JPH0648745B2 - 傾斜ファセット付きテーパ状導波路の進行波レーザ増幅器 - Google Patents

傾斜ファセット付きテーパ状導波路の進行波レーザ増幅器

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JPH0648745B2
JPH0648745B2 JP2510178A JP51017890A JPH0648745B2 JP H0648745 B2 JPH0648745 B2 JP H0648745B2 JP 2510178 A JP2510178 A JP 2510178A JP 51017890 A JP51017890 A JP 51017890A JP H0648745 B2 JPH0648745 B2 JP H0648745B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は半導体レーザ増幅器、より詳しくは、広い帯域
幅と高出力の飽和電力に特徴がある半導体進行波レーザ
増幅器に関する。
光ファイバ伝送系において進行波レーザ増幅器は、光信
号を電気信号に変換することなく直接増幅するように設
計されている。かかる増幅器は光中継器として、あるい
は高いビットレート多重チャネルシステムにおける前置
増幅器として、特に有効である。
広い帯域幅と高出力な飽和電力を出す高品質な進行波レ
ーザ増幅器を得るためには、これら半導体デバイスのフ
ァセット[facet]の反射率が極端に低いことが要請され
る。従来はこのタイプの増幅器はデバイスのファセット
上に形成した極端に低い反射率のコーティングに専ら依
存するものであった。しかし伝送モードと反射モードと
のカップリング[coupling]は、デバイスのファブリー・
ペロー利得共振を使いものにならない程までに減殺す
る。このようなファセットの低反射は、屈折率を非常に
厳密に制御し、デバイスのファセット面上に形成される
誘電体コートの厚さを調節することによって専ら行なっ
ていた。
高品質半導体進行波レーザ増幅器の製造に要請される低
反射コートに必要な条件を緩和しようとして、種々の改
良構造が提案され実験されている。かかる改良構造のも
ので有効なものとして、「傾斜したファセットをもつ
1.5μmのGaInAsPの進行波レーザ増幅器」が
Electronics Letters,1987,23,990〜992頁に記載されて
いるが、この傾斜ファセットデバイスには劈開ファセッ
トに反射する内光が導波路中にカップルバック[couple
back]して大部分を損失してしまわないように、劈開面
からデバイスの導波路(の利得領域)を傾斜させること
によりファブリー・ペロー共振を抑制しようとしてい
る。このような傾斜ファセットデバイスに低反射(無反
射)コートを付加することによって、単一モード光ファ
イバに対する高いカップリング効果をもつ高品質進行波
レーザ増幅器が実現している。これについては「傾斜フ
ァセットと無反射率コーティングとの組合せによる1.
3μmのGaInAsPの準進行波レーザ増幅器」Elec
tronics Letters,1988,24,1275〜1276頁参照。
傾斜ファセット付の進行波レーザ増幅器の出力特性を本
来の位置にモニターすることすらしないで、比較的低い
有効モードのファセット反射率を普通に実現することが
できる。0.1%以下の有効モード反射率が波長1.3
μmの埋込みヘテロ構造で、また、1.5μmのリッジ
導波構造で実現した。
原理上、傾斜ファセット付の無反射コート進行波レーザ
増幅器の有効モード反射率は、導波路の傾斜角度を大き
くしたり、この導波路中を伝播する光のモード幅を大き
くすることによって、さらに減らすことができる。しか
し傾斜角度を大きくすればするほど、必要な無反射コー
トが偏波依存性になるという問題があるので、上記の有
効モード反射率の減少に対しては限界がある。さらに、
傾斜角度が大きくなれば、連携している入力・出力ファ
イバと増幅器との間のカップリング損失も大きくなる。
またモード幅が大きくなれば、広角度分散の高次の横モ
ードがこの導波路に形式[support]される。ある点で、
これら高次のモードに起因する反射率が基本モードの反
射率を減少することを取り消し、実際上、全体的な有効
モード反射率を増大させることになる。
したがって当業者により進行波レーザ増幅器の有効モー
ド反射率をより一層減少させるような簡単で効果的な方
法に開発の焦点が当てられてきた。こうした努力が成功
するなら、商業的に重要な伝送系への使用に適した低コ
ストの高品質レーザ増幅器の実現を潜在的に可能とする
と信じられている。
発明の概要 本発明では、傾斜ファセット付き無反射コート進行波レ
ーザ増幅器の有効モード反射率が、増幅器のファセット
に近い導波部をテーパ状にすることによって有効に小さ
くされている。こうすれば基本モードのモード幅は、導
