JPH0648719Y2 - 開閉器操作機構の自動鎖錠装置 - Google Patents

開閉器操作機構の自動鎖錠装置

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JPH0648719Y2
JPH0648719Y2 JP1988001769U JP176988U JPH0648719Y2 JP H0648719 Y2 JPH0648719 Y2 JP H0648719Y2 JP 1988001769 U JP1988001769 U JP 1988001769U JP 176988 U JP176988 U JP 176988U JP H0648719 Y2 JPH0648719 Y2 JP H0648719Y2
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紘紀 奥野
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、開閉器の操作機構を遠隔制御により鎖錠する
ために用いる自動鎖錠装置に関するものである。
[従来の技術] ガス絶縁開閉装置においては、断路器等の開閉器の誤操
作が行われないようにするため、開閉器操作機構を遠隔
制御により自動的に機械ロックする自動鎖錠装置が設け
られる。
一般にこの種の鎖錠装置は、開閉器用操作機構の主軸に
固定された主軸レバーと、主主軸レバーに係合して主軸
を鎖錠する鎖錠位置と該主軸レバーから外れる解錠位置
との間を変位可能に設けられた鎖錠棒と、鎖錠コイルに
駆動される鎖錠用プランジャを備えた鎖錠用電磁石と、
解錠コイルにより駆動される解錠用プランジャを備えた
解錠用電磁石と、鎖錠用プランジャ及び解錠用プランジ
ャにより駆動されて鎖錠部材を鎖錠位置と解錠位置とに
変位させる鎖錠棒駆動機構とにより構成される。
第7図は従来用いられていた断路器用操作機構の自動鎖
錠装置の要部を示したもので、同図において1は断路器
に操作力を与える主軸、2は該主軸に固定された主軸レ
バー、3は主軸レバーに係合して主軸を鎖錠する鎖錠位
置(図に実線で示した位置)と該主軸レバーから外れる
解錠位置(図に鎖線で示した位置)との間を直線変位し
得るように支持された鎖錠棒3Aと、該鎖錠棒3Aの後端部
に一端が固定された駆動板3Bとからなる鎖錠部材、4は
鎖錠部材3を付勢する復帰バネであり、鎖錠棒3Aは、復
帰バネ4により解錠位置側に付勢されている。また5Aは
鎖錠コイル5Bにより駆動される鎖錠用プランジャ、6Aは
解錠コイル6Bにより駆動される解錠用プランジャで、鎖
錠用プランジャ5Aはリンク7を介してT字形の駆動レバ
ー8に連結されている。駆動レバー8は固定軸9により
回動自在に支持され、該駆動レバー8の上端に固定され
たピン10が駆動板3Bに設けられた長孔3aに遊嵌されてい
る。
解錠用プランジャ6Aは固定軸11により回動自在に支持さ
れたフック12にリンク13を介して連結され、該解錠用プ
ランジャは復帰バネ14によりフック12を押し上げる方向
に付勢されている。フック12の先端には切欠き12aが設
けられ、該切欠き12a内に駆動レバー8の下端に固定さ
れたピン15が係合し得るようになってい。この鎖錠装置
においては、コイル5B及び6Bによりそれぞれ駆動される
プランジャ5A及び6Aと、駆動レバー8と、復帰バネ4及
び14とにより鎖錠棒駆動機構が構成されている。
上記の鎖錠装置において、鎖錠コイル5Bが励磁されると
鎖錠用プランジャ5Aがコイル内に引込まれるため下方に
変位し、駆動レバー8が軸9を中心にして図面上反時計
方向に回動する。これにより鎖錠部材3が左方向に変位
し、鎖錠棒3Aの先端が主軸レバー2に係合して主軸1を
機械的にロックする。このとき駆動レバー8の下端に取
付けられたピン15が復帰バネ14により押し上げられてい
るフック12の切欠き12a内に係入し、これにより駆動レ
バー8が係止されて鎖錠棒3Aが鎖錠位置に保持される。
この状態では、主軸1の回転が阻止されるため、操作器
は開閉器を操作することができない。
次に解錠コイル6Bが励磁されると、解錠用プランジャ6A
が下方に変位するためフック12が軸11を中心にして図面
上反時計方向に回動する。これによりピン15が切欠き12
aから外れ、復帰バネ4の付勢力により鎖錠棒3Aが右方
