JPH0649022U - 複合材の接合構造 - Google Patents

複合材の接合構造

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JPH0649022U
JPH0649022U JP8694492U JP8694492U JPH0649022U JP H0649022 U JPH0649022 U JP H0649022U JP 8694492 U JP8694492 U JP 8694492U JP 8694492 U JP8694492 U JP 8694492U JP H0649022 U JPH0649022 U JP H0649022U
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prepreg
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型治具と接続継手の上からプリプレグを複数
枚管形状に重ね合わせこれを加熱、加圧、硬化させて一
体成形する際に、樹脂が軟化した状態で流れ出し、上記
環状溝に流れ込んでしまうことがない複合材の接合構造
を提供することにある。 【構成】 プリプレグ複合材を積層して管状に巻いてこ
れを加熱、加圧、硬化して複合材製管体1を成形し、こ
の管体1に挿入される挿入部12aを備えた接続継手1
2を設け、この接続継手12の開口端側外周面に環状溝
12bを設け、この環状溝12bに嵌合した状態で、他
の管体と締結されるナット3を設け、接続継手12の挿
入部12aと環状溝12bとの間の外周面に環状突起2
0を設けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリプレグ複合材からなる管体と接続継手とを接続した複合材 の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、軽量化並びに高強度化などの目的で、エポキシ樹脂やポリエステル等 のプラスチックをマトリックスとしカーボン繊維やアラミド繊維或いはガラス繊 維等の強化材を加えた繊維強化プリプレグ複合材の開発がめざましく、これら複 合材を用いた各種製品のニーズが非常に高まって来ている。
【0003】 図9に示すように、プリプレグを複数枚管状に巻いて重ね合わせ、これを加熱 、加圧、硬化して一体に成形された繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1に は、他の金属配管等と接続するために、管形状の金属製の接続継手2が設けられ ている。この接続継手2は、繊維強化プリプレグ複合材の管体1の開口端部に挿 入される挿入部2aと、他の管体と締結される締結部材としてのナット3が嵌合 する環状溝2bとからなる。
【0004】 上記ナット3はその内周面に環状凸部3aを有し、この環状凸部3aが接続継 手2の環状溝2bに回転できるように嵌合されている。上記ナット3は、図示し ない他の配管のニップル等にねじ込まれるようになっている。
【0005】 上記繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1と接続継手2との接合方法は、 まず、型治具としての薄肉管形状のアルミチューブ4の開口端部に接続継手2の 内周に設けられた係合段部2cを接合する。そして、このアルミチューブ4と接 続継手2の上から複数枚のプリプレグを管状に巻いて重ね合わせこれを加熱、加 圧、硬化させて一体成形し管体1を形成する。
【0006】 その後、上記アルミチューブ4をNaOH等の薬品により溶解して除去するこ とにより、繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1と接続継手2とが接合され る。さらに、上記接続継手2の開口端の環状溝2bにナット3の環状凸部3aが 嵌合され、接続継手2の先端開口部2dがかしめられ、ナット3が接続継手2に 回転可能に取り付けられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述した複合材の接合構造においては、アルミチューブ4と接続継 手2の上からプリプレグを複数枚管状に巻いて重ね合わせこれを加熱、加圧、硬 化させて一体成形し繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1を得るが、管体1 の硬化中に、プリプレグの樹脂が軟化した状態で流れ出し、このプリプレグの樹 脂が上記環状溝2bに流れ込んでしまうなどの不具合があった。
【0008】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 型治具と接続継手の上からプリプレグを複数枚管形状に重ね合わせこれを加熱、 加圧、硬化させて一体成形する際に、プリプレグの樹脂が軟化した状態で流れ出 し、上記環状溝に流れ込んでしまうことがない複合材の接合構造を提供すること にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案の複合材の接合構造は、上記目的を達成するために、基布に樹脂溶 液を含浸して半硬化してなるプリプレグを積層して管状に巻いてこれを加熱、加 圧、硬化して複合材製管体を一体成形する。この複合材製管体の開口端に挿入部 を備えた接続継手を接続し、この接続継手の開口端側外周面に環状溝を設け、こ の環状溝に嵌合した状態で他の管体と締結される締結部材を設ける。そして、上 記接続継手の上記挿入部と上記環状溝との間の外周面に環状突起を設けて構成し たことにある。
