JPH0649514Y2 - 舶用クラッチ操縦装置 - Google Patents
舶用クラッチ操縦装置Info
- Publication number
- JPH0649514Y2 JPH0649514Y2 JP9180288U JP9180288U JPH0649514Y2 JP H0649514 Y2 JPH0649514 Y2 JP H0649514Y2 JP 9180288 U JP9180288 U JP 9180288U JP 9180288 U JP9180288 U JP 9180288U JP H0649514 Y2 JPH0649514 Y2 JP H0649514Y2
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- Japan
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- pressure
- air
- valve
- switching valve
- clutch
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、舶用プロペラを駆動する湿式クラッチ付主機
関において微速プロペラ回転を得るためにクラッチスリ
ップ制御を行なう舶用クラッチ操縦装置に関する。
関において微速プロペラ回転を得るためにクラッチスリ
ップ制御を行なう舶用クラッチ操縦装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、舶用プロペラの回転数範囲は、変速機付主機関
の場合その定格回転数の約35〜103%であり、船速はプ
ロペラ回転数に略比例するから、湾内等の狭い海域での
微速航行は船速の速い高速船にとって困難である。ま
た、燈火船や捲網付属船などの漁船では、潮流や波の動
きや風の状態に妨げられず推進能力をも考慮しつつ船を
一定位置に維持しなければならないので、主機関の回転
数範囲や減速比以下の微速回転数が要求される。
の場合その定格回転数の約35〜103%であり、船速はプ
ロペラ回転数に略比例するから、湾内等の狭い海域での
微速航行は船速の速い高速船にとって困難である。ま
た、燈火船や捲網付属船などの漁船では、潮流や波の動
きや風の状態に妨げられず推進能力をも考慮しつつ船を
一定位置に維持しなければならないので、主機関の回転
数範囲や減速比以下の微速回転数が要求される。
かつて、本願考案者は、このような微速プロペラ回転数
を得るためにクラッチ作動油圧回路と軸受,摩擦板の潤
滑油回路とを1つのポンプで結合して2段調圧するよう
に構成した可逆転減速機構中に、湿式クラッチをスリッ
プ制御する空油圧制御弁等を設けた舶用クラッチ操縦装
置を提供した(実公昭54-9753号公報)。この舶用クラ
ッチ操縦装置は、クラッチ作動油圧回路中のクラッチ嵌
脱切換用の空気圧操作式油圧切換弁の上流側に設けられ
たクラッチスリップ制御用の空気圧操作式油圧減圧弁
と、この油圧減圧弁への操作エア供給を断続してこの油
圧減圧弁の出力油圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換える手動式空気圧切換弁と、上記油圧切換弁と油圧
減圧弁への操作エア供給を断続してクラッチの正逆切換
と減圧制御可能時の出力油圧の制御および主機関の回転
数制御を行なう操縦ハンドルとを備えて、単一の操縦ハ
ンドルによるクラッチスリップ制御でプロペラの微速回
転を得るとともに、潤滑油圧を常時一定値以上に維持す
るものである。
を得るためにクラッチ作動油圧回路と軸受,摩擦板の潤
滑油回路とを1つのポンプで結合して2段調圧するよう
に構成した可逆転減速機構中に、湿式クラッチをスリッ
プ制御する空油圧制御弁等を設けた舶用クラッチ操縦装
置を提供した(実公昭54-9753号公報)。この舶用クラ
ッチ操縦装置は、クラッチ作動油圧回路中のクラッチ嵌
脱切換用の空気圧操作式油圧切換弁の上流側に設けられ
たクラッチスリップ制御用の空気圧操作式油圧減圧弁
と、この油圧減圧弁への操作エア供給を断続してこの油
圧減圧弁の出力油圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換える手動式空気圧切換弁と、上記油圧切換弁と油圧
減圧弁への操作エア供給を断続してクラッチの正逆切換
と減圧制御可能時の出力油圧の制御および主機関の回転
数制御を行なう操縦ハンドルとを備えて、単一の操縦ハ
ンドルによるクラッチスリップ制御でプロペラの微速回
転を得るとともに、潤滑油圧を常時一定値以上に維持す
るものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記従来の舶用クラッチ操縦装置は、操縦ハ
ンドルによる油圧減圧弁への操作エア供給の断続で油圧
減圧弁からの出力油圧を増減し、クラッチの伝達トルク
をスリップ制御して所望の微速プロペラ回転数を得るだ
けのものであるため、プロペラ回転数の変動が大きい荒
天時や2台の機関で左右2つのプロペラ軸を夫々駆動す
る場合、プロペラ回転数の正確な制御や左右のプロペラ
回転数を一致させることが難しいという欠点がある。
ンドルによる油圧減圧弁への操作エア供給の断続で油圧
減圧弁からの出力油圧を増減し、クラッチの伝達トルク
をスリップ制御して所望の微速プロペラ回転数を得るだ
けのものであるため、プロペラ回転数の変動が大きい荒
天時や2台の機関で左右2つのプロペラ軸を夫々駆動す
る場合、プロペラ回転数の正確な制御や左右のプロペラ
回転数を一致させることが難しいという欠点がある。
そこで、本考案の目的は、プロペラ軸等の実際の回転数
を検出し、この検出信号で湿式クラッチへの供給油圧を
フィードバック制御するとともに、従来の空油圧制御回
路にフィードバック制御に適した電気回路を加えること
によって、従動軸の負荷変動や原動軸側の機関の差異の
影響を受けることなく、従動軸の回転数を正確に制御す
ることができる舶用クラッチ操縦装置を提供することで
ある。
を検出し、この検出信号で湿式クラッチへの供給油圧を
フィードバック制御するとともに、従来の空油圧制御回