向に解錠位置まで変位する。この状態では鎖錠棒3Aが主
軸レバー2に係合しないため、主軸1は回転することが
でき、開閉器の操作が可能になる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の鎖錠位置のように、駆動レバー8をフック12
により係止することにより鎖錠棒3を鎖錠位置に保持す
る構造を採用すると、振動等によりフックが外れたとき
に復帰バネ4の付勢力により鎖錠棒3Aが解錠位置に変位
してしまうので、鎖錠装置としての信頼性が低いという
問題があった。
また復帰バネ4が破損すると鎖錠状態から解錠状態に復
帰することができなくなるという問題があった。
本考案の目的は、フックを用いることなく鎖錠棒を鎖錠
位置に保持できるようにして振動等により鎖錠が解除さ
れるおそれを無くすとともに、バネの破損により解錠状
態への復帰ができなくなる事態が生じるのを防止した開
閉器操作機構の自動鎖錠装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、開閉器用操作機構の主軸21に固定された主軸
レバー23と、先端が主軸レバー23に係合して主軸21を鎖
錠する鎖錠位置と該主軸レバーから外れる解錠位置との
間を直線変位し得るように支持された鎖錠棒26と、鎖錠
用プランジャ33Aを有する鎖錠用電磁石33と、解錠用プ
ランジャ34Aを有する解錠用電磁石34と、鎖錠用プラン
ジャ及び解錠用プランジャにより駆動されて鎖錠棒26を
鎖錠位置と解錠位置とに変位させる鎖錠棒駆動機構とを
備えた開閉器操作機構の自動鎖錠装置に係わるものであ
る。
本考案においては、鎖錠棒26の後端部には該鎖錠棒と共
に直線変位する駆動板27の一端が固定し、鎖錠用電磁石
33及び解錠用電磁石34はそれぞれのプランジャ33A及び3
4Aを駆動板27側に向けた状態で鎖錠棒及び駆動板の変位
方向に並べて配置する。
また上記鎖錠棒駆動機構は、中間部に結合された支持軸
43により回動自在に支持されるとともに一端及び他端が
それぞれ鎖錠用プランジャ33A及び解錠用プランジャ34A
にリンク37及び38を介して結合されて、鎖錠用プランジ
ャ及び解錠用プランジャの変位に伴って互いに向きが異
なる第1の方向及び第2の方向に回動させられる第1の
駆動レバー41と、第1の駆動レバー41の中間部に固定さ
れたガイド42により該第1の駆動レバーの長手方向と支
持軸43との双方に直角な方向にスライド自在に案内され
たスライドリンク46と、駆動板27と交差した状態で配置
されて一端が固定位置に枢支されるとともに他端がスラ
イドリンク46の先端に枢結されて第1の駆動レバー41の
第1の方向及び第2の方向への回動に伴う前記スライド
リンクのスライド運動に応じて鎖錠方向及び解錠方向に
それぞれ回動させられる第2の駆動レバー50と、スライ
ドリンク46の外周に嵌装されるとともに該スライドリン
ク46の先端部とガイド42との間に圧縮された状態で配置
されて該スライドリンクを第2の駆動レバー50側に付勢
するトグルバネ57とを備えている。駆動板(27)は、第
2の駆動レバー50の中間部に軸56を介して結合されて、
第2の駆動レバー50の鎖錠方向及び解錠方向への回動に
伴って鎖錠棒を鎖錠位置及び解錠位置にそれぞれ変位さ
せる方向に直線駆動される。
[作用] 上記の自動鎖錠装置において、鎖錠用電磁石33及び解錠
用電磁石43は例えば遠隔制御により鎖錠指令及び解錠指
令が与えられたときにそれぞれ励磁される。
鎖錠用電磁石33が励磁されると、鎖錠用プランジャ33A
の変位により第1の駆動レバー41が第1の方向に回動す
る。この第1の駆動レバーの回動はスライドリンク46を
介して第2の駆動レバー50に伝達される。これにより第
2の駆動レバー50が鎖錠方向に回動し、鎖錠棒26が鎖錠
位置に変位する。
鎖錠棒26が鎖錠位置に向けて変位する過程では、第1の
駆動レバー41の支点、スライドリンク46と第2の駆動レ
バー50との結合点及び第2の駆動レバー50と駆動板27と
の結合点が1直線上に並ぶ点がトグル機構の死点とな
る。鎖錠棒26は駆動板27と第2の駆動レバー50との結合
点がこの死点を越えた瞬間にトグルバネ57の付勢力によ
り鎖錠位置に向けて急速に駆動され、トグルバネの付勢
力により鎖錠位置に保持される。
次に解錠用電磁石34が励磁されると、解錠用プランジャ