【0010】
【作用】 上記構成の複合材の接合構造によれば、プリプレグを複数枚管形状に巻いて重 ね合わせこれを加熱、加圧、硬化させて繊維強化プリプレグ複合材からなる管体 を成形するが、硬化中に樹脂が軟化して流れ出すことがなく、樹脂が環状突起に よりせき止められるので、樹脂が環状溝に流れ込むことがなくなり、締結部材が 環状溝に固着することがなくなる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の各実施例を図面に基づいて説明するが、従来説明したものと 同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0012】 図1は第1の実施例の複合材の接合構造を示すもので、型治具としてのアルミ チューブ4には後述する接続継手12が接合されている。このアルミチューブ4 と接続継手12の上からカーボン繊維などからなる基布に熱硬化性樹脂溶液を含 浸して半硬化してなるプリプレグが複数枚管状に巻いて重ね合わせ、繊維強化プ リプレグ複合材の管体1が一体成形されている。
【0013】 上記接続継手12は、管形状の金属製で、繊維強化プリプレグ複合材の管体1 の開口端部に挿入される挿入部12aと、他の管体と締結される締結部材として のナット3が嵌合する環状溝12bとからなる。また、この接続継手12の挿入 部12aと環状溝12bとの間の外周面に環状突起20が設けられている。また 、従来例に比べ、挿入部12aの軸方向の長さLは長く形成されている。
【0014】 上記ナット3はその内周面に環状凸部3aを有し、この環状凸部3aが接続継 手12の環状溝12bに回転できるように嵌合されている。上記ナット3は、図 示しない他の管体等のニップル等にねじ込まれるようになっている。
【0015】 したがって、アルミチューブ4と接続継手12との外周面に亘って熱硬化性樹 脂をマトリックスとしたプリプレグを複数枚管状に巻いて重ね合わせ、積層状態 のプリプレグを成形する。この積層状態のプリプレグをオートクレーブ等で加熱 、加圧、硬化させる。このプリプレグの硬化中に、プリプレグの熱硬化性樹脂が 熱により軟化して流れ出しても、従来例に比べ、挿入部12aの長さLは長くな っているので、環状溝12bに熱硬化性樹脂が流れ込みにくいと共に、熱硬化性 樹脂が環状突起20によりせき止められて、環状溝12bに流れ込むことがなく なり、ナット3が熱硬化性樹脂により環状溝12bに固着することがなくなる。
【0016】 図2は第2の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付し て説明を省略する。接続継手12の挿入部12aの外周面には環状凸部12eが 突出した状態で形成されている。また、熱硬化性樹脂の繊維強化プリプレグ複合 材からなる管体1と接続継手12には円筒形状のソケット30が被嵌されている 。このソケット30は、繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1と接続継手1 2に亘って被嵌された後に、かしめられ固定される。このソケット30のかしめ は、繊維強化プリプレグ複合材の硬化前でも一部硬化開始後でもよい。
【0017】 この第2の実施例においても前述した第1の実施例とほぼ同様の作用・効果が 得られると共に、ソケット30が繊維強化プリプレグ複合材からなる管体1と接 続継手12の接合箇所を覆っているので、接合箇所の強度アップがなされている と共に、接続継手12の環状凸部12eの上からソケット30がかしめられてい るので、ソケット30が管体1の軸方向に動くことはない。 なお、この考案の締結部材は、ナット3に限定されることなく、接続継手12 にエルボ等の管継手を取り付けてもよい。
【0018】 また、第1および第2の実施例においては、ガス配管、油圧配管として用いる 管体について説明したが、この考案は第3の実施例に示すように管体を連結して 構造物を構築する場合においても適用できる。
【0019】 図3〜図7はこの考案の第3の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分に は同一符号を付して説明を省略する。図3は複数本の管体1を互いに連結してト ラス構造を構成したものであり、各管体1の連結部には後述するジョイント40 が設けられている。そして、このジョイント40には図4に示すように管体1に 設けられた接続継手12のナット3が接続される。
【0020】 ジョイント40は、そのジョイント本体41が多面体からなり、互いに相対す る平行な平面を備えている。このジョイント本体41のXYおよびZ軸方向に対 して垂直な平面40aにはそれぞれXYおよびZ軸方向に突出する接続管体42 が設けられ、これら接続管体42の外周面には上記接続継手12に設けられたナ ット3が螺合されるねじ部42aが設けられている。
【0021】 したがって、図3に示すトラスを構築する場合には、複数本の管体1の両端部 のナット3をジョイント本体41のねじ部42aに締結することにより、複数本 の管体1の両端部がジョイント40を介して接続され、トラスが構築される。な お、図4においては、ジョイント本体41に対してXYおよびZ軸方向に突出す る接続管体42を設けたが、多面体のジョイント本体41の斜めな面にも接続管 体42を設けることにより、トラス構造の筋交い用の管体1を接続することがで きる。