路にフィードバック制御に適した電気回路を加えること
によって、従動軸の負荷変動や原動軸側の機関の差異の
影響を受けることなく、従動軸の回転数を正確に制御す
ることができる舶用クラッチ操縦装置を提供することで
ある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案の舶用クラッチ操縦装
置は、第1図に例示するように、プロペラ軸2への動力
伝達系に設けられた湿式クラッチ1を嵌脱動作させる油
圧シリンダ1cと油圧ポンプ3をメインライン4で接続
し、このメインライン4から分岐するリリーフライン22
に、クラッチ作動圧を保持する高圧用リリーフ弁23と潤
滑油圧を保持する低圧用リリーフ弁25を順次介設し、両
リリーフ弁23,25の間のリリーフライン22から潤滑油ラ
イン26を分岐させてなる油圧回路のうち、上記メインラ
イン4の油圧を制御して湿式クラッチ1の嵌脱およびス
リップ制御を行なう舶用クラッチ操縦装置において、上
記メインライン4に介設され、上記油圧シリンダ1cを油
圧ポンプ3に連通する開位置とタンクに連通する閉位置
とに切り換わる電磁操作式の切換弁5と、この切換弁5
よりも油圧ポンプ3側の上記メインライン4に介設さ
れ、ばね室側ポートYが入口ポートに連通する高圧保持
位置において出口ポートの圧力をクラッチ1を直結状態
にさせるに足る高圧に保持する一方、ばね室側ポートY
がタンクに連通し,ばね室のばね29aに可変空気圧によ
る付勢力が加わる減圧制御位置において出口ポートの圧
力をクラッチ1をスリップ状態にさせる範囲内で増減制
御する空気圧操作式の減圧弁6と、空気圧源7からの操
作エアの供給を断続して、上記減圧弁6を高圧保持位置
と減圧制御位置とに切り換える電磁操作式の空気圧切換
弁9と、ハンドル10aの中立位置Nにおいて、上記切換
弁5を閉位置にする信号を出力し、ハンドル10aの速度
制御区間Vにおいて、上記切換弁5を開位置にする信号
と上記空気圧切換弁9をエア断の位置にする信号を出力
し、かつ上記空気圧源7からのエアをハンドル10aの回
動角に比例した圧力まで減圧した空気圧信号を船舶機関
の空気圧式ガバナ15に出力し、ハンドル10aのスリップ
制御区間Sにおいて、上記切換弁5を開位置にする信号
と上記空気圧切換弁9をエア続の位置にする信号を出力
し、ハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転数
の目標値を表わす電気信号を出力し、かつ上記空気圧源
7からのエアをハンドル10aの回動角に関係ない一定圧
力まで減圧した空気圧信号を船舶機関の空気圧式ガバナ
15に出力する操縦ハンドル10と、上記電気信号とプロペ
ラ軸の回転数を検出する検出器18からのフィードバック
信号との偏差に比例した制御信号を出力する制御器17
と、上記空気圧源7からのエアを上記制御器17から入力
される制御信号に比例した圧力まで減圧して、上記減圧
弁6のばね29aにこのばねを付勢するように供給する電
気/空気圧変換器19を備えたことを特徴とする。
置は、第1図に例示するように、プロペラ軸2への動力
伝達系に設けられた湿式クラッチ1を嵌脱動作させる油
圧シリンダ1cと油圧ポンプ3をメインライン4で接続
し、このメインライン4から分岐するリリーフライン22
に、クラッチ作動圧を保持する高圧用リリーフ弁23と潤
滑油圧を保持する低圧用リリーフ弁25を順次介設し、両
リリーフ弁23,25の間のリリーフライン22から潤滑油ラ
イン26を分岐させてなる油圧回路のうち、上記メインラ
イン4の油圧を制御して湿式クラッチ1の嵌脱およびス
リップ制御を行なう舶用クラッチ操縦装置において、上
記メインライン4に介設され、上記油圧シリンダ1cを油
圧ポンプ3に連通する開位置とタンクに連通する閉位置
とに切り換わる電磁操作式の切換弁5と、この切換弁5
よりも油圧ポンプ3側の上記メインライン4に介設さ
れ、ばね室側ポートYが入口ポートに連通する高圧保持
位置において出口ポートの圧力をクラッチ1を直結状態
にさせるに足る高圧に保持する一方、ばね室側ポートY
がタンクに連通し,ばね室のばね29aに可変空気圧によ
る付勢力が加わる減圧制御位置において出口ポートの圧
力をクラッチ1をスリップ状態にさせる範囲内で増減制
御する空気圧操作式の減圧弁6と、空気圧源7からの操
作エアの供給を断続して、上記減圧弁6を高圧保持位置
と減圧制御位置とに切り換える電磁操作式の空気圧切換
弁9と、ハンドル10aの中立位置Nにおいて、上記切換
弁5を閉位置にする信号を出力し、ハンドル10aの速度
制御区間Vにおいて、上記切換弁5を開位置にする信号
と上記空気圧切換弁9をエア断の位置にする信号を出力
し、かつ上記空気圧源7からのエアをハンドル10aの回
動角に比例した圧力まで減圧した空気圧信号を船舶機関
の空気圧式ガバナ15に出力し、ハンドル10aのスリップ
制御区間Sにおいて、上記切換弁5を開位置にする信号
と上記空気圧切換弁9をエア続の位置にする信号を出力
し、ハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転数
の目標値を表わす電気信号を出力し、かつ上記空気圧源
7からのエアをハンドル10aの回動角に関係ない一定圧
力まで減圧した空気圧信号を船舶機関の空気圧式ガバナ
15に出力する操縦ハンドル10と、上記電気信号とプロペ
ラ軸の回転数を検出する検出器18からのフィードバック
信号との偏差に比例した制御信号を出力する制御器17
と、上記空気圧源7からのエアを上記制御器17から入力
される制御信号に比例した圧力まで減圧して、上記減圧
弁6のばね29aにこのばねを付勢するように供給する電
気/空気圧変換器19を備えたことを特徴とする。
〈作用〉 まず、ハンドル10aが中立位置Nにされると、操縦ハン
ドル10は、信号を送ってメインライン4に介設された切
換弁5を、タンクに連通する閉位置にする。すると、油
圧シリンダ1cの作動油がタンクに開放されて、湿式クラ
ッチ1は脱状態となり、プロペラ軸は、船舶機関の原動
軸から遮断されて回転を停止する。
ドル10は、信号を送ってメインライン4に介設された切