34Aの変位により第1の駆動レバー41が第2の方向に回
動し、この第1の駆動レバー41の回動がスライドリンク
46を介して第2の駆動レバー50に伝達される。これによ
り第2の駆動レバー50が解錠方向に回動し、鎖錠棒26が
解錠位置に変位する。
鎖錠棒26が鎖錠位置に向けて変位する過程においても、
第1の駆動レバー41の支点、スライドリンク46と第2の
駆動レバー50との結合点及び第2の駆動レバー50と駆動
板27との結合点が1直線上に並ぶ点がトグル機構の死点
となる。鎖錠棒26は駆動板27と第2の駆動レバー50との
結合点がこの死点を越えた瞬間にトグルバネの付勢力に
より解錠位置に向けて急速に駆動され、トグルバネの付
勢力により解錠位置に保持される。
このように、本考案においては、フックを用いることな
く、鎖錠用電磁石及び解錠用電磁石のプランジャをトグ
ル機構を介して鎖錠棒に連結する構造をとったため、振
動等により誤って鎖錠状態が解除されるおそれを無くす
ことができ、信頼性を高めることができる。
また鎖錠状態において万一トグルバネが破損した場合で
も、解錠コイルを励磁すると鎖錠棒を解錠位置側に変位
させることができるため、鎖錠を解除できなくなる事態
が生じるおそれを無くすことができる。
更に上記のように、プランジャの変位を第1の駆動レバ
ーとスライドリンクと第2の駆動レバーとを介して鎖錠
棒に伝達する簡単な伝達機構を用いるとともに、トグル
バネ57をスライドリンク46に嵌装して、該トグルバネが
スライドリンクに沿って伸縮するようにすると、スライ
ドリンクがバネガイドを兼ねることになるため、部品点
数を削減して構造を簡単にすることができ、鎖錠装置を
コンパクトに構成することができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明する。第
1図ないし第4図は本考案の一実施例の構造を示したも
ので、第1図において20は断路器用操作機構のケースで
ある。図示してないが、ケース20内には断路器の操作機
構が収納され、該操作機構の主軸(出力軸)21がケース
20の上部に設けられた軸受装置22により支持されてい
る。軸受装置22から突出した主軸21の先端部21aは角柱
状に形成され、該主軸の先端部21aに図示しない断路器
の可動接触子の操作部が連結されるようになっている。
主軸21には主軸レバー23(第4図参照)が溶接により固
定されている。
ケース20内には主軸レバー23の側方を主軸21の軸線と平
行に伸びる板状のフレーム24が固定され、該フレーム24
の主軸レバーに対応する位置に固定されたスラスト軸受
25に鎖錠棒26が摺動自在に支持されている。鎖錠棒26の
後端部には該鎖錠棒と同方向に伸びる駆動板27の一端が
固定され、鎖錠棒26と駆動板27とにより鎖錠部材28が構
成されている。鎖錠棒26の先端部には主軸レバー22に設
けられた係合部23aに係合して該主軸レバーを係止する
係合部26aが形成され、鎖錠棒26は、その先端の係合部2
6aが主軸レバーの係合部23aに係合する鎖錠位置(第4
図に実線で示した位置)と、係合部26aが係合部23aから
外れる解錠位置(第4図に鎖線で示した位置)との間を
変位し得るようになっている。鎖錠棒26が鎖錠位置にあ
るときには主軸レバー23の回動(第4図において反時計
方向への回動)が阻止され、これにより主軸21の回動が
阻止されて断路器の操作が阻止される。
ケース20内にはまたフレーム24と直交する向きに配置さ
れたフレーム31と該フレーム31に対向配置されたフレー
ム32(第2図参照)とが設けられ、フレーム31の一端部
には、鎖錠用電磁石33と解錠用電磁石34とが鎖錠部材28
の変位方向と平行な方向に並べて取付けられている。鎖
錠用電磁石33は、鎖錠部材28側に伸びる鎖錠用プランジ
ャ33Aと該プランジャを駆動する鎖錠コイル33Bとからな
り、鎖錠用電磁石33はプランジャ33Aと同方向に伸びる
解錠用プランジャ34Aと該プランジャを駆動する解錠コ
イル34Bとからなっている。各プランジャはそれぞれの
コイルが励磁されたときにコイル内に引込まれるように
変位する。
鎖錠用プランジャ33A及び解錠用プランジャ34Aは鎖錠部
材28の変位方向に並べて配置され、これらのプランジャ
の先端にはピン35及び36を介してリンク37及び38の一端
