状の窪み部22の一部には、複数の音 響漏洩路23を形成するための溝部23bが形成されている。即ちこの溝部23 bの表面23a高さは、同心円状の窪み部22の外側の表面22b高さと略等し くなっており、これにより、金属振動板11には当接せず、音が漏洩できる音響 漏洩路23が形成されている。
【0020】 この音響漏洩路23により、図中の点線で示すように前面ケース2と金属振動 板11とで形成される第1の前気室a1 と裏面ケース3の外部(第2の後気室b2 )と連通状態が維持されている。
【0021】 裏面ケース3は、樹脂製であり、概ね皿状となっている。また、底面には、音 響ダンピング孔31が形成されており、さらにこの音響ダンピング孔31には内 面側からテトロンメッシュやナイロンメシュからなる音響抵抗布32によって覆 われている。裏面ケース3と金属振動板11との間の第1の後気室b1 は、音響 ダンピング孔31を介して第2の後気室b2 と連通している。
【0022】 尚、図では省略したが、圧電磁器12に対する音声信号(所定の電圧)は、2 本リード線を介して行われる。一方のリード線は、圧電磁器12の表面に露出す る電極に接合され、他方のリード線は、金属振動板11の表面に接合され、金属 振動板11を介して圧電磁器12の貼着面側の電極に接続することになる。この 2本のリード線は、前面ケース2と金属振動板11とが当接されていない部位、 例えば音響漏洩路23の1つから外部に延出している。
【0023】 ハンドセット4は、図2に示すように、ハンドセット4の内部側に突出する円 筒状の装着突出部41が形成されており、この円筒状装着突出部41に囲まれた 表面には複数の散音孔44が形成されている。また、円筒状装着突出部41の内 周面には、圧電音響変換器10の前面ケース2の外周部に当接する段差部42が 形成されている。
【0024】 このような形状のハンドセット4に、電気音響変換器10が装着・固定される 。具体的には、円筒状装着突出部41の段差部42に、前面ケース2の窪み部2 2の外側の表面22b及び音響漏洩路23が形成された部位の表面部23bが、 リング状のゴム製パッキング43を介して載置され、円筒状装着突出部41の端 面の複数箇所で螺着する止めネジ45によって固定される。
【0025】 これにより、電気音響変換器10の放音側の前面部分には、ハンドセット4の 円筒状装着突出部41と前面ケース2とに囲まれた第2の前気室a2 が形成され ることになり、電気音響変換器10の放音孔21から放出された音響信号は、第 2の前気室a2 、散音孔44を介して電話機の利用者にまで到達されることにな る。
【0026】 また、第1の前気室a1 は、音響漏洩路23を介して裏面ケース3の外部、即 ちハンドセット4の内部空間(第2の後気室b2 )と連通することになる。この ように、第1の前気室a1 と第2の後気室b2 とを音響漏洩路23によって連通 することにより、音響特性の低周波数領域、例えば300Hz以下の特性をカッ トして、不要なハム音の防止が可能となる。
【0027】 また、ハンドセット4と電気音響変換器10との装着が、窪み部22の外側の 表面部22bと音響漏洩路23の表面部23bの高さが同じである前面ケース2 の周囲で、ハンドセット4の円筒状装着突出部41に載置されて、電気音響変換 器10の裏面側から止めネジ45によって螺着されるが、その締めつけ圧が前面 ケース2の周囲に均一に分散され、前面ケース2が変形したり、音響漏洩路23 が変形したりすることがなく、簡単に装着固定が可能である。
【0028】 しかも、音響漏洩路23の溝部23aを形成しているので、ハンドセットの円 筒状装着突出部41に電気音響変換器10を載置した際に、円筒状装着突出部4 1により、音響漏洩路23が隠蔽されることがなく、確実に音響漏洩路23が確 保できる。
【0029】 さらに、音響漏洩路23が電気音響変換器10側に形成されており、ハンドセ ット4には形成されていないので、音響漏洩路23の開口度合い、音響漏洩路2 3の数を設定するだけで、所定音響特性が簡単に達成でき、その特性の制御が比 較的に容易となる。
【0030】 上述の実施例によれば、前面ケース2と裏面ケース3とによる圧電素子1の挟 持方法として、前面ケース2の端部の加締め手段を用いて行うが、加締め手段以 外に、機械的に強固に挟持できる手段であれば、前面ケース2、裏面ケース3と 圧電素子1との間に接着剤を介在させた接着方法によって圧電素子1を前面ケー ス2、裏面ケース3で挟持しても構わない。
【0031】
以上のように、本考案によれば、圧電磁器を貼着した金属振動板の周囲を、前 面ケースと裏面ケースとで挟持して、前記金属振動板と前面ケースとの当接部位 に、第1の前気室から裏面ケースの外部に連通する音響漏洩路を形成したため、 音響特性上、低周波数領域でのハム音を有効に防止することができる。
【0032】 また、音響漏洩路が、前面ケースと裏面ケースとの周囲の挟持部分で形成され 、音響漏洩路の表面側が前面ケースの窪みの外側の高さと同一であるため、ハン ドセットに装着しても、第1の前気室の変形、音響漏洩路の変形がなく、安定し た特性、ハンドセットへの装着が容易な圧電音響変換器となり、さらに音響漏洩 路による特性の制御が簡単な電気音響変換器となる。
【図1】本考案の電気音響変換器の斜視図である。
【図2】本考案の電気音響変換器をハンドセットに装着
した状態の断面図である。
した状態の断面図である。
1・・・・・圧電素子 11・・・・金属振動板 12・・・・圧電磁器 2・・・・・表面ケース 21・・・・放音孔 22・・・・当接部 23・・・・音響漏洩路 3・・・・・裏面ケース
Claims (1)
- 【請求項1】圧電磁器を貼着した金属振動板の周囲を、
前面ケースと裏面ケースとで挟持して成る電気音響変換
器であって、 前記前面ケースと金属振動板との当接する部位に、該金
属振動板と前面ケースとの間で構成される前気室から裏
面ケースの外部に連通する音響漏洩路を形成したことを
特徴とする電気音響変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240592U JPH0648298U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電気音響変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240592U JPH0648298U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電気音響変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648298U true JPH0648298U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13773687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8240592U Pending JPH0648298U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電気音響変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648298U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009287137A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Dream Sogo Kenkyusho:Kk | スピーカ付きヘルメット |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8240592U patent/JPH0648298U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009287137A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Dream Sogo Kenkyusho:Kk | スピーカ付きヘルメット |
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