換弁5を、タンクに連通する閉位置にする。すると、油
圧シリンダ1cの作動油がタンクに開放されて、湿式クラ
ッチ1は脱状態となり、プロペラ軸は、船舶機関の原動
軸から遮断されて回転を停止する。
次に、ハンドル10aが速度制御区間Vに位置付けられる
と、操縦ハンドル10は、信号を送って、切換弁5を油圧
ポンプ3に連通する開位置にし、空気圧切換弁9を空気
圧源7からのエアを断つエア断の位置にするとともに、
空気圧源7からのエアをハンドル10aの回動角に比例し
た圧力まで減圧した空気圧信号を船舶機関の空気圧ガバ
ナ15に出力する。そうすると、空気圧切換弁9がエアを
断つので,メインライン4に介設された減圧弁6が高圧
保持位置に切り換わり、この減圧弁6と開いた切換弁5
を経て油圧ポンプ3から高圧の作動油が油圧シリンダ10
aに供給され、湿式クラッチ1が原動軸とプロペラ軸を
直結するとともに、原動軸の回転数は空気圧ガバナ15で
制御されるから、プロペラ軸はハンドル10aの回動角に
比例した回転数で回転することになる。
と、操縦ハンドル10は、信号を送って、切換弁5を油圧
ポンプ3に連通する開位置にし、空気圧切換弁9を空気
圧源7からのエアを断つエア断の位置にするとともに、
空気圧源7からのエアをハンドル10aの回動角に比例し
た圧力まで減圧した空気圧信号を船舶機関の空気圧ガバ
ナ15に出力する。そうすると、空気圧切換弁9がエアを
断つので,メインライン4に介設された減圧弁6が高圧
保持位置に切り換わり、この減圧弁6と開いた切換弁5
を経て油圧ポンプ3から高圧の作動油が油圧シリンダ10
aに供給され、湿式クラッチ1が原動軸とプロペラ軸を
直結するとともに、原動軸の回転数は空気圧ガバナ15で
制御されるから、プロペラ軸はハンドル10aの回動角に
比例した回転数で回転することになる。
さらに、ハンドル10aがスリップ制御区間Sに位置付け
られると、操縦ハンドル10は、信号を送って、切換弁5
を油圧ポンプ3に連通する開位置にし、空気圧切換弁9
を空気圧源7からのエアを通すエア続の位置にするとと
もに、ハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転
数の目標値を表わす電気信号を制御器17に出力し、かつ
空気圧源7からのエアを(ハンドル10aの回動角に関係
のない)一定圧力まで減圧して空気圧式ガバナ15に出力
する。そうすると、原動軸は、空気圧ガバナ15で制御さ
れて一定回転数(例えば最低回転数)で回転する一方、
減圧弁6は、空気圧切換弁9がエアを通すので、ばね室
側ポートYがタンクに連通し,ばね室のばね29aに可変
空気圧による付勢力が加わる減圧制御位置に切り換わ
る。そして、制御器17は、上記目標値を表わす電気信号
と検出器18からのプロペラ軸の実測回転数を表わすフィ
ードバック信号との偏差を求めて、偏差に比例した制御
信号を電気/空気圧変換器19に出力し、電気/空気圧変
換器19は、この制御信号に比例した圧力まで空気圧源7
からのエアを減圧して、上記減圧弁6のばね29aに可変
空気圧による付勢力として加える。従って、この減圧弁
6と開いた切換弁5を経て油圧ポンプ3から油圧シリン
ダ1cに供給される作動油の圧力がハンドル10aの回動角
に応じて減増し、湿式クラッチ1はこの作動油圧に応じ
てスリップ制御されて、原動軸からプロペラ軸へ動力を
伝え、プロペラ軸の回転数は、ハンドル10aの回動角で
決まる目標値に制御される。
られると、操縦ハンドル10は、信号を送って、切換弁5
を油圧ポンプ3に連通する開位置にし、空気圧切換弁9
を空気圧源7からのエアを通すエア続の位置にするとと
もに、ハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転
数の目標値を表わす電気信号を制御器17に出力し、かつ
空気圧源7からのエアを(ハンドル10aの回動角に関係
のない)一定圧力まで減圧して空気圧式ガバナ15に出力
する。そうすると、原動軸は、空気圧ガバナ15で制御さ
れて一定回転数(例えば最低回転数)で回転する一方、
減圧弁6は、空気圧切換弁9がエアを通すので、ばね室
側ポートYがタンクに連通し,ばね室のばね29aに可変
空気圧による付勢力が加わる減圧制御位置に切り換わ
る。そして、制御器17は、上記目標値を表わす電気信号
と検出器18からのプロペラ軸の実測回転数を表わすフィ
ードバック信号との偏差を求めて、偏差に比例した制御
信号を電気/空気圧変換器19に出力し、電気/空気圧変
換器19は、この制御信号に比例した圧力まで空気圧源7
からのエアを減圧して、上記減圧弁6のばね29aに可変
空気圧による付勢力として加える。従って、この減圧弁
6と開いた切換弁5を経て油圧ポンプ3から油圧シリン
ダ1cに供給される作動油の圧力がハンドル10aの回動角
に応じて減増し、湿式クラッチ1はこの作動油圧に応じ
てスリップ制御されて、原動軸からプロペラ軸へ動力を
伝え、プロペラ軸の回転数は、ハンドル10aの回動角で
決まる目標値に制御される。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本考案の舶用クラッチ操縦装置の一実施例を示
す電気・空気・油圧回路図であり、1は船舶の図示しな
い機関原動軸とプロペラ軸2とに夫々設けられた摩擦板
1a,1bを油圧シリンダ1cで互いに接離してプロペラ軸2
への駆動トルクを断続する湿式多板クラッチ、3はこの
湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1cにメインライン4
を経て作動油を供給する油圧ポンプ、5は上記メインラ
イン4に介設した3ポート2位置の手動・電磁操作式の
切換弁、6はこの切換弁5の上流側に介設したクラッチ
スリップ制御用の空気圧操作式の減圧弁、9は空気圧源
7から減圧弁6に至るパイロットライン8に設けられ、
減圧弁6の出力油圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換える3ポート2位置の電磁操作式の空気圧切換弁で
ある。
す電気・空気・油圧回路図であり、1は船舶の図示しな