が枢結されている。リンク37及び38の他端はピン39及び
40を介して第1の駆動レバー41の一端及び他端に枢結さ
れている。第1の駆動レバー41は平行に配置された2枚
の帯板41a及び41bからなり、この駆動レバー41の中央部
にはガイド42が固定されている。ガイド42にはレバー41
の両側に突出する支持軸43が固定され、該支持軸43の両
端が軸受44及び45を介してフレーム31及び32に支持され
ている。
従って第1の駆動レバー41は、鎖錠コイル33Bが励磁さ
れて鎖錠用プランジャ33Aが該コイル内に引込まれたと
きに第1の方向(第1図において反時計方向)に回動
し、解錠コイル34Bが励磁されて解錠用プランジャ34Aが
該コイル内に引込まれたときに第2の方向(第1図にお
いて時計方向)に回動する。
ガイド42には、スライドリンク46が摺動自在に支持され
ている。このスライドリンク46は、ガイド42により第1
の駆動レバー41の長手方向と支持軸43の軸線方向との双
方に対して直角な方向にスライド自在に案内されてい
る。
フレーム31及び32にはまた、軸受47及び48を介して駆動
レバー支持軸49の両端が支持されている。この支持軸49
は鎖錠部材28を間にして第1の駆動レバー41と反対側に
位置するように設けられ、該支持軸49に、駆動板27と交
差するように配置された第2の駆動レバー50の後端部が
固定されている。
第2の駆動レバー50は互いに平行に配置された1対の帯
板50a及び50bからなり、これらの帯板50a,50bの先端部
間にスライドリンク46の先端に固定されたブロック状の
軸受保持部材51が挿入されている。軸受保持部材51には
軸受52が保持され、この軸受52と帯板50a,50bの先端部
とを貫通させたピン53により、第2の駆動レバー50の先
端部とスライドリンク46の先端部とが枢結されている。
従って第2の駆動レバー50は、第1の駆動レバー41が第
1の方向(第1図において反時計方向)に回動したとき
に鎖錠方向(第1図において時計方向)に回動し、第1
の駆動レバー41が第2の方向に回動したときに解除方向
(第1図において反時計方向)に回動する。
第2図に見られるように、鎖錠部材の駆動板27の中間部
に軸受55が固定され、該軸受55により回転自在に支持さ
れた軸56の両端が第2の駆動レバー50を構成する2枚の
板50a及び50bに結合されている。この例では、軸受55と
軸56とにより、第2の駆動レバー50が鎖錠方向及び解錠
方向にそれぞれ回動したときに鎖錠部材を鎖錠位置及び
解錠位置に向けて変位させるように該第2の駆動レバー
50と鎖錠部材28とを結合する結合手段が構成されてい
る。
スライドリンク46にはトグルバネ57が嵌装されていて、
該トグルバネ57が、スライドリンク46の先端に設けられ
た軸受保持部材51とガイド41との間に圧縮された状態で
配置され、このトグルバネによりスライドリンク46が第
2の駆動レバー50側に付勢されている。スライドリンク
46はバネガイドを兼ねており、トグルバネ57は、スライ
ドリンク46に沿って伸縮する。
次に本実施例の動作を説明する。本実施例の鎖錠位置が
解錠状態にあるときには各部が第5図に示す状態にあ
る。この状態で鎖錠コイル33Bが励磁されると、鎖錠用
プランジャ33Aがコイル33B内に引込まれるため第1の駆
動レバー41が第1の方向(この例では反時計方向)に回
動する。このときスライドリンク46はトグルバネ57を圧
縮しながら軸43を中心にして反時計方向に回動し、第2
の駆動レバー50を時計方向に回動させる。この第2の駆
動レバー50の回動により鎖錠棒26が鎖錠位置に向けて変
位し、主軸レバー23の係合部23aが鎖錠棒26の先端の係
合部26aに係合して、主軸21が機械的にロックされる。
第1図はこのように主軸21がロックされた鎖錠状態を示
している。
鎖錠棒26が鎖錠位置に向けて変位する過程では、第1の
駆動レバーの支点(支持軸43の中心)、スライドリンク
と第2の駆動レバーとの結合点(ピン53の中心)及び第
2の駆動レバーと鎖錠部材との結合点(軸56の中心)が
1直線上に並ぶ点がトグル機構の死点となり、トグルバ
ネ57が最大に圧縮された状態になる。鎖錠棒26は、鎖錠
部材28と第2の駆動レバー50との結合点がこの死点を越
えた瞬間にトグルバネ57の付勢力により鎖錠位置に向け