波路の真っすぐな中央主部におけるものよりも徐々に増
大される。この基本モードのモード幅伝送はほとんど損
失なしに達成できる。しかもファセット近くのテーパ部
で創出される高次の横モードは真っすぐな導波路へ反射
して戻るとき伝送損失を蒙り、また、この真っすぐな部
分に光を閉じ込める要素が比較的小さいため真っすぐな
導波路中に比較的少ない光利得しかもたらさない。
本発明の1実施例では、増幅器デバイス中の導波路の全
長が活性領域およびこれに連続する導波の不活性領域の
双方を有している。別の実施例では、テーパ部における
導波路は不活性領域しかもたない。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の原理に従って作った屈折率導波の半導
体進行波レーザ増幅器の概略図で、導波路部分の平面図
である。
図2は、図1の4−4方向における線2上の断面図で、
本発明にかかる埋込みヘテロ構造の進行波レーザの実施
例の真っすぐな導波部分を示す概略図である。
図3は、図1の5−5方向における線3上の断面図で、
本発明にかかる埋込みヘテロ構造の進行波レーザの実施
例の導波路のテーパ部の1部を示す概略図である。
発明の詳細な説明 本発明によれば、従来技術の屈折率導波の進行波レーザ
増幅器の活性の導波路(利得領域)を、劈開したファセ
ットに反射する内光[internal light]がいずれも導波路
中に強くカップルバック[couple back]して殆どが損失
してしまうようなことがないように、劈開、すなわちフ
ァセット面から傾斜させている。こうした図1に見られ
るように、主縦線12をもつ導波路10は図面上、増幅
デバイスの右側の平板のファセット16に直角な線14
に対し角度θ1で配置されている。したがって図面の増
幅デバイスは、この傾斜させた導波路に対して角度をつ
けたファセットをもつと見ることもできる。
図1に示す増幅デバイスは、ファセット16に平行に左
側に平板のファセット18をもっている。例で示すと、
図面上ファセット各々は、誘電体の簡単な単一層無反射
コートで被覆している。これら無反射コート各々は、導
波路の有効屈折率の平方根に等しい屈折率をもち、無反
射コート中に伝播した光の波長の約1/4に等しい厚さ
をもつように設計されている。図1において、ファセッ
ト16、18上に形成したこれらコートは、各々符号1
7、19で表す。
図1の傾斜させた同波路10は、比較的長い真っすぐな
中央主部20と、この中央主部20の両端に比較的短い
テーパ部22、24とをもっている。テーパ部22、2
4の中央主部20からその開き度合を角度θ2で示す。
後述するように、角度θ2は導波路10内に伝播する光
信号の伝送損失を最小にするように選択される。
図1の傾斜した導波路10中に伝播する光信号のガウス
電界分布を計算すると、図面上の増幅デバイスの有効モ
ード反射率R[effective modal reflectivity]は、次式
で表される。
ただしR0はフレネル反射率、nは導波路10の有効屈
折率、Wは導波路10中に伝播する光信号のモード幅、
θ1は導波路10の傾斜角度、λは導波路10中に伝播
する光の波長である。したがって既知の傾斜導波路デバ
イスの有効モード反射率は角度θ1を大きくするか、ま
たはモード幅Wを広げるかすれば減少させることができ
ることは明らかである。しかし上述したように、θ1
たはWを大きくすることができる程度には実際上の限界
がある。
本発明によれば、図1の導波路10の中央主部20中に
伝播する光信号のモード幅は、テーパ部22と24とを
行ったり来り伝播する間に徐々に変化する。この変化は
緩やかであるゆえに、導波路10の中央主部20とテー
パ部22、24間を伝播する光信号が受ける伝送損失は
比較的小さい。
ファセット18、16に近いテーパ部22、24(図
1)各々において、導波路10中に伝播する基本モード
のモード幅Wは中央主部20中のそれより有意に大き
い。したがって無反射コートのファセットにおける基本
モードの有効モード反射率はこれによって相当小さくさ
れる。後述の本発明1実施例において、基本モードに対
して傾斜した無反射コートのファセットの有効モード反
射率は、図1に示した一定の仕方で傾斜させられた導波
路の両端を単に下方へ開くことによって一定量だけ減ら
すことができた。
図1のテーパ部22、24で高次の横モードが作られ
る。しかし実際には、ファセット16、18から導波路
10の中央主部20に反射して戻るこれらモードの各成
分が大きな伝送損失を受け、光の小さ目な閉込み係数の
ため、中央主部20ではかなり少な目な光利得[optical
gain]となる。したがって傾斜ファセットの進行波レー
ザ増幅器の全体的な有効なモード反射率を増加させるこ
れら高次のモードの一般的傾向は、実質的に無視し得る
ものになる。
光伝送系において、同系中に組み込まれた増幅器の利得
は、偏波無依存性であることが一般に好ましい。進行波