い機関原動軸とプロペラ軸2とに夫々設けられた摩擦板
1a,1bを油圧シリンダ1cで互いに接離してプロペラ軸2
への駆動トルクを断続する湿式多板クラッチ、3はこの
湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1cにメインライン4
を経て作動油を供給する油圧ポンプ、5は上記メインラ
イン4に介設した3ポート2位置の手動・電磁操作式の
切換弁、6はこの切換弁5の上流側に介設したクラッチ
スリップ制御用の空気圧操作式の減圧弁、9は空気圧源
7から減圧弁6に至るパイロットライン8に設けられ、
減圧弁6の出力油圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換える3ポート2位置の電磁操作式の空気圧切換弁で
ある。
また、10はハンドル10aの回動位置に応じて上記切換弁
5と空気圧切換弁9に切換信号を夫々出力するリミット
スイッチ11,12と、上記空気圧源7から機関の空圧式ガ
バナ15に至る制御ライン16に介設され、ハンドルの回動
位置に応じて出力空圧が制御される空気圧減圧弁13と、
ハンドルの回動位置に応じたプロペラ軸2の回転数目標
値を表わす電気信号を出力するポテンショメータ14を有
する操縦ハンドル、17はこの操縦ハンドル10のポテンシ
ョメータ14からの電気信号とプロペラ軸2の実際の回転
数を検出するパルスジェネレータ18からのフィードバッ
ク信号の偏差に応じた制御信号を出力する制御器、19は
空気圧源7から空気圧操作式の減圧弁6に至るパイロッ
トライン20に介設され、上記制御器17から入力される制
御信号に応じて出力空圧を増減する電気/空気圧変換器
である。
5と空気圧切換弁9に切換信号を夫々出力するリミット
スイッチ11,12と、上記空気圧源7から機関の空圧式ガ
バナ15に至る制御ライン16に介設され、ハンドルの回動
位置に応じて出力空圧が制御される空気圧減圧弁13と、
ハンドルの回動位置に応じたプロペラ軸2の回転数目標
値を表わす電気信号を出力するポテンショメータ14を有
する操縦ハンドル、17はこの操縦ハンドル10のポテンシ
ョメータ14からの電気信号とプロペラ軸2の実際の回転
数を検出するパルスジェネレータ18からのフィードバッ
ク信号の偏差に応じた制御信号を出力する制御器、19は
空気圧源7から空気圧操作式の減圧弁6に至るパイロッ
トライン20に介設され、上記制御器17から入力される制
御信号に応じて出力空圧を増減する電気/空気圧変換器
である。
上記油圧ポンプ3近傍のメインライン4には、フィルタ
21を介設し、このフィルタ21の下流側のメインライン4
からは、高圧用(13〜20kg/cm2)のリリーフ弁23,冷却
器24,低圧用(3〜4kg/cm2)のリリーフ弁25を順次介設
したリリーフライン22が分岐し、さらに上記低圧用のリ
リーフ弁25の上流側のリリーフライン22から図示しない
機関の駆動軸や湿式多板クラッチ1の摩擦板1a,1bに潤
滑油として作動油を供給する潤滑油ライン26が分岐して
いる。上記高圧用のリリーフ弁23は、リリーフライン22
にリリーフ弁27と2ポート2位置の切換弁28を並列に設
け、切換弁28の一方のパイロットポートXをリリーフ弁
27のパイロットポートに、他方のパイロットポートYを
湿式多板クラッチの油圧シリンダ1c近傍のメインライン
4に夫々連通させてなり、切換弁5が閉成したとき(右
シンボル位置のとき)切換弁28を経て作動油をバイパス
させ、リリーフ弁25を動作させて吐出油を低圧に保持す
る一方、切換弁5が開成したとき(左シンボル位置のと
き)リリーフ弁27を動作させて吐出油を高圧に保持する
ようになっている。
21を介設し、このフィルタ21の下流側のメインライン4
からは、高圧用(13〜20kg/cm2)のリリーフ弁23,冷却
器24,低圧用(3〜4kg/cm2)のリリーフ弁25を順次介設
したリリーフライン22が分岐し、さらに上記低圧用のリ
リーフ弁25の上流側のリリーフライン22から図示しない
機関の駆動軸や湿式多板クラッチ1の摩擦板1a,1bに潤
滑油として作動油を供給する潤滑油ライン26が分岐して
いる。上記高圧用のリリーフ弁23は、リリーフライン22
にリリーフ弁27と2ポート2位置の切換弁28を並列に設
け、切換弁28の一方のパイロットポートXをリリーフ弁
27のパイロットポートに、他方のパイロットポートYを
湿式多板クラッチの油圧シリンダ1c近傍のメインライン
4に夫々連通させてなり、切換弁5が閉成したとき(右
シンボル位置のとき)切換弁28を経て作動油をバイパス
させ、リリーフ弁25を動作させて吐出油を低圧に保持す
る一方、切換弁5が開成したとき(左シンボル位置のと
き)リリーフ弁27を動作させて吐出油を高圧に保持する
ようになっている。
上記空気圧操作式の減圧弁6は、2次側からパイロット
圧を導いてメインライン4に介設した減圧弁29と、電気
/空気圧変換器19からパイロットライン20を経て供給さ
れるエアによって内蔵ばね30aに抗して往動して上記減
圧弁29のばね29aを圧縮する空気圧シリンダ30と、空気
圧切換弁9からパイロットライン8を経て供給されるエ
アによって動作して、上記減圧弁29のばね室側ポートY
をタンクとメインライン4の1次側とに切換連通する3
ポート2位置の空気圧操作式の油圧切換弁31からなる。
そして、上記空気圧切換弁9が図中の下のシンボル位置
にあるとき、図中の右のシンボル位置にある油圧切換弁
31により減圧弁29のばね室側ポートYに1次圧を導いて
出力油圧(2次圧)を高圧に保持する一方、空気圧切換
弁9が図中の上のシンボル位置にあるとき、図中の左の
シンボル位置にある油圧切換弁31を介して上記ばね室側
ポートYをタンクに連通し、ばね29aと空気圧シリンダ3
0によって出力油圧を任意に減圧制御する。
圧を導いてメインライン4に介設した減圧弁29と、電気
/空気圧変換器19からパイロットライン20を経て供給さ
れるエアによって内蔵ばね30aに抗して往動して上記減
圧弁29のばね29aを圧縮する空気圧シリンダ30と、空気
圧切換弁9からパイロットライン8を経て供給されるエ