て急速に駆動され、トグルバネ57の付勢力により鎖錠位
置に保持される。
次に解錠コイル34Bが励磁されると、解錠用プランジャ3
4Aの変位により第1の駆動レバー4が第2の方向(この
例では時計方向)に回動し、この第1の駆動レバーの回
動がスライドリンク46を介して第2の駆動レバー50に伝
達される。これにより第2の駆動レバー50が解錠方向に
回動し、第5図に示すように鎖錠棒26が解錠位置に変位
する。
鎖錠棒26が解錠位置に向けて変位する過程においても、
第1の駆動レバー41の支点、スライドリンク46と第2の
駆動レバーとの結合点及び第2の駆動レバー50と鎖錠部
材28との結合点が1直線上に並ぶ点がトグル機構の死点
となる。鎖錠棒26は、鎖錠部材28と第2の駆動レバー50
との結合点がこの死点を越えた瞬間にトグルバネの付勢
力により解錠位置に向けて急速に駆動され、トグルバネ
57の付勢力により解錠位置に保持される。
第1図においてd1=d2とすると、トグルバネ57の最終位
置での荷重Pが、鎖錠部材28を鎖錠位置または解錠位置
に保持する保持力F(=P)となる。従ってd1=d2とし
ておけば、所用の保持力Fを得るためのトグルバネの選
定を容易にすることができる。
上記の実施例においては、リンク37及び38を第1の駆動
レバー41の両端に長孔を介することなくピン39及び40に
より枢結しているが、第6図に示すようにリンク37及び
38に長孔37a及び38aを設けて、リンク37及び38を第1の
駆動レバー41の両端に枢結するピン39及び40をこれらの
長孔37a及び38a内に嵌合させるようにしてもよい。
第6図のように構成した場合には、トグル機構が死点を
越える位置までプランジャ33A及び34Aが第1の駆動レバ
ー41と第2の駆動レバー50とを駆動し、その後はトグル
バネ57が第1の駆動レバーと第2の駆動レバー50とを駆
動する。第1図に示した実施例では、各プランジャのス
トロークがS1だけ必要であるが、第6図に示すように長
孔37a及び38aを設けた場合には、トグル機構が死点を越
えるまでの間各プランジャが第1の駆動レバーを駆動す
ればよいため、各プランジャのストロークをS1/S2とす
ることができる。このようにプランジャと第1の駆動レ
バーとを連結するリンクに長孔を設けて、両者を連結す
るピンを該長孔に嵌合させる構造にすると、電磁石とし
てストロークが小さいものを用いることができる。電磁
石はストロークが短いものほど大きな吸引力を得ること
ができるため、ストロークが短い電磁石を用いるとトグ
ルバネとして荷重が大きいものを用いることができ、鎖
錠棒を鎖錠位置及び解錠位置に保持する保持力を大きく
して信頼性を高めることができる。またプランジャのス
トロークを短くすると、コイルに印加する電圧を低くし
ても大きな吸引力を得ることができるため、電磁石に所
定の動作を行わせるために必要な最低電圧(最低動作電
圧)を低くすることができ、鎖錠装置の動作を確実にす
ることができる。
上記の実施例においては、電磁石として、コイルが励磁
されたときにプランジャがコイルに引込まれる形式のも
のを用いたが、コイルが励磁された際にプランジャがコ
イルから飛び出す形式の電磁石を用いることもでき、そ
の場合には、第1図においてプランジャ34Aを鎖錠用プ
ランジャとし、プランジャ33Aを解錠用プランジャとす
ればよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、フックを用いることな
く、鎖錠用電磁石及び解錠用電磁石のプランジャをトグ
ル機構を介して鎖錠棒に連結する構造をとったので、振
動等により誤って鎖錠状態が解除されるおそれを無くす
ことができ、信頼性を高めることができる利点がある。
また本考案によれば、鎖錠状態において万一トグルバネ
が破損した場合でも、解錠コイルを励磁すると鎖錠棒を
解錠位置側に変位させることができるため、鎖錠を解除
できなくなる事態が生じるおそれを無くすことができる
利点がある。
更に本考案によれば、電磁石のプランジャの変位を第1
の駆動レバーとスライドリンクと第2の駆動レバーとを
介して鎖錠棒に伝達する簡単な伝達機構を採用するとと
もに、トグルバネをスライドリンクに嵌装することによ
り、スライドリンクがバネガイドを兼ねるようにしたた
め、部品点数を削減して構造を簡単にすることができ、