【0022】 図5はジョイント本体41の接続管体42に代ってジョイント本体51の各平 面50aにねじ穴50bを穿設したジョイント50を示す。また、管体1の接続 継手12にはナット3に代って外周面にねじ部52aを備えた筒形状の締結継手 52が嵌合されている。
【0023】 そして、締結継手52のねじ部52aをジョイント本体51のねじ穴50bに 螺合することにより、図6に示すように、複数本の管体1をジョイント50を介 して接続され、図3に示すようなトラスを構築できる。
【0024】 図7はジョイント本体41,51に代ってジョイント本体61の各平面に係合 穴60bを穿設したジョイント60を示す。この係合穴60bの奥行き方向の中 間位置には幅方向に突出する直角三角形状の係合凹部60cが形成され、この係 合凹部60cの手前側に掛止部60dが形成されている。
【0025】 一方、管体1の接続継手12にはナット3に代って係合管体70が一体に設け られている。この係合管体70は合成樹脂等のある程度弾性を有する材料で成形 されており、外周面には上記係合凹部60cに係合する係合突起70aが設けら れている。
【0026】 したがって、ジョイント本体61に対して管体1を接続する場合には係合管体 70をジョイント本体61の係合穴60bの開口端から圧入すると、係合管体7 0は縮径方向に弾性変形し、係合突起70aが係合穴60bに挿入される。
【0027】 係合管体70をさらに深く挿入すると、係合突起70aが係合凹部60cに対 向すると係合管体70が拡径方向に復元して係合突起70aが係合凹部60cに 係合し、掛止部60dにより抜け止めされる。
【0028】 このように、ガス配管、油圧配管として用いる管体のみならず、トラス等を構 築する場合のジョイントにも応用でき、また管体のジョイント構造は前記実施例 に限定されることなく、適宜変形可能である。
【0029】 図8は第4の実施例の複合材の接合構造を示すもので、型治具としての上記ア ルミチューブ4には上記接続継手12が接合されている。このアルミチューブ4 と接続継手12の上からカーボン繊維などからなる基布に熱可塑性樹脂溶液を含 浸して半硬化してなるプリプレグが複数枚管状に巻いて重ね合わせ、加熱、加圧 、冷却して硬化された繊維強化プリプレグ複合材の管体80が一体成形されてい る。
【0030】 したがって、アルミチューブ4と接続継手12との外周面に亘って熱可塑性樹 脂をマトリックスとしたプリプレグを複数枚管状に巻いて重ね合わせ、積層状態 のプリプレグを成形する。この積層状態のプリプレグをオートクレーブ等で熱処 理し、加熱、加圧、冷却して硬化させる際に、プリプレグの熱可塑性樹脂が軟化 した状態で接続継手12に向って流れ出しても、従来例に比べ、挿入部12aの 長さLは長くなっているので、環状溝12bに熱可塑性樹脂が流れ込みにくいと 共に、熱可塑性樹脂が環状突起20によりせき止められて、環状溝12bに流れ 込むことがなくなり、ナット3が熱可塑性樹脂により環状溝12bに固着するこ とがなくなる。
【0031】
【考案の効果】
この考案は、前述の如く構成したから、型治具と接続継手の上から樹脂を含 浸してなるプリグレフを複数枚管形状に重ね合わせこれを加熱、加圧、硬化させ て一体成形する際に、プリプレグの樹脂が軟化した状態で接続継手に向って流れ 出し、接続継手の環状溝に流れ込んでしまうことがなく、接続継手の環状溝に回 転可能に嵌合する締結部材が環状溝に固着することがないという効果が得られる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例に係わる複合材の接合
構造を示す縦断側面図。
【図2】この考案の第2の実施例に係わる複合材の接合
構造を示す縦断側面図。
【図3】この考案の第3の実施例に係わるトラス構造を
示す斜視図。
【図4】同実施例に係わる複合材の接合構造を示し、
(a)はジョイントの側面図、(b)は接続継手とナッ
トとの接合部分の縦断側面図。
【図5】同実施例の複合材の接合構造を示し、(a)は
ジョイントの断面図、(b)は接続継手と締結継手との
接合部分の縦断側面図。
【図6】同実施例のジョイントと管体の連結部分の斜視
図。
【図7】同実施例の複合材の接合構造を示し、(a)は
ジョイントの断面図、(b)は接続継手と締結材との接
合部分の縦断側面図。
【図8】この考案の第4の実施例に係わる複合材の接合
構造を示す縦断側面図。
【図9】従来の複合材の接合構造を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1,80…管体、3…ナット、12…接続継手、12a
…挿入部、12b…環状溝、20…環状突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布に樹脂溶液を含浸して半硬化してな
    るプリプレグを積層して管状に巻いてこれを加熱、加
    圧、硬化して一体に成形された複合材製管体と、この複
    合材製管体の開口端に挿入される挿入部を備えた接続継
    手と、この接続継手の開口端側外周面に設けられた環状
    溝と、この環状溝に嵌合した状態で設けられ他の管体と
    締結される締結部材とからなる複合材の接合構造におい
    て、 上記接続継手の上記挿入部と上記環状溝との間の外周面
    に環状突起を設けたことを特徴とする複合材の接合構
    造。
JP1992086944U 1992-12-18 1992-12-18 複合材製管体と接続継手の接合構造 Expired - Lifetime JP2597920Y2 (ja)

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