レーザ増幅器にとって、このような偏波無依存性の利得
は、増幅器中の横長の導波路の高さと幅とを適切に選択
することによって達成し得るものであることが知られて
いる。しかし実際には、偏波無依存性な利得を得るため
の導波路高さや幅のそのような選択も、導波路中を伝播
する基本モードの幅を低い有効モード反射率にするとい
う観点から、最適なもの以下にすることになる。したが
って、こうした相反する要請の間にあっては妥協が要求
され、全体的な性能はしばしば悪くされてしまう。
本発明によれば、図1の導波路10は相対的に長い中央
主部20中における偏波無依存の利得を最高にするよう
に配分することができる。一方、相対的に短いテーパ部
22、24は有効モード反射率を最上にするように設定
できる。かくして相当に偏波非依存度の高い利得があ
り、かつ、著しく低い有効モード反射率をもつ高性能な
デバイスを作ることができるのである。
進行波レーザ増幅器は、一定の異なる波長で増幅を得る
ために種々の半導体物質から作られることはよく知られ
ている。ここで具体例を示すため、波長1.5μmの光
信号を増幅する屈折率導波路デバイスについて考えてみ
る。このほかにも進行波レーザ増幅器はいろいろな方法
で製造することができることはよく知られている。こう
して例えば、ともに従来技術であり当業者に周知である
埋込みヘテロ構造、あるいはリッジ導波構造の増幅器を
作ることができる。図示したものは埋込みヘテロ構造体
である。
本発明の1実施例として、図1に示した導波路10の中
央主部20の長さd1は約308μmである。中央主部2
0の幅d2は約1.5μmである。テーパ部22、24は
各々、中央主部20の両端から直線状に外方へ開いてい
る。伝送損失を最小にするため角度θ2は約1度として
いる。(そのデバイスの効果は、θ2が0より大きく約
1.5度と等しいかそれ以下のとき得られる)。各テー
パ部22、24が各ファセットに交差する点におけるテ
ーパ部の幅d3は、約4.5μmである。主縦軸12上に
あるテーパ部各々の長さは80μmである。
この実施例においては、傾斜させられた導波路10は、
このデバイスを作る半導体ウエハの[011]方向から約7
度のθ1角度に向けられている。このウエは[011]横行に
劈開してファセット16、18を形成している。
さらに有利なように、この実施例のファセット16、1
8は各々、無反射物質からできた単一層でコートされて
いる。1.5μmの波長の場合、ファセット各々は波長
の1/4厚のSiO層で、例えば標準電子ビーム蒸着
法でコートされている。ここでxは1〜2の値である。
このほかにも公知の単一層物質または多重層物質を図1
に示した無反射コート17、19形成に用いることがで
きる。
図1に概略示したタイプの屈折率導波[index-guided]増
幅器の埋込みヘテロ構造の変形例を図2に示す。こうし
た構造体の製造は、当業者間に周知の従来技術である化
学蒸着、あるいは液相エピタキシャル成長などで簡単に
行うことができる。図1の導波路10の中央主部20の
断面をなす埋込み利得領域すなわち活性部30が図2に
示されている。この活性部30は、約1.5μmの幅、
約0.2μmの高さである。電流および光を閉じ込める
活性部30は、In,Ga,AsおよびPからなる標準
的な4つの元素ででき、当業者に周知の1.5μmで増
幅するのに必要なバンドギャップを出すことができるう
ように配合されている。
図において導波層32は、図2に示した活性部30の直
下に配置される。この実施例において導波層32はI
n,Ga,AsおよびPからなる4元素ででき、1.3
-μmである。実施例によっては、導波層32がないも
のもある。この場合、活性部30が利得媒質ならびに導
波層の双方を機能する。しかし導波層32を有すること
は通常、光利得の偏波依存性を少なくし、また、後述す
るように、この実施例のデバイスを効果的に変形するに
つき基礎的技術を提供してくれる。いずれにせよ全てで
はないにしろ大部分の利得は、相対的に長い中央主部2
0中の活性部30で生ずるのである。
図2に示した実施例のデバイスの他の部分としては、n
型InPの基板34と,p型InP、n型InP、およ
びp型InPの層36、38、および40の各々ある。
このデバイスをキャッピングするのは1.3-μmのI
n,Ga,AsおよびPの4元素からできたコンタクト
層42である。
図3は、図1のテーパ部22の横断面図である。図3の
層34、36、38、40および42は図2の対応する
符号の層と同一である。所望なら図2の層30、32を
テーパ部22、24の全軸線上に渡らせてもよい。この
場合は、テーパ部内にくる層30、32は、この図面上
を実施例で、約1.5μm〜約4.5μmの幅で直線状
に変えることになろう。
それともなければ、図3に示すように、テーパ状の領域
は図2の導波層32だけのものでもよい。そのような実
施例の場合、活性部30は中央主部20(図1)を越え