鎖錠装置をコンパクトに構成することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を正面から見て垂直面で断面し
て示した断面図、第2図は同実施例の要部の構成を第1
図の右側面から見て各要部を垂直面で断面した断面図、
第3図は同実施例で用いる第1の駆動レバーの支持部付
近を第2図において上方から見て水平面で断面した断面
図、第4図は第1図の実施例における主軸レバーと鎖錠
部材との関係を第1図において上方から見て水平面で断
面した断面図、第5図は第1図に示した実施例の解錠状
態を示す説明図、第6図は本考案の他の実施例の要部を
示す断面図、第7図は従来例を示す断面図である。 20……ケース、21……主軸、23……主軸レバー、26……
鎖錠棒、27……駆動板、28……鎖錠部材、33……鎖錠用
電磁石、33A……鎖錠用プランジャ、33B……鎖錠コイ
ル、34……解錠用電磁石、34A……解錠用プランジャ、3
4B……解錠コイル、37,38……リンク、41……第1の駆
動レバー、43……支持軸、42……ガイド、46……スライ
ドリンク、49……駆動レバー支持軸、50……第2の駆動
レバー、53……ピン、56……軸、57……トグルバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器用操作機構の主軸(21)に固定され
    た主軸レバー(23)と、先端が前記主軸レバー(23)に
    係合して前記主軸(21)を鎖錠する鎖錠位置と該主軸レ
    バーから外れる解錠位置との間を直線変位し得るように
    支持された鎖錠棒(26)と、鎖錠用プランジャ(33A)
    を有する鎖錠用電磁石(33)と、解錠用プランジャ(34
    A)を有する解錠用電磁石(34)と、前記鎖錠用プラン
    ジャ及び解錠用プランジャにより駆動されて前記鎖錠棒
    (26)を前記鎖錠位置と解錠位置とに変位させる鎖錠棒
    駆動機構とを備えた開閉器操作機構の自動鎖錠装置にお
    いて、 前記鎖錠棒(26)の後端部には該鎖錠棒と共に直線変位
    する駆動板(27)の一端が固定され、 前記鎖錠用電磁石(33)及び解錠用電磁石(34)はそれ
    ぞれのプランジャ(33A)及び(34A)を前記駆動板(2
    7)側に向けた状態で前記鎖錠棒及び駆動板の変位方向
    に並べて配置され、 前記鎖錠棒駆動機構は、 中間部に結合された支持軸(43)により回動自在に支持
    されるとともに一端及び他端がそれぞれ前記鎖錠用プラ
    ンジャ(33A)及び解錠用プランジャ(34A)にリンク
    (37)及び(38)を介して結合されて、前記鎖錠用プラ
    ンジャ及び解錠用プランジャの変位に伴って互いに向き
    が異なる第1の方向及び第2の方向に回動させられる第
    1の駆動レバー(41)と、 前記第1の駆動レバー(41)の中間部に固定されたガイ
    ド(42)により該第1の駆動レバーの長手方向と前記支
    持軸との双方に直角な方向にスライド自在に案内された
    スライドリンク(46)と、 前記駆動板(27)と交差した状態で配置されて一端が固
    定位置に枢支されるとともに他端が前記スライドリンク
    (46)の先端に枢結されて前記第1の駆動レバー(41)
    の第1の方向及び第2の方向への回動に伴う前記スライ
    ドリンクのスライド運動に応じて鎖錠方向及び解錠方向
    にそれぞれ回動させられる第2の駆動レバー(50)と、 前記スライドリンク(46)の外周に嵌装されるとともに
    該スライドリンク(46)の先端部と前記ガイド(42)と
    の間に圧縮された状態で配置されて該スライドリンクを
    前記第2の駆動レバー(50)側に付勢するトグルバネ
    (57)とを具備し、 前記駆動板(27)は、前記第2の駆動レバー(50)の中
    間部に軸(56)を介して結合されて、前記第2の駆動レ
    バー(50)の鎖錠方向及び解錠方向への回動に伴って前
    記鎖錠棒を鎖錠位置及び解錠位置にそれぞれ変位させる
    方向に直線駆動されることを特徴とする開閉器操作機構
    の自動鎖錠装置。
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