アによって動作して、上記減圧弁29のばね室側ポートY
をタンクとメインライン4の1次側とに切換連通する3
ポート2位置の空気圧操作式の油圧切換弁31からなる。
そして、上記空気圧切換弁9が図中の下のシンボル位置
にあるとき、図中の右のシンボル位置にある油圧切換弁
31により減圧弁29のばね室側ポートYに1次圧を導いて
出力油圧(2次圧)を高圧に保持する一方、空気圧切換
弁9が図中の上のシンボル位置にあるとき、図中の左の
シンボル位置にある油圧切換弁31を介して上記ばね室側
ポートYをタンクに連通し、ばね29aと空気圧シリンダ3
0によって出力油圧を任意に減圧制御する。
なお、上記操縦ハンドル10と空気圧切換弁9は船舶のブ
リッジに、その他の機器は機関室に夫々設置される。
リッジに、その他の機器は機関室に夫々設置される。
上記構成の舶用クラッチ操縦装置の動作について次に述
べる。
べる。
まず、操縦ハンドル10のハンドル10aを中立位置Nから
スリップ制御区間Sに移動させると、リミットスイッチ
11,12が共にオンになって油圧切換弁5と空気圧切換弁
9に励磁信号を出力するとともに、ポテンショメータ14
がハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転数の
目標値を表わす電気信号を制御器17に出力する。また、
空気圧減圧弁13は、ハンドル10aの回動角に関係なくプ
ロペラ軸2の最低回転数に対応する圧力のエアをガバナ
15に供給する。そうすると、図中の左のシンボル位置に
切り換わる切換弁5を介して油圧ポンプ3から湿式多板
クラッチ1の油圧ポンプ1cに作動油が供給され、ピスト
ンの往動で摩擦板1a,1bが接触してクラッチは嵌状態に
なり、プロペラ軸2は回転し始める。また、図中の上の
シンボル位置に切り換わる空気圧切換弁9を介して空気
圧源7から減圧弁6の空気圧操作式の油圧切換弁31にパ
イロットエアが供給され、切換弁31が図中の左のシンボ
ル位置に切換わって減圧弁29のばね室側ポートYをタン
クに連通し、減圧弁29は減圧制御可能な状態となる。一
方、制御器17には、パルスジェネレータ18で検出された
プロペラ軸2の実際の回転数を表わすフィードバック信
号が入力され、制御器17は、ポテンショメータ14から入
力された上記目標値を表わす電気信号と上記フィードバ
ック信号との偏差に応じた制御信号を電気/空気圧変換
器19に出力し、この変換器19は、空気圧源7からのエア
を上記制御信号に比例した圧力まで減圧して、減圧弁6
の空気圧シリンダ30に供給する。そして、エア圧が増せ
ば、空気圧シリンダ30によりばね29aが圧縮されてばね
力が増し、減圧弁29の出力油圧は増大し、エア圧が減ず
れば、ばね29aの伸長でばね力が減じ、出力油圧は減少
する。従って、湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1c
は、上記出力油圧に応じた加圧力で摩擦力1a,1bを押し
付け、両摩擦板は互いにスリップしながら上記加圧力に
応じた駆動トルクをプロペラ軸2に伝える。これによっ
て、プロペラ軸2の回転数は、上記ハンドル10aで設定
された目標値に正確にスリップ制御されることになる。
スリップ制御区間Sに移動させると、リミットスイッチ
11,12が共にオンになって油圧切換弁5と空気圧切換弁
9に励磁信号を出力するとともに、ポテンショメータ14
がハンドル10aの回動角に比例したプロペラ軸回転数の
目標値を表わす電気信号を制御器17に出力する。また、
空気圧減圧弁13は、ハンドル10aの回動角に関係なくプ
ロペラ軸2の最低回転数に対応する圧力のエアをガバナ
15に供給する。そうすると、図中の左のシンボル位置に
切り換わる切換弁5を介して油圧ポンプ3から湿式多板
クラッチ1の油圧ポンプ1cに作動油が供給され、ピスト
ンの往動で摩擦板1a,1bが接触してクラッチは嵌状態に
なり、プロペラ軸2は回転し始める。また、図中の上の
シンボル位置に切り換わる空気圧切換弁9を介して空気
圧源7から減圧弁6の空気圧操作式の油圧切換弁31にパ
イロットエアが供給され、切換弁31が図中の左のシンボ
ル位置に切換わって減圧弁29のばね室側ポートYをタン
クに連通し、減圧弁29は減圧制御可能な状態となる。一
方、制御器17には、パルスジェネレータ18で検出された
プロペラ軸2の実際の回転数を表わすフィードバック信
号が入力され、制御器17は、ポテンショメータ14から入
力された上記目標値を表わす電気信号と上記フィードバ
ック信号との偏差に応じた制御信号を電気/空気圧変換
器19に出力し、この変換器19は、空気圧源7からのエア
を上記制御信号に比例した圧力まで減圧して、減圧弁6
の空気圧シリンダ30に供給する。そして、エア圧が増せ
ば、空気圧シリンダ30によりばね29aが圧縮されてばね
力が増し、減圧弁29の出力油圧は増大し、エア圧が減ず
れば、ばね29aの伸長でばね力が減じ、出力油圧は減少
する。従って、湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1c
は、上記出力油圧に応じた加圧力で摩擦力1a,1bを押し
付け、両摩擦板は互いにスリップしながら上記加圧力に
応じた駆動トルクをプロペラ軸2に伝える。これによっ
て、プロペラ軸2の回転数は、上記ハンドル10aで設定
された目標値に正確にスリップ制御されることになる。
次に、操縦ハンドル10のハンドル10aをスリップ制御空
間Sから速度制御区間Vに移動させると、リミットスイ
ッチ12およびポテンショメータ14がオフになって空気圧
切換弁9が消磁されるとともに、空気圧減圧弁13の出力
空圧がハンドル10aの回動角に比例した圧力に制御され
る。そうすると、図中の下のシンボル位置に切り換わる
空気圧切換弁9により油圧切換弁31のパイロットエアが
排出され、切換弁31が図中の右のシンボル位置に切り換
わって減圧弁29のばね室側ポートYにメインライン4の
1次圧を導き、減圧弁29の出力減圧は高圧に保持され
る。従って、湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1cは、