てテーパ部にまで入り込むことはない。その結果、利得
ではなく導波作用が比較的制限的にテーパ部中に与えら
れることになり、そのテーパ状の導波領域中における偏
波依存利得を回避する。その結果、デバイスの全体的利
得をほんの僅か減らすだけで増幅器の偏波依存性を一層
減らすことができる。
最後に、上記の構造および技術は本発明説明上のもので
あることを理解されたい。例えば、ここに記載の発明に
係るデバイスが1つの光集積回路というコンポーネント
を構成することもできる。そしてこのデバイスの1端ま
たは両端をそのコンポーネント中の接続部に結合するこ
とも可能である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無反射コートをした少なくとも1つの平板
    ファセットがある半導体本体と、 光信号の基本モードを伝播するための該ファセットに到
    達する上記半導体本体中の導波路と、 を有する進行波レーザ増幅器であって、 上記導波路が、上記平板ファセットに対してオフノーマ
    ルに配した一主縦軸と、この主縦軸から測ってどの箇所
    でも同一幅の相対的に長い部分と、上記無反射コートし
    たファセットにおいて基本モードの有効モード反射率を
    低下させるためこの長い部分の一端から上記ファセット
    への間に張り出すテーパ状の領域が形成された相対的に
    短い端部と、 をもつ進行波レーザ増幅器。
  2. 【請求項2】半導体本体が間隔をあけて平行な2つの平
    板無反射コートのファセットをもち、導波路がこれらフ
    ァセット間に伸び、この導波路の相対的に長い部分がそ
    の導波路の中央主部をなし、この導波路はその中央主部
    の両端と上記ファセットとの間にそれぞれ伸びるテーパ
    部をなす相対的に短い端部をもつことを特徴とする請求
    項1の増幅器。
  3. 【請求項3】導波路の両端が直線状に外方に開いている
    請求項2の増幅器。
  4. 【請求項4】導波路がその中央主部において活性な利得
    媒介域を有している請求項3の増幅器。
  5. 【請求項5】導波路がその両端で活性な利得媒介域を有
    している請求項4の増幅器。
  6. 【請求項6】導波路がその中央主部において活性な利得
    媒介域と、これに隣接する導波媒介域とを有している請
    求項3の増幅器。
  7. 【請求項7】導波路がその両端で導波媒介域を有してい
    る請求項6の増幅器。
  8. 【請求項8】導波路がその両端において利得媒介域をさ
    らに有している請求項7の増幅器。
  9. 【請求項9】導波路の主縦軸がファセットに対して約7
    度垂直から傾むけた請求項3の増幅器。
  10. 【請求項10】ファセット各々がxの値を1〜2とする
    SiOの単一層で無反射コートされている請求項9の
    増幅器。
  11. 【請求項11】中央主部が、波長1.5μmで利得を得
    ることができるように配合選択されたIn,Ga,As
    およびPの4元素からできた活性な利得媒介域を有する
    請求項10の増幅器。
  12. 【請求項12】中央主部の各端部から、0度より大きく
    1.5度と等しいかまたはこれより小さい値の角度で各
    端部が下方に開いている請求項11の増幅器。
JP2510178A 1989-11-13 1990-07-02 傾斜ファセット付きテーパ状導波路の進行波レーザ増幅器 Expired - Lifetime JPH0648745B2 (ja)

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US07/435,625 US4965525A (en) 1989-11-13 1989-11-13 Angled-facet flared-waveguide traveling-wave laser amplifiers
US435,625 1989-11-13
PCT/US1990/003805 WO1991007787A1 (en) 1989-11-13 1990-07-02 Angled-facet flared-waveguide traveling-wave laser amplifiers

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JPH05501938A JPH05501938A (ja) 1993-04-08
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US (1) US4965525A (ja)
EP (1) EP0500529A4 (ja)
JP (1) JPH0648745B2 (ja)
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