上記高圧の出力油圧によって大きな加圧力で摩擦板1a,1
bを押し付け、両摩擦板は直結状態となって互いにスリ
ップすることなく一体に回転し大きな駆動トルクをプロ
ペラ軸2に伝える。一方、上記空気圧減圧弁13によって
ハンドル10aの回動角に比例した圧力に制御されたエア
は、制御ライン16を経て空圧式ガバナ15に供給され、空
圧式ガバナ15は、機関回転数を上記エア圧に応じて増減
させ、これによってプロペラ軸2の回転速度が制御され
る。
間Sから速度制御区間Vに移動させると、リミットスイ
ッチ12およびポテンショメータ14がオフになって空気圧
切換弁9が消磁されるとともに、空気圧減圧弁13の出力
空圧がハンドル10aの回動角に比例した圧力に制御され
る。そうすると、図中の下のシンボル位置に切り換わる
空気圧切換弁9により油圧切換弁31のパイロットエアが
排出され、切換弁31が図中の右のシンボル位置に切り換
わって減圧弁29のばね室側ポートYにメインライン4の
1次圧を導き、減圧弁29の出力減圧は高圧に保持され
る。従って、湿式多板クラッチ1の油圧シリンダ1cは、
上記高圧の出力油圧によって大きな加圧力で摩擦板1a,1
bを押し付け、両摩擦板は直結状態となって互いにスリ
ップすることなく一体に回転し大きな駆動トルクをプロ
ペラ軸2に伝える。一方、上記空気圧減圧弁13によって
ハンドル10aの回動角に比例した圧力に制御されたエア
は、制御ライン16を経て空圧式ガバナ15に供給され、空
圧式ガバナ15は、機関回転数を上記エア圧に応じて増減
させ、これによってプロペラ軸2の回転速度が制御され
る。
さらに、操縦ハンドル10のハンドル10aを中立位置Nに
すると、リミットスイッチ11,12とポテンショメータ14
がオフになり、空気圧減圧弁13が閉成して、切換弁5を
はじめとする各弁は第1図に示すシンボル位置に位置す
る。そして、油圧シリンダ1cの作動油が復動ばねの働き
によってタンクに排出され、湿式多板クラッチ1は脱状
態となり、プロペラ軸2は回転を止める。なお、リリー
フライン22から分岐する潤滑油ライン26の油圧は、湿式
多板クラッチ1の嵌脱に拘わらず一定の低圧(3〜4kg/
cm2)に保持される。即ち、潤滑油の油圧は、切換弁5
が開成しているときは、メインライン4からのパイロッ
ト圧で切換弁28が閉成して高圧用のリリーフ弁27が作動
し、さらに下流側の低圧用のリリーフ弁25が作動して低
圧に保持され、切換弁5が閉成しているときは、開成し
た切換弁28のバイパス流により高圧用のリリーフ弁27は
非作動になり、下流側の低圧用のリリーフ弁25のみが作
動して低圧に保持される。
すると、リミットスイッチ11,12とポテンショメータ14
がオフになり、空気圧減圧弁13が閉成して、切換弁5を
はじめとする各弁は第1図に示すシンボル位置に位置す
る。そして、油圧シリンダ1cの作動油が復動ばねの働き
によってタンクに排出され、湿式多板クラッチ1は脱状
態となり、プロペラ軸2は回転を止める。なお、リリー
フライン22から分岐する潤滑油ライン26の油圧は、湿式
多板クラッチ1の嵌脱に拘わらず一定の低圧(3〜4kg/
cm2)に保持される。即ち、潤滑油の油圧は、切換弁5
が開成しているときは、メインライン4からのパイロッ
ト圧で切換弁28が閉成して高圧用のリリーフ弁27が作動
し、さらに下流側の低圧用のリリーフ弁25が作動して低
圧に保持され、切換弁5が閉成しているときは、開成し
た切換弁28のバイパス流により高圧用のリリーフ弁27は
非作動になり、下流側の低圧用のリリーフ弁25のみが作
動して低圧に保持される。
このように、本考案の舶用クラッチ操縦装置によれば、
湿式多板クラッチ1への作動油を給排する電磁操作式の
切換弁5の前段に空気圧操作式の減圧弁6を設け、この
減圧弁6を構成する減圧弁29のばね室側ポートYを、空
気圧切換弁9で切換動作せしめられる切換弁31によって
メインライン4の1次側とタンクとに切換連通して、上
記減圧弁29の2次圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換えるとともに、操縦ハンドル10で設定されるプロペ
ラ回転数の目標値とパルスジェネレータ18で検出される
実測値に基づいて制御器17からフィードバック制御信号
を出力し、これを電気/空気圧変換器19で空気圧シリン
ダ30へ供給するエア圧に変換して、減圧制御時の減圧弁
29の2次圧を任意に増減できるようにしているので、任
意の加圧力でクラッチをスリップ制御して負荷変動や船
舶機関の差異の影響を受けることなくプロペラ軸を任意
の速度に正確に微速回転できる。また、高圧,低圧用の
リリーフ弁23,25により、湿式多板クラッチ1の嵌脱に
拘わらず、またクラッチ作動油圧が潤滑油圧以下(0〜
3kg/cm2)の場合でも、潤滑油の油圧を一定範囲(3〜4
kg/cm2)に保持でき、軸受,歯車,摩擦板の潤滑に支障
を来さない。さらに、潤滑油回路を作動油回路と別系に
する必要がないので、油圧回路が簡素かつ安価になるう
え、空気圧切換弁9の切換えでクラッチのスリップ制御
と連結制御を迅速に行なえるという利点がある。
湿式多板クラッチ1への作動油を給排する電磁操作式の
切換弁5の前段に空気圧操作式の減圧弁6を設け、この
減圧弁6を構成する減圧弁29のばね室側ポートYを、空
気圧切換弁9で切換動作せしめられる切換弁31によって
メインライン4の1次側とタンクとに切換連通して、上
記減圧弁29の2次圧を高圧保持あるいは減圧制御可に切
り換えるとともに、操縦ハンドル10で設定されるプロペ
ラ回転数の目標値とパルスジェネレータ18で検出される
実測値に基づいて制御器17からフィードバック制御信号
を出力し、これを電気/空気圧変換器19で空気圧シリン
ダ30へ供給するエア圧に変換して、減圧制御時の減圧弁
29の2次圧を任意に増減できるようにしているので、任
意の加圧力でクラッチをスリップ制御して負荷変動や船
舶機関の差異の影響を受けることなくプロペラ軸を任意
の速度に正確に微速回転できる。また、高圧,低圧用の
リリーフ弁23,25により、湿式多板クラッチ1の嵌脱に
拘わらず、またクラッチ作動油圧が潤滑油圧以下(0〜
3kg/cm2)の場合でも、潤滑油の油圧を一定範囲(3〜4
kg/cm2)に保持でき、軸受,歯車,摩擦板の潤滑に支障
を来さない。さらに、潤滑油回路を作動油回路と別系に
する必要がないので、油圧回路が簡素かつ安価になるう
え、空気圧切換弁9の切換えでクラッチのスリップ制御
と連結制御を迅速に行なえるという利点がある。
さらに、上記実施例を含めて本考案では、操縦ハンドル
10の回動に連動するポテンショメータ14の他、同様の空
気圧切換弁13を設定けているので、通常の速度制御区間
Vにおいても1本の操縦ハンドルにより空圧式ガバナ15
を介して機関回転数即ちプロペラ軸回転数を任意に制御
できるという利点がある。
10の回動に連動するポテンショメータ14の他、同様の空
気圧切換弁13を設定けているので、通常の速度制御区間
Vにおいても1本の操縦ハンドルにより空圧式ガバナ15
を介して機関回転数即ちプロペラ軸回転数を任意に制御
できるという利点がある。
なお、本考案が図示の実施例に限られないのはいうまで
もない。
もない。
〈考案の効果〉 以上の説明で明らかなように、本考案の舶用クラッチ操
縦装置は、油圧ポンプから湿式クラッチを嵌脱動作させ
る油圧シリンダに至るメインラインに、切換弁と減圧弁
を順次介設し、メインラインから分岐するリリーフライ
ンに、クラッチ作動圧を保持する高圧用リリーフ弁と潤
滑油圧を保持する低圧用リリーフ弁を順次介設し、両リ
リーフ弁の間のリリーフラインから潤滑油ラインを分岐
させる一方、操縦ハンドルによって、ハンドルの中立位
置で、上記切換弁をタンク側に切り換えてクラッチを脱
にし、ハンドルの速度制御区間で、上記切換弁を油圧ポ
ンプ側に切り換え、空気圧切換弁に空気圧源からのエア
を断たせて上記減圧弁を高圧保持位置に切り換わらせ
て、クラッチにより原動軸とプロペラ軸を直結させ、か
つ空気圧源からのエアをハンドルの回動角に比例した圧
力まで減圧して空気圧ガバナに供給して、プロペラ軸の
回転数を制御し、ハンドルのスリップ制御区間で、上記
切換弁を油圧ポンプ側に切り換え、空気圧切換弁に空気
圧源からのエアを通過させて上記減圧弁を減圧制御位置
に切り換わらせるとともに、空気圧ガバナに一定圧のエ
アを供給しつつ、ハンドルの回動角に比例した回転数の
目標値信号を制御器に出力し、この制御器で目標値と検
出器によるプロペラ軸の実測回転数の偏差を求め、この
偏差に比例した圧力のエアを電気/空気圧変換器から上
記減圧弁のばねに付勢力として加えて、ハンドルの回動
角に応じた圧力の作動油を油圧シリンダに供給してクラ
ッチをスリップ嵌合させて、プロペラ軸の回転数を制御
するようにしているので、単一の操縦ハンドルを操作す
るだけで、任意の加圧力でクラッチの摩擦板を互いに押
し付けてクラッチをスリップ制御して、負荷変動や船舶
機関の差異に影響されずにプロペラ軸を任意の微速度に
正確に回転させることができるうえ、クラッチ作動油圧
が低くとも上記潤滑油ラインにより潤滑油圧を常に一定
範囲に保持でき、しかもクラッチ作動油圧回路と潤滑油
圧回路を単一系にして装置全体の簡素化,低廉化を図る
ことができ、さらにクラッチのスリップ制御と直結制御
の切り換えを迅速に行なうことができる。
縦装置は、油圧ポンプから湿式クラッチを嵌脱動作させ
る油圧シリンダに至るメインラインに、切換弁と減圧弁
を順次介設し、メインラインから分岐するリリーフライ
ンに、クラッチ作動圧を保持する高圧用リリーフ弁と潤
滑油圧を保持する低圧用リリーフ弁を順次介設し、両リ
リーフ弁の間のリリーフラインから潤滑油ラインを分岐
させる一方、操縦ハンドルによって、ハンドルの中立位
置で、上記切換弁をタンク側に切り換えてクラッチを脱
にし、ハンドルの速度制御区間で、上記切換弁を油圧ポ
ンプ側に切り換え、空気圧切換弁に空気圧源からのエア
を断たせて上記減圧弁を高圧保持位置に切り換わらせ
て、クラッチにより原動軸とプロペラ軸を直結させ、か
つ空気圧源からのエアをハンドルの回動角に比例した圧
力まで減圧して空気圧ガバナに供給して、プロペラ軸の
回転数を制御し、ハンドルのスリップ制御区間で、上記
切換弁を油圧ポンプ側に切り換え、空気圧切換弁に空気
圧源からのエアを通過させて上記減圧弁を減圧制御位置
に切り換わらせるとともに、空気圧ガバナに一定圧のエ
アを供給しつつ、ハンドルの回動角に比例した回転数の
目標値信号を制御器に出力し、この制御器で目標値と検
出器によるプロペラ軸の実測回転数の偏差を求め、この
偏差に比例した圧力のエアを電気/空気圧変換器から上
記減圧弁のばねに付勢力として加えて、ハンドルの回動
角に応じた圧力の作動油を油圧シリンダに供給してクラ
ッチをスリップ嵌合させて、プロペラ軸の回転数を制御
するようにしているので、単一の操縦ハンドルを操作す
るだけで、任意の加圧力でクラッチの摩擦板を互いに押
し付けてクラッチをスリップ制御して、負荷変動や船舶
機関の差異に影響されずにプロペラ軸を任意の微速度に
正確に回転させることができるうえ、クラッチ作動油圧
が低くとも上記潤滑油ラインにより潤滑油圧を常に一定
範囲に保持でき、しかもクラッチ作動油圧回路と潤滑油
圧回路を単一系にして装置全体の簡素化,低廉化を図る
ことができ、さらにクラッチのスリップ制御と直結制御
の切り換えを迅速に行なうことができる。
第1図は本考案の舶用クラッチ操縦装置の一実施例を示
す電気・空気圧・油圧回路図である。 1……湿式多板クラッチ、1a,1b……摩擦板、 1c……油圧シリンダ、2……プロペラ軸、 3……油圧ポンプ、4……メインライン、 5……油圧切換弁、6……空気圧操作式油圧減圧弁、9
……電磁操作式空気圧切換弁、10……操縦ハンドル、1
1,12……リミットスイッチ、 14……ポテンショメータ、17……制御器、18……パルス
ジェネレータ、 19……電気/空気圧変換器、20……パイロットライン、
22……リリーフライン、23……高圧用リリーフ弁、25…
…低圧用リリーフ弁。
す電気・空気圧・油圧回路図である。 1……湿式多板クラッチ、1a,1b……摩擦板、 1c……油圧シリンダ、2……プロペラ軸、 3……油圧ポンプ、4……メインライン、 5……油圧切換弁、6……空気圧操作式油圧減圧弁、9
……電磁操作式空気圧切換弁、10……操縦ハンドル、1
1,12……リミットスイッチ、 14……ポテンショメータ、17……制御器、18……パルス
ジェネレータ、 19……電気/空気圧変換器、20……パイロットライン、
22……リリーフライン、23……高圧用リリーフ弁、25…
…低圧用リリーフ弁。
Claims (1)
- 【請求項1】プロペラ軸(2)への動力伝達系に設けら
れた湿式クラッチ(1)を嵌脱動作させる油圧シリンダ
(1c)と油圧ポンプ(3)をメインライン(4)で接続
し、このメインライン(4)から分岐するリリーフライ
ン(22)に、クラッチ作動圧を保持する高圧用リリーフ
弁(23)と潤滑油圧を保持する低圧用リリーフ弁(25)
を順次介設し、両リリーフ弁(23,25)の間のリリーフ
ライン(22)から潤滑油ライン(26)を分岐させてなる
油圧回路のうち、上記メインライン(4)の油圧を制御
して湿式クラッチ(1)の嵌脱およびスリップ制御を行
なう舶用クラッチ操縦装置において、 上記メインライン(4)に介設され、上記油圧シリンダ
(1c)を油圧ポンプ(3)に連通する開位置とタンクに
連通する閉位置とに切り換わる電磁操作式の切換弁
(5)と、 この切換弁(5)よりも油圧ポンプ(3)側の上記メイ
ンライン(4)に介設され、ばね室側ポート(Y)が入
口ポートに連通する高圧保持位置において出口ポートの
圧力をクラッチ(1)を直結状態にさせるに足る高圧に
保持する一方、ばね室側ポート(Y)がタンクに連通
し,ばね室のばね(29a)に可変空気圧による付勢力が
加わる減圧制御位置において出口ポートの圧力をクラッ
チ(1)をスリップ状態にさせる範囲内で増減制御する
空気圧操作式の減圧弁(6)と、 空気圧源(7)からの操作エアの供給を断続して、上記
減圧弁(6)を高圧保持位置と減圧制御位置とに切り換
える電磁操作式の空気圧切換弁(9)と、 ハンドル(10a)の中立位置(N)において、上記切換
弁(5)を閉位置にする信号を出力し、ハンドル(10
a)の速度制御区間(V)において、上記切換弁(5)
を開位置にする信号と上記空気圧切換弁(9)をエア断
の位置にする信号を出力し、かつ上記空気圧源(7)か
らのエアをハンドル(10a)の回動角に比例した圧力ま
で減圧した空気圧信号を船舶機関の空気圧式ガバナ(1
5)に出力し、ハンドル(10a)のスリップ制御区間
(S)において、上記切換弁(5)を開位置にする信号
と上記空気圧切換弁(9)をエア続の位置にする信号を
出力し、ハンドル(10a)の回動角に比例したプロペラ
軸回転数の目標値を表わす電気信号を出力し、かつ上記
空気圧源(7)からのエアをハンドル(10a)の回動角
に関係ない一定圧力まで減圧した空気圧信号を船舶機関
の空気圧式ガバナ(15)に出力する操縦ハンドル(10)
と、 上記電気信号とプロペラ軸の回転数を検出する検出器
(18)からのフィードバック信号との偏差に比例した制
御信号を出力する制御器(17)と、 上記空気圧源(7)からのエアを上記制御器(17)から
入力される制御信号に比例した圧力まで減圧して、上記
減圧弁(6)のばね(29a)にこのばねを付勢するよう
に供給する電気/空気圧変換器(19)を備えたことを特
徴とする舶用クラッチ操縦装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9180288U JPH0649514Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 舶用クラッチ操縦装置 |
| KR1019890012051A KR900005862A (ko) | 1988-02-26 | 1989-08-24 | 전자부품용 반송체 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9180288U JPH0649514Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 舶用クラッチ操縦装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0212999U JPH0212999U (ja) | 1990-01-26 |
| JPH0649514Y2 true JPH0649514Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31316265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9180288U Expired - Lifetime JPH0649514Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-07-11 | 舶用クラッチ操縦装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649514Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4979556B2 (ja) * | 2007-12-04 | 2012-07-18 | ヤンマー株式会社 | 舶用減速逆転機の油圧制御装置 |
| JP2009202778A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 船舶用推進システム |
| CN106525431B (zh) * | 2016-12-26 | 2022-09-13 | 河南科技大学 | 一种多油缸轴向加载系统 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP9180288U patent/JPH0649514Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0212999U (ja) | 1990-01-26